JP2762474B2 - 防爆型平面画像表示装置 - Google Patents
防爆型平面画像表示装置Info
- Publication number
- JP2762474B2 JP2762474B2 JP21307288A JP21307288A JP2762474B2 JP 2762474 B2 JP2762474 B2 JP 2762474B2 JP 21307288 A JP21307288 A JP 21307288A JP 21307288 A JP21307288 A JP 21307288A JP 2762474 B2 JP2762474 B2 JP 2762474B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image display
- flat image
- container
- front glass
- cabinet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
- Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
- Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、映像機器における真空管式平面型画像表示
装置に関するものである。
装置に関するものである。
従来の技術 従来、薄型テレビジョンとしては、液晶表示素子、プ
ラズマ表示素子、EL表示素子として真空管式表示素子等
が、開発あるいは発売されている。これらの中で、輝
度、コントラスト、色再現性等の性能面で比較すると、
やはり真空管式表示素子が現在のところ最も優れている
と思われる。この真空管式表示素子には、蛍光表示管、
偏向管、そして本出願人が開発中のカラーフラットパネ
ル等ぎ挙げられる。
ラズマ表示素子、EL表示素子として真空管式表示素子等
が、開発あるいは発売されている。これらの中で、輝
度、コントラスト、色再現性等の性能面で比較すると、
やはり真空管式表示素子が現在のところ最も優れている
と思われる。この真空管式表示素子には、蛍光表示管、
偏向管、そして本出願人が開発中のカラーフラットパネ
ル等ぎ挙げられる。
上記カラーフラットパネルについて簡単に述べると、
カラーテレビジョン画像を平板状の装置で表示すること
を目的として、スクリーン上の画面をマトリックス状の
区分にすき間なく分割し、それぞれの区分毎に電子ビー
ムを偏向・走査して蛍光体を発光させ、全体としてカラ
ーテレビジョン画像を構成する真空管式画像表示装置で
ある。
カラーテレビジョン画像を平板状の装置で表示すること
を目的として、スクリーン上の画面をマトリックス状の
区分にすき間なく分割し、それぞれの区分毎に電子ビー
ムを偏向・走査して蛍光体を発光させ、全体としてカラ
ーテレビジョン画像を構成する真空管式画像表示装置で
ある。
以下図面を参照しながら、上述した真空管式画像表示
装置のキャビネットへの取付け方法の一例について説明
する。
装置のキャビネットへの取付け方法の一例について説明
する。
第３図は従来の真空式画像表示装置の外観とそのキャ
ビネットへの取付け方法を示した図である。第３図にお
いて１は背面容器、２は前面ガラス容器、３はキャビネ
ット、４は背面容器１と前面ガラス容器２の合わせ面を
保持するパッド、５は前面ガラス容器２および背面容器
１をキャビネットに保持するパッド、６は背面容器１と
前面ガラス容器２で形成される空間を真空引きするため
のチップ管である。
ビネットへの取付け方法を示した図である。第３図にお
いて１は背面容器、２は前面ガラス容器、３はキャビネ
ット、４は背面容器１と前面ガラス容器２の合わせ面を
保持するパッド、５は前面ガラス容器２および背面容器
１をキャビネットに保持するパッド、６は背面容器１と
前面ガラス容器２で形成される空間を真空引きするため
のチップ管である。
背面容器１はガラス容器でもよく、またメタル容器で
も良い。前面ガラス容器２は、その内面に蛍光体（図示
せず）を塗布してある。キャビネット３は、メタル製で
も良く、また木製や樹脂製でも良い。パッド４および５
は、メタル製でもよくまた木製や樹脂製あるいはゴム製
でも良い。チップ管６は、真空引き後に封じたガラス管
である。背面容器１、前面ガラス容器２、及び背面容器
１と前面ガラス容器２に挾まれた空間の構成物（図示せ
ず）、チップ管６からなる構造物全体を、平面型画像表
示パネル７とすると、平面型画像表示パネル７は、パッ
ド４および５を介してキャビネット３に固定保持されて
いる。
も良い。前面ガラス容器２は、その内面に蛍光体（図示
せず）を塗布してある。キャビネット３は、メタル製で
も良く、また木製や樹脂製でも良い。パッド４および５
は、メタル製でもよくまた木製や樹脂製あるいはゴム製
でも良い。チップ管６は、真空引き後に封じたガラス管
である。背面容器１、前面ガラス容器２、及び背面容器
１と前面ガラス容器２に挾まれた空間の構成物（図示せ
ず）、チップ管６からなる構造物全体を、平面型画像表
示パネル７とすると、平面型画像表示パネル７は、パッ
ド４および５を介してキャビネット３に固定保持されて
いる。
発明が解決しようとする課題 しかるに、上記のような構造においては、安全上次の
ような問題点があった。
ような問題点があった。
前述したように、平面型画像表示パネル７は、パッド
４および５を介してキャビネット３に固定保持されてい
る。このような構造をしている平面型画像表示装置に対
し、落下や衝撃を加えると、背面容器１や前面ガラス容
器２に直接、応用力が加わり、その応力が背面容器１や
前面ガラス容器２の許容応力を越えると、破壊され、内
側が真空であることから、爆縮が発生する危険性があ
る。携帯用製品等の場合特に危険である。
４および５を介してキャビネット３に固定保持されてい
る。このような構造をしている平面型画像表示装置に対
し、落下や衝撃を加えると、背面容器１や前面ガラス容
器２に直接、応用力が加わり、その応力が背面容器１や
前面ガラス容器２の許容応力を越えると、破壊され、内
側が真空であることから、爆縮が発生する危険性があ
る。携帯用製品等の場合特に危険である。
本発明は上記問題点に鑑み、安全性の高い防爆型平面
画像表示装置を提供するものである。
画像表示装置を提供するものである。
課題を解決するための手段 上記問題点を解決するために、本発明は、第１に平面
型画像表示パネルは一定のバネ定数をもったバネでキャ
ビネットに保持されるようになし、更にチップ管の周囲
をある一定の距離をおいて固形物で囲う構成としたもの
である。
型画像表示パネルは一定のバネ定数をもったバネでキャ
ビネットに保持されるようになし、更にチップ管の周囲
をある一定の距離をおいて固形物で囲う構成としたもの
である。
作用 本発明によれば、上記の平面型画像表示装置に対し、
落下、衝撃が加わった場合、ある所定の範囲までは、バ
ネで吸収し、ある一定の範囲を越えると、固形物がチッ
プ管に衝突し、チップ管を破壊することにより、内部に
空気を送り込み、爆縮を防ぐこととなる。
落下、衝撃が加わった場合、ある所定の範囲までは、バ
ネで吸収し、ある一定の範囲を越えると、固形物がチッ
プ管に衝突し、チップ管を破壊することにより、内部に
空気を送り込み、爆縮を防ぐこととなる。
実施例 以下本発明の一実施例の防爆型平面画像表示装置につ
いて図面を参照しながら説明する。
いて図面を参照しながら説明する。
第１図は本発明の一実施例における防爆型平面画像表
示装置の構造を示すものである。第１図において、８は
背面容器、９は前面ガラス容器、10はキャビネット、11
はバネ、12はチップ管、13はチップ管12の周囲を所定の
間隔をおいて囲う固形物、14は背面容器８、前面ガラス
容器９、チップ管12、容器内の構造物（図示せず）から
なる平面型画像表示パネル全体を各々示す。
示装置の構造を示すものである。第１図において、８は
背面容器、９は前面ガラス容器、10はキャビネット、11
はバネ、12はチップ管、13はチップ管12の周囲を所定の
間隔をおいて囲う固形物、14は背面容器８、前面ガラス
容器９、チップ管12、容器内の構造物（図示せず）から
なる平面型画像表示パネル全体を各々示す。
背面容器８はガラス容器でも良く、またメタル容器で
も良い。前面ガラス容器９は、その内面に蛍光体（図示
せず）を塗布してある。キャビネット10は、メタル製で
も良く、また木製や樹脂製でも良い。バネ11はすべて一
定のバネ定数をもっている。チップ管12は、真空引き後
に封じたガラス管である。平面型画像表示パネル14は、
上記バネ11を介してキャビネット10に固定保持されてい
る。
も良い。前面ガラス容器９は、その内面に蛍光体（図示
せず）を塗布してある。キャビネット10は、メタル製で
も良く、また木製や樹脂製でも良い。バネ11はすべて一
定のバネ定数をもっている。チップ管12は、真空引き後
に封じたガラス管である。平面型画像表示パネル14は、
上記バネ11を介してキャビネット10に固定保持されてい
る。
この様に構成された防爆型平面画像表示装置に落下、
衝撃が加わった場合の動作について以下第１図、第２図
を用いて説明する。
衝撃が加わった場合の動作について以下第１図、第２図
を用いて説明する。
先ず、この平面画像表示装置に落下、衝撃等の力が加
わると、ある一定の範囲までバネ11が吸収し、容器８お
よび９は破壊されない。更にある一定の限度以上の落
下、衝撃が加わった場合について考察する。平面型画像
表示パネル14をキャビネットに固定保持しているバネ11
のバネ定数をＣ、平面型画像表示パネル14の質量をＭ、
落下および衝撃加速度をＧ、第２図の拡大図において、
チップ管12と、チップ管12を囲う固形物13との距離15お
よび16を等しいものとしてＸとする。平面型画像表示装
置に落下、衝撃が加わった場合、バネ11に加わる力Ｆ
は、Ｆ＝MG、またバネ11の変位ＹはＹ＝F/C、よって、
Ｙ＝MG/Cとなる。このＹがＹ＞Ｘ、すなわちバネ11の変
位量Ｙが、チップ管12と固形物13との空間距離Ｘをオー
バーすると、固形物13がチップ管12に衝突し、チップ管
12を破壊する。すなわち、容器８および９の許容応力か
ら、平面型画像表示装置に加わる許容落下および衝撃加
速度Ｇを算定し、そのＧからバネ定数Ｃを決定しておけ
ば、平面型画像表示装置に限度外の落下および衝撃力が
加わっても、先ずチップ管12が破壊され、その結果容器
内に空気が送りこまれ、爆縮が防止できる。なお、容器
８、９内には他に電子源となる陰極および集束、水平、
垂直偏向電極等の複数の導電板からなる電極を備える。
わると、ある一定の範囲までバネ11が吸収し、容器８お
よび９は破壊されない。更にある一定の限度以上の落
下、衝撃が加わった場合について考察する。平面型画像
表示パネル14をキャビネットに固定保持しているバネ11
のバネ定数をＣ、平面型画像表示パネル14の質量をＭ、
落下および衝撃加速度をＧ、第２図の拡大図において、
チップ管12と、チップ管12を囲う固形物13との距離15お
よび16を等しいものとしてＸとする。平面型画像表示装
置に落下、衝撃が加わった場合、バネ11に加わる力Ｆ
は、Ｆ＝MG、またバネ11の変位ＹはＹ＝F/C、よって、
Ｙ＝MG/Cとなる。このＹがＹ＞Ｘ、すなわちバネ11の変
位量Ｙが、チップ管12と固形物13との空間距離Ｘをオー
バーすると、固形物13がチップ管12に衝突し、チップ管
12を破壊する。すなわち、容器８および９の許容応力か
ら、平面型画像表示装置に加わる許容落下および衝撃加
速度Ｇを算定し、そのＧからバネ定数Ｃを決定しておけ
ば、平面型画像表示装置に限度外の落下および衝撃力が
加わっても、先ずチップ管12が破壊され、その結果容器
内に空気が送りこまれ、爆縮が防止できる。なお、容器
８、９内には他に電子源となる陰極および集束、水平、
垂直偏向電極等の複数の導電板からなる電極を備える。
発明の効果 以上のように本発明によれば、落下や衝撃による爆縮
の防止が可能になり、より安全な平面型画像表示装置を
提供することができる。
の防止が可能になり、より安全な平面型画像表示装置を
提供することができる。
第１図イ、ロは本発明の一実施例における防爆型平面画
像表示装置の構造を示す平面断面図と正面断面図、第２
図は同装置のチップ管周辺の拡大図、第３図イ、ロは従
来の平面型画像表示装置の構造を示す平面断面図と正面
断面図である。 ７……平面型画像表示パネル、８……背面容、９……前
面ガラス容器、10……キャビネット、11……バネ、12…
…チップ管、13……固形物。
像表示装置の構造を示す平面断面図と正面断面図、第２
図は同装置のチップ管周辺の拡大図、第３図イ、ロは従
来の平面型画像表示装置の構造を示す平面断面図と正面
断面図である。 ７……平面型画像表示パネル、８……背面容、９……前
面ガラス容器、10……キャビネット、11……バネ、12…
…チップ管、13……固形物。
フロントページの続き (72)発明者 長田 敬次 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 関口 友宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 関原 敏伸 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) H01J 29/87 H01J 31/12
Claims (1)
- 【請求項１】内面に蛍光体を塗布した前面ガラス容器
と、前記前面ガラス容器と対向する背面容器と、前記背
面容器と前面ガラス容器によって挾まれた空間におい
て、電子源となる陰極および複数の導電板からなる電極
を備えてなり、容器内を真空にした平面型画像表示パネ
ルと、前記平面型画像表示パネルを収納するキャビネッ
トからなる平面型画像表示装置において、前記平面型画
像表示パネルとキャビネットは互いに一定のバネ定数を
もったバネで支えられており、かつ前記平面型画像表示
パネルの真空引きの際、使用するチップ管の周囲をある
一定の距離をおいて固形物で囲ったことを特徴とする防
爆型平面画像表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21307288A JP2762474B2 (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 | 防爆型平面画像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21307288A JP2762474B2 (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 | 防爆型平面画像表示装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0261944A JPH0261944A (ja) | 1990-03-01 |
| JP2762474B2 true JP2762474B2 (ja) | 1998-06-04 |
Family
ID=16633079
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21307288A Expired - Lifetime JP2762474B2 (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 | 防爆型平面画像表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2762474B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113039086A (zh) * | 2018-10-18 | 2021-06-25 | 康宁公司 | 头型撞击下的汽车内部显示模块的高冲击能量吸收连接设计 |
-
1988
- 1988-08-26 JP JP21307288A patent/JP2762474B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0261944A (ja) | 1990-03-01 |
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