JP3101119B2 - ディスプレイ装置 - Google Patents

ディスプレイ装置

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JP3101119B2
JP3101119B2 JP05071548A JP7154893A JP3101119B2 JP 3101119 B2 JP3101119 B2 JP 3101119B2 JP 05071548 A JP05071548 A JP 05071548A JP 7154893 A JP7154893 A JP 7154893A JP 3101119 B2 JP3101119 B2 JP 3101119B2
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  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、テレビジョン受像機
やコンピュータ端末に用いられる電子ディスプレイ装
置、特に内部が真空になされ、スクリーン部がガラス材
で他の部分は主として金属材で構成されているディスプ
レイ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン受像機やコンピュータ端末
に使用されてきたブラウン管(以下CRTという)は、
図5に示すように、内面に蛍光スクリーン10が塗布さ
れたスクリーンガラス11と、それに連なるファンネル
部9と、電子ビームを発生、集束、加速する電子銃8を
収容するネック部7とからなり、全体がガラス材で構成
された真空容器である。一般にガラス材は、応力のかか
った状態で長期間経つと破壊に到る遅れ破壊という現象
がある。そのため、CRTは、受像機として購入後觀視
者の前で破壊しないように十分なガラス肉厚となるよう
設計されている。CRTが破壊に到ったときは、いわゆ
る「爆縮」と呼ばれる、最終的には觀視者に向かってガ
ラス破片が飛び散るといった危険な現象となるのであ
る。そのために、CRTは高輝度、高解像度という特徴
をもちながら、「かさばる」「重い」といった欠点を有
している。
【0003】昨今、CRTに代わって、フラットディス
プレイが開発され、中でもディスプレイ装置自体が発光
するタイプでは、スクリーン部がガラス材で内部が真空
という構成のものが有望である。しかし、この場合にも
CRTと同様、全封体をガラス材としたときには、「重
い」という欠点はさけられない。
【0004】図6は、「重い」という欠点を改良したフ
ラットディスプレイ装置の一例で、図では封体構造の要
部を示している。図において、内面に蛍光スクリーン1
0が形成された平板状のスクリーンガラス11は、例え
ば日本電子機械工業会の定めているブラウン管用材料H
5702のような材料である。スクリーンガラス11に
フリットガラス13で封着されているフロントメタル1
2は、例えば冷間圧延鋼#430に表面処理を施した材
料が用いられる。フロントメタル12と気密に溶接され
ているバックメタル14はフロントメタル12と同じ材
料でもよい。なお、上記スクリーンガラス11,フロン
トメタル12,およびバックメタル14で囲まれた空間
内部には、電子ビーム発生源、ビームのコントロール部
材等が内蔵されているが、図示を省略している。
【0005】図7は、従来タイプの別の例を示すもの
で、図6のものとはフロントメタル12の形状が異なっ
ている。すなわち、フロントメタル12が段状に折り曲
げられ、この折り曲げ部にスクリーンガラス11が嵌め
込まれてフリットガラス13で封着されている。
【0006】図8は、従来タイプのさらに別の例を示す
もので、スクリーンガラス11がフロントメタル12の
内面側にフリットガラス13で封着された構造となって
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図6〜図8
に示す従来装置には次のような欠点がある。すなわち、
上記のような従来装置の構造では、蛍光スクリーン10
を形成するにあたり、コスト上の理由から、転写あるい
はスクリーン印刷による方法が採用される。その場合、
まずスクリーンガラス11の内面がほぼ平面または円筒
面であることが前提となる。その理由は、上記形成方法
では凹凸面あるいは球面のような面に均一な蛍光スクリ
ーンを形成するのはきわめて困難だからである。従っ
て、図6,図7の場合のように、フロントメタル12が
スクリーンガラス11の下面より突出する場合には、こ
の突出部に治工具が当たるため、スクリーンガラス11
の外径端と蛍光スクリーン10までの寸法Dは大きくと
らざるを得ない。
【0008】一方、図8に示すものの場合は、スクリー
ンガラス11の内面には突出部がないから、上記D寸法
は小さくなり、同じ大きさのスクリーンガラスにたいし
て大きい蛍光スクリーンを得ることができる。しかしな
がら、図8の構造には次のような欠点がある。図6,図
7の場合のスクリーンガラス11とフロントメタル12
とを封着しているフリットガラス13には、この封体を
真空にしたとき、主に圧縮の応力が発生する。これに対
して図の場合のフリットガラス13には引張りの応力
が発生する。一般に、ガラスに発生する圧縮と引張りの
応力に対する強度は10対1程度で引張りの方が弱い。
さらに、スクリーンガラス11とフリットガラス13そ
れぞれの単体の強度を比較してもフリットガラスの方が
若干弱い。すなわち、この種の真空封体の構造体の設計
としては、フリットガラスには引張りではなく圧縮応力
が発生するようにした方が信頼性が著しく向上する。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係るディスプ
レイ装置は、内面に表示スクリーンが形成され、この表
示スクリーンを取り囲む内面周縁部にその厚みを減じる
切り欠きが設けられたスクリーンガラスと、このスクリ
ーンガラスの切り欠きに端縁部がはまり込み、内面がス
クリーンガラスの内面と略同一面となるように配置され
ると共に、端縁部の外面と切り欠きの底面との間及び端
縁部の端面と切り欠きの側壁面との間を気密に封着した
金属板からなる前部封体と、この前部封体に気密に封着
され、前部封体と共に真空容器を構成する後部封体とを
備えたものである。
【0010】この発明に係るディスプレイ装置は、ま
た、スクリーンガラスの外面周縁部と周端面とを覆う補
助金属板が前部封体に気密に封着され、補助金属板は、
スクリーンガラスの外面周縁部に気密に封着されている
ものである。
【0011】この発明に係るディスプレイ装置は、ま
た、スクリーンガラスと前部封体との気密封着が、フリ
ットガラスによって行われるものである。
【0012】
【作用】この発明におけるディスプレイ装置は、スクリ
ーンガラスを支持する部分と封止する部分が異なるので
支持と封止がそれぞれ確実になる。また、スクリーンガ
ラスの内面周縁にフロントメタルの突出がないため、蛍
光スクリーンの形成時に、転写法とかスクリーン印刷の
ような安価な方法が採用でき、しかも同じ大きさのスク
リーンガラスに対して大きい蛍光スクリーンを得ること
ができる。また、封着用のフリットガラスには圧縮の応
力が発生し、信頼性の高い封着が実現できる。なお、ス
クリーンガラスの周縁部を若干薄肉とすることによる応
力が高くなる分については、一般に最も応力の高い箇所
がフロントメタルによる保持部ではなく幾分スクリーン
の中央に寄った箇所であるので、必ずしも肉厚を減らし
た分だけ全体のガラスの肉厚を厚くすることもない。
【0013】
【実施例】実施例1. 以下、この発明の実施例を図について説明する。図1は
この発明の一実施例を示す要部断面図である。図におい
て、スクリーンガラス11の内面には蛍光スクリーン1
0が形成され、スクリーンガラス11の内面周縁部には
切り欠き11Aが設けられ、フロントメタル12の先端
がこの切り欠き11Aにはまり込んでスクリーンガラス
11を保持している。このスクリーンガラス11は、従
来と同じ材料で、例えば20mmの板厚である。フロン
トメタル12も従来と同じ材料で、例えば5mmの板厚
である。切り欠き11Aの深さはフロントメタル12の
板厚と同じ5mmに設定されている。なお、上記切り欠
きの断面形状は、図2に示す11A(図1の切り欠きと
同じ)のように切り欠いた形の外、11Bのように斜め
に切り欠いた形でもよい。スクリーンガラス11の外面
周縁上には、フロントメタル12と同じ材料で例えば1
mmの板厚の補助フロントメタル15が設けられてお
り、その上縁でスクリーンガラス11を押さえるように
フリットガラス13で気密に封着され、その脚部がフロ
ントメタル12に気密に溶接されている。また、フロン
トメタル12の切り欠き11Aにはまり込んだ部分は、
図1に太い実線で示すように、フロントメタル端縁部の
外面と切り欠き11Aの底面との間、及びフロントメタ
ル端縁部の端面と切り欠きの側壁面との間にそれぞれフ
リットガラス13を充填して気密に封着されている。
【0014】組み立ては、スクリーンガラス11をフロ
ントメタル12,補助フロントメタル15に封着して、
蛍光スクリーン10を形成した後、電子ビーム発生源,
ビームのコントロール部材,ビームの加速部材等を取付
け、さらにフロントメタル12にバックメタル14を気
密に溶接し、最後に図示していない排気管を通じて、加
熱しながら排気し、封止切られる。
【0015】実施例2.図3はこの発明の他の実施例を
示すもので、図1のものから補助フロントメタル15を
取り除いたものであり、この場合には、切り欠き11A
とフロントメタル12の当接面をフリットガラス13で
封着している。
【0016】実施例3.以上の実施例はすべて箱形のフ
ラットディスプレイ装置の例で説明したが、この発明は
図4に示すように従来タイプのCRTに適用することも
可能であり、軽量化を図るためにパネル乃至ファンネル
の一部をメタル化し、ガラスとメタルの封着部に上述の
構造を採用してもよい。
【0017】実施例4.また、図示はしないがスクリー
ンガラス11の内面は必ずしも平板でなくともよく、例
えばシリンドリカルな形状にすることもできる。またそ
の際スクリーンガラスの外面形状もシリンドリカルにし
てもよい。
【0018】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、スク
リーンガラスの内面に設けられる蛍光スクリーンをガラ
スの外形状に比し従来より大きく塗布することができ、
その作業も容易になる。また、スクリーンガラスとフロ
ントメタルとは、フロントメタルの外面とスクリーンガ
ラスの切り欠きの底面との間及びフロントメタルの端面
と切り欠きの側壁面との間で封着し、スクリーンガラス
による圧縮応力はフロントメタルの外面で受け、スクリ
ーンガラスとフロントメタルとの気密封着は、上記圧縮
応力が作用しないフロントメタルの端面で行っているた
め、スクリーンガラスの支持と封着確実となり、信頼
性の高いディスプレイ装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1の要部を示す断面図であ
る。
【図2】この発明において使用されるスクリーンガラス
の切り欠きを示す断面図である。
【図3】この発明の実施例2の要部を示す断面図であ
る。
【図4】この発明の実施例3の要部を示す断面図であ
る。
【図5】従来のCRTを一部断面で示す側面図である。
【図6】従来のフラットディスプレイ装置の一部を示す
断面図である。
【図7】従来のフラットディスプレイ装置の一部を示す
断面図である。
【図8】従来のフラットディスプレイ装置の一部を示す
断面図である。
【符号の説明】
10 蛍光スクリーン 11 スクリーンガラス 11A 切り欠き 11B 切り欠き 12 フロントメタル 13 フリットガラス 14 バックメタル 15 補助フロントメタル

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面に表示スクリーンが形成され、この
    表示スクリーンを取り囲む内面周縁部にその厚みを減じ
    る切り欠きが設けられたスクリーンガラスと、このスク
    リーンガラスの切り欠きに端縁部がはまり込み、内面が
    上記スクリーンガラスの内面と略同一面となるように配
    置されると共に、上記端縁部の外面と上記切り欠きの底
    面との間及び上記端縁部の端面と上記切り欠きの側壁面
    との間を気密に封着した金属板からなる前部封体と、こ
    の前部封体に気密に封着され、上記前部封体と共に真空
    容器を構成する後部封体とを備えたことを特徴とするデ
    ィスプレイ装置。
  2. 【請求項2】 前部封体には、スクリーンガラスの外面
    周縁部と周端面とを覆う補助金属板が気密に封着され、
    上記補助金属板は、上記スクリーンガラスの外面周縁部
    に気密に封着されていることを特徴とする請求項1記載
    のディスプレイ装置。
  3. 【請求項3】 スクリーンガラスと前部封体との気密封
    着は、フリットガラスによって行われることを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載のディスプレイ装置。
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