JP3096297U - メガネフレーム及びそのマユ構造 - Google Patents

メガネフレーム及びそのマユ構造

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一身 小松原
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株式会社ボストンクラブ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】メガネフレームのマユ一体化ツルであって、よ
り簡単な構造で、マユ一体化ツルにより顔側面及び頭部
に適度な押圧力を付勢し、メガネを安定して掛ける事が
出来るメガネフレームの提供。 【解決手段】 ツル3はマユ外形部8から成って、ブリ
ッジ部4から延びたアーム5は、マユ外形部8に連結
し、マユ外形部8の概略L型断面11内面との間には隙
間14を残して撓み変形可能としている。

Description

【考案の詳細な説明】 【0001】 【考案の属する技術分野】 本考案はメガネフレーム及び該メガネフレームの構造であって、弾力性を備え て適度な押圧力を顔側面及び頭部に付勢して、メガネを安定して掛ける事が出来 る様にしたブリッジ・マユ構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】 メガネは鼻当てパットを鼻に当ててフロント部を支持すると共に該フロント部 の両側から延びるツルを耳に掛けている。鼻当てパットには、大きく左右それぞ れ独立したものと、概略一型の左右無しの2通りがある。すなわち、鼻当てパッ トと2本のツルによる4点もしくは3点支持形態となっている。ところで、一般 のメガネフレームのツルは蝶番を介して折畳み可能に連結されていて、該蝶番を 構成する両蝶片はフロント部の両側に取着されているヨロイとツルの端部内側面 にロウ付けされ、フロント部に固定しているヨロイに対してツルは折畳みできる 。 【0003】 しかし小さな蝶番を介して繋がれたツルは安定した折畳み操作を何時までも持 続する事は出来ない。すなわち、小さな蝶番はその軸ネジが緩んだり、摺動面が 磨耗したりしてガタ付き、その結果、ツルの安定性も損なわれて、着用したメガ ネが位置ズレしたり、時には外れたりする。 【0004】 ツルには多少のバネ性がある為に、僅かに湾曲して顔にフィットする事は出来 る。但しツルのバネ特性だけで顔にフィットさせ、掛けているメガネが位置ズレ しないのはメガネを購入して僅かの期間に過ぎない。上記ツル自体のバネ特性は 極端に曲げて塑性変形しない限りその材質によって常時一定で、力を除去すれば 元の形状に戻る事が出来るが、上記の様に該ツルを連結している蝶番にガタ付き を生じてしまう為に、ツル先端部を耳に掛けて顔の側面及び頭部にフィットさせ る事が出来ない。 【0005】 ところで、この様なメガネツルの問題点を解消する一手段として、ツルを顔か ら頭部に掛けてフィットさせる為に、図4に示す様なバネ蝶番と称される継手が 使用されている。すなわち該バネ蝶番の基本的な考えは、ヨロイ(イ)には固定 蝶片(ロ)をロウ付け固定し、他方の蝶片を摺動蝶片(ハ)として一定距離の摺 動を許す事によって外方向への開きをツル(ニ)に与える事が出来る。 【0006】 ツル(ニ)にはガイド溝が形成され、摺動蝶片(ハ)はガイド溝を案内として 摺動する訳であるが、上記摺動蝶片(ハ)の内部空洞にはコイルバネ(ホ)が収 められていて、ツル(ニ)を外へ開く際には摺動蝶片(ハ)が固定蝶片(ロ)側 へ引張されて圧縮される。その結果、コイルバネ(ホ)の復元力がツル(ニ)に 作用して、該ツル(ニ)を元の位置に戻そうとする。 【0007】 ところで、上記摺動蝶片(ハ)にコイルバネ(ホ)を内蔵した蝶番構造は同図 に示す如く複雑であり、従って製作工数も増大し、コスト的には高価なバネ付き 蝶番となってしまう。しかも構造が複雑化している為に故障し易く、一旦故障す れば修理し難い等の問題もある。摺動蝶片(ハ)の内部空洞にコイルバネ(ホ) と芯金を押し込んでツメ(ト)に係止するならば、該ツメ(ト)並びにコイルバ ネ(ホ)を取り外す事が出来ない。 【0008】 すなわち、ツメ(ト)は摺動蝶片(ハ)のガイドに拘束された状態でツメ(ト )の係止片(チ)が溝穴(ヘ)に嵌入し、芯金の頭(リ)はバネ力を持ってツメ (ト)に当接し、係止片(チ)を溝穴(ヘ)へ押し込む力が働く事になる。従っ て、このツメ(ト)を摺動蝶片(ハ)から取り外す事が出来なくなると同時に、 修理は不可能となる。 【0009】 勿論バネ蝶番と同じ機能を果たす事が出来る継手構造は他にも色々あり、メガ ネを掛けた際にツルは顔側面から頭部に掛けてフィットする。しかし従来の継手 構造は一般的に複雑であると共に、組み付けが面倒である。上記図4に示すバネ 蝶番を取付ける場合には、ツル(ニ)には摺動蝶片(ハ)が摺動するガイドを設 ける必要があり、そしてコイルバネ(ホ)及び芯金を挿入し、ツメ(ト)を嵌め なくてはならず、一般的な蝶番をロウ付けして取付ける様に簡単ではない。 【0010】 【考案が解決しようとする課題】 この様に、従来のバネ蝶番と同じ機能を果たす事が出来る継手構造には上記の 如き問題がある。加えて【0003】でも述べた様に、小さな蝶番部分に安定し た折畳み操作と適度なフィット感を与えると言う複数の機能を持たせる事は困難 である。本考案が解決しようとする課題はこれらの問題点であり、蝶番部分は安 定した折畳み操作という機能に専従し、適度なフィット感を与える機能をブリッ ジ・マユ構造と一体化したツルに与え、より顔側面及び頭部に押圧力を付勢しメ ガネを安定して欠けることが出来る。更にこれらの構造は、視力矯正・補正を目 的としたレンズを保持するリム線部分に干渉する事が無い為、常に適正なレンズ 位置を保持する事が出来るメガネフレーム及びその構造を提供する。 【0011】 【課題を解決する為の手段】 本考案に係るメガネフレームのマユ構造と一体ツルは、メガネを掛けた際に顔 側面部及び頭部に適度な押圧力を付勢する事が出来る様にしたものである。すな わち、機能的には従来のバネ蝶番と同じ様なものであるが、本考案では蝶番等の 継手に特徴は無く、あくまでも一般的な継手を備えながらブリッジとマユ部分に バネ性を付与した構造である。そこで本考案のブリッジとマユを形成する基本形 態には次の様なタイプがある。 【0012】 (1)マユはブリッジを延長した芯金本体部分と外形部分で構成し、ブリッジ を延長した芯金本体部は一般的なブリッジを中央部に介して両端はマユ外形部分 と連結している。マユ外形部分は金属製で、ブリッジを延長した芯金を中心軸に 埋着し、外形L型部分との接面を軸支とし、さらに芯金部分とマユ外形概略L型 断面との間には隙間が介在している。そこで、メガネを掛けた際には芯金部分と マユ外形L型部分との接面を軸支としてツル一体化マユ外形部分が変形して外方 向へ撓み、その反力が顔側面部及び頭部に作用する。しかも、マユ外形部分がブ リッジ芯金部分に当たる事で撓み量は規制される。 【0013】 (2)(1)マユはブリッジを延長した芯金本体部分と外形部分で構成し、ブ リッジを延長した芯金本体部は一般的なブリッジを中央部に介して両端はマユ外 形部分と連結している。マユ外形部分は竹製で、ブリッジを延長した芯金を中心 軸に埋着し、外形L型部分との接面を軸支とし、さらに芯金部分とマユ外形概略 L型断面との間には隙間が介在している。そこで、メガネを掛けた際には芯金部 分とマユ外形L型部分との接面を軸支としてツル一体化マユ外形部分が変形して 外方向へ撓み、その反力が顔側面部及び頭部に作用する。しかも、マユ外形部分 がブリッジ芯金部分に当たる事で撓み量は規制される。 【0014】 (3)(1)マユはブリッジを延長した芯金本体部分と外形部分で構成し、ブ リッジを延長した芯金本体部は一般的なブリッジを中央部に介して両端はマユ外 形部分と連結している。マユ外形部分は樹脂製で、ブリッジを延長した芯金を中 心軸に埋着し、外形L型部分との接面を軸支とし、さらに芯金部分とマユ外形概 略L型断面との間には隙間が介在している。そこで、メガネを掛けた際には芯金 部分とマユ外形L型部分との接面を軸支としてツル一体化マユ外形部分が変形し て外方向へ撓み、その反力が顔側面部及び頭部に作用する。しかも、マユ外形部 分がブリッジ芯金部分に当たる事で撓み量は規制される。 【0015】 【実施例】 図1は、本考案のマユ構造を備えているメガネフレームを表している。該メガ ネフレームはヨロイを一体化したフロント部1と、該フロント1は継手部2を介 してツル3が折畳み出来る様に取付けられている。そして該フロント部1は、ブ リッジ4とリム線7マユ外形部8から成って、ブリッジ中央部4は両端へアーム 部5を伸ばし、該アーム先端部がマユ外形8に固定されている。ブリッジ中央部 4とリム線7、及びアーム部5先端とマユ外形8の固定手段はロウ付け又はネジ 止め等が採用され、アーム部5先端部以外の部分は該マユ外形部内面との間に隙 間9を残している。ブリッジ中央部4から両端に延びたアーム部5はマユ外形部 8に覆われ、マユ外形部8に設けたL型の隙間空間部に設けられた接面10によ り固定される。 【0016】 図2は、図1におけるA−A‘断面拡大図を示している様に、マユ外形部8は L型断面11を有し、アーム5断面12はリム線7とL型断面のマユ外形部8に 囲まれる様に位置し、そして内面との間には隙間14を有している。ブリッジ中 央部4は下部に延びた鼻パット部分6で鼻に固定される。ブリッジ中央部4から 両端に延びたアーム5は、弾力性のある板材から成って撓み変形する事が出来、 メガネを掛けた際にはマユ外形部8と一体化したツル3を外方向へ押し開き、従 来のバネ蝶番を備えた場合と同じ様に顔側面から頭部にかけて適度な押圧力を付 勢する。そして軸支となる接面10からフロント側であるアーム5部分が撓み変 形して、隙間9及び14が無くなりマユ外形部8に当たる事により、ツルの撓み が規制される。撓み変形するアーム5はマユ外形概略L型断面の外形部8に覆わ れている事で外に露出せず、外観的にも好ましい形態を構成している。 【0017】 図3は、図1におけるB−B‘断面拡大図を示している様に、マユ外形部8は L型断面11を有し、アーム5断面12はリム線7断面13とロウ付けされ、L 型断面のマユ外形部8に囲まれる様に位置し、そして内面との間には隙間14を 有している。メガネを掛けた際には、マユ外形部8と一体化したツルを外方向へ 押し開き、従来のバネ蝶番を備えた場合と同じ様に顔側面部から頭部にかけて適 度な押圧力を付勢する。その際アーム5断面12はリム線7断面13とロウ付け されている為、L型断面マユ外形部8の撓み変形に干渉する事無く存在し、常時 安定した適正レンズ位置を保持する事が出来る。 【0018】 【考案の効果】 以上述べた様に、本考案に係るメガネフレームのマユ一体化ツルは、メガネを 掛けた際に外方向へ撓み変形する事が出来、顔側面及び頭部に適度な押圧力を付 勢する。従って、メガネは位置ズレする事無く安定し、しかも付勢される押圧力 は適度な大きさとなる為に長時間の使用においても痛みを感じる事は無い。更に 従来これらの機能を持たせていた蝶番部分はツルの安定した折畳み操作に専念さ せる事が出来る。本考案では、マユ一体化アーム部分の撓み変形によって押圧力 が付勢されるが、この構造は従来のバネ蝶番に比較して簡単であり製作コストも 安く、一方ではメガネフレームの外観を損なう事無く調和して構成できる。 【0019】 更に視力を矯・補正するレンズは、リム線5とブリッジ中央部4に直接ロウ付 けされている為、マユ外形部6が撓み変形しても適正レンズ位置の移動に干渉し ない形態を構成している。 【0020】 そして、撓み変形するブリッジアーム部はマユ外形部に覆われている為に、ま たブリッジアーム部及びマユ外形部は1本の部品の様に組み合わされている為、 外観的にも好ましい意匠となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本考案に係るツルを備えたメガネフレーム。 【図2】図1のA−A‘断面拡大図。 【図3】図1のB−B‘断面拡大図 【図4】本考案に係るツルを示す実施例。 【図5】従来のバネ蝶番を備えたツル。 【符号の説明】 1 フロント部 2 丁番部 3 ツル 4 ブリッジ中央部 5 ブリッジアーム部 6 ブリッジ鼻パッド部 7 リム線 8 マユ部 9 隙間部 10 接面 11 マユL型断面 12 ブリッジアーム断面 13 リム線断面 14 隙間

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 メガネフレームのフロント部を形成
    するブリッジ部分と、マユ部分から延長したヨロイ・ツ
    ル部分において、該ブリッジは鼻当てパットを鼻に当て
    てフロント部を指示する部分とレンズを保持するリム
    線、左右に延びた弾力性のある芯金部分で形成されてお
    り、該マユ部分は外形概略L型断面をしてブリッジ芯金
    に連結し、芯金部分と外形マユ部分の連結部分を支点と
    し、外形L型断面部分に生じる隙間で変形可能とした事
    を特徴とするメガネフレームの構造。
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