JPH0574380A - 画像表示装置 - Google Patents
画像表示装置Info
- Publication number
- JPH0574380A JPH0574380A JP23142791A JP23142791A JPH0574380A JP H0574380 A JPH0574380 A JP H0574380A JP 23142791 A JP23142791 A JP 23142791A JP 23142791 A JP23142791 A JP 23142791A JP H0574380 A JPH0574380 A JP H0574380A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image display
- front glass
- display device
- electrode
- glass container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
- Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 平板型の画像表示装置において、前面ガラス
容器は、大気圧の応力に本発明は耐えうるべく画像表示
装置の大きさに応じて一定の厚みを必要とするが、軽量
化への弊害となる。この問題点を解決し、軽量な画像表
示装置を提供する事を目的とする。 【構成】 前面ガラス容器27の外周部に薄板の金属3
0を締め付け配置する。このことにより大気圧による前
面ガラス容器27への応力が緩和され、前面ガラス容器
27の板厚を減らすことが可能となり、軽量な画像表示
装置を提供することができる。
容器は、大気圧の応力に本発明は耐えうるべく画像表示
装置の大きさに応じて一定の厚みを必要とするが、軽量
化への弊害となる。この問題点を解決し、軽量な画像表
示装置を提供する事を目的とする。 【構成】 前面ガラス容器27の外周部に薄板の金属3
0を締め付け配置する。このことにより大気圧による前
面ガラス容器27への応力が緩和され、前面ガラス容器
27の板厚を減らすことが可能となり、軽量な画像表示
装置を提供することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像機器における画像
表示装置に関するものである。
表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カラーテレビジョン画像表示素子
としては、ブラウン管が主としてもちいられているが、
ブラウン管では画面に比して、奥行きが非常に長く、薄
型テレビジョン受像機を製作することは不可能であっ
た。そこで、平板上の表示素子としてEL表示素子、プ
ラブマ表示素子、液晶表示素子、等が開発されている
が、何れも輝度、コントラスト、色再現性等性能面で不
十分である。そこで、ブラウン管並の高品質の画像を電
子ビームを用いた平板上の装置で表示することを目的と
して、スクリーン上の画面をマトリックス状の区分に隙
間なく分割し、各々の区分毎に電子ビームを偏向走査し
て蛍光体を発光させ、全体としてカラーテレビジョン画
像を構成する画像表示装置がある。以下図面を参照しな
がら、上述した従来の画像表示装置の一例について説明
する。
としては、ブラウン管が主としてもちいられているが、
ブラウン管では画面に比して、奥行きが非常に長く、薄
型テレビジョン受像機を製作することは不可能であっ
た。そこで、平板上の表示素子としてEL表示素子、プ
ラブマ表示素子、液晶表示素子、等が開発されている
が、何れも輝度、コントラスト、色再現性等性能面で不
十分である。そこで、ブラウン管並の高品質の画像を電
子ビームを用いた平板上の装置で表示することを目的と
して、スクリーン上の画面をマトリックス状の区分に隙
間なく分割し、各々の区分毎に電子ビームを偏向走査し
て蛍光体を発光させ、全体としてカラーテレビジョン画
像を構成する画像表示装置がある。以下図面を参照しな
がら、上述した従来の画像表示装置の一例について説明
する。
【0003】図2は従来の画像表示装置の構成を示すも
のである。図2において、1は背面電極、2は電子ビー
ム源としての線陰極、3は電子ビーム引出し電極、4は
信号電極、5および6は集束電極、7は水平偏向電極、
8は垂直偏向電極であり、これらの構成部品をガラス容
器9、10の中に収納し容器内を真空としたものであ
る。線陰極2は水平方向に一様に分布する電子流を発生
するように水平方向に架張されており、かかる線陰極2
は適宜間隔を介して垂直方向に複数本(ここでは2イ〜
2ニの4本のみ示している)設けられている。これらの
線陰極2は、たとえばタングステン線の表面に酸化物陰
極材料が塗着されて構成される。背面電極1は平板状の
導電材からなり、線陰極2イ〜2ニに対し平行に設けら
れている。引出し電極3は線陰極2イ〜2ニを介して背
面電極1と対向し、水平方向に適宜間隔で設けられた貫
通孔11の列を、各線陰極に対向する水平線上に有する
導電板からなる。貫通孔11は実施例では円形である
が、楕円または長方形でもよく、またスリット状のもの
でもよい。
のである。図2において、1は背面電極、2は電子ビー
ム源としての線陰極、3は電子ビーム引出し電極、4は
信号電極、5および6は集束電極、7は水平偏向電極、
8は垂直偏向電極であり、これらの構成部品をガラス容
器9、10の中に収納し容器内を真空としたものであ
る。線陰極2は水平方向に一様に分布する電子流を発生
するように水平方向に架張されており、かかる線陰極2
は適宜間隔を介して垂直方向に複数本(ここでは2イ〜
2ニの4本のみ示している)設けられている。これらの
線陰極2は、たとえばタングステン線の表面に酸化物陰
極材料が塗着されて構成される。背面電極1は平板状の
導電材からなり、線陰極2イ〜2ニに対し平行に設けら
れている。引出し電極3は線陰極2イ〜2ニを介して背
面電極1と対向し、水平方向に適宜間隔で設けられた貫
通孔11の列を、各線陰極に対向する水平線上に有する
導電板からなる。貫通孔11は実施例では円形である
が、楕円または長方形でもよく、またスリット状のもの
でもよい。
【0004】信号電極4は、引出し電極3における貫通
孔11の各々に相対向する位置に所定間隔を介して複数
個配置された垂直方向に細長い導電板12の列からな
り、各導電板においては、引出し電極3の貫通孔11に
相対向する位置に、同様の貫通孔13を有している。貫
通孔13の形状は楕円または長方形でもよく、また垂直
方向の長細いスリット状のものでもよい。集束電極5
は、信号電極4の貫通孔13と各々に対向する位置に貫
通孔14を有する導電板からなる。貫通孔14の形状
は、円、楕円、スリット状のいずれのものでもよい。集
束電極6は、集束電極5の貫通孔14に相対向する位置
に縦につながったスリット孔15を有している。スリッ
ト孔15の形状は、丸穴、楕円、長方形状のものでもよ
い。水平偏向電極7は、同一平面に適宜間隔を介して互
いに噛み合った2枚の櫛歯状の端部でつながった導電板
16及び17から構成されており、導電板16、17の
間に作られた空間18は、集束電極6の貫通スリット孔
15と相対向している。垂直偏向電極8は、図2に示す
ごとく端部で連結された導電板19、20すなわち2枚
の櫛歯状の導電板19、20を同一平面状で適宜間隔を
介して互いに噛み合せた構成からなる。スクリーン21
は、電子ビーム照射によって発光する蛍光体22をガラ
ス容器9の内面に塗布し、その上にメタルバック層(図
示せず)が付加されて構成される。また、前述した引出
し電極3、信号電極4、集束電極5及び6、水平偏向電
極7、垂直偏向電極8は、各々絶縁性の接着剤(ここで
は図示せず)で接合されており、一体の電極ブロック2
4を形成している。
孔11の各々に相対向する位置に所定間隔を介して複数
個配置された垂直方向に細長い導電板12の列からな
り、各導電板においては、引出し電極3の貫通孔11に
相対向する位置に、同様の貫通孔13を有している。貫
通孔13の形状は楕円または長方形でもよく、また垂直
方向の長細いスリット状のものでもよい。集束電極5
は、信号電極4の貫通孔13と各々に対向する位置に貫
通孔14を有する導電板からなる。貫通孔14の形状
は、円、楕円、スリット状のいずれのものでもよい。集
束電極6は、集束電極5の貫通孔14に相対向する位置
に縦につながったスリット孔15を有している。スリッ
ト孔15の形状は、丸穴、楕円、長方形状のものでもよ
い。水平偏向電極7は、同一平面に適宜間隔を介して互
いに噛み合った2枚の櫛歯状の端部でつながった導電板
16及び17から構成されており、導電板16、17の
間に作られた空間18は、集束電極6の貫通スリット孔
15と相対向している。垂直偏向電極8は、図2に示す
ごとく端部で連結された導電板19、20すなわち2枚
の櫛歯状の導電板19、20を同一平面状で適宜間隔を
介して互いに噛み合せた構成からなる。スクリーン21
は、電子ビーム照射によって発光する蛍光体22をガラ
ス容器9の内面に塗布し、その上にメタルバック層(図
示せず)が付加されて構成される。また、前述した引出
し電極3、信号電極4、集束電極5及び6、水平偏向電
極7、垂直偏向電極8は、各々絶縁性の接着剤(ここで
は図示せず)で接合されており、一体の電極ブロック2
4を形成している。
【0005】以上のように構成された画像表示装置につ
いて、その動作を簡単に説明する。先ず線陰極2を、電
子放出を容易にするためにヒータ電流を流し加熱する。
加熱状態で背面電極1、線陰極2、引出し電極3に適当
な電圧を印加し、線陰極2表面からシート状電子ビーム
を放出させる。シート状電子ビームは引出し電極3の貫
通孔11によって複数個に分割され多数の電子ビーム流
23となる。この電子ビーム流23は、信号電極4に印
加される映像信号に応じて、信号電極4により通過量を
各電子ビーム流個別に調節される。次に信号電極4を通
過した電極ビームは、集束電極5、6の貫通孔14、1
5の静電レンズ効果によって集束、成形された後水平偏
向電極7の相隣る導電板16、17および垂直偏向電極
8の相隣る導電板19、20に与えられる電位差によっ
て水平及び垂直に偏向される。更にスクリーン21のメ
タルバック層には高電圧(例えば10KV)が印加され
ており、電子ビームは高エネルギーに加速されてメタル
バックに衝突し、蛍光体を発光させる。
いて、その動作を簡単に説明する。先ず線陰極2を、電
子放出を容易にするためにヒータ電流を流し加熱する。
加熱状態で背面電極1、線陰極2、引出し電極3に適当
な電圧を印加し、線陰極2表面からシート状電子ビーム
を放出させる。シート状電子ビームは引出し電極3の貫
通孔11によって複数個に分割され多数の電子ビーム流
23となる。この電子ビーム流23は、信号電極4に印
加される映像信号に応じて、信号電極4により通過量を
各電子ビーム流個別に調節される。次に信号電極4を通
過した電極ビームは、集束電極5、6の貫通孔14、1
5の静電レンズ効果によって集束、成形された後水平偏
向電極7の相隣る導電板16、17および垂直偏向電極
8の相隣る導電板19、20に与えられる電位差によっ
て水平及び垂直に偏向される。更にスクリーン21のメ
タルバック層には高電圧(例えば10KV)が印加され
ており、電子ビームは高エネルギーに加速されてメタル
バックに衝突し、蛍光体を発光させる。
【0006】テレビジョン画面を縦横にマトリックス状
に分割し、小区分25の集合体とした時、各小区分に対
し上述のようにして分離された電子ビームを各一本ずつ
対応させ、電子ビームを各小区分のみ偏向、走査するこ
とによって、全画面をスクリーン上に映し出すことがで
きる。また各画素に対応したRGB映像信号を、信号電
極4で制御することにより、テレビジョン動画を再現す
ることができる。
に分割し、小区分25の集合体とした時、各小区分に対
し上述のようにして分離された電子ビームを各一本ずつ
対応させ、電子ビームを各小区分のみ偏向、走査するこ
とによって、全画面をスクリーン上に映し出すことがで
きる。また各画素に対応したRGB映像信号を、信号電
極4で制御することにより、テレビジョン動画を再現す
ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成にお
いて、画像表示装置の軽量化には、次のような問題点が
あった。
いて、画像表示装置の軽量化には、次のような問題点が
あった。
【0008】図3に示すように、前面ガラス容器9はフ
リットガラス26により背面容器10と接着され、内部
を真空に保っている。よって前面ガラス容器9及び背面
容器10には常時大気圧により破壊しようとする応力が
かかっている。画像表示装置の軽量化のため前面ガラス
容器9の板厚を薄くすると大気圧による応力が前面ガラ
ス容器9の許容応力をオーバーし前面ガラス容器9を破
壊する。
リットガラス26により背面容器10と接着され、内部
を真空に保っている。よって前面ガラス容器9及び背面
容器10には常時大気圧により破壊しようとする応力が
かかっている。画像表示装置の軽量化のため前面ガラス
容器9の板厚を薄くすると大気圧による応力が前面ガラ
ス容器9の許容応力をオーバーし前面ガラス容器9を破
壊する。
【0009】本発明は上記問題点に鑑み、高品質の画像
を、常時安定して提供するものである。
を、常時安定して提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明は、前面ガラス容器の外周部に薄板の金属
を締め付け配置し、前面ガラス容器にかかる大気圧によ
る応力を緩和し、容器の軽量化を可能にしたものであ
る。
めに、本発明は、前面ガラス容器の外周部に薄板の金属
を締め付け配置し、前面ガラス容器にかかる大気圧によ
る応力を緩和し、容器の軽量化を可能にしたものであ
る。
【0011】
【作用】本発明の作用は、上記したように前面ガラス容
器の外周部に薄板の金属を締め付け配置し、前面ガラス
容器にかかる大気圧による応力を緩和することにより、
容器の軽量化を可能にしたものである。
器の外周部に薄板の金属を締め付け配置し、前面ガラス
容器にかかる大気圧による応力を緩和することにより、
容器の軽量化を可能にしたものである。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例の画像表示装置につい
て図面を参照しながら説明する。
て図面を参照しながら説明する。
【0013】図1は本発明の一実施例における画像表示
装置の前面ガラス容器の構造を示すものである。27は
前面ガラス容器、28は背面容器、29はフリットガラ
ス、30は薄板の金属であり、前面ガラス27の外周部
に締め付けている。
装置の前面ガラス容器の構造を示すものである。27は
前面ガラス容器、28は背面容器、29はフリットガラ
ス、30は薄板の金属であり、前面ガラス27の外周部
に締め付けている。
【0014】以上のように構成された前面ガラス容器部
を持った画像表示装置に大気圧がかかると前面ガラス容
器27が薄いほど前面ガラス容器27に高い応力がかか
り、ガラスの許容応力を破壊されるが、薄板の金属30
による締め付け応力により前面ガラス容器27にかかる
応力が緩和され破壊を防止することができる。
を持った画像表示装置に大気圧がかかると前面ガラス容
器27が薄いほど前面ガラス容器27に高い応力がかか
り、ガラスの許容応力を破壊されるが、薄板の金属30
による締め付け応力により前面ガラス容器27にかかる
応力が緩和され破壊を防止することができる。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明によれは、前面ガラ
ス容器の軽量化が可能となり軽量な画像表示装置を提供
することができる。
ス容器の軽量化が可能となり軽量な画像表示装置を提供
することができる。
【図1】本発明の一実施例における画像表示装置の外観
斜視図
斜視図
【図2】従来の画像表示装置の構成を示す部分分解斜視
図
図
【図3】従来の画像表示装置の外観斜視図
27 前面ガラス容器 28 背面容器 29 フリットガラス 30 薄板の金属
Claims (1)
- 【請求項1】 内面に蛍光体を塗布した前面ガラス容器
と、前記前面ガラス容器と対向する背面容器と、前記背
面容器と前面ガラス容器によって挟まれた空間に、1枚
の導電板からなる背面電極、複数本の線陰極、一枚もし
くは複数の導電板からなる引出し電極および信号電極お
よび集束電極および水平偏向電極および垂直偏向電極を
備えた画像表示装置において、前記前面ガラス容器の外
周部に薄板金属を締め付けしたことを特徴とする画像表
示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23142791A JPH0574380A (ja) | 1991-09-11 | 1991-09-11 | 画像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23142791A JPH0574380A (ja) | 1991-09-11 | 1991-09-11 | 画像表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0574380A true JPH0574380A (ja) | 1993-03-26 |
Family
ID=16923406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23142791A Pending JPH0574380A (ja) | 1991-09-11 | 1991-09-11 | 画像表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0574380A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6583552B1 (en) | 1999-03-02 | 2003-06-24 | Canon Kabushiki Kaisha | Image-forming apparatus |
KR100434408B1 (ko) * | 2002-05-29 | 2004-06-04 | 엘지.필립스디스플레이(주) | 컬러 평면 디스플레이용 소자 |
-
1991
- 1991-09-11 JP JP23142791A patent/JPH0574380A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6583552B1 (en) | 1999-03-02 | 2003-06-24 | Canon Kabushiki Kaisha | Image-forming apparatus |
US6951496B2 (en) | 1999-03-02 | 2005-10-04 | Canon Kabushiki Kaisha | Method of manufacturing an image-forming apparatus comprising a supporting frame with corners having a predetermined radius of curvature |
KR100434408B1 (ko) * | 2002-05-29 | 2004-06-04 | 엘지.필립스디스플레이(주) | 컬러 평면 디스플레이용 소자 |
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