JP3096418U - ひげそり - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 顔面などに生えているひげや、むだ毛を剃る
過程において、鏡に映る顔面などにひげそり本体が当て
られる部分が柄を持つ手の影にかくれて見えなくならな
いようにするひげそりを提供する。 【解決手段】 ひげそりの柄４の先端には、そり刃５が
挟み込まれているひげそり本体６が、水平方向から垂直
方向（上下方向）に向けて回せるように取り付けられて
いるひげそりにおいて、ひげそり本体６の中央部分から
下向きに軸受部７を設け、柄４の先端を軸受部７に差し
込み、軸受部７と柄４の差込部分９には、きつく回るよ
うに太い径を有した軸８を通し、ひげそり本体６が水平
方向から垂直方向（上下方向）に回されたときに、軸受
部７の下端に設けられている半円弧状の切欠部１０の一
方の端部１１、あるいは１３に突き当たるように突き出
してなるストッパー１２を設けるように構成する。

Description

【考案の詳細な説明】 【０００１】 【考案の属する技術分野】 本考案は、ひげそり、特に、顔面などにはえているひげ、むだ毛をそる過程に おいて、鏡に映る顔面などにひげそり本体が当てられる部分が、柄をもつ手の影 にかくれて見えなくならないようにしたひげそりに関するものである。 【０００２】 【従来の技術】 従来のひげそりには、図１に示すように、柄１の先端にそり刃２が挟み込まれ ているひげそり本体３が水平方向（Ｔの字型）に取り付けられているものが数多 く使用されていた。 【０００３】 上記従来のひげそりでは、顔面などにはえているひげや、むだ毛を剃る過程にお いて、鏡に映る顔面などにひげそり本体３が当てられる部分が柄１を持つ手の影 にかくれて見えなくなり、ひげそりに手間がかかるという問題点があった。 また、ひげそり本体３が顔面などにおいて、柄１を引く方向と同じ方向へ引か れるので、ひげそり本体３のそり刃２が引かれる方向と直交する方向へ顔面など を思わず向けてしまうことが多い。そのため、顔面などにしばしば刃傷を負って しまうという問題点があった。 【０００４】 【考案が解決しようとする課題】 本考案は、上記従来のひげそりにおける問題点を解消しうるひげそりを提供す ることを目的とするものである。 【０００５】 【課題を解決するための手段】 ひげそりの柄の先端には、そり刃が挟み込まれているひげそり本体が、水平方 向から垂直方向（上下方向）へ向けて回せるように取り付けられていることを特 徴とするひげそりにおいて、ひげそり本体から下向きに軸受部を設け、上記柄の 先端を上記軸受部に差し込み、上記軸受部と上記柄の差込部に軸を通し、上記ひ げそり本体が、水平方向から左方向へ回されたときに、上記軸受部の下端に設け られている半円弧状の切欠部の左側の端部が、上記柄の先端部から突き出すよう に設けられたストッパーに突き当たって垂直方向（上下方向）に保持され、また 、上記ひげそり本体が、水平方向から右方向へ回されたときに、上記軸受部の下 端に設けられた半円弧状の切欠部の右側の端部が、上記ストッパーに突き当たっ て垂直方向に保持されるように構成されていることを特徴とする。 【０００６】 【考案の実施の形態】 次に、本考案の実施の形態を図２ないし図６にもとづき説明する。 図２は本考案に係るひげそりの正面図、図３は上記ひげそり本体が水平方向に 保持された状態の一部を省略し、上記柄の一部を省略した状態を示す拡大正面図 、図４は上記ひげそり本体を水平方向から垂直方向へ回したときに、同ひげそり 本体が垂直方向に保持された状態の一部を省略して示す拡大正面図、図５は図３ の右側面図、図６は図４の右側面図である。 【０００７】 図２において４はひげそりの柄、５はそり刃、６はひげそり本体で、そり刃５ が挟み込まれている。７はひげそり本体６の中央部分から下向きに設けた軸受部 、柄４の先端を軸受部７に差し込み、軸受部７と柄４の差込部分には、きつく回 るように太い径を有した軸８を通してある。図３に示すように、軸受部７の下端 に半円弧状に設けられている切欠部１０の端縁の中央に、ストッパー１２が位置 する状態で水平に保持されているひげそり本体６が、図４に示すように左方向へ 回されたときに、軸受部７の下端に半円弧状に設けられている切欠部１０の左側 の端縁１１に、柄４から突き出してなるストッパー１２が突き当たることにより 、垂直方向（上下方向）に保持される。なお、ひげそり本体６は、右方向へ回さ れることもある。 【０００８】 上記の構成よりなるひげそりでは、ひげを剃る際には、ひげそり本体６が、水 平方向から垂直方向（上下方向）に向くように回す。すると、ストッパー１２が 軸受部７の下端に半円弧状に設けられている切欠部１０の一方の端部に突き当た ってひげそり本体６を垂直方向（上下方向）に保持する。この状態で、柄４を手 で持ち、ひげそり本体６のそり刃５を顔面などに軽く押し当てて、そり刃５の全 体を引きながら、顔面などに生えているひげや、むだ毛を剃り落とすようにする 。 【０００９】 【考案の効果】 本考案は、叙上のように構成したから、次ぎのような効果を奏する。 （１） 請求項１に記載のひげそりでは、ひげそり本体が、垂直方向（上下方向 ）に保持されるので、顔面などに生えているひげや、むだ毛を剃る過程において 、鏡に映る顔面などにひげそり本体を当てる部分が柄を持つ手の影にかくれるよ うなことはなく、ひげそりをスムーズに行うことができる。 （２） 請求項１に記載のひげそりでは、ひげそり本体を垂直方向（上下方向） に向けた状態で、顔面などに生えているひげや、むだ毛を剃ることができるので 、ひげそり本体のそり刃が引かれる方向と直交する方向に顔面などを思わず引い てしまうことが少なくなるため、顔面などに刃傷を負うようなことはない。 （３） ひげそり使用者の好みに応じて、ひげそり本体を柄の左側に垂直方向へ 回して保持させた状態で使用することができ、また、右側に垂直方向へ回して保 持させた状態で使用することもできる。 （４） 請求項１に記載のひげそりでは、使い捨てに適したひげそりを提供する ことができる。

【図面の簡単な説明】 【図１】図１は従来のひげそりの正面図である。 【図２】図２は本考案に係るひげそりの正面図である。 【図３】図３は上記げそり本体が水平方向に保持された
状態の一部を省略し、上記ひげそり本体の一部を拡大し
て示す図である。 【図４】図４は上記ひげそり本体を水平方向から垂直方
向へ回したときに、同ひげそり本体が、垂直方向に保持
された状態の一部を省略し、上記ひげそり本体の一部を
拡大して示す図である。 【図５】図３の右側面図である。 【図６】図４の右側面図である。 【符号の説明】 ４ 柄 ５ そり刃 ６ ひげそり本体 ７ 軸受部 ８ 太い軸 ９ 柄４の差込部分 １０ 半円弧状の切欠部 １１ 切欠部１０の左側の端部 １２ ストッパー １３ 切欠部１０の右側の端部

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項１】 ひげそりの柄の先端には、そり刃が
   挟み込まれているひげそり本体が、水平方向から垂直方
   向（上下方向）へ向けて回せるように取り付けられてい
   ることを特徴とするひげそりにおいて、ひげそり本体か
   ら下向きに軸受部を設け、上記柄の先端を上記軸受部に
   差し込み、上記軸受部と上記柄の先端部に軸を通し、上
   記ひげそり本体が、水平方向から左方向へ回されたとき
   に、上記軸受部の下端に設けられている半円弧状の切欠
   部の左側の端部が、上記柄の先端部から突き出すように
   設けられたストッパーに突き当たって上記ひげそり本体
   が垂直方向（上下方向）に保持され、また、上記ひげそ
   り本体が、水平方向から右方向へ回されたときに、上記
   軸受部の下端に設けられている半円弧状の切欠部の右側
   の端部が、上記ストッパーに突き当たって垂直方向（上
   下方向）に保持されるように構成されていることを特徴
   とするひげそり。