JP3887465B2 - 画像入力装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、凹凸がある指紋やゴム印などの物体像を得るための画像入力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の画像入力装置としては、例えば、米国特許第4,932,776号公報、特開平6−300930号公報等に記載された装置(第1従来例)が知られている。これらの画像入力装置は、図26に示されたように、多数の光ファイバAを束ねて一体化されたファイバ光学プレート(FOP)Bと、そのファイバ光学プレートBの入射面Cを照射するための光源(照明手段)Dとを備えており、凹凸がある指紋などの像を出力する装置である。これらの画像入力装置によれば、ファイバ光学プレートBの入射面Cに指C1などを接触させると、直接入射面Cに接触する凸の部分のみから光源Dからの光がファイバ光学プレートB内へ入射する。そして、入射した光はファイバ光学プレートB内を伝搬して出射面Eから出力され、指紋などの凹凸パターンに対応した画像E1(指紋などの画像)が得られる。
【0003】
しかしながら、これらの画像入力装置において、入射面Cに指C1などが接触していない部分からも光の入射があると、出力すべき画像E1のコントラストが低下し、画像E1が不明瞭なものとなってしまう。このため、ファイバ光学プレートBの入射面Cは、光軸(内部の光ファイバの光軸方向に一致)に対して所定角度だけ傾斜しているのが一般的である。なお、このように入射面Cが光軸に対して傾斜しているファイバ光学プレート(第1従来例)は、特にスラントFOPと称され、その傾斜角度θ0はスラント角と称されている。そして、第1従来例のファイバ光学プレートBは、入射面Cと接触していない部分(指などの、入射面Cと接触していない凹部)から入射した不要な光が該光ファイバA内を伝搬しないように(全反射条件を満たさないように)、スラント角θ0と光ファイバAの開口数NAとの整合が取られている。このため、上述の不要な光(迷光)は理論的には出射面Eから出力されない。
【0004】
また、例えば、特開平7−174947号公報には、第2従来例のファイバ光学プレートとして、それを構成する光ファイバの間に光吸収体が配設された構造が開示されている。この光吸収体の配設により隣り合う光ファイバの間での光の入出を防止され、物体C1と入射面Cとの非接触部分から入射した不要な光がファイバ光学プレート内で効率良く減衰される。したがって、係る構造のファイバ光学プレートでは、出力される画像のコントラストの向上を可能にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のファイバ光学プレートにおいて隣り合う光ファイバの間で光の出入りがあると、出力される画像(表面に凹凸がある物体の像)がコントラストの低い不明瞭なものとなってしまう。たとえば、前述した特開平7−174947号公報のファイバ光学プレートのように隣り合う光ファイバ間に光吸収体を配設したとしても完全に光を吸収するのは困難であって、物体と入射面との非接触部分から入射した光が隣接する光ファイバへ伝搬してしまう。そして、そのような光が図27に示されたように、ファイバ光学プレートBの側面F及び/又は入射面Cなどで反射されると光ファイバ内で全反射する方向に導光され、光ファイバ内を伝搬して出射面Eから出力されるおそれがある。そのような場合、上述のように出力すべき画像が不要な光(迷光)の出力の影響を受け、不明瞭なものとなってしまう。
【0006】
そこで、この発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであって、表面に凹凸がある物体の鮮明な画像を得るための画像入力装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る画像入力装置は、鮮明な画像を得るため、光源からの光束が、迷光が入射可能な角度領域から外れた方向からファイバ光学プレート(以下、FOPという)の入射面に入射するよう、該光源を所定位置保持するための特殊な構造を備えている。すなわち、この発明に係る画像入力装置は、少なくとも、複数の光ファイバを束ねて一体化され第1のFOPと、第1のFOPを収納するための筐体と、第1のFOPの入射面を照明するための複数の光源と、そして、複数の光源が上記筐体の開口の少なくとも一部を取り囲むように、該複数の光源を保持するための保持部を有する保持部材とを備えている。なお、上記第1のFOPは、光ファイバの光軸に対して所定のスラント角θ0(0゜<θ0<90゜)だけ傾いた入射面と、該入射面に対向している出射面とを有する。また、上記筐体は、入射面を露出させるための開口を有する上面を備えている。さらに、上記保持部材の保持部は、筐体の上面上に設けられるとともに、該筐体の開口を挟むように配置されている。
【0008】
特に、この発明に係る画像入力装置において、上記保持部材は、光源から出射された光束と入射面とのなす入射角成分のうち、スラント角θ0を規定している入射面上の基準端と直交する平面上の垂直入射角成分θVが、迷光の入射可能な角度領域から外れた範囲に設定された状態で、該光源を保持している。
【0009】
なお、迷光が入射可能な角度X(以下、迷光許容角という)は、次式で与えられる範囲内にある。
【0010】
(Xc−Θ)≦X≦(Xc+Θ)
換言すれば、上記保持部材は、上記光源からの光束の垂直入射成分θVが、0゜〜(Xc−Θ)の範囲、及び又は(Xc+Θ)〜180゜の範囲内に設定された状態で、上記光源を保持している。
【0011】
なお、XCは式(90°−sin-1(ncore・sin(90°−3θ0)))で与えられる迷光許容中心角、ncoreは光ファイバ中のコアの屈折率、θ0 はスラント角、Θは、式(sin-1(ncore・sin(90°−SC−φ)))で与えられる、空気中における全反射臨界角、SCは式(sin-1((1/ncore)・sinXC))で与えられる、光ファイバ中における迷光許容中心角、φは式(sin-1(nclad/ncore))で与えられる、光ファイバ中における全反射臨界角、そして、ncladは光ファイバ中のクラッドの屈折率である。
【0012】
さらに、この発明に係る画像入力装置において、保持部材は、光源から出射された光束と入射面とのなす入射角成分のうち、入射面と直交するとともに、スラント角θ0を規定している該入射面上の基準端に平行な平面上の水平入射角成分θHが、0゜以上20゜以下の範囲内に設定された状態で、該光源を保持している。より好ましくは、上記保持部材は、光源から出射された光束のうち、その中心光束と入射面とが平行になるよう(θH=0゜)、該光源を保持する。なお、この場合、上記保持部材は、該中心光束の方向ベクトル成分のうち上記入射面上の成分が、基準端と対向している入射面上の補助端から、該基準端に向って進行するよう、該光源を保持するのが好ましい。
【0013】
加えて、上記保持部材は、光源から出射される光束の広がり角を調節するための構造を備えてもよい。また、上記保持部材は、第1のFOPの入射面を空隙を介して覆う遮光部材を備えもよい。なお、上記第1のFOPのスラント角は、25゜〜40゜の範囲内であるのが好ましい。
【0014】
さらに、この発明に係る画像入力装置は、第1のFOPの出射面と向い合うように、その受光面が配置されたイメージセンサを備えており、種々の構造が実現可能である。
【0015】
具体的には、上記第1のFOPとイメージセンサとの間に、第2のFOPを設けてもよい。この第2のFOPは、その断面積が第1のFOPから該イメージセンサに向って小さくなっているテーパーFOPであってもよく、また、第1のFOPの出射面と入射面は、互いに平行になっていてもよい。加えて、第1のFOPとイメージセンサとの間、あるいは第2のFOPとイメージセンサとの間に、光学系を設けてもよい。
【0016】
上述の保持構造により、光源の照射方向を制御しやすくなるとともに、上述の迷光許容角Xの領域内で光束が照射されることを抑制できる。このため、出射面から所望の光成分のみを確実に出力させることができ、より鮮明な(迷光によるコントラストの低下が起こっていない)画像が得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る画像入力装置を、図1〜図25を用いて説明する。なお、各図において同一要素には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0018】
図1は、この発明に係る画像入力装置の構造を説明するための組立工程図である。この発明に係る画像入力装置は、複数の光ファイバを束ねて一体化されFOP2(第1のFOP)を備える。このFOP2は、光ファイバの光軸に対して所定のスラント角θ0(0゜<θ0<90゜)だけ傾いた入射面22と、該入射面22に対向している出射面23とを有し、筐体100内に収納されている。また、このFOP2の出射面23側にはイメージセンサ6(CCD等)が設けられるとともに、係合溝301がその主表面に設けられた台座300により支持されている。この台座300は筐体100と係合することにより、FOP2を収納する暗室を構成している。さらに、筐体100は、FOP2の入射面22を露出させるための開口101が設けられた上面150を有する。FOP2の入射面22を照明する光源3(照明手段)は、保持部材200によって所定位置に保持されている。この保持部材200は、筐体100の開口101を挟むように配置される保持部250、260を備えており、各光源3は、これら保持部250、260に設けられた穴201内に収納されている。
【0019】
さらに、この発明に係る画像入力装置は、制御系400を備えている。この制御系400は、上記イメージセンサ6からの電気信号(ビデオ信号)を取り込み、所定の画像処理を行うとともに、上記光源3の駆動制御も行っている。
【0020】
図2は、この発明に係る画像入力装置の主要部の構造を示す図である。図2に示されたように、当該画像入力装置1は、FOP2と光源であるLED3とを少なくとも備えている。FOP2は、ほぼ同一方向へ向けた多数の光ファイバ21を束ねて一体化したものであって、その光ファイバ21の両端部にそれぞれ入射面22、出射面23が設けられており、入射面22から入射した光が出射面23から出力できるようになっている。FOP2の内部において、隣り合う光ファイバ21の間には、図3及び図4に示されたように光吸収体24を設けておくのが望ましい。光吸収体24は、隣接する光ファイバ21間の光学的な絶縁を図るためのものであって、光ファイバ21から漏れた光を吸収することで隣接する光ファイバ21間の光の出射及び入射を防止するよう機能する。なお、光ファイバ21は、所定の屈折率ncoreを有するコア21bと、該コア21bの外周に設けられ、かつ該コア21bよりも低い屈折率ncladを有するクラッド21aから構成されている。
【0021】
入射面22は、接触する物体4の凸部分を介して光ファイバ21内へ光を入射させるための面であって、光ファイバ21の光軸方向に対して所定角度だけ傾いている(平行でなく、かつ、直交しない向き)。入射面22の傾斜角度θ0(スラント角)は、物体4の入射面22に接触しない凹部(非接触部分)から入射した不要な光(凹部からの反射光)が光ファイバ21内を伝搬しないように設定するのが望ましい。このような入射面22のスラント角は、図3に示されたように、光ファイバ21のクラッド21a及びコア21bの屈折率に応じて決定され、クラッド21aの屈折率をnclad、コア21bの 屈折率をncore、空気の屈折率を1とすると、以下の式(1)〜(3)を満たす角度θMより小さい傾斜角度θ0となる。
【0022】
core・sinβ=nclad・sin90°(全反射伝搬の条件)‥‥(1)
core・sinα=sin90°(入射角0°の条件) ‥‥(2)
θM+(90°+α)+(90°−β)=180゜ ‥‥(3)
つまり、スラント角θ0は、入射面22とほぼ平行に入射した光が光ファイバ21内で臨界角に近い角度で全反射して伝搬する角度であり、このスラント角θ0をθMより小さくすることにより、光が空気中から いかなる角度で入射しても理論上クラッド21aとコア21bとの境界で全反射して伝搬することはない。具体的には、例えば、光ファイバ21のクラッド21aの屈折率をnclad=1.45、コア21bの屈折率をncore=1.50とすると、理論傾斜角θMは約36°となり、スラント角θ0は36°より小さい角度、例えば30°程度であればよい。なお、理論傾斜角θMは光ファイバ21のコア21b及びクラッド21aの屈折率ncore、ncladに依存するため、スラント角θ0は使用される光ファイバ21の材質とは無関係に設定することはできないが、約20゜〜40゜の範囲内に設定されるのが一般的である。
【0023】
一方、出射面23は、入射面22から入射され光ファイバ21内を伝搬してくる光を出射させるための出力面であって、光ファイバ21の光軸方向に対してほぼ直交しており、光ファイバ21から光を出力しやすいようになっている。
【0024】
このようなFOP2によれば、入射面22と出射面23との間を所定の光路長に設定することにより、物体4と入射面22の非接触部分(空気中など)から入射した光が光ファイバ21内の伝搬中に減衰して、理論上、出射面23から出力されることはない。
【0025】
ところが、FOP中の光ファイバ21間に設けられた光吸収体24で光ファイバ21間の光の出射及び入射を完全回避することは困難であり、強い光などが入射した時などでは光吸収体24を透過して隣接する光ファイバ21へ光が導光される場合がある。そのような光が、図5に示されたように、FOP2のクラッド21a、コア21b、光吸収体24あるいはFOP2の側面25などの境界面で反射され(図5では側面25で反射している)、さらに入射面22でFOP内部に向かって反射されると、光ファイバ21内を全反射しながら伝搬して(光ファイバ21の光軸方向に沿って進行する)出射面23から出力されてしまう。
【0026】
そこで、FOP2の入射面22に対し迷光許容角の範囲(出射面23に到達可能な迷光の入射角)から外れた範囲内において光源からの光が入射するよう、該光源であるLED3が保持部材200によって保持されている。LED3は、図2に示されたように、入射面22に接触する物体4、例えば指などへ所定波長の光を照射するための手段であって、この光の照射により入射面22に接触する物体4から入射する光量を有効に増加させるためのものである。このLED3としては、指向特性の高い光を発するものを用いることが望ましい。すなわち、このようなLED3を用いることにより、光の照射される方向(光源から出射された光束の進行方向)を制御しやすくなり、迷光許容角で光が照射されるのを防止できる。なお、光源としては、LED3に限られるものではなく、迷光許容角以外の角度で光を照射することができるものであれば、レーザやランプなどのその他の発光体を用いてもよい。また、光源と入射面22との間にレンズなどの光学系を設けて、入射面22へコリメートされた光を照射してもよい。
【0027】
なお、この明細書では、FOP2の入射面22を照明する光束の入射角成分を図6に示されたように、垂直入射角成分θVと水平入射角成分θHに分けて表現する。
【0028】
図6では、FOP2の入射面22がx−y平面上の面、そして、該x−y平面の法線がz軸として定義されている。したがって、x軸はx−y平面上の軸であって、スラント角θ0(鋭角)を規定する基準端220、及び入射面22を介して該基準端220と対向している補助端230のそれぞれに平行な軸である。また、y軸はx−y平面上の軸であって、少なくとも基準端220に直交する軸である。ここで、基準端220は、側面25と入射面22との境界線であって、スラント角θ0(鋭角)を含む線分である。補助端230も側面25と入射面22との境界線であって、基準端220と対向している線分である。
【0029】
したがって、垂直入射角成分θVは、入射面22へ向かう入射光束が図中のy−z平面上に写像されたときの、該y−z平面上の入射光束成分とy軸とのなす角度成分(0゜〜180゜)を意味する。また、水平入射角成分θHは、入射面22へ向かう入射光束が図中のx−z平面上に写像されたときの、該x−z平面上の入射光束成分とx軸とのなす角度成分(0゜〜90゜)を意味する。なお、垂直入射角成分θVについて、0゜は、入射面22上の原点Oから見て基準端220側を示し、180゜は、該原点Oから見て補助端230側を示す。また、水平入射角成分θHについて、0゜は、図6中のx軸に一致していることを示し、90゜は、z軸に一致していることを示す。
【0030】
さらに、迷光とは、入射面22からFOP2内へ入射され、光吸収体24を透過して光ファイバ21の光軸と関係なく伝搬していく不必要な光をいう。また、迷光許容角Xとは、入射面22へ入射される不必要な光束の入射角(FOP2のスラント角側を0°とした上述の垂直入射角成分と同様のy−z平面上の角度成分で定義される)であって、図5に示されたように、入射面22からFOP2内へ入射された光が側面25や入射面22などの境界面で乱反射された結果、その光ファイバ21内を全反射して伝搬し出射面23から出力される角度をいう。そして、この迷光許容角Xは、次式(4)で与えられる範囲内にある。
【0031】
(XC−Θ)≦X≦(XC+Θ) ‥‥(4)
ここで、XCは式(90°−sin-1(ncore・sin(90°−3θ0)))で与えられる迷光許容中心角、ncoreは光ファイバ中のコアの屈折率、θ0 はスラント角、Θは、式(sin-1(ncore・sin(90°−SC−φ)))で与えられる、空気中における全反射臨界角、SCは式(sin-1((1/ncore)・sinXC))で与えられる、光ファイバ中における迷光許容中心角、φは式(sin-1(nclad/ncore))で与えられる、光ファイバ中における全反射臨界角、そして、ncladは光ファイバ中のクラッドの屈折率である(図7参照)。
【0032】
すなわち、図5において、屈折率ncoreのFOP2内へ入射面22に対する角度XC(垂直入射角成分)で入射した光の屈折角をγとすると、屈折の法則から次式(5) が成り立つ。
【0033】
sin(90°−XC)=ncore・sinγ ‥‥(5)
また、図5に示されたように、入射面22から角度γで光ファイバ21中を伝搬する光が側面25で全反射するときの屈折角をδとし、さらにその光が入射面22で全反射されたときの屈折角をεとすると、入射面22の入射点、側面25の反射点及び入射面22の反射点を結ぶ三角形の内角和より、次式(6)が成り立つ。
【0034】
(90°−γ)+2δ+ε=180° ‥‥(6)
また、図5において、FOPのスラント角θ0、側面25の反射点及び入射面22の反射点を結ぶ三角形の内角和より、次式(7)が成り立つ。
【0035】
θ0+(90°+δ)+ε=180° ‥‥(7)
ここで、入射面22でFOP2内に反射された光は入射面22に対して角度εで伝搬していく。そして、光の角度εがFOP2の光軸方向であるθ0と一致したときに、この光が出射面23に到達することになる。つまり、次式(8)が成り立つときに、入射角XC(垂直入射角成分に相当する角度成分)で入射された迷光は、当該FOP2の光軸と平行に伝搬することとなる。
【0036】
ε=θ0 ‥‥(8)
したがって、式(6)〜(8)によりδを消去して、γをθ0の関数として表し、式(5)に代入してγを消去すると、迷光許容中心角XCが次式(9)のように与えられる。
【0037】
C=90°−sin-1(ncore・sin(90°−3θ0)) ‥‥(9)
この迷光許容中心角XCは、迷光が最終的に光ファイバ21の光軸方向と平行となるときの光束の垂直入射角成分に相当するy−z平面上の角度成分である。このとき、迷光が光ファイバ21内を全反射伝搬して出射面23から出力される迷光許容角Xが取り得る範囲は、図7に示されたように、迷光許容中心角XCを中心として全反射臨界角Θを加減した角度範囲である。なお、全反射臨界角とは、光ファイバ21内を全反射しながら光が伝搬するときのコア21bからクラッド21aへの入射最小角をいう。したがって、迷光許容角Xは、(XC−Θ)から(XC+Θ)までの範囲となり、式(4)で表されることとなる 。なお、図7中、Θ-は迷光許容中心角XCから基準端220側の全反射臨界角(Θ)を意味し、Θ+は迷光許容中心角XCから補助端230側の全反射臨界角(Θ)を意味している。
【0038】
次に、光源から出射された光束の入射角成分である垂直入射角成分θV及び水平入射角成分θHに対する、FOP2の出力(出射面23からの出力)の測定実験について説明する。
【0039】
まず、垂直入射角成分θVについては、図8(a)に示されたように、スラント角30゜のFOP2に対し、水平入射角成分θHを15゜、30゜、90゜にそれぞれ固定した状態で、該垂直入射角成分θVを0゜から180゜まで変化させながら、出射面23からの出力光量を測定した。具体的には、水平入射角成分θHを所定角度(15゜、30゜、90゜)にそれぞれ固定した状態で、LED3を、該LED3からの出射光をコリメートする光学系(レンズ)とともに図8(a)中の矢印L1で示された方向に移動させながら測定を行った。
【0040】
図8(b)は、図8(a)に示された測定方法により測定された、垂直入射角成分θVと出射面23から出力される光の光量との関係を示すグラフである。なお、当該グラフ中、縦軸は最大出力を100として正規化された値である。
【0041】
このグラフからも分るように、迷光許容角Xは水平入射角成分θHにはあまり依存することなく、約70゜〜110゜の範囲に存在する。逆に、入光源3から出射される光束を、その垂直入射角成分θVが係る範囲(70゜〜110゜)以外から入射面22へ入射させるような位置に、該光源3を設置することにより、迷光のFOP2内の伝搬を抑制できることが分る。
【0042】
一方、水平入射角成分θHについては、図9(a)に示されたように、スラント角30゜のFOP2に対し、垂直入射角成分θVを90゜に固定した状態で、該水平入射角成分θHを0゜から90゜まで変化させながら、出射面23からの出力光量を測定した。具体的には、垂直入射角成分θVを所定角度(90゜)に固定した状態で、LED3を、該LED3からの出射光をコリメートする光学系(レンズ)とともに図9(a)中の矢印L2で示された方向に移動させながら測定を行った。
【0043】
図9(b)は、図9(a)に示された測定方法により測定された、水平入射角成分θHと出射面23から出力される光の光量との関係を示すグラフである。なお、当該グラフ中、縦軸は最大出力を100として正規化された値である。
【0044】
このグラフから分るように、水平入射角成分θHは0゜に近いほど好ましく、少なくとも、20゜以下に設定しておくのが好ましい。
【0045】
ところで、光源3は指向性のある発光体を用いるのが好ましいが、図10に示されたように、中心光束30を中心として所定の広がり角をもった光源を利用することも可能である。しかしながら、このような光源3を利用する場合では、図11に示されたように、厚みhを有する保持部材200の各保持部250、260に設けられた固定穴201に、中心光束30と入射面22とが平行になるよう各光源3が固定された場合であっても、各光源3からの光束は、ある程度の広がり角をもって入射面22に照射される。したがって、このような光源3から出射される光束の広がり角は、図12(a)〜(c)に示されたように、各保持部250、260に設けられた固定穴201の開口部分202から光源3の出射端面までの距離を調節することにより、該光源3から出射される光束の広がり角を調節することができる。もちろん、上記開口部分202にコリメート手段として光学系(レンズ)を設けることも可能である。
【0046】
また、上述されたように入射面22に照射される光束の水平入射角成分θHは、0゜により近い方が好ましいため、図11に示されたように、各光源3を保持部材200で保持した状態(中心光束30と入射面22が平行)において、該光束は、図13に示されたように、入射面22上の原点Oと基準端220を結んだ線分を基準として、+120゜〜+180゜の範囲、あるいは−120゜〜−180゜の範囲から入射面22に対して照射されるのが好ましいことが分る。なお、中心光束30の進行方向がこの範囲内にあるということは、少なくとも、中心光束30の方向ベクトル成分のうち入射面22上の成分は、補助端230から基準端220に向って進行することを意味している。
【0047】
以上の考察から、この発明に係る画像入力装置において、保持部材200は、光源3からの中心光束30が入射面22に平行となるとともに、基準端220に垂直な入射面22上の軸(y軸に一致している)に対してそれぞれ125゜の角度をなす位置で、各光源3を保持している(図14参照)。
【0048】
なお、迷光は光源3からの不要な光のみとは限られない。そこで、図15に示されたように、入射面22を覆う遮光部材270を保持部材200に設けることにより、より確実に迷光の入射を防止することが可能となる(第1応用例)。
【0049】
次に、実際に垂直入射角成分θVを変化させたときの、FOP2の出射面23を、ディスプレイ上に表示した中間調画像の写真を図17及び図18に示す。
【0050】
なお、撮影に使用したFOP2のスラント角θ0は30゜、水平入射角成分θHは90゜であり、図16に示されたように、矢印L3で示された方向に光源3を移動させ、垂直入射角成分θVが、0゜(図17(a))、30゜(図17(b))、60゜(図17(c))、90゜(図18(a))、120゜(図18(b))、及び150゜(図18(c))のときの、出射面23(各写真の左側がFOP2の出射面23)を撮影した。
【0051】
これら写真からも分るように、垂直入射角成分θVが60゜近傍、あるいは120゜以上において、迷光の入射を効果的に抑えることができる。一方、垂直入射角成分θVが0゜及び30゜では、迷光入射の抑制にはあまり効果的であるとは言えず、さらには、垂直入射角成分θVが90゜の場合、迷光入射の抑制効果は得られない。なお、図17(a)及び図17(b)の写真に写っている指紋パターンは、FOP2の入射面22上に残った脂分である。また、この撮影結果は、図8(b)に示されたグラフの結果(θH=90゜の場合)の傾向と一致している。
【0052】
以上のように、FOP2のコア屈折率ncoreが1.50、クラッド屈折率 ncladが1.45(NA=0.35)であるとすると、空気中の全反射臨界角Θは約20°と なり、FOP2のスラント角θ0をそれぞれ20°、30°とすると、迷光許容角Xの範囲は、式(4)によりそれぞれ21°(=41°−20°)〜61°(=41°+20°)、及び70°(=90°−20°)〜110°(=90°+20°)と算出される。したがって、このように与えられた範囲内にある迷光許容角X以外から入射面22に対しLED3からの光束が照射されることにより、迷光がFOP2の出射面23で出力されず、入射面22に接触する部分から入射される光のみが鮮明に出射面23から出力されることとなる。
【0053】
このような迷光許容角Xの値をさらに検証するため、発明者らは実際のFOP2を用いて、入射光束の入射角成分(垂直入射角成分θV)と迷光の出力強度の特性を図19に示された測定装置を用いて測定した。図20は、図19に示された測定装置から得られた測定データである。なお、用意されたFOP2としては、スラント角θ0がそれぞれ20°、30°である。また、いずれのFOP2も、コアの屈折率ncoreが1.50、 クラッドの屈折率ncladが1.45(NA=0.35)である。そして、それぞれのFOP2について、水平入射角成分θHを90゜に固定した状態で、入射面22に対する垂直入射角成分θVを5°から180°まで(FOP2の基準端側を0°とする)変えながら、出射面23から出力される迷光の出力強度の変化を計測した。光源3としては半導体レーザ51(松下電器産業製LN9R、35mW、680nm)を用いた。また、出力強度測定手段としては出射面23にCCD52(松下電子工業製BS7259)を取り付けてその出力を出力検出装置53(浜松ホトニクス製DVS3000)に取り込んで、領域積分により迷光出力強度を計測した。
【0054】
図20のグラフを見ると、スラント角20°のFOP2においては、入射光束の垂直入射角成分θVが30°のときに迷光出力強度が最大となり、その角度から入射角度が増減するに連れて出力強度が減少している。さらに、スラント角30°のFOP2においては、垂直入射角成分θVが90°のときに迷光出力強度が最大となり、その角度から垂直入射角成分θVが増減することにより出力強度が減少するが、入射角度20°あたりでも出力強度が増加する傾向が見られた。なお、図20のグラフにおいて、縦軸は、迷光出力強度の最大値を1として正規化された値である。
【0055】
このような測定の結果、上述された理論上の迷光許容角Xの値と実際の迷光出力強度の最大となる入射角成分(垂直入射角成分θV)は、スラント角θ0に依存した関数としてほぼ一致していることが分かる。また、上記式(4)に示された迷光許容角Xの範囲内で入射面22に入射する光が迷光となって出射面23から出力されることが分かる。このため、入射面22に対して迷光許容角X以外の入射角度で光源3から光束を出射させることにより、迷光の出力が抑制でき、所望の光のみを明瞭に出力することが可能となる。
【0056】
次に、この発明に係る画像入力装置1の使用方法及び動作について図を参照しながら説明する。
【0057】
図2において、FOP2の入射面22にその光束出射面を向けてLED3を設置し、入射面22に対して迷光許容角X以外の角度で該光束を照射させる。また、FOP2の出射面23にはCCDなどの光電変換手段6が設けられており、出射面23から出力される光の像を電気的信号に変換して出力できるようにしておく。この状態において、FOP2の入射面22に表面に凹凸がある物体、例えば指4などを接触させると、図2中の破線円内に示されたように、指の指紋の凸部41のみが入射面22に接触することとなる。
【0058】
一方、その指4へはLED3から光が照射され、その光は指4の指紋の凸部41を通じて光ファイバ21内へ入射する。その際、LED3からの光は、入射面22に対して迷光許容角X以外の角度で照射しているので、指4を介さずに空気中から光ファイバ21内へ直接入射しても、迷光となって出射面23から出力されることはない。
【0059】
そして、指4を介して光ファイバ21へ入射した光は、各光ファイバ21内をそれぞれ全反射伝搬して出射面23へ到達し、指4の指紋(凹凸パターン)に対応した像となって出力される。このとき、入射面22と指4との非接触部分から入射した迷光の出力がないので、出射面23における指紋の像以外の部分(入射面22と接触していない凹部)は暗くなって、指紋の光の像がコントラストのハッキリした明瞭な画像となる。そして、この明瞭な像が光電変換手段6へ入力されて電気信号として処理されることとなる。
【0060】
以上のように、この発明に係る画像入力装置1によれば、入射面22に接触する凹凸形状に応じて、物体像を明瞭に出力することができる。このため、指紋検知などの凹凸形状の識別装置などに用いれば非常に有用なものとなる。
【0061】
次に、上述された画像入力装置1は、FOP2として入射面22と出射面23が平行でない断面台形のものを用いているが、このFOP2は、互いに平行な入射面22、出射面23を有する断面平行四辺形のであってもよい(第2応用例)。すなわち、第2応用例に係る画像入力装置1aは、図21に示されたように、少なくとも光源3と、互いに平行な入射面22、出射面23を有するFOP2とにより構成される。このような画像入力装置1aであっても、上述されたように、光源3からの光束を迷光許容角X以外の角度で入射面22に照射することにより、入射面22に接触する凸部分に対応した像を出射面23から明瞭に出力することができる。
【0062】
さらに、この発明に係る画像入力装置は、図22〜図25に示されたように、種々の構成により実現することができる。
【0063】
すなわち、図22に示された第3応用例では、入射面501を有するスラントFOP500とイメージセンサ601との間に、該スラントFOP500からイメージセンサ601に向ってその断面積が小さくなっているテーパーFOP600が設けられた構造を備えている。この構造であっても、上述された迷光許容角X以外から光束を入射面22に照射する場合、迷光の光ファイバ中の伝搬を効果的に抑制することができる。
【0064】
また、図23に示された第4応用例は、入射面511と出射面512とが互いに平行なスラントFOP510と、イメージセンサ601と、スラントFOP510とイメージセンサ601との間に設けられた光学系602(レンズ)を備えている。なお、このスラントFOP510の出射面512上は、散乱処理が施されている。
【0065】
また、図24に示された第5応用例は、入射面521と出射面522とが互いに平行なスラントFOP520と、イメージセンサ601とを備え、さらに、上述の第3応用例(図22)と同様に、該スラントFOP520とイメージセンサ601との間にテーパーFOP600が設けられている。
【0066】
さらに、図25に示された第6応用例は、入射面521と出射面522とが互いに平行なスラントFOP520と、イメージセンサ601とを備え、さらに、該スラントFOP520とイメージセンサ601との間に入射面531と出射面532とが互いに平行なスラントFOP530、該スラントFOP530とイメージセンサ601との間に設けられた光学系602を備えている。以上の構造を備える、第4〜第6応用例のいずれも、上述された迷光許容角X以外から光束を入射面22に照射する場合、迷光の光ファイバ中の伝搬を効果的に抑制することができる。
【0067】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、入射面に対して迷光許容角以外の角度で入射面を照明する光を出射させることにより、入射面に接触している物体の凸部から入射した光のみが出射面から出力され、入射面に接触していない物体の凹部から入射した光は出射面から出力されない。このため、物体表面の凹凸パターンに対応した明瞭な物体像を得ることができる。
【0068】
また、光源として指向特性の高い発光源を用いるか、あるいは光源からの光束の広がり角を制限する構造を設けることにより、その光源からの光の照射方向(光源から出射された光束の進行方向)を制御しやすく、迷光許容角度で光が照射されることを抑制できる。このため、出射面から所望の光のみを確実に出力させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る画像入力装置の構成を説明するための組立工程図である。
【図2】この発明に係る画像入力装置の概略構成を示す図である。
【図3】ファイバ光学プレートにおける光の伝搬を説明するための図である。
【図4】この発明に係る画像入力装置におけるファイバ光学プレートの断面構造を示す図である。
【図5】ファイバ光学プレートにおける迷光発生のメカニズムを説明するための図である。
【図6】ファイバ光学プレートへ入射する光束の入射角を説明するための図である。
【図7】迷光許容範囲を説明するための図である。
【図8】垂直入射角成分についての迷光許容範囲の測定方法を説明するための図(a)、及び図(a)に示された方法で測定された、垂直入射角成分と出射光量との関係を示すグラフ(b)である。
【図9】水平入射角成分についての迷光許容範囲の測定方法を説明するための図(a)、及び図(a)に示された方法で測定された、水平入射角成分と出射光量との関係を示すグラフ(b)である。
【図10】光源から出射される光束の広がりを説明するための図である。
【図11】光源を所定位置に保持するための保持部材の構造を示す図である。
【図12】光源から出射される光束の広がり角を調節するための構造を示す図(a)〜(c)である。
【図13】この発明に係る画像入力装置において、光源が設置される最適範囲を示す図である。
【図14】この発明に係る画像入力装置において、光源の設置状態を説明するための図である。
【図15】この発明に係る画像入力装置の第1応用例の概略構造を示す図である。
【図16】垂直入射角成分について、ファイバ光学プレートの入射面の像を撮影するための方法を説明するための図である。
【図17】図16に示された方法により、ファイバ光学プレートの出射面を、ディスプレイ上に表示した中間調画像そ示す写真である(その1)。なお、(a)は垂直入射角成分=0゜、(b)は垂直入射角成分=30゜、そして、(c)は垂直入射角成分=60゜における、各出射面の写真である。
【図18】図16に示された方法により、ファイバ光学プレートの出射面を、ディスプレイ上に表示した中間調画像そ示す写真である(その2)。なお、(a)は垂直入射角成分=90゜、(b)は垂直入射角成分=120゜、そして、(c)は垂直入射角成分=150゜における、各出射面の写真である。
【図19】スラント角の異なるファイバ光学プレートについて、垂直入射角成分を変えたときの迷光出力を測定するための装置の概略構造を示す図である。
【図20】図19に示された装置により測定された、垂直入射角成分と迷光出力との関係を示すグラフである。
【図21】この発明に係る画像入力装置の第2応用例の概略構造を示す図である。
【図22】この発明に係る画像入力装置の第3応用例の概略構造を示す図である。
【図23】この発明に係る画像入力装置の第4応用例の概略構造を示す図である。
【図24】この発明に係る画像入力装置の第5応用例の概略構造を示す図である。
【図25】この発明に係る画像入力装置の第6応用例の概略構造を示す図である。
【図26】従来の画像入力装置の構成を示す図である。
【図27】従来の画像入力装置の課題を説明するための図である。
【符号の説明】
1…画像入力装置、2、500、510、520、530、600…ファイバ光学プレート、21…光ファイバ、22…入射面、23…出射面、3…LED(光源)、100…筐体、200…保持部材、220…基準端、230…補助端、250、260…保持部。

Claims (9)

  1. 複数の光ファイバを束ねて一体化され、かつ該光ファイバの光軸に対して鋭角で規定されるスラント角θだけ傾いた入射面と、該入射面に対向している出射面とを有する第1のファイバ光学プレートと、
    前記第1のファイバ光学プレートの入射面を照明するための光源と、そして、
    前記光源を所定位置に保持するための保持部材と、を備えた画像入力装置であって、
    前記保持部材は、前記光源から出射された光束と前記入射面とのなす入射角成分のうち、前記スラント角θを規定している前記入射面上の基準端と直交する平面上の垂直入射角成分θが、該直交平面上において前記入射面と該基準端側から該入射面側に向かう光束との平行状態を0゜と規定するときに(X +Θ)〜180゜の範囲内に設定された状態で、前記光源を保持していることを特徴とする画像入力装置。
    :式(90°−sin−1(ncore・sin(90°−3θ)))
    で与えられる迷光許容中心角
    core:光ファイバ中のコアの屈折率
    θ:スラント角
    Θ:式(sin−1(ncore・sin(90°−S−φ)))で
    与えられる、空気中における全反射臨界角
    :式(sin-1((1/ncore)・sinX))で与えられる、
    光ファイバ中における迷光許容中心角
    φ:式(sin−1(nclad/ncore))で与えられる、光ファ
    イバ中における全反射臨界角
    clad:光ファイバ中のクラッドの屈折率
  2. 前記保持部材は、前記光源から出射された光束と前記入射面とのなす入射角成分のうち、前記入射面と直交するとともに、前記スラント角θ0を規定している該入射面上の基準端に平行な平面上の水平入射角成分θが、0゜以上20゜以下の範囲内に設定された状態で、前記光源を保持していることを特徴とする請求項1記載の画像入力装置。
  3. 前記第1のファイバ光学プレートを収納するとともに、前記入射面を露出させるための開口がある上面を有する筐体をさらに備えるとともに、前記光源として少なくとも1対の光源を備え、
    前記保持部材は、前記筐体の上面上であって、該筐体の開口を挟むように配置されるとともに、前記1対の光源が前記筐体の開口の少なくとも一部を取り囲むように、該1対の光源のそれぞれを保持するための、少なくとも1対の保持部を有することを特徴とする請求項1又は2記載の画像入力装置。
  4. 前記保持部材は、前記光源からの中心光束の方向ベクトル成分のうち前記入射面上の成分が、前記スラント角θを規定している前記入射面上の基準端と対向している前記入射面上の補助端から、該基準端に向って進行するよう、該光源を保持していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の画像入力装置。
  5. 前記保持部材は、前記光源から出射された光束のうち、その中心光束と前記入射面とが平行になるよう、前記光源を保持していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の画像入力装置。
  6. 前記保持部材は、前記第1のファイバ光学プレートの入射面を空隙を介して覆う遮光部材を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の画像入力装置。
  7. 前記第1のファイバ光学プレートの前記出射面と向い合うように、その受光面が配置されたイメージセンサを備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項記載の画像入力装置。
  8. 前記第1のファイバ光学プレートと前記イメージセンサとの間に、さらに第2のファイバ光学プレートを備えたことを特徴とする請求項7記載の画像入力装置。
  9. 前記第1のファイバ光学プレートと前記イメージセンサとの間、あるいは前記第2のファイバ光学プレートと前記イメージセンサとの間に、さらに光学系を備えたことを特徴とする請求項7又は8記載の画像入力装置。
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