JPH04124647U - 光書込ヘツド - Google Patents

光書込ヘツド

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JPH04124647U
JPH04124647U JP3018691U JP3018691U JPH04124647U JP H04124647 U JPH04124647 U JP H04124647U JP 3018691 U JP3018691 U JP 3018691U JP 3018691 U JP3018691 U JP 3018691U JP H04124647 U JPH04124647 U JP H04124647U
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optical fiber
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JP3018691U
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正則 菊地
雅志 布施
直 阿部
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アルプス電気株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で、被書込部材に対する散乱光の
照射を防止し、鮮明な画像露光を行うこと。 【構成】 基板11の光出射面に、基板11内において
生じた散乱光を被書込部材の表面へ到達させないように
遮光するマスク手段15を付設し、基板11の内部を透
過し散乱した無用な光が、マスク手段により完全に遮光
され、この結果、光書込ヘッドの発光部からの出射光の
必要部分のみにより被書込部材を露光するようになり、
鮮明な画像露光を行うことができるようにしたもの。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、感光体表面に接触するようにして用いられる電子写真記録装置のL EDアレーヘッドのような光により記録の書込を行う光書込ヘッドに係り、特に 、散乱光の被書込部材への到達を防止するようにした光書込ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
今日、ページプリンタ等の電子写真記録装置において、光書込み用の露光装置 としてLEDアレーヘッドを採用しており、このLEDアレーヘッドを被書込部 材たる感光体の表面に接触するように配置したものが開発されている。
【0003】 例えば図5に示すように、LEDアレーヘッドの基板(ファイバアレイプレー ト:FAP)1のほぼ中央部には、導光部を構成する光ファイバ束2が主走査方 向に列をなすように整列状に埋設されており、また、この光ファイバ束2の図示 上側である入光側に対向するようにして、LEDアレーチップ3が前記基板1上 に配置されている。前記LEDアレーチップ3は、図示を省略した配線導体パタ ーンを介して駆動ドライバIC回路(図示せず)に接続されている。
【0004】 そして、LEDアレーチップ3の発光部3aから出射された光は、前記光ファ イバ束2を介して感光体に結像され、画像に対応する静電潜像の書込みが行われ るようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ここで前述したLEDアレーチップ3の発光部3aからの出射光が基板1内を 透過する際には、図5に破線で示されているような多くの散乱光が発生し、その 散乱光が、基板1のクラッドおよび遮光体を透過して本来の結像スポットからか なり離れた部位に到達してしまう。
【0006】 この原理を説明すると、図5における基板1の光ファイバ束2が埋設されてい る部位の上面あるいは下面は、拡大して示すと、図7のようになっており、この 光ファイバ束2は、コア4、および、このコア4を囲繞しこれより屈折率の大き いクラッド5からなる複数の光ファイバ6,6…が、遮光体7を介して束ねられ た構成とされている。
【0007】 そして、光ファイバ6に入射側から入射した光は、その入射角度が光ファイバ 6の中心軸に対して一定範囲のものは、コア4とクラッド5との界面で全反射さ れ光ファイバの出射側へ伝達されて正常な画像光となるが、入射角度が前述した 一定範囲を越えるものは、クラッド5から外側に漏れ出し、これが前述した散乱 光となる。
【0008】 ところで、前記遮光体7は、漏れ出した光を吸収させるために着色したガラス 等とされており、光を出射側に到達する前に減衰するようにしている。ところが 、近年、光書込ヘッドとしては、その発光効率を高めるために660〜740n mという比較的長波長の光を用いるようになっており、このような波長の長い光 を用いた場合には、遮光体7での吸収効率が低下して、漏れ出した光を出射側に 到達させる前に十分に減衰させることがむずかしい。
【0009】 また、散乱光の量は、光ファイバ6の開口数(NA)の値によっても変るので 、開口数(NA)の値を大きくすることで、光ファイバ自体の入射角度の大きな 光に対する伝達効率を向上させて、散乱光の量を減少することも考えられる。
【0010】 しかしながら、この場合、同時に出射された光の広がりも大きくなるため、光 書込ヘッドとして考えた場合には、出射面と受光面との間に少しでもギャップが 生じると画像の解像度が急激に低下してしまい実用的ではない。
【0011】 したがって、開口数(NA)の値が0.6以下となると散乱光の量が正常な画 像光に対して無視できないレベルとなるため、光書込ヘッドとして許容される範 囲内に出射光の広がりを抑えようとすると散乱光の影響が無視できなくなる。
【0012】 この結果、画像の解像度が低下し不鮮明になるという問題が生じる。
【0013】 図6は結像特性パターンの露光量分布を示すものであり、この図において、従 来のLEDアレーヘッドを用いた結像特性パターンの露光量分布の一例が実線で 表わされ、また、理想的な結像特性パターンの露光量分布が破線で表わされてい る。
【0014】 図6から明らかなように、実際の結像パターンにおいては、理想的な露光範囲 の両側領域に、かなり広い範囲にわたって無用な露光範囲が存在していることが わかる。
【0015】 なお、基板1の板厚を大きくすることによって、無用な散乱光の吸収を行わせ ることはできるが、このような構成にすると、ヘッド全体の大型化を招来すると いう問題がある。
【0016】 そこで、本考案は、簡単な構成で、被書込部材に対する散乱光の照射を防止し 、鮮明な画像露光を行うことができるようにした光書込ヘッドを提供することを 目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するため本考案は、被書込部材に対向するように配設され る基板に、導光部を構成するように整列状に光ファイバ束を埋設してなる電子写 真記録装置の光書込ヘッドにおいて、前記基板の光出射面に、基板内において生 じた散乱光を前記被書込部材の表面へ到達させないように遮光するマスク手段を 付設したことを特徴としている。
【0018】
【作用】 このような構成からなる本考案によれば、基板の内部を透過し散乱した無用な 光が、マスク手段により完全に遮光され、この結果、光書込ヘッドの発光部から の出射光の必要部分のみにより被書込部材を露光するようになり、鮮明な画像露 光を行うことができる。
【0019】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す実施例により説明する。
【0020】 図1および図2は、本考案の光書込ヘッドの実施例として、電子写真記録装置 に使用されるLEDアレーヘッドを示すものであり、このLEDアレーヘッドの 基板(ファイバアレイプレートFAP)11は、平板状のガラス板からなり、比 較的大型のブロック状素材から薄板状に切り出されて形成されている。この基板 11には、主走査方向に列をなすようにして光ファイバ束12が埋設されており 、また、この光ファイバ束12の図2の上側である入光側に対面するようにして 、LEDアレーチップ13が前記基板11上にハンダパンプ14を介して搭載さ れている。LEDアレーチップ13は、配線導体パターンを介して図示を省略し た駆動ドライバーIC回路に接続されている。さらに、LEDアレーチップ13 の発光部13aから出射された光は、前記光ファイバ束12を介して被書込部材 たる感光体に結像され、画像に対応した静電潜像の書込みが行われるようになっ ている。
【0021】 そして、本実施例においては、特に、前記基板11における感光体との対向面 である光出射面には、マスク手段15が取付けられている。このマスク手段15 は、細長状薄板部材からなる1対の遮光板15a,15aをほぼ平行に並設して なるものであり、これら両遮光板15a,15a間のスリット15bには、光フ ァイバ束12における幅方向の中央に位置する本来の列状発光部12aが感光体 側に向かって露出するように配置されている。なお、この列状発光部12a以外 の幅方向の両側部分は、前記遮光板15aによって覆われている。また、前記各 遮光板5aの前記光ファイバ束12上の縁部は、光ファイバ束12からの光を必 要以上カットしないようにするため、基板11から離間するにつれて拡開するよ うな傾斜面15cに形成されている。
【0022】 このような実施例においては、基板11の内部を透過し散乱した無用な光が、 マスク手段15の遮光板15aによって完全に遮光されるとともに、LEDアレ ーチップ13の発光部13aからの出射光の必要部分は、スリット15bを介し て感光体表面に到達し、感光体表面を露光する。
【0023】 図3には、前記実施例におけるLEDアレーヘッドを用いた結像特性パターン の露光量分布が示されている。この結像特性パターンは、前述した理想的な結像 特性パターン(図6破線参照)に極めて近似しており、良好な結像特性が得られ ている。また、開口数(NA)<0.6以下となっても鮮明な画像が得られるこ とが判明している。
【0024】 このように本実施例によれば、基板11の内部を透過し散乱した無用な光が、 マスク手段15の遮光板15aによって完全に遮光されるので、必要な光によっ てのみ感光体を露光することができ、したがって、鮮明な画像露光を行うことが できる。
【0025】 図4は本考案の他の実施例を示すものであり、図4において、LEDアレーヘ ッドの基板(ファイバアレイプレートFAP)21の感光体との対向面である光 出射面には、マスク手段25が取付けられている。このマスク手段25は、一体 の薄板状部材からなる遮光板25aを有し、この遮光板25aには、光ファイバ 束22における本来の列状発光部22aを露出させる小窓25bが列をなして設 けられている。
【0026】 このような第2実施例においても、前述した第1実施例とほぼ同様な作用、効 果を得ることができる。
【0027】 なお、本考案は、前述した両実施例に限定されるものではなく、必要に応じて 種々の変更が可能である。
【0028】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、基板の内部を透過し散乱した無用な光を、マス ク手段により完全に遮光して、ヘッドの発光部からの出射光の必要部分のみによ り被書込部材を露光するようにしたので、簡単な構成で、被書込部材に対する散 乱光の照射を防止し良好な結像特性を得ることができ、この結果、鮮明な画像露 光を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示すLEDアレーヘッドの斜
視図
【図2】図1のLEDアレーヘッドの側面図
【図3】本実施例による結像特性を示す線図
【図4】本考案の他の実施例を示すLEDアレーヘッド
の斜視図
【図5】従来のLEDアレーヘッドを示す側面図
【図6】従来のLEDアレーヘッドによる結像特性を示
す線図
【図7】光ファイバ束の詳細を示す説明図
【符号の説明】
2 光ファイバ束 4 コア 5 クラッド 6 光ファイバ 7 遮光体 11,21 基板 12,22 光ファイバ束 12a,22a 発光部 13 LEDアレーチップ 15,25 マスク手段 15b スリット 25b 小窓

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被書込部材に対向するように配設される
    基板に、導光部を構成するように整列状に光ファイバ束
    を埋設してなる電子写真記録装置の光書込ヘッドにおい
    て、前記基板の光出射面に、基板内において生じた散乱
    光を前記被書込部材の表面へ到達させないように遮光す
    るマスク手段を付設したことを特徴とする光書込ヘッ
    ド。
JP1991030186U 1991-04-30 1991-04-30 光書込ヘッド Expired - Lifetime JP2536359Y2 (ja)

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JPH04124647U true JPH04124647U (ja) 1992-11-13
JP2536359Y2 JP2536359Y2 (ja) 1997-05-21

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017531196A (ja) * 2014-09-19 2017-10-19 オネラ(オフィス ナシオナル デチュドゥ エ ドゥ ルシェルシュ アエロスパシアル) 波面センサおよびいくつかの光ビームの間に存在するピストンおよびチルトの差を決定するための方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3095243U (ja) * 2003-01-14 2003-07-25 アルプス電気株式会社 テレビジョンチューナ

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JP2536359Y2 (ja) 1997-05-21

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