JP3095371B2 - 車両用自動変速機の液圧制御システムとその変速制御方法 - Google Patents

車両用自動変速機の液圧制御システムとその変速制御方法

Info

Publication number
JP3095371B2
JP3095371B2 JP09236364A JP23636497A JP3095371B2 JP 3095371 B2 JP3095371 B2 JP 3095371B2 JP 09236364 A JP09236364 A JP 09236364A JP 23636497 A JP23636497 A JP 23636497A JP 3095371 B2 JP3095371 B2 JP 3095371B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shift
valve
control
pressure
hydraulic fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP09236364A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1089469A (ja
Inventor
ジャエ−ドク ジャン
Original Assignee
ヒュンダイ モーター カンパニー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from KR1019960036768A external-priority patent/KR100245730B1/ko
Priority claimed from KR1019960036771A external-priority patent/KR100262574B1/ko
Priority claimed from KR1019960036772A external-priority patent/KR100245729B1/ko
Priority claimed from KR1019960036773A external-priority patent/KR100262575B1/ko
Application filed by ヒュンダイ モーター カンパニー filed Critical ヒュンダイ モーター カンパニー
Publication of JPH1089469A publication Critical patent/JPH1089469A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3095371B2 publication Critical patent/JP3095371B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/02Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by the signals used
    • F16H61/0202Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by the signals used the signals being electric
    • F16H61/0204Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by the signals used the signals being electric for gearshift control, e.g. control functions for performing shifting or generation of shift signal
    • F16H61/0206Layout of electro-hydraulic control circuits, e.g. arrangement of valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/04Smoothing ratio shift
    • F16H61/0437Smoothing ratio shift by using electrical signals
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/04Smoothing ratio shift
    • F16H2061/0444Smoothing ratio shift during fast shifting over two gearsteps, e.g. jumping from fourth to second gear
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/04Smoothing ratio shift
    • F16H2061/0492Smoothing ratio shift for high engine torque, e.g. during acceleration or uphill driving
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/04Smoothing ratio shift
    • F16H2061/0496Smoothing ratio shift for low engine torque, e.g. during coasting, sailing or engine braking

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車輌用自動変速機の
液圧制御システム(装置)とその変速制御方法に関する
ものであり、より詳細に説明すると、変速応答性を向上
させ、スロットルバルブの作動がオン状態かオフ状態か
に応じて(パワーオン/オフ状態に応じて)変速制御を
行い、少なくとも入力要素の一つを独立制御できるよう
にする液圧制御システムと、その変速制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】車両用自動変速機は、トルクコンバータ
と、このトルクコンバータに連結されている多段変速ギ
アメカニズムを有しており、さらに、車輌の走行状態に
より変速ギアメカニズムのギア段の中のある一つのギア
段を選択するための液圧制御システム(車輌用自動変速
機の液圧制御装置)を有している。
【0003】かかる液圧制御システムは、オイルポンプ
から生成される液圧流体の液圧を調節する圧力調節手段
と、変速モードを確立する手動および自動変速コントロ
ール手段と、変速時に円滑な変速モードを確立するため
の液圧流体の圧力を制御して変速感および変速の応答性
を調節する液圧コントロール手段と、トルクコンバータ
のダンパクラッチ作動のためのダンパクラッチコントロ
ール手段と、各摩擦要素で液圧流体を適切に分配し供給
する液圧流体分配手段を含む。
【0004】前記液圧コントロール手段により供給され
る液圧流体の流量と液圧の制御方法などは変速感と変速
応答性に多くの影響を与えている。実質的に4速段から
3速段にダウン(シフト)変速が行われる時、4速段で
作用していた入力要素として供給される液圧流体が一時
的に減ることによりエンジンのランアップ現象が現わ
れ、また変速衝撃が発生する。
【0005】これまで、スロットルバルブの作動がオン
状態かオフ状態か(パワーオン状態とパワーオフ状態)
を区分せずに変速制御を行っている。スロットルバルブ
の作動がオン状態とは加速ペダルを踏んでスロットルバ
ルブが開いている状態を示し、スロットルバルブの作動
がオフ状態とは加速ペダルを踏む力が緩和されてスロッ
トルバルブが閉じた状態を言う。パーシャル状態で車両
が走行しているとき、スロットルバルブを開けたり閉め
たりすることにより、駆動力が変化し、車両が加速また
は減速する。したがって、特に、スロットルバルブが作
動していないとき(パワーオフ状態で)駆動力上昇に限
界があり、4速維持時間が短くなって変速機のタイムア
ップ現象が現れる。
【0006】しかもこれまで、4速段から2速段にダウ
ン変速が行われる時、3速段を経由する制御が行われて
いるため、変速応答性が遅いという問題点がある。同様
に、2速段から4速段にリフトフットアップが行われる
時にも3速段を経由するように制御するため変速応答性
が低い、換言すれば、変速に時間がかかる。
【0007】またかかる制御方式の液圧制御システム
は、リフトフットアップが行われる時、4速段の摩擦要
素を解除する液圧流体と3速段の摩擦要素を作動させる
液圧流体を共通に使用しているので、上述したように、
3速段を経由しなければならないという問題点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】こうした問題点は、特
に3速段で走行する時、4速段に変速すると3速段の摩
擦要素を作動させる圧力を有する液圧流体と4速段を作
動させる圧力を有する液圧流体が共通的に使用されるた
め、即ち、3速段摩擦要素と4速段摩擦要素に供給され
る流路を互いに連動させているため、上述した問題に遭
遇しており、それを改善するため、摩擦要素の独立制御
方式が要求されている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような従来
技術の問題点を解決するために発明されたものであり、
本発明の目的は、変速応答性を迅速にし、摩擦要素を独
立制御させ得る、車輌用自動変速機の液圧制御システム
とその車輌用自動変速機の自動変速制御方法を提供する
ことにある。
【0010】前記のような本発明の目的を実現させるた
めに、本発明の車輌用自動変速機の液圧制御システム
は、オイルポンプから供給された液圧流体の圧力を調節
する圧力調節手段と、セレクターレバーの位置によって
変速モードを規定する手動/自動変速コントロール手段
と、変速時、円滑な変速モードを確立するため、変速感
および応答性を調節する液圧流体の流量を制御する液圧
流体コントロール手段と、各摩擦要素に適切な液圧の液
圧流体を供給および分配し、各摩擦要素から液圧流体を
解除する液圧分配・解除手段と、変速を制御するトラン
スミッション制御手段とを含む。
【0011】好ましくは、前記トランスミッション制御
手段によりオン/オフ制御されるソレノイドバルブによ
りポート変換を行うため、シフトコントロールバルブか
ら各々の変速段管路に供給される制御用液圧流体により
ポート変換が行われ、各々の摩擦要素に前記液圧分配・
解除手段が前記液圧流体コントロール手段の第1圧力制
御バルブおよび第2圧力制御バルブにより圧力制御され
た液圧流体を供給するまたは供給された液圧流体を解除
する2−4/3−4シフトバルブと、2−3/4−3シ
フトバルブと、エンドクラッチバルブを有し、前記2−
4/3−4シフトバルブは、前記2−3/4−3シフト
バルブとオリフィスが提供された排出ポートが備えられ
た管路に連結されている。
【0012】また好ましくは、前記液圧分配・解除手段
は前記エンドクラッチバルブと、少なくとも前記各摩擦
要素の中の一つの摩擦要素との間に、摩擦要素として供
給された液圧流体の解除を遅延可能にするアキュムレー
タが設けられている。
【0013】また本発明の車輌用自動変速機の自動変速
制御方法は、車両のエンジンの回転数および前記エンジ
ンのスロットル開度量に基づいてスロットルバルブの作
動がオン状態かオフ状態かを判断する段階と、スロット
ルバルブの作動がオン状態かオフ状態かに応答して第
1、2ソレノイドバルブをオン/オフ制御して複数個の
シフトバルブで液圧流体の制御圧を所定の値に設定する
段階と、第3、4ソレノイドバルブを、スロットルバル
ブの作動がオン時またはオフ時に設定された初期デュテ
ィ率で制御する段階と、第3、4ソレノイドバルブを、
時間の経過に応じたタービンの回転数変化により、スロ
ットルバルブの作動がオン時またはオフ時に設定された
デュティ率に変化させる段階であって、スロットルバル
ブの作動がオン状態かオフ状態かに応じて第3、4ソレ
ノイドバルブをデュティ制御して、変速が開始した後、
第2ソレノイドバルブを駆動して第3、4ソレノイドバ
ルブのデュティ率を変化させる段階と、必要な摩擦要素
を作動させる段階と、変速同期の完了を判断する段階と
を含む。
【0014】さらに本発明の車輌用自動変速機の自動変
速制御方法は、エンジン回転数および前記スロットルバ
ルブの開度率に基づいて2−4リフトフットアップ制御
状態であるかを判断する段階と、2−4リフトフットア
ップ制御状態である場合、第1、2ソレノイドバルブを
オフ状態に制御し、第3、4ソレノイドバルブをデュテ
ィ制御してトルクを減少させて液圧流体の制御圧を調節
する段階と、変速が始まった後、第1ソレノイドバルブ
をオン状態に制御する段階と、第3、4ソレノイドバル
ブを時間変化によるタービン回転数の変化によりデュテ
ィ率を変化させる段階と、2速から4速にリフトフット
アップ変速動作を完了させる段階を含む。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の車輌用自動変速機
の液圧制御システムおよび車輌用自動変速機の自動変速
制御方法の好ましい実施の形態を添付図面を参照して述
べる。図1は、本発明の車輌用自動変速機の液圧制御シ
ステムの実施の形態としての車輌用自動変速機の液圧制
御システムにおける変速制御部のハードウェア構成を表
わす図である。車輌用自動変速機の液圧制御システムの
ハードウエア構成は、たとえば、図10に示してある。
図1において、車輌用自動変速機の液圧制御システムの
変速制御部は、トランスミッション制御ユニット(トラ
ンスミッション制御手段)TCUを有する。図10〜図
17において、トランスミッション制御ユニットTCU
は車輌用自動変速機の液圧制御システムの構成要素との
接続関係を容易に理解可能なように、各所に図解されて
いるが、実際は図1に図解したように、1つである。図
1および図10に図解したように、トランスミッション
制御ユニットTCUの入力段にはエンジンの回転数を感
知するためのイグニションコイルIcが連結されてい
る。このイグニションコイルIcから伝達されるパルス
信号が2つである時、トランスミッション制御ユニット
TCUはエンジンが1回転したものと判断する。
【0016】上述したように、スロットルバルブの作動
がオン状態かオフ状態かに応じて変速動作が異なる。本
発明においては、スロットルバルブの作動がオン状態か
オフ状態かに応じて変速制御を行う。したがって、トラ
ンスミッション制御ユニットTCUの他の入力段には、
スロットルバルブの開度率を感知するためのスロットル
バルブポジションセンサーTPSが連結されている。な
お、スロットルバルブの作動がオン状態とは加速ペダル
を踏んでスロットルバルブが開いている状態を示し、ス
ロットルバルブの作動がオフ状態とは加速ペダルを踏む
力が緩和されてスロットルバルブが閉じた状態を言う。
パーシャル状態で車両が走行しているとき、スロットル
バルブを開けたり閉めたりすることにより、駆動力が変
化し、車両が加速または減速する。変速機の出力軸回転
数を感知するためにまた、トランスミッション制御ユニ
ットTCUの他の入力段にはパルスゼネレータPgが連
結されている。
【0017】トランスミッション制御ユニットTCUの
他の入力段には運転者が加速ペダルを踏んでいるか否か
を感知するための加速スイッチAsが連結されている。
【0018】トランスミッション制御ユニットTCUの
出力段には変速モードを確立するための手段で第1およ
び第2のシフトコントロールソレノイドバルブS1,S
2が連結されており、スロットルバルブの作動がオン状
態かオフ状態かを(パワーオン/オフ)制御できるよう
に連結され、またトランスミッション制御ユニットTC
Uの他の出力段には液圧流体の流れをコントロールする
ための手段として第3および第4ソレノイドバルブS
3,S4が連結されてデュティ制御ができるように構成
されている。
【0019】かかる変速制御部のトランスミッション制
御ユニットTCUは、上述したセンサーからの信号に基
づいて制御処理して、図10〜図17に図解した車輌用
自動変速機の液圧制御システムの各構成要素を制御して
変速制御する。トランスミッション制御ユニットTCU
による変速制御処理の詳細は図2〜図9に図解したフロ
ーチャートを参照して後述する。なお、トランスミッシ
ョン制御ユニットTCUは、好適には、たとえば、マイ
クロコンピュータなどを内蔵しており、図2〜図9を参
照して述べる下記の変速制御動作は、マイクロコンピュ
ータの処理として行われる。
【0020】図10を参照して車輌用自動変速機の液圧
制御システムの構成を述べる。本発明の実施の形態とし
ての車輌用自動変速機の液圧制御システムは、エンジン
( 図示しない) から動力を伝達されてトルク変換して変
速機(図示しない) 側に伝達されるトルクコンバータ2
と、このトルクコンバータ2のトルク変換に必要な値の
液圧を有する液圧流体および変速段制御に必要な量の液
圧流体を提供するオイルポンプ4を含む。
【0021】車輌用自動変速機の液圧制御システムはま
た、オイルポンプ4から提供されて管路6に沿って流れ
る液圧流体の圧力を一定に調節する圧力調節バルブ8
と、トルクコンバータ2および潤滑用の液圧流体の液圧
を一定に調節するトルクコンバータコントロールバルブ
10を含む圧力調節手段と、そしてトルクコンバータ2
の動力伝達効率を高めるためのダンパクラッチコントロ
ールバルブ12を持つダンパクラッチコントロール手段
とを含む。
【0022】車輌用自動変速機の液圧制御システムは、
ラインアップより低い液圧の液圧流体を提供するリデュ
ーシングバルブ(減圧弁)14と、運転席のセレクター
レバ( 図示しない) の位置により連動して作動しながら
流路を変えるマニュアルバルブ16を含む。
【0023】前記リデューシングバルブ(減圧弁)14
で減圧された一定の液圧の液圧流体は、高速段でライン
アップを低めてオイルポンプ4の駆動損失を最小化させ
るハイ−ロ圧力バルブ18の制御圧として作用する流路
を通り、また一部の液圧流体は液圧コントロール手段の
第1圧力制御バルブ20および第2圧力制御バルブ22
に供給されて制御圧として作用する流路を流れる。
【0024】これら第1、2圧力制御バルブ20、 22
に供給される液圧流体の一部は、中立(N)レンジで後
進(R)レンジに全て変更時、変速衝撃を減らすN−R
コントロールバルブ24の制御圧として作用する流路を
流動する。
【0025】マニュアルバルブ16が走行(D) レンジ
にある時、所定の液圧の液圧流体が流れる管路26に
は、トランスミッション制御ユニットTCUによりオン
/オフ制御される第1ソレノイドバルブS1および第2
ソレノイドバルブS2のオン/オフ作用により流路を切
り換えるシフトコントロールバルブ28が連通されて液
圧流体を供給され得る流路を構成しており、前記第1、
2圧力制御バルブ20、22で液圧流体を供給する1速
管路29が連通している。
【0026】シフトコントロールバルブ28には、2速
管路30、3速管路32、4速管路34が各々連通され
て変速段制御のための複数個のシフトバルブ(以下説明
するバルブ)で各々所定の制御圧の液圧流体が供給でき
るように連通している。
【0027】すなわち、2速管路30は液圧分配手段の
1−2シフトバルブ36の左側段ポートに液圧流体が供
給されてこの1−2シフトバルブ36を制御できるよう
に流路が構成され、3速管路32は2−3/4−3シフ
ト38の左側段ポートに液圧流体が供給されてこのバル
ブを制御できるように構成され、4速管路34は2−3
/3−4シフトバルブ38の右側ポートと2−4/3−
4シフトバルブ40の左側段ポートおよびエンドクラッ
チバルブ42の左側段ポートで液圧流体が供給されて各
々のバルブが制御できる流路を構成している。
【0028】なお、車輌用自動変速機の液圧制御システ
ムの第1圧力制御バルブ20は第3ソレノイドバルブS
3により所定の液圧の液圧流体が流れる通路を切り替え
可能な構成を持ち、第2圧力制御バルブ22は第4ソレ
ノイドバルブS4により所定の液圧の液圧流体が流れる
通路を切り替え可能な構成を持つ。
【0029】車輌用自動変速機の液圧制御システムは、
第2圧力制御バルブ22を通過する所定の液圧の液圧流
体は2−3/3−4シフトバルブ40を経由して1速段
の入力要素である第1摩擦要素C1で供給され得る流路
を構成している。
【0030】そして、車輌用自動変速機の液圧制御シス
テムは、第1圧力制御バルブ20では、1−2シフトバ
ルブ36を経由して2速段の反力要素として作用する第
2摩擦要素C2の作動側チェンバh1に所定の液圧の液
圧流体を供給できる流路を構成している。
【0031】また、車輌用自動変速機の液圧制御システ
ムは、1−2シフトバルブ36を経由する一部の液圧流
体が2−3/4−3シフトバルブ38を通じて流れなが
ら第2摩擦要素C2の解除側チェンバh2に供給される
と同時にアキュムレータ44を経由して3速段の入力要
素として作用する第3摩擦要素C3に流れ得るように流
路が構成されている。
【0032】アキュムレータ44はピストンPの一側に
弾性部材Eが位置し、その反対側に液圧流体の液圧が作
用できる構成を有し、弾性部材Eは液圧流体の液圧によ
りピストンPが移動時に圧縮され液圧流体が排出される
時ピストンPを押し出すように構成されている。
【0033】このような車輌用自動変速機の液圧制御シ
ステムの構成により、図10において、ピストンPが左
側に移動すると、第3摩擦要素C3に供給された液圧流
体と第2摩擦要素C2の解除側チェンバh2に供給され
た液圧流体の解除(解放)が一時的に遅延されて、特に
3速から1速にスキップシフトが行われる時、2速段の
変速が行われることを防止する。
【0034】アキュムレータ44には排出ポートEXが
設けられており、排出ポートEXには第1のオリフィス
O1が設けられて液圧排出時、減衰力を起こせるように
構成されている。
【0035】そして、車輌用自動変速機の液圧制御シス
テムは、マニュアルバルブ16が後進( R) レンジにあ
る時、後進第1制御管路50に供給される液圧流体が1
−2シフトバルブ36を経由して後進(R)変速段で反
力要素で作用する第4摩擦要素C4に流れる流路を構成
しており、また車輌用自動変速機の液圧制御システムに
おいては、後進(R)変速段で入力要素として作用する
第5摩擦要素C5の作動のために後進第2制御管路52
をマニュアルバルブ16と直接連結させている。
【0036】本実施の形態の車輌用自動変速機の液圧制
御システムにおいては、後進第2制御管路52にはチェ
ックバルブ54が設置されて作動液圧を解除する時、液
圧流体の解除が遅延できるようにして変速感を向上させ
得るようにしている。
【0037】本実施の形態の車輌用自動変速機の液圧制
御システムにおいては、第2摩擦要素C2には作動側チ
ェンバh1にはキックダウンスイッチ54が設置されて
ピストンPの移動によりオン/オフされながらトランス
ミッション制御ユニットTCUでその信号が伝達できる
ように構成される。
【0038】なお、本実施の形態の車輌用自動変速機の
液圧制御システムにおいては、2−3/4−3シフトバ
ルブ38の左側ポートと2−4/3−4シフトバルブ4
0の右側ポートは管路56で連結されており、この管路
56には第2、第3オリフィスO2,O3が設けられて
液圧流体の解除を遅延できるようにしている。
【0039】図面の中でまだ説明していない符号S5
は、ダンパクラッチコントロールバルブ12を制御する
ための第5ソレノイドバルブである。
【0040】かかる本実施の形態の車輌用自動変速機の
液圧制御システムは、通常的に知られている、異なった
大きさの2個のサン・ギヤを1個の遊星歯車装置に組み
合わせたラビニョータイプ・ギヤトレーンを変速制御す
るためのシステムとして使用できる。
【0041】よく知られているラビニョータイプ・ギヤ
トレーンは回転動力を伝達する3つのクラッチ手段と、
回転要素を構成させる2つのブレイク手段、そして機械
的に一方向にだけ回転できるワンウェークラッチを使用
する。
【0042】かかるパワートレーンの変速段制御は次の
ように変速段別に各々の摩擦要素が変更されることによ
って行われる。
【0043】走行レンジ( D) 1速段制御のためには、
第1摩擦要素C1が液圧制御によりクラッチ手段に作用
し、ワンウェークラッチにより複合油性ギア装置の油性
キャリアーが拘束されることにより変速動作が完了す
る。
【0044】理解を容易にするため、この変速動作の完
了について説明する。自動変速機において、知られてい
るように、1速から2速、2速から3速、3速から4速
への変速のとき、またはその逆の向きへの変速のとき、
各変速段の変速動作を行うため、摩擦要素、すなわち、
クラッチとブレーキの組み合わせ状態がそれぞれ異な
る。たとえば、2速から3速への変速過程において、変
速を実行する前の2速状態においてはリアクラッチ(本
実施例における第1の摩擦要素C1)と、キックダウン
ブレーキ(本実施例における第2の摩擦要素C2)とが
作動する。しかしながら、3速に変速が行われためには
リアクラッチ(本実施例における第1の摩擦要素C1)
が作動している状態で、キックダウンブレーキ(本実施
例における第2の摩擦要素C2)を解除するとともに、
エンジンクラッチ(本実施例では第3の摩擦要素C3)
を新たに作動させなければならない。この際、エンジン
クラッチは変速動作の初期にはエンジンクラッチのクラ
ッチディスクとクラッチプレートとがそれぞれ異なる回
転速度で回転しており、変速が終わるとにはこれらの回
転速度が同じになり、3速への変速が完了する。以上の
説明から明らかなように、本明細書において、2速から
3速への変速動作の完了を、以下、変速同期完了と呼
ぶ。
【0045】2速段制御のためには前記第1摩擦要素C
1はそのまま作用する状態であり、ワンウェークラッチ
がフリー状態になり第2摩擦要素C2が作用して複合油
性ギア装置のリバース線ギアを拘束することにより変速
同期が完了する。
【0046】また3速段制御のためには第1摩擦要素C
1と第3摩擦要素C3がクラッチ手段で作用し、2速段
では作用した第2摩擦要素C2の作動が中断されること
により変速同期が完了する。
【0047】また4速段制御のためには第1摩擦要素C
1の作動を中断させ第3摩擦要素C3の作動は、そのま
まの変速状態が維持されると同時に再び第2摩擦要素C
2を作動させることにより変速同期が完了する。
【0048】かかる変速段制御のための本実施の形態の
車輌用自動変速機の液圧制御システムは、図2〜図9に
図解した、トランスミッション制御ユニットTCUの制
御ロジックによる次のような方法で変速制御が行われ
る。
【0049】図10はトランスミッション制御ユニット
( TCU) がパワーオン状態を判断した場合、4速から
3速に変速が行われる過程を表した車輌用自動変速機の
液圧制御システムの状態図であり、図11はトランスミ
ッション制御ユニットTCUがパワーオフ状態を判断し
た場合、4速から3速に変速が行われる過程を表わした
車輌用自動変速機の液圧制御システムの状態図である。
【0050】図2および図3は、トランスミッション制
御ユニットTCUが図10および図11に図解したよう
な状態の変速を行う制御方法を説明するためのフローチ
ャートであり、第3摩擦要素C3から液圧流体が供給さ
れており、第2摩擦要素C2の作動側チェンバh1に液
圧流体が供給された状態、即ち、4速段でトランスミッ
ション制御ユニットTCUに伝達される信号により3速
段への変速制御が開始する。
【0051】トランスミッション制御ユニットTCUは
まず、イグニションコイルIcから伝えられる信号によ
りエンジンの回転数を判断し(段階10またはステップ
10、以下、S10)、次いでトランスミッション制御
ユニットTCUはスロットルバルブのポジションセンサ
ーTPSから伝えられる信号によりスロットルバルブの
開度率を判断する(S12)。
【0052】かかる段階からトランスミッション制御ユ
ニットTCUは、スロットルバルブの作動がオン状態
(パワーオン状態)かオフ状態(パワーオフ状態)かを
判断し(S14)、スロットルバルブの作動がオン状態
のとき、第1、2ソレノイドバルブS1、S2をオフさ
せる(S16) 。
【0053】かかるトランスミッション制御ユニットT
CUの制御により管路26に流れる液圧流体はシフトコ
ントロールバルブ28のスプル(S)を移動させて4速
管路34に流れる液圧流体の流れを遮断する。
【0054】従って、1速管路29、2速管路30、3
速管路32だけに液圧流体が流れるようになるが、この
時、トランスミッション制御ユニットTCUは第3、4
ソレノイドバルブS3、S4を、スロットルバルブの作
動がオン状態のとき(パワーオン時)設定された初期デ
ュティ率でデュティ制御を行う(S18)。
【0055】トランスミッション制御ユニットTCUに
よるこのような制御により2−3/3−4シフトバルブ
40と2−3/4−3シフトバルブ38およびエンドク
ラッチバルブ42のバルブスプルは図10に図解した状
態に移動する。図10に図解した車輌用自動変速機の液
圧制御システムの状態は、スロットルバルブの作動がオ
ン状態のとき(パワーオン時)、4−3変速が行われる
初期状態を表わす。
【0056】そして段階(S18)からデュティ制御が
行われることにより段階(S20)では、トランスミッ
ション制御ユニットTCUは、スロットルバルブの作動
がオン状態のとき(パワーオン時)設定された時間によ
るタービン回転数の変化率により第3及び第4ソレノイ
ドバルブS3,S4のデュティ率を変化させる。
【0057】トランスミッション制御ユニットTCUに
よるこのような制御により1速管路29を流れる液圧流
体は第2圧力制御バルブ22と2−4/3−4シフトバ
ルブ40を経由して第1摩擦要素C1に供給されてこの
摩擦要素を作動させる。
【0058】この時、第3摩擦要素C3に供給されてい
た液圧流体は4速段とは違って第2摩擦要素C2で供給
される液圧流体の一部が2−3/4−3シフトバルブ3
8を経由しながらエンドクラッチバルブ42に流れ、液
圧流体はさらに、このエンドクラッチバルブによってア
キュムレータ44と第3摩擦要素C3に供給される。
【0059】即ち、4速段で第2圧力制御バルブ22を
通じて2−4/3−4シフトバルブ40とエンドクラッ
チバルブ42を通じて第3摩擦要素C3に供給されてい
た液圧流体の流れの経路が変わる。
【0060】このような制御により第1摩擦要素C1が
作動されながら第2摩擦要素C2の作動が中止され、第
3摩擦要素C3がそのまま作動することにより3速段に
ダウンシフトが行われる(S22)。この時、トランス
ミッション制御ユニットTCUは同期が完了したかどう
かを判断して( S24) 、同期が完了しなかった場合に
はトランスミッション制御ユニットTCUは段階(S2
0) の処理を再び遂行する。
【0061】なお段階S14で、スロットルバルブの作
動がオフ状態であると(パワオフ状態と)判断される
と、トランスミッション制御ユニットTCUは第1、2
ソレノイドバルブS1,S2をオフ状態に制御し( S1
6−1) 、第3、4ソレノイドバルブS3,S4を、ス
ロットルバルブの作動がオン状態のとき(パワーオフ
時)設定された初期デュティ率で制御する( S18−
1) 。そしてトランスミッション制御ユニットTCUは
第3、4ソレノイドバルブ(S3,S4) を、スロット
ルバルブの作動がオフ状態のとき(パワーオフ時)設定
された時間に対するタービン回転数の変化率( Nt) に
よりデュティ率を変化させる( S20−1) 。
【0062】図11は、スロットルバルブの作動がオフ
状態で(パワーオフ状態で)4−3変速が行われる初期
状態を表している。前記トランスミッション制御ユニッ
トTCUによる判断におけるスロットルバルブの作動が
オフ状態のとき(パワーオフ時)の制御により第3摩擦
要素C3に第2圧力制御バルブ22により制御された液
圧流体が供給されており、エンドクラッチバルブ42の
ポート変換により第1圧力制御バルブ20により制御さ
れた液圧流体が第3摩擦要素に供給が始まる。
【0063】スロットルバルブの作動がオフ状態のとき
にも(パワーオフ時にも)、スロットルバルブの作動が
オン状態のときと(パワーオン状態と)同様に時間の経
過に伴ってタービンの回転数が増加するようになり、特
に第1、2ソレノイドバルブS1,S2が全てオフ状態
で制御されるが、第1ソレノイドバルブS1はスロット
ルバルブの作動がオン状態のとき(パワーオン時)より
一定時間経過した後オフされながら変速時期を遅らせ
る。これは4速段維持時間を延長させる(延ばす)こと
によりタイアップ制御ができるようにするためである。
【0064】そして、第4ソレノイドバルブS4が最大
のデュティ率で制御される時、トランスミッション制御
ユニットTCUによって第3ソレノイドバルブS3はデ
ュティ制御が始まり、第3ソレノイドバルブS3のデュ
ティ率が最大になる時、第4ソレノイドバルブS4のデ
ュティ率は最少になる。
【0065】特に第3ソレノイドバルブS3のデュティ
率は急激に変化するに比べて第4ソレノイドバルブS4
のデュティ率は徐々に変化するので第3摩擦要素C3の
液圧流体の作動圧力が低くなりながら第2摩擦要素C2
の作動解除が遅延できる。
【0066】このような作用により第1摩擦要素C1が
独立に作動をし、第2摩擦要素C2は作動が解除されな
がら第3摩擦要素C3は作動をして変速同期が完了する
( S24−1) 。この変速同期が完了しなかったら第
3、4ソレノイドバルブS3、S4のデュティ率を再び
変化させて、上述した制御を反復する。
【0067】このような変速制御方法は、スロットルバ
ルブの作動がオン状態と(パワーオン状態と)、スロッ
トルバルブの作動がオフ状態と(パワーオフ状態と)を
区分して制御を行えるし、スロットルバルブの作動がオ
フ状態か否かでも(パワーオフ状態か否かでも)4速維
持時間を長くできるのでタイアップ制御ができ、第1摩
擦要素を独立的に制御できる。
【0068】図4および図5は図12に図解のように3
速段から4速段にアップシフトが行える変速方法を実現
することを示すフローチャートであり、3速段は第1摩
擦要素C1と第3摩擦要素C3で液圧が供給された状態
を意味する。
【0069】このような3速段から4速段にアップシフ
トが行われる時にも、トランスミッション制御ユニット
TCUは、4速段から3即断にダウンシフトが行われる
場合のようなイグニションコイルIcから伝達される信
号を受け、エンジンの回転数を演算し( 段階S100)
、スロットルバルブのポジションセンサーTPSから
伝達される信号を受けてスロットルバルブの開度率を判
断する( 段階S120)。
【0070】このような信号が伝達されて前記段階(S
100,S120)が遂行されればトランスミッション
制御ユニットTCUは、スロットルバルブの作動がオン
状態(パワーオン状態)かオフ状態(パワーオフ状態)
かを判断する( 段階S140) 。この段階でスロットル
バルブの作動がオン状態である(パワーオン状態)と判
断されると、トランスミッション制御ユニットTCUは
第1ソレノイドバルブS1をオン状態に制御し、第2ソ
レノイドバルブS2をオフ状態に制御する(段階S16
0) 。
【0071】このような制御により図12に図示してい
るように1速管路29、2速管路30、3速管路32、
4速管路34には全て液圧流体が流れるようになる。こ
のような状態で、トランスミッション制御ユニットTC
Uは第3ソレノイドバルブS3を、スロットルバルブの
作動がオン状態のとき(パワーオン時)設定された初期
デュティで制御しながら( 段階S180) 、時間による
タービン回転数の変化率Ntに適合させて第3ソレノイ
ドバルブS3のデュティ率を変化させる( 段階S20
0) 。こうしたトランスミッション制御ユニットTCU
による一連の制御により2−4/3−4シフトバルブ4
0と2−3/4−3シフトバルブ38、そしてエンドク
ラッチバルブ42はポート変換が行われる。
【0072】即ち、第1摩擦要素C1で供給された液圧
流体と第2摩擦要素C2の解除側チェンバh2に供給さ
れた液圧流体が解除できる流路を構成するようになる
が、図12に図解したように管路56に用意された排出
ポートEXを通じて液圧流体が解除される。この時、排
出ポートEXに設けられた第2オリフィスO2により減
衰力が起こる。
【0073】このような制御が遂行されている間に第1
摩擦要素C1は作動が解除され、第2摩擦要素C2は作
動を始め、第3摩擦要素C3はエンドクラッチバルブ4
2で流路が切り換えられて継続的に液圧流体が供給が行
われて、変速同期が完了する(段階S220) 。この時
の段階( 220) で、トランスミッション制御ユニット
TCUが変速同期が完了しなかったと判断したら、トラ
ンスミッション制御ユニットTCUは段階( S200)
の処理を再び遂行する。
【0074】なお、前記段階( S140) で、スロット
ルバルブの作動がオフ状態と(パワーオフ状態と)判断
されると、トランスミッション制御ユニットTCUは、
スロットルバルブの作動がオン状態(パワーオン状態)
と同様に第1ソレノイドバルブS1をオン状態に制御
し、第2ソレノイドバルブS2をオフ状態に制御する
(段階S160−1)。この時、液圧流体の流れは、ス
ロットルバルブの作動がオン状態(パワーオン状態)に
おけるときのように図12に図解した状態を維持するよ
うになるが、段階( S180−1) で第3ソレノイドバ
ルブS3を、スロットルバルブの作動がオフ状態のとき
(パワーオフ時)設定された初期デュティ率で制御しな
がら( 段階S180−1) 、時間経過に伴うタービン回
転数の変化率Ntに応じてデュティ率を変化させる(段
階S200−1) 。
【0075】トランスミッション制御ユニットTCUに
よるこのような制御により2−4/3−4シフトバルブ
40と2−3/4−3シフトバルブ38、そしてエンド
クラッチバルブ42のポート変換が行われるようにな
る。この時にも2−4/3−4シフトバルブ40と2−
3/4−3シフトバルブ38を連結している管路56に
設けられた排出ポートEXを通じて第1摩擦要素C1を
作動させていた液圧流体と第2摩擦要素C2の解除側
ェンバh2に供給された液圧流体は解除される。
【0076】このような制御方法は第1摩擦要素の作動
圧と第2摩擦要素の解除圧を直接制御できるようにして
いるため液圧制御を簡単にでき、変速応答性を速くでき
るという長所がある。
【0077】図6および図7は図13〜図15に図解し
たパワーオン状態及びパワーオフ状態により4速から2
速にダウンスキップシフトが行われるようにした処理を
示すフローチャートである。トランスミッション制御ユ
ニットTCUは前記変速制御方法と同様にイグニション
コイルIcと、スロットルバルブのポジションセンサー
TPSから伝達される信号を受け( S1000,S11
00) 、スロットルバルブの作動がオン状態かオフ状態
かを(パワーオン状態であるか否かを)判断する( 段階
S1200)。この段階で、スロットルバルブの作動が
オン状態であると(パワーオン状態と)判断されると、
トランスミッション制御ユニットTCUは第1ソレノイ
ドバルブS1をオフ状態に制御し、第2ソレノイドバル
ブS2をオン状態に制御する(段階S1300) 。
【0078】そしてトランスミッション制御ユニットT
CUは第4ソレノイドバルブS4をスロットルバルブの
作動がオン状態のとき(パワーオン時)設定された初期
デュティ率で制御しながら( S1400) 、時間経過に
伴うタービン回転数の変化率Ntに応じて第4ソレノイ
ドバルブS4のデュティ率を変化させる( 段階S150
0) 。このような制御により第1摩擦要素C1が作動す
るようになり、第2摩擦要素C2はそのまま作動し、4
速段で作用していた第3摩擦要素C3の作動が解除され
る( 段階S1600) 。
【0079】そうなると、段階( S1700) で、トラ
ンスミッション制御ユニットTCUは同期が完了したか
どうかを判断して、同期が完了しなかった場合にはトラ
ンスミッション制御ユニットTCUは段階(S150
0) の処理を再び遂行する。このような制御により第3
摩擦要素C3の作動圧と第2摩擦要素C2の解除側チェ
ンバh2の液圧流体は、アキュムレー44の作動と連動
して管路56が解除される。従って、図13に図示した
ように3速段を経由せず直接2速段にダウンスキップシ
フトが行われる。
【0080】なお、前記段階( S1200) で、スロッ
トルバルブの作動がオフ状態と(パワーオフ状態)と判
断されると、トランスミッション制御ユニットTCUは
第1ソレノイドバルブS1をオフ状態に制御し、第2ソ
レノイドバルブS2もオフ状態に制御しながら( 段階S
1800) 、第3、4ソレノイドバルブS3,S4をス
ロットルバルブの作動がオフ状態のとき(パワーオフ
時)設定された初期デュティ率に制御し始める( 段階S
1900) 。このような状態で、トランスミッション制
御ユニットTCUは時間経過に伴う回転数の変化率Nt
に応じて第3、4ソレノイドバルブS3,S4のデュテ
ィ率を変化させる( 段階S2000) 。
【0081】変速が始まった後、トランスミッション制
御ユニットTCUは一定時間が経過したかを判断して(
段階S2100) 、一定時間が経過したら、トランスミ
ッション制御ユニットTCUは第1ソレノイドバルブS
1をオフ状態に制御し、第2ソレノイドバルブS2をオ
ン状態に制御しながら( 段階S2200) 、第3、4ソ
レノイドバルブS3,S4をスロットルバルブの作動が
オフ状態のとき(パワーオフ時)設定されたデュティ率
で制御する。
【0082】このような制御により、4速管路34の液
圧流体がシフトコントロールバルブ28に設けられた排
出ポートEXが解除されながら、2−4/3−4シフト
バルブ40と、2−3/4−3シフトバルブ38のバル
ブスプルは図面から見て右側に移動し、エンドクラッチ
バルブ42のバルブスプルは図面において左側に移動す
る。この時段階( S1900) で、トランスミッション
制御ユニットTCUは初期デュティ率で第3、4ソレノ
イドバルブを制御するようになるので第1摩擦要素C1
には初期状態に該当する液圧流体が供給される。
【0083】そして、段階( S2000) により第3摩
擦要素C3と第2摩擦要素C2の作動側チェンバh1に
液圧流体が供給され得る流路が形成されるので実質的に
は第2摩擦要素C2は作動側チェンバh1にも液圧流体
が同時に供給された状態となる。したがって、第3摩擦
要素C3は作動状態となり、第2摩擦要素C2は作動解
除状態となり、キックダウンスイッチ54をオンさせる
ようになるので変速初期制御を完了して図14に示した
状態になる。このような変速初期段階で、段階( S22
00,S2300) により3速管路32の液圧が解除さ
れ、2−3/4−3シフトバルブ38のポート変換が行
われる。
【0084】即ち、図15に示した状態になるが、この
ような制御により管路56に設けられた第2オリフィス
O2は第3摩擦要素C3と第2摩擦要素C2の解除側チ
ェンバh2と連通する状態になるので、第3摩擦要素C
3の作動は中断され第2摩擦要素C2は作動を始めるよ
うになり、第1摩擦要素C1は作動状態が維持される(
段階S2400) 。このような状態で、トランスミッシ
ョン制御ユニットTCUは、同期が完了したかどうかを
判断して、変速同期が完了しなかったら段階( S230
0) を再び遂行させる。このような変速制御方法は4速
から2速にダウンスキップ変速を行う時3速段を経由し
ないので変速応答性を速くさせることができ、スロット
ルバルブの作動がオン状態およびオフ状態の両者におい
て(パワーオン状態とパワーオフ状態で)全てスキップ
変速ができるという効果がある。
【0085】図8および図9は、図16および図17に
図示したように、スロットルバルブの作動がオン状態お
よびオフ状態の両者において(パワーオン状態とパワー
オフ状態で)2−4リフトフットアップ制御を行うため
の処理を示すフローチャートであり、イグニションコイ
ルIcとスロトルポジションセンサーTPSから伝達さ
れる信号を受けて( 段階S101,S111) 、2−4
リフトフットアップ制御状態であるかを判断する( 段階
S121) 。
【0086】2速から4速にリフトフットアップする制
御とは、運転者が加速ペダルを踏んで2速に走行中加速
ペダルを踏むのを急激に解除すればトランスミッション
制御ユニットを高速段(4速段)に変速段制御を行うこ
とを言う。このようなリフトフットアップ制御は前記変
速制御方法とともに本発明の制御方法にさらに追加され
る。即ち、加速ペダルを踏んだ状態で2速段で走行中加
速ペダルを放すと、トランスミッション制御ユニットT
CUは、イグニションコイルIcから伝達される信号
と、スロットルバルブのポジションセンサーTPSから
伝達される信号を受けて( 段階S101,S111) 、
2速から4速にリフトフットアップ制御を行うかどうか
を判断する( 段階S121) 。
【0087】この時、リフトフットアップ制御を行える
条件が満足すると、トランスミッション制御ユニットT
CUは第2ソレノイドバルブS2をオフ状態に制御し、
第3、4ソレノイドバルブS3、S4をデュティ制御す
る( 段階S131) 。このような制御は変速初期制御段
階に該当し、このような制御により図16に図示してい
るように第1摩擦要素C1で供給される液圧流体は第4
ソレノイドバルブS4により第2圧力制御バルブ22を
通過しながらその液圧が低くなり始める。そして、第2
摩擦要素C2の解除側チェンバh2に供給される液圧流
体も第3ソレノイドバルブS3により第1圧力制御バル
ブ20を通過しながらその液圧が低く成り始める。
【0088】このような変速初期段階は、第1摩擦要素
C1の液圧流体の作動圧と第2摩擦要素C2の解除側チ
ェンバ液圧解除するための環境(状態)を提供するため
の段階、即ち、第2摩擦要素C2の解除側チェンバh2
に供給された液圧流体と第1摩擦要素C1に供給された
液圧流体を管路56上に提供された排出ポートEXに解
除できる初期段階を提供する。
【0089】この段階で提供する環境(状態)は2−3
/4−3シフトバルブ38がポート変換を行うと即時第
2摩擦要素C2の解除側チェンバh2の液圧流体が管路
56上の排出ポートEXで解除でき、また2−4/3−
4シフトバルブ40のポート変換が行われると第1摩擦
要素C1の液圧流体の作動圧が管路56上の排出ポート
EXと連通できる状態を作るものである。
【0090】このような初期段階が完了し、変速中、最
終段階に進行すると、図17に図示しているようにシフ
トコントロールバルブ28で4速管路34に液圧流体が
流れるようになる。従って、4速管路34に流れる液圧
流体は2−4/3−4シフトバルブ40の左側ポート
と、2−3/4−3シフトバルブ38の右側ポートとエ
ンドクラッチバルブ42の左側ポートで同時に供給され
ながらこれらシフトバルブの液圧流れの方向を変える。
この時、トランスミッション制御ユニットTCUは、第
3ソレノイドバルブS3と第4ソレノイドバルブS4を
初期状態で設定されたデュティ率で制御し( S141)
、トルクの減少により液圧流体の液圧を制御するため
に第3、4ソレノイドバルブS3,S4のデュティ率を
変化させる( 段階S151) 。
【0091】このような制御により変速が始まる時、ト
ランスミッション制御ユニットTCUは、一定時間経過
後、第1ソレノイドバルブS1をオン状態に制御し( 段
階S171) 時間の経過に伴うタービン回転数の変化を
チェックして第3、4ソレノイドバルブS3,S4のデ
ュティ率を変化させる( 段階S181) 。このような制
御により第2摩擦要素C2の解除側チェンバh2に供給
された液圧流体は管路56上にに設けられた排出ポート
EXを通じて解除され始め、同時に第1摩擦要素C1の
液圧流体の作動圧も解除開始される。この時排出される
液圧流体の液圧は排出ポートEXに設けられた第2オリ
フィスO2により、急激には低下せず、徐々に低くな
る。
【0092】本発明の車輌用自動変速機の液圧制御シス
テムおよび車輌用自動変速機の自動変速制御方法の実施
に際しては上述した実施の形態に限定されず、本発明の
特許請求の範囲に記載した発明およびその均等範囲にお
いて種々変形態様をとることが可能であることは明瞭で
ある。
【0093】
【発明の効果】本発明によれば、2速から3速を経由せ
ず直接4速にリフトフットアップが行われるようになる
ので変速応答性を速くさせることができる。また本発明
によれば、変速制御の初期段階と中期段階、最終段階を
区分しながら第1摩擦要素を解放制御するため、リフト
フットアップ時、他の変速段で急激な制御を行う場合、
第1摩擦要素の初期フィリングタイムを短縮できるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車輌用自動変速機の液圧制御システム
におけるトランスミッション制御手段の実施の形態とし
てのトランスミッション制御ユニットTCUと、その入
出力信号との接続関係を示す図である。
【図2】図2はスロットルバルブの作動がオン状態かオ
フ状態かを(パワーオン/オフ状態を)区分して4速段
から3速段にダウンシフトが行われるようにする変速制
御作用を説明するためのフローチャートの第1の部分で
ある。
【図3】図3はスロットルバルブの作動がオン状態かオ
フ状態かを(パワーオン/オフ状態を)区分して4速段
から3速段にダウンシフトが行われるようにする変速制
御作用を説明するためのフローチャートの第2の部分で
ある。
【図4】図4は図12に図解のようにスロットルバルブ
の作動がオン状態かオフ状態かを(パワーオン/オフ状
態を)区分して3速段から4速段にアップシフトが行え
る変速方法を実現することを示すフローチャートの第1
の部分であり、この図において、3速段は第1摩擦要素
C1と第3摩擦要素C3で液圧が供給された状態を示
す。
【図5】図5は図12に図解のようにスロットルバルブ
の作動がオン状態かオフ状態かを(パワーオン/オフ状
態を)区分して3速段から4速段にアップシフトが行え
る変速方法を実現することを示すフローチャートの第2
の部分であり、この図において、3速段は第1摩擦要素
C1と第3摩擦要素C3で液圧が供給された状態を示
す。
【図6】図6は図13〜図15に図解したパワーオン状
態およびパワーオフ状態により4速から2速にダウンス
キップシフトが行われるようにした処理を示すフローチ
ャートの第1部分である。
【図7】図7は図13〜図15に図解したパワーオン状
態およびパワーオフ状態により4速から2速にダウンス
キップシフトが行われるようにした処理を示すフローチ
ャートの第2部分である。
【図8】図8は2速段から4速段にリフトフットアップ
制御が行われるようにする変速制御作用を説明するため
のフローチャートの第1の部分である。
【図9】図9は2速段から4速段にリフトフットアップ
制御が行われるようにする変速制御作用を説明するため
のフローチャートの第2の部分である。
【図10】図10は、図2および図3に示した変速制御
動作処理による変速状態を説明するための第1の液圧制
御システム状態図であって、トランスミッション制御ユ
ニット( TCU) がパワーオン状態を判断した場合、4
速から3速に変速が行われる過程を表した車輌用自動変
速機の液圧制御システムの第1の状態図である。
【図11】図11は、図2および図3に示した変速制御
動作処理による変速状態を説明するための第1の液圧制
御システム状態図であって、トランスミッション制御ユ
ニット( TCU) がパワーオン状態を判断した場合、4
速から3速に変速が行われる過程を表した車輌用自動変
速機の液圧制御システムの第2の状態図である。
【図12】図12は、図4および図5に示した変速制御
動作処理による変速状態を説明するための第2の液圧制
御システムの状態図である。
【図13】図13は、図6および図7に示した変速制御
動作処理による変速状態を説明するための第3の液圧制
御システム状態図の第1の部分である。
【図14】図14は、図6および図7に示した変速制御
動作処理による変速状態を説明するための第4の液圧制
御システム状態図の第1の部分であり、スロットルバル
ブの作動がオフ状態(パワーオフ状態)における変速制
御の初期段階における液圧流体のフロー図である。
【図15】図15は、図6および図7に示した変速制御
動作処理による変速状態を説明するための第4の液圧制
御システム状態図の第2の部分であり、スロットルバル
ブの作動がオフ状態(パワーオフ状態)での変速動作の
中期段階および最終段階の液圧流体の流れを示すフロー
図である。
【図16】図16は、図8および図9に示した変速制御
動作処理による変速状態を説明するための第5の液圧制
御システム状態図の第1の部分であり、変速制御の初期
段階の液圧流体の流れを示すフロー図である。
【図17】図17は、図8および図9に示した変速制御
動作処理による変速状態を説明するための第5の液圧制
御システム状態図の第2の部分であり、変速制御の中期
段階および最終段階の液圧流体のフロー図である。
【符号の説明】
TCU:トランスミッション制御ユニット Ic:イグニションコイル TPS:スロットルポジションセンサー S1,S2,S3、S4:ソレノイドバルブ As:加速スイッチ PG:パルスゼネレータ
フロントページの続き (31)優先権主張番号 1996−36773 (32)優先日 平成8年8月30日(1996.8.30) (33)優先権主張国 韓国(KR) (56)参考文献 特開 昭60−231056(JP,A) 特開 平2−150560(JP,A) 特開 平6−129526(JP,A) 特開 平6−81945(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 59/00 - 61/12 F16H 61/16 - 61/24 F16H 63/40 - 63/48

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オイルポンプから供給された液圧流体の圧
    力を調節する圧力調節手段と、 セレクターレバーの位置によって変速モードを規定する
    手動/自動変速コントロール手段と、 変速時、円滑な変速モード確立するため、変速感およ
    び応答性を調節する液圧流体の流量を制御する液圧流体
    コントロール手段と、 各摩擦要素に適切な圧力の液圧流体を供給および分配
    し、各摩擦要素から液圧流体を解除する液圧分配・解除
    手段と、 変速を制御するトランスミッション制御手段とを含む車
    両用自動変速機の液圧制御システムであって、 前記トランスミッション制御手段によりオン/オフ制御
    されるソレノイドバルブによりポート変換を行うため、
    シフトコントロールバルブから各々の変速段管路に供給
    される制御用液圧流体によりポート変換が行われ、各々
    の摩擦要素に前記液圧分配・解除手段が前記液圧流体コ
    ントロール手段の第1圧力制御バルブおよび第2圧力制
    御バルブにより圧力制御された液圧流体を供給するまた
    は供給された液圧流体を解除する2−4/3−4シフト
    バルブと、 2−3/4−3シフトバルブと、 エンドクラッチバルブを有し、 前記2−4/3−4シフトバルブは、前記2−3/4−
    3シフトバルブとオリフィスが提供された排出ポートが
    備えられた管路に連結されている車輌用自動変速機の液
    圧制御システム。
  2. 【請求項2】前記液圧分配・解除手段は前記エンドクラ
    ッチバルブと、少なくとも前記各摩擦要素の中の一つの
    摩擦要素との間に、摩擦要素として供給された液圧流体
    の解除を遅延可能にするアキュムレータが設けられてい
    る請求項1記載の車輌用自動変速機の液圧制御システ
    ム。
  3. 【請求項3】車両のエンジンの回転数および前記エンジ
    ンのスロットル開度量に基づいてスロットルバルブの作
    動がオン状態かオフ状態かを判断する段階と、前記 スロットルバルブの作動がオン状態かオフ状態かに
    応答して第1、2ソレノイドバルブをオン/オフ制御し
    て複数個のシフトバルブで液圧流体の制御圧を所定の値
    に設定する段階と、 第3、4ソレノイドバルブを、前記スロットルバルブの
    作動がオン時またはオフ時に設定された初期デュティ率
    制御する段階と、 第3、4ソレノイドバルブを、時間の経過に応じたター
    ビンの回転数変化により、前記スロットルバルブの作動
    がオン時またはオフ時に設定されたデュティ率に変化さ
    せる段階であって、前記スロットルバルブの作動がオン
    状態かオフ状態かに応じて第3、4ソレノイドバルブを
    デュティ制御して、変速が開始した後、第2ソレノイド
    バルブを駆動して第3、4ソレノイドバルブのデュティ
    率を変化させる段階と、 必要な摩擦要素を作動させる段階と、変速同期の完了を判断する段階と を含む車輌用自動変速
    機の自動変速制御方法。
  4. 【請求項4】前記変速同期の完了を判断する段階におけ
    る変速同期の完了は、4速段から3速段にダウンシフト
    完了した時、または3速段から4速段にアップシフト
    完了した時、または4速度から2速にダウンスキップ
    シフトが完了した時を検出しして判断する請求項3記載
    の車輌用自動変速機の自動変速制御方法。
  5. 【請求項5】 エンジン回転数および前記スロットルバル
    ブの開度率に基づいて2−4リフトフットアップ制御状
    態であるかを判断する段階と、 2−4リフトフットアップ制御状態である場合、第1、
    2ソレノイドバルブをオフ状態に制御し、第3、4ソレ
    ノイドバルブをデュティ制御してトルクを減少させて液
    圧流体の制御圧を調節する段階と、 変速が始まった後、第1ソレノイドバルブをオン状態に
    制御する段階と、 第3、4ソレノイドバルブを時間変化によるタービン回
    転数の変化によりデュティ率を変化させる段階と、 2速から4速にリフトフットアップ変速動作を完了させ
    る段階を含む車輌用自動変速機の自動変速制御方法。
JP09236364A 1996-08-30 1997-09-01 車両用自動変速機の液圧制御システムとその変速制御方法 Expired - Fee Related JP3095371B2 (ja)

Applications Claiming Priority (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1019960036768A KR100245730B1 (ko) 1996-08-30 1996-08-30 차량용 자동 변속기의 변속제어방법
KR1019960036771A KR100262574B1 (ko) 1996-08-30 1996-08-30 차량용 자동 변속기의 4-3 다운 시프트 변속제어 방법
KR1996-36773 1996-08-30
KR1996-36772 1996-08-30
KR1019960036772A KR100245729B1 (ko) 1996-08-30 1996-08-30 차량용 자동 변속기의 스킵 변속 제어 방법
KR1996-36768 1996-08-30
KR1019960036773A KR100262575B1 (ko) 1996-08-30 1996-08-30 차량용 자동 변속기의 유압 제어장치와 그 장치를 이용한 변속 제어 방법
KR1996-36771 1996-08-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1089469A JPH1089469A (ja) 1998-04-07
JP3095371B2 true JP3095371B2 (ja) 2000-10-03

Family

ID=27483153

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09236364A Expired - Fee Related JP3095371B2 (ja) 1996-08-30 1997-09-01 車両用自動変速機の液圧制御システムとその変速制御方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5916060A (ja)
EP (1) EP0826911B1 (ja)
JP (1) JP3095371B2 (ja)
AU (1) AU732815B2 (ja)
CA (1) CA2213006A1 (ja)
DE (1) DE69714158T2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100380498B1 (ko) * 2000-12-29 2003-04-18 현대자동차주식회사 자동변속기의 유압제어장치 및 이의 방법
US7798941B2 (en) * 2005-06-30 2010-09-21 Gm Global Technology Operations, Inc. Compliance-on-demand for vehicle transmission clutch
CN101012879B (zh) * 2007-02-12 2012-09-05 黄昌国 机械自动换档变速器的控制机构
JP2010060050A (ja) * 2008-09-03 2010-03-18 Toyota Motor Corp 車両用自動変速機の制御装置
US9182036B2 (en) * 2013-12-24 2015-11-10 GM Global Technology Operations LLC Binary clutch disengagement control in a neutral shift
JP6405402B1 (ja) * 2017-03-29 2018-10-17 本田技研工業株式会社 油圧制御装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6283539A (ja) * 1985-10-05 1987-04-17 Nissan Motor Co Ltd 自動変速機の油圧制御装置
US4838126A (en) * 1987-11-25 1989-06-13 Btr Engineering (Australia) Limited Electro/hydraulic control system for an automatic transmission
JP2581738B2 (ja) * 1988-03-29 1997-02-12 日産自動車株式会社 自動変速機の変速制御装置
JPH0792140B2 (ja) * 1988-04-15 1995-10-09 日産自動車株式会社 自動変速機のライン圧制御装置
JPH0751982B2 (ja) * 1988-08-01 1995-06-05 日産自動車株式会社 自動変速機のライン圧学習制御装置
JP2858348B2 (ja) * 1990-04-10 1999-02-17 アイシン精機株式会社 自動変速機の油圧制御装置
KR0162786B1 (ko) * 1993-12-17 1998-12-01 전성원 자동차용 4속 자동 변속기 유압제어장치
DE69510513T2 (de) * 1994-09-30 2000-03-16 Mazda Motor Automatische Getriebesteuerung

Also Published As

Publication number Publication date
EP0826911A3 (en) 1998-12-16
AU3424197A (en) 1998-03-05
AU732815B2 (en) 2001-05-03
EP0826911B1 (en) 2002-07-24
JPH1089469A (ja) 1998-04-07
US5916060A (en) 1999-06-29
DE69714158D1 (de) 2002-08-29
CA2213006A1 (en) 1998-02-28
DE69714158T2 (de) 2003-02-13
EP0826911A2 (en) 1998-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3041163B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
JPH0474575B2 (ja)
JPH01295060A (ja) 自動変速機の変速制御装置
JP3095371B2 (ja) 車両用自動変速機の液圧制御システムとその変速制御方法
US5957809A (en) Hydraulic control system for automatic transmissions to improve shift quality
JPH0730832B2 (ja) 自動変速機の制御装置
KR100245729B1 (ko) 차량용 자동 변속기의 스킵 변속 제어 방법
KR100288208B1 (ko) 차량용 자동 변속기의 유압 제어 시스템
JP3938840B2 (ja) 自動変速機の再変速禁止制御装置
KR100216056B1 (ko) 차량용 자동 변속기의 변속제어방법
JP5096431B2 (ja) 自動変速機の制御装置およびその制御方法
KR100262574B1 (ko) 차량용 자동 변속기의 4-3 다운 시프트 변속제어 방법
KR100262575B1 (ko) 차량용 자동 변속기의 유압 제어장치와 그 장치를 이용한 변속 제어 방법
KR100245730B1 (ko) 차량용 자동 변속기의 변속제어방법
KR100452193B1 (ko) 차량용 자동 변속기의 중립 제어 방법
JP2899970B1 (ja) 車両用自動変速機の液圧制御システム
JPH1089468A (ja) 車両用自動変速制御システムのクリープ制御装置
KR100309013B1 (ko) 차량용자동변속기의변속제어방법
KR19980036509A (ko) 자동변속기용 유압 제어시스템 및 그 제어방법
JPH05141520A (ja) 自動変速機の油圧制御装置
KR19980036512A (ko) 자동변속기용 유압 제어시스템
JPH06341534A (ja) 自動変速機の制御装置
JPH06109127A (ja) 自動変速機の変速制御装置
JPH06323422A (ja) 自動変速機の変速制御装置
JPH08320068A (ja) 自動変速機の変速制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees