JP3097750U - 婦人下着 - Google Patents
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Abstract
【課題】バストアップや体型補整のための補強布を用いるときに、その縫合する手間を省き、しかも縫目部分のゴロ付きやほつれ等の心配もない婦人下着を提案する。
【解決手段】婦人下着表生地の裏側の要所に非伸縮性又は伸縮力の非常に強い補強布を該表生地及び補強布より融点の低い熱可塑性の樹脂又は接着剤により全面にわたって加熱溶着してなることを特徴とする婦人下着。また、補強布を表生地に加熱金属板を用いて加熱溶着する際に、加熱金属板の押圧面に凹凸柄を設けておいて、表生地表面にその凹凸柄を浮き上がらせるようにすることもできる。
【選択図】 図１
【解決手段】婦人下着表生地の裏側の要所に非伸縮性又は伸縮力の非常に強い補強布を該表生地及び補強布より融点の低い熱可塑性の樹脂又は接着剤により全面にわたって加熱溶着してなることを特徴とする婦人下着。また、補強布を表生地に加熱金属板を用いて加熱溶着する際に、加熱金属板の押圧面に凹凸柄を設けておいて、表生地表面にその凹凸柄を浮き上がらせるようにすることもできる。
【選択図】 図１
Description
【０００１】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ブラジャーやガードル、ショーツ等の伸縮性生地を使用している婦人下着の改良に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、ブラジャーのカップ部やガードル、ショーツ等の腹押え部等には、バストアップ機能や体型補整機能を付与するため、非伸縮性又は非常に伸縮力の強い別生地を縫合しているが、その縫合のための手間がかかるだけでなく、着用したときに縫合部にゴロ付きが生じたり、洗濯により縫合部がほつれる等の欠点があった。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、バストアップや体型補整のための補強布を用いるときに、その縫合する手間を省き、しかも縫目部分のゴロ付きやほつれ等の心配もない婦人下着を提案するものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本考案は、下着表生地の裏側の要所に例えば不織布やダブルラッセル生地のような非伸縮性のあるいはパワーネットのような伸縮力の非常に強い補強布を、表生地及び該補強布より融点の低い熱可塑性の樹脂又は接着剤により全面にわたり加熱溶着してなることを特徴とする婦人用下着に関するもので、上記補強布の止着手段として縫合によらないようにして、前記のような従来の欠点を解消したものである。以下、本考案の実施形態を図により説明する。
【０００５】
【考案の実施の形態】
図１は、本考案の婦人下着の一例としてブラジャーを示したもので、ブラジャー１のカップ部２を構成する伸縮性のある表生地３の裏面のほぼ下半部に非伸縮性の例えば不織布のような略円弧形の補強布４を該布４の全面に渡って溶着する（図２）。
【０００６】
上記補強布４としては、不織布やダブルラッセル生地のような非伸縮性生地のほか、パワーネットのような非常に伸縮力の強い生地を用いてもよい。
【０００７】
また、補強布４の表生地３への溶着方法としては、例えば表生地３を縫合後に該表生地３及び該補強布４より融点の低い熱可塑性樹脂又は接着剤を該補強布４の止着面全面に塗布しておき、両生地３、４を２枚の加熱金属板で挟圧することにより行われる。
【０００８】
そして、補強布４の表生地３への加熱溶着が終了したら、ブラジャー１のセンター布５と縫合するのである。
【０００９】
図３は、本考案の他の例としてガードルに適用した場合を示すもので、ガードル７のフロント部８の裏側に上方を少しあけて該フロント部８と同形の補強布４を上記と同様にして加熱溶着するのである。
【００１０】
なお、補強布４をフロント部８裏側に溶着する際、加熱金属板の一方又は双方の押圧面を図柄を表現した凹凸型としておけば、フロント部８の生地表面にその凹凸柄９を浮き上がらせることができ（図４）、この凹凸柄９は着用や洗濯によっても消えることはない。勿論、この凹凸柄９は、ブラジャー１について使用してもよい。
【００１１】
また、ガードル７における補強布４は、図示のような腹部の生地だけでなく、ヒップアップ機能を付与するために臀部布の裏側所定個所に溶着することもできる。
【００１２】
図５は、本考案をショーツに適用した例で、ショーツ１０の腹部相当個所（図５で点線で示す部分）の裏側に上記と同様にして補強布４を溶着している。
【００１３】
【考案の効果】
本考案の婦人下着は上述のようにしてなり、非伸縮性又は伸縮力の強い補強布を、表生地の裏側の所要個所に縫合によらないで、溶着によって止着するので、ブラジャーにおけるバストアップ機能やガードル等における体型補整機能は従来と何ら変ることがなく、しかも補強布の止着が極めて簡単で、ホツレの心配がなく、縫合の手間も省けるだけでなく、着用したときに縫合部のようなゴロ付き感や段差がなくなり、スッキリと肌に接して着用感も良好である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案に係る婦人下着の一例としてブラジャーに適用した場合の斜視図である。
【図２】ブラジャーの左右カップ生地を裏面からみた説明図である。
【図３】本考案に係る婦人下着の一例としてガードルに適用した場合の正面説明図である。
【図４】ガードルのフロント生地部分の正面説明図である。
【図５】本考案に係る婦人下着の一例としてショーツに適用した場合の正面説明図である。
【符号の説明】
１−ブラジャー
２−ブラジャーのカップ部
３−カップ部の表生地
４−補強布
５−ブラジャーのセンター布
６−ブラジャーの脇布
７−ガードル
８−ガードルのフロント部
９−凹凸柄
１０−ショーツ
【考案の属する技術分野】
本考案は、ブラジャーやガードル、ショーツ等の伸縮性生地を使用している婦人下着の改良に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、ブラジャーのカップ部やガードル、ショーツ等の腹押え部等には、バストアップ機能や体型補整機能を付与するため、非伸縮性又は非常に伸縮力の強い別生地を縫合しているが、その縫合のための手間がかかるだけでなく、着用したときに縫合部にゴロ付きが生じたり、洗濯により縫合部がほつれる等の欠点があった。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、バストアップや体型補整のための補強布を用いるときに、その縫合する手間を省き、しかも縫目部分のゴロ付きやほつれ等の心配もない婦人下着を提案するものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本考案は、下着表生地の裏側の要所に例えば不織布やダブルラッセル生地のような非伸縮性のあるいはパワーネットのような伸縮力の非常に強い補強布を、表生地及び該補強布より融点の低い熱可塑性の樹脂又は接着剤により全面にわたり加熱溶着してなることを特徴とする婦人用下着に関するもので、上記補強布の止着手段として縫合によらないようにして、前記のような従来の欠点を解消したものである。以下、本考案の実施形態を図により説明する。
【０００５】
【考案の実施の形態】
図１は、本考案の婦人下着の一例としてブラジャーを示したもので、ブラジャー１のカップ部２を構成する伸縮性のある表生地３の裏面のほぼ下半部に非伸縮性の例えば不織布のような略円弧形の補強布４を該布４の全面に渡って溶着する（図２）。
【０００６】
上記補強布４としては、不織布やダブルラッセル生地のような非伸縮性生地のほか、パワーネットのような非常に伸縮力の強い生地を用いてもよい。
【０００７】
また、補強布４の表生地３への溶着方法としては、例えば表生地３を縫合後に該表生地３及び該補強布４より融点の低い熱可塑性樹脂又は接着剤を該補強布４の止着面全面に塗布しておき、両生地３、４を２枚の加熱金属板で挟圧することにより行われる。
【０００８】
そして、補強布４の表生地３への加熱溶着が終了したら、ブラジャー１のセンター布５と縫合するのである。
【０００９】
図３は、本考案の他の例としてガードルに適用した場合を示すもので、ガードル７のフロント部８の裏側に上方を少しあけて該フロント部８と同形の補強布４を上記と同様にして加熱溶着するのである。
【００１０】
なお、補強布４をフロント部８裏側に溶着する際、加熱金属板の一方又は双方の押圧面を図柄を表現した凹凸型としておけば、フロント部８の生地表面にその凹凸柄９を浮き上がらせることができ（図４）、この凹凸柄９は着用や洗濯によっても消えることはない。勿論、この凹凸柄９は、ブラジャー１について使用してもよい。
【００１１】
また、ガードル７における補強布４は、図示のような腹部の生地だけでなく、ヒップアップ機能を付与するために臀部布の裏側所定個所に溶着することもできる。
【００１２】
図５は、本考案をショーツに適用した例で、ショーツ１０の腹部相当個所（図５で点線で示す部分）の裏側に上記と同様にして補強布４を溶着している。
【００１３】
【考案の効果】
本考案の婦人下着は上述のようにしてなり、非伸縮性又は伸縮力の強い補強布を、表生地の裏側の所要個所に縫合によらないで、溶着によって止着するので、ブラジャーにおけるバストアップ機能やガードル等における体型補整機能は従来と何ら変ることがなく、しかも補強布の止着が極めて簡単で、ホツレの心配がなく、縫合の手間も省けるだけでなく、着用したときに縫合部のようなゴロ付き感や段差がなくなり、スッキリと肌に接して着用感も良好である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案に係る婦人下着の一例としてブラジャーに適用した場合の斜視図である。
【図２】ブラジャーの左右カップ生地を裏面からみた説明図である。
【図３】本考案に係る婦人下着の一例としてガードルに適用した場合の正面説明図である。
【図４】ガードルのフロント生地部分の正面説明図である。
【図５】本考案に係る婦人下着の一例としてショーツに適用した場合の正面説明図である。
【符号の説明】
１−ブラジャー
２−ブラジャーのカップ部
３−カップ部の表生地
４−補強布
５−ブラジャーのセンター布
６−ブラジャーの脇布
７−ガードル
８−ガードルのフロント部
９−凹凸柄
１０−ショーツ
Claims (2)
- 下着表生地の裏側の要所に非伸縮性又は伸縮力の非常に強い補強布を該表生地及び補強布より融点の低い熱可塑性の樹脂又は接着剤により全面にわたって加熱溶着してなることを特徴とする婦人下着。
- 前記補強布を表生地に加熱金属板を用いて加熱溶着する際に、加熱金属板の押圧面に凹凸柄を設けておいて、表生地表面にその凹凸柄を浮き上がらせて構成されてなる請求項１記載の婦人下着。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003002671U JP3097750U (ja) | 2003-05-13 | 2003-05-13 | 婦人下着 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003002671U JP3097750U (ja) | 2003-05-13 | 2003-05-13 | 婦人下着 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3097750U true JP3097750U (ja) | 2004-02-05 |
Family
ID=43251540
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003002671U Expired - Lifetime JP3097750U (ja) | 2003-05-13 | 2003-05-13 | 婦人下着 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3097750U (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007119341A1 (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-25 | Utax Co., Ltd. | 股部を有する衣類およびその製造方法 |
| JP2008274536A (ja) * | 2007-05-07 | 2008-11-13 | Triumph Intertrade Ag | ガードル等のような女性用下着 |
| US11930865B2 (en) | 2018-12-21 | 2024-03-19 | Levi Strauss & Co. | Garment with zonal stretch weaving |
-
2003
- 2003-05-13 JP JP2003002671U patent/JP3097750U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007119341A1 (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-25 | Utax Co., Ltd. | 股部を有する衣類およびその製造方法 |
| US8171571B2 (en) | 2006-03-31 | 2012-05-08 | Utax Co., Ltd. | Garment with crotch part and method of making the same |
| JP2008274536A (ja) * | 2007-05-07 | 2008-11-13 | Triumph Intertrade Ag | ガードル等のような女性用下着 |
| US11930865B2 (en) | 2018-12-21 | 2024-03-19 | Levi Strauss & Co. | Garment with zonal stretch weaving |
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