JP3431805B2 - ディスプレイ装置及びその構成部品 - Google Patents

ディスプレイ装置及びその構成部品

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JP3431805B2 JP22919097A JP22919097A JP3431805B2 JP 3431805 B2 JP3431805 B2 JP 3431805B2 JP 22919097 A JP22919097 A JP 22919097A JP 22919097 A JP22919097 A JP 22919097A JP 3431805 B2 JP3431805 B2 JP 3431805B2
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    • H01J2329/863Spacing members characterised by the form or structure

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディスプレイ装置の
改良に関し、特にフラット・パネル真空電子ディスプレ
イ装置用のスクリーンの改良、フラット・パネル真空電
子ディスプレイ装置用のスペーサの改良、およびフラッ
ト・パネル真空電子ディスプレイ装置用の陰極の改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】磁気マトリックス・ディスプレイ装置
は、フラット・パネル・ディスプレイに特に専用に使わ
れているものではない。この装置の用途はテレビ受像機
や、コンピュータ、特にポータブル・コンピュータ、パ
ーソナル・コンピュータ、通信装置、等の画像表示ユニ
ットなども含んでいる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は改良さ
れたディスプレイ装置を提供することにあり、具体的に
は、フラット・パネル真空電子ディスプレイ装置のスク
リーン・スペーサおよび陰極の改良を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によるディスプレ
イ装置は、透明プラスチック材料の層から成るスクリー
ンと、真空チャンバを形成するために上記スクリーンに
シールした背板と、上記背板と上記スクリーン間に設け
た面陰極手段と、上記面陰極手段と上記スクリーン間に
設けた永久磁石と、上記面陰極手段からの電子を受ける
ため上記永久磁石の両極間に展開する横列と縦列の2次
元配列のチャンネルと、上記チャンネルからの電子を受
けるための上記永久磁石と上記スクリーン間に設けた陽
極蛍光層と、上記面陰極手段から上記チャンネルへの電
子の流れを制御するため上記面陰極手段と上記永久磁石
との間に設けた格子電極と、上記チャンネルから上記ス
クリーンへの電子の流れを制御するため上記永久磁石と
上記陽極蛍光層との間に設けた陽極手段とを有する。
【0005】望ましくは、上記スクリーンは上記プラス
チック層から上記真空チャンバへのガス抜けを防止する
ため上記プラスチック層と陽極蛍光層の間に設けたバリ
ヤ層を有する。
【0006】本発明の望ましい実施例では、上記バリヤ
層はガラス層を有する。
【0007】また、上記バリヤ層は硬化ポリマ塗布層を
有することも可能である。
【0008】上記スクリーンは、望ましくは上記真空チ
ャンバと大気圧との圧力差により加圧状態にされた予め
曲面とされた部分を有する。
【0009】本発明の別な特徴によれば、フラット・パ
ネル・ディスプレイの2枚の平行面の間隔を取るための
スペーサを設け、そのスペーサはテーパをつけた一端が
大きな断面を有し、他端が小さな断面を有する細長い部
材から成る。
【0010】上記細長い部材は円断面形状を有すること
も可能である。あるいは、上記細長い部材は4点星形状
の断面を有することも可能である。しかし、上記細長い
部材の断面がどのような形状であれ、その断面の面積が
スペーサの一端からの距離に比例して減らすことが可能
である。特に、本発明の望ましい実施例では、このスペ
ーサはセラミックを含む。
【0011】さらに、本発明によるディスプレイ装置
は、スクリーンと、真空チャンバを形成するために上記
スクリーンにシールした背板と、上記背板と上記スクリ
ーン間に設けた面陰極手段と、上記面陰極手段と上記ス
クリーン間に設けた永久磁石と、上記陰極からの電子を
受けるため上記永久磁石の両極間に展開する横列と縦列
の2次元配列のチャンネルと、上記チャンネルからの電
子を受けるための上記永久磁石と上記スクリーン間に設
けた陽極蛍光層と、上記面陰極手段から上記チャンネル
への電子の流れを制御するため上記面陰極手段と永久磁
石との間に設けた格子電極と、上記チャンネルから上記
スクリーンへの電子の流れを制御するため上記永久磁石
と上記陽極蛍光層との間に設けた陽極手段と、上記永久
磁石から上記スクリーンを離すために上記永久磁石と上
記スクリーン間に設けた上記のような複数のスペーサと
を有する。
【0012】また、本発明の他の特徴によれば、ディス
プレイ装置は、スクリーンと、真空チャンバを形成する
ために上記スクリーンにシールした背板と、上記背板と
上記スクリーン間に設けた面陰極手段と、上記面陰極手
段と上記スクリーン間に設けた永久磁石と、上記面陰極
手段からの電子を受けるため上記永久磁石の両極間に展
開する横列と縦列の2次元配列のチャンネルと、上記チ
ャンネルからの電子を受けるための上記永久磁石と上記
スクリーン間に設けた陽極蛍光層と、上記面陰極手段か
ら上記チャンネルへの電子の流れを制御するため上記面
陰極手段と上記永久磁石との間に設けた格子電極と、上
記チャンネルから上記スクリーンへの電子の流れを制御
するため上記永久磁石と上記陽極蛍光層との間に設けた
陽極手段と、上記面陰極手段から上記磁石を離すため、
上記格子電極手段に形成した窪みに設けた複数のスペー
サとを有する。
【0013】さらに、本発明の他の特徴によれば、真空
チャンバ内で自由電子を発生させるための面陰極装置
は、背板と、チャンバを作るために上記背板に周辺をシ
ールしたシリカ・ガラス基板と、上記チャンバに内包さ
せた気体と、上記チャンバに面した基板の表面に設けた
感光性物質層と、上記背板と上記基板の間に設けた陰極
蛍光層と、上記感光物質層からの電子放射を起こすため
の光エネルギを発生させるため上記陰極蛍光層を励起す
るプラズマを生成するため、上記気体にエネルギを与え
るための上記チャンバの反対面から互いに向き合う一対
の電極とを有する。
【0014】また、さらに、本発明の他の特徴によれ
ば、ディスプレイ装置は、スクリーンと、真空チャンバ
を形成するため上記スクリーンにシールドした上記した
ような面陰極装置と、上記面陰極装置と上記スクリーン
間に設けた永久磁石と、上記陰極からの電子を受けるた
め上記永久磁石の両極間に展開する横列と縦列の2次元
配列のチャンネルと、上記チャンネルからの電子を受け
るための上記永久磁石と上記スクリーン間に設けた陽極
蛍光層と、上記面陰極装置から上記チャンネルへの電子
の流れを制御するため上記面陰極装置と永久磁石との間
に設けた格子電極と、上記チャンネルから上記スクリー
ンへの電子の流れを制御するため上記永久磁石と上記陽
極蛍光層との間に設けた陽極手段とを有する。
【0015】上記面陰極装置は、望ましくは、上記陰極
蛍光層と上記基板の間に設けた凸レンズの配列を有し、
各レンズは別々のチャンネルに対応し、各レンズは上記
陰極蛍光層からの光エネルギを上記陰極の別々の範囲に
焦点を結ぶことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】図1には、本発明による磁気マト
リックス・カラーディスプレイの一例が示されており、
陰極20を担持する背板10と、陰極20と向き合うレ
ッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)と連続して
並べた蛍光ストライプ80の塗布膜を担持するスクリー
ン板90とを有する。隣接する蛍光ストライプ80はブ
ラック・マトリックスにより分けられる。蛍光体は高電
圧蛍光体が望ましい。最終陽極層(図示せず)は蛍光体
塗布層80上に設ける。背板10とスクリーン板90の
間には永久磁石60を設ける。この永久磁石には2次元
マトリックス配列の貫通孔あるいは「ピクセル穴」70
が設けられている。蛍光体80に面する永久磁石60の
表面に陽極50の配列が形成されている。このディスプ
レイの作動の説明のため、この表面は永久磁石60の先
端面と称する。ピクセル穴70からなるマトリックスの
各縦列に組み合わせた一対の陽極50を設ける。各対の
陽極は、対応するピクセル穴70の縦列に対して向かい
合って伸びる。陰極20に面する永久磁石60の面に制
御格子が形成される。このディスプレイの作動の説明の
ため、この面は永久磁石60の裏面と称する。制御格子
は、磁石面を横切り横列方向に伸びる平行な第一群制御
格子導体41と、磁石面を横切り縦列方向に伸びる平行
な第二群制御格子導体42とを有し、各ピクセル穴70
が横列格子導体41と縦列格子導体42の異なった組合
せの交差点に位置している。背板10とスクリーン板9
0、および永久磁石60は共にシールして、その全体を
真空とする。作動の際は、電子が陰極から放出されて制
御格子に向かって引きつけられる。制御格子は、各ピク
セル穴70へ電子を選択的に入れるための横列/縦列マ
トリックス位置選択機構を提供する。電子はこの制御格
子を通過して選択したピクセル穴70に入る。各ピクセ
ル穴70には、強磁界がある。各ピクセル穴70の磁界
は電子を平行にし集中電子ビームとする。ピクセル穴7
0の先端にある陽極対がピクセル穴70を通過した電子
を加速し、放出電子ビーム30の側方偏向を制御する。
そして、電子ビーム30は、陽極蛍光層80上に形成し
た高電圧陽極に向けて加速され、陽極を貫通するのに充
分なエネルギを有する高速電子ビーム30を作り、蛍光
体80に到達して光出力となる。時間変化する差動電圧
を偏向陽極50を横切って、対応するレッド、グリー
ン、ブルーの蛍光ストライプに連続的に電子ビームを割
り当てるように印加させる。電子ビーム30により運ば
れる電流は、同時にスクリーン90上に画像を生成する
ためのR、G、Bビデオ信号に基づき順番に変化させ
る。陰極20と磁石60の距離Xは通常0.1mm、磁
石60の厚さYは通常1mm、磁石60と蛍光体80間
の距離Zは通常5mmである。スペーサ(図示せず)は
制御格子40と陰極20の間に設けて磁石60と陰極2
0間の距離を維持する。このスペーサはガラスの球体形
状が望ましい。
【0017】上述した磁気マトリックス・ディスプレイ
内の空間は真空にされているので、大気圧により背板1
0とスクリーン板90に力がかかる。コスト対効果の観
点では、背板10とスクリーン板90はこの力に耐える
充分な厚さのガラスから形成することが考えられる。し
かし、この構成による問題はガラスが比較的重い材料と
いうことである。それ故、背板10とスクリーン板90
がガラスでできている磁気マトリックス・ディスプレイ
はデスク・トップ型ディスプレイ用とし、エビオニクス
や、自動車、携帯型コンピュータのような軽量化が重要
な分野では不適切である。この問題は本発明の望ましい
実施例で解決される。すなわち、背板10とスクリーン
板90の一方、あるいは両方を少なくとも部分的に、光
学的に透明度の高いアクリル樹脂のような比較的軽量な
プラスチックから製造することにより、ディスプレイの
重量を軽減化する。
【0018】光学的に透明度の高いアクリル樹脂のよう
なプラスチック材料は今までも入手可能であった。しか
し、ブラウン管(CRT)のような真空電子装置内でこ
うしたプラスチック材料を使用することは、以下の2つ
の理由で検討対象からはずされている。第一の理由は、
プラスチック内の残存揮発性有機化合物が真空に向けて
ガス抜けを起こす傾向があり、これにより陰極に悪い影
響を与えることになる。第二の理由は、安全性の問題で
あり、従来のCRTは内破条件下にあるスクリーンへの
電子銃の発射衝撃に対抗できる充分な強度が必要であ
る。従来のCRTでは、この強度はスチールの張力帯か
らの過度な圧縮力下で厚いガラスからスクリーンを形成
することにより得ている。ガラスは圧力を受けていると
強度が増す。従来のCRT技術に勝る磁気マトリックス
・ディスプレイ技術の利点の一つは、磁気マトリックス
・ディスプレイでは内破条件にあるスクリーンへ向けて
発射する可能性のある電子銃が無いことである。同様
に、磁気マトリックス・ディスプレイの別の利点は、従
来のCRT技術に比べて磁気マトリックス・ディスプレ
イにおける内包する真空体積は非常に小さいことであ
り、従って磁気マトリックス・ディスプレイに関連した
内破エネルギは従来のCRTに比べて非常に小さい。そ
れ故、内破力に対する磁気マトリックス・ディスプレイ
のスクリーン90の抵抗は従来のCRTのスクリーンに
必要な内破力に対する抵抗よりもはるかに低くすること
が可能であることが分かる。そして、磁気マトリックス
・ディスプレイは従来のCRTの構造で使用される物よ
り軽量な材料に基づくことが可能であることも分かる。
【0019】一般的に、プラスチック材料はガラスより
も低い剛性を有しており、プラスチックのスクリーンは
大気圧下でガラス・スクリーンより撓む。アスペクト比
4:3で4辺全てを支持され、均一な負荷をかけられた
平坦の矩形板について、中心の撓みは次の式でおおよそ
の値が得られる。
【0020】 Y(mm)=(25.4×0.07×P×r4)/E×t3 ここで、P=負荷、 r=短辺長さ、 t=厚さ、 E
=ヤング率。
【0021】大気圧下で、40cmのディスプレイにつ
いて、 P=14.7lb/sq in r=9.25 in E=10.9×106 lb/sq in (ガラス) E=0.44×106 lb/sq in (アクリル樹脂)
【0022】図2には、フラット・パネルのCRT用
で、厚さ13mmのガラスは通常、線1で示されるよう
に0.13mmの撓みを示し、同じ結果をアクリル樹脂
で得るには、線2で示されるように40mmを上回る厚
さが必要である。この厚さは光学的な歪みが発生するの
で光学的見地から望ましくない。
【0023】本発明の特に望ましい実施例では、この問
題は、大気圧下で通常起こる撓みと反対方向に予め曲面
をつけたアクリル・スクリーンを提供することにより解
決する。そして、使用の際には、大気圧はこのスクリー
ンを平らにするように作用する。予め曲面をつけること
は、13mm以下の厚さのアクリル・スクリーンの使用
を可能にする。
【0024】図3に示す本発明の別の望ましい実施例で
は、撓みの問題は、3M社の感圧性ソリッド・フレキシ
ブル・アクリル樹脂4910Fのような接着剤で互いに
接合した、比較的薄い(通常1mm)ガラス層12と厚
いアクリル樹脂層11から成るラミネートからスクリー
ンを形成することにより解決している。本発明のこの望
ましい実施例に対する改良では、このラミネートは内部
凹面のガラス層12で予め撓めてある。従って、図4に
示すように、使用中にはガラス層12は大気圧により力
が加わり、圧縮される。前述のように、ガラスは圧縮さ
れている時に強化される。
【0025】本発明の望ましい実施例では、ディスプレ
イの重さは背板10およびディスプレイの側面をスクリ
ーン板90と同様にアクリル樹脂から形成することによ
り減少させる。同じように、本発明の他の望ましい実施
例では、背板10およびディスプレイの側面をスクリー
ン板90に加えて、アクリル・ガラスのラミネートから
形成する。望ましくは、ガラスはディスプレイの内部に
面したアクリル樹脂面にラミネートさせる。従って、ガ
ラスは真空環境とプラスチック間に壁を形成し、プラス
チックからディスプレイ内への有機化合物のガス抜けを
防止する。いくつかの実験は、ガラスとアクリル樹脂と
交換することによりディスプレイの重さを半分以上低下
させることを示している。
【0026】本発明の特に望ましい実施例、すなわち少
なくともスクリーン90がアクリル樹脂から形成されて
いる例では、ガス抜けの問題はアクリル樹脂の内部表面
をPeeraguardのような硬質の塗布材料でコーティングす
ることにより解決する。この硬質塗布材料は通常、構成
ポリマ・チェーンのおける高度なクロス・リンクを有す
る紫外線活性コーティングであり、ガス抜けに対して壁
を形成することになる。この塗布材料のコーティング
は、また、アクリル樹脂の表面に時々できる微細な亀裂
をシールすることにもなる。
【0027】前述した本発明の実施例では、軽量化のた
めにディスプレイの少なくともスクリーン90をアクリ
ル樹脂、あるいはアクリル樹脂とガラスのラミネートで
形成する。しかし、この方法は携帯用としては軽量化が
充分ではない。
【0028】図5に示すように、永久磁石60から陰極
20と背板10を離すために前述したガラス球13を用
いることができる。本発明の望ましい実施例では、上記
した重量の問題はスクリーン90を磁石60から離すた
めに別のスペーサを追加使用することにより解決する。
この追加スペーサは大気圧に対してディスプレイを自己
支持させ、それによりスクリーン板90を薄いガラスか
ら形成可能にする。本発明の特に望ましい実施例では、
接合したプラスチックのコーティング、望ましくは反射
防止コーティングをスクリーン90の外側に設けて、破
損時のガラスの飛散を防止する。
【0029】望ましくない視覚効果を防止するという観
点から、上記追加スペーサは隣接する蛍光ストライプ8
0間のブラック・マトリックス内の限られたスペースに
収めることが望ましい。0.3mmのピクセル間隔を有
する通常の高解像度スクリーンでは、各蛍光ストライプ
80は通常、幅が0.07mm程度、各ブラック・マト
リックス・ストライプは通常、幅が0.03mm程度で
ある。従って、そのストライプに当接するスペーサの部
分は0.03mmより狭い方が望ましい。電界放出ディ
スプレイ(FED)技術のような従来のフラット・パネ
ル真空電子ディスプレイ技術では、サブ・ピクセル(レ
ッド、グリーン、ブルー)毎に1電子ビームがある。従
って、各スペーサのベースはスクリーンに当接する表面
と同じ寸法、例えば、本発明の例では0.03mmであ
る。通常の磁気マトリックス・ディスプレイ装置で使用
されている高電圧蛍光体は最小6kVで作動する。これ
は望ましいスペーサ高さが最小1mmとなる。矩形のス
ペーサでこれらの基準を満たすためには、アスペクト比
が1/0.03あるいは33:1が必要である。こうし
たアスペクト比を有するスペーサは製造することが困難
である事が分かっている。これはFED技術の開発にお
いて重要な問題となることが分かる。
【0030】磁気マトリックス・ディスプレイ技術はピ
クセル毎に電子ビーム1本だけという利点を有する。つ
まり、前述のように磁気マトリックス・ディスプレイ技
術では電子ビームの指示はピクセルの各カラー・サブピ
クセルを順番にアドレスする方法を採用している。これ
はスクリーン90に面する側で永久磁石69にスペーサ
を設けるためのより広い面積の利用を可能にする。本発
明の特に望ましい実施例では、磁石60とスクリーン板
90間のスペーサは、基部が広い面積を有し、スクリー
ン板90にブラック・マトリックスを当接するための先
端が通常、0.03mm径を有する形状のテーパが設け
られている。このスペーサは円錐形が望ましい。あるい
は、円錐体を形成しながら、断面を星形にすることも可
能である。こうしたスペーサは従来の矩形スペーサに比
べて体積は大きく、しかもアスペクト比が小さい。
【0031】図6は円錐形スペーサ14の基部によって
占有される永久磁石60の部分と、隣接するピクセル穴
70を覆い隠すことなく星形スペーサ15の基部により
占有される磁石60の部分を示す。ピクセル穴の間隔
0.3mm、ピクセル穴の径0.18mmに対して、円錐
スペーサ14の基部の最大径は0.244mmであるこ
とが分かる。星形スペーサ15は隣接するピクセル間に
装着するように設けることができるので、星形スペーサ
15の基部は、さらに直交方向に0.172mm延伸す
ることが可能である。
【0032】図7は円錐型スペーサ14の一例、星形の
テーパ付きスペーサ15の一例、そして比較のため電界
放射ディスプレイに通常使われる同等な矩形スペーサ1
6等を同尺で示す。従来型402表面マウント(SM
T)パッケージ17および従来型201表面マウント
(SMT)パッケージ18も同様に比較のために示す。
テーパ付きスペーサ14、15は製造が容易で、このは
っきりした形状から取り扱いおよび中心出しが容易で、
しかも従来の矩形スペーサ16よりも強度がある。この
テーパ付きスペーサ14、15と従来型SMT部材1
7、18との比較により、従来の表面マウント部材摘出
および位置決め技術をディスプレイの組立時におけるテ
ーパ付きスペーサ14、15の例えばエポキシ樹脂によ
る接合に用いることが可能ということが分かる。また、
矩形スペーサ16とSMT部材17、18間に寸法の差
があると、SMT技術により矩形スペーサ16を取り付
けることが、テーパ付きのスペーサ14、15を取り付
けることに比べ極めて難しくなる。磁気マトリックス・
ディスプレイはこの広い基部面積を可能にし、スペーサ
にテーパをつけることにより、高さが大きなスペーサを
実用上使用可能とする。
【0033】本発明の特に望ましい実施例では、テーパ
付きのスペーサ14、15は鋳型形成および燒結プロセ
スを経てセラミックから製造される。鋳型形成の基本材
料はバインダおよび潤滑剤を加えたスラリーあるいは乾
燥粉体の状態となっている。燒結工程はスペーサが鋳型
内にある間か、または鋳型から取り外してから行うこと
ができる。鋳型からの取り出しはスペーサ14、15が
テーパ形状であるため極めて単純化される。従来の均一
断面を有する矩形スペーサ16は鋳型形成するのが大変
難しい。
【0034】図5について説明したように、磁気マトリ
ックス・ディスプレイの一例において、永久磁石60は
スペーサ13により陰極20から離されている。電子ビ
ームを使うディスプレイ装置では陰極と制御格子構造体
との間の間隔を正確に維持するのが望ましい。磁気マト
リックス・ディスプレイのような多数の個別電子ビーム
を単一の陰極から作る面陰極を用いたディスプレイで
は、間隔のズレが別々のピクセル間の作動特性に変化を
作りだし、それが特性の低下を招くので正確な陰極対格
子の間隔を維持することが、より望ましい。
【0035】本発明の特に望ましい実施例では、陰極2
0は少なくとも、ディスプレイの内側の真空とディスプ
レイの外側の大気間の壁の一部を形成する。背面点灯式
光陰極を有するような本発明の実施例では、そうした壁
として機能する別の中間層を設けることも可能である。
前述したように、大気圧は真空チャンバにかなり大きな
力をかける。例えば、通常の40cmディスプレイは、
スクリーン板90とチャンバの背板10に1トン近い重
さに匹敵する圧力を受ける。また前述のように、補償し
ない限り、こうした力は背板10とスクリーン板90の
ずれの原因となり、能力の低下となる。
【0036】前述のように、通常の磁気マトリックス・
ディスプレイは平坦な面陰極20を有する。この陰極
は、制限なく、光陰極、メタル・インシュレータ・メタ
ル(MIM)陰極、カーボン・ナノ・チューブ陰極等を
含む。これら全ての陰極は比較的薄いシートとして形成
可能である。陰極の表面を横切るようにして陰極を支持
するために何らかの処置が取られない限り、大気圧を支
持するために別の力を陰極に付与することが望ましい。
通常の磁気マトリックス・ディスプレイでは、永久磁石
60からの磁界が各ピクセル穴70から陰極20へ向け
て展開している。従って、陰極20からの電子の収束
は、対面しているピクセル穴とほぼ同じサイズの面積に
集中する傾向がある。つまり、陰極20の表面の重要な
部分は、表示画像を作るために電子ビームが形成される
電子の生成にほとんど、あるいは全く寄与しない。同様
に、スペーサを配置するためのピクセル穴70間に永久
磁石60の対応する面積がある。
【0037】図8に示すように、本発明の望ましい実施
例では、永久磁石60のピクセル穴70は中心間隔30
0マイクロメータで各々直径100マイクロメータであ
る。制御格子は分かり易くするため図8では省略してあ
る。接着パッド61は、少なくともピクセル穴70のい
くつかの間で永久磁石60にスクリーン印刷される。そ
して、スペーサ球62をパッド61に接合する。背板1
0の厚さは、ピクセル穴の間隔に比べて比較的大きい
(例えば、1mm)。隣接するスペーサ62間の背板1
0の局部的な変形を最小にするため、スペーサ球62は
比較的短い間隔で配置することが望ましい。スペーサ球
62の直径は、永久磁石60の制御格子と陰極20間で
維持される距離に等しい。外気圧は陰極20に対して永
久磁石60の方向への力を加える。永久磁石60と陰極
20間で維持される間隔はスペーサ62の寸法によって
決定される。
【0038】ガラス球およびガラス棒は、従来の液晶デ
ィスプレイでセル間隔を正確に維持するために使用され
ている。しかし、このタイプのディスプレイでは、スペ
ーサの空間配置が一般的に規則正しくない。つまり、磁
気マトリックス・ディスプレイ技術では、陰極20と永
久磁石60間のスペーサの配置を制御することが望まし
い。
【0039】図9で示すように、ピクセル穴70の直径
および制御格子と陰極20間の距離が、用途に応じて本
発明の異なった実施例で変えることができる。例えば、
63で示される図9内の構造では、陰極の離隔距離はピ
クセル穴の直径より大きい。従って、スペーサ球62は
製造中にピクセル穴70に侵入できない。ピクセル穴よ
り大きい球62は容易に除去できる。64で示される図
9内の構造では、陰極の離隔距離はおおよそピクセル穴
の直径と等しい。スペーサ球62はピクセル穴70内に
収容される。収容された球62は除去が難しい。1つの
ピクセル穴70を塞ぐ1個のスペーサ62はスクリーン
上の欠陥ピクセルを作ることになる。従って、この構造
は不適切である。65、66で示される図9内の構造で
は、陰極の離隔距離はピクセル穴より小さい。スペーサ
62はピクセル穴70内に落ちてしまう。66の構造は
余剰のスペーサ62が静電気力によりピクセル穴70内
に保持される可能性がある。このスペーサ62は製造中
に噴射空気によりピクセル穴70から吹き出すことがで
きる。
【0040】図10、図11に示すように、本発明の特
に望ましい実施例では、4個の隣接するピクセル穴70
の中心に設けた制御格子の範囲を、スペーサ62用の収
納部分67を作るために永久磁石60に制御格子を設け
る際にマスキングを行う。この構成は、制御格子がスペ
ーサ62による機械的な歪みを受けることがなく、対応
する横列導体41と縦列導体42との短絡の確率を減ら
すことができるので、特に優れている。さらに、この収
納部分67はスペーサ62用に硬質な基礎を提供する。
永久磁石60は制御格子を作るための材料(例えば、ア
ルミニウム)と比較して硬質(例えば、ガラス・フェラ
イト複合材料)である。従って、永久磁石60の表面
は、スペーサ62を経て点加重が加わる時に制御格子よ
り変形が少ない。また、この収納部分67はスペーサを
収めることができる凹みを設けている。この構造は、陰
極20の背面にかかる圧力が効果的に陰極20を磁石6
0の形状にするので、磁石60の平坦の度合いを低下さ
せることができる。これは、また、平坦である必要のな
い磁気マトリックス・ディスプレイの製造を可能にす
る。例えば、こうしたディスプレイは、非平面スクリー
ンに適合するように円筒あるいは球の一部として形成す
ることもできる。
【0041】図12に示すように、本発明の特に望まし
い実施例では、陰極20は背面点灯式の光陰極と、光源
からの入射光を光陰極に焦点を合わせるために磁石60
から離れた光陰極の側面に設けたミニレンズ68の配列
とを有する。各ミニレンズは別々のピクセル穴70に対
応している。
【0042】従来の光陰極は入射光子に応じて自由電子
を放出する。使用中は、光陰極は通常、放出された電子
が電界/磁界の影響下で自由に移動可能な真空チャンバ
内に収納されている。入射光子を電子放射に変換する光
陰極の効率は、光陰極の量子効率として一般的に知られ
ている。例えば、100個の入射光子は陰極面から20
個の電子放射を行い、従って光陰極の量子効率は20%
である。
【0043】光陰極の効率は入射光の波長で変化する。
特に、光陰極の効果は通常、特定の波長でピークに達す
る。光子の波長は光子のエネルギを示す。紫外線帯の波
長のように比較的短い波長を有する光子は、赤外線帯の
波長のように比較的長い波長を有する光子よりも大きな
エネルギを有する。しかし、一般的に、可視光や赤外線
帯で作動可能な光陰極は化学的に極めて反応性に富む。
こうした陰極の表面は容易に空気と反応し、電子放射能
力を低下させる。従って、光陰極を真空環境に維持する
ことが望ましい。反応性陰極表面は通常、陰極の構成要
素、例えばフィラメントを初めに塗布して形成する。そ
して真空にするチャンバ内に設ける。減圧の後、フィラ
メントは加熱されて予め塗布されていた物質を蒸発させ
る。蒸発物質は、陰極操作に必要のない部分を含むチャ
ンバ内の全ての表面上に沈積する。この技術は、比較的
大きな容積のチャンバ内に光陰極を収納する装置の製造
に一般的に使われる。この種の装置の例は光検出器など
である。陰極表面の反応性はチャンバの真空減圧まで不
活性雰囲気を必要とするので、組み立てる前にチャンバ
の特定の部分に陰極表面を予め形成することは難しい。
【0044】UV領域で作動可能な光陰極は通常、その
長波長領域でのものより反応性は低い。いくつかのUV
光陰極は少なくとも短時間は空中で安定している。従っ
て、この種の光陰極は、陰極の形成後に組み立てられる
のが望ましいチャンバ内での使用が望ましい。しかし、
これらの陰極は励起のために通常、UV光を必要とす
る。UV光は空気やほとんどの種類のガラスによってか
なり減衰する。UVに対して透過性のあるガラスは、通
常、ヘリウムが通過して拡散可能である。この拡散は徐
々にチャンバ内部の真空を減じる。さらに、チャンバの
ガラスは、チャンバにかかる大気圧の機械力に抗するた
めに充分な厚さが必要である。UV光の吸収はガラスの
厚さの増大で大きくなる。そして、光陰極技術では、量
子効率を適正化することだけでなく、真空チャンバ内へ
のヘリウム拡散の問題を減じ、また厚さを減少させ、従
って、背面点灯式の光陰極構造の大きさをも縮小させる
のが望ましい。
【0045】図13に示すように、本発明の特に望まし
い実施例において、背面点灯式の面光陰極が真空チャン
バ26を有しており、その真空チャンバ26に面するシ
リカ・ガラス22の基板表面上に設けた光陰極物質21
の層がチャンバ26内にある。望ましい光陰極物質の例
は1種以上のランタニド(希土類)金属に基づいてい
る。この種の金属の例はセリウム、テルビウム、サマリ
ウムを含む。蛍光層23は基板22の反対面に設ける。
作動中は、蛍光物質はスペクトルのUV領域にある光を
放射する。この蛍光物質の例は、亜鉛ドープした酸化亜
鉛をベースとしたものである。蛍光物質23により放射
されたUV光はシリカ基板22を通過して、陰極層21
から真空チャンバ26内へ電子の放出を起こす。蛍光層
23は、電極25の間に形成したプラズマ24によって
発生したUV波長からIR波長領域の広いスペクトル光
により励起される。プラズマ24は蛍光層23、電極2
5および背板10の間に入れた気体によって形成され
る。その気体は大気圧より減圧されているが、チャンバ
26内の圧力より大きい。背板10は、大気圧を支持す
るのに充分な強さを持ち、ヘリウムを浸透させない材料
から作られる。本発明の特に望ましい実施例では、背板
10はヘリウム不浸透性ガラスから形成されている。背
板10、プラズマ24、電極25、蛍光物質23の組合
せで平面蛍光灯として作用する。前述のように、プラズ
マは広い範囲の波長の光を放射する。蛍光層23は、光
陰極層21の量子効率を最大とするように選択された光
子放射周波数による「波長変換装置」として作用する。
背板10は大気圧による負荷のほとんどを支持するの
で、シリカ層22は薄く作ることができ、重さ、コス
ト、UV吸収等を軽減することになる。
【0046】図14に示すように、本発明の特に望まし
い実施例では、図13に示したような背面点灯型光陰極
アセンブリが磁気マトリックス・ディスプレイに一体化
してある。凸面ミニレンズ27の配列が蛍光層(図14
には示してない)とシリカ・ガラス層22間に設けてあ
る。各レンズ27は別々のピクセル穴70に対応してい
る。作動の際には、各レンズ27は蛍光層から放射され
たUV光28の焦点を、対応のピクセル穴70に面した
光陰極21の一点あるいは領域に結ぶ。これは、対応の
ピクセル穴70の直下にある光陰極21の領域からの電
子放出を増加させる(上記した永久磁石60からの磁界
の収束効果のため、磁気マトリックス・ディスプレイの
電子収束域は比較的小さい)。
【0047】図15に示すように、本発明の特に望まし
い実施例では、スペーサ29はシリカ・ガラス層22と
背板10の間に設けられ、接着剤で両者に固定される。
スペーサ29はこの構造体の機械強度を増し、プラズマ
24とチャンバ26間の圧力差に耐えるに必要なシリカ
層22の厚さを更に減らすことが可能となる。シリカ層
22の厚さの減少は重さ、コスト、UV吸収をさらに減
らすことになる。本発明のいくつかの実施例では、スペ
ーサ29は層22が近UV波長帯のみを透過させ、許容
可能なレベル内に関連UV吸収があるように充分薄い、
高価ではない他の物で実施可能としている。
【0048】背面点灯式光陰極構造の望ましい実施例
は、磁気マトリックス・ディスプレイについてここまで
説明してきた。しかし、こうした構造は磁気マトリック
ス・ディスプレイへの応用に限定されず、他の真空電子
装置における応用も可能であることは容易に類推され
る。
【0049】前述の本発明の望ましい実施例の要約とし
て、本発明のディスプレイ装置はスクリーンを有する。
真空チャンバを形成するために上記スクリーンに背板を
シールする。面陰極手段を上記背板と上記スクリーン間
に設ける。永久磁石を上記陰極と上記スクリーン間に設
ける。上記陰極からの電子を受けるため、横列と縦列の
2次元配列のチャンネルが上記永久磁石の両極間に延伸
する。陽極蛍光層を上記チャンネルからの電子を受ける
ため上記永久磁石と上記スクリーン間に設ける。上記面
陰極手段から上記チャンネルへの電子の流れを制御する
ため格子電極を上記面陰極と永久磁石との間に設ける。
上記永久磁石と上記陽極蛍光層との間に設けた陽極手段
が上記チャンネルから上記スクリーンへの電子の流れを
制御する。この構成の一例において、上記スクリーンは
プラスチック材料の層を有する。別の構成において、複
数のスペーサを上記スクリーンと上記永久磁石の間に設
ける。各スペーサはテーパをつけた一端が大きな断面を
有し、他端が小さな断面を有する細長い部材を有する。
別の構成において、複数のスペーサを上記永久磁石と上
記陰極間に設ける。スペーサは上記格子電極手段に形成
した窪み内に設ける。また、別の構成では、上記陰極手
段はチャンバをつくるため、背板と、その背板に周辺を
シールしたシリカ・ガラス基板を有する。気体がそのチ
ャンバ内に入れられる。感光性材料の層が上記チャンバ
に対して外部基材に設けられる。陰極蛍光層が上記背板
と上記基板の間に設けられる。上記チャンバの反対側か
ら互いにむき合う一対の電極が上記気体にエネルギを与
えプラズマを生成し、そのプラズマが陰極蛍光物質を励
起して光エネルギを発生して、上記光陰極からの電子放
射を起こす。
【0050】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0051】(1)透明プラスチック材料の層から成る
スクリーンと、真空チャンバを形成するために上記スク
リーンにシールした背板と、上記背板と上記スクリーン
間に設けた面陰極手段と、上記面陰極手段と上記スクリ
ーン間に設けた永久磁石と、上記面陰極手段からの電子
を受けるため上記永久磁石の両極間に展開する横列と縦
列の2次元配列のチャンネルと、上記チャンネルからの
電子を受けるための上記永久磁石と上記スクリーン間に
設けた陽極蛍光層と、上記面陰極手段から上記チャンネ
ルへの電子の流れを制御するため上記面陰極手段と永久
磁石との間に設けた格子電極と、上記チャンネルから上
記スクリーンへの電子の流れを制御するため上記永久磁
石と上記陽極蛍光層との間に設けた陽極手段とを、有す
ることを特徴とするディスプレイ装置。 (2)上記スクリーンは上記プラスチック層から上記真
空チャンバへのガス抜けを防止するため上記プラスチッ
ク層と陽極蛍光層の間に設けたバリヤ層を有することを
特徴とする、上記(1)に記載のディスプレイ装置。 (3)上記バリヤ層はガラス層を有することを特徴とす
る、上記(2)に記載のディスプレイ装置。 (4)上記バリヤ層は硬化ポリマ塗布層を有することを
特徴とする、上記(2)に記載のディスプレイ装置。 (5)上記スクリーンは、上記真空チャンバと大気圧と
の圧力差により加圧状態にされた予め曲面とされた部分
を有することを特徴とする、上記(3)あるいは(4)
に記載のディスプレイ装置。 (6)フラット・パネル・ディスプレイの2枚の平行面
の間隔を取るためのスペーサを設け、そのスペーサはテ
ーパをつけた一端が大きな断面を有し、他端が小さな断
面を有する細長い部材から成ることを特徴とするスペー
サ。 (7)上記細長い部材は円断面形状を有することを特徴
とする、上記(6)に記載のスペーサ。 (8)上記細長い部材は4点星形状の断面を有すること
を特徴とする、上記(6)に記載のスペーサ。 (9)上記部材の断面の面積がスペーサの一端からの距
離に比例して減らすことを特徴とする、上記(6)乃至
(8)のいずれかに記載のスペーサ。 (10)セラミックからなることを特徴とする、上記
(6)乃至(9)のいずれかに記載のスペーサ。 (11)スクリーンと、真空チャンバを形成するために
上記スクリーンにシールした背板と、上記背板と上記ス
クリーン間に設けた面陰極手段と、上記面陰極手段と上
記スクリーン間に設けた永久磁石と、上記陰極からの電
子を受けるため上記永久磁石の両極間に展開する横列と
縦列の2次元配列のチャンネルと、上記チャンネルから
の電子を受けるための上記永久磁石と上記スクリーン間
に設けた陽極蛍光層と、上記面陰極手段から上記チャン
ネルへの電子の流れを制御するため上記面陰極手段と永
久磁石との間に設けた格子電極と、上記チャンネルから
上記スクリーンへの電子の流れを制御するため上記永久
磁石と上記陽極蛍光層との間に設けた陽極手段と、上記
永久磁石から上記スクリーンを離すために上記磁石と上
記スクリーン間に設けた上記(6)から(10)のいず
れかに記載の複数のスペーサとを、有することを特徴と
するディスプレイ装置。 (12)スクリーンと、真空チャンバを形成するために
上記スクリーンにシールした背板と、上記背板と上記ス
クリーン間に設けた面陰極手段と、上記面陰極手段と上
記スクリーン間に設けた永久磁石と、上記陰極からの電
子を受けるため上記永久磁石の両極間に展開する横列と
縦列の2次元配列のチャンネルと、上記チャンネルから
の電子を受けるための上記永久磁石と上記スクリーン間
に設けた陽極蛍光層と、上記面陰極手段から上記チャン
ネルへの電子の流れを制御するため上記面陰極手段と永
久磁石との間に設けた格子電極と、上記チャンネルから
上記スクリーンへの電子の流れを制御するため上記永久
磁石と上記陽極蛍光層との間に設けた陽極手段と、上記
陰極から上記磁石を離すため、上記格子電極手段に形成
した窪みに設けた複数のスペーサとを、有することを特
徴とするディスプレイ装置。 (13)背板と、チャンバを作るために上記背板に周辺
をシールしたシリカ・ガラス基板と、上記チャンバに内
包させた気体と、上記チャンバに面した基板の表面に設
けた感光性物質層と、上記背板と上記基板の間に設けた
陰極蛍光層と、上記感光物質層からの電子放射を起こす
光エネルギを発生させるように上記気体にエネルギを与
えて上記陰極蛍光層を励起するプラズマを生成するため
の上記チャンバの反対側から互いに向き合う一対の電極
とを、有することを特徴とする真空チャンバ内で自由電
子を発生させるための面陰極装置。 (14)スクリーンと、真空チャンバを形成するため上
記スクリーンにシールドした(13)記載の面陰極装置
と、上記面陰極装置と上記スクリーン間に設けた永久磁
石と、上記面陰極装置からの電子を受けるため上記永久
磁石の両極間に展開する横列と縦列の2次元配列のチャ
ンネルと、上記チャンネルからの電子を受けるための上
記永久磁石と上記スクリーン間に設けた陽極蛍光層と、
上記面陰極装置から上記チャンネルへの電子の流れを制
御するため上記面陰極装置と永久磁石との間に設けた格
子電極と、上記チャンネルから上記スクリーンへの電子
の流れを制御するため上記永久磁石と上記陽極蛍光層と
の間に設けた陽極手段とを、有することを特徴とするデ
ィスプレイ装置。 (15)上記面陰極装置は、上記陰極蛍光層と上記基板
の間に設けた凸レンズの配列を有し、各レンズは別々の
チャンネルに対応し、各レンズは上記陰極蛍光層からの
光エネルギを上記陰極の別々の領域に焦点を結ぶことを
特徴とする、上記(14)に記載のディスプレイ装置。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁気マトリックス・カラーディスプレイの一例
の分解図である。
【図2】板ガラス(線1)とアクリル樹脂(線2)の厚
さに対する撓みを示すグラフである。
【図3】ガラス・アクリルのラミネート・スクリーンの
断面図である。
【図4】別のガラス・アクリルのラミネート・スクリー
ンの断面図である。
【図5】図1のAA’面を矢印方向から見た時の磁気マ
トリックス・ディスプレイの一例を示す断面図である。
【図6】図1のBB’面を矢印方向から見た時の磁気マ
トリックス・ディスプレイの一例を示す断面図である。
【図7】磁気マトリックス・ディスプレイ用のスペーサ
を示す同尺斜視図。
【図8】図1のAA’面を矢印方向から見た時の磁気マ
トリックス・ディスプレイの別の例における磁石を示す
簡略平面図である。
【図9】磁気マトリックス・ディスプレイの磁石の断面
図である。
【図10】磁気マトリックス・ディスプレイの制御格子
の平面図である。
【図11】別の磁気マトリックス・ディスプレイの磁石
と制御格子の断面図である。
【図12】さらに別の磁気マトリックス・ディスプレイ
の断面図である。
【図13】磁気マトリックス・ディスプレイ用の背面点
灯光電陰極の一例を示す断面図である。
【図14】背面点灯光電陰極を有する磁気マトリックス
・ディスプレイの一例の断面図である。
【図15】磁気マトリックス・ディスプレイ用の背面点
灯光電陰極の別の例の断面図である。
【符号の説明】
10 背板 13 ガラス球スペーサ 14 円錐形スペーサ 15 星形スペーサ 20 陰極 21 光陰極物質 22 基板 23 蛍光層 24 プラズマ 25 電極 26 真空チャンバ 27 ミニレンズ 28 UV光 29 スペーサ 30 電子ビーム 41 横列格子導体 42 縦行格子導体 50 陽極 60 永久磁石 61 接着パッド 62 スペーサ 70 ピクセル穴のマトリックス 80 蛍光体ストライプ 90 スクリーン板
フロントページの続き (72)発明者 アンドリュー・ラムゼイ・ノック イギリス国、7ジェイゼット、ケーエイ 25、キルバーニー、ミルトン・ロード、 ガーノック・ロッジ(番地なし) (72)発明者 クリストファー・カルロ・ピートラザッ ク イギリス国、1エヌアール、ピーエイ 19、レンフルーシャイア、グーロック、 アシュバーン・ゲイト 2 (56)参考文献 特開 平7−5821(JP,A) 特開 平2−299136(JP,A) 特表 平8−507643(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 31/12

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明プラスチック材料の層から成るスクリ
    ーンと、真空チャンバを形成するために上記スクリーン
    にシールした背板と、上記背板と上記スクリーン間に設
    けた面陰極手段と、上記面陰極手段と上記スクリーン間
    に設けた永久磁石と、上記面陰極手段からの電子を受け
    るため上記永久磁石の両極間に展開する横列と縦列の2
    次元配列のチャンネルと、上記チャンネルからの電子を
    受けるための上記永久磁石と上記スクリーン間に設けた
    陽極蛍光層と、上記面陰極手段から上記チャンネルへの
    電子の流れを制御するため上記面陰極手段と永久磁石と
    の間に設けた格子電極と、上記チャンネルから上記スク
    リーンへの電子の流れを制御するため上記永久磁石と上
    記陽極蛍光層との間に設けた陽極手段とを、有すること
    を特徴とするディスプレイ装置。
  2. 【請求項2】上記スクリーンは上記プラスチック層から
    上記真空チャンバへのガス抜けを防止するため上記プラ
    スチック層と陽極蛍光層の間に設けたバリヤ層を有する
    ことを特徴とする、請求項1に記載のディスプレイ装
    置。
  3. 【請求項3】上記バリヤ層はガラス層を有することを特
    徴とする、請求項2に記載のディスプレイ装置。
  4. 【請求項4】上記バリヤ層は硬化ポリマ塗布層を有する
    ことを特徴とする、請求項2に記載のディスプレイ装
    置。
  5. 【請求項5】上記スクリーンは、上記真空チャンバと大
    気圧との圧力差により加圧状態にされた予め曲面とされ
    た部分を有することを特徴とする、請求項3あるいは4
    に記載のディスプレイ装置。
  6. 【請求項6】スクリーンと、真空チャンバを形成するた
    めに上記スクリーンにシールした背板と、上記背板と上
    記スクリーン間に設けた面陰極手段と、上記面陰極手段
    と上記スクリーン間に設けた永久磁石と、上記陰極から
    の電子を受けるため上記永久磁石の両極間に展開する横
    列と縦列の2次元配列のチャンネルと、上記チャンネル
    からの電子を受けるための上記永久磁石と上記スクリー
    ン間に設けた陽極蛍光層と、上記面陰極手段から上記チ
    ャンネルへの電子の流れを制御するため上記面陰極手段
    と永久磁石との間に設けた格子電極と、上記チャンネル
    から上記スクリーンへの電子の流れを制御するため上記
    永久磁石と上記陽極蛍光層との間に設けた陽極手段と、
    上記永久磁石から上記スクリーンを離すために上記磁石
    と上記スクリーン間に設けた複数のスペーサとを備え、 前記スペーサの各々は、テーパをつけた一端が大きな断
    面を有し、他端が小さな断面を有する細長い部材から成
    ことを特徴とするディスプレイ装置。
  7. 【請求項7】スクリーンと、真空チャンバを形成するた
    めに上記スクリーンにシールした背板と、上記背板と上
    記スクリーン間に設けた面陰極手段と、上記面陰極手段
    と上記スクリーン間に設けた永久磁石と、上記陰極から
    の電子を受けるため上記永久磁石の両極間に展開する横
    列と縦列の2次元配列のチャンネルと、上記チャンネル
    からの電子を受けるための上記永久磁石と上記スクリー
    ン間に設けた陽極蛍光層と、上記面陰極手段から上記チ
    ャンネルへの電子の流れを制御するため上記面陰極手段
    と永久磁石との間に設けた格子電極と、上記チャンネル
    から上記スクリーンへの電子の流れを制御するため上記
    永久磁石と上記陽極蛍光層との間に設けた陽極手段と、
    上記陰極から上記磁石を離すため、上記格子電極手段に
    形成した窪みに設けた複数のスペーサとを、有すること
    を特徴とするディスプレイ装置。
  8. 【請求項8】背板と、チャンバを作るために上記背板に
    周辺をシールしたシリカ・ガラス基板と、上記チャンバ
    に内包させた気体と、上記チャンバに面した基板の表面
    に設けた感光性物質層と、上記背板と上記基板の間に設
    けた陰極蛍光層と、上記感光物質層からの電子放射を起
    こす光エネルギを発生させるように上記気体にエネルギ
    を与えて上記陰極蛍光層を励起するプラズマを生成する
    ための上記チャンバの反対側から互いに向き合う一対の
    電極とを、有することを特徴とする真空チャンバ内で自
    由電子を発生させるための面陰極装置。
  9. 【請求項9】スクリーンと、真空チャンバを形成するた
    め上記スクリーンにシールドした請求項13記載の面陰
    極装置と、上記面陰極装置と上記スクリーン間に設けた
    永久磁石と、上記面陰極装置からの電子を受けるため上
    記永久磁石の両極間に展開する横列と縦列の2次元配列
    のチャンネルと、上記チャンネルからの電子を受けるた
    めの上記永久磁石と上記スクリーン間に設けた陽極蛍光
    層と、上記面陰極装置から上記チャンネルへの電子の流
    れを制御するため上記面陰極装置と永久磁石との間に設
    けた格子電極と、上記チャンネルから上記スクリーンへ
    の電子の流れを制御するため上記永久磁石と上記陽極蛍
    光層との間に設けた陽極手段とを、有することを特徴と
    するディスプレイ装置。
  10. 【請求項10】上記面陰極装置は、上記陰極蛍光層と上
    記基板の間に設けた凸レンズの配列を有し、各レンズは
    別々のチャンネルに対応し、各レンズは上記陰極蛍光層
    からの光エネルギを上記陰極の別々の領域に焦点を結ぶ
    ことを特徴とする、請求項に記載のディスプレイ装
    置。
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