JP3098151B2 - ハイドロニューマチックサスペンション - Google Patents

ハイドロニューマチックサスペンション

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JP3098151B2
JP3098151B2 JP05314079A JP31407993A JP3098151B2 JP 3098151 B2 JP3098151 B2 JP 3098151B2 JP 05314079 A JP05314079 A JP 05314079A JP 31407993 A JP31407993 A JP 31407993A JP 3098151 B2 JP3098151 B2 JP 3098151B2
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公敏 加藤
裕之 寺田
克幸 佐野
雪秀 木村
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Toyota Motor Corp
Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
Toyota Motor Corp
Aisin Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G17/00Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load
    • B60G17/02Spring characteristics, e.g. mechanical springs and mechanical adjusting means
    • B60G17/04Spring characteristics, e.g. mechanical springs and mechanical adjusting means fluid spring characteristics
    • B60G17/044Self-pumping fluid springs
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G17/00Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load
    • B60G17/02Spring characteristics, e.g. mechanical springs and mechanical adjusting means
    • B60G17/033Spring characteristics, e.g. mechanical springs and mechanical adjusting means characterised by regulating means acting on more than one spring

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自己伸縮によるポンプ
作用によって車高を制御するセルフレベリングアブソー
バを備えた車両の左右の車輪の車高制御を一様にするハ
イドロニューマチックサスペンションに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のハイドロニューマチックサスペン
ションは、図11に示すように車両の左右の車輪毎にシ
リンダC内にオリフィスOを形成したピストンPおよび
ピストンロッドRを介挿して作動室Hを形成したアブソ
ーバAと、ダイアフラムDによって気体室Kと液体室F
とを区画するガスバネGと、車高の変化を利用してポン
プ作用を行うポンプMと目標車高を決定するコントロー
ル開口Lと液体を保持するリザーバSとから成る車高調
整機構Bとから成るセルフレベリングアブソーバが配設
されており、左右の車輪についてそれぞれ独立に車高を
制御していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のハイドロニ
ューマチックサスペンションは、車両の左右の車輪につ
いて前記車高調整機構B他によりそれぞれ独立に車高を
制御するものであるため、左右の車輪の路面状況等に差
があると、前記ポンプのポンピング作用に差が生じて車
高上昇時間に差が発生し、車両が傾き、車両の走行安定
性が悪化するという問題が有った。
【0004】そこで、本発明者らは、気体室と前記作動
室に連絡している液体室との間をダイアフラムによって
区画するガスバネを、前記左右のアブソーバとは独立に
配設して車両の左右の車輪について統一的に車高を制御
するという本発明の技術的思想に着眼し、さらに研究開
発を行った結果左右の車輪における車高上昇時間の差の
発生を防止し、車両の傾きおよび車両の走行安定性の悪
化を防止するという目的を達成する本発明に到達した。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載
の第1発明)のハイドロニューマチックサスペンション
は、車体もしくは車輪の一方に係止された外筒内に配設
されたシリンダと、前記シリンダ内に介挿されたオリフ
ィスを形成したピストンを具備するとともに前記車体も
しくは車輪の他方に係止されたピストンロッドと、前記
シリンダとピストンとの間に形成され液体が充填された
作動室とからなるアブソーバを車両の左右輪毎に配設す
るとともに、車高調整機構を構成する車高の変化を利用
してポンプ作用を行うポンプと、前記ポンプに供給する
液体を保持するリザーバと、調整する車高を決定するコ
ントロール開口と、気体室と前記作動室に連絡している
液体室との間をダイアフラムによって区画するガスバネ
とを有し、前記ガスバネが、前記左右のアブソーバとは
独立に配設された1個のガスバネにより構成されるもの
である。
【0006】本発明(請求項2に記載の第2発明)のハ
イドロニューマチックサスペンションは、第1発明にお
いて、前記ポンプが、前記左右のアブソーバとは独立に
配設された1個のポンプにより構成されるものである。
【0007】本発明(請求項3に記載の第3発明)のハ
イドロニューマチックサスペンションは、第1発明また
は第2発明において、前記リザーバが、前記左右のアブ
ソーバとは独立に配設された1個のリザーバにより構成
されるものである。
【0008】本発明(請求項4に記載の第4発明)のハ
イドロニューマチックサスペンションは、第2発明また
は第3発明において、前記コントロール開口が、前記左
右のアブソーバとは独立に配設された1個のコントロー
ル開口により構成されるものである。
【0009】
【作用】上記構成より成る第1発明のハイドロニューマ
チックサスペンションは、前記車高調整機構を構成する
前記左右のアブソーバとは独立に配設された一個のガス
バネの作用を前記左右のアブソーバに及ぼすものであ
る。
【0010】上記構成より成る第2発明のハイドロニュ
ーマチックサスペンションは、前記車高調整機構を構成
する前記左右のアブソーバとは独立に配設された一個の
ポンプおよびガスバネの作用を前記左右のアブソーバに
及ぼすものである。
【0011】上記構成より成る第3発明のハイドロニュ
ーマチックサスペンションは、前記車高調整機構を構成
する前記左右のアブソーバとは独立に配設されたそれぞ
れ一個のポンプ、ガスバネ、およびリザーバの作用を前
記左右のアブソーバに及ぼすものである。
【0012】上記構成より成る第4発明のハイドロニュ
ーマチックサスペンションは、前記車高調整機構を構成
する前記左右のアブソーバとは独立に配設されたそれぞ
れ一個のポンプ、ガスバネ、コントロール開口およびリ
ザーバの作用を前記左右のアブソーバに及ぼすものであ
る。
【0013】
【発明の効果】上記作用を奏する第1発明のハイドロニ
ューマチックサスペンションは、前記車高調整機構を構
成する前記左右のアブソーバとは独立に配設した一個の
ガスバネの作用を前記左右のアブソーバに及ぼすことに
より、左右の車輪の統一的な車高調整を可能にするとい
う効果を奏する。
【0014】上記作用を奏する第2発明のハイドロニュ
ーマチックサスペンションは、前記車高調整機構を構成
する前記左右のアブソーバとは独立に配設されたそれぞ
れ一個のポンプおよびガスバネの作用を前記左右のアブ
ソーバに及ぼすことにより、左右の車輪の統一的な車高
調整を可能にするという効果を奏する。
【0015】上記作用を奏する第3発明のハイドロニュ
ーマチックサスペンションは、前記車高調整機構を構成
する前記左右のアブソーバとは独立に配設されたそれぞ
れ一個のポンプ、ガスバネ、およびリザーバの作用を前
記左右のアブソーバに及ぼすことにより、左右の車輪の
統一的な車高調整を可能にするという効果を奏する。
【0016】上記作用を奏する第4発明のハイドロニュ
ーマチックサスペンションは、前記車高調整機構を構成
する前記左右のアブソーバとは独立に配設されたそれぞ
れ一個のポンプ、ガスバネ、コントロール開口およびリ
ザーバの作用を前記左右のアブソーバに及ぼすことによ
り、左右の車輪の統一的な車高調整を可能にするという
効果を奏する。
【0017】
【実施例】以下本発明の参考例および実施例につき、図
面を用いて説明する。
【0018】(第1参考例) 第1参考例のハイドロニューマチックサスペンション
は、図1および図2に示すように車体の左右に係止され
た外筒1内に配設されたシリンダ2と、前記シリンダ2
内に介挿されたオリフィスを形成したピストン31を具
備するとともに車輪側のばね下部材に係止されたピスト
ンロッド3と、前記シリンダ2とピストン31との間に
形成され液体が充填された作動室21とからなる一対の
アブソーバを車両の左右輪毎に配設するとともに、前記
一方のアブソーバの前記外筒1に一端が係止され前記ピ
ストンロッド3内に介挿され車高の変化を利用してポン
プ作用を行うポンプ32を形成するとともに調整する目
標車高を決定するコントロール開口42を形成したポン
プロッド4と、前記ポンプ32に供給する液体を保持す
るリザーバ14と、気体室51と前記作動室21に連絡
している液体室52との間をダイアフラム53によって
区画するガスバネ5と、左右の作動室21を連絡する高
圧室連通油路61と左右のリザーバ14を連通する低圧
室連通油路62とから車高調整機構を構成し、統一的な
車高調整を可能にするものである。
【0019】前記外筒1は、有底中空円筒体10で構成
され、底部上端に車体への係止部11が形成され、前記
底部に縦断面U字状の介挿部材12が介挿され、内壁と
前記介挿部材12との間に低圧室13が形成され、この
低圧室13の下部にオイルリザーバ14が形成され、こ
のオイルリザーバ14内に連通管15が配設され、肩部
には前記高圧室連通油路61に連絡する高圧ポート16
が形成されるとともに、側壁には前記低圧室連通油路6
2に連絡する低圧ポート17が形成されている。
【0020】前記シリンダ2は、内部に作動室21が形
成される有底中空円筒体20で構成され、底部を上にし
て前記外筒1の介挿部材12の底部に介挿され、底部中
央には前記ポンプロッド4を介挿する穴部22と前記作
動室21と前記ガスバネ5の前記液体室52とを連絡す
る開口23とが形成され、外周壁と前記介挿部材12の
内周壁との間に前記液体室52に連通する油路24が形
成され、下端には前記外筒1の下端との間に環状のプラ
グ25が配設されている。
【0021】前記ピストンロッド3は、前記プラグ25
を貫通し内部にポンプ32が形成される小径の中空円筒
体30で構成され、下端に車輪を支持する部材に係止す
るための係止部34が形成され、上端にはダンピングバ
ルブとしてのオリフィスが形成されたピストン31が固
着され、内部に薄肉の小径の中空円筒体より成るコント
ロールスリーブ33が介挿され、一方の前記ピストンロ
ッド3(図1中左方に示す)においては前記コントロー
ルスリーブ33の下端にバネにより図中上方に付勢され
たアウトレットバルブ36が配設され、前記コントロー
ルスリーブ33の外周壁と前記ピストンロッド3の内周
壁との間に前記ポンプ32と前記作動室21とを連絡す
る油路35が形成されている。
【0022】前記ポンプロッド4は、小径の中空円筒体
40で構成され、上端をクッション41を介して前記外
筒1の底部に係止され、長手方向のほぼ中央に内外の周
壁を連絡して制御する目標車高を決定するコントロール
開口42が形成され、図1中左方に示すアブソーバにお
いては下端に前記ポンプ32に連絡する図中上方にバネ
により付勢されるインレットバルブ43が配設され前記
アウトレットバルブ36とによりポンプ32を形成し、
内部の通路が前記クッション41および前記連通管15
を介して前記オイルリザーバ14に連絡している。
【0023】前記ポンプ32は、図1中左方に示される
アブソーバにおいて前記ポンプロッド4が介挿された前
記ピストンロッド3内に形成されている。前記ポンプロ
ッド4内に形成されたインレットバルブ43は、前記低
圧室13に連絡するとともに前記ポンプ32の部屋に連
絡している。前記ピストンロッド3内に形成されたアウ
トレットバルブ36が、前記ポンプ32に連絡するとと
もに、前記作動室21およびガスバネ5に連絡している
【0024】したがって、アブソーバが縮む時には前記
ポンプ32を構成する部屋より前記アウトレットバルブ
36を介して前記作動室21に油を供給し、逆にアブソ
ーバが伸びる時にはオイルリザーバ14より前記インレ
ットバルブ43を介して油がポンプ32に供給されるよ
うに構成されている。
【0025】前記ダイアフラム53は、ゴム等の膜によ
り構成され、前記外筒1内に配設された介挿部材12の
フランジ部と前記プラグ25の上端とにそれぞれ気密に
係止され、外側のN2 ガスが充填された気体室51と前
記油路24を介して前記作動室21に連絡している液体
室52とに区画しており、筒状を成しガスバネ5を構成
している。
【0026】前記低圧室連通油路62は、図1に示され
る左右のアブソーバのオイルリザーバ14を連絡し、左
右のオイルリザーバ14内の油の流れを可能にしてい
る。
【0027】前記高圧室連通油路61は、図1に示され
る左右のアブソーバの作動室21を連絡し、前記ポンプ
32を備えていない右方のアブソーバの作動室21内に
オリフィス63を介して左方のアブソーバに前記ポンプ
32が発生する油が供給され、左方のアブソーバと同様
の車高調整を可能にし得るように構成されている。
【0028】上記構成より成る第1参考例のハイドロニ
ューマチックサスペンションは、アブソーバが伸びる場
合においては相対的に前記ポンプロッド4が上方に移動
するので前記オイルリザーバ14の油が連通管15およ
びクッション41を介して前記ポンプロッド4内に入り
前記インレットバルブ43を介してポンプ32内に流入
する。前記ピストン31が下方に押し下げられポンプロ
ッド4の略中央に形成されたコントロール開口42が前
記作動室21に露出すると、このコントロール開口42
を介して作動室21の油がポンプロッド4内に流入し前
記クッション41および連通管15を介して前記オイル
リザーバ14内に流れるので前記作動室21の圧力が低
下しアブソーバの高さがそこで制限される。
【0029】上述と逆にアブソーバが縮む場合において
は、前記ポンプ32内の油の圧力が上がり一定値を越え
ると前記アウトレットバルブ36のバネの付勢力に打ち
勝ち前記ポンプ室32より流出し前記コントロールスリ
ーブ33とピストンロッド3との間に形成されている油
路35を介して前記作動室21内に流入して前記作動室
21内の圧力を高める。上述のように左方のアブソーバ
の作動室21に前記ポンプ32より油が供給されると、
前記高圧室連通油路61を介して右方のアブソーバに油
が供給され作動室21の圧力が上昇する。
【0030】前記作動室21内の圧力が高くなると、開
口23および油路24を介して前記作動室21に連通し
ている油室により構成される前記液体室52内の油の圧
力も高くなるので、前記気体室51との間に配設された
ダイアフラム53が半径方向に拡張し、ガスバネ5の体
積変化を可能にするものである。
【0031】上記作用を奏する第1参考例のハイドロニ
ューマチックサスペンションは、左方のアブソーバ内に
形成したポンプ32により左右のアブソーバの車高を調
整するので、左右の路面状況に差が生じても左右の車高
上昇時間の差の発生を防止して、左右の車高に差が生じ
ないようにするため、車両の傾きおよび車両の走行安定
性の悪化を防止するという効果を奏する。
【0032】(第2参考例) 第2参考例のハイドロニューマチックサスペンション
は、図3に示すように後車軸の中央に配設されるデフ又
はスタビライザと車体下部との間に左右のアブソーバと
は独立にポンプ232を配設するもので、車体下部に係
止されたシリンダ230とデフに係止され前記シリンダ
230内に介挿されたピストン231とから成り、後車
軸と車体との間隔が狭くなった時(即ちアブソーバが縮
んだ時)にポンプ232内より油を供給することを可能
にする第1のチェック弁236と、逆に後車軸と車体と
の間隔が広くなった時(アブソーバが伸びた時)にポン
プ232内に油を供給することを可能にする第2のチェ
ック弁243と、オリフィスを介して前記第1のチェッ
ク弁236と前記左右のアブソーバの作動室21とを連
絡する高圧室連通油路261と、前記第2のチェック弁
243と外筒内のオイルリザーバ14とを連絡する低圧
室連通油路262とから成る点が前記第1参考例と相違
するもので、その他は同様の構成より成るので説明を省
略する。
【0033】上記構成より成る第2参考例のハイドロニ
ューマチックサスペンションは、左方のアブソーバとは
独立に車体中央に形成したポンプ232により左右のア
ブソーバの作動室221に油を供給して車高を調整する
ので、左右の路面状況に差が生じても左右の車高上昇時
間の差の発生を防止して、左右の車高に差が生じないよ
うにするため、車両の傾きおよび車両の走行安定性の悪
化を防止するという効果を奏する。
【0034】(第1実施例) 第1実施例のハイドロニューマチックサスペンション
は、図4および図5に示すように前記第1参考例の左右
のアブソーバの外筒1を無くしてポンプ32、オイルリ
ザーバ14、およびガスバネ5を無くしたものを左右の
アブソーバ(図4においては右のアブソーバのみ代表的
に示す)とするとともに、車体の幅方向の中央に独立し
て配設する車高調整機構のピストンロッド303を前記
シリンダ302の内径とほぼ同じにして上部に左右のア
ブソーバに油を供給し得るポンプ332を形成してポン
プロッドとしての作用を持たせ、シリンダ302の肩部
に前記左右のアブソーバの作動室21に連絡する第1の
チェック弁336を形成するとともに、この車高調整機
構内に形成されているオイルリザーバ314に連絡する
第2のチェック弁343を形成し、さらに第1参考例と
同様のガスバネ305がこの車高調整機構内に形成され
ている点が前記第2参考例との相違点であり、その他は
同様の構成より成るので説明を省略する。
【0035】上記構成より成る第1実施例のハイドロニ
ューマチックサスペンションは、左方のアブソーバとは
独立に車体中央に形成した前記車高調整機構の前記オイ
ルリザーバ314より供給された油をポンプ332によ
り左右のアブソーバに供給するとともに、この車高調整
機構内に形成されたガスバネ305の作用を前記左右の
アブソーバに及ぼして車高を調整するので、左右の路面
状況に差が生じても左右の車高上昇時間の差の発生を防
止して、左右の車高に差が生じないようにするため、車
両の傾きおよび車両の走行安定性の悪化を前記第2参考
例より一層有効に防止するという効果を奏する。
【0036】また第1実施例のハイドロニューマチック
サスペンションは、前記独立のガスバネ305により左
右のアブソーバを制御するので、左右輪の車高調整時間
をほぼ等しくし、高圧室を有するガスバネ305を一つ
に出来るので、構造の簡素化を図るとともに、安価にす
るという効果を奏する。
【0037】(第2実施例) 第2実施例のハイドロニューマチックサスペンション
は、図6および図7に示すように前記第1実施例の左右
のアブソーバのコントロール開口を無くすとともに、車
体の幅方向の中央に独立して配設する車高調整機構のピ
ストンロッド403を前記シリンダ402の内径とほぼ
同じ径を有する中空円筒体で構成し、前記シリンダ40
2の底部に一端を固着した大径のポンプロッド404を
前記ピストンロッド403内に介挿して前記第1参考例
と同様の基本的構成より成る左右のアブソーバに油を供
給し得るポンプ432を構成し、前記ポンプロッド40
4に目標車高を決定するコントロール開口442を形成
し、ガスバネ405の液体室452を高圧ポートを介し
て左右のアブソーバの作動室421を連絡する点が前記
第1実施例との相違点であり、その他は同様の構成より
成るので説明を省略する。
【0038】上記構成より成る第2実施例のハイドロニ
ューマチックサスペンションは、左右のアブソーバとは
独立に車体中央に形成した前記車高調整機構の前記オイ
ルリザーバ414より供給された油をポンプ432によ
り左右のアブソーバに供給するとともに、この車高調整
機構内に形成されたガスバネ405の作用を前記左右の
アブソーバに及ぼし、且つ前記ポンプロッド404に形
成したコントロール開口442に基づき目標車高に調整
するので、左右の路面状況に差が生じても左右の車高上
昇時間の差の発生を防止して、左右の車高に差が生じな
いようにするため、車両の傾きおよび車両の走行安定性
の悪化を前記第1実施例より一層有効に防止するという
効果を奏する。
【0039】また第2実施例のハイドロニューマチック
サスペンションは、前記独立のガスバネ405により左
右のアブソーバを制御するので、左右輪の車高調整時間
をほぼ等しくし、高圧室を有するガスバネ405を一つ
に出来るので、構造の簡素化を図るとともに、安価にす
るという効果を奏する。
【0040】(第3実施例) 第3実施例のハイドロニューマチックサスペンション
は、図8および図9に示すように前記第1参考例のポン
プを配設した方のアブソーバの外筒1を無くしてオイル
リザーバ14、およびガスバネ5を無くしたものを左右
のアブソーバ(図8においては左のアブソーバのみ代表
的に示す)とするとともに、ガスバネ505およびオイ
ルリザーバ514を前記左右のアブソーバとは独立に前
記左右のアブソーバに連絡する高圧室連通油路561お
よび低圧室連通油路562に形成する点が前記第1参考
例との相違点であり、その他は同様の構成より成るので
説明を省略する。
【0041】上記構成より成る第3実施例のハイドロニ
ューマチックサスペンションは、左右のアブソーバとは
独立に形成した前記車高調整機構の前記オイルリザーバ
514より油を前記左右のアブソーバ内のポンプ532
供給するとともに、この車高調整機構を構成する独立に
形成されたガスバネ505の作用を前記左右のアブソー
バに及ぼし車高を調整するので、左右の路面状況に差が
生じても左右の車高上昇時間の差の発生を防止して、左
右の車高に差が生じないようにするため、車両の傾きお
よび車両の走行安定性の悪化を防止するという効果を奏
する。
【0042】また第3実施例のハイドロニューマチック
サスペンションは、前記独立のガスバネ505により左
右のアブソーバを制御するので、左右輪の車高調整時間
をほぼ等しくするとともに、高圧室を有するガスバネ5
05を一つに出来るので、構造の簡素化を図るととも
に、安価にし、さらにポンプ532が前記左右のアブソ
ーバ内にそれぞれ形成されているので、車高調整時間を
短縮することが出来るという効果を奏する。
【0043】上述の実施例は、説明のために例示したも
ので、本発明としてはそれらに限定するものでは無く、
特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の各記載
から当業者が容易に認識することが出来る本発明の技術
的思想に反しない限り、変更および付加が可能である。
【0044】上述の第2参考例においては、デフと車体
下部との間に独立のポンプを介挿する例についてのべた
が、本発明は、それに限定するものでは無く、例えば図
10に示すように独立のポンプ232を一方のアブソー
バに近接して後車軸と車体下部との間に介挿するように
する態様も採用可能である。
【0045】上述の第1ないし第3実施例においては、
前記車高調整機構の各構成要素を左右のアブソーバに大
して独立に形成する例について述べたが、本発明はそれ
らに限定するものでは無く、前記第2参考例のように左
右のアブソーバの一方に上記各構成要素を必要に応じて
形成する態様も採用可能である。
【0046】上述の第1実施例において、前輪側に車体
と車輪を支持する部材との間に後輪と同様のポンプを追
加することも可能で、そうすることにより車高調整時間
の短縮を図ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1参考例を示す断面図である。
【図2】第1参考例の概要を示す骨格図である。
【図3】第2参考例の概要を示す骨格図である。
【図4】第1実施例を示す断面図である。
【図5】第1実施例の概要を示す骨格図である。
【図6】第2実施例を示す断面図である。
【図7】第2実施例の概要を示す骨格図である。
【図8】第3実施例を示す断面図である。
【図9】第3実施例の概要を示す骨格図である。
【図10】本発明のその他の態様の概要を示す骨格図で
ある。
【図11】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 外筒 2 シリンダ 3 ピストンロッド 4 ポンプロッド 5 ガスバネ 10,20 有底中空円筒体 11,34 係止部 12 介挿部材 13 低圧室 14 オイルリザーバ 15 連通管 16 高圧ポ−ト 17 低圧ポ−ト 21 作動室 22 穴部 23 開口 24,35 油路 25 プラグ 31 ピストン 32 ポンプ 33 コントロールスリ−ブ 36 アウトレットバルブ 40 中空円筒体 41 クッション 42 コントロール開口 43 インレットバルブ 51 気体室 52 液体室 53 ダイヤフラム 54 屈曲部 61 高圧室連通油路 62 低圧室連通油路 63 オリフィス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐野 克幸 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 木村 雪秀 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−22903(JP,A) 特開 昭55−148605(JP,A) 特開 昭59−159441(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60G 17/04 B60G 15/12

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体もしくは車輪の一方に係止された外
    筒内に配設されたシリンダと、 前記シリンダ内に介挿されたオリフィスを形成したピス
    トンを具備するとともに前記車体もしくは車輪の他方に
    係止されたピストンロッドと、 前記シリンダとピストンとの間に形成され液体が充填さ
    れた作動室とからなるアブソーバを車両の左右輪毎に配
    設するとともに、 車高調整機構を構成する車高の変化を利用してポンプ作
    用を行うポンプと、前記ポンプに供給する液体を保持す
    るリザーバと、調整する車高を決定するコントロール開
    口と、気体室と前記作動室に連絡している液体室との間
    をダイアフラムによって区画するガスバネとを有し、前
    記ガスバネが、前記左右のアブソーバとは独立に配設さ
    れた1個のガスバネにより構成されることを特徴とする
    ハイドロニューマチックサスペンション。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記ポンプが、前記左右のアブソーバとは独立に配設さ
    れた1個のポンプにより構成されることを特徴とするハ
    イドロニューマチックサスペンション。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、 前記リザーバが、前記左右のアブソーバとは独立に配設
    された1個のリザーバにより構成されることを特徴とす
    るハイドロニューマチックサスペンション。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3において、 前記コントロール開口が、前記左右のアブソーバとは独
    立に配設された1個のコントロール開口により構成され
    ることを特徴とするハイドロニューマチックサスペンシ
    ョン。
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