JP3095500U - 水漏れ防止式嵌合容器 - Google Patents
水漏れ防止式嵌合容器Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 工場出荷時の状態では万全の水漏れ防止がな
されており、また開封後においては容器として継続使用
が可能な水漏れ防止式嵌合容器を提供する。 【構成】 容器11は、その開口を取り巻く縁に嵌合凸
部13を有し、蓋12は上記凸部13と嵌合可能な嵌合
凹部14を有しており、また容器11は、上記凸部13
の外周に水密接着のための面部を有し、蓋12は面部と
接触可能な相手部を有していて、容器11又は蓋12の
どちらか一方又はそれら両方に接着層17を形成してあ
る。
されており、また開封後においては容器として継続使用
が可能な水漏れ防止式嵌合容器を提供する。 【構成】 容器11は、その開口を取り巻く縁に嵌合凸
部13を有し、蓋12は上記凸部13と嵌合可能な嵌合
凹部14を有しており、また容器11は、上記凸部13
の外周に水密接着のための面部を有し、蓋12は面部と
接触可能な相手部を有していて、容器11又は蓋12の
どちらか一方又はそれら両方に接着層17を形成してあ
る。
Description
【0001】
本考案は容器と蓋とが嵌合状態となる構造を有しており、かつ水漏れを防止可
能な嵌合容器に関するものである。
【0002】
容器と蓋とが嵌合状態となる嵌合容器は、例えば食品製造工場において、パッ
ク詰め製品を製造するときに使用され、そのままラベルを貼られた商品として流
通し、購入者の手に渡る。購入者は詰められている内容物を必要量取り出し、残
量は蓋をした容器の中に保存し、使い切るまで蓋の開閉を繰り返すこととなる。
【0003】
一方、内容物によっては、水分が多いために、水漏れを防止できる容器を使用
したい場合がある。しかし、嵌合容器のような薄いシート材製の容器について、
効果的な水漏れ防止効果を有するものは提供されていない。
【0004】
本考案は前記の点に着目してなされたもので、その課題は、工場出荷時の状態
においては、万全の水漏れ防止がなされており、かつ開封後においては、容器と
して継続使用が可能な水漏れ防止式嵌合容器を提供することである。
【0005】
前記の課題解決するため本考案は、水漏れを防止式嵌合容器について、容器と
蓋とは共にプラスチック製のものであり、容器は、その開口を取り巻く縁に嵌合
凸部を有し、蓋は上記凸部と嵌合可能な嵌合凹部を有しており、また容器は、上
記凸部の外周に水密接着のための面部を有し、蓋は面部と接触可能な相手部を有
していて、容器又は蓋のどちらか一方又はそれら両方に接着層を形成してあるよ
うにするという手段を講じたものである。
【0006】
本考案に係る水漏れ防止式嵌合容器は、容器と蓋とが嵌合状態となる構造を有
している。嵌合状態では、容器と蓋とが閉じた状態を保ち、それゆえに後で開封
したのちにも再利用が可能なものである。容器及び蓋は両方共プラスチックを材
料として型成形されたものである。また本考案において、容器と蓋との嵌合及び
嵌合状態とは、容器と蓋とが隙間なく嵌まり合っている状態を意味するものとす
る。
【0007】
容器と蓋との嵌合構造として、容器は、その開口を取り巻く縁に嵌合凸部を有
し、蓋は上記凸部と嵌合可能な嵌合凹部を有している。これらの嵌合凸部と嵌合
凹部との相互嵌合により、容器と蓋とは密閉状態となるが、外部圧力が加えられ
ると容易に水漏れを起こす。そこで本考案では接着による水漏れ防止を図るもの
である。
【0008】
このような容器と蓋との嵌合状態では、容器と蓋とはそれらの接触部に設けら
れた接着手段により水密に密封可能であるものとする。接着手段が好ましい理由
は、容器又は蓋に接着部を設けておけば、後は接着部分の容器又は蓋を加熱した
り或いはまた加圧したりするだけで嵌合容器を密封することができるということ
にある。
【0009】
蓋と容器の接触部は、嵌合状態にある嵌合凸部と嵌合凹部及びこの嵌合凸部の
外周の水密接着のための面部である。蓋には、上記面部と接触可能な相手部を、
容器又は蓋のどちらか一方又はそれら両方に接着層を形成してあるものとする。
なお、本考案において接着とは、上記面部と相手部にて容器と蓋とを水密に結合
させることができるものを指し、接着剤とは例えば、樹脂、ホルムアルデヒド、
にかわ、のり、パテ、ポリビニル樹脂エマルジョンなど一般的なものの内耐水性
を有するものやいわゆる粘着テープ等に用いる粘着性剤なども含む。
【0010】
この接着層を設けるために、容器の嵌合凸部と蓋の嵌合凹部の外周には特に幅
広のフランジ状部分を設け、その一部分に接着面を形成することが望ましい(図
3、図6、図9参照)。幅広とすることにより、開封のための接着面を除去して
も、その内側のフランジ部が残り、嵌合凸部と凹部の嵌合構造が保存されるよう
になっている。
【0011】
以下、図示の例を参照して本考案をより詳細に説明する。図1〜図3は本考案
に係る密封式嵌合容器10の実施形態の例1を示しており、比較的浅い直方体状
の容器11と蓋12とは、容器11の開口縁外側を取り巻く、突状の嵌合凸部1
3とそれに雌雄嵌合可能な嵌合凹部14とによって隙間なく嵌まり合いかつ、繰
り返し開閉することができるような構造を有する。
【0012】
そのような嵌合構造の外周を取り囲み水密接着の面部として、幅広にした周縁
部15、16が、容器11と蓋体12の双方に設けられており、両周縁部15、
16にはその最も外側に、斜線で図に示したように感熱性の接着剤(ホットメル
ト形接着剤が良い。)からなる接着層17が設けられている。例1における容器
11と蓋12とは熱可塑性のプラスチックより成り、接着層17には上記接着剤
が塗布されている。例1の場合、周縁部15、16に設けられた接着層17の内
側には、接着されないフランジ部18が設けられている。フランジ18は直方体
状の容器11さらには蓋12を取り囲んでいるので、接着層17を設けた周縁部
15、16を切り取って取り除いても、凹部14と、凸部13の嵌合構造が損な
われない。
【0013】
例1の場合、容器11に内容物を充填し、その後、蓋12を閉じるとともに、
接着層17部分で接着してやると嵌合容器10は水密構造となる。この状態では
加圧しても内容物や水分の漏れは起こらない。開封したい場合には、はさみなど
を用いて接着層17の部分を切り離すことができる。切り離したあとも容器11
と蓋12とは嵌合構造(13、14)によって一体性が保たれるので、密封式嵌
合容器10として繰り返し利用することができる。
【0014】
図4〜図6は本考案の実施形態の例2を示しており、これは容器11と蓋12
との嵌合構造の凸部13′と嵌合する凹部14′が例1の片凹状から完全な凹状
となっている点で例1のものと相違している。他の構成において例1と同様の、
構成については符号を援用して詳細な説明を省略する。
【0015】
例2の場合も、容器11と蓋12が接着層17で水密に密封され、内容物及び
水分を完全に閉じ込めておける点、例1の場合と同様である。開封するには周縁
部15、16から接着層17を切り離せば良い。接着層17を除去したあとも、
嵌合構造(13′、14′)によって容器11と蓋12とが一体性を保っている
ので密封式嵌合容器10として繰り返し利用することができる。
【0016】
図7〜図9は本考案の実施形態の例3を示しており、これは容器11と蓋12
とが一辺に設けられたヒンジ部21にてつながっている点で例1及び例2と相違
しており、また接着層17がヒンジ部21を除く直方体の周囲をほぼU字状に取
り巻いている点で例1及び例2と相違する。また嵌合凸部13′が完全な凸状で
ある点では例2と共通している。さらに、夫々重複する構成については符号を援
用し詳細な説明を省略する。
【0017】
例3の場合、接着層17を設けた部分はほぼU字状につながっているので、蓋
12を開けるには接着層17を連続的に切り離すことで作業が完了する。容器1
1と蓋12とは嵌合構造(13′、14′)によって一体性を保持するので、繰
り返し利用することができ、かつまたヒンジ部21で分離不可能に一体となって
いるので、蓋12を開けても離れ離れにならず、使い易いものとなる。
【0018】
本考案は以上の如く構成されかつ作用するものであるから、容器と蓋とが嵌合
状態となる構造を有することに加えて、工場出荷時の状態では接着層によって固
着された万全の水漏れ防止状態にあるので、外部圧力が加えられても簡単には水
漏れを起こすことがなく、接着のための平面部分は、幅広の周縁部に設けられて
いるので十分な強度を発揮する、一方容器と蓋の周縁部を切り離した開封後には
嵌合構造によって容器と蓋との一体性が保たれるので繰り返して使用することが
可能である等顕著な効果を奏する。
【図1】本考案に係る水漏れ防止式嵌合容器の実施の形
態の例1を示す平面図。
態の例1を示す平面図。
【図2】(a)同上の容器と蓋の非嵌合状態を示す断面
図。 (b)同じく容器と蓋の嵌合状態を示す断面図。
図。 (b)同じく容器と蓋の嵌合状態を示す断面図。
【図3】(a)嵌合構造の拡大断面図。
(b)容器隅部の拡大平面図。
【図4】例2の平面図。
【図5】(a)同上の容器と蓋の非嵌合状態を示す断面
図。 (b)同じく容器と蓋の嵌合状態を示す断面図。
図。 (b)同じく容器と蓋の嵌合状態を示す断面図。
【図6】(a)嵌合構造の拡大断面図。
(b)容器隅部の拡大平面図。
【図7】例3の平面図。
【図8】同上の容器と蓋の関係を示す断面図。
【図9】(a)嵌合構造の拡大断面図。
(b)容器隅部の拡大平面図。
10 密封式嵌合容器
11 容器
12 蓋
13 嵌合凸部
14 嵌合凹部
15、16 周縁部
17 接着層
Claims (2)
- 【請求項1】 容器と蓋とが嵌合状態となる構造を有し
ている嵌合容器であって、容器と蓋とは共にプラスチッ
ク製のものであり、容器は、その開口を取り巻く縁に嵌
合凸部を有し、蓋は上記凸部と嵌合可能な嵌合凹部を有
しており、また容器は、上記凸部の外周に水密接着のた
めの面部を有し、蓋は面部と接触可能な相手部を有して
いて、容器又は蓋のどちらか一方又はそれら両方に接着
層を形成してあることを特徴とする水漏れ防止式嵌合容
器。 - 【請求項2】 接着層を設けるために、容器の嵌合凸部
と蓋の嵌合凹部の外周には特に幅広のフランジ状部分を
設け、その一部分に接着面を形成することを特徴とする
請求項1記載の水漏れ防止式嵌合容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003000357U JP3095500U (ja) | 2003-01-27 | 2003-01-27 | 水漏れ防止式嵌合容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003000357U JP3095500U (ja) | 2003-01-27 | 2003-01-27 | 水漏れ防止式嵌合容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3095500U true JP3095500U (ja) | 2003-07-31 |
Family
ID=43249423
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003000357U Expired - Fee Related JP3095500U (ja) | 2003-01-27 | 2003-01-27 | 水漏れ防止式嵌合容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3095500U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007018054A1 (ja) * | 2005-08-05 | 2007-02-15 | Kirin Beer Kabushiki Kaisha | 密封容器 |
-
2003
- 2003-01-27 JP JP2003000357U patent/JP3095500U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007018054A1 (ja) * | 2005-08-05 | 2007-02-15 | Kirin Beer Kabushiki Kaisha | 密封容器 |
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Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |