JP3102166U - 熱電対用同軸コネクタを有する磁性安全組立部品 - Google Patents

Abstract

【課題】ガス燃焼装置の安全バルブ本体にはめ込み用いる、火炎感知熱電対用の同軸型電気コネクタを有する安全組立部品を提供する。
【解決手段】磁性組立部品１は電磁石用の金属台座３と熱電対の雌型端子を支える同軸型中空接続ブッシング６、及び接続ブッシング６を固定するための付加的筒状部７ｂを有する磁性組立部品用の搭載用フランジ７を備えて成る。金属台座の一方の端部３ａを変形する周辺縁部６ａに挿入する。搭載用フランジの筒状部７ｂを通るブッシング６の挿入をアシストするために、ブッシング６は傾斜する外部壁を有する。
【選択図】図１

Description

本考案は、ガス燃焼装置の火炎感知熱電対に電気的に接続する手段を有する安全バルブ磁性組立部品に関する。

従来、燃焼装置のガス制御バルブにはめ込まれた、火炎感知熱電対用の同軸電気コネクタを有する磁性安全組立部品が知られている。

平成１２年１月１８日公開の特開２０００−１８５９１号特許文献に、同軸ケーブル型熱電対が電気的に接続する軸方向に向かって延びる一体型中央プラグと、磁性組立部品を嵌め込むための２つのねじ穴を有するディスク状のフランジとを有する磁性組立部品の実施例が示されている。上記公知のコネクタでは、磁性組立部品の電磁石の巻線の一端に中央プラグを接続し、他端は電磁石を支持する金属台座に接続することにより磁性組立部品に接地する。この公知の磁性組立部品においては、搭載用フランジが金属台座と電気的に接触し接地するとともにプラグの周囲に絶縁保護シリンダを固定する。
特開２０００−１８５９１号公報

本考案の課題は、同軸ケーブル型火炎感知熱電対の電気的接続に用いる軸方向に延在する電気的コネクタを有する磁性安全部品を提供することである。

本出願の目的は、「位相端子」と「接地端子」の２つの端子を有する同軸コネクタと磁性組立部品搭載用のフランジを設けた、ガス燃焼装置の制御バルブ用の磁性安全組立部品を提供することである。

課題の解決のために、本考案による磁性安全部品は、熱電対位相ワイヤを接続する中央プラグ、金属製電磁軸受台座に取り付けられ熱電対が電気的に接地する外付け筒状中空ブッシング、及び磁性組立部品に接続ブッシングを固定するための搭載用フランジを備えて成る。

先行技術に対する本考案の効果は、中空接続ブッシング及び搭載用フランジの磁性組立部品への自動搭載ばかりでなく、部品同士の正確かつ確実な組立である。

本考案による実施例である磁性安全組立部品１を、図１，２を参照して説明する。磁性安全組立部品１はガス燃焼装置のバルブ本体に取付けて同軸ケーブル型外部火炎感知熱電対の電気コネクタを支えるために用いられる。この磁性組立部品１は外側金属台座３に支持される巻線２ａとコア２ｂを有する電磁石２、磁性組立部品の中央線方向に延在する接続プラグ４、熱電対外側コネクタ５（図２に破線で示す）を支えるための中空筒状接続ブッシング６、及び磁性安全組立部品１を装置のバルブ本体に固定するための搭載用フランジ７を備えて成る。

外径が例えば１１ｍｍの好ましくは真鍮製接続ブッシング６を金属台座３の一方の端部3ａに沿って圧入すると、その内側段面８が金属台座の端部３ａと当接する。ブッシング６の周縁部６ａは例えば厚さ０．５ｍｍ、高さ１．２ｍｍの薄壁であり、圧力を用いて上記のように挿入する間、金属台座３とブッシング6の間で変形しながら圧力により嵌め込まれる。このため、金属台座３も、挿入工程終了後ブッシングの周縁部６ａから例えば０．４ｍｍの空隙ｅをはさんで離れる台座本体の段面３ｂに続く挿入端部３ａを有する。熱電対コネクタ５を保持するために、ブッシング６は中央プラグ４の周囲に延在する熱電対コネクタ５の絶縁壁と接合させる第２の内側段面１２を有する。

金属台座３と電気的に接続する搭載用フランジ７は、磁性組立部品を固定するための対置する２つのねじ穴９を有するディスク状の平坦部７ａ、及びブッシング６を金属台座３に固定するための筒状部７ｂを備えて成る。

接続ブッシング６は、中央線１ａに対して例えば１０度の角度で傾き取り付け時に搭載用フランジの筒状部７ｂを通るブッシング６の挿入をアシストする外側壁６ｂを有する。ブッシング６はさらに傾斜壁６ｂに続いて搭載用フランジの周縁端部１１が係合する外側段面１０を有し、磁性組立部品の中央線１ａに対して心合わせする。接続ブッシング６は、熱電対の雌型コネクタと接合する筒状の自由端６ｃを有し、そのコネクタはブッシングにはめ込む際の前方移動時にフランジ７の前記周縁端部１１に対向する。

ガス安全バルブ用磁性組立部品の断面図である。 図１の磁性組立部品の電気的接続及び取付け手段を拡大して示す部分断面図である。

符号の説明

１ 磁性組立部品
２ 磁性組立部品電磁石
３ 電磁石金属台座
４ 電気接続プラグ
６ 中空電気的接続ブッシング
６ｂ 接続ブッシング外側面
７ 搭載用フランジ
７ｂ 搭載用フランジ筒状部
８ 接続ブッシング内側側面

Claims (3)

1. 同軸ケーブル型の火炎感知熱電対を有するガス燃焼装置の安全バルブ本体にはめ込み用いる磁性安全組立部品において、
   電磁石（２）の外側金属台座（３）と、熱電対の位相端子の中央接続プラグ（４）と、磁性安全組立部品（１）を制御バルブに取り付けるための筒状部（７ｂ）を有する搭載用フランジ（７）と、挿入された金属台座の一方の端部（3ａ）を支えて変形する薄壁部からなる周縁部（６ａ）で構成された内側端部を有する中空金属外側接続ブッシング（６）を備えた電気コネクタ（４、６）を備えることを特徴とする磁性安全組立部品（１）。
2. 上記接続ブッシング（６）を上記搭載用フランジ（７）の上記筒状部（７ｂ）を通して取付ける際の挿入をアシストするために、該接続ブッシングが中央線（１ａ）に対して鋭角に傾斜する外壁部（６ｂ）を有する請求項１記載の磁性安全組立部品。
3. 上記接続ブッシング（６）が、熱電対の同軸雌型端子と接続する雄型端部（６ｃ）を有し、上記接続ブッシング（６）の内側側面（８、１２）が、接続した熱電対端子を保持するために直径方向に段面（１２）を有する請求項１記載の磁性安全組立部品。

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