JP3101910B2 - 軟弱地用の連結敷板 - Google Patents
軟弱地用の連結敷板Info
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- JP3101910B2 JP3101910B2 JP08219668A JP21966896A JP3101910B2 JP 3101910 B2 JP3101910 B2 JP 3101910B2 JP 08219668 A JP08219668 A JP 08219668A JP 21966896 A JP21966896 A JP 21966896A JP 3101910 B2 JP3101910 B2 JP 3101910B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、舗装されていない
農道、畔、あるいは花壇内の通り道等の軟弱地上に敷設
されて、この軟弱地上を、人や農業用機械・器具が移動
し易いようにするための敷板に関し、特に小さく形成さ
れた敷板を所定形状に連結して使用する連結敷板に関す
るものである。
農道、畔、あるいは花壇内の通り道等の軟弱地上に敷設
されて、この軟弱地上を、人や農業用機械・器具が移動
し易いようにするための敷板に関し、特に小さく形成さ
れた敷板を所定形状に連結して使用する連結敷板に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、一つの田を他の農道から区画す
る畔は、これを舗装することは通常は行われない。その
ために、畔は軟弱なものとなっており、田に対してトラ
クターや田植機等の農業用機械の出入時において簡単に
崩れてしまい、その出入作業を非常に困難にしているも
のであり、このことは、舗装されていない農道について
も言えることである。
る畔は、これを舗装することは通常は行われない。その
ために、畔は軟弱なものとなっており、田に対してトラ
クターや田植機等の農業用機械の出入時において簡単に
崩れてしまい、その出入作業を非常に困難にしているも
のであり、このことは、舗装されていない農道について
も言えることである。
【0003】一方、畑や花壇の中の道についても、これ
をわざわざ舗装することは行われていないから、例えば
朝つゆに濡れていたり、雨が降った後等において、この
道を人が通ろうとすると、土が靴にくっついたりして歩
きにくいものである。また、この道も人が歩くことによ
って崩れることもあるが、畑や花壇内の道下の土中に
は、野菜や草花の根が伸びてきていることもあるから、
道が軟弱のために崩れることは当然好ましいことではな
い。
をわざわざ舗装することは行われていないから、例えば
朝つゆに濡れていたり、雨が降った後等において、この
道を人が通ろうとすると、土が靴にくっついたりして歩
きにくいものである。また、この道も人が歩くことによ
って崩れることもあるが、畑や花壇内の道下の土中に
は、野菜や草花の根が伸びてきていることもあるから、
道が軟弱のために崩れることは当然好ましいことではな
い。
【0004】以上のような花壇内の道や田の畔は、これ
を舗装してしまえば上述したような問題は生じないので
あるが、これらの軟弱地を舗装することは、次のような
理由によって行われない。すなわち、畑や花壇内の道は
作られる植物によって一年毎に変えられるものであり、
また前述したように、植物の根の発育場所にもなる部分
であるから、これらの道を舗装して恒久的なものとする
ことはできないのである。
を舗装してしまえば上述したような問題は生じないので
あるが、これらの軟弱地を舗装することは、次のような
理由によって行われない。すなわち、畑や花壇内の道は
作られる植物によって一年毎に変えられるものであり、
また前述したように、植物の根の発育場所にもなる部分
であるから、これらの道を舗装して恒久的なものとする
ことはできないのである。
【0005】一方、農道についてみてみると、舗装がさ
れている部分も一部にはあるが、田との境界部分、つま
り農業用機械が出入する部分については舗装は行われて
いないし、畔についても殆ど舗装はなされない。何故な
ら、農業用機械を田に出入れする部分は、その機械が通
る程度の狭い範囲だけで十分であり、その部分は季節や
作物によって人為的に変更されるものだからである。
れている部分も一部にはあるが、田との境界部分、つま
り農業用機械が出入する部分については舗装は行われて
いないし、畔についても殆ど舗装はなされない。何故な
ら、農業用機械を田に出入れする部分は、その機械が通
る程度の狭い範囲だけで十分であり、その部分は季節や
作物によって人為的に変更されるものだからである。
【0006】そこで、本発明者は、上述したような軟弱
地を簡単に舗装することができる技術はないものかと検
討してみたが、適当なものは見当たらなかった。このた
め、出願人が特願平7−312777号等において既に
提案している湾曲排水溝用すのこ部材が利用できないか
と検討をしてみたところ、農道等の舗装されていない軟
弱地は、人が規格化して形成した排水溝とは異なって、
種々な形状、大きさ、傾斜を有するものであり、そのま
までは適用できないことに思い到り、本発明を完成した
のである。
地を簡単に舗装することができる技術はないものかと検
討してみたが、適当なものは見当たらなかった。このた
め、出願人が特願平7−312777号等において既に
提案している湾曲排水溝用すのこ部材が利用できないか
と検討をしてみたところ、農道等の舗装されていない軟
弱地は、人が規格化して形成した排水溝とは異なって、
種々な形状、大きさ、傾斜を有するものであり、そのま
までは適用できないことに思い到り、本発明を完成した
のである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な経緯に基づいてなされてもので、その解決しようとす
る課題は、農道等の軟弱地を簡単に整地できるようにす
ることである。
な経緯に基づいてなされてもので、その解決しようとす
る課題は、農道等の軟弱地を簡単に整地できるようにす
ることである。
【0008】すなわち、本発明の目的とするところは、
軟弱地がどのような形状・傾斜を有していても、その上
を農業用機械や人が安心して通過できるように硬質化す
ることができ、その硬質化されるべき形状を自由に変え
ることができて、しかも、不使用時には簡単にまとめて
おくことのできる連結敷板を簡単な構成によって提供す
ることにある。さらに、本発明の目的とするところは、
連結敷板の各敷板本体を連結する連結具に可撓性を持た
せて、各敷板本体の連結・取外し作業をより容易に行う
ことができて、しかも連結された各敷板本体間の連結状
態に自由域をもって変えることができるようにした連結
敷板を提供することにある。
軟弱地がどのような形状・傾斜を有していても、その上
を農業用機械や人が安心して通過できるように硬質化す
ることができ、その硬質化されるべき形状を自由に変え
ることができて、しかも、不使用時には簡単にまとめて
おくことのできる連結敷板を簡単な構成によって提供す
ることにある。さらに、本発明の目的とするところは、
連結敷板の各敷板本体を連結する連結具に可撓性を持た
せて、各敷板本体の連結・取外し作業をより容易に行う
ことができて、しかも連結された各敷板本体間の連結状
態に自由域をもって変えることができるようにした連結
敷板を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、まず請求項1に係る発明の採った手段は、以上の
実施の形態説明中において使用する符号を付して説明す
ると、「合成樹脂により一体成形した敷板本体10と、
この敷板本体10の多数を互いに連結する連結具20と
により構成されて、これらの敷板本体10により軟弱地
上を所定面積で覆うようにした連結敷板100であっ
て、各敷板本体10を、表面に多数の防滑用突起11a
を有した天板11と、この天板11の下面に一体成形し
た防滑用突条12と、天板11上に複数形成されて周囲
に収納部13aを有した連結孔13とを備えたものとす
るとともに、各連結具20を、互いに対向する各敷板本
体10側の各収納部13a内に収納される本体部21
と、この本体部21の裏面に突出形成されて敷板本体1
0側の連結孔13内に嵌合される一対の連結突起22
と、本体部21の裏面側に当該本体部21の可撓性を確
保するために形成した折曲用ヒンジ21aとにより構成
したことを特徴とする軟弱地用の連結敷板100」であ
る。
めに、まず請求項1に係る発明の採った手段は、以上の
実施の形態説明中において使用する符号を付して説明す
ると、「合成樹脂により一体成形した敷板本体10と、
この敷板本体10の多数を互いに連結する連結具20と
により構成されて、これらの敷板本体10により軟弱地
上を所定面積で覆うようにした連結敷板100であっ
て、各敷板本体10を、表面に多数の防滑用突起11a
を有した天板11と、この天板11の下面に一体成形し
た防滑用突条12と、天板11上に複数形成されて周囲
に収納部13aを有した連結孔13とを備えたものとす
るとともに、各連結具20を、互いに対向する各敷板本
体10側の各収納部13a内に収納される本体部21
と、この本体部21の裏面に突出形成されて敷板本体1
0側の連結孔13内に嵌合される一対の連結突起22
と、本体部21の裏面側に当該本体部21の可撓性を確
保するために形成した折曲用ヒンジ21aとにより構成
したことを特徴とする軟弱地用の連結敷板100」であ
る。
【0010】すなわち、この連結敷板100では、これ
を構成する敷板本体10を、合成樹脂を材料として一体
成形したものであり、これにより、当該連結敷板100
の大部分を占めることになる各敷板本体10を、安価に
大量生産することができるようにしたものである。ま
た、この連結敷板100は、その各敷板本体10につい
て、その随所に連結孔13を複数形成しておいて、この
連結孔13内に連結具20側の各連結突起22を挿入し
て係止することにより、例えば、図8または図9に示す
ように、農道や畑の中の道のような軟弱地上を所定面積
及び形状で覆うことができるようにしたものである。
を構成する敷板本体10を、合成樹脂を材料として一体
成形したものであり、これにより、当該連結敷板100
の大部分を占めることになる各敷板本体10を、安価に
大量生産することができるようにしたものである。ま
た、この連結敷板100は、その各敷板本体10につい
て、その随所に連結孔13を複数形成しておいて、この
連結孔13内に連結具20側の各連結突起22を挿入し
て係止することにより、例えば、図8または図9に示す
ように、農道や畑の中の道のような軟弱地上を所定面積
及び形状で覆うことができるようにしたものである。
【0011】また、各敷板本体10においては、その天
板11上に多数の防滑用突起11aを形成するととも
に、図8にも示したように、各敷板本体10間に隙間が
存在するように、各連結具20によって連結されるよう
にしてあるから、これらの敷板本体10間の隙間や防滑
用突起11aによって、この上を移動する農業用機械や
人が滑らないのである。一方、この敷板本体10の下面
には、防滑用突条12が形成してあるから、この防滑用
突条12が軟弱地の表面上に食い込むことになって、当
該連結敷板100上を農業用機械や人が移動しても、各
敷板本体10が軟弱地の表面上を滑ることはない。
板11上に多数の防滑用突起11aを形成するととも
に、図8にも示したように、各敷板本体10間に隙間が
存在するように、各連結具20によって連結されるよう
にしてあるから、これらの敷板本体10間の隙間や防滑
用突起11aによって、この上を移動する農業用機械や
人が滑らないのである。一方、この敷板本体10の下面
には、防滑用突条12が形成してあるから、この防滑用
突条12が軟弱地の表面上に食い込むことになって、当
該連結敷板100上を農業用機械や人が移動しても、各
敷板本体10が軟弱地の表面上を滑ることはない。
【0012】そして、各連結具20については、その本
体部21の下面に突出形成した各連結突起22を、敷板
本体10側の各連結孔13内に単に嵌入させるだけで、
隣接する各敷板本体10の連結を簡単に行えるものとな
っている。また、各連結具20の先端は、敷板本体10
の連結孔13の周囲に形成した収納部13a内に収納さ
れることになっているのであるから、各連結具20が敷
板本体10の表面から突出することはない。従って、こ
れがトラクタのタイヤや田植機の金属製の車輪によって
破壊されることはないのである。
体部21の下面に突出形成した各連結突起22を、敷板
本体10側の各連結孔13内に単に嵌入させるだけで、
隣接する各敷板本体10の連結を簡単に行えるものとな
っている。また、各連結具20の先端は、敷板本体10
の連結孔13の周囲に形成した収納部13a内に収納さ
れることになっているのであるから、各連結具20が敷
板本体10の表面から突出することはない。従って、こ
れがトラクタのタイヤや田植機の金属製の車輪によって
破壊されることはないのである。
【0013】さらに、この連結敷板100では、その各
連結具20が折曲用ヒンジ21aによって折曲を自由に
行えるものとしてあるのであり、例えば軟弱地上が凹凸
のはげしいものであっても、各敷板本体10を連結具2
0によって連結して構成した当該連結敷板100は、各
連結具20の折曲用ヒンジ21aにて自由に折曲される
ため、軟弱地の表面に完全になじませることができるの
である。
連結具20が折曲用ヒンジ21aによって折曲を自由に
行えるものとしてあるのであり、例えば軟弱地上が凹凸
のはげしいものであっても、各敷板本体10を連結具2
0によって連結して構成した当該連結敷板100は、各
連結具20の折曲用ヒンジ21aにて自由に折曲される
ため、軟弱地の表面に完全になじませることができるの
である。
【0014】また、各連結具20が折曲用ヒンジ21a
を有することによって、たとえば図9の(ロ)に示した
ように、各連結具20によって敷板本体10を連結した
ままの連結敷板100全体を丸めてコンパクトにするこ
とができるのである。勿論、各連結具20が折曲用ヒン
ジ21aによって折曲自由であるから、連結具20の敷
板本体10からの取外しを行う場合に、その作業をより
一層容易に行えるものとなっているのである。
を有することによって、たとえば図9の(ロ)に示した
ように、各連結具20によって敷板本体10を連結した
ままの連結敷板100全体を丸めてコンパクトにするこ
とができるのである。勿論、各連結具20が折曲用ヒン
ジ21aによって折曲自由であるから、連結具20の敷
板本体10からの取外しを行う場合に、その作業をより
一層容易に行えるものとなっているのである。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、各請求項に係る発明を、実
施の形態である図面に示した連結敷板100について説
明するが、各発明とも、この実施形態に係る連結敷板1
00中に実質的に含まれているので、以下ではこの実施
形態である連結敷板100を中心に説明する。
施の形態である図面に示した連結敷板100について説
明するが、各発明とも、この実施形態に係る連結敷板1
00中に実質的に含まれているので、以下ではこの実施
形態である連結敷板100を中心に説明する。
【0016】図1には、左側半分を底面図とした敷板本
体10の平面図が示してあるが、この敷板本体10は、
その多数を、図6に示した連結具20によって互いに連
結することにより、単なる直線状のものは勿論、例えば
図8に示したような複雑形状の連結敷板100とするも
のである。すなわち、各敷板本体10は、表面に多数の
防滑用突起11aを有した天板11と、この天板11の
下面に一体成形した防滑用突条12と、天板11上に複
数形成されて周囲に収納部13aを有した連結孔13と
を備えたものなのである。
体10の平面図が示してあるが、この敷板本体10は、
その多数を、図6に示した連結具20によって互いに連
結することにより、単なる直線状のものは勿論、例えば
図8に示したような複雑形状の連結敷板100とするも
のである。すなわち、各敷板本体10は、表面に多数の
防滑用突起11aを有した天板11と、この天板11の
下面に一体成形した防滑用突条12と、天板11上に複
数形成されて周囲に収納部13aを有した連結孔13と
を備えたものなのである。
【0017】この敷板本体10の天板11は、長さが約
30cm、幅が約7cmの長方形状のものであり、その
上面に一体的に形成してある各防滑用突起11aは、高
さが約0.5mmで直径が約6mm、幅が約1mmの円
環状のものである。なお、天板11の各肩部には、図2
及び図5に示したように、円弧状の面取りが施してあ
り、当該敷板本体10が端部に位置することになって
も、タイヤや人の足等に安全となるようにしてある。
30cm、幅が約7cmの長方形状のものであり、その
上面に一体的に形成してある各防滑用突起11aは、高
さが約0.5mmで直径が約6mm、幅が約1mmの円
環状のものである。なお、天板11の各肩部には、図2
及び図5に示したように、円弧状の面取りが施してあ
り、当該敷板本体10が端部に位置することになって
も、タイヤや人の足等に安全となるようにしてある。
【0018】この天板11の下面に形成してある防滑用
突条12は、当該敷板本体10に剛性を付与するもので
もあり、図1の左側半分にて示したように、天板11の
端部側も含めて、図示横方向に4本、図示縦方向に8本
のものとなるように形成してある。また、各防滑用突条
12は、各連結孔13の下側を囲むものでもある。
突条12は、当該敷板本体10に剛性を付与するもので
もあり、図1の左側半分にて示したように、天板11の
端部側も含めて、図示横方向に4本、図示縦方向に8本
のものとなるように形成してある。また、各防滑用突条
12は、各連結孔13の下側を囲むものでもある。
【0019】各連結孔13は、直径が約8mmのもので
あり、特に図5の(ハ)に示したように、後述する連結
具20側の連結突起22が係合する係止部13bを天板
11の下面側に突出形成したものである。また、この連
結孔13の天板11側には、図3及び図4に示したよう
に、後述する連結具20の本体部21の端部が収納され
るべき収納部13aが形成してあり、この収納部13a
の深さは約5mmとしてある。
あり、特に図5の(ハ)に示したように、後述する連結
具20側の連結突起22が係合する係止部13bを天板
11の下面側に突出形成したものである。また、この連
結孔13の天板11側には、図3及び図4に示したよう
に、後述する連結具20の本体部21の端部が収納され
るべき収納部13aが形成してあり、この収納部13a
の深さは約5mmとしてある。
【0020】本実施形態の敷板本体10は、防触等のた
めに、ポリプロピレン等の合成樹脂を使用して射出成形
したものであるが、図1及び図5に示したように、その
天板11上の長手方向に沿う中央に凹溝14が形成して
あり、この凹溝14は、天板11上の防滑用突起11a
とともに、農業用機械のタイヤや人の足の滑り止めを行
うものである。なお、この凹溝14の所定位置には水抜
き穴14aが形成してあり、この凹溝14内に入ってき
た雨水等を当該敷板本体10の下側に落下させるように
してある。
めに、ポリプロピレン等の合成樹脂を使用して射出成形
したものであるが、図1及び図5に示したように、その
天板11上の長手方向に沿う中央に凹溝14が形成して
あり、この凹溝14は、天板11上の防滑用突起11a
とともに、農業用機械のタイヤや人の足の滑り止めを行
うものである。なお、この凹溝14の所定位置には水抜
き穴14aが形成してあり、この凹溝14内に入ってき
た雨水等を当該敷板本体10の下側に落下させるように
してある。
【0021】さて、以上のような敷板本体10を連結す
る連結具20であるが、これは図6に示したような構造
のものとなっている。すなわち、実施形態の連結具20
は、上述した敷板本体10と同じ合成樹脂を材料として
形成したものであり、互いに対向する各敷板本体10側
の各収納部13a内に収納される本体部21と、この本
体部21の裏面に筒状に突出形成されて敷板本体10側
の連結孔13内に嵌合される一対の連結突起22とを備
えているものである。
る連結具20であるが、これは図6に示したような構造
のものとなっている。すなわち、実施形態の連結具20
は、上述した敷板本体10と同じ合成樹脂を材料として
形成したものであり、互いに対向する各敷板本体10側
の各収納部13a内に収納される本体部21と、この本
体部21の裏面に筒状に突出形成されて敷板本体10側
の連結孔13内に嵌合される一対の連結突起22とを備
えているものである。
【0022】本体部21は、図7に示すように、互いに
近接して配置した2つの敷板本体10の互いに対向する
収納部13a内に収納されるものであり、本実施形態の
ものにおいては、図6の(ロ)に示したように、裏面の
各連結突起22の内側に位置する部分に2本の折曲用ヒ
ンジ21aが形成してある。すなわち、この本体部21
は、各折曲用ヒンジ21aにてある程度の自由域をもっ
て折曲し得るものなのである。
近接して配置した2つの敷板本体10の互いに対向する
収納部13a内に収納されるものであり、本実施形態の
ものにおいては、図6の(ロ)に示したように、裏面の
各連結突起22の内側に位置する部分に2本の折曲用ヒ
ンジ21aが形成してある。すなわち、この本体部21
は、各折曲用ヒンジ21aにてある程度の自由域をもっ
て折曲し得るものなのである。
【0023】各連結突起22は、略筒状のものとして、
本体部21の裏面に一体成形したものであり、その先端
(下端)には、敷板本体10側の連結孔13の下面に形
成した係止部13bに係合し得る係合部22aが一体的
に形成してある。
本体部21の裏面に一体成形したものであり、その先端
(下端)には、敷板本体10側の連結孔13の下面に形
成した係止部13bに係合し得る係合部22aが一体的
に形成してある。
【0024】以上のように構成した各連結具20は、図
7に示したように、その各連結突起22を、2つの敷板
本体10の互いに対向する連結孔13内に強制嵌合する
ことにより、両敷板本体10の連結を行うものである。
そして、両敷板本体10の連結を行った連結具20は、
各連結突起22の連結孔13からの取り外しも行えるの
であり、一旦連結した敷板本体10を分離することもで
きるのである。
7に示したように、その各連結突起22を、2つの敷板
本体10の互いに対向する連結孔13内に強制嵌合する
ことにより、両敷板本体10の連結を行うものである。
そして、両敷板本体10の連結を行った連結具20は、
各連結突起22の連結孔13からの取り外しも行えるの
であり、一旦連結した敷板本体10を分離することもで
きるのである。
【0025】この連結具20による各敷板本体10の連
結は、敷板本体10側のどの位置の連結孔13を選択す
ることにより、種々な形態でなされ、これによって連結
敷板100の形状も種々変えることができる。例えば、
図8の(イ)に示した形態の連結敷板100では、3つ
毎に各敷板本体10の方向を変えたものでもあり、各敷
板本体10の方向の違いによって、タイヤや人の足が滑
りにくくなるようにしているものである。勿論、この図
8の(イ)の状態のように、軟弱地上にカギ状に配置し
て、これを整地しながら保護することもできることは当
然である。
結は、敷板本体10側のどの位置の連結孔13を選択す
ることにより、種々な形態でなされ、これによって連結
敷板100の形状も種々変えることができる。例えば、
図8の(イ)に示した形態の連結敷板100では、3つ
毎に各敷板本体10の方向を変えたものでもあり、各敷
板本体10の方向の違いによって、タイヤや人の足が滑
りにくくなるようにしているものである。勿論、この図
8の(イ)の状態のように、軟弱地上にカギ状に配置し
て、これを整地しながら保護することもできることは当
然である。
【0026】図8の(ロ)に示した形態の連結敷板10
0では、敷板本体10を半分づつずらせて連結したもの
であり、整備されていなくて複雑形状となっている畑内
の道上に配置するのに適したものである。そのために、
本実施形態の敷板本体10では、図1にも示したよう
に、その長辺側に三つの連結孔13を形成しているので
ある。
0では、敷板本体10を半分づつずらせて連結したもの
であり、整備されていなくて複雑形状となっている畑内
の道上に配置するのに適したものである。そのために、
本実施形態の敷板本体10では、図1にも示したよう
に、その長辺側に三つの連結孔13を形成しているので
ある。
【0027】勿論、各敷板本体10は、図9に示したよ
うに、単に直線状に連結して実施してもよく、この場合
には、図9の(ロ)に示したように、連結敷板100全
体を丸めることができる。なお、連結敷板100を丸め
る際に重要な働きをするのが各連結具20であり、その
各折曲用ヒンジ21aであることは、前述した通りであ
る。
うに、単に直線状に連結して実施してもよく、この場合
には、図9の(ロ)に示したように、連結敷板100全
体を丸めることができる。なお、連結敷板100を丸め
る際に重要な働きをするのが各連結具20であり、その
各折曲用ヒンジ21aであることは、前述した通りであ
る。
【0028】
【発明の効果】以上、詳述した通り、まず請求項1に係
る発明においては、上記実施形態で例示した如く、「合
成樹脂により一体成形した敷板本体10と、この敷板本
体10の多数を互いに連結する連結具20とにより構成
されて、これらの敷板本体10により軟弱地上を所定面
積で覆うようにした連結敷板100であって、各敷板本
体10を、表面に多数の防滑用突起11aを有した天板
11と、この天板11の下面に一体成形した防滑用突条
12と、天板11上に複数形成されて周囲に収納部13
aを有した連結孔13とを備えたものとするとともに、
各連結具20を、互いに対向する各敷板本体10側の各
収納部13a内に収納される本体部21と、この本体部
21の裏面に突出形成されて敷板本体10側の連結孔1
3内に嵌合される一対の連結突起22と、本体部21の
裏面側に当該本体部21の可撓性を確保するために形成
した折曲用ヒンジ21aとにより構成したこと」にその
構成上の特徴があり、これにより、軟弱地がどのような
形状・傾斜を有していても、その上を農業用機械や人が
安心して通過できるように整地することができ、その整
地すべき形状を自由に変えることができて、しかも、不
使用時には簡単にまとめておくことのできる連結敷板1
00を提供することができるのである。
る発明においては、上記実施形態で例示した如く、「合
成樹脂により一体成形した敷板本体10と、この敷板本
体10の多数を互いに連結する連結具20とにより構成
されて、これらの敷板本体10により軟弱地上を所定面
積で覆うようにした連結敷板100であって、各敷板本
体10を、表面に多数の防滑用突起11aを有した天板
11と、この天板11の下面に一体成形した防滑用突条
12と、天板11上に複数形成されて周囲に収納部13
aを有した連結孔13とを備えたものとするとともに、
各連結具20を、互いに対向する各敷板本体10側の各
収納部13a内に収納される本体部21と、この本体部
21の裏面に突出形成されて敷板本体10側の連結孔1
3内に嵌合される一対の連結突起22と、本体部21の
裏面側に当該本体部21の可撓性を確保するために形成
した折曲用ヒンジ21aとにより構成したこと」にその
構成上の特徴があり、これにより、軟弱地がどのような
形状・傾斜を有していても、その上を農業用機械や人が
安心して通過できるように整地することができ、その整
地すべき形状を自由に変えることができて、しかも、不
使用時には簡単にまとめておくことのできる連結敷板1
00を提供することができるのである。
【0029】また、本発明に係る連結敷板100は、特
にその各連結具20を合成樹脂により一体成形するとと
もに、本体部21の裏面側に当該本体部21の可撓性を
確保するための折曲用ヒンジ21aを形成したことにそ
の構成上の特徴があり、これにより、各敷板本体の連結
・取外し作業をより容易に行うことができて、しかも連
結された各敷板本体間の連結状態をある程度の自由域を
もって行えるようにすることができるのである。
にその各連結具20を合成樹脂により一体成形するとと
もに、本体部21の裏面側に当該本体部21の可撓性を
確保するための折曲用ヒンジ21aを形成したことにそ
の構成上の特徴があり、これにより、各敷板本体の連結
・取外し作業をより容易に行うことができて、しかも連
結された各敷板本体間の連結状態をある程度の自由域を
もって行えるようにすることができるのである。
【図1】 本発明に係る連結敷板を構成する敷板本体を
示すもので、左半分を底面図とした平面図である。
示すもので、左半分を底面図とした平面図である。
【図2】 同敷板本体の正面図である。
【図3】 図1中の1−1線に沿ってみた部分縦断面図
である。
である。
【図4】 図1中の2−2線に沿ってみた部分縦断面図
である。
である。
【図5】 同敷板本体の短辺側をみたもので、(イ)は
敷板本体の側面側、(ロ)は図1の3−3線に沿ってみ
た縦断面図、(ハ)は図1の4−4線に沿ってみた縦断
面図、(ニ)は図1の5−5線に沿ってみた縦断面図で
ある。
敷板本体の側面側、(ロ)は図1の3−3線に沿ってみ
た縦断面図、(ハ)は図1の4−4線に沿ってみた縦断
面図、(ニ)は図1の5−5線に沿ってみた縦断面図で
ある。
【図6】 敷板本体を連結するための連結具を示すもの
で、(イ)は左側半分を底面図とした平面図、(ロ)は
正面図、(ハ)は側面図、(ニ)は連結突起22の拡大
断面図である。
で、(イ)は左側半分を底面図とした平面図、(ロ)は
正面図、(ハ)は側面図、(ニ)は連結突起22の拡大
断面図である。
【図7】 図6に示した連結具によって2つの敷板本体
の連結を行おうとしている状態を示した部分断面図であ
る。
の連結を行おうとしている状態を示した部分断面図であ
る。
【図8】 本発明の連結敷板の連結形態を示すもので、
(イ)は各敷板本体の方向を変えた場合の平面図、
(ロ)は各敷板本体の位置をズラせた場合の平面図であ
る。
(イ)は各敷板本体の方向を変えた場合の平面図、
(ロ)は各敷板本体の位置をズラせた場合の平面図であ
る。
【図9】 本発明の連結敷板の使用形態を示すもので、
(イ)は軟弱地上に連結敷板を敷設した状態の斜視図、
(ロ)は連結敷板を丸めている状態を示す斜視図であ
る。
(イ)は軟弱地上に連結敷板を敷設した状態の斜視図、
(ロ)は連結敷板を丸めている状態を示す斜視図であ
る。
100 連結敷板 10 敷板本体 11 天板 11a 防滑用突起 12 防滑用突条 13 連結孔 13a 収納部 13b 係止部 14 凹溝 14a 水抜き穴 20 連結具 21 本体部 21a 折曲用ヒンジ 22 連結突起 22a 係合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01C 5/20 E01C 9/08 E04F 15/02
Claims (1)
- 【請求項1】 合成樹脂により一体成形した敷板本体
と、この敷板本体の多数を互いに連結する連結具とによ
り構成されて、これらの敷板本体により軟弱地上を所定
面積で覆うようにした連結敷板であって、 前記各敷板本体を、表面に多数の防滑用突起を有した天
板と、この天板の下面に一体成形した防滑用突条と、前
記天板上に複数形成されて周囲に収納部を有した連結孔
とを備えたものとするとともに、 前記各連結具を、互いに対向する前記各敷板本体側の各
収納部内に収納される本体部と、この本体部の裏面に突
出形成されて前記敷板本体側の連結孔内に嵌合される一
対の連結突起と、前記本体部の裏面側に当該本体部の可
撓性を確保するために形成した折曲用ヒンジとにより構
成したことを特徴とする軟弱地用の連結敷板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08219668A JP3101910B2 (ja) | 1996-08-21 | 1996-08-21 | 軟弱地用の連結敷板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08219668A JP3101910B2 (ja) | 1996-08-21 | 1996-08-21 | 軟弱地用の連結敷板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1060805A JPH1060805A (ja) | 1998-03-03 |
JP3101910B2 true JP3101910B2 (ja) | 2000-10-23 |
Family
ID=16739113
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08219668A Expired - Fee Related JP3101910B2 (ja) | 1996-08-21 | 1996-08-21 | 軟弱地用の連結敷板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3101910B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7747005B2 (en) | 2005-07-26 | 2010-06-29 | Panasonic Corporation | Opening and closing mechanism, and electronic device |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100598771B1 (ko) | 2005-10-24 | 2006-07-12 | (주)화신엔지니어링 | 도로 보도블럭 침하방지 구조 |
CN113431092B (zh) * | 2021-06-10 | 2022-09-16 | 中国五冶集团有限公司 | 一种用于石板、水沟盖板曲线铺装的辅助调节装置 |
-
1996
- 1996-08-21 JP JP08219668A patent/JP3101910B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7747005B2 (en) | 2005-07-26 | 2010-06-29 | Panasonic Corporation | Opening and closing mechanism, and electronic device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1060805A (ja) | 1998-03-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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