JP3100041B2 - レジストパターン形成方法 - Google Patents

レジストパターン形成方法

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JP3100041B2
JP3100041B2 JP19481797A JP19481797A JP3100041B2 JP 3100041 B2 JP3100041 B2 JP 3100041B2 JP 19481797 A JP19481797 A JP 19481797A JP 19481797 A JP19481797 A JP 19481797A JP 3100041 B2 JP3100041 B2 JP 3100041B2
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  • Manufacturing Of Printed Circuit Boards (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント配線板及
びリードフレーム等の金属加工をする際のレジストパタ
ーン形成方法に関し、更に詳しくは、感度、密着性、抑
泡性に優れ、レジストの密着不足によるエッチングでの
導体のかけ、染み込みのない耐エッチング性に優れたレ
ジストパターン形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、プリント配線板等の製造には感光
性樹脂を用いたフォトレジスト法が用いられる。このフ
ォトレジスト法に用いられるドライフィルムレジストは
ほとんどがアルカリ現像型であり、露光した後は未露光
部分を炭酸ナトリウム等のアルカリ液で現像すること
で、感光性樹脂組成物中のカルボン酸基がカルボン酸塩
となり水溶性になり、未露光部分が取り除かれ、レジス
ト画像を形成する。このように形成されたレジスト画像
を保護マスクとし、公知のエッチング処理又はパターン
めっき処理を行った後、レジスト剥離して印刷回路基板
を製造することができる。
【0003】しかしながら、42アロイ(鉄−ニッケル
合金)に代表されるような、銅以外の金属基板にアルカ
リ現像型ドライフィルムレジストを用いてパターン形成
を行った場合には、上記金属基板とレジストの密着性が
低いために、エッチング時にレジスト下部までエッチン
グされる現象(もぐり現象)やレジストの剥離現象が発
生し、製品の歩留まり低下という問題を起こしていた。
かかる解決策として、特開平8−220776号公報で
は、アルカリ水溶液現像型ドライフィルムレジストを用
いた金属基板の加工方法として金属基板にドライフィル
ムレジストを積層して露光、現像し、現像終了後に遠赤
外線により金属基板上のレジストを熱処理することを提
案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報開示技術では、ドライフィルムレジストが通常一般に
用いられるアルカリ現像型のものであり、最近の技術の
高度化、ファイン化を考慮するとまだまだ満足のいくも
のではなく、かかるレジストについても更なる改良が望
まれるのである。即ち、42アロイ(鉄−ニッケル合
金)等の銅以外の金属基板を用いた場合でも基板とレジ
ストの密着性、抑泡性に優れ、導体への染み込みがない
といったもぐり現象や導体のかけが生じない耐エッチン
グ性に優れるレジストパターンを短時間かつ高い歩留ま
りで行うことができる方法が求められている。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかるに本発明者はかか
る課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、(a)カル
ボキシル基含有ポリマー、(b)エチレン性不飽和化合
物、(c)ロフィン二量体、(d)光重合開始剤、
(e)ロイコ染料を含有してなる感光性樹脂組成物にお
いて、(b)成分として下記式で示される化合物を
(b)成分全体に対して50〜100重量%含有し、更
に(a)成分と(b)成分の総重量に対して(c)成分
を0.5〜6.0重量%、(d)成分を0.1〜10重
量%、(e)成分を0.1〜3.0重量%含有してなる
感光性樹脂組成物(F)層を金属基板表面に形成して、
露光、現像し、現像終了後に遠赤外線により金属基板上
のレジストを熱処理するレジストパターン形成方法が、
上記目的に合致することを見出し本発明を完成するに至
った。
【0006】
【化3】 (ここで、R1、R2は炭素数1〜3のアルキル基又は水
素で、それらは同一であってもよいし、互いに異なって
いてもよい。nは4〜20の整数である。)
【0007】本発明では、上記感光性樹脂組成物(F)
層を少なくとも1層とするドライフィルムレジストとし
て用いることも好ましい。本発明では、上記(c)ロフ
ィン二量体がトリフェニルビイミダゾール類であると
き、更には(d)光重合開始剤として、下記式で示さ
れる化合物を用いるとき、本発明の効果を顕著に発揮す
る。
【0008】
【化4】 (ここで、R3、R4は水素又はアルキル基で、それらは
同一であってもよいし、互いに異なっていてもよい。)
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明について具体的に説
明する。本発明の感光性樹脂組成物(F)は、(a)カ
ルボキシル基含有ポリマー、(b)エチレン性不飽和化
合物、(c)ロフィン二量体、(d)光重合開始剤、
(e)ロイコ染料を含有してなる樹脂組成物であり、
(a)カルボキシル基含有ポリマーとしては、(メタ)
アクリル酸エステルを主成分とし、これにエチレン性不
飽和カルボン酸を共重合したアクリル系共重合体が好適
に用いられるが、更には必要に応じ他の共重合可能なモ
ノマーを共重合したアクリル系共重合体とすることも可
能である。この場合の各成分の含有量は(メタ)アクリ
ル酸エステル成分が70〜85重量%、好ましくは75
〜82重量%、エチレン性不飽和カルボン酸成分が15
〜30重量%、好ましくは18〜25重量%、他の共重
合可能なモノマー成分が0〜15重量%とすることが多
い。
【0010】ここで(メタ)アクリル酸エステルとして
は、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アク
リレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メ
タ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、2
−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシ
ル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレー
ト、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ヒド
ロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレ
ート等が例示される。
【0011】エチレン性不飽和カルボン酸としては、例
えばアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸などのモノ
カルボン酸が好適に用いられ、そのほか、マレイン酸、
フマール酸、イタコン酸などのジカルボン酸、あるいは
それらの無水物やハーフエステルも用いることができ
る。これらの中では、アクリル酸とメタクリル酸が特に
好ましい。
【0012】他の共重合可能なモノマーとしては、例え
ば(メタ)アクリル酸テトラヒドロフルフリルエステ
ル、(メタ)アクリルジメチルアミノエチルエステル、
(メタ)アクリル酸ジエチルアミノエチルエステル、
2,2,2−トリフルオロエチル(メタ)アクリレー
ト、(メタ)アクリルアミド、2,2,3,3−テトラ
フルオロプロピル(メタ)アクリレートアクリルアミ
ド、ジアセトンアクリルアミド、スチレン、α−メチル
スチレン、ビニルトルエン、酢酸ビニル、アルキルビニ
ルエーテル、(メタ)アクリロニトリル等が挙げられ
る。
【0013】かくして得られる(a)カルボキシル基含
有ポリマーには、上記以外に、ポリエステル樹脂、ポリ
アミド樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂等を併用
することもできる。又、該カルボキシル基含有ポリマー
の重量平均分子量は10000〜300000、好まし
くは10000〜150000、更に好ましくは300
00〜100000の範囲のものが好ましく、分子量が
10000未満ではコールドフローを起こし易く、逆に
300000を越えると現像されにくく、解像度の低下
を招いたり、レジスト剥離時の剥離性に劣ることとな
る。
【0014】(b)エチレン性不飽和化合物としては、
エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、ブチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)
アクリレート、1,6−ヘキサングリコールジ(メタ)
アクリレート、トリメチロールプロパンジ(メタ)アク
リレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリ
レート、グリセリンジ(メタ)アクリレート、ペンタエ
リスリトールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリ
トールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトー
ルテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトー
ルペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトー
ルヘキサ(メタ)アクリレート、2,2−ビス(4−ア
クリロキシジエトキシフェニル)プロパン、2,2−ビ
ス(4−(メタ)アクリロキポリエトキシフェニル)
プロパン、2−ヒドロキシ−3−(メタ)アクリロイル
オキシプロピルアクリレート、エチレングリコールジグ
リシジルエーテルジ(メタ)アクリレート、ジエチレン
グリコールジグリシジルエーテルジ(メタ)アクリレー
ト、1,6−ヘキサメチルジグリシジルエーテルジ(メ
タ)アクリレート、トリメチロールプロパントリグリシ
ジルエーテルトリ(メタ)アクリレート、ビスフェノー
ルAジグリシジルエーテルジ(メタ)アクリレート、フ
タル酸ジグリシジルエステルジ(メタ)アクリレート、
グリセリンポリグリシジルエーテルポリ(メタ)アクリ
レート等の多官能モノマーが挙げられるが、本発明では
上記(1)式で示される化合物を用いることが必要であ
り、(b)成分全体に対して50〜100重量%、好ま
しくは70〜100重量%含有することが必要である。
かかる含有量が50重量%未満では耐エッチング性が低
下し、エッチング液の染み込みの原因となり好ましくな
い。該(1)式で示される化合物としては、具体的には
ポリプロピレングリコールジアクリレート、ポリプロピ
レングリコールジメタクリレート等が挙げられ、nが4
〜20、好ましくは4〜17のものがよい。
【0015】これらの多官能モノマーと共に単官能モノ
マーを適当量併用することもでき、そのような単官能モ
ノマーの例としては、2−ヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ
ート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2
−フェノキシ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリ
レート、2−(メタ)アクリロイルオキシ−2−ヒドロ
キシプロピルフタレート、3−クロロ−2−ヒドロキシ
プロピル(メタ)アクリレート、グリセリンモノ(メ
タ)アクリレート、2−(メタ)アクリロイルオキシエ
チルアシッドホスフェート、フタル酸誘導体のハーフ
(メタ)アクリレート、N−メチロール(メタ)アクリ
ルアミド等が挙げられる。
【0016】上記(b)エチレン性不飽和化合物の配合
割合は、(a)カルボキシル基含有ポリマー及び(b)
エチレン性不飽和化合物の総重量に対して5〜90重量
%、好ましくは20〜80重量%、特に好ましくは40
〜60重量%の範囲から選ぶことが望ましい。(b)エ
チレン性不飽和化合物の過少は、硬化不良、可塑性の低
下、現像速度の遅延を招き、(b)エチレン性不飽和化
合物の過多は、粘着性の増大、コールドフロー、硬化レ
ジストの剥離速度低下招き好ましくない。
【0017】(c)ロフィン二量体としては、例えばト
リフェニルビイミダゾール類、特に、2−(o−クロロ
フェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体、
2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジ(m−メトキ
シフェニル)イミダゾール二量体、2−(o−フルオロ
フェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体、
2−(o−メトキシフェニル)4,5−ジフェニルイミ
ダゾール二量体、2,4−(p−メトキシフェニル)−
5−フェニルイミダゾール二量体、2−(o−エトキシ
フェニル)4,5−ジフェニルイミダゾール二量体、
2,4−ジ(p−エトキシフェニル)−5−フェニルイ
ミダゾール二量体等が挙げられ、中でも2−(o−クロ
ロフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体
が好適に用いられる。
【0018】かかる(c)ロフィン二量体の配合割合
は、(a)カルボキシル基含有ポリマーと(b)エチレ
ン性不飽和化合物の総重量に対して0.5〜6.0重量
%、好ましくは0.5〜4.0重量%、更に好ましくは
1.0〜3.0重量%配合することが必要である。該配
合割合が0.5重量%未満ではレジストの硬化不足や感
度の低下を招くことになり、6.0重量%を越えると現
像スカムの析出や保存安定性の低下となり好ましくな
い。特に(c)ロフィン二量体の中でもトリフェニルビ
イミダゾール類を(a)カルボキシル基含有ポリマーと
(b)エチレン性不飽和化合物の総重量に対して0.5
〜6.0重量%、好ましくは0.5〜4.0重量%含有
することが好ましい。
【0019】(d)光重合開始剤としては、上記(2)
式で示される化合物、ベンゾイン、ベンゾインメチルエ
ーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプ
ロピルエーテル、ベンゾインn−ブチルエーテル、ベン
ゾインフェニルエーテル、ベンジルジフェニルジスルフ
ィド、ジベンジル、ジアセチル、アントラキノン、ナフ
トキノン、3,3′−ジメチル−4−メトキシベンゾフ
ェノン、ベンゾフェノン、p,p′−ビス(ジメチルア
ミノ)ベンゾフェノン、p,p′−ビス(ジエチルアミ
ノ)ベンゾフェノン、ピバロインエチルエーテル、1,
1−ジクロロアセトフェノン、p−t−ブチルジクロロ
アセトフェノン、2−クロロチオキサントン、2−メチ
ルチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、
2,2−ジエトキシアセトフェノン、2,2−ジメトキ
シ−2−フェニルアセトフェノン、2,2−ジクロロ−
4−フェノキシアセトフェノン、フェニルグリオキシレ
ート、α−ヒドロキシイソブチルフェノン、ジベゾスパ
ロン、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロ
キシ−2−メチル−1−プロパノン、2−メチル−[4
−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノ−1−
プロパノン、トリブロモフェニルスルホン、トリブロモ
メチルフェニルスルホン、N−フェニルグリシン等が例
示され、これらは単独又は2種以上を組み合わせて用い
られるが、本発明では少なくとも上記(II)式で示され
る化合物を含有させることが好ましい。
【0020】かかる(d)光重合開始剤の配合割合は、
(a)カルボキシル基含有ポリマーと(b)エチレン性
不飽和化合物の総重量に対して0.1〜10重量%、好
ましくは1.0〜8.0重量%、より好ましくは2.0
〜5.0重量%配合することが必要である。該配合割合
が0.1重量%未満では感度が低く実用性に乏しく、1
0重量%を越えると密着性が低下し、現像時のレジスト
剥がれの原因となり好ましくない。
【0021】(e)ロイコ染料としては、例えばトリス
(4−ジメチルアミノフェニル)メタン[ロイコクリス
タルバイオレット]、トリス(4−ジエチルアミノ−2
−メチルフェニル)メタン、ロイコマラカイトグリー
ン、ロイコアニリン、ロイコメチルバイオレット等が挙
げられる。かかる(e)ロイコ染料の配合割合は(a)
カルボキシル基含有ポリマーと(b)エチレン性不飽和
化合物の総重量に対して0.1〜3.0重量%、好まし
くは0.1〜2.0重量%配合することが必要である。
該配合割合が0.1重量%未満では感度が低下し、露光
後のコントラストが低くなり、3.0重量%を越えると
密着力の低下となり好ましくない。
【0022】本発明で用いる感光性樹脂組成物(F)に
は、上記(a)、(b)、(c)、(d)、(e)を必
須成分とするが、必要に応じて熱重合禁止剤、可塑剤、
ロイコ染料以外の染料(色素、変色剤)、密着付与剤、
酸化防止剤、溶剤、表面張力改質剤、安定剤、連鎖移動
剤、消泡剤、難燃剤、等の添加剤を適宜添加することが
できる。
【0023】例えば、熱重合禁止剤は感光性樹脂組成物
の熱的な重合又は経時的な重合を防止するために添加す
るもので、p−メトキシフェノール、ヒドロキノン、t
−ブチルカテコール、ピロガロール、2−ヒドロキシベ
ンゾフェノン、4−メトキシ−2−ヒドロキシベンゾフ
ェノン、塩化第一銅、フェノチアジン、クロラニル、ナ
フチルアミン、β−ナフトール、2,6−ジ−t−ブチ
ル−p−クレゾール、ニトロベンゼン、ピクリン酸、p
−トルイジン等が挙げられる。
【0024】可塑剤は膜物性をコントロールするために
添加するもので、例えばジブチルフタレート、ジヘプチ
ルフタレート、ジオクチルフタレート、ジアリルフタレ
ート等のフタル酸エステル類;トリエチレングリコール
ジアセテート、テトラエチレングリコールジアセテート
等のグリコールエステル類;トリクレジルホスフェー
ト、トリフェニルホスフェート等のリン酸エステル類;
p−トルエンスルホンアミド、ベンゼンスルホンアミ
ド、N−n−ブチルアセトアミド等のアミド類;ジイソ
ブチルアジペート、ジオクチルアジペート、ジメチルセ
バケート、ジオクチルアゼレート、ジブチルマレート等
の脂肪族二塩基酸エステル類;クエン酸トリエチル、ク
エン酸トリブチル、グリセリントリアセチルエステル、
ラウリン酸ブチル、4,5−ジエポキシシクロヘキサン
−1,2−ジカルボン酸ジオクチル、ポリエチレングリ
コール、ポリプロピレングリコール等のグリコール類等
が挙げられる。
【0025】色素としては例えば、ブリリアントグリー
ン、エオシン、エチルバイオレット、エリスロシンB、
メチルグリーン、クリスタルバイオレット、ベイシック
フクシン、フェノールフタレイン、1,3−ジフェニル
トリアジン、アリザリンレッドS、チモールフタレイ
ン、メチルバイオレット2B、キナルジンレッド、ロー
ズベンガル、メタニルイエロー、チモールスルホフタレ
イン、キシレノールブルー、メチルオレンジ、オレンジ
IV、ジフェニルチオカルバゾン、2,7−ジクロロフル
オレセイン、パラメチルレッド、コンゴーレッド、ベン
ゾプルプリン4B、α−ナフチルレッド、ナイルブルー
A、フェナセタリン、メチルバイオレット、マラカイト
グリーン、パラフクシン、オイルブルー#603[オリ
エント化学工業(株)製]、ビクトリアピュアブルーB
OH、スピロンブルーGN[保土ケ谷化学工業(株)
製]、ローダミン6G等である。中でもマラカイトグリ
ーン、ブリリアントグリーンを0.01〜0.5重量
%、好ましくは0.01〜0.3重量%含有することが
好ましい。
【0026】変色剤は、露光により可視像を与えること
ができるように感光性樹脂組成物中に添加され、具体例
として前記色素の他にジフェニルアミン、ジベンジルア
ニリン、トリフェニルアミン、ジエチルアニリン、ジフ
ェニル−p−フェニレンジアミン、p−トルイジン、
4、4′−ビフェニルジアミン、o−クロロアニリン、
等が挙げられる。
【0027】密着促進剤としては、例えばベンズイミダ
ゾール、ベンズチアゾール、ベンズオキソゾール、ベン
ズトリアゾール、2−メルカプトベンズチアゾール、2
−メルカプトベンズイミダゾール等が挙げられる。
【0028】本発明において使用され得る感光性樹脂組
成物(F)は普通、積層構造のフォトレジストフィルム
として用いられる。該フォトレジストフィルムは、本発
明の感光性樹脂組成物(F)を少なくとも1層とするも
のであり、支持体フィルム、感光性樹脂組成物(F)層
及び必要に応じて保護フィルムを順次積層したもので、
例えば、支持体フィルム/感光性樹脂組成物(F)(/
保護フィルム)の層構成が挙げられる。
【0029】本発明に用いられる支持体フィルムは、感
光性樹脂組成物(F)層を形成する際の耐熱性及び耐溶
剤性を有するものである。前記支持体フィルムの具体例
としては、例えばポリエステルフィルム、ポリイミドフ
ィルム、アルミニウム箔などが挙げられるが、本発明は
かかる例示のみに限定されるものではない。なお、前記
支持体フィルムの厚さは、該フィルムの材質によって異
なるので一概には決定することができず、通常該フィル
ムの機械的強度などに応じて適宜調整されるが通常は3
〜50μm程度である。
【0030】前記感光性樹脂組成物(F)層の厚さは、
あまりにも小さい場合には塗工、乾燥する際に、被膜が
不均一になったり、ピンホールが生じやすくなり、又あ
まりにも大きい場合には、露光感度が低下し、現像速度
が遅くなるため、通常5〜300μm、なかんずく10
〜50μmであることが好ましい。
【0031】本発明に用いられる保護フィルムは、フォ
トレジストフィルムをロール状にして用いる場合に、粘
着性を有する感光性樹脂組成物(F)層が支持体フィル
ムに転着したり、感光性樹脂組成物(F)層に壁などが
付着するのを防止する目的で感光性樹脂組成物(F)層
に積層して用いられる。かかる保護フィルムとしては、
例えばポリエステルフィルム、ポリエチレンフィルム、
ポリプロピレンフィルム、テフロンフィルムなどが挙げ
られるが、本発明はかかる例示のみに限定されるもので
はない。なお、該保護フィルムの厚さについては特に限
定はなく、通常10〜50μm、なかんずく10〜30
μmであればよい。
【0032】上記の感光性樹脂組成物(F)を用いたド
ライフィルムレジストは、例えば、上記の感光性樹脂組
成物(F)をポリエステルフィルム、ポリプロピレンフ
ィルム、ポリスチレンフィルム、ポリビニルアルコール
系フィルムなどの支持体フィルム面に塗工した後、必要
に応じてその塗工面の上からポリエチレンフィルム等の
保護フィルムを被覆してドライフィルムレジストとして
製造される。ドライフィルムレジスト以外の用途として
は、本発明の感光性樹脂組成物(F)を、ディップコー
ト法、フローコート法、スクリーン印刷法等の常法によ
り、加工すべき(42アロイ)基板上に直接塗工し、厚
さ1〜150μの感光層を容易に形成することもでき
る。塗工時に、メチルエチルケトン、メチルセロソルブ
アセテート、エチルセロソルブアセテート、シクロヘキ
サン、メチルセルソルブ、塩化メチレン、1,1,1−
トリクロルエタン等の溶剤を添加することもできる。
【0033】ドライフィルムレジストによって画像を形
成させるには、支持体フィルムと感光性樹脂組成物
(F)層との接着力及び保護フィルムと感光性樹脂組成
物(F)層との接着力を比較し、接着力の低い方のフィ
ルムを剥離してから感光性樹脂組成物層の側を銅張基板
の銅面などの金属面に貼り付けた後、他方のフィルム上
にパターンマスクを密着させて露光する。感光性樹脂組
成物(F)が粘着性を有しないときは、前記他方のフィ
ルムを剥離してからパターンマスクを感光性樹脂組成物
(F)層に直接接触させて露光することもできる。金属
面に直接塗工した場合は、その塗工面に直接またはポリ
エステルフィルムなどを介してパターンマスクを接触さ
せ、露光に供する。露光は通常紫外線照射により行い、
その際の光源としては、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、カ
ーボンアーク灯、キセノン灯、メタルハライドランプ、
ケミカルランプなどが用いられる。紫外線照射後は、必
要に応じ加熱を行って、硬化の完全を図ることもでき
る。
【0034】露光後は、レジスト上のフィルムを剥離除
去してから現像を行う。本発明の感光性樹脂組成物
(F)は稀アルカリ現像型であるので、露光後の現像
は、炭酸ソーダ、炭酸カリウムなどのアルカリ0.3〜
2重量%程度の稀薄水溶液を用いて行う。該アルカリ水
溶液中には、表面活性剤、消泡剤、現像を促進させるた
めの少量の有機溶剤等を混入させてもよい。
【0035】本発明では、上記の現像が終了した後に、
更に遠赤外線により金属基板上のレジストを熱処理する
必要がある。遠赤外線としては、3×103〜4×105
nm、好ましくは3×103〜3×104nmの範囲の波
長のものを用いることができる。処理条件は、基板表面
温度で50〜350℃、好ましくは150〜300℃
で、10秒〜60分間、好ましくは1〜30分間行うの
が好ましい。
【0036】その後、通常塩化第二銅−塩酸水溶液や塩
化第二鉄−塩酸水溶液等の酸性エッチング液を用いて常
法に従ってエッチングを行う。希にアンモニア系のアル
カリエッチング液も用いられる。めっき法は、脱脂剤、
ソフトエッチング剤などのめっき前処理剤を用いて前処
理を行った後、めっき液を用いてめっきを行う。
【0037】エッチング工程後、残っている硬化レジス
トの剥離を行う。硬化レジストの剥離除去は、水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウムなどの0.5〜5重量%程度
の濃度のアルカリ水溶液からなるアルカリ剥離液を用い
て行う。
【0038】本発明のレジストパターンの形成方法は、
(a)カルボキシル基含有ポリマー、(b)エチレン性
不飽和化合物、(c)ロフィン二量体、(d)光重合開
始剤、(e)ロイコ染料を含有してなり、かつ(b)成
分の中でも特定化合物を(b)成分全体に対して50〜
100重量%含有し、更に(a)成分と(b)成分の総
重量に対して(c)成分を0.5〜6.0重量%、
(d)成分を0.1〜10重量%、(e)成分を0.1
〜3.0重量%含有した感光性樹脂組成物(F)を用
い、現像終了後に遠赤外線で熱処理するため、42アロ
イ等の銅以外の金属基板を用いた場合でも基板とレジス
トの密着性に優れ、導体への染み込みや導体のかけがな
く、レジストパターンを短時間かつ高い歩留まりで行う
ことができるのである。
【0039】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳述す
る。尚、ことわりのない限り「%」及び「部」は重量基
準である。 [感光性樹脂組成物の調製](a)としては下記のカル
ボキシル基含有ポリマーを用い、表1に示す如き組成の
感光性樹脂組成物(F−1)〜(F−10)のドープを
調製した。 (a)・メタクリル酸メチル/アクリル酸メチル/アク
リル酸2−エチルヘキシル/メタクリル酸(重量比:5
8/10/10/22)の組成を有し重量平均分子量が
60000の共重合体の40%メチルエチルケトン/イ
ソプロピルアルコール(重量比が50/50)溶液
139.38部(固形分55.75部)
【0040】
【表1】 感光性樹脂 (b) (c) (d) (e) その他 組成物 APG TMP-TA HABI BDK EAB-F LCV TBMPS MG(F) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) F−1 37.16 --- 2.0 4.0 0.06 0.7 0.3 0.03 F−2 18.58 18.58 2.0 4.0 0.06 0.7 0.3 0.03F−3 27.87 9.29 2.0 4.0 0.06 0.7 0.3 0.03 F−4 14.86 22.30 2.0 4.0 0.06 0.7 0.3 0.03 F−5 32.16 --- 7.0 4.0 0.06 0.7 0.3 0.03 F−6 39.06 --- 0.1 4.0 0.06 0.7 0.3 0.03 F−7 30.16 --- 2.0 11.0 0.06 0.7 0.3 0.03 F−8 41.14 --- 2.0 0.05 0.03 0.7 0.3 0.03 F−9 33.86 --- 2.0 4.0 0.06 4.0 0.3 0.03F−10 37.81 --- 2.0 4.0 0.06 0.05 0.3 0.03
【0041】注)(a)カルボキシル基含有ポリマーはす
べて55.75%の配合量である。 APG :ポリプロピレングリコールジアクリレート
(n=7) TMP-TA :トリメチロールプロパントリアクリレート HABI :2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジフ
ェニルイミダゾール二量体 BDK :ベンジルジメチルケタール EAB-F :N,N′−テトラエチル−4,4′−ジアミ
ノベンゾフェノン LCV :ロイコクリスタルバイオレット TBMPS :トリブロモメチルフェニルスルホン MG :マラカイトグリーン (F−4)〜(F−10)は本発明で規定する感光性樹
脂組成物ではない。
【0042】実施例1 上記感光性樹脂組成物(F−1)のドープをギャップ
0ミルのアプリケーターを用いて厚さ20μmのポリエ
ステルフィルム上に塗工し、室温で1分30秒放置した
後、60℃、90℃、110℃のオーブンでそれぞれ3
分間乾燥して、レジスト厚25μmのドライフィルムと
した(ただし保護フィルムは設けていない)。一方、ニ
ッケル42%含有のニッケル/鉄合金(42アロイ)か
らなる基板をアルカリ脱脂剤(10%水溶液)に50℃
で2分間浸漬した後、水洗処理し、更に5%塩酸水溶液
に室温で20秒間浸漬し、水洗処理した後、精製水によ
り水洗を行い、乾燥したものを基材として用いた。基材
は厚さ0.15mmであり、巾250mm、長さ300
mmの基板である。上記ドライフィルムを、オーブンで
60℃に予熱した基材の両面に、ラミネートロール温度
100℃、同ロール圧3kg/cm2、ラミネート速度
1.5m/minにてラミネートした。
【0043】次いで得られた基材に、2kw水銀ショー
トアーク灯(平行光源)で、ストーファー21段ステッ
プタブレット(光透過量が段階的に少なくなるように作
られたネガフィルム)の数値が6となる露光量で露光を
行った。露光後15分経過してからポリエステルフィル
ムを剥離し、30℃で1%炭酸ナトリウム水溶液をブレ
ークポイント(未露光部分が完全溶解する時間)の2倍
の現像時間でスプレーすることにより未露光部分を溶解
除去して硬化樹脂画像を得た。
【0044】次に、150℃で5分間、遠赤外線で加熱
した後、この基材を50℃、45B(ボーメ)の塩化第
二鉄のエッチング液により8分間エッチングした(スプ
レー圧:上1.8kg/cm2、下1.5kg/c
2)。次に50℃の3%水酸化ナトリウム水溶液で5
0秒噴霧してレジストとして用いた硬化樹脂膜を剥離し
て画像を形成した。
【0045】本発明において以下の項目を下記の如く評
価した。 (感度)感光性樹脂組成物(F)の光感度は基材に形成
された光硬化膜のステップタブレットの段数が6となる
ときの露光量(mj/cm2)を測定することにより評価し
た。
【0046】(密着性)基材へのラミネート後、ライン
幅10、15、20、25、30、40、45、50μ
mのパターンマスク(ガラスクロム乾板:独立細線)を
用いて、同様に現像して密着性良好な最小ライン幅(μ
m)を調べた。
【0047】(抑泡性)1%炭酸ナトリウム500ml
に未露光レジストを0.2m2(レジスト厚み25μ
m)を溶解し、一日撹拌した後、該炭酸ナトリウム液
(未露光レジスト溶解液)100mlを発泡瓶(瓶の内
径:9cm)に移し、該発泡瓶を30℃の恒温水槽で1
時間放置した。その後1.0l/分の通気量で空気を送
り込み、液を発泡させた。空気を送り始めてから10分
後、20分後、30分後、1時間後、2時間後、6時間
後の泡のみの高さ(cm)を測定することにより抑泡性
を評価した。
【0048】(耐エッチング性) 導体への染み込み ライン/スペース=400μm/300μmの現像後、
レジストパターンをエッチングし、レジストを剥離した
のち基材を拡大顕微鏡で観察してエッチング液の染み込
み具合を目視評価した。評価基準は下記の通りである。 ◎・・・染み込みなし ○・・・2μm未満の染み込みあり △・・・2〜5μm未満の染み込みあり ×・・・5μm以上の染み込みあり
【0049】導体のかけ ライン/スペース=400μm/300μmの現像後、
レジストパターンをエッチングし、レジストを剥離した
後、基材を拡大顕微鏡で観察して、導体のカケ具合を目
視評価した。評価基準は下記の通りである。 ◎・・・導体のカケなし ○・・・導体の幅に対して端部より1/3未満のカケあ
り △・・・導体の幅に対して端部より1/3以上のカケあ
り ×・・・導体なし
【0050】実施例2〜3及び比較例1〜7 実施例1において、感光性樹脂組成物(F)を表2に示
す如く代えた以外は同様に行い、各性能を評価した。
【0051】比較例8 実施例1において、遠赤外線処理を施さなかった以外は
同様に行い、上記と同様に評価した。
【0052】比較例9 実施例1において、遠赤外線処理を150℃の熱風で3
0分間の加熱処理に変更した以外は同様に行い、上記と
同様に評価した。実施例および比較例の評価結果を表2
に示す。
【0053】
【表2】 感光性 感度 密着性 抑泡性 耐エッチ 樹脂 (mj/cm2) (μm) 10 20 30 60 120 360分後 ング性 組成物 (cm) 実施例1 F−1 40 30 1 1 1 1 1 1 ◎ ◎ 〃 2 F−2 35 30 1 2 2 2 3 3 ◎ ◎ 〃 3 F−3 38 30 1 2 2 2 2 2 ◎ ◎ 比較例1 F−4 40 35 1 2 3 3 5 8 ○ △ 〃 2 F−5 20 35 1 1 1 1 1 2 ○ ○ (スカム発生) 〃 3 F−6 160 60 1 1 1 1 1 2 △ △ 〃 4 F−7 35 60 1 1 1 1 2 2 △ △ 〃 5 F−8 100 35 1 1 1 1 1 2 △ × 〃 6 F−9 16 60 1 1 1 1 1 1 △ × 〃 7 F−10 100 35 1 1 1 1 1 2 ○ △ 〃 8 F−1 40 30 1 1 1 1 1 1 ◎ ○ 〃 9 F−1 40 30 1 1 1 1 1 1 ◎ ○
【0054】
【発明の効果】本発明の方法は、42アロイ等の銅以外
の金属基板を用いた場合でも、基板とレジストの密着
性、抑泡性に優れ、導体への染み込みといったもぐり現
象や導体のかけのない耐エッチング性に優れた、レジス
トパターンを短時間かつ高い歩留まりで行うことができ
るもので、印刷配線板の製造、リードフレームの製造、
金属の精密加工等に有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H05K 3/06 H05K 3/06 E (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 7/031 G03F 7/004 G03F 7/027 G03F 7/032 G03F 7/40

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)カルボキシル基含有ポリマー、
    (b)エチレン性不飽和化合物、(c)ロフィン二量
    体、(d)光重合開始剤、(e)ロイコ染料を含有して
    なる感光性樹脂組成物において、(b)成分として下記
    式で示される化合物を(b)成分全体に対して50〜
    100重量%含有し、更に(a)成分と(b)成分の総
    重量に対して(c)成分を0.5〜6.0重量%、
    (d)成分を0.1〜10重量%、(e)成分を0.1
    〜3.0重量%含有してなる感光性樹脂組成物(F)層
    を金属基板表面に形成して露光、現像し、現像終了後に
    遠赤外線により金属基板上のレジストを熱処理すること
    を特徴とするレジストパターン形成方法。 【化1】 (ここで、R1、R2は炭素数1〜3のアルキル基又は水
    素で、それらは同一であってもよいし、互いに異なって
    いてもよい。nは4〜20の整数である。)
  2. 【請求項2】 感光性樹脂組成物(F)層を少なくとも
    1層とするドライフィルムレジストを用いることを特徴
    とする請求項1記載のレジストパターン形成方法。
  3. 【請求項3】 (c)ロフィン二量体として、トリフェ
    ニルビイミダゾール類を用いることを特徴とする請求項
    1又は2記載のレジストパターン形成方法。
  4. 【請求項4】 (a)成分と(b)成分の総重量に対し
    て、トリフェニルビイミダゾール類を0.5〜6.0重
    量%用いることを特徴とする請求項3記載のレジストパ
    ターン形成方法。
  5. 【請求項5】 (d)光重合開始剤として、下記式で
    示される化合物を用いることを特徴とする請求項1又は
    2記載のレジストパターン形成方法。 【化2】 (ここで、R3、R4は水素又はアルキル基で、それらは
    同一であってもよいし、互いに異なっていてもよい。)
  6. 【請求項6】 (a)成分と(b)成分の総重量に対し
    て、(2)式で示される化合物を0.1〜10重量%を
    用いることを特徴とする請求項1、2又は5記載のレジ
    ストパターン形成方法。
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