JP3765974B2 - テレビジョンチューナ - Google Patents

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  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
  • Television Receiver Circuits (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テレビジョン信号受信用チューナに関し、特にFM放送信号を受信できるようにしたテレビジョン信号受信用チューナに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のテレビジョンチューナの構成を図3、図4に従って説明する。図3に示すようにテレビジョンチューナは、VHF回路部52と、VHF用混合器53と、UHF回路部54と、UHF用混合器55と、中間周波同調回路56と、トラップ回路57と、中間周波増幅回路58と、SAWフィルタ59と、バンドデコーダー60とから構成される。VHF帯のテレビジョン信号又はFM放送信号を受信する場合には、テレビジョン信号又はFM放送信号がVHF用混合器53によって中間周波信号に変換される。一方、UHF帯のテレビジョン信号を受信する場合には、テレビジョン信号がUHF用混合器55によって中間周波信号に変換される。
【0003】
VHF回路部52は、アンテナ51に接続されており、直列に接続されたVHF用アンテナ回路61と、VHF用高周波増幅回路62と、VHF用同調回路63とからなる。ここで、VHF用アンテナ回路61は入力された高周波信号のうち、受信する帯域の信号をVHF用高周波増幅回路62へ出力する回路、VHF用高周波増幅回路62は入力された高周波信号を増幅する回路、VHF用同調回路63は、入力された信号を同調させる回路である。
【0004】
VHF用混合器53は、VHF用同調回路63から54MHz〜216MHzのVHF帯のテレビジョン信号、又は、89MHz〜173MHzのFM放送信号が入力されると共に、VHF用局部発振器64から局部発振信号が入力される。VHF用局部発振器64は、PLL回路を内蔵したバンドデコーダー60から印加されるチューニング電圧TUによって、発振周波数が変化し、VHF帯のテレビジョン信号を受信するときには、受信するテレビジョン信号よりも44MHz高い局部発振信号を出力し、FM放送信号を受信するときには、受信するFM放送信号よりも41.25MHz高い局部発振信号を出力する。このため、VHF帯のテレビジョン信号は、44MHzの中間周波信号に周波数変換され、FM放送信号は、テレビジョン信号の音声中間周波の周波数に相当する41.25MHzの音声中間周波信号に周波数変換される。
【0005】
また、UHF回路部54は、VHF回路部52と並列に構成され、アンテナ51が接続されており、直列に接続されたUHF用アンテナ回路65と、UHF用高周波増幅回路66と、UHF用同調回路67とからなる。ここで、UHF回路部54内の各回路の動作は、対応するVHF回路部52の各回路と同様であるため、その説明を省略する。
【0006】
UHF用混合器55は、UHF回路部54から470MHz〜890MHzのUHF帯のテレビジョン信号が入力されると共に、UHF用局部発振器68から局部発振信号が入力される。UHF用局部発振器68は、PLL回路を内蔵したバンドデコーダー60から印加されるチューニング電圧TUによって、発振周波数が変化し、受信するテレビジョン信号よりも44MHz高い局部発振信号を出力する。このため、UHF帯のテレビジョン信号は、44MHzの中間周波信号に周波数変換される。
【0007】
VHF用混合器53またはUHF用混合器55で周波数変換されたテレビジョン信号またはFM放送信号は、中間周波同調回路56で同調される。中間周波同調回路56は、図4に示すとおりに、バラクタダイオード69と、バラクタダイオード69のアノードに一端が接続され他端が接地された第一のコンデンサ70と、一端が高周波的に接地された第一のインダクタ71a、71bとを有し、バラクタダイオード69と第一のコンデンサ70との直列接続回路に対して、第一のインダクタンタ71a,71bが並列に接続され、並列同調回路を構成する。第一のインダクタ71aと71bとの接続点には、バンド選択電圧S1が印加され、この電圧は、第一のインダクタ71aを介してバラクタダイオード69のカソードに供給される。また、バラクタダイオード69のアノードは、抵抗72を介して接地される。そして、バラクタダイオード69のカソードと第一のインダクタ71aとの接続点が混合器53の出力端に接続されると共に、トラップ回路57に接続される。
【0008】
テレビジョン信号を受信する場合には、バンドデコーダー60からハイレベルのバンド選択電圧S1が第一インダクタ71aを介してバラクタダイオード69のカソードに印加され、バラクタダイオード69には逆バイアス電圧が印加される。このときのバラクタダイオード69の容量値と第一のコンデンサ70の容量値、及び第一のインダクタ71a,71bのインダクタンス値によって中間周波同調回路56の同調周波数が決定されるが、その周波数は、44MHzとなる。一方、FM放送信号を受信する際には、バンドデコーダー60からローレベルのバンド選択電圧S1が第一インダクタ71aを介してバラクタダイオードのカソードに印加され、バラクタダイオード69のアノードとカソードとの間がほぼ同電位となる。するとバラクタダイオード69の容量値は極めて大きくなり、同調周波数は低くなる。この時の同調周波数は、41.25MHzとなる。
【0009】
中間周波同調回路56で同調されたテレビジョン信号又はFM放送信号は、トラップ回路57に入力される。トラップ回路57は、互いに並列に接続された第二のインダクタ73と、第二のコンデンサ74と、スイッチダイオード75とからなる。スイッチダイオード75のアノードには電源電圧+Bが印加され、カソードにはバンド切換電圧S2が印加される。テレビジョン信号を受信する場合には、バンドデコーダー60からスイッチダイオード75のカソードに印加されるバンド選択電圧S2がローレベルとなり、スイッチダイオード75がオン状態となり、どの周波数の信号も減衰されない。一方FM放送信号を受信する際には、バンドデコーダー60からスイッチダイオードのカソードに印加されるバンド選択電圧S2がハイレベルとなり、トラップ回路57で減衰される信号の周波数が、中間周波数帯のほぼ中間である43MHzとなるようになっている。
【0010】
中間周波同調回路56で同調されたテレビジョン信号又はFM放送信号は、中間周波増幅回路58に入力され、増幅される。中間周波増幅回路58で増幅されたテレビジョン信号又はFM放送信号は、SAWフィルタ59に入力される。SAWフィルタ59の通過帯域は41MHzから47MHzであって、テレビジョン信号の中間周波数帯を通過させる。尚、SAWフィルタ59の通過帯域は、音声中間周波数に周波数変換されたFM放送信号の帯域よりも広いが、FM放送信号を受信する場合には、中間周波同調回路56とトラップ回路57とによって受信するFM放送信号に隣接する信号が除去されているので、チューナからは受信する帯域の信号のみが出力される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来のテレビジョンチューナーは、テレビジョン信号とFM放送信号とを受信するためにバンドデコーダーから中間周波同調回路とトラップ回路とにバンド選択電圧を出力しなければならず、しかもそれぞれのバンド選択電圧のハイレベルの電圧のレベルが異なっていた。このため、バンドデコーダーの回路が複雑となり、低価格化の妨げとなっていた。
【0012】
そこで、本発明の目的は、バンドデコーダーから出力される1つのバンド選択電圧によって、中間周波同調回路の同調周波数とトラップ回路のトラップ周波数とを制御できるようにして、バンドデコーダーの回路を簡素化できるようにして、低価格化なチューナを提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明のチューナは、テレビジョン信号をテレビジョンの中間周波数帯に周波数変換すると共に、FM放送信号を前記中間周波数帯における音声中間周波数に周波数変換する混合器と、スイッチダイオードを有し、同調周波数が前記スイッチダイオードのオフ状態では前記中間周波数帯のほぼ中間となり、オン状態では前記音声中間周波数となるように切り換えられる中間周波同調回路と、バラクタダイオードを有し、前記バラクタダイオードに印加される逆方向バイアス電圧を大小2通りに切り換えて前記中間周波数帯よりも高い周波数又は前記中間周波数帯のほぼ中間の周波数を減衰するトラップ回路と、少なくともVHF帯のローバンド又はハイバンドを選択するためのバンドデコーダーとを備え、前記バンドデコーダーには前記テレビジョン信号又は前記FM放送信号を選択するための二値のバンド選択電圧を出力する第一の端子を設け、前記バンド選択電圧が入力され、前記スイッチダイオードをオン又はオフに切り換えるための二値の切換電圧を第二の端子から出力すると共に、前記バラクタダイオードの逆方向バイアス電圧を切り換えるための二値の切換電圧を第三の端子から出力する切換回路を設け、前記テレビジョン信号の受信時には、前記第二の端子に出力される切換電圧によって前記スイッチダイオードをオフにすると共に、前記第三の端子に出力される切換電圧によって前記バラクタダイオードに印加される逆方向のバイアス電圧を大きくして、前記FM放送信号の受信時には、前記第二の端子から出力される切換電圧によって前記スイッチダイオードをオンにすると共に、前記第三の端子から出力される切換電圧によって前記バラクタダイオードに印加される逆方向のバイアス電圧を小さくした。
【0014】
また、本発明のテレビジョンチューナは、前記スイッチダイオードのアノードに、第一の電源電圧を印加すると共に、カソードを前記第二の端子に接続し、前記バラクタダイオードのカソードには前記第一の電源電圧を印加すと共に、アノードを前記第三の端子に接続し、前記第二の端子から出力される切換電圧のハイレベルの電圧を前記第一の電源電圧のレベルより高く、ローレベルの電圧を前記第一の電源電圧のレベルより低くし、前記第三の端子から出力される切換電圧のハイレベルの電圧とローレベルの電圧のレベルとを、前記第一の電源電圧のレベルより低くした。
【0015】
また、本発明のテレビジョンチューナの前記切換回路は、NPN型の第一のトランジスタとPNP型の第二のトランジスタとNPN型の第三のトランジスタとを有し、前記第一のトランジスタのコレクタに前記第二の端子を接続すると共に第二の電源電圧を印加し、前記第一のトランジスタのベースに前記バンド選択電圧を印加し、前記第一のトランジスタのエミッタを接地し、前記第二のトランジスタのコレクタに前記第三の端子を接続し、前記第二のトランジスタのエミッタに前記第一の電源電圧を印加し、前記第二のトランジスタのベースに前記第三のトランジスタのコレクタを接続し、前記第三のトランジスタのベースに前記バンド選択電圧を印加し、前記第三のトランジスタのエミッタを接地した。
【0016】
また、本発明のテレビジョンチューナの切換回路を、集積回路化した。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明のチューナを図1及び図2に従って説明する。図1は、本発明のチューナのブロック図を示し、図2は、図1に示す中間周波同調回路とトラップ回路と切換回路の回路図を示す。
【0018】
まず、図1において、チューナは、VHF回路部2と、VHF用混合器3と、UHF回路部4と、UHF用混合器5と、中間周波同調回路6と、トラップ回路7と、中間周波増幅回路8と、SAWフィルタ9と、バンドデコーダー10と、切換回路11とから構成される。VHF帯のテレビジョン信号又はFM放送信号を受信する場合には、テレビジョン信号又はFM放送信号がVHF用混合器3によって中間周波信号に変換される。一方、UHF帯のテレビジョン信号を受信する場合には、テレビジョン信号がUHF用混合器5によって中間周波信号に変換される。
【0019】
VHF回路部2は、アンテナ1に接続されており、VHF用アンテナ回路12、VHF用高周波増幅回路13、VHF用同調回路14の順に直列接続された構成となっている。ここで、VHF用アンテナ回路12は入力された高周波信号のうち、受信する信号をVHF用高周波増幅回路13へ出力する回路、VHF用高周波増幅回路13は入力された高周波信号を増幅する回路、VHF用同調回路14は、入力された信号を同調させる回路である。
【0020】
VHFローバンドのテレビジョン信号を受信する場合には、バンドデコーダー10からVHF用アンテナ回路12にVHFローバンド選択電圧VLが入力され、54〜88MHzのVHFローバンドのテレビジョン信号がVHF用アンテナ回路12で同調される。また、VHFハイバンドのテレビジョン信号又はFM放送信号を受信する場合には、バンドデコーダー10からVHF用アンテナ回路12にVHFハイバンド選択電圧VHが入力され、174〜216MHzのVHFハイバンドのテレビジョン信号又は89MHz〜173MHzのFM放送信号がVHF用アンテナ回路12で同調される。
【0021】
VHFバンドのテレビジョン信号又はFM放送信号を受信する場合は、バンドデコーダー10からVHF用高周波増幅回路13に、VHFローバンド選択電圧VL又はVHFハイバンド選択電圧VHが入力され、VHF用高周波増幅回路13が動作する。尚、この場合には、バンドデコーダー10から、UHF用高周波増幅回路17に、UHFバンド選択電圧Uが入力されないので、UHF用高周波増幅回路17は動作しない。
【0022】
VHFローバンドのテレビジョン信号を受信する場合には、バンドデコーダー10からVHF用同調回路14にVHFローバンド選択電圧VLが入力され、54〜88MHzのVHFローバンドのテレビジョン信号がVHF用同調回路14で同調される。また、VHFハイバンドのテレビジョン信号又はFM放送信号を受信する場合には、バンドデコーダー10からVHF用同調回路14にVHFハイバンド選択電圧VHが入力され、174〜216MHzのVHFハイバンドのテレビジョン信号又は89MHz〜173MHzのFM放送信号がVHF用同調回路14で同調される。
【0023】
VHF用混合器3は、VHF用同調回路14から54MHz〜216MHzのVHF帯のテレビジョン信号、又は、89MHz〜173MHzのFM放送信号が入力されると共に、VHF用局部発振器15から局部発振信号が入力される。VHF用局部発振器15は、PLL回路を内蔵したバンドデコーダー10から印加されるチューニング電圧TUによって、発振周波数が変化し、VHF帯のテレビジョン信号を受信するときには、受信するテレビジョン信号よりも44MHz高い局部発振信号を出力し、FM放送信号を受信するときには、受信するFM放送信号よりも41.25MHz高い局部発振信号を出力する。このため、VHF帯のテレビジョン信号は、44MHzの中間周波信号に周波数変換され、FM放送信号は、テレビジョン信号の音声中間周波の周波数に相当する41.25MHzの音声中間周波信号に周波数変換される。
【0024】
また、UHF回路部4は、VHF回路部2と並列に構成されており、アンテナ1が接続されており、UHF用アンテナ回路16、UHF用高周波増幅回路17、UHF用同調回路18の順に直列に接続され構成されている。ここで、UHF用アンテナ回路16は入力された高周波信号のうち、必要なUHF帯のテレビジョン信号をUHF用高周波増幅回路17へ出力する回路、UHF用高周波増幅回路17は入力された高周波信号を増幅する回路、UHF用同調回路18は、入力された信号を同調させる回路である。
【0025】
UHFバンドのテレビジョン信号を受信する場合には、470〜890MHzのUHFバンドのテレビジョン信号がUHF用アンテナ回路16で同調される。
【0026】
また、バンドデコーダー10からUHF用高周波増幅回路17に、UHFバンド選択電圧Uが入力され、UHF用高周波増幅回路17が動作する。尚、この場合には、バンドデコーダー10から、VHF用高周波増幅回路13に、VHFローバンド選択電圧VL及びVHFハイバンド選択電圧VHが入力されないので、VHF用高周波増幅回路13は動作しない。
【0027】
更に、UHFバンドのテレビジョン信号は、UHF用同調回路18で同調される。
【0028】
UHF用混合器5は、UHF用同調回路18から470MHz〜890MHzのUHF帯のテレビジョン信号が入力されると共に、UHF用局部発振器19から局部発振信号が入力される。UHF用局部発振器19は、PLL回路を内蔵したバンドデコーダー10から印加されるチューニング電圧TUによって、発振周波数が変化し、受信するテレビジョン信号よりも44MHz高い局部発振信号を出力する。このため、UHF帯のテレビジョン信号は、44MHzの中間周波信号に周波数変換される。
【0029】
VHF用混合器3またはUHF用混合器5で周波数変換されたテレビジョン信号又はFM放送信号は、中間周波同調回路6で同調される。中間周波同調回路6は、図2に示すとおりに、平衡型の回路であり、互いに並列に接続された第一のコンデンサ25と第一のインダクタ26a,26bと、スイッチダイオード20と、それぞれの一端がスイッチダイオード20のカソードに接続され、互いに並列に接続された第二のコンデンサ27と第二のインダクタ28とからなる。第一のインダクタ26a,26bの間には5Vの第一の電源電圧B1が印加されており、スイッチダイオード20のアノードに第一のインダクタ26aを介して第一の電源電圧B1が印加される。
【0030】
また、中間周波同調回路6は、切換回路11に接続されており、スイッチダイオード20のカソードが、切換回路11の第二の端子23に接続されている。切換回路11は、集積回路化されているが、その等価回路には、第一のスイッチトランジスタ31と、第二のスイッチトランジスタ32と、第三のスイッチトランジスタ33と、第一の抵抗34と、第二の抵抗35と、第三の抵抗36と、第四の抵抗37とを含んでいる。第一のスイッチトランジスタ31は、NPN型のトランジスタであって、エミッタが接地され、ベースは、第一の抵抗34を介してバンドデコーダー10の第一の端子22に接続され、コレクタは、第二の抵抗35を介して接地されると共に第二の端子23に接続される。また、第二のスイッチトランジスタ32は、PNP型のトランジスタであって、コレクタが第三の抵抗36を介して接地されると共に第三の端子24に接続され、エミッタに5Vの第一の電源電圧B1が印加され、ベースが第三のスイッチトランジスタ33のコレクタに接続される。第三のスイッチトランジスタ33は、NPN型のトランジスタであって、コレクタが第二のスイッチトランジスタ31のベースに接続され、エミッタが接地され、ベースが第四の抵抗37を介してバンドデコーダー10の第一の端子22に接続されている。従って、バンドデコーダー10から二値のバンド選択電圧Sが切換回路11に入力されると、切換回路11の第二の端子23と第三の端子24とから二値の切換電圧がそれぞれ出力される。
【0031】
テレビジョン信号を受信する際には、切換回路11にバンドデコーダー10の第一の端子22から0Vのバンド選択電圧Sが出力される。すると、第一のスイッチトランジスタ31がオフになり、30Vの第二の電源電圧B2が、第二の抵抗35と第五の抵抗38とによって分圧され、第二の端子23の電圧が10Vとなり、スイッチダイオード20のカソードに10Vの切換電圧が印加される。従って、スイッチダイオード20に逆方向のバイアス電圧が印加されるので、オフ状態となり、中間周波同調回路6は、第一のコンデンサ25と第一のインダクタ26a,26bとによって並列同調する。この場合は、同調周波数が44MHzで帯域が6MHzとなる。
【0032】
一方、FM放送信号を受信する際には、切換回路11にバンドデコーダー10の第一の端子22から5Vのバンド選択電圧Sが出力される。すると、第一のスイッチトランジスタ31がオンになり、第二の端子23の電圧が0Vとなり、スイッチダイオード20のカソードに0Vの切換電圧が印加される。従って、スイッチダイオード20に順方向のバイアス電圧が印加されるので、オン状態となり、中間周波同調回路6は、第一のコンデンサ25と、第一のインダクタ26a,26bと、第二のコンデンサ27と、第二のインダクタ28によって並列同調する。この場合は、同調周波数が41.25MHzで帯域が1.5MHzとなる。
【0033】
中間周波同調回路6を通過したテレビジョン信号又はFM放送信号は、トラップ回路7に入力される。トラップ回路7は、互いに並列に接続されたバラクタダイオード21と、第三のコンデンサ29と、第三のインダクタ30とからなり、平行線路の一方の線路上に挿入されている。バラクタダイオード21のカソードには、第一のインダクタ26aを介して5Vの第一の電源電圧B1が印加されている。
【0034】
テレビジョン信号を受信する場合には、切換回路11にバンドデコーダー10の第一の端子22から0Vのバンド選択電圧Sが出力され、第三のスイッチトランジスタ33がオフになり、第二のスイッチトランジスタ32がオフになる。すると、第三の端子24の電圧が0Vとなり、バラクタダイオード21に印加される逆方向のバイアス電圧は5Vと大きくなりバラクタダイオード21の容量値が比較的小さくなる。この状態では、トラップ回路7で減衰される信号の周波数が、中間周波数帯よりも高い周波数となり、隣接するテレビジョンチャネルの音声搬送波に対応する中間周波数帯の周波数である47.25MHzとなるようになっている。
【0035】
一方、FM放送信号を受信する際には、切換回路11にバンドデコーダー10の第一の端子22から5Vのバンド選択電圧Sが出力される。すると、第三のスイッチトランジスタ33がオンになり、第二のスイッチトランジスタ32がオンになる。すると、第三の端子24から5Vの電圧が出力され、第六の抵抗39と第七の抵抗40とで分圧されて、バラクタダイオード21のアノードに4Vの切換電圧印加されるので、バラクタダイオード21に印加される逆方向のバイアス電圧は1Vと小さくなり、バラクタダイオード21の容量値が比較的大きくなる。この状態では、トラップ回路7で減衰される信号の周波数が、中間周波数帯のほぼ中間の43MHzとなるようになっている。
【0036】
トラップ回路7を通過したテレビジョン信号又はFM放送信号は、中間周波増幅回路8に入力され、増幅される。中間周波増幅回路8で増幅されたテレビジョン信号又はFM放送信号は、SAWフィルタ9に入力される。SAWフィルタ9の通過帯域は41MHzから47MHzであって、テレビジョン信号の中間周波数帯を通過させる。尚、SAWフィルタ9の通過帯域は、音声中間周波数に周波数変換されたFM放送信号の帯域よりも広いが、FM放送信号を受信する場合には、中間周波同調回路6と、トラップ回路7とによって受信するFM放送信号に隣接する信号が除去されているので、チューナからは受信する帯域の信号のみが出力される。
【0037】
【発明の効果】
以上のように、本発明のテレビジョンチューナは、テレビジョン信号とFM放送信号とを受信するために、中間周波回路の同調周波数とトラップ回路のトラップ周波数とを変えることができるテレビジョンチューナーであって、中間周波同調回路の同調周波数とトラップ回路のトラップ周波数とを切り換えるそれぞれの切換電圧を切換回路から出力したので、バンドデコーダーから1つのバンド選択電圧を切換回路に出力することによって、中間周波同調回路の同調周波数とトラップ回路のトラップ周波数とを切り換えることが可能となり、バンドデコーダーの出力端子の数を減らすことができ、バンドデコーダーの回路の簡略化が可能となり、低価格化が可能となる。
【0038】
また、本発明のテレビジョンチューナの切換回路は、第二の端子から出力される切換電圧のハイレベルの電圧は第一の電源電圧より高く、ローレベルの電圧は第一の電源電圧より低く、第三の端子から出力される切換電圧のハイレベルの電圧とローレベルの電圧とは第一の電源電圧より低くなっており、中間周波同調回路の同調周波数を変化させるスイッチダイオードと、トラップ回路のトラップ周波数を変化させるバラクタダイオードとをそれぞれに適した電圧で制御できる。
【0039】
また、本発明のテレビジョンチューナの切換回路は、NPN型の第一のトランジスタと、PNP型の第二のトランジスタと、NPN型のトランジスタとから構成したので少ない素子で切換回路を構成でき小型化可能となる。
【0040】
また、本発明のテレビジョンチューナは、集積回路化されており小型化可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチューナのブロック図である。
【図2】本発明のチューナに用いられる中間周波同調回路とトラップ回路と切換回路との回路図である。
【図3】従来のチューナのブロック図である。
【図4】従来のチューナの中間周波同調回路とトラップ回路との回路図である。
【符号の説明】
1 アンテナ
2 VHF回路部
3 VHF用混合器
4 UHF回路部
5 UHF用混合器
6 中間周波同調回路
7 トラップ回路
8 中間周波増幅回路
9 SAWフィルタ
10 バンドデコーダー
11 切換回路
12 VHF用アンテナ回路
13 VHF用高周波増幅回路
14 VHF用同調回路
15 VHF用局部発振器
16 UHF用アンテナ回路
17 UHF用高周波増幅回路
18 UHF用同調回路
19 UHF用局部発振器
20 スイッチダイオード
21 バラクタダイオード
22 第一の端子
23 第二の端子
24 第三の端子
25 第一のコンデンサ
26a,26b 第一のインダクタ
27 第二のコンデンサ
28 第二のインダクタ
29 第三のコンデンサ
30 第三のインダクタ
31 第一のスイッチトランジスタ
32 第二のスイッチトランジスタ
33 第三のスイッチトランジスタ
34 第一の抵抗
35 第二の抵抗
36 第三の抵抗
37 第四の抵抗
38 第五の抵抗
39 第六の抵抗
40 第七の抵抗

Claims (4)

  1. テレビジョン信号をテレビジョンの中間周波数帯に周波数変換すると共に、FM放送信号を前記中間周波数帯における音声中間周波数に周波数変換する混合器と、
    スイッチダイオードを有し、同調周波数が前記スイッチダイオードのオフ状態では前記中間周波数帯のほぼ中間となり、オン状態では前記音声中間周波数となるように切り換えられる中間周波同調回路と、
    バラクタダイオードを有し、前記バラクタダイオードに印加される逆方向バイアス電圧を大小2通りに切り換えて前記中間周波数帯よりも高い周波数又は前記中間周波数帯のほぼ中間の周波数を減衰するトラップ回路と、
    少なくともVHF帯のローバンド又はハイバンドを選択するためのバンドデコーダーとを備え、
    前記バンドデコーダーには前記テレビジョン信号又は前記FM放送信号を選択するための二値のバンド選択電圧を出力する第一の端子を設け、
    前記バンド選択電圧が入力され、前記スイッチダイオードをオン又はオフに切り換えるための二値の切換電圧を第二の端子から出力すると共に、前記バラクタダイオードの逆方向バイアス電圧を切り換えるための二値の切換電圧を第三の端子から出力する切換回路を設け、
    前記テレビジョン信号の受信時には、前記第二の端子に出力される切換電圧によって前記スイッチダイオードをオフにすると共に、前記第三の端子に出力される切換電圧によって前記バラクタダイオードに印加される逆方向のバイアス電圧を大きくして、
    前記FM放送信号の受信時には、前記第二の端子から出力される切換電圧によって前記スイッチダイオードをオンにすると共に、前記第三の端子から出力される切換電圧によって前記バラクタダイオードに印加される逆方向のバイアス電圧を小さくしたことを特徴とするテレビジョンチューナ。
  2. 前記スイッチダイオードのアノードには、第一の電源電圧を印加すると共に、カソードを前記第二の端子に接続し、
    前記バラクタダイオードのカソードには前記第一の電源電圧を印加すと共に、アノードを前記第三の端子に接続し、
    前記第二の端子から出力される切換電圧のハイレベルの電圧を前記第一の電源電圧のレベルより高く、ローレベルの電圧を前記第一の電源電圧のレベルより低くし、
    前記第三の端子から出力される切換電圧のハイレベルの電圧とローレベルの電圧のレベルとを、前記第一の電源電圧のレベルより低くしたことを特徴とする請求項1記載のテレビジョンチューナ。
  3. 前記切換回路は、NPN型の第一のトランジスタとPNP型の第二のトランジスタとNPN型の第三のトランジスタとを有し、
    前記第一のトランジスタのコレクタに前記第二の端子を接続すると共に第二の電源電圧を印加し、
    前記第一のトランジスタのベースに前記バンド選択電圧を印加し、
    前記第一のトランジスタのエミッタを接地し、
    前記第二のトランジスタのコレクタに前記第三の端子を接続し、
    前記第二のトランジスタのエミッタに前記第一の電源電圧を印加し、
    前記第二のトランジスタのベースに前記第三のトランジスタのコレクタを接続し、
    前記第三のトランジスタのベースに前記バンド選択電圧を印加し、
    前記第三のトランジスタのエミッタを接地したことを特徴とする請求項2記載のテレビジョンチューナ。
  4. 前記切換回路を、集積回路化したことを特徴とする請求項3記載のテレビジョンチューナ。
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