JP3096189B2 - 配線容量の測定方法 - Google Patents

配線容量の測定方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、集積回路を構成する配
線容量の測定方法及び該方法に用いる測定回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】大規模
集積回路を作成する場合には、回路のシミュレーション
が必須である。そこで、例えば、CMOSインバータを
複数段接続してなるインバータチェーン等の小回路を実
際にウェハー上に試作し、該CMOSインバータを構成
するMOSFETのゲート容量、配線容量等を実測す
る。回路のシミュレーションは、これらの実測値に基づ
いて実行される。配線容量は、配線の底面と基板との容
量と、配線の側面と基板との容量から構成される。回路
が平坦な基板上に形成される場合、配線容量は、測定可
能であるが、実際の回路では、平坦な基板上に形成され
ず、配線間に他の配線が存在したり、立体的に交差した
りするため、実測または計算により求めることが困難で
ある。このため従来では、まず、実測可能な程度の大き
さ(面積)の配線パターンを用いて、配線容量を実測
し、次に、実際の配線パターンの大きさ(面積)との比
較により実際の配線容量を換算していた。しかし、配線
の側面と基板間の容量や各配線間の容量をどのように取
り扱うかが難しく、実際の回路の中での配線容量を精度
良く得ることは、困難であった。
【0003】そこで、本発明は、実際の回路の中での配
線容量を精度良く得るための配線容量の測定方法及び該
方法に用いる測定回路を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された測
定回路は、ゲート容量既知のPチャンネル型MOSFE
T及びNチャンネル型MOSFETからなるCMOSイ
ンバータを、2段以上、直列に接続してなるインバータ
チェーンであって、インバータチェーンを構成する最終
段のCMOSインバータ以外のCMOSインバータに付
加される配線と、初段のCMOSインバータにパルス信
号を入力するための入力端子と、最終段のCMOSイン
バータのPチャンネル型MOSFETのソース電極に接
続される第1端子と、最終段のCMOSインバータ以外
の特定のCMOSインバータのPチャンネル型MOSF
ETのソース電極に接続される第2端子と、最終段のC
MOSインバータ及び上記の特定のCMOSインバータ
以外のCMOSインバータのPチャンネル型MOSFE
Tのソース電極に接続される第3端子と、各CMOSイ
ンバータを構成するNチャンネル型MOSFETのソー
ス電極に接続される接地端子とを備え、第1端子におい
て配線の付加されない最終段のCMOSインバータに流
れる消費電流I-を測定し、第2端子において配線の付
加される特定のCMOSインバータに流れる消費電流I
+を測定することを特徴とする。
【0005】請求項2に記載された測定回路は、請求項
1に記載される測定回路であって、更に、各段のCMO
Sインバータに多重方式で接続される上記所定のゲート
容量の複数のCMOSインバータを備えることを特徴と
する。
【0006】請求項3に記載された集積回路を構成する
配線容量を測定する測定方法は、請求項1もしくは請求
項2に記載される測定回路であって、請求項1もしくは
請求項2に記載される測定回路であって、各段のCMO
Sインバータを構成するPチャンネル型MOSFET及
びNチャンネル型MOSFETのゲート容量が異なる複
数の測定回路を形成し、回路に備えられる第1端子にお
いて配線の付加されない上記最終段のCMOSインバー
タに流れる消費電流I-を測定し、第2端子において配
線の付加される上記特定のCMOSインバータに流れる
消費電流I+を各測定回路について測定し、縦軸に消費
電流をとり、横軸にゲート容量の値をとるグラフ上に、
ゲート容量−消費電流I+の直線R+と、ゲート容量−消
費電流I-の直線R-を求め、直線R+と直線R-の交差点
におけるゲート容量の値を配線容量として測定する。
【0007】
【作用】請求項1に記載された測定回路は、第1端子、
第2端子及び第3端子に所定の定電圧を印加すると共
に、入力端子に所定の周期及びデューティのパルス信号
を入力することで動作する。この場合、第2端子には、
配線が付加されるCMOSインバータの消費電流I+
流れ、第1端子には、上記配線が付加されないCMOS
インバータの消費電流I-が流れる。
【0008】請求項2に記載された測定回路は、請求項
1に記載された測定回路であって、更に、上記所定のゲ
ート容量の複数のCMOSインバータが、各段のCMO
Sインバータに多重方式で接続される。ここで、多重方
式の接続とは、図3及び図4に示されるように、本体の
CMOSインバータに対応し、共通する入力端子を備え
る複数のCMOSインバータが並列に接続されることを
いう。
【0009】請求項3に記載される配線容量の測定方法
では、まず、請求項1もしくは請求項2に記載される測
定回路であって、各段のCMOSインバータを構成する
Pチャンネル型MOSFET及びNチャンネル型MOS
FETのゲート容量が異なる複数の測定回路を用意す
る。次に、所定の配線が付加されるCMOSインバータ
の消費電流I+と、上記配線が付加されないCMOSイ
ンバータの消費電流I-とを各測定回路について各測定
回路について測定する。次に、縦軸に消費電流をとり、
横軸にゲート容量の値をとるグラフ上に、上記行程によ
り測定された消費電流I+及びI-をプロットする。グラ
フ上にプロットされた互いに異なるゲート容量に対する
消費電流I+の値から直線R+を求めると共に、グラフ上
に1プロットされた互いに異なるゲート容量に対する消
費電流I-の値から直線R-を求め、直線R+及びR-の交
差点におけるゲート容量の値を求める。交差点における
ゲート容量は、CMOSインバータのゲート容量である
と共に、CMOSインバータに付加される配線の容量で
もある。従って、CMOSインバータに付加される配線
の容量は、上記交差点におけるゲート容量を求めること
で得ることができる。
【0010】
【実施例】本発明の配線容量の測定方法は、配線の容量
を実際の回路上の負荷として測定することを特徴とす
る。より具体的には、まず、測定される配線が付加され
るゲート容量既知のCMOSインバータと、上記配線が
付加されていない上記CMOSインバータを備えるイン
バータチェーンからなる測定回路であって、互いに異な
るゲート容量のCMOSインバータからなる測定回路を
複数用意する。次に、各測定回路を用いて、配線が付加
されるCMOSインバータの消費電流I+と、上記配線
が付加されていないCMOSインバータ消費電流I-
測定し、縦軸に消費電流をとり、横軸にゲート容量の値
をとるグラフ上に、測定された消費電流I+及びI-をプ
ロットし、ゲート容量−消費電流の直線R+及びR-の交
差する点におけるゲート容量の値を求める。以下の
「(2)配線容量の測定方法」の欄で説明するように、
上記交差点におけるゲート容量は、CMOSインバータ
に付加される配線の容量である。従って、CMOSイン
バータに付加される配線の容量は、上記交差点における
ゲート容量の値を求めることで得ることができる。以
下、本発明の配線容量の測定方法について、以下の順に
説明する。 (1)測定回路の構成 (2)配線容量の測定方法 (3)他の測定回路
【0011】(1)測定回路の構成 図1は、容量を測定する配線が付加されるゲート容量既
知のCMOSインバータと、上記配線が付加されない上
記CMOSインバータを備えるインバータチェーンから
なる測定回路を示す。該測定回路は、配線が付加される
CMOSインバータの消費電流I+及び上記配線が付加
されないCMOSインバータの消費電流I-を測定する
ための端子を備える。測定回路は、Pチャンネル型MO
SFET101〜105と、Nチャンネル型MOSFE
T106〜110と、コンデンサ111〜114と、端
子115〜119とを備える。隣り合うPチャンネル型
MOSFET及びNチャンネル型MOSFETは、互い
のゲート電極同士及びドレイン電極同士が接続され、周
知のCMOSインバータa〜eを構成する。本実施例の
CMOSインバータa〜eは、ゲート電極がW(幅)/
L(長さ)=15μm/0.8μmのPチャンネル型M
OSFETと、W(幅)/L(長さ)=5μm/0.8
μmのNチャンネル型MOSFETとからなる。このと
きのCMOSインバータのゲート容量は、40fFであ
る。また、上記コンデンサ111〜114は、回路を構
成する配線の持つ容量を意味する。各ドレイン電極に接
続されるCMOSインバータa〜dの出力端子は、CM
OSインバータb〜eの入力端子に接続される。端子1
15は、Pチャンネル型MOSFET101,102,
104のソース電極に接続される。端子116は、Pチ
ャンネル型MOSFET103のソース電極に接続され
る。端子117は、Pチャンネル型MOSFET105
のソース電極に接続される。端子118は、CMOSイ
ンバータaの入力端子に接続される。端子119は、N
チャンネル型MOSFET106〜110のソース電極
に接続される。端子115には、定電圧Vcc1が印加さ
れる。端子116には、定電圧Vcc2が印加される。端
子117には、定電圧Vcc3が印加される。端子118
には、所定のパルス信号Vinが印加される。端子119
は、接地される。
【0012】CMOSインバータを構成するPチャンネ
ル型MOSFET及びNチャンネル型MOSFETのゲ
ート容量は、まず、ゲート容量の実測可能な程度の大き
さ(面積)のCMOSインバータを作成し、これのゲー
ト容量を実測する。次に、実際のMOSFETの大きさ
(面積)との比較によりゲート容量を換算することで求
められる。また、本願発明者らによる特許出願「ゲート
容量測定方法」によれば、より正確なゲート容量を求め
ることができる。本実施例では、上記測定回路を構成す
る配線の容量を測定するために、ゲート容量がそれぞ
れ、40fF,80fF,120fFのCMOSインバ
ータからなる3つの測定回路を用意する。
【0013】配線容量が付加されるCMOSインバータ
の消費電流I+及び上記配線が付加されていないCMO
Sインバータの消費電流I-の測定は、以下のように実
行される。端子115、116及び117の各々に印加
される定電圧Vcc1,Vcc2及びVcc3の値を5Vにす
る。また、端子118に印加されるパルス信号Vinを、
ハイレベルが+5V、ローレベルが0V、デューティが
50%、周波数が1MHzのパルス信号にする。この
後、該条件下において端子116及び117に流れる電
流の値I116及びI117を測定する。ここで、端子116
で測定される電流の値I116が消費電流I+であり、端子
117で測定される電流の値I117が消費電流I-であ
る。
【0014】本実施例では、CMOSインバータのゲー
ト容量が40fF,80fF,120fFの図1に示す
ような3つの測定回路を用意し、各測定回路について、
上記測定を実行する。以下、ゲート容量が40fFの測
定回路で測定される消費電流I+,I-の値をI116(4
0)及びI117(40)とする。同様に、ゲート容量が
80fFの測定回路で測定される消費電流I+,I-の値
をI116(80)及びI117(80)とし、ゲート容量が
120fFの測定回路で測定される消費電流I+,I-
値をI116(120)及びI117(120)とする。
【0015】(2)配線容量の測定方法 本発明の配線容量の測定方法は、上記3つの測定回路を
用いて以下のように実行される。端子116に流れる電
流I116は、CMOSインバータcの消費電流I+であ
る。消費電流I+は、前段のCMOSインバータbの出
力値が切り替わる際に、コンデンサ113を充電及び放
電する電流ACLと、次段のCMOSインバータdのゲー
ト容量を充電及び放電する電流ACGと、CMOSインバ
ータc自体が消費する貫通電流APである。従って、次
の「数1」の関係が成り立つ。
【数1】I+=I116=ACL+ACG+AP =KCL+KCG+AP =K(CL+CG)+AP ここに、Kは定数、CLは配線の持つ容量、CGはCMO
Sインバータのゲート容量である。
【0016】一方、端子117に流れる電流I117は、
CMOSインバータeの消費電流I-である。消費電流
-は、CMOSインバータe自体の貫通電流APであ
る。従って、次の「数2」の関係が成り立つ。
【数2】I-=I117=AP 上記「数1」及び「数2」より、消費電流I+及びI-
値、即ち電流I116及びI117の値が等しくなる場合、C
L=−CGの条件が満たされる。
【0017】図2は、3個の測定回路で測定されたI
116(40),I117(40),I116(80),I
117(80),I116(120),I117(120)の各
値を、縦軸に電流値、横軸にゲート容量とするグラフに
プロットした図である。また、図示する2本の直線R+
及び直線R-は、I116(40),I116(80),I116
(120)及び、I117(40),I117(80),I
117(120)のそれぞれの値の最小二乗法により求め
られる直線である。説明したようにに直線R+及び直線
-の交差する点のゲート容量の値が、CMOSインバ
ータの配線容量である。
【0018】(3)他の測定回路 以上、本発明の配線容量を測定するための測定回路及び
その回路を用いて配線の容量を測定する方法について説
明したが、本発明の測定回路は、上記図1に示した測定
回路に限定されない。即ち、図1に示した構成の測定回
路では、CMOSインバータのゲート容量が、40f
F,80fF,120fFの3つの測定回路を用いた
が、図2及び図3に示されるように40fFのゲート容
量のCMOSインバータを多重化方式により接続するこ
とで、1つの配線に対するCMOSインバータのゲート
容量を80fF,120fF,160fF…とするよう
な回路を用いてもよい。ここで、多重化方式による接続
とは、複数のインバータチェーン同士を並列接続するこ
とを意味し、具体的に図3に示す測定回路200では、
インバータチェーンを構成する各CMOSインバータ
g,h,iに対し、複数のCMOSインバータ220,
221,222を並列に接続し、該接続される1つのC
MOSインバータ220,221,222の入力端子
に、対応するCMOSインバータg,h,iに入力され
る信号を各々独立して入力することをいう。また、図4
に示す測定回路300では、インバータチェーンを構成
する各CMOSインバータl,m,nに対し、2つのC
MOSインバータ320及び321,322及び32
3,324及び325を並列に接続し、該接続される複
数のCMOSインバータ320及び321,322及び
323,324及び325の入力端子に、対応するCM
OSインバータl,m,nに入力される信号を各々独立
して入力することをいう。
【0019】次に、図3及び図4の測定回路200及び
300の構成について説明する。図3に示される測定回
路200は、ゲート容量40fFのCMOSインバータ
が2重に多重化方式で接続される測定回路である。従っ
て、1つの配線に対するゲート容量は80fFである。
該測定回路200は、Pチャンネル型MOSFET20
1〜205と、Nチャンネル型MOSFET206〜2
10と、配線の容量に相当するコンデンサ211〜21
4と、多重化されるCMOSインバータ220〜222
と、端子215〜219,223及び224から構成さ
れる。図示れるように、コンデンサ212に対してCM
OSインバータg及び220が接続される。配線容量が
付加されるCMOSインバータの消費電流Iは、端子
216において測定される。配線容量が付加されていな
いCMOSインバータの消費電流Iは、端子217に
おいて測定される。
【0020】図4に示される測定回路300は、ゲート
容量40fFのCMOSインバータが3重に多重方式で
接続される測定回路である。従って、1つの配線に対す
るゲート容量は、120fFである。該測定回路300
は、Pチャンネル型MOSFET301〜305と、N
チャンネル型MOSFET306〜310と、配線容量
に相当するコンデンサ311〜314と、多重化される
CMOSインバータ320〜325と、端子315〜3
19,326及び327から構成される。図示されるよ
うに、コンデンサ312に対してCMOSインバータ
l,320及び321が接続される。配線が付加される
CMOSインバータの消費電流Iは、端子316にお
いて測定される。配線が付加されていないCMOSイン
バータの消費電流Iは、端子317において測定され
る。
【0021】従って、図1に示す測定回路100と測定
回路200及び300とを用いることで、図1に示した
構成の測定回路であって、CMOSインバータのゲート
容量が、40fF,80fF,120fFの3つの測定
回路を用いた場合と同様に消費電流I及びIを測定
することができる。このように、多重化方式によりCM
OSインバータを接続する回路を用いれば、例えばゲー
ト容量40fFのCMOSインバータを用意するだけ
で、40fF,80fF,120fF,160fF,…
の測定回路を製造することが可能となる。先に述べたよ
うに、CMOSインバータのゲート容量を測定するため
には、まず、ゲート容量の実測可能な程度の大きさ(面
積)のCMOSインバータを作成し、これのゲート容量
を実測する。次に、実際のMOSFETの大きさ(面
積)との比較によりゲート容量を換算することが必要で
ある。また、本願発明者による特許出願「ゲート容量測
定方法」によれば、より正確なゲート容量を求めること
が可能であるが、これもゲート容量を測定するための測
定回路を用意する必要がある。しかし、上記多重化方式
によりCMOSインバータを接続する測定回路を用いれ
ば、ゲート容量40fFのCMOSインバータを用意す
るだけで配線容量の測定に必要な測定回路が製造でき、
80fF,120fF,160fF,…の各ゲート容量
のCMOSインバータを用意する必要が無くなる。この
ため、各測定回路の製造コストを低く抑えることができ
る。
【0022】
【発明の効果】本発明の配線容量の測定方法によれば、
実際に集積回路を構成するCMOSインバータの配線容
量を測定することが可能となる。また、測定回路を用い
ることで、本発明の測定方法を容易に実行することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 配線が付加されたゲート容量既知のCMOS
インバータの消費電流Iと、上記配線の付加されない
CMOSインバータの消費電流Iを測定するための測
定回路である。
【図2】 図1に示す構成からなる測定回路に40f
F,80fFもしくは120fFのゲート容量のCMO
Sインバータからなる3つの測定回路により測定された
配線の付加されたCMOSインバータの消費電流I
と、上記配線の付加されていないCMOSインバータ
の消費電流Iの測定結果に基づいて、CMOSインバ
ータに付加される配線の容量を求めるためのグラフであ
る。
【図3】 図1の測定回路の各段のCMOSインバータ
に対し1個のCMOSインバータが並列多重方式で接続
される測定回路200の構成を示す図である。
【図4】 図1の測定回路の各段のCMOSインバータ
に対し2個のCMOSインバータが並列多重方式で接続
される測定回路300の構成を示す図である。
【符号の説明】
101〜105,201〜205,301〜305…P
チャンネル型MOSFET 106〜110,206〜210,306〜310…N
チャンネル型MOSFET 111〜114,211〜214,311〜314…コ
ンデンサ 115〜119,215〜219,223,224,3
15〜319,326,327…端子 a〜e,f〜j,k〜o,220〜222,320〜3
25…CMOSインバータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 27/26 G01R 31/26 H01L 21/66

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲート容量既知のPチャンネル型MOS
    FET及びNチャンネル型MOSFETからなるCMO
    Sインバータを、2段以上、直列に接続してなるインバ
    ータチェーンであって、 インバータチェーンを構成する最終段のCMOSインバ
    ータ以外のCMOSインバータに付加される配線と、 初段のCMOSインバータにパルス信号を入力するため
    の入力端子と、 最終段のCMOSインバータのPチャンネル型MOSF
    ETのソース電極に接続される第1端子と、 最終段のCMOSインバータ以外の特定のCMOSイン
    バータのPチャンネル型MOSFETのソース電極に接
    続される第2端子と、 最終段のCMOSインバータ及び上記の特定のCMOS
    インバータ以外のCMOSインバータのPチャンネル型
    MOSFETのソース電極に接続される第3端子と、 各CMOSインバータを構成するNチャンネル型MOS
    FETのソース電極に接続される接地端子とを備え、 第1端子は、配線の付加されない最終段のCMOSイン
    バータに流れる消費電流I-を測定でき、第2端子は、
    配線の付加される特定のCMOSインバータに流れる消
    費電流I+を測定できることを特徴とする測定回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載される測定回路であっ
    て、 更に、各段のCMOSインバータに多重方式で接続され
    る上記所定のゲート容量の複数のCMOSインバータを
    備えることを特徴とする測定回路。
  3. 【請求項3】 請求項1もしくは請求項2に記載される
    測定回路であって、各段のCMOSインバータを構成す
    るPチャンネル型MOSFET及びNチャンネル型MO
    SFETのゲート容量が異なる複数の測定回路を形成
    し、 回路に備えられる第1端子において配線の付加されない
    上記最終段のCMOSインバータに流れる消費電流I-
    を測定し、第2端子において配線の付加される上記特定
    のCMOSインバータに流れる消費電流I+を各測定回
    路について測定し、 縦軸に消費電流をとり、横軸にゲート容量の値をとるグ
    ラフ上に、ゲート容量−消費電流I+の直線R+と、ゲー
    ト容量−消費電流I-の直線R-を求め、 直線R+と直線R-の交差点におけるゲート容量の値を配
    線容量として測定する測定方法。
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