JP3095243U - テレビジョンチューナ - Google Patents

テレビジョンチューナ

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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03JTUNING RESONANT CIRCUITS; SELECTING RESONANT CIRCUITS
    • H03J5/00Discontinuous tuning; Selecting predetermined frequencies; Selecting frequency bands with or without continuous tuning in one or more of the bands, e.g. push-button tuning, turret tuner
    • H03J5/24Discontinuous tuning; Selecting predetermined frequencies; Selecting frequency bands with or without continuous tuning in one or more of the bands, e.g. push-button tuning, turret tuner with a number of separate pretuned tuning circuits or separate tuning elements selectively brought into circuit, e.g. for waveband selection or for television channel selection
    • H03J5/242Discontinuous tuning; Selecting predetermined frequencies; Selecting frequency bands with or without continuous tuning in one or more of the bands, e.g. push-button tuning, turret tuner with a number of separate pretuned tuning circuits or separate tuning elements selectively brought into circuit, e.g. for waveband selection or for television channel selection used exclusively for band selection
    • H03J5/244Discontinuous tuning; Selecting predetermined frequencies; Selecting frequency bands with or without continuous tuning in one or more of the bands, e.g. push-button tuning, turret tuner with a number of separate pretuned tuning circuits or separate tuning elements selectively brought into circuit, e.g. for waveband selection or for television channel selection used exclusively for band selection using electronic means

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ミキサ回路の出力側に現れるRF特性を中間
周波同調回路の同調特性の影響を含まない状態で中間周
波出力端子で観測できるようにする。 【解決手段】 入力されたテレビジョン信号を中間周波
信号に変換するミキサ回路5と、中間周波信号が入力さ
れる中間周波同調回路8と、中間周波同調回路8から出
力された中間周波信号を外部に導出する中間周波出力端
子12とを備え、中間周波同調回路8の同調周波数を外
部からの切替信号によって中間周波数帯又は前記中間周
波数帯の帯域外に同調するように切り替えて、中間周波
同調回路8の同調周波数を中間周波数帯の帯域外に同調
した場合には、テレビジョン信号の入力端子1からミキ
サ回路5の入力端までの間の高周波伝送特性が損なわれ
ずに中間周波出力端子12に現す。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はテレビジョンチューナに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のテレビジョンチューナの構成を図4に示す。テレビジョン信号はコネク タ等の入力端30から入力同調回路31に入力される。入力同調回路31は例え ばVHF帯のハイバンド又はローバンドのテレビジョン信号に同調する。いずれ かのバンドのテレビジョン信号は高周波増幅器32によって増幅され、さらに段 間同調回路33によって選択される。段間同調回路33もハイバンドまたはロー バンドのテレビジョン信号に同調する。
【0003】 そして、ミキサ回路34に入力されたいずれかのバンドのテレビジョン信号は 発振器35からの平衡の局部発振信号と混合されて中間周波信号に変換される。 ミキサ回路34と発振器35とは集積回路36内に構成されている。ミキサ回路 34から出力される平衡の中間周波信号は集積回路36の外部に設けられた平衡 型の中間周波同調回路37を経て中間周波増幅器38に入力される。中間周波増 幅器38も集積回路36内に構成される。そして、増幅された中間周波信号は中 間周波出力端子39に導出される。
【0004】 以上の構成において、入力端子30からミキサ回路34までの伝送特性(RF 特性という)は主に入力同調回路31と段間同調回路33とによって決まるが、 RF特性の調整や確認は製造工程のなかでなされる。その際、RF特性そのもの は受信するテレビジョン信号の周波数がチャンネルによって種々異なるので、同 一周波数帯で観測できるように、ミキサ回路34の出力端側でRF特性を観測す るようにしている。
【0005】 しかし、ミキサ回路34の出力端には中間周波同調回路37が接続されている ので、このままでは中間周波同調回路37の特性が中間周波数帯に変換されたR F特性に重畳される。そのため、通常は図5に示すように、RF特性の観測時に は中間周波同調回路37の一端を低抵抗(数十オーム)のダンパー手段41でシ ャントし、他端に検波器42を接続する。そして、検波器42を波形観測装置4 3に接続する。すると、中間周波同調回路37のQが低くなってその同調特性が 緩慢となり、ミキサ回路34の出力端には、中間周波数帯に変換されたRF特性 が現れる。これを波形観測装置43上に示せば調整や確認が容易となる。
【0006】 以上のような観測を行うためには、ミキサ回路34や中間周波同調回路37を 構成している回路基板(図示せず)上に、ダンパー手段41や検波器42を接触 するための導体ランド(図示せず)を設け、さらに、図6に示すようにテレビジ ョンチューナのカバー44には切り欠き穴44aを設け、この切り欠き穴44a にダンパー手段41や検波器42を挿入してこれらを導体ランドに接触するよう にしている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
上記のテレビジョンチューナにおいては、回路基板には観測用として導体ラン ドを設けるので余分なスペースを必要とし、回路基板を小型化する際の障害とな り、またミキサ回路や中間周波同調回路のレイアウトを変更した際にはそれに対 応してカバーに設ける切り欠き穴の位置も変更することとなり、設計変更に対し て煩雑になるという問題がある。
【0008】 本考案は、ミキサ回路の出力側に現れるRF特性を中間周波同調回路の同調特 性の影響を含まない状態で中間周波出力端子で観測できるようにすることを目的 とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案では、入力されたテレビジョン信号を中間周 波信号に変換するミキサ回路と、前記中間周波信号が入力される中間周波同調回 路と、前記中間周波同調回路から出力された中間周波信号を外部に導出する中間 周波出力端子とを備え、前記中間周波同調回路の同調周波数を外部からの切替信 号によって中間周波数帯又は前記中間周波数帯の帯域外に同調するように切り替 えた。
【0010】 また、前記中間周波同調回路は前記中間周波数帯に同調する主同調回路と、互 いに直列に接続されたリアクタンス手段と開閉手段とからなり、前記主同調回路 に並列に接続された付加回路とからなり、前記開閉手段を前記切替信号によって オン又はオフに切り替えた。
【0011】 また、前記リアクタンス手段を容量素子で構成し、前記開閉手段をスイッチト ランジスタで構成した。
【0012】 また、少なくとも前記ミキサ回路は集積回路内に構成され、前記容量素子と前 記スイッチトランジスタとを前記集積回路内に構成した。
【0013】
【考案の実施の形態】
本考案のテレビジョンチューナの構成を図1に示す。テレビジョン信号はコネ クタ等の入力端1から入力同調回路2に入力される。入力同調回路2は例えばV HF帯のハイバンド又はローバンドのテレビジョン信号に同調する。いずれかの バンドのテレビジョン信号は高周波増幅器3によって増幅され、さらに段間同調 回路4によって選択される。段間同調回路4もハイバンドまたはローバンドのテ レビジョン信号に同調する。段間同調回路4から平衡出力されたテレビジョン信 号はミキサ回路5に入力される。
【0014】 そして、ミキサ回路5に入力されたいずれかのバンドのテレビジョン信号は発 振器6からの平衡の局部発振信号と混合されて中間周波信号に変換される。ミキ サ回路5と発振器6とは集積回路7内に構成されている。ミキサ回路5から出力 される平衡の中間周波信号は中間周波同調回路8に入力される。中間周波同調回 路8は集積回路7の外部に設けられた平衡型の主同調回路8aと、集積回路7内 に設けられ、主同調回路8aに並列接続される付加回路8bとからなる。
【0015】 主同調回路8aは容量素子C1と、直列接続されたインダクタンス素子L1及 びL2との並列接続回路で構成され、中間周波数帯の帯域内に同調する。そして 、二つのインダクタンス素子L1、L2の接続点に印加された電源電圧Bがミキ サ回路5に供給されるようになっている。また、付加回路8bはリアクタンス手 段C2と開閉手段Sとの直列接続回路からなり、リアクタンス手段C2は例えば 容量素子で構成され、開閉手段Sは例えばスイッチトランジスタで構成される。 そして、エミッタは主同調回路8aの一端に接続され、コレクタが容量素子に接 続される。なお、リアクタンス手段C2としてインダクタンス素子を使用しても 良い。
【0016】 また、開閉手段Sを構成するスイッチトランジスタのベースは駆動トランジス タ9のコレクタに接続される。駆動トランジスタ9のエミッタは接地され、ベー スはデコーダ回路10に接続される。デコーダ回路10には外部から切替信号が 入力される。
【0017】 中間周波同調回路8から出力される中間周波信号は中間周波増幅器11によっ て増幅され、増幅された中間周波信号は中間周波出力端子12を介してチューナ の外部に導出される。駆動トランジスタ9およびデコーダ回路10も集積回路7 内に構成される。
【0018】 以上の構成において、入力端子1からミキサ回路5の入力端までの伝送特性( RF特性という)を観測するときには、デコーダ10に入力する切替信号によっ て駆動トランジスタ9をオンとする。すると、付加回路8bの開閉手段Sもオン となり、付加回路8bのリアクタンス手段C2が主同調回路8aに付加され、中 間周波同調回路8の同調周波数は中間周波数帯よりも低くなる。この場合の同調 周波数は中間周波数帯ifの1/2程度にするのが望ましい。よって、中間周波 同調回路の伝送特性(IF特性)は図2の通りとなり中間周波数帯ifから大き くシフトする。従って、中間周波数帯ifにはミキサ回路5で周波数変換された RF特性(図2のRF)現れる。
【0019】 このRF特性はそのまま中間周波増幅器11を通過して中間周波出力端子12 に出力される。よって、図3に示すように、中間周波出力端子12に検波器13 を接続し、検波器13に波形観測装置14を接続すればそこにRF特性を表すこ とができる。従って、この状態でRF特性の調整や確認作業が行える。
【0020】 RF特性の観測が終了した後は、切替信号によって駆動トランジスタ9をオフ にする。すると、開閉手段Sもオフとなりリアクタンス手段C2は主同調回路8 aから切り離されるので、中間周波同調回路8は主同調回路8aのみの特性でる 中間周波数帯(if)に同調する。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように、入力されたテレビジョン信号を中間周波信号に変換する ミキサ回路と、中間周波信号が入力される中間周波同調回路と、中間周波同調回 路から出力された中間周波信号を外部に導出する中間周波出力端子とを備え、中 間周波同調回路の同調周波数を外部からの切替信号によって中間周波数帯又は前 記中間周波数帯の帯域外に同調するように切り替えたので、中間周波同調回路の 同調周波数を中間周波数帯の帯域外に同調した場合には、テレビジョン信号の入 力端子からミキサ回路の入力端までの間の高周波伝送特性が損なわれずに中間周 波出力端子に現れる。従って、中間周波出力端子に検波器を接続すれば伝送特性 の波形を容易に観測できるので、回路基板には観測用としての専用の導体ランド を設ける必要もなく、回路基板を小型化できる。またチューナのカバーには検波 器を挿入するための切り欠き穴を設ける必要がない。
【0022】 また、中間周波同調回路は中間周波数帯に同調する主同調回路と、互いに直列 に接続されたリアクタンス手段と開閉手段とからなり、主同調回路に並列に接続 された付加回路とからなり、開閉手段を切替信号によってオン又はオフに切り替 えたので、オフのときには中間周波同調回路は中間周波数帯に同調し、オンのと きはその同調周波数を中間周波数帯よりも低い方にシフトすることができる。
【0023】 また、リアクタンス手段を容量素子で構成し、開閉手段をスイッチトランジス タで構成したので、中間周波同調回路の同調周波数切替が簡単に行える。
【0024】 また、少なくともミキサ回路は集積回路内に構成され、容量素子とスイッチト ランジスタとを集積回路内に構成したので、付加する部品もなくチューナ全体の 構成が簡素化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のテレビジョンチューナの構成を示す回
路図である。
【図2】本考案のテレビジョンチューナにおける伝送特
性観測時の波形図である。
【図3】本考案のテレビジョンチューナにおける伝送特
性を観測するときの接続図である。
【図4】従来のテレビジョンチューナの構成を示す回路
図である。
【図5】従来のテレビジョンチューナにおける伝送特性
を観測するときの接続図である。
【図6】従来のテレビジョンチューナの斜視図である。
【符号の説明】
1 入力端子 2 入力同調回路 3 高周波増幅器 4 段間同調回路 5 ミキサ回路 6 発振器 7 集積回路 8 中間周波同調回路 8a 主同調回路 C1 容量素子 L1、L2 インダクタンス素子 8b 付加回路 C2 リアクタンス手段 S 開閉手段 9 駆動トランジスタ 10 デコーダ 11 中間周波増幅器 12 中間周波出力端子 13 検波器 14 波形観測装置

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されたテレビジョン信号を中間周波
    信号に変換するミキサ回路と、前記中間周波信号が入力
    される中間周波同調回路と、前記中間周波同調回路から
    出力された中間周波信号を外部に導出する中間周波出力
    端子とを備え、前記中間周波同調回路の同調周波数を外
    部からの切替信号によって中間周波数帯又は前記中間周
    波数帯の帯域外に同調するように切り替えたことを特徴
    とするテレビジョンチューナ。
  2. 【請求項2】 前記中間周波同調回路は前記中間周波数
    帯に同調する主同調回路と、互いに直列に接続されたリ
    アクタンス手段と開閉手段とからなり、前記主同調回路
    に並列に接続された付加回路とからなり、前記開閉手段
    を前記切替信号によってオン又はオフに切り替えたこと
    を特徴とする請求項1に記載のテレビジョンチューナ。
  3. 【請求項3】 前記リアクタンス手段を容量素子で構成
    し、前記開閉手段をスイッチトランジスタで構成したこ
    とを特徴とする請求項2に記載のテレビジョンチュー
    ナ。
  4. 【請求項4】 少なくとも前記ミキサ回路は集積回路内
    に構成され、前記容量素子と前記スイッチトランジスタ
    とを前記集積回路内に構成したことを特徴とする請求項
    3に記載のテレビジョンチューナ。
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