JP3071322U - 粘着テープ用容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、内部に収納された粘着テープを簡単
かつ効率良く貼り付け可能な粘着テープ用容器であっ
て、特に二つの切断刃を有し、一方の切断刃が容器本体
の開口部に一体的に形成されており、他端の切断刃が回
動部材の先端に一体的に形成されているので使用方法が
二通りに使用できることを特徴とする粘着テープ用容器
に関するものである。 【構成】ロール状の粘着テープが収納され、開口部より
該粘着テープを連続的に取り出し可能に形成された粘着
テープ用容器であって、容器本体の開口部端部に切断刃
を一体的に設けると共に、他端の支軸を支点として回動
可能に構成された回動部材の先端部に切断刃を設けたこ
とを特徴とし、容器本体に対して着脱自在の蓋体を設
け、容器本体の円形突起部の内側に蓋体の裏面に設けら
れた円形突起部が嵌挿されるように構成したことを特徴
とし、且つ、回動部材が回動に伴って容器本体上面で開
閉可能に構成されていることを特徴とする粘着テープ用
容器である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、内部に収納された粘着テープを簡単かつ効率良く貼り付け可能な粘 着テープ用容器であって、特に二つの切断刃を有し、一方の切断刃が容器本体の 開口部に一体的に形成されており、他端の切断刃が回動部材の先端に一体的に形 成されているので使用方法が二通りに使用できることを特徴とする粘着テープ用 容器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の粘着テープ用容器としては、収納容器の軸にロール状の粘着テープを装 着して、この粘着テープの端部を指で引き出すと共に所定の長さとなるように引 っ張って長さを調節した後、基端部側を容器に固定された切断刃で切断して所定 の場所へ貼り付けるものが知られている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の粘着テープ用容器にあっては、粘着テープの端部を指でひきだすと共に 所定の長さとなるように引っ張って使用するものであり、特に長く引き出す時に 粘着テープ端部が取り出しにくく、所定の長さが短かったり、長かったりする場 合に双方に都合の良い使い勝手のものがなかった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は前記せるような従来の課題を解決すべく創案された粘着テープ用容器 であり、ロール状の粘着テープが収納され、開口部より該粘着テープを連続的に 取り出し可能に形成された粘着テープ用容器であって、容器本体の開口部端部に 切断刃を一体的に設けると共に、他端の支軸を支点として回動可能に構成された 回動部材の先端部に切断刃を設けたことを特徴とし、容器本体に対して着脱自在 の蓋体を設け、容器本体の円形突起部の内側に蓋体の裏面に設けられた円形突起 部が嵌挿されるように構成したことを特徴とし、且つ、回動部材が回動に伴って 容器本体上面で開閉可能に構成されていることを特徴とする粘着テープ用容器で ある。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。 図面に於いて、図１は本考案粘着テープ用容器の正面図である。図２は本考案粘 着テープ用容器の上面図である。図３は本考案粘着テープ用容器の蓋体を外した 分解図である。図４は蓋体の背面図である。図５は本考案粘着テープ用容器の使 用状態の一例を示す説明図である。

【０００６】 本考案粘着テープ用容器は容器本体１にロール状の粘着テープ用容器テープ６ が収納され、開口部５３より該粘着テープ用容器テープ６が取り出される粘着テ ープ用容器である。

【０００７】 容器本体１の開口部５３の端部には切断刃１１が一体的に設けられている。ま た、他端の支軸１４を支点として回動可能に構成された回動部材５の先端部には 切断刃５２が設けられている。

【０００８】 回動部材５は図３の点線で示すように回動されるので、粘着テープ用容器テー プ６を長く引き出して使用する場合に便利に構成されている。また、この方法で の不使用時に於いては、回動部材５を元の位置に戻せば回動部材５の側面突起部 ５１が蓋体４に設けられた凹部４３と、これと対象位置に設けられた容器本体の 凹部（図示せず）に嵌着して固定され、回動部材５が容器上部の蓋の役目を成し て埃等が粘着テープ用容器テープ６の引き出し先端部に付着することがないよう に構成されている。

【０００９】 容器本体１に対して着脱自在の蓋体４がもうけられており、該蓋体４を容器本 体１に装着する場合は、容器本体１のの円形突起部１２の内側に蓋体４の裏面に 設けられた円形突起部４１が嵌挿されるように構成されている。

【００１０】 図１では蓋体４が容器本体１に嵌着された状態を示しており、図３は蓋体４を 外した容器の正面図を示しており、図４は該蓋体４の裏面を示している。

【００１１】 蓋体４にはコ状スリット３が設けられ、押圧部２が形成されている。該押圧部 ２を押圧すると蓋体４の裏面に形成された押し当て部４２がロール状粘着テープ ６の回転を押さえるように構成されている。従って容器本体１の円形突起部１２ には部分切除部１３がもうけられている。

【００１２】 上記の構成は、図５のように粘着テープ対象材７に粘着テープ６を貼り付けて 該粘着テープ６を切断する時に押圧部２を押圧してロール状粘着テープ６の必要 以上の回動を止める役目をするものである。

【００１３】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案粘着テープ用容器はロール状の粘着テープが収納 され、開口部より該粘着テープを連続的に取り出し可能に形成された粘着テープ 用容器であって、容器本体の開口部端部に切断刃を一体的に設けると共に、他端 の支軸を支点として回動可能に構成された回動部材の先端部に切断刃を設け、容 器本体に対して着脱自在の蓋体を設け、容器本体の円形突起部の内側に蓋体の裏 面に設けられた円形突起部が嵌挿されるように構成し、回動部材が回動に伴って 容器本体上面で開閉可能に構成しているので、内部に収納された粘着テープを簡 単かつ効率良く貼り付け可能な粘着テープ用容器であって、特に二つの切断刃を 有し、一方の切断刃が容器本体の開口部に一体的に形成されており、他端の切断 刃が回動部材の先端に一体的に形成されているので使用方法が二通りに使用でき る実用的効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案粘着テープ用容器の正面図である。

【図２】本考案粘着テープ用容器の上面図である。

【図３】本考案粘着テープ用容器の蓋体を外した分解図
である。

【図４】蓋体の背面図である。

【図５】本考案粘着テープ用容器の使用状態の一例を示
す説明図である。

【符号の説明】

１．容器本体 １１．切断刃 １２．円形突起部 １３．部分切除部 １４．支軸 ２．押圧部 ３．コ状スリット ４．蓋体 ４１．円形突起部 ４２．押し当て部 ４３．凹部 ５．回動部材 ５１．側面突起部 ５２．切断刃 ５３．開口部 ６．粘着テープ ７．粘着対象材

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】ロール状の粘着テープが収納され、開口部
   より該粘着テープを連続的に取り出し可能に形成された
   粘着テープ用容器であって、容器本体の開口部端部に切
   断刃を一体的に設けると共に、他端の支軸を支点として
   回動可能に構成された回動部材の先端部に切断刃を設け
   たことを特徴とする粘着テープ用容器。
2. 【請求項２】容器本体に対して着脱自在の蓋体を設け、
   容器本体の円形突起部の内側に蓋体の裏面に設けられた
   円形突起部が嵌挿されるように構成したことを特徴とす
   る請求項１の粘着テープ用容器。
3. 【請求項３】回動部材が回動に伴って容器本体上面で開
   閉可能に構成されていることを特徴とする請求項１の粘
   着テープ用容器。