JP3097883B2 - ブリケットマシン - Google Patents

ブリケットマシン

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JP3097883B2
JP3097883B2 JP04232910A JP23291092A JP3097883B2 JP 3097883 B2 JP3097883 B2 JP 3097883B2 JP 04232910 A JP04232910 A JP 04232910A JP 23291092 A JP23291092 A JP 23291092A JP 3097883 B2 JP3097883 B2 JP 3097883B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は油圧シリンダによる加圧
方式のブリケットマシンに関する。
【0002】
【従来技術と問題点】従来、品質の安定したブリケット
を得るため、ブリケットマシンの加圧成型力を検出・調
整することは広く行われているが、原料中の異物の混入
により装置が異常な衝撃反力を受けることがあり成形設
備に充分な機械的強度を持たせる必要があった。このた
め、この衝撃を油圧シリンダで吸収し装置をコンパクト
にすることは公知である(たとえば特公昭59−392
37号公報)。しかしながら、この方法では、油圧シリ
ンダ加圧力を検出すると共に該圧力をハウジング間に納
められた可動軸受箱及びライナ−並びに圧力検出器を介
して固定軸受箱に与え、かつ該軸受間反力を検出し、上
記油圧シリンダ加圧力と軸受間反力を演算装置で比較演
算し、もって固定側ロ−ルと可動側ロ−ル間に働く加圧
成型力を検知している。したがって、油圧検出器、圧力
検出器、加算器及び差動増幅器が必要であり、構成部品
が多く演算回路が複雑になっていた。一方、この方法で
は両ロ−ル間のクリアランスの調節にはハウジングを分
解して圧力検出器を固定軸受箱とライナ−の間に挿入す
る必要があり、その操作は煩雑であった。本発明は、上
記の問題に鑑みて成されたもので、加圧成型力の検出装
置を備え、原料中の異物の混入により装置が異常な衝撃
反力を受けても、この衝撃を吸収するコンパクトな油圧
式ブリケットマシンであって、構成部品が削減され演算
回路が簡単であり、しかも両ロ−ル間のクリアランスの
調整が容易なブリッケットマシンを提供することを目的
とするものである。
【0003】
【問題解決のための手段】上記の目的を達成するため
に、本発明におけるブリケットマシンは、ハウジングに
固定軸受箱で軸支された固定側ロ−ルと可動軸受箱に軸
支された可動側ロ−ルが相対し内蔵されたブリッケトマ
シンにおいて、固定軸受箱に固設されたクリアランス調
整用スペ−サを前記一対のロ−ルの間に設け、可動軸受
箱にライナを介して圧力検出器を固設し、前記ハウジン
グに一端を位置調整可能な調整手段に連結させ他端を前
記圧力検出器に接触させた左右移動可能な2軸シリンダ
ロッドを内部に備えた油圧シリンダを設けたことを特徴
とするものである。
【0004】
【作用】上記のような解決手段を採用することにより、
原料中の異物の混入による異常な衝撃反力が吸収され、
演算回路が簡単になり、両ロ−ル間のクリアランスの調
整が容易となる。
【0005】
【実施例】以下本発明の実施例を図面にもとづいて詳し
く説明する。図1,図2において、ブリケットマシン本
体のハウジング1には、固定側ロ−ル2及び可動側ロ−
ル3が相対して固定軸受箱4A,4B及び可動軸受箱5
A,5Bにより軸支、内蔵されている。該一対のロ−ル
2,3間のクリアランスは固定軸受箱4A,4Bと可動
軸受箱5A,5Bの間であって固定軸受箱4A,4Bに
固設されたクリアランス調整用スペ−サ6A,6B,6
C,6Dにより設定されている。前記可動軸受箱5A,
5Bにはライナ7A,7Bを介して圧力検出器8A,8
Bが固設されている。一方前記ハウジング1の一端には
油圧シリンダ9A,9Bが固設されており、該油圧シリ
ンダ9A,9Bの内部には、第2図の切り欠き断面図に
示すように、左右方向に移動可能な2軸シリンダロッド
11A,11Bが内蔵され、該2軸シリンダロッド11
A,11Bの左端にはネジが切ってあり、該ネジ部と調
整ナット10A,10Bとにより位置調整手段が構成さ
れてネジ回転で位置調整可能となっている。また該2軸
シリンダロッド11A,11Bの右端は前記圧力検出器
8A,8Bと接触している。演算回路12は、図3に示
すように、前記圧力検出器8A,8Bで検出された信号
を加算器13及び増幅器14を介して出力する構成とな
っている。
【0006】このように構成されたものは、まず、可動
側ロ−ル3および固定側ロ−ル2の間が無負荷の状態
で、クリアランス調整用スペ−サ6A,6B,6C,6
Dにより、一対のロ−ル間のクリアランスが設定され
る。この時、調整ナット10A,10Bにより2軸シリ
ンダロッド11A,11Bの右端が圧力検出器8A,8
Bに接触する位置に調整され、圧力検出器の出力はな
い。次に油圧シリンダ9A,9Bの2軸シリンダロッド
11A,11Bの両側に図示していない油圧装置で駆動
油を満たし2軸シリンダロッド11A,11Bを油圧に
より固定する。その後可動側ロ−ル3および固定側ロ−
ル2の間に原料が供給され、両ロ−ル間に加圧成型力を
働かせると、加圧成型力は、可動軸受箱5A,5B、ラ
イナ7A,7Bさらに圧力検出器8A,8Bに伝達され
る。従って、加圧成形力を圧力検出器8A,8Bにより
検出し、これらの信号を演算回路12に入力し加圧成型
力を検出することができる。また、仮に可動側ロ−ル3
および固定側ロ−ル2の間に異物が混入し異常な加圧成
型力を生じたとすると、その衝撃は固定軸受箱4A,4
B、クリアランス調整用スペ−サ6A,6B,6C,6
D、可動軸受箱5A,5Bおよびライナ7A,7Bを通
じて2軸シリンダロッド11A,11Bに伝達される。
そして、調整ナット10A,10Bは2軸シリンダロッ
ド11A,11Bと共に左方に動き、油圧シリンダ9
A,9Bから離れることにより衝撃は吸収される。
【0007】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
によれば、原料中の異物の混入により装置が異常な衝撃
反力を受けても、調整ナットは2軸シリンダロッドと共
に左方に動き、油圧シリンダから離れるから衝撃は吸収
され装置をコンパクトにすることができる。また、加圧
圧力を検出するために圧力検出器2個、加算器1個及び
増幅器1個で演算回路が構成されるから部品を削減し簡
単な演算回路にできる。さらに、ロ−ルクリアランス調
整用スペ−サの厚みの調整及び調整ナットの回転調整で
ロ−ルクリアランスの調整が容易に成し得る等産業界に
与える効果は著大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す平面図である。
【図2】本発明の実施例を示す一部断面側面図である。
【図3】本発明の圧力検出のための制御ブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 固定側ロ−ル 3 可動側ロ−ル 4A,4B 固定軸受箱 5A,5B 可動軸受箱 6A,6B,6C,6D クリアランス調整用スペ−サ 7A,7B ライナ 8A,8B 圧力検出器 9A,9B 油圧シリンダ 10A,10B 調整ナット 11A,11B 2軸シリンダロッド 12 演算回路 13 加算器 14 増幅器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定軸受箱4A,4Bにより軸支された
    固定側ロ−ル2と可動軸受箱5A,5Bにより軸支され
    た可動側ロ−ル3を相対し内蔵したハウジング1を備え
    たブリッケトマシンにおいて、固定軸受箱4A,4Bに
    固設したクリアランス調整用スペ−サ6A,6B,6
    C,6Dを前記一対のロ−ル2,3の間に設け、圧力検
    出器8A,8Bをライナ7A,7Bを介して可動軸受箱
    5A,5Bの固定側ロ−ル2と反対側に固設し、一端を
    位置調整可能な調整手段10A,10Bに連結させ他端
    を前記圧力検出器8A,8Bに接触させた左右移動可能
    な2軸シリンダロッド11A,11Bを内部に備えた油
    圧シリンダ9A,9Bを前記ハウジング1に設けたこと
    を特徴とするブリケットマシン。
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KR101457791B1 (ko) * 2013-03-14 2014-11-04 한국원자력연구원 극소형 롤 콤팩터
JP6256473B2 (ja) * 2013-08-20 2018-01-10 新東工業株式会社 ブリケットマシン

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