JP3098682B2 - 包丁等の収納ケースにおけるカバー抜け落ち防止構造 - Google Patents
包丁等の収納ケースにおけるカバー抜け落ち防止構造Info
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- JP3098682B2 JP3098682B2 JP06269068A JP26906894A JP3098682B2 JP 3098682 B2 JP3098682 B2 JP 3098682B2 JP 06269068 A JP06269068 A JP 06269068A JP 26906894 A JP26906894 A JP 26906894A JP 3098682 B2 JP3098682 B2 JP 3098682B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、包丁等の収納ケース
において、そのケース本体に対するカバーの抜け落ちを
防止する構造に関するものである。
において、そのケース本体に対するカバーの抜け落ちを
防止する構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】実開昭59−165368号公報に示す
従来の収納ケースにおいては、カバーの内側に係止突部
が形成され、この係止突部がケース本体の一部に係止さ
れてカバーがケース本体から抜け落ちないようになって
いる。
従来の収納ケースにおいては、カバーの内側に係止突部
が形成され、この係止突部がケース本体の一部に係止さ
れてカバーがケース本体から抜け落ちないようになって
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、カバーにこ
のような係止突部が形成されていると、ケース本体に対
しカバーが分離されている状態から、カバーをケース本
体に挿嵌する場合、この係止突部が邪魔になってカバー
を挿嵌しにくい。
のような係止突部が形成されていると、ケース本体に対
しカバーが分離されている状態から、カバーをケース本
体に挿嵌する場合、この係止突部が邪魔になってカバー
を挿嵌しにくい。
【0004】本発明は、ケース本体に対するカバーの係
止構造を改良してそれらを分離状態から組付け易くする
ことを目的としている。
止構造を改良してそれらを分離状態から組付け易くする
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】後記実施形態の図面(図
1〜3)の符号を援用して本発明を説明する。 本発明に
かかる収納ケースのカバー抜け落ち防止構造において
は、図1に示すように、ケース本体(2)と、このケー
ス本体(2)に被せられるカバー(3)と、このケース
本体(2)上に重合し得るようにケース本体(2)に対
し折曲可能に設けた係止板(12)とを備えている。前
記ケース本体(2)は底壁(4)とこの底壁(4)を囲
む側壁(5)とからなり、この底壁(4)に面する側壁
(5)の上端部間を開放してこの底壁(4)と側壁
(5)との間に収納凹所(6)を形成している。前記カ
バー(3)は上壁(8)と下壁(9)と左右の側壁(1
0)とにより筒状をなし、この上壁(8)と下壁(9)
と左右の側壁(10)との間に収納孔(11)を形成し
ている。前記係止板(12)は、前記ケース本体(2)
の側壁(5)のうち左右両側壁(5b)の前端部間にあ
る前側壁(5a)に一体成形され、前記ケース本体
(2)の前側壁(5a)の上端縁である折曲線(12
a)と、この前側壁(5a)上の折曲線(12a)の左
右両端から延びる左右の端縁(12b)と、この左右両
端縁(12b)の先端間で延びる先端縁(12c)とに
より囲まれている。
1〜3)の符号を援用して本発明を説明する。 本発明に
かかる収納ケースのカバー抜け落ち防止構造において
は、図1に示すように、ケース本体(2)と、このケー
ス本体(2)に被せられるカバー(3)と、このケース
本体(2)上に重合し得るようにケース本体(2)に対
し折曲可能に設けた係止板(12)とを備えている。前
記ケース本体(2)は底壁(4)とこの底壁(4)を囲
む側壁(5)とからなり、この底壁(4)に面する側壁
(5)の上端部間を開放してこの底壁(4)と側壁
(5)との間に収納凹所(6)を形成している。前記カ
バー(3)は上壁(8)と下壁(9)と左右の側壁(1
0)とにより筒状をなし、この上壁(8)と下壁(9)
と左右の側壁(10)との間に収納孔(11)を形成し
ている。前記係止板(12)は、前記ケース本体(2)
の側壁(5)のうち左右両側壁(5b)の前端部間にあ
る前側壁(5a)に一体成形され、前記ケース本体
(2)の前側壁(5a)の上端縁である折曲線(12
a)と、この前側壁(5a)上の折曲線(12a)の左
右両端から延びる左右の端縁(12b)と、この左右両
端縁(12b)の先端間で延びる先端縁(12c)とに
より囲まれている。
【0006】前記係止板(12)は、下記のように構成
されている。 前記前側壁(5a)上の折曲線(12a)
から先端縁(12c)側へ離れた位置で左右両端縁(1
2b)間に折曲線(13)を延設している。前記左右両
端縁(12b)間の折曲線(13)と前側壁(5a)上
の折曲線(12a)と左右両端縁(12b)との間に第
一引掛片(15)を形成している。前記左右両端縁(1
2b)間の折曲線(13)と左右両端縁(12b)と先
端縁(12c)との間で第二引掛片(16)を左右両端
縁(12b)間の折曲線(13)により前記第一引掛片
(15)と区画して形成するとともに、この第二引掛片
(16)と左右両端縁(12b)と先端縁(12c)と
の間で係止片(17)をこの第二引掛片(16)と区画
して形成している。前記係止片(17)には係止突起
(17a)を形成している。 一方、前記ケース本体
(2)の開放側に面するカバー(3)の上壁(8)にお
いて、その前端縁(8a)から後端側へ離れた位置には
第一係止孔(18)を設け、さらにこの第一係止孔(1
8)から後端側へ離れた位置には第二係止孔(19)を
設けている。
されている。 前記前側壁(5a)上の折曲線(12a)
から先端縁(12c)側へ離れた位置で左右両端縁(1
2b)間に折曲線(13)を延設している。前記左右両
端縁(12b)間の折曲線(13)と前側壁(5a)上
の折曲線(12a)と左右両端縁(12b)との間に第
一引掛片(15)を形成している。前記左右両端縁(1
2b)間の折曲線(13)と左右両端縁(12b)と先
端縁(12c)との間で第二引掛片(16)を左右両端
縁(12b)間の折曲線(13)により前記第一引掛片
(15)と区画して形成するとともに、この第二引掛片
(16)と左右両端縁(12b)と先端縁(12c)と
の間で係止片(17)をこの第二引掛片(16)と区画
して形成している。前記係止片(17)には係止突起
(17a)を形成している。 一方、前記ケース本体
(2)の開放側に面するカバー(3)の上壁(8)にお
いて、その前端縁(8a)から後端側へ離れた位置には
第一係止孔(18)を設け、さらにこの第一係止孔(1
8)から後端側へ離れた位置には第二係止孔(19)を
設けている。
【0007】
【作用】図2(a)または図3(a)に示すように、前
記カバー(3)の収納孔(11)に前記ケース本体
(2)を挿嵌した状態で、カバー(3)の上壁(8)が
ケース本体(2)の開放側に面するとともに、カバー
(3)の下壁(9)及び左右両側壁(10)がそれぞれ
ケース本体(2)の底壁(4)及び左右両側壁(5b)
にその外側で面し、カバー(3)の上壁(8)の前端縁
(8a)がケース本体(2)の前側壁(5a)に接近す
る。 図2(b)(c)に示すように、前記係止板(1
2)を前記左右両端縁(12b)間の折曲線(13)で
折り曲げて両引掛片(15,16)を互いに重合させ、
ケース本体(2)の左右両側壁(5b)の上端縁間に係
止片(17)を突出させた状態で、この係止片(17)
はカバー(3)の上壁(8)の内側に挿入されて重合
し、この係止片(17)の係止突起(17a)がカバー
(3)の上壁(8)の第一係止孔(18)に係入され
る。また、互いに重合する両引掛片(15,16)はケ
ース本体(2)の前側壁(5a)からカバー(3)の外
側へ突出する。
記カバー(3)の収納孔(11)に前記ケース本体
(2)を挿嵌した状態で、カバー(3)の上壁(8)が
ケース本体(2)の開放側に面するとともに、カバー
(3)の下壁(9)及び左右両側壁(10)がそれぞれ
ケース本体(2)の底壁(4)及び左右両側壁(5b)
にその外側で面し、カバー(3)の上壁(8)の前端縁
(8a)がケース本体(2)の前側壁(5a)に接近す
る。 図2(b)(c)に示すように、前記係止板(1
2)を前記左右両端縁(12b)間の折曲線(13)で
折り曲げて両引掛片(15,16)を互いに重合させ、
ケース本体(2)の左右両側壁(5b)の上端縁間に係
止片(17)を突出させた状態で、この係止片(17)
はカバー(3)の上壁(8)の内側に挿入されて重合
し、この係止片(17)の係止突起(17a)がカバー
(3)の上壁(8)の第一係止孔(18)に係入され
る。また、互いに重合する両引掛片(15,16)はケ
ース本体(2)の前側壁(5a)からカバー(3)の外
側へ突出する。
【0008】図3(b)(c)に示すように、前記両引
掛片(15,16)及び係止片(17)からなる係止板
(12)の全体を前記前側壁(5a)上の折曲線(12
a)で折り曲げてケース本体(2)の左右両側壁(5
b)間で収納凹所(6)上に重ね合わせた状態で、この
係止板(12)はカバー(3)の上壁(8)の内側に挿
入されて重合し、この係止板(17)の係止突起(17
a)がカバー(3)の上壁(8)の第二係止孔(19)
に係入される。また、両引掛片(15,16)も係止片
(17)とともにカバー(3)の上壁(8)の内側に隠
れる。
掛片(15,16)及び係止片(17)からなる係止板
(12)の全体を前記前側壁(5a)上の折曲線(12
a)で折り曲げてケース本体(2)の左右両側壁(5
b)間で収納凹所(6)上に重ね合わせた状態で、この
係止板(12)はカバー(3)の上壁(8)の内側に挿
入されて重合し、この係止板(17)の係止突起(17
a)がカバー(3)の上壁(8)の第二係止孔(19)
に係入される。また、両引掛片(15,16)も係止片
(17)とともにカバー(3)の上壁(8)の内側に隠
れる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例にかかる包丁等の収
納ケースを図面を参照して説明する。
納ケースを図面を参照して説明する。
【0010】図1に示す収納ケース1は、ケース本体2
とカバー3とからなリ、それらは透明なプラスチックに
より成形されている。ケース本体2は底壁4とその内周
を囲む側壁5とからなり、この底壁4に面する側壁5の
上端部間が開放されてそれらの間に収納凹所6が形成さ
れている。この収納凹所6内で底壁4上に包丁7が載置
されて位置決めされている。カバー3は上壁8と下壁9
と左右の側壁10とにより筒状をなし、それらの間に形
成された収納孔11が前後両端側で開放されている。
とカバー3とからなリ、それらは透明なプラスチックに
より成形されている。ケース本体2は底壁4とその内周
を囲む側壁5とからなり、この底壁4に面する側壁5の
上端部間が開放されてそれらの間に収納凹所6が形成さ
れている。この収納凹所6内で底壁4上に包丁7が載置
されて位置決めされている。カバー3は上壁8と下壁9
と左右の側壁10とにより筒状をなし、それらの間に形
成された収納孔11が前後両端側で開放されている。
【0011】前記側壁5のうち左右両側壁5bの前端部
間にある前側壁5aにプラスチック製係止板12が一体
成形されている。この係止板12は前側壁5aの上端縁
である基端縁12a(折曲線)と、この基端縁12aの
左右両端から前記左右両側壁5bに対し平行に延びる左
右の端縁12bと、この左右両端縁12bの先端間で基
端縁12aに対し平行に延びる先端縁12cとにより囲
まれ、基端縁12aはそれに直交する前後方向(ケース
本体2及びカバー3の長手方向)へ折曲可能になってい
る。この係止板12には基端縁12aから距離Aだけ離
れた位置で左右両端縁12b間に第一折曲線13が基端
縁12aに対し平行に延設されている。さらに、この係
止板12には第一折曲線13から同一距離Aだけ離れた
位置で左右両端縁12b間に第二折曲線14が基端縁1
2aに対し平行に延設されている。この基端縁12aと
左右両端縁12bと第一折曲線13との間、この第一折
曲線13と左右両端縁12bと第二折曲線14との間に
はそれぞれ引掛片15,16が形成され、それぞれの引
掛片15,16の中央部に引掛孔15a,16aが貫設
されている。この第二折曲線14と左右両端縁12bと
先端縁12cとの間には係止片17が形成されている。
この係止片17には基端縁12aからの距離C又は第二
折曲線14からの距離Dの位置に左右一対の係止突起1
7a(係止部)が形成されている。
間にある前側壁5aにプラスチック製係止板12が一体
成形されている。この係止板12は前側壁5aの上端縁
である基端縁12a(折曲線)と、この基端縁12aの
左右両端から前記左右両側壁5bに対し平行に延びる左
右の端縁12bと、この左右両端縁12bの先端間で基
端縁12aに対し平行に延びる先端縁12cとにより囲
まれ、基端縁12aはそれに直交する前後方向(ケース
本体2及びカバー3の長手方向)へ折曲可能になってい
る。この係止板12には基端縁12aから距離Aだけ離
れた位置で左右両端縁12b間に第一折曲線13が基端
縁12aに対し平行に延設されている。さらに、この係
止板12には第一折曲線13から同一距離Aだけ離れた
位置で左右両端縁12b間に第二折曲線14が基端縁1
2aに対し平行に延設されている。この基端縁12aと
左右両端縁12bと第一折曲線13との間、この第一折
曲線13と左右両端縁12bと第二折曲線14との間に
はそれぞれ引掛片15,16が形成され、それぞれの引
掛片15,16の中央部に引掛孔15a,16aが貫設
されている。この第二折曲線14と左右両端縁12bと
先端縁12cとの間には係止片17が形成されている。
この係止片17には基端縁12aからの距離C又は第二
折曲線14からの距離Dの位置に左右一対の係止突起1
7a(係止部)が形成されている。
【0012】一方、ケース本体2の開放側に面するカバ
ー3の上壁8においてその前端縁8aからの距離Dの位
置に左右一対の第一係止孔18(係止部)が貫設されて
いるとともに、同じく距離Cの位置に左右一対の第二係
止孔19(係止部)が貫設され、それらの距離D,Cは
前記係止板12の係止突起17aの距離D,Cと等しく
なっている。
ー3の上壁8においてその前端縁8aからの距離Dの位
置に左右一対の第一係止孔18(係止部)が貫設されて
いるとともに、同じく距離Cの位置に左右一対の第二係
止孔19(係止部)が貫設され、それらの距離D,Cは
前記係止板12の係止突起17aの距離D,Cと等しく
なっている。
【0013】カバー3の収納孔11にケース本体2をそ
の後端側から挿嵌すると、カバー3の上壁8がケース本
体2の開放側に面するとともに、カバー3の下壁9及び
左右両側壁10がそれぞれケース本体2の底壁4及び左
右両側壁5bにその外側で面する。そして、ケース本体
2に対しカバー3を移動させてカバー3の上壁8の前端
縁8aをケース本体2の前側壁5aに接近させる。
の後端側から挿嵌すると、カバー3の上壁8がケース本
体2の開放側に面するとともに、カバー3の下壁9及び
左右両側壁10がそれぞれケース本体2の底壁4及び左
右両側壁5bにその外側で面する。そして、ケース本体
2に対しカバー3を移動させてカバー3の上壁8の前端
縁8aをケース本体2の前側壁5aに接近させる。
【0014】前記係止板12の使用態様としては、図2
に示す場合と図3に示す場合とがある。図2(a)に示
すように、係止板12を第一折曲線13で折り曲げて両
引掛片15,16及びそれらの引掛孔15a,16aを
互いに重合させるとともに、第二折曲線14を基端縁1
2a上に重ねてケース本体2の左右両側壁5bの上端縁
間に係止片17を突出させると、係止片17の両係止突
起17aが上向きになる。その場合、第一折曲線13を
折り曲げたときに生じる弾性力により、係止片17が浮
き上がる。この係止片17をその弾性力に抗してケース
本体2の収納凹所6側に押し下げた状態で、カバー3の
上壁8の前端縁8aをケース本体2の前側壁5a上まで
移動させると、図2(b)(c)に示すように、係止片
17が上壁8の内側に挿入されて重合し、係止片17の
両係止突起17aが上壁8の第一係止孔18に係入され
る。また、互いに重合する両引掛片15,16は、ケー
ス本体2の前側壁5aからカバー3の外側へ突出し、互
いに重なる基端縁12a及び第二折曲線14を中心に若
干回動する。
に示す場合と図3に示す場合とがある。図2(a)に示
すように、係止板12を第一折曲線13で折り曲げて両
引掛片15,16及びそれらの引掛孔15a,16aを
互いに重合させるとともに、第二折曲線14を基端縁1
2a上に重ねてケース本体2の左右両側壁5bの上端縁
間に係止片17を突出させると、係止片17の両係止突
起17aが上向きになる。その場合、第一折曲線13を
折り曲げたときに生じる弾性力により、係止片17が浮
き上がる。この係止片17をその弾性力に抗してケース
本体2の収納凹所6側に押し下げた状態で、カバー3の
上壁8の前端縁8aをケース本体2の前側壁5a上まで
移動させると、図2(b)(c)に示すように、係止片
17が上壁8の内側に挿入されて重合し、係止片17の
両係止突起17aが上壁8の第一係止孔18に係入され
る。また、互いに重合する両引掛片15,16は、ケー
ス本体2の前側壁5aからカバー3の外側へ突出し、互
いに重なる基端縁12a及び第二折曲線14を中心に若
干回動する。
【0015】図3(a)に示すように、係止板12の全
体(両引掛片15,16及び係止片17)を基端縁12
aで折り曲げてケース本体2の左右両側壁5b間で収納
凹所6上に重ね合わせると、基端縁12aを折り曲げた
ときに生じる弾性力により、係止板12が浮き上がる。
そして、この係止板12を収納凹所6内に押し下げた状
態で、カバー3の上壁8の前端縁8aをケース本体2の
前側壁5a上に移動させると、図3(b)(c)に示す
ように、係止板12が上壁8の内側に挿入されて弾性力
により重合し、係止板17の両係止突起17aが上壁8
の第二係止孔19に係入される。その場合、両引掛片1
5,16も係止片17とともに上壁8の内側に隠れる。
体(両引掛片15,16及び係止片17)を基端縁12
aで折り曲げてケース本体2の左右両側壁5b間で収納
凹所6上に重ね合わせると、基端縁12aを折り曲げた
ときに生じる弾性力により、係止板12が浮き上がる。
そして、この係止板12を収納凹所6内に押し下げた状
態で、カバー3の上壁8の前端縁8aをケース本体2の
前側壁5a上に移動させると、図3(b)(c)に示す
ように、係止板12が上壁8の内側に挿入されて弾性力
により重合し、係止板17の両係止突起17aが上壁8
の第二係止孔19に係入される。その場合、両引掛片1
5,16も係止片17とともに上壁8の内側に隠れる。
【0016】なお、前記係止板17の両係止突起17a
を押してカバー3の係止孔18,19から抜けば、カバ
ー3をケース本体2から取り外すことができる。本実施
例は下記(イ)〜(ロ)の特徴を有する。 (イ) ケース本体2に設けた係止板12を折り曲げて
ケース本体2の収納凹所6に重合した状態で、ケース本
体2にカバー3を被せて係止板12をカバー3の内側に
重合し、この係止板12の折曲による弾性力を利用し
て、係止板12の係止突起17aをカバー3の係止孔1
8,19に係入するようにしたので、ケース本体2に対
するカバー3の抜け落ちを防止できるばかりではなく、
カバー3をケース本体2に組付ける作業が行い易くな
る。 (ロ) 前記(イ)に示すように、係止板12をケース
本体2の収納凹所6とカバー3の内側との間に重合させ
る場合、図2に示すように係止板12の一部である係止
片17のみを挿入して係止板12の残り部分である両引
掛片15,16をケース本体2及びカバー3の外側に突
出させる状態と、図3に示すようにこの両引掛片15,
16及び係止片17を含む係止板12の全体を挿入する
状態とを取り得るようにしたので、必要に応じて引掛片
15,16を利用することができる。この引掛片15,
16をケース本体2とカバー3との間に隠すこともで
き、この引掛片15,16が不必要な場合に邪魔になら
ない。
を押してカバー3の係止孔18,19から抜けば、カバ
ー3をケース本体2から取り外すことができる。本実施
例は下記(イ)〜(ロ)の特徴を有する。 (イ) ケース本体2に設けた係止板12を折り曲げて
ケース本体2の収納凹所6に重合した状態で、ケース本
体2にカバー3を被せて係止板12をカバー3の内側に
重合し、この係止板12の折曲による弾性力を利用し
て、係止板12の係止突起17aをカバー3の係止孔1
8,19に係入するようにしたので、ケース本体2に対
するカバー3の抜け落ちを防止できるばかりではなく、
カバー3をケース本体2に組付ける作業が行い易くな
る。 (ロ) 前記(イ)に示すように、係止板12をケース
本体2の収納凹所6とカバー3の内側との間に重合させ
る場合、図2に示すように係止板12の一部である係止
片17のみを挿入して係止板12の残り部分である両引
掛片15,16をケース本体2及びカバー3の外側に突
出させる状態と、図3に示すようにこの両引掛片15,
16及び係止片17を含む係止板12の全体を挿入する
状態とを取り得るようにしたので、必要に応じて引掛片
15,16を利用することができる。この引掛片15,
16をケース本体2とカバー3との間に隠すこともで
き、この引掛片15,16が不必要な場合に邪魔になら
ない。
【0017】
【発明の効果】本発明にかかる収納ケースのカバー抜け
落ち防止構造によれば、ケース本体(2)に対するカバ
ー(3)の抜け落ちを防止できるばかりではなく、カバ
ー(3)をケース本体(2)に組付ける作業を行い易
い。
落ち防止構造によれば、ケース本体(2)に対するカバ
ー(3)の抜け落ちを防止できるばかりではなく、カバ
ー(3)をケース本体(2)に組付ける作業を行い易
い。
【0018】また、必要に応じて引掛片(15,16)
を利用することができるとともに、この引掛片(15,
16)をケース本体(2)とカバー(3)との間に隠す
こともでき、この引掛片(15,16)が不必要な場合
に邪魔にならない。
を利用することができるとともに、この引掛片(15,
16)をケース本体(2)とカバー(3)との間に隠す
こともでき、この引掛片(15,16)が不必要な場合
に邪魔にならない。
【図1】 本実施例にかかる収納ケースにおいて係止板
をケース本体とカバーとの間から取り出した状態を示す
一部切欠き斜視図である。
をケース本体とカバーとの間から取り出した状態を示す
一部切欠き斜視図である。
【図2】 (a)は図1の状態から係止板の係止片のみ
をケース本体上に重合した状態を示す部分斜視図であ
り、(b)は(a)の状態からケース本体にカバーを被
せて係止板の引掛片のみをカバーの外側へ突出させた状
態を示す部分斜視図であり、(c)は(b)のX−X線
拡大断面図である。
をケース本体上に重合した状態を示す部分斜視図であ
り、(b)は(a)の状態からケース本体にカバーを被
せて係止板の引掛片のみをカバーの外側へ突出させた状
態を示す部分斜視図であり、(c)は(b)のX−X線
拡大断面図である。
【図3】 (a)は図1の状態から係止板全体をケース
本体上に重合させた状態を示す部分斜視図であり、
(b)は(a)の状態からカバーをケース本体に被せた
状態を示す部分斜視図であり、(c)は(b)のY−Y
線拡大断面図である。
本体上に重合させた状態を示す部分斜視図であり、
(b)は(a)の状態からカバーをケース本体に被せた
状態を示す部分斜視図であり、(c)は(b)のY−Y
線拡大断面図である。
1…収納ケース、2…ケース本体、3…カバー、6…収
納凹所、7…包丁、11…収納孔、12…係止板、12
a…基端縁(折曲線)、13,14…折曲線、15,1
6…引掛片、17…係止片、17a…係止突起(係止
部)、18,19…係止孔(係止部)。
納凹所、7…包丁、11…収納孔、12…係止板、12
a…基端縁(折曲線)、13,14…折曲線、15,1
6…引掛片、17…係止片、17a…係止突起(係止
部)、18,19…係止孔(係止部)。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−254539(JP,A) 実開 昭59−165368(JP,U) 実開 平6−42646(JP,U) 実開 昭58−109959(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 85/00 321 B65D 77/26 B65D 5/52
Claims (1)
- 【請求項1】 ケース本体(2)と、このケース本体
(2)に被せられるカバー(3)と、このケース本体
(2)上に重合し得るようにケース本体(2)に対し折
曲可能に設けた係止板(12)とを備え、前記ケース本体(2)は底壁(4)とこの底壁(4)を
囲む側壁(5)とからなり、この底壁(4)に面する側
壁(5)の上端部間を開放してこの底壁(4)と側壁
(5)との間に収納凹所(6)を形成し、 前記カバー(3)は上壁(8)と下壁(9)と左右の側
壁(10)とにより筒状をなし、この上壁(8)と下壁
(9)と左右の側壁(10)との間に収納孔(11)を
形成し、 前記係止板(12)は、前記ケース本体(2)の側壁
(5)のうち左右両側壁(5b)の前端部間にある前側
壁(5a)に一体成形され、前記ケース本体(2)の前
側壁(5a)の上端縁である折曲線(12a)と、この
前側壁(5a)上の折曲線(12a)の左右両端から延
びる左右の端縁(12b)と、この左右両端縁(12
b)の先端間で延びる先端縁(12c)とにより囲ま
れ、 前記係止板(12)においては、 前記前側壁(5a)上の折曲線(12a)から先端縁
(12c)側へ離れた位置で左右両端縁(12b)間に
折曲線(13)を延設し、 前記左右両端縁(12b)間の折曲線(13)と前側壁
(5a)上の折曲線(12a)と左右両端縁(12b)
との間に第一引掛片(15)を形成し、 前記左右両端縁(12b)間の折曲線(13)と左右両
端縁(12b)と先端縁(12c)との間で第二引掛片
(16)を左右両端縁(12b)間の折曲線(13)に
より前記第一引掛片(15)と区画して形成するととも
に、この第二引掛片(16)と左右両端縁(12b)と
先端縁(12c)との間で係止片(17)をこの第二引
掛片(16)と区画して形成し、 前記係止片(17)には係止突起(17a)を形成し、 一方、前記ケース本体(2)の開放側に面するカバー
(3)の上壁(8)において、その前端縁(8a)から
後端側へ離れた位置には第一係止孔(18)を設け、さ
らにこの第一係止孔(18)から後端側へ離れた位置に
は第二係止孔(1 9)を設け、 前記カバー(3)の収納孔(11)に前記ケース本体
(2)を挿嵌した状態で、カバー(3)の上壁(8)が
ケース本体(2)の開放側に面するとともに、カバー
(3)の下壁(9)及び左右両側壁(10)がそれぞれ
ケース本体(2)の底壁(4)及び左右両側壁(5b)
にその外側で面し、カバー(3)の上壁(8)の前端縁
(8a)がケース本体(2)の前側壁(5a)に接近
し、 前記係止板(12)を前記左右両端縁(12b)間の折
曲線(13)で折り曲げて両引掛片(15,16)を互
いに重合させ、ケース本体(2)の左右両側壁(5b)
の上端縁間に係止片(17)を突出させた状態で、この
係止片(17)はカバー(3)の上壁(8)の内側に挿
入されて重合し、この係止片(17)の係止突起(17
a)がカバー(3)の上壁(8)の第一係止孔(18)
に係入され、互いに重合する両引掛片(15,16)は
ケース本体(2)の前側壁(5a)からカバー(3)の
外側へ突出し、 前記両引掛片(15,16)及び係止片(17)からな
る係止板(12)の全体を前記前側壁(5a)上の折曲
線(12a)で折り曲げてケース本体(2)の左右両側
壁(5b)間で収納凹所(6)上に重ね合わせた状態
で、この係止板(12)はカバー(3)の上壁(8)の
内側に挿入されて重合し、この係止板(17)の係止突
起(17a)がカバー(3)の上壁(8)の第二係止孔
(19)に係入され、両引掛片(15,16)も係止片
(17)とともにカバー(3)の上壁(8)の内側に隠
れる ことを特徴とする包丁等の収納ケースにおけるカバ
ー抜け落ち防止構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06269068A JP3098682B2 (ja) | 1994-11-01 | 1994-11-01 | 包丁等の収納ケースにおけるカバー抜け落ち防止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06269068A JP3098682B2 (ja) | 1994-11-01 | 1994-11-01 | 包丁等の収納ケースにおけるカバー抜け落ち防止構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08133366A JPH08133366A (ja) | 1996-05-28 |
JP3098682B2 true JP3098682B2 (ja) | 2000-10-16 |
Family
ID=17467216
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06269068A Expired - Fee Related JP3098682B2 (ja) | 1994-11-01 | 1994-11-01 | 包丁等の収納ケースにおけるカバー抜け落ち防止構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3098682B2 (ja) |
-
1994
- 1994-11-01 JP JP06269068A patent/JP3098682B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08133366A (ja) | 1996-05-28 |
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