JP2018011674A - 鼻毛処理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】鼻毛を簡単に処理できる鼻毛処理器を提供すること。
【解決手段】柄部と刃部とを備える鼻毛処理器であって、柄部は、刃部が軸線の一端側に取付けられ、刃部は、軸線を含む平面と平行な刃物面を有し、所定間隔で平行に設けられた第1の刃物31及び第2の刃物32と、第1の刃物31及び第2の刃物32を保持する保持部33,34と、を有し、保持部33,34は、第1の刃物31及び第2の刃物32を挟んだ両側に保護ガイド33c,34cが形成されること。
【選択図】図3

Description

本発明は、鼻毛処理器に関する。
従来、伸びた鼻毛を切断したり除去したりするものとして、鼻毛抜き、鼻毛用ハサミ、鼻毛用カミソリ及び回転式鼻毛切りなどが知られている(特許文献1及び2参照)。
上記のうち、鼻毛を2つの刃で挟んで切る、鼻毛切りハサミや回転式鼻毛切りは、鼻毛を挟んで切断するため、鼻腔(鼻の穴)内に鼻毛屑が残り、また、一方の刃の厚み分だけの長さの鼻毛が根元から切り残される。その後、鼻腔内に残された鼻毛屑は、使用者がティッシュで何度も鼻をかんだり、ほじったりして、取り除かれている。
一方、特許文献1には、刃を安全ガイドの内側に埋め込むとともに、刃と安全ガイドとの間に間隙を設けた鼻毛用カミソリが記載されており、段落0009には、剃った鼻毛が間隙から刃の裏側に取り込まれると記載されている。
特開2000−051545号公報 登録実用新案第3093562号公報
しかしながら、特許文献1の段落0011には、表面の刃に、鼻毛が当たるように回転させると記載されているから、刃は回転させる方向の前方に位置することになる。すると、刃で剃られた鼻毛が、後方に位置する間隙から刃の裏側に回り込むようなことは起きず、実際には剃られた鼻毛の多くは、鼻腔内に残っているといえる。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、鼻毛を簡単に処理できる鼻毛処理器を提供することを目的とする。
(1)本発明に係る一つの態様は、柄部と刃部とを備える鼻毛処理器であって、前記柄部は、前記刃部が前記軸線の一端側に取付けられ、前記刃部は、前記軸線を含む平面と平行な刃物面を有し、所定間隔で平行に設けられた第1の刃物及び第2の刃物と、前記第1の刃物及び前記第2の刃物を保持する保持部と、を有し、前記保持部は、前記第1の刃物及び前記第2の刃物を挟んだ両側に保護ガイドが形成されるものである。
(2)上記(1)の態様において、前記刃物面と直交する方向から見た場合、前記第1の刃物の刃先は、前記第2の刃物の刃先とは異なる位置であってもよい。
(3)上記(1)又は(2)の態様において、前記刃部は、前記第1の刃物及び前記第2の刃物の組を、二組有するとともに、各組は前記軸線を含む前記平面に関して対称に設けられてもよい。
(4)上記(1)又は(2)の態様において、前記刃部は、前記第1の刃物及び前記第2の刃物の組を、二組有するとともに、各組は前記軸線を含む前記平面と直交する平面に関して対称に設けられてもよい。
(5)上記(1)から(4)までのいずれか一つの態様において、前記刃部は、前記軸線の方向の前記一端側の先端に穴部を有し、前記穴部は、第3の刃物を有してもよい。
(6)上記(1)から(5)までのいずれか一つの態様において、前記刃部は、前記軸線と直交する軸に対して枢動可能に前記柄部に取付けられてもよい。
(7)上記(6)の態様において、前記枢動軸は、前記柄部の一端側の側面又は端面に設けられてもよい。
(8)上記(6)又は(7)の態様において、枢動する前記刃部は、係止具により前記柄部に対して所定角度に係止されてもよい。
(9)上記(1)から(8)までのいずれか一つの態様において、前記刃部は、前記第1の刃物及び前記第2の刃物を有する二枚刃以上であってもよい。
本発明によれば、簡単に鼻毛を処理できる鼻毛処理器を提供することができる。
本発明の実施形態1に係る鼻毛処理器1の使用状況を示す、(a)側面図、(b)下面図、である。 本発明の実施形態1に係る鼻毛処理器1を示す概略図である。 刃部3を図2のA−A線で切断した断面図である。 刃部3を構成する、(a)第1のホルダ33、(b)第1の刃物31、(c)スペーサ35、(d)第2の刃物32、(e)第2のホルダ34、を示す正面図及び側面図である。 図3の刃部3を更に拡大した拡大断面図である。 本発明の実施形態2に係る鼻毛処理器100を示す概略図である。 刃部130を図6のB−B線で切断した断面図である。 刃部130を構成する、(a)第1のホルダ133、(b)第1の刃物31、(c)スペーサ135、(d)第2の刃物32、(e)中間ホルダ136、(f)第2の刃物32、(g)スペーサ135、(h)第1の刃物31、(i)第2のホルダ134、を示す正面図及び側面図である。 第1のホルダ133を示す詳細説明図である。 第2のホルダ134を示す詳細説明図である。 刃部130の組立工程を示す説明図である。 刃部130の刃先付近を示す拡大図である。 本発明の実施形態3に係る鼻毛処理器200を示す概略図である。 刃部230を図12のD−D線で切断した断面図である。 刃部230を構成する、(a)第1のホルダ233、(b)第2の刃物232、(c)スペーサ235、(d)第1の刃物231、(e)第2のホルダ234、を示す正面図及び側面図である。 実施形態2又は3の変形例の使用状況を示す側面図である。 変形例の穴部340を示す、(a)上面図、(b)E−E線で切断した断面図、である。 本発明の実施形態4に係る鼻毛処理器400を示す概略図である。 刃部430を図17のF−F線で切断した断面図である。 刃部430を構成する、(a)第1のホルダ433、(b)第1の刃物31、(c)スペーサ35、(d)第2の刃物32、(e)第2のホルダ434、を示す正面図及び側面図である。 鼻毛処理器400の、(a)第1の状態、(b)第2の状態、を示す概略図である。 本発明の実施形態5に係る鼻毛処理器500を示す概略図である。 刃部530の可動範囲を示す説明図である。 本発明の実施形態6に係る鼻毛処理器600を示す概略図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通じて同じ要素には同じ符号を付して説明する。
本発明の実施形態1に係る鼻毛処理器1について説明する。図1は、本発明の実施形態1に係る鼻毛処理器1の使用状況を示す、(a)側面図、(b)下面図、であり、図2は、本発明の実施形態1に係る鼻毛処理器1を示す概略図である。
図1(a)に示される鼻毛処理器1は、使用者の鼻腔に挿入し、回転(鼻腔に沿って移動)させることで(図1(b)参照)、鼻毛を処理するものである。鼻毛処理器1は、図2に示されるように、柄部2と刃部3とを備える。
柄部2は、鼻毛処理器1を鼻腔に挿入する際に、使用者の指で(摘み)持たれるものである(図1(a)参照)。柄部2は、棒状のものであり、プラスチック樹脂で形成されている。この柄部2には、後述する刃部3が、溶着や係合・嵌合により一体化され、軸線CLの一端側に取付けられる。
柄部2は、断面視で3mm×5mm程度の矩形であるが、直径3mmから6mm程度の円に内接する多角形であってもよく、同程度の楕円形であってもよい。柄部2の長さは、30mmから50mm程度である。
つぎに、刃部3について説明する。図3は、刃部3を図2のA−A線で切断した断面図であり、図4は、刃部3を構成する、(a)第1のホルダ33、(b)第1の刃物31、(c)スペーサ35、(d)第2の刃物32、(e)第2のホルダ34、を示す正面図及び側面図である。
図3に示される刃部3は、第1の刃物31及び第2の刃物32とを有する。これら第1の刃物31及び第2の刃物32は、図4(b),(d)に示されるように、略矩形状の刃物面を有するものであり、ステンレス鋼又は特殊工具鋼で形成されており、先端が研磨処理されている。第1の刃物31及び第2の刃物32の厚みは、0.1mmから0.3mm程度である。
そして、第1の刃物31は、幅が10mmから40mm程度で、刃元から刃先までの長さが5mmから6mm程度である。第2の刃物32は、幅が10mmから40mm程度で、刃元から刃先までの長さが5mmから8mm程度である。また、第1の刃物31及び第2の刃物32には、後述する連結ピン33eが挿通される穴31a及び穴32aがそれぞれ形成されている。
これらの第1の刃物31及び第2の刃物32は、刃物面が軸線CLを含む平面と略平行となるように、また、後述するスペーサ35により所定間隔で平行に設けられる。
つづいて、第1の刃物31及び第2の刃物32を保持する構成について説明する。
刃部3は、第1の刃物31及び第2の刃物32を保持する保持部として機能する、第1のホルダ33及び第2のホルダ34を有する。第1のホルダ33及び第2のホルダ34は、プラスチック樹脂で形成されている。
第1のホルダ33は、図4(a)に示されるように、底板33aと、この底板33aに立設された断面視L字状の側壁33bとで形成されている。一方の側壁33bには、保護ガイド33cが端部に形成されている。他方の側壁33bには、係合部33fが端部に形成されている。
一方の側壁33bは、内側面に台座33dを有する。台座33dは、第1のホルダ33の内側面と第1の刃物31とを所定の間隔に設定するものである。さらに、この台座33dには、連結ピン33eが立設されている。
また、第2のホルダ34は、図4(e)に示されるように、天板34aと、この天板34aに立設された断面視L字状の側壁34bとで形成されている。一方の側壁34bには、保護ガイド34cが端部に形成されている。他方の側壁34bには、第1のホルダ33の係合部33fに係合する被係合部34fが端部に形成されている。
一方の側壁34bは、内側面に台座34dを有する。台座34dは、第2のホルダ34の内側面と第2の刃物32とを所定の間隔に設定するものである。さらに、この台座34dには、連結ピン33eが挿通される穴34eが形成されている。
最後に、スペーサ35は、図4(c)に示されるように、第1の刃物31と第2の刃物32との間に挟持される板状のものであり、連結ピン33eが挿通される穴35aが形成されている。スペーサ35は、金属又はプラスチック樹脂で形成されている。このスペーサ35の厚みは、0.2mmから0.5mm程度である。なお、スペーサ35は、円形ワッシャのようなものであってもよい。
以上の各構成により、刃部3は、第1のホルダ33、第1の刃物31、スペーサ35、第2の刃物32、第2のホルダ34が、この順に組み立てられる(図3参照)。
ここで、第1の刃物31及び第2の刃物32の刃先、第1のホルダ33及び第2のホルダ34の保護ガイド33c,34cの位置関係について説明する。図5は、図3の刃部3を更に拡大した拡大断面図である。
第1の刃物31及び第2の刃物32は、所定間隔で略平行に設けられているが、刃物面と直交する方向から見た場合、第1の刃物31の刃先は、第2の刃物32の刃先とは異なる位置である。つまり、第2の刃物32の刃物面(すくい面)に対して、所定の角度θで傾斜した基準線L上に、第1の刃物31及び第2の刃物32の刃先が位置している。この角度θは、第1の刃物31及び第2の刃物32の厚み、スペーサ35の厚み、台座33d,34dの高さにもよるが、通常5°から55°の範囲とされる。
刃部3は、角度θを小さくすることで、全体として厚み方向を薄くすることができ、逆に、角度θを大きくすることで、全体として長手方向を小さくすることができる。
さらに、この基準線L上には、第1のホルダ33及び第2のホルダ34の保護ガイド33c,34cも位置している。このように、保護ガイド33c,34cと、第1の刃物31及び第2の刃物32の刃先とが、基準線L上に位置することにより、第1の刃物31及び第2の刃物32が、鼻腔内の粘膜に食い込むのを防止している。
しかしながら、第1の刃物31及び第2の刃物32の刃先は、基準線Lと平行に1.0mm程度基準線Lから突出されてもよい。この状態であれば、鼻毛の深剃りを優先することができる。逆に、第1の刃物31及び第2の刃物32の刃先は、基準線Lと平行に1.0mm程度基準線Lから引き込ませてもよい。この状態であれば、鼻毛の処理具合よりも、粘膜の傷付き防止を優先することができる。
そして、鼻毛処理器1で鼻毛を処理する場合、軸線CLの刃部3側から見て時計回りに鼻腔内で回転される。つまり、第2の刃物32が、回転方向の前方側となり、第1の刃物31が、第2の刃物32の後方側となる。
以上のとおり、本発明の実施形態1に係る鼻毛処理器1は、柄部2と刃部3を備えるものであって、柄部2は、刃部3が軸線CLの一端側に取付けられ、刃部3は、軸線CLを含む平面と平行な刃物面を有し、所定間隔で平行に設けられた第1の刃物31及び第2の刃物32と、第1の刃物31及び第2の刃物32を保持する保持部33,34(第1のホルダ33,第2のホルダ34)と、を有し、保持部33,34は、第1の刃物31及び第2の刃物32を挟んだ両側に保護ガイド33c,34cが形成されるものである。これにより、鼻毛処理器1を鼻腔に挿入し、第1の刃物31及び第2の刃物32を鼻毛の生えた粘膜に当てながら、鼻腔に沿わせて移動させるだけで、すなわち、鼻腔内で回転させるだけで、鼻毛を根元から簡単に処理する(剃る)ことができる。また、鼻毛処理器1を鼻腔に挿入し回転させるため、鼻毛の位置を確認する必要がなく、剃り残しもほぼない。
また、第1の刃物31及び第2の刃物32の両外側に保護ガイド33c,34cが形成されているため、第1の刃物31及び第2の刃物32を粘膜に押し当てても、食い込むことがないから、粘膜を傷つけることがないし、痛みが与えられることもない。また、鼻毛を抜かないため、毛穴に菌が侵入することもない。
さらに、剃られた鼻毛は、第1の刃物31と第2の刃物32との間や、第1の刃物31及び第2の刃物32と保持部33,34との間に取り込まれるため、剃られた鼻毛屑が鼻腔内に残ることが少ない。また、鼻毛を挟んで切断しないため、鼻毛の根元付近が残ることがなく、鼻毛屑が残ったとしてもこれらに絡まることもない。そのため、鼻腔内に残された鼻毛屑があったとしても、ティッシュで2,3回鼻をかんだり、ほじったりすることで、取り除くことができる。くわえて、柄部2を備えるため、親指と人差し指(更に中指)などで摘んで指で操作し易くなっている。
ところで、鼻腔の形状や鼻毛の生え方によって、反時計回りに回転される方が、好ましいこともある。この場合、鼻毛処理器1は、軸線CLを含む面に対して左右対称なものとすればよい。
つぎに、本発明の実施形態2に係る鼻毛処理器100について説明する。図6は、本発明の実施形態2に係る鼻毛処理器100を示す概略図である。
この鼻毛処理器100は、刃部130が、第1の刃物31及び第2の刃物32を二組有する点で、実施形態1のものと異なっている。柄部2については、実施形態1のものと同様であるから、説明を省略する。
そこで、刃部130について説明する。図7は、刃部130を図6のB−B線で切断した断面図であり、図8は、刃部130を構成する、(a)第1のホルダ133、(b)第1の刃物31、(c)スペーサ135、(d)第2の刃物32、(e)中間ホルダ136、(f)第2の刃物32、(g)スペーサ135、(h)第1の刃物31、(i)第2のホルダ134、を示す正面図及び側面図である。また、図9は、第1のホルダ133を示す詳細説明図であり、図10は、第2のホルダ134を示す詳細説明図である。なお、図9及び10において、4方向からの視点を理解し易くするため、側方に仮想線を描いている。また、図9(e)は、C−Cで切断した断面図である。
図7に示される刃部130は、第1の刃物31及び第2の刃物32とを保持する保持部として機能する、第1のホルダ133、第2のホルダ134及び中間ホルダ136を有する。この刃部130は、後述する中間ホルダ136の両側に、第1の刃物31及び第2の刃物32の組がそれぞれ平行に設けられる。
第1の刃物31及び第2の刃物32の構成については、後述する連結ピン134eが挿通される点以外は実施形態1のものと同様であるから、説明を省略する(図8(b),(d),(f),(h)参照)。
第1のホルダ133は、図8(a)及び図9(a)−(e)に示されるように、底板133aと、この底板133aに対向する天板133gと、底板133aと天板133gとを連結する側壁133bとで形成されている。側壁133bは、保護ガイド133cが一方の端部に形成されている。
この側壁133bは、内側面に台座133dを有する。台座133dは、第1のホルダ133の内側面と第1の刃物31とを所定の間隔に設定するものである。さらに、この台座133dには、連結ピン134eが挿通される穴133eが形成されている。
この側壁133bは、穴133eよりも他方側に支持穴133fを有する。この支持穴133fには、後述する第2のホルダ134の係止爪134fが挿入される。
底板133a及び天板133gは、側壁133bに対向する側に、仮受台133hがそれぞれ突設されている。
第2のホルダ134は、図8(i)及び図10(a)−(d)に示されるように、断面視L字状の側壁134bで形成されている。一方の側壁134bは、保護ガイド134cが端部に形成されている。この一方の側壁134bは、仮受台133hが通過可能な切欠134hが形成されている。
この一方の側壁134bは、内側面に台座134dを有する。台座134dは、第2のホルダ134の内側面と第1の刃物31とを所定の間隔に設定するものである。さらに、この台座134dには、連結ピン134eが立設されている。
また、他方の側壁134bは、係止爪134fが端部に形成されている。
スペーサ135は、図8(c)又は(g)に示されるように、第1の刃物31と第2の刃物32との間に挟持される板状のものである。スペーサ135は、略板状に形成されており、両端に脚135bが突設されており、連結ピン134eが挿通される穴135aが形成されている。このスペーサ135は、金属又はプラスチック樹脂で形成されている。
中間ホルダ136は、図8(e)に示されるように、略板状に形成されている。中間ホルダ136は、保護ガイド136cが端部に形成されている。中間ホルダ136は、両側の主面にそれぞれ台座136dを有する。台座136dは、中間ホルダ136とその両側に設けられる第2の刃物32とを所定の間隔に設定するものである。さらに、この台座136dには、連結ピン134eと対向する位置に、連結ピン134eが挿通される穴136eが形成されている。
刃部130の組立方法について説明する。図11Aは、刃部130の組立工程を示す説明図であり、図11Bは、刃部130の刃先付近を示す拡大図である。
まず、連結ピン134eと略同形状の仮固定用の連結ピン140を、第1の刃物31の穴31a、スペーサ135の穴135a、第2の刃物32の穴32a、中間ホルダ136の穴136a、第2の刃物32の穴32a、スペーサ135の穴135a、第1の刃物31の穴31aに、この順で挿通し、仮組立体とする(図11A(a)参照)。
つぎに、この仮組立体を、側壁133bと略平行な方向から第1のホルダ133に装填する(図11A(b)参照)。このとき、仮組立体を案内する装填用ガイドを、側壁133bの付近に設けるとよい。ついで、仮固定用の連結ピン140を引き抜く。
そして、第2のホルダ134を、側壁133bの内面に対向する側から、第1のホルダ133に装着する(図11A(c)参照)。第2のホルダ134の装着が完了すると、第1のホルダ133の支持穴133fに第2のホルダ134の係止爪134fが嵌入され、また、第1のホルダ133の穴133eから第2のホルダ134の連結ピン134eが突出する状態となる。
最後に、連結ピン134eの突出した先端を加熱変形させ、第1のホルダ133と第2のホルダ134とを固着する(図11A(d)参照)。
このようにして、刃部130は、第1のホルダ133、第1の刃物31、スペーサ135、第2の刃物32、中間ホルダ136、第2の刃物32、スペーサ135、第1の刃物31、第2のホルダ134の順に組み立てられる(図7及び図11B参照)。つまり、刃部130は、第1の刃物31及び第2の刃物32の組を二組有し、各組が、軸線CLを含む平面(あるいは、中間ホルダ136)に関して対称に設けられる。なお、刃部130は、左右幅が8mm程度であり、高さが8mm程度であるから(図7参照)、成人の鼻腔に挿入可能な大きさとなっている。
このとき、中間ホルダ136の左側の第1の刃物31及び第2の刃物32の組が、軸線CLの刃部130側から見て反時計回り用となり、中間ホルダ136の右側の第1の刃物31及び第2の刃物32の組が、軸線CLの刃部130側から見て時計回り用となる。そして、時計回り用の第1の刃物31及び第2の刃物32の組と、反時計回り用の第1の刃物31及び第2の刃物32の組とは、すべての刃先が略同一方向を向くように設けられる。
つづいて、実施形態3の鼻毛処理器200について説明する。図12は、本発明の実施形態3に係る鼻毛処理器200を示す概略図である。
刃部230について説明する。図13は、刃部230を図12のD−D線で切断した断面図であり、図14は、刃部230を構成する、(a)第1のホルダ233、(b)第2の刃物232、(c)スペーサ235、(d)第1の刃物231、(e)第2のホルダ234、を示す正面図及び側面図である。
図13に示される刃部230は、第1の刃物231及び第2の刃物232とを保持する保持部として機能する、第1のホルダ233及び第2のホルダ234を有する。
第1の刃物231及び第2の刃物232は、図14(b)又は(d)に示されるように、略矩形状の刃物面を有するものであり、両端が刃先となっている。つまり、第1の刃物231は、実施形態1の第1の刃物31が二つ、刃元側で接続されて、一つになったものに相当する。第1の刃物231には、後述する連結ピン233eが挿通される穴231aが形成されている。
第2の刃物232は、実施形態1の第2の刃物32が二つ、刃元側で接続されて、一つになったものに相当する。第2の刃物232には、後述する連結ピン233eが挿通される穴232aが形成されている
よって、刃部230は、第1の刃物31及び第2の刃物32を仮想的に二組有するものである。
第1のホルダ233は、図14(a)に示されるように、底板233aと、この底板233aに立設された側壁233bとで形成されている。側壁233bは、保護ガイド233cが両端部に形成されている。
側壁233bは、内側面に台座233dを有する。台座233dは、第1のホルダ233の内側面と第2の刃物232とを所定の間隔に設定するものである。さらに、この台座233dには、連結ピン233eが立設されている。
第2のホルダ234は、図14(e)に示されるように、天板234aと、この天板234aに立設された側壁234bとで形成されている。側壁234bは、保護ガイド234cが両端部に形成されている。
側壁234bは、内側面に台座234dを有する。台座234dは、第2のホルダ234の内側面と第2の刃物232とを所定の間隔に設定するものである。さらに、この台座234dには、連結ピン233eと対向する側壁234bに、連結ピン233eが挿通される穴234eが形成されている。
スペーサ235は、図14(c)に示されるように、第1の刃物231と第2の刃物232との間に挟持される板状のものである。スペーサ235は、略板状に形成されており、連結ピン233eが挿通される穴235aが形成されている。
以上の各構成により、刃部230は、第1のホルダ233、第2の刃物232、スペーサ235、第1の刃物231、第2のホルダ234が、この順に組み立てられる(図13参照)。
このとき、第1の刃物231及び第2の刃物232の刃先のうち、連結ピン233eの左側の組が、軸線CLの刃部230側から見て時計回り用となり、連結ピン233eの右側の組が、軸線CLの刃部230側から見て反時計回り用となる。そして、時計回り用の第1の刃物231及び第2の刃物232の組と、反時計回り用の第1の刃物231及び第2の刃物232の組とは、刃先が反対方向に向くように設けられる。
つまり、刃部230は、第1の刃物31及び第2の刃物32の組を、仮想的に二組有し、各組が軸線CLを含む平面(あるいは、刃物面)と直交する平面(実施形態3では、2つの連結ピン233eの中心を通る平面)に関して対称に設けられる。なお、刃部230は、左右幅が8mm程度であり、高さが5mm程度であるから(図13参照)、成人の鼻腔に挿入可能な大きさとなっている。
以上のとおり、本発明の実施形態2及び3に係る鼻毛処理器100,200では、刃部130,230は、第1の刃物31及び第2の刃物32を二組有する。これにより、鼻毛処理器100,200は、時計回り又は反時計回りのいずれの方向に回転させても、第2の刃物32が、回転方向の前方側に、第1の刃物31が、第1の刃物31の後方側に設けられるため、鼻毛の処理を良好に行うことができる。
また、実施形態1では、時計回り又は反時計回りの一方向しか対応できないため、鼻毛処理器1を二つ準備する必要があったが、実施形態2及び3では、鼻毛処理器100,200を一つ準備するだけでよく、どちらの方向でも使用することができる。さらに、実施形態3は、実施形態2よりも小型化することができる。
なお、第1の刃物31及び第2の刃物32を二組有する態様は、実施形態3のような仮想的なものに限られない。例えば、第1のホルダ233の二つの連結ピン233eを共用したり、第1のホルダ233に四つの連結ピン233eを立設したりして、現実に第1の刃物31及び第2の刃物32を二組有するような態様でもよいが、実施形態3のような仮想的なものの方が、刃部230を小型化することができるため、好ましい。
ここで、実施形態2又は3の変形例の鼻毛処理器100,200について説明する。図15は、実施形態2又は3の変形例の使用状況を示す側面図であり、図16は、変形例の穴部340を示す、(a)上面図、(b)E−E線で切断した断面図、である。
図15に示される変形例の鼻毛処理器100,200は、刃部130,230の軸線CLの方向の一端側の先端に、穴部340を有する。この穴部340は、鼻腔の奥側から外鼻孔に向かって生える鼻毛を切断するものである。
図16(a)に示されるように、穴部340は、第1のホルダ133の天板133g又は第2のホルダ234の天板234aと断面形状が略同一の台形状で、略中央に引込み穴340aが貫通して形成されている。この引込み穴340aは、図16(b)に示されるように、一端側から他端(天板133g,234a)側に向かって、徐々に狭くなっており、他端では、略C字状になっている。そして、引込み穴340aの他端付近には、第3の刃物340bが設けられている。
第3の刃物340bの刃先は、台形の幅広側から幅狭側に向かい、かつ、天板133g,234aに傾斜して設けられている。
そして、穴部340は、第1のホルダ133の天板133g又は第2のホルダ234の天板234aに溶着や係合などにより一体化される。ただし、穴部340は、第1のホルダ133又は第2のホルダ234に一体成形されてもよく、この場合、天板133g,234aに引込み穴340aが貫通して形成される。
よって、穴部340を有する鼻毛処理器100,200を、鼻腔に挿入すると、鼻腔の奥側から外鼻孔に向かって生える鼻毛は、引込み穴340aに引込まれ、鼻毛処理器100,200の回転(移動)に伴って、第3の刃物340bで、切断される。本変形例によれば、鼻腔内の粘膜に略直立して生える鼻毛だけでなく、奥側から外鼻孔に向かって生える鼻毛も、簡単に処理することができる。
なお、上記実施形態1から3では、柄部2及び刃部3,130,230は、別部材で形成され一体化されたが、柄部2は、刃部3,130,230の第1のホルダ33,133,233とあらかじめ一体成形されてもよい。
実施形態4の鼻毛処理器400について説明する。図17は、本発明の実施形態4に係る鼻毛処理器400を示す概略図であり、図18は、刃部430を図17のF−F線で切断した断面図である。
図17に示される鼻毛処理器400は、刃部430が、柄部420に対して枢動可能に取付けられる点で、実施形態1から3のものと異なっている。
まず、柄部420について説明する。
柄部420は、本体が棒状のものであり、一端側の側面に軸線CLと直交する枢動軸420aが突設されている。また、柄部420は、後述する係止具440の脱落を防止する抜け止め420bが他端側に膨出されている。
つぎに、刃部430について説明する。図19は、刃部430を構成する、(a)第1のホルダ433、(b)第1の刃物31、(c)スペーサ35、(d)第2の刃物32、(e)第2のホルダ434、を示す正面図及び側面図である。
第1の刃物31及び第2の刃物32の構成や、第1の刃物31及び第2の刃物32を保持する保持部の構成は、基本的に実施形態1と同様であるため、第1の刃物31、第2の刃物32及びスペーサ35についての説明は省略する(図19(b)−(d)参照)。
第1のホルダ433は、図19(a)に示されるように、底板433aと、この底板433aに立設された断面視L字状の側壁433bとで形成されている。一方の側壁433bは、保護ガイド433cが側方の端部に形成されている。他方の側壁433bは、第2のホルダ434の被係合部434fが係合する係合部433fが形成されている。
一方の側壁433bは、内側面に台座433dを有する。台座433dは、第1のホルダ433の内側面と第1の刃物31とを所定の間隔に設定するものである。さらに、この台座433dには、連結ピン433eが立設されている。
さらに、この一方の側壁433bは、外側面に軸受433gを有する。軸受433gは、柄部420の枢動軸420aを枢動可能に軸支する。なお、本実施形態4では、枢動軸420aは、柄部420に設けられ、軸受433gは、刃部430に設けられるが、軸支の構成であるから、それぞれ入れ替えて反対側に設けてもよい。
第2のホルダ434は、図19(e)に示されるように、天板434aと、この天板434aに立設された断面視L字状の側壁434bとで形成されている。一方の側壁434bには、保護ガイド434cが端部に形成されている。他方の側壁434bには、第1のホルダ433の係合部433fに係合する被係合部434fが端部に形成されている。
一方の側壁434bは、内側面に台座434dを有する。台座434dは、第2のホルダ434の内側面と第2の刃物32とを所定の間隔に設定するものである。さらに、この台座434dには、連結ピン433eが挿通される穴434eが形成されている。
そして、係止具440は、柄部420に挿通されている。この係止具440は、円筒又は円錐筒状のものであり、弾性又は可撓性を有する材料で形成されている。弾性又は可撓性を有する材料としては、ゴムやシリコーンなどが挙げられる。
この係止具440は、刃部430のいずれか一方の端部を、筒状の内側に保持し、枢動軸420aに対して枢動する刃部430を係止するものであるが、鼻腔の内周に沿って微小に枢動(揺動)するように、刃部430を枢動可能な状態のまま用いる場合は、係止具440は、用いられてなくてもよい。すなわち、必要に応じて柄部420に取付ければよい。
刃部430を係止具440で係止する状態について説明する。図20は、鼻毛処理器400の、(a)第1の状態、(b)第2の状態、を示す概略図である。
第1の刃物31及び第2の刃物32の刃物面が、軸線CLを含む平面と平行になるように、刃部430が柄部420に対して枢動されると、係止具440により、その位置で係止される。例えば、刃部430を時計回りに枢動して第1の状態に係止すると(図20(a)参照)、第1の刃物31が第2の刃物32よりも左側となるため、反時計回り用とすることができ、反対に刃部430を時計回りに枢動して第2の状態に係止すると(図20(b)参照)、第1の刃物31が第2の刃物32よりも右側となるため、時計回り用とすることができる。なお、鼻毛処理器400は、柄部420及び刃部430を含む総幅が8mm程度であり(図20(a)参照)、枢動軸420aに沿う方向の厚みが10mm程度であるから、成人の鼻腔に挿入可能な大きさとなっており、枢動軸420aも鼻腔に挿入することで、奥の方まで鼻毛の処理を行うことができる。
実施形態5の鼻毛処理器500について説明する。図21は、本発明の実施形態5に係る鼻毛処理器500を示す概略図である。図22は、刃部530の可動範囲を示す説明図である。
図21に示される鼻毛処理器500は、枢動軸520aが、柄部520の一端側の端面に位置する点で、実施形態4のものと異なっている。
柄部520は、本体が棒状のものであり、軸線CLと直交する枢動軸520aを軸支する軸受520gが一端側の端面に設けられている。
刃部530は、軸線CLと直交する枢動軸520aを軸支する軸受533gが柄部520側の外面に設けられている。そして、枢動軸520aは、これらの軸受520g及び軸受533gに軸支され、柄部520と刃部530とを枢動可能に連結している。
刃部530の枢動する角度θは、枢動軸520aから刃部530の底面までの距離を調節することで適宜変更可能であるが、柄部520の軸線CLを中心として左右それぞれに90°から120°の範囲、つまり、180°から240°の範囲で枢動すればよい。
このような鼻毛処理器500であれば、枢動軸520aに沿う方向の厚みを9mm程度にすることができるから、鼻腔に挿入可能な大きさにすることができる。
実施形態6の鼻毛処理器600について説明する。図23は、本発明の実施形態6に係る鼻毛処理器600を示す概略図である。
図23に示される鼻毛処理器600は、実施形態5の刃部530を、実施形態3の刃部330に置換したものに略一致する。
柄部620は、本体が棒状のものであり、軸線CLと直交する枢動軸620aを軸支する軸受620gが一端側の端面に設けられている。軸受620gの更に一端側には、刃部630の枢動を規制するストッパ620hが形成されている。
刃部630は、軸線CLと直交する枢動軸620aを軸支する軸受633gが柄部620側の外面に設けられている。そして、枢動軸620aは、これらの軸受620g及び軸受633gに軸支され、柄部620と刃部630とを枢動可能に連結している。
刃部630の枢動する角度θは、枢動軸620aから刃部630の底面までの距離を調節することで適宜変更可能であるが、ストッパ620hと柄部620の本体で枢動が規制されるため、軸線CLと平行な位置から、±10°程度の範囲で枢動すればよい。
このような鼻毛処理器600であれば、第1の刃物231及び第2の刃物232の長さを13mm程度に、刃部630の枢動軸620aに沿う方向の厚みを7mm程度に、刃部630の高さを5mm程度に、刃部630の先端から柄部620の背面までの総幅を9mm程度にすることができるから、鼻腔に挿入可能な大きさにすることができる。
実施形態4及び5では、時計回り用又は反時計回り用とで、枢動させる方向が一義的に決まるため、枢動させる方向を間違えるとやり直す必要があったが、実施形態6の鼻毛処理器600であれば、時計回り用又は反時計回り用の回転方向を気にすることなく、どちらかの一方向に枢動させることで、鼻毛を処理することができる。また、刃部630の枢動範囲が狭いため、鼻腔から鼻毛処理器600を引抜く場合でも、引っ掛かるようなことが起こらない。
以上のとおり、本発明の実施形態4から6に係る鼻毛処理器400,500,600では、刃部430,530,630は、軸線CLと直交する枢動軸420a,520a,620aに対して枢動可能に柄部420,520,620に取付けられる。これにより、鼻毛処理器400,500は、時計回り又は反時計回りのいずれの方向に回転させる場合でも、第2の刃物32が回転方向の前方側に、第1の刃物31が回転方向の後方側に位置するように変更することができるため、鼻毛の処理を良好に行うことができる。
また、実施形態1では、時計回り又は反時計回りの一方向しか対応できないため、鼻毛処理器1を二つ準備する必要があったが、実施形態4から6では、鼻毛処理器400,500,600を一つ準備するだけでよく、どちらの方向でも使用することができる。
さらに、鼻毛処理器400は、係止具440を、更に備え、係止具440は、柄部420に対して枢動する刃部430を所定角度に係止する。これにより、刃部430が柄部420に対してガタつくことがなく、鼻毛処理器400を容易に移動させることができる。
なお、実施形態4では、第1の刃物31が枢動軸420aに近い側に設けられたが、逆に、実施形態5のように、第2の刃物32が枢動軸420aに近い側に設けられてもよい。
また、係止具440は、実施形態4のものに限られない。例えば、磁力により所定の位置に係止(固定)できるものであってもよく、枢動軸420aと軸受433gとの間で、ノッチ及び突起により係止するものであってもよい。
最後に、他の変形形態について説明する。
上記実施形態1から6では、刃部3,130,230,430,530,630は、第1の刃物31,231及び第2の刃物32,232を有する二枚刃としたが、いわゆる三枚刃、四枚刃あるいは五枚刃以上であってもよく、その際、刃の枚数に合わせてスペーサ35,135,235の枚数も変更される。これにより、鼻毛に対する刃部3,130,230,430,530,630の切れ味を向上させることができる。
また、上記実施形態2から3では、刃部130,230は、第1の刃物31,231及び第2の刃物32,232を有する二枚刃としたが、逆に、第1の刃物31,231のみの一枚刃としてもよい。すなわち、刃部130は、軸線を含む平面又は中間ホルダ136に関して対称な位置に少なくとも第1の刃物31をそれぞれ有し、刃部230は、軸線を含む平面又2つの連結ピン233eを含む平面に関して対称な位置に第1の刃物31の刃先をそれぞれ有する。これにより、特許文献1にみられる鼻毛用カミソリでは、鼻毛を剃るための回転方向は、一方向に限られたが、変形形態の鼻毛処理器では、1枚刃であっても、どちらの回転方向にも対応することができる。
言い換えると、この変形形態の鼻毛処理器は、柄部と刃部とを備えるもの鼻毛処理器であって、柄部は、刃部が軸線の一端側に取付けられ、刃部は、軸線を含む平面と平行な刃物面を有する少なくとも1枚の刃物と、刃物を保持する保持部と、を有し、刃部は、軸線を含む平面に関して対称な位置に刃物をそれぞれ有する。
また、上記実施形態4では、刃部430は、第1の刃物31及び第2の刃物32を有する二枚刃としたが、逆に、第1の刃物31のみの一枚刃としてもよい。言い換えると、この変形形態の鼻毛処理器は、柄部と刃部とを備えるものであって、刃部は、少なくとも1枚の刃物と、刃物を保持する保持部と、を有するとともに、柄部の軸線と直交する軸に対して枢動可能に柄部に取付けられる。
また、上記実施形態1から6及び変形例に記載した各構成は、複数組み合わせてもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
1 鼻毛処理器
2 柄部
3 刃部
31 第1の刃物、31a 穴
32 第2の刃物、32a 穴
33 第1のホルダ(保持部)、33a 底板、33b 側壁、33c 保護ガイド、33d 台座、33e 連結ピン、33f 係合部
34 第2のホルダ(保持部)、34a 天板、34b 側壁、34c 保護ガイド、34d 台座、34e 穴、34f 被係合部
35 スペーサ、35a 穴
100 鼻毛処理器
130 刃部
133 第1のホルダ(保持部)、133a 底板、133b 側壁、133c 保護ガイド、133d 台座、133e 穴、133f 支持穴、133g 天板、133h 仮受台
134 第2のホルダ(保持部)、134b 側壁、134c 保護ガイド、134d 台座、134e 連結ピン、134f 係止爪、134h 切欠
135 スペーサ、135a 穴、135b 脚
136 中間ホルダ、136c 保護ガイド、136d 台座、136e 穴
140 仮固定用の連結ピン
200 鼻毛処理器
230 刃部
231 第1の刃物、231a 穴
232 第2の刃物、232a 穴
233 第1のホルダ(保持部)、233a 底板、233b 側壁、233c 保護ガイド、233d 台座、233e 連結ピン
234 第2のホルダ(保持部)、234a 天板、234b 側壁、234c 保護ガイド、234d 台座、234e 穴
235 スペーサ、235a 穴
340 穴部、340a 引込み穴、340b 第3の刃物
400 鼻毛処理器
420 柄部、420a 枢動軸、420b 抜け止め
430 刃部
433 第1のホルダ(保持部)、433a 底板、433b 側壁、433c 保護ガイド、433d 台座、433e 連結ピン、433f 係合部、433g 軸受
434 第2のホルダ(保持部)、434a 天板、434b 側壁、434c 保護ガイド、434d 台座、434e 穴、434f 被係合部
440 係止具
500 鼻毛処理器
520 柄部、520a 枢動軸、520g 軸受
530 刃部、533g 軸受
600 鼻毛処理器
620 柄部、620a 枢動軸、620g 軸受、620h ストッパ
630 刃部、633g 軸受
CL 軸線
L 基準線

Claims (9)

  1. 柄部と刃部とを備える鼻毛処理器であって、
    前記柄部は、前記刃部が軸線の一端側に取付けられ、
    前記刃部は、前記軸線を含む平面と平行な刃物面を有し、所定間隔で平行に設けられた第1の刃物及び第2の刃物と、
    前記第1の刃物及び前記第2の刃物を保持する保持部と、を有し、
    前記保持部は、前記第1の刃物及び前記第2の刃物を挟んだ両側に保護ガイドが形成される
    ことを特徴とする鼻毛処理器。
  2. 前記刃物面と直交する方向から見た場合、前記第1の刃物の刃先は、前記第2の刃物の刃先とは異なる位置である
    ことを特徴とする請求項1に記載の鼻毛処理器。
  3. 前記刃部は、前記第1の刃物及び前記第2の刃物の組を、二組有するとともに、各組は前記軸線を含む前記平面に関して対称に設けられる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の鼻毛処理器。
  4. 前記刃部は、前記第1の刃物及び前記第2の刃物の組を、二組有するとともに、各組は前記軸線を含む前記平面と直交する平面に関して対称に設けられる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の鼻毛処理器。
  5. 前記刃部は、前記軸線の方向の前記一端側の先端に穴部を有し、
    前記穴部は、第3の刃物を有する
    ことを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の鼻毛処理器。
  6. 前記刃部は、前記軸線と直交する軸線を有する枢動軸に対して枢動可能に前記柄部に取付けられる
    ことを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載の鼻毛処理器。
  7. 前記枢動軸は、前記柄部の一端側の側面又は端面に設けられる
    ことを特徴とする請求項6に記載の鼻毛処理器。
  8. 枢動する前記刃部は、係止具により前記柄部に対して所定角度に係止される
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載の鼻毛処理器。
  9. 前記刃部は、前記第1の刃物及び前記第2の刃物を有する二枚刃以上である
    ことを特徴とする請求項1から8までのいずれか1項に記載の鼻毛処理器。
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