JP3100782U - タイヤ用滑り止め装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構造でありながら、凍結路面においてスパイクイヤに劣らぬ制動特性を発揮し、しかも簡単に着脱でき、さらに装着状態の走行時には騒音の少ないタイヤ用滑り止め装置を提供する。
【解決手段】タイヤ外周面に周設される縦凹溝内に嵌装して使用するタイヤ用滑り止め装置であって、ロープ体1と該ロープ体を挿入した圧縮コイルばね2と該ロープ体を伸縮可能な仕組みとからなり、該伸縮部分を作用させることにより、タイヤ周に装着する。
【選択図】図1

Description

本考案は、タイヤの凹溝に嵌装して用いる滑り止め装置に関するものである。
現在、冬の積雪路面や凍結路面を走行する自動車の多くは、スタッドレスタイヤを使用している。スタッドレスタイヤは、通常のタイヤと比較すれば制動能力は高いが、いまだにスパイクタイヤほどの制動能力はない。そこで現在でも、坂道やアイスバーンさらには深雪場所においては、タイヤチェーンを併用する場合がある。また、レジャーや観光等で積雪の多い場所へ行くときには、タイヤチェーンを持参し、目的地に近づいて積雪路面になる手前でタイヤに装着して使用することもある。
タイヤチェーンとしては、金属製の鎖をタイヤ外周表面に巻きつけて使用するものが一般に知られているが、外周表面に巻きつけて使用することから、取り付けが面倒で走行時には振動・騒音が大きく、かつ、積雪の少ない路面を長距離走行すると切れやすいという欠点がある。
係る実情のもと、さまざまなタイヤチェーンが考案されている。中でも、タイヤ外周の縦凹溝に嵌合周設して使用するタイプのチェーンとしては、ゴム輪やワイヤーに滑り止めピンを配置したもの(例えば特許文献1や特許文献2)や、環状のスチールワイヤーに鋼製のビードを多数通したもの(例えば、特許文献3)が公知となっている。
実開平6−59107号公報 特開2000−198335号公報 実開平7−4109号公報
しかしながら、ゴムやワイヤーからなる輪状体に滑り止めピンや突起を有する防滑体を設けたチェーンでは、ピンや防滑体がタイヤの凹溝からタイヤ表面方向に突出することで滑り止めの役割を果たすため、走行時にはタイヤからの振動や騒音が少なからず発生し、車両の乗り心地を損ねている。また、これらのタイヤチェーンでは、滑り止めピンや防滑体がない部分での制動能力を期待できるとはいえない。
そこで、本考案の目的は、凍結路面においてスパイクタイヤと同じような制動力を持ち、さらに容易に着脱可能で、かつ振動や騒音の少ないタイヤ用滑り止め装置を提供することにある
請求項1記載の考案は、タイヤ外周面に周設される縦凹溝内に着脱嵌装する輪状ロープ体と、該ロープ体の全周に通される圧縮コイルばねを有するタイヤ用滑り止め装置である。圧縮コイルばねの螺旋形状部分が積雪路面や凍結路面との摩擦を生じ、ブレーキング時には制動力を得、また走行開始時にはタイヤのカラ回りを防ぐこととなる。
請求項2記載の考案は、請求項1に記載のタイヤ用滑り止め装置であって、輪状ロープ体の少なくとも一箇所に伸縮機構を設けたタイヤ用滑り止め装置である。タイヤに装着する時には伸縮機構部分を伸ばして輪状ロープ体の輪を大きくして、タイヤへの凹溝に嵌める。嵌めた後は、伸縮機構部分を縮めることで、タイヤの凹溝に固く装着される。
請求項3に記載の考案は、伸縮機構が、輪状ロープ体を切り離した一端と接合手段によって一端が接合される第2ロープ体と、輪状ロープ体を切り離した他端と接合手段によって一端が接合される第3ロープ体と、第2ロープ体と第3ロープ体を各々別の側から挿入貫通する圧縮コイルばねと、該圧縮コイルばねの両端に配置されて第2ロープ体と第3ロープ体を通すガイドカラーと、第2ロープ体および第3ロープ体の端に抜け止め金具を有する請求項2に記載のタイヤ用滑り止め装置である。
この伸縮機構は、圧縮コイルばねの両端から挿入貫通する第2のロープ体および第3のロープ体を各々挿入側とは反対側において圧縮コイルばねから抜けない構造としたもので、伸縮機構部分の両側でロープ体を相反する方向へ引っ張ると、圧縮コイルばね部分が縮んで本装置のなす輪は大きくなり、引っ張りを解除すると、圧縮コイルばね部分が自らの復元力によって元に戻るため本装置のなす輪が自動的に縮んで、元の大きさとなる。
請求項1記載のタイヤ用滑り止め装置は、輪状ロープ体の全周を圧縮コイルばねに通した構造であり、圧縮コイルばねの螺旋部分が滑り止めとして作用するので、装置のどの部分においても制動効果が得られる。また、圧縮コイルばねが弾力性を有すること及びタイヤの凹溝に嵌装して使用することから、振動や騒音の発生が少ないとともに積雪の少ない路面を長距離走行しても切れにくい。このことは、着脱の回数を減らすことにもつながる。
請求項2に記載の考案によれば、ロープ体に伸縮機構を設けたことで、チェーンの着脱が容易となる。
請求項3に記載の考案によれば、伸縮機構を簡易な構造としたため、安価で制作、提供できるというメリットがある。また、伸縮機構にも圧縮コイルばねを配したことにより、装置のどの部分においても、その制動効果を期待できるものとなっている。さらに、装置の自重が比較的軽量で、走行中に加わる遠心力も低減されるため、従来のチェーン類と比較して高速走行、長距離走行が可能である。
以下、本考案の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1は、本考案に係るタイヤ用滑り止め装置の全体を表す図である。図1にあるように、本考案に係るタイヤ用滑り止め装置は、輪状のワイヤー1を圧縮コイルばね2に通したものであり、装置の着脱を容易とするための伸縮機構を有している。
本実施例においては、輪状ロープ体をワイヤーとしてありるが、引張強度を得られる部材であれば、ワイヤーに限定せずともよく、例えば鋼製の鎖などが考えられる。
圧縮コイルばね2は、充分な強度を得るためには、熱処理した合金鋼製のものを用いるのがよい。なお、図1においては、圧縮ばね2を連続したものとして作図してあるが、単位長の圧縮コイルばねを複数用いてもよい。
図2は、伸縮機構部分の拡大図である。伸縮機構は、ワイヤー1に比して細いワイヤー3を2本、螺旋径の小さな圧縮コイルばねを内側に配して二重構造とした圧縮コイルばね4の両端から挿入貫通し、さらにガイドカラー6に通して各々のワイヤー3の端に抜け止め金具7を取付けて、圧縮コイルばね4から抜けない構造となっている。ワイヤー3は、接続金具5を介してワイヤー1に継合されている。
本実施例では、伸縮機構を二箇所設けているが、これは本装置の脱着を容易とするためである。また、伸縮機構における圧縮コイルばねを二重構造としてあるが、充分なばねの復元力が得られるのであれば、多重化する必要はない。
本考案に係るタイヤ用滑り止め装置は、タイヤ外周にタイヤ回転方向に周設される縦凹溝11に嵌装して使用する。本装置をタイヤに装着する場合には、伸縮機構の両側を引っ張り(図3を参照)、本装置がなす輪を広げて、タイヤの凹溝に嵌める。引っ張りをやめると、圧縮コイルばね4の復元力により元の長さに戻ろうとする力が働き、タイヤの縦凹溝11に固く嵌装される(図4および図5参照)。タイヤ10に複数の縦凹溝11がある場合は、本考案に係る装置を複数使用することもでき、さらなる制動効果を得ることができる。
なお、本考案のタイヤ滑り止装置は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において、種々変更を加え得ることは勿論である。
本考案に係るタイヤ滑り止め装置を表した図である。 伸縮機構部分を拡大した図である。 接続金具付近で相反する方向へ引っ張った状態を表す図である。 本考案に係る装置をタイヤに装着した状態を表す図である。 図4におけるA−A線断面を表す図である。
符号の説明
1 ワイヤー
2 圧縮コイルばね
3 ワイヤー(細)
4 圧縮コイルばね
5 接続金具
6 ガイドカラー
7 抜け止め金具
10 タイヤ
11 縦凹溝

Claims (3)

  1. タイヤ外周面に周設される縦凹溝内に着脱嵌装する輪状ロープ体と、該ロープ体の全周に通される圧縮コイルばねを有するタイヤ用滑り止め装置。
  2. 輪状ロープ体の少なくとも一箇所に伸縮機構を設けた請求項1記載のタイヤ用滑り止め装置。
  3. 伸縮機構が、輪状ロープ体を切り離した一端と接合手段によって一端が接合される第2ロープ体と、輪状ロープ体を切り離した他端と接合手段によって一端が接合される第3ロープ体と、第2ロープ体と第3ロープ体を各々別の側から挿入貫通する圧縮コイルばねと、該圧縮コイルばねの両端に配置されて第2ロープ体と第3ロープ体を通すガイドカラーと、第2ロープ体および第3ロープ体の端に抜け止め金具を有する請求項2に記載のタイヤ用滑り止め装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200474032Y1 (ko) * 2013-12-30 2014-08-18 정기룡 자동차용 스노우 체인

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