JP3094212B2 - 融雪処理装置 - Google Patents

融雪処理装置

Info

Publication number
JP3094212B2
JP3094212B2 JP09239035A JP23903597A JP3094212B2 JP 3094212 B2 JP3094212 B2 JP 3094212B2 JP 09239035 A JP09239035 A JP 09239035A JP 23903597 A JP23903597 A JP 23903597A JP 3094212 B2 JP3094212 B2 JP 3094212B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side wall
cylindrical side
pipe
snow melting
water injection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP09239035A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1161766A (ja
Inventor
迭也 鈴木
Original Assignee
迭也 鈴木
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 迭也 鈴木 filed Critical 迭也 鈴木
Priority to JP09239035A priority Critical patent/JP3094212B2/ja
Publication of JPH1161766A publication Critical patent/JPH1161766A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3094212B2 publication Critical patent/JP3094212B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning Of Streets, Tracks, Or Beaches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、融雪処理装置に関
するものである。雪投げ作業はとかく嫌な作業である
が、除雪車の残して行った雪はロードヒーティングでも
処理できないことが多い。一般の家庭では、この雪をス
ノーダンプ及びスコップなどを使い庭などに堆積する
が、場所がなくなると道路にも雪を出してしまう。この
ことは交通障害の問題にもなっている。積雪地域に住む
人間の雪処理の問題は、ある意味では社会問題にまで発
展しているのが現状である。本発明は、上述の技術的問
題を多少なりとも解決し、省エネルギーの貢献、又、雪
処理という社会問題について貢献できればと念願するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のものにあっては、下記の
ようなものになっている。 1.地上設置型の融雪装置。(第1形式の装置) 2.地下水を汲み上げるもの、又は水道水を温めて雪に
かけて雪を溶かすようにした融雪装置。(第2形式の装
置) 3.バーナーなどを使い鉄板などの仕切板の上に雪を載
せて溶かすようにした融雪装置。(第3形式の装置) 4.浸透方式のもの。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
のにあっては、下記のような問題点を有していた。 1.第1形式の装置の場合、その装置自体の移動、置場
所に問題がある。さらに、多量の雪を一度に投入する容
量と設置場所の関係に問題があり、又、雪を溶かすのに
半日〜1日かかってしまうため多量の雪を処理するのに
問題がある。 2.第2形式の装置の場合、地盤沈下やコスト面に問題
があり、さらに、バーナーの熱量が外部に多量に逃げる
こと、及び排水される水の中に熱が残ったまま排水され
るため使用コストがかさむ。 3.第3形式の装置の場合、バーナーの故障及びメンテ
ナンス面、コスト面に問題があり、又、前記鉄板などの
仕切板が高温になったり、低温になったりで金属疲労を
起こすため耐久性にも問題がある。 4.このほか、浸透方式のものは、地下水位の高い所で
は設置不可能となる。本発明は、従来の技術の有するこ
のような問題点に鑑みなされたものであり、その目的と
するところは、上述の問題を解決できるものを提供しよ
うとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は下記のようになるものである。第1発明の
ものは、下記の条件を有する融雪槽2と水中ポンプ部3
と上方に位置する水噴射口部4と発熱体6から構成され
ている融雪処理装置である。 A.融雪槽2は、円筒状側壁2Aとこの円筒状側壁の下
端に連設された底部2Bから構成され、底部2Bには水
抜き栓を有する水抜き2B1が形成され、円筒状側壁2
Aの外周面の上方部分には断熱材2Cが添着され、融雪
槽2の上面開口部には、雪投入口支持金物2Dを介して
蓋2Eが取付けられ、この蓋の下面には断熱材2E1が
添着され、この蓋2Eは平面左半分2E2を開閉自在に
構成することで雪投入口2Fが形成され、雪投入口2F
には落下防止用グレーチング2F1が設けられ、さら
に、円筒状側壁2Aにおける下から1/2の高さより少
しく低い高さの位置をもって水位保持用オーバーフロー
の排水口2Gが設けられていること。 B.水中ポンプ部3は、融雪槽2の底部2Bに配設され
た水中ポンプ3Aとこの水中ポンプから融雪槽外に引出
された排水パイプ3Bから構成され、排水パイプ3Bの
先端には主バルブ3Cが取付けられていること。 C.上方に位置する水噴射口部4は、排水パイプ3Bか
ら左方に分岐された逆時計回り方向用横パイプ4Aを、
融雪槽2の円筒状側壁2Aにおける水位保持用オーバー
フローの排水口2Gの高さより高い位置をもって当該円
筒状側壁の内周に添って配管して構成され、逆時計回り
方向用横パイプ4Aの途中には第1バルブ4A1が配設
され、逆時計回り方向用横パイプ4Aには当該逆時計回
り方向用横パイプ4Aの先端に設けた水噴射ノズル4A
2のほか、内方側壁にも所定間隔をもって水噴射ノズル
4A2が取付けられ、水噴射ノズル4A2は、円筒状側
壁2Aに当該円筒状側壁を平面から見て逆時計回り方向
に向け斜めに切除開口して構成されていること。 D.発熱体6は、ボイラーなどからの配管6Aが融雪槽
における円筒状側壁の下方内周面にスパイラル状に配設
され、かつ配管6Aのうち融雪槽外に位置する部分は断
熱材6A1で処理されていること。
【0005】第1発明のものは、下記のように構成する
ことができる。上方に位置する水噴射口部4における排
水パイプ3Bから分岐された逆時計回り方向用横パイプ
4Aに代えて、時計回り方向用横パイプ4APを配管す
る。
【0006】第2発明のものは、下記の条件を有する融
雪槽2と水中ポンプ部3と上方水噴射口部41と下方水
噴射ノズル部5と発熱体6から構成されている融雪処理
装置である。 A.融雪槽2は、円筒状側壁2Aとこの円筒状側壁の下
端に連設された底部2Bから構成され、底部2Bには水
抜き栓を有する水抜き2B1が形成され、円筒状側壁2
Aの外周面の上方部分には断熱材2Cが添着され、融雪
槽2の上面開口部には、雪投入口支持金物2Dを介して
蓋2Eが取付けられ、この蓋の下面には断熱材2E1が
添着され、この蓋2Eは平面左半分2E2を開閉自在に
構成することで雪投入口2Fが形成され、雪投入口2F
には落下防止用グレーチング2F1が設けられ、さら
に、円筒状側壁2Aにおける下から1/2の高さより少
しく低い高さの位置をもって水位保持用オーバーフロー
の排水口2Gが設けられていること。 B.水中ポンプ部3は、融雪槽2の底部2Bに配設され
た水中ポンプ3Aとこの水中ポンプから融雪槽外に引出
された排水パイプ3Bから構成され、排水パイプ3Bの
先端には主バルブ3Cが取付けられていること。 C.上方水噴射口部41は、排水パイプ3Bから左右に
分岐された左上方横パイプ41Aと右上方横パイプ41
Bからなり、これら左上方横パイプ41Aと右上方横パ
イプ41Bは、融雪槽2の円筒状側壁2Aにおける水位
保持用オーバーフローの排水口2Gの高さより高い位置
をもって当該円筒状側壁の内周に添って配管され、左上
方横パイプ41Aの途中には第1バルブ41A1が、右
上方横パイプ41Bの途中には第2バルブ41B1が配
設され、左上方横パイプ41Aの先端には左上方水噴射
ノズル41A2が、右上方横パイプ41Bの先端には右
上方水噴射ノズル41B2が取付けられ、左上方水噴射
ノズル41A2は、円筒状側壁2Aに当該円筒状側壁を
平面から見て逆時計回り方向に向け斜めに切除開口さ
れ、右上方水噴射ノズル41B2は、円筒状側壁2Aに
当該円筒状側壁を平面から見て時計回り方向に向け斜め
に切除開口されていること。 D.下方水噴射ノズル部5は、排水パイプ3Bから左右
に分岐された左下方横パイプ5Aと右下方横パイプ5B
からなり、これら左下方横パイプ5Aと右下方横パイプ
5Bは、融雪槽2の円筒状側壁2Aにおいて上方水噴射
口部41より下方位置をもって当該円筒状側壁の内周に
添って配管され、左下方横パイプ5Aの途中には第3バ
ルブ5A1が、右下方横パイプ5Bの途中には第4バル
ブ5B1が配設され、左下方横パイプ5Aの先端には左
下方水噴射ノズル5A2が、右下方横パイプ5Bの先端
には右下方水噴射ノズル5B2が取付けられ、左下方水
噴射ノズル5A2は、円筒状側壁2Aに当該円筒状側壁
を平面から見て逆時計回り方向に向け斜めに切除開口さ
れ、右下方水噴射ノズル5B2は、円筒状側壁2Aに当
該円筒状側壁を平面から見て時計回り方向に向け斜めに
切除開口されていること。 E.発熱体6は、ボイラーなどからの配管6Aが融雪槽
における円筒状側壁の下方内周面にスパイラル状に配設
され、かつ配管6Aのうち融雪槽外に位置する部分は断
熱材6A1で処理されていること。
【0007】第3発明は、下記の条件を有する融雪槽2
と水中ポンプ部3と上方に位置する水噴射口部42と発
熱体6から構成されている融雪処理装置である。 A.融雪槽2は円筒状側壁2Aとこの円筒状側壁の下端
に連設された底部2Bから構成され、底部2Bには水抜
き栓を有する水抜き2B1が形成され、円筒状側壁2A
の外周面の上方部分には断熱材2Cが添着され、融雪槽
2の上面開口部には、雪投入口支持金物2Dを介して蓋
2Eが取付けられ、この蓋の下面には断熱材2E1が添
着され、この蓋2Eは平面左半分2E2を開閉自在に構
成することで雪投入口2Fが形成され、雪投入口2Fに
は落下防止用グレーチング2F1が設けられ、さらに、
円筒状側壁2Aにおける下から1/2の高さより少しく
低い高さの位置をもって水位保持用オーバーフローの排
水口2Gが設けられていること。 B.水中ポンプ部3は融雪槽2の底部2Bに配設された
水中ポンプ3Aとこの水中ポンプから融雪槽外に引出さ
れた排水パイプ3Bから構成され、排水パイプ3Bの先
端には主バルブ3Cが取付けられていること。 C.水噴射口部42は排水パイプ3Bから左方に分岐さ
れた逆時計回り方向用横パイプ42Aを融雪槽2の円筒
状側壁2Aにおける水位保持用オーバーフローの排水口
2Gの高さより高い位置をもって当該円筒状側壁の外周
に添って配管して構成され、逆時計回り方向用横パイプ
42Aの途中には第1バルブ42A1が配設され、逆時
計回り方向用横パイプ42Aには、当該逆時計回り方向
用横パイプ42Aの先端に設けた水噴射ノズル42A2
のほか、内方側壁にも所定間隔をもって水噴射ノズル4
2A2が取付けられ、水噴射ノズル42A2は、円筒状
側壁2Aに当該円筒状側壁を平面から見て逆時計回り方
向に向け斜めに貫入開口して構成されていること。 D.発熱体6はボイラーなどからの配管6Aが融雪槽に
おける円筒状側壁の下方内周面にスパイラル状に配設さ
れ、かつ配管6Aのうち融雪槽外に位置する部分は断熱
材6A1で処理されていること。
【0008】第3発明は、下記のように構成することが
できる。水噴射口部42における排水パイプ3Bから分
岐された逆時計回り方向用横パイプ42Aに代えて、時
計回り方向用横パイプ42APを配管する。
【0009】第4発明は、下記の条件を有する融雪槽2
と水中ポンプ部3と上方水噴射口部43と下方水噴射ノ
ズル部51と発熱体6から構成されている融雪処理装置
である。 A.融雪槽2は、円筒状側壁2Aとこの円筒状側壁の下
端に連設された底部2Bから構成され、底部2Bには水
抜き栓を有する水抜き2B1が形成され、円筒状側壁2
Aの外周面の上方部分には断熱材2Cが添着され、融雪
槽2の上面開口部には、雪投入口支持金物2Dを介して
蓋2Eが取付けられ、この蓋の下面には断熱材2E1が
添着され、この蓋2Eは平面左半分2E2を開閉自在に
構成することで、雪投入口2Fが形成され、雪投入口2
Fには落下防止用グレーチング2F1が設けられ、さら
に、円筒状側壁2Aにおける下から1/2の高さより少
しく低い高さの位置をもって水位保持用オーバーフロー
の排水口2Gが設けられていること。 B.水中ポンプ部3は、融雪槽2の底部2Bに配設され
た水中ポンプ3Aとこの水中ポンプから融雪槽外に引出
された排水パイプ3Bから構成され、排水パイプ3Bの
先端には主バルブ3Cが取付けられていること。 C.上方水噴射口部43は、排水パイプ3Bから左右に
分岐された左上方横パイプ43Aと右上方横パイプ43
Bからなり、これら左上方横パイプ43Aと右上方横パ
イプ43Bは、融雪槽2の円筒状側壁2Aにおける水位
保持用オーバーフローの排水口2Gの高さより高い位置
をもって当該円筒状側壁の外周に添って配管され、左上
方横パイプ43Aの途中には第1バルブ43A1が、右
上方横パイプ43Bの途中には第2バルブ43B1が配
設され、左上方横パイプ43Aの先端には左上方水噴射
ノズル43A2が、右上方横パイプ43Bの先端には右
上方水噴射ノズル43B2が取付けられ、左上方水噴射
ノズル43A2は、円筒状側壁2Aに当該円筒状側壁を
平面から見て逆時計回り方向に向け斜めに貫入開口さ
れ、右上方水噴射ノズル43B2は、円筒状側壁2Aに
当該円筒状側壁を平面から見て時計回り方向に向け斜め
に貫入開口されていること。 D.下方水噴射ノズル部51は、排水パイプ3Bから左
右に分岐された左下方横パイプ51Aと右下方横パイプ
51Bからなり、これら左方横パイプ51Aと右
横パイプ51Bは、融雪槽2の円筒状側壁2Aにおいて
上方水噴射口部43より下方位置をもって当該円筒状側
壁の外周に添って配管され、左下方横パイプ51Aの途
中には第3バルブ51A1が、右下方横パイプ51Bの
途中には第4バルブ51B1が配設され、左下方横パイ
プ51Aの先端には左下方水噴射ノズル51A2が、右
下方横パイプ51Bの先端には右下方水噴射ノズル51
B2が取付けられ、左下方水噴射ノズル51A2は円筒
状側壁2Aに当該円筒状側壁を平面から見て逆時計回り
方向に向け斜めに貫入開口され、右下方水噴射ノズル5
1B2は円筒状側壁2Aに当該円筒状側壁を平面から見
て時計回り方向に向け斜めに貫入開口されていること。 E.発熱体6は、ボイラーなどからの配管6Aが融雪槽
における円筒状側壁の下方内周面にスパイラル状に配設
され、かつ配管6Aのうち融雪槽外に位置する部分は断
熱材6A1で処理されていること。
【0010】第1発明,第2発明,第3発明,第4発明
における発熱体6を下記のいずれかのものに代えること
ができる。 A.ヒートパイプ6Bを使用したもの。 B.ボイラー等6Cで直接融雪槽内の水を温めるもの。 C.電気シート状発熱体6Dを使用したもの。 D.電気発熱体6Eを使用したもの。
【0011】作用は下記の通りである。 A.第1発明の融雪処理装置1あるいは第3発明の融雪
処理装置11の場合 1.主バルブ3Cを止める。 2.第1バルブ4A1(42A1)を開くと水流が時計
回り方向、又は逆時計回り方向となる。いずれも一定方
向による水流ができる。 3.温水又は水をあらかじめ融雪槽内に1/2程度以上
入れておく。(水位保持用オーバーフローの排水口より
排水されない程度よりやや少なめ) 4.発熱体を発熱させ、熱エネルギーを融雪槽内の水に
伝え、この水が適温(15℃以上)の状態にする。 5.雪投入口より雪を投入する。 6.ある程度融雪槽内に雪が溜ったところで、水中ポン
プのスイッチを入れ、融雪槽内に再び雪を投入する。 7.水中ポンプにより吹上げられた水は、水噴射ノズル
より勢いよく吹き出し、円運動による撹拌作用が融雪槽
内に起こり、雪中に含まれる空気層を分解し、雪は融雪
槽内の熱エネルギーをもった水を媒体として、その熱エ
ネルギーを効率よく吸収し溶けていく。 8.溶けた雪が水となり、水位保持用オーバーフローの
排水口の水位より上になると自然に排水口2Gより排水
される。 9.融雪槽内の雪が全部溶けたことを発熱体に連動して
いるサーモスタットが融雪槽内の水温の上昇(10〜1
5℃)を感知して水中ポンプの作動を止める。10.前
記作業が終了後、自動運転により発熱体は保温状態にな
り、水温が10℃以下になると自動発熱作用により融雪
槽内の水を凍結から守る。また、自動、手動切替はスイ
ッチにより可能であるから凍結の恐れのない時は手動ス
イッチにより発熱体の保温状態を止めるとエネルギーの
節減になる。 11.シーズンオフになったら、第1バルブ4A1(4
2A1)を止める。 12.その次に主バルブ3Cを開ける。(自動運転の時
は発熱体の保温スイッチを切る。) 13.水中ポンプのスイッチを入れると排水パイプ3B
を通じて融雪槽内の水はほぼ排水される。 14.融雪槽内の底部に砂利、ゴミ等が溜っている時
は、専用の道具により除去する。 15.融雪槽内に多少残った水はそのままにしていても
良いが、必要があって融雪槽の底部に多少溜った水を処
理したい時は、融雪槽の底部に設置された水抜き栓2B
1を抜いて地中に浸透させても良いし、又、浸透の悪い
所では水量が少量であることから自然に蒸発させても良
い。 16.オプション工事としてバルブ操作を自動制御する
ことにより、正転、反転の水流を交互に起こすことも可
能である。 17.発熱体及び水中ポンプの自動運転は、オプション
工事であるから必ずしも自動にすることはない。(融雪
槽を断熱していることにより、発熱体の保温が必要なの
も一部の場合に限られ、融雪槽内の水は凍結する場合は
少ない。) このことによって融雪効率を大きく左右するものではな
い。
【0012】B.第2発明の融雪処理装置1Aあるいは
第4発明の融雪処理装置11Aの場合 1.主バルブ3Cを止める。 2.第2バルブ41B1(43B1),第4バルブ5B
1(51B1)を2ケ開くと水流が時計回り方向にな
り、第1バルブ41A1(43A1),第3バルブ5A
1(51A1)を開くと逆時計回り方向のいずれも、一
定方向による水流ができる。第1バルブ41A1(43
A1),第2バルブ41B1(43B1),第3バルブ
5A1(51A1),第4バルブ5B1(51B1)を
開くと時計回り方向と、逆時計回り方向の混合した複雑
な対流が起きる。 3.温水又は水をあらかじめ融雪槽内に1/2程度以上
入れておく。(水位保持用オーバーフローの排水口より
排水されない程度よりやや少なめ) 4.発熱体を発熱させ、熱エネルギーを融雪槽内の水に
伝え、この水が適温(15℃以上)の状態にする。 5.雪投入口より雪を投入する。 6.ある程度融雪槽内に雪が溜ったところで、水中ポン
プのスイッチを入れ、融雪槽内に再び雪を投入する。 7.水中ポンプにより吹上げられた水は、水噴射ノズル
より勢いよく吹き出し、円運動による撹拌作用が融雪槽
内に起こり、雪中に含まれる空気層を分解し、雪は融雪
槽内の熱エネルギーをもった水を媒体として、その熱エ
ネルギーを効率よく吸収し溶けていく。 8.溶けた雪が水となり、水位保持用オーバーフローの
排水口の水位より上になると自然に排水口2Gより排水
される。 9.融雪槽内の雪が全部溶けたことを発熱体に連動して
いるサーモスタットが融雪槽内の水温の上昇(10〜1
5℃)を感知して水中ポンプの作動を止める。 10.前記作業が終了後、自動運転により発熱体は保温
状態になり、水温が10℃以下になると自動発熱作用に
より融雪槽内の水を凍結から守る。また、自動、手動切
替はスイッチにより可能であるから凍結の恐れのない時
は、手動スイッチにより発熱体の保温状態を止めるとエ
ネルギーの節減になる。 11.シーズンオフになったら第2バルブ41B1(4
3B1),第4バルブ5B1(51B1)と第1バルブ
41A1(43A1),第3バルブ5A1(51A1)
を止める。 12.その次に、主バルブ3Cを開ける。(自動運転の
時は発熱体の保温スイッチを切る。) 13.水中ポンプのスイッチを入れると排水パイプ3B
を通じて融雪槽内の水はほぼ排水される。 14.融雪槽内の底部に砂利、ゴミ等が溜っている時
は、専用の道具により除去する。 15.融雪槽内に多少残った水はそのままにしていても
良いが、必要があって融雪槽の底部に多少溜った水を処
理したい時は、融雪槽の底部に設置された水抜き栓2B
1を抜いて地中に浸透させても良いし、又、浸透の悪い
所では水量が少量であることから自然に蒸発させても良
い。 16.オプション工事としてバルブ操作を自動制御する
ことにより、時計回り方向、逆時計回り方向の水流を交
互に起こすことも可能である。 17.発熱体及び水中ポンプの自動運転は、オプション
工事であるから必ずしも自動にすることはない。(融雪
槽を断熱していることにより、発熱体の保温が必要なの
も一部の場合に限られ、融雪槽内の水は凍結する場合は
少ない。) 18.このことによって融雪効率を大きく左右するもの
ではない。
【0013】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例に基づ
き図面を参照して説明する。1は第1発明の融雪処理装
置である。(図1,2,3参照) 融雪槽2と水中ポンプ部3と上方に位置する水噴射口部
4と発熱体6から構成されている。融雪槽2は円筒状側
壁2Aとこの円筒状側壁の下端に連設された底部2Bか
ら構成され、底部2Bには水抜き栓を有する水抜き2B
1が形成され、円筒状側壁2Aの外周面の上方部分には
断熱材2Cが添着され、融雪槽2の上面開口部には、雪
投入口支持金物2Dを介して蓋2Eが取付けられ、この
蓋の下面には断熱材2E1が添着され、この蓋2Eは平
面左半分2E2を開閉自在に構成することで雪投入口2
Fが形成され、雪投入口2Fには落下防止用グレーチン
グ2F1が設けられている。さらに、円筒状側壁2Aに
おける下から1/2の高さより少しく低い高さの位置を
もって水位保持用オーバーフローの排水口2Gが設けら
れている。
【0014】水中ポンプ部3は、融雪槽2の底部2Bに
配設された水中ポンプ3Aとこの水中ポンプから融雪槽
外に引出された排水パイプ3Bから構成されている。排
水パイプ3Bの先端には主バルブ3Cが取付けられてい
る。
【0015】上方に位置する水噴射口部4は、排水パイ
プ3Bから左方に分岐された逆時計回り方向用横パイプ
4Aを融雪槽2の円筒状側壁2Aにおける水位保持用オ
ーバーフローの排水口2Gの高さより高い位置をもって
当該円筒状側壁の内周に添って配管して構成され、逆時
計回り方向用横パイプ4Aの途中には第1バルブ4A1
が配設され、逆時計回り方向用横パイプ4Aには当該逆
時計回り方向用横パイプ4Aの先端に設けた水噴射ノズ
ル4A2のほか、内方側壁にも所定間隔をもって水噴射
ノズル4A2が取付けられている。水噴射ノズル4A2
は円筒状側壁2Aに当該円筒状側壁を平面から見て逆時
計回り方向に向け斜めに切除開口して構成されている。
発熱体6はボイラー(図示略)などからの配管6Aが融
雪槽における円筒状側壁の下方内周面にスパイラル状に
配設され、かつ配管6Aのうち融雪槽外に位置する部分
は断熱材6A1で処理されている。なお、図3のよう
に、排水パイプ3Bから分岐された逆時計回り方向用横
パイプ4Aに代えて、時計回り方向用横パイプ4APを
配管することができる。
【0016】1Aは第2発明の融雪処理装置である。
(図4,5,6参照) 融雪槽2と水中ポンプ部3と上方水噴射口部41と下方
水噴射ノズル部5と発熱体6から構成されている。融雪
槽2は円筒状側壁2Aとこの円筒状側壁の下端に連設さ
れた底部2Bから構成され、底部2Bには水抜き栓を有
する水抜き2B1が形成され、円筒状側壁2Aの外周面
の上方部分には断熱材2Cが添着され、融雪槽2の上面
開口部には、雪投入口支持金物2Dを介して蓋2Eが取
付けられ、この蓋の下面には断熱材2E1が添着され、
この蓋2Eは平面左半分2E2を開閉自在に構成するこ
とで雪投入口2Fが形成され、雪投入口2Fには落下防
止用グレーチング2F1が設けられている。さらに、円
筒状側壁2Aにおける下から1/2の高さより少しく低
い高さの位置をもって水位保持用オーバーフローの排水
口2Gが設けられている。
【0017】水中ポンプ部3は融雪槽2の底部2Bに配
設された水中ポンプ3Aとこの水中ポンプから融雪槽外
に引出された排水パイプ3Bから構成されている。排水
パイプ3Bの先端には主バルブ3Cが取付けられてい
る。
【0018】上方水噴射口部41は排水パイプ3Bから
左右に分岐された左上方横パイプ41Aと右上方横パイ
プ41Bからなり、これら左上方横パイプ41Aと右上
方横パイプ41Bは、融雪槽2の円筒状側壁2Aにおけ
る水位保持用オーバーフローの排水口2Gの高さより高
い位置をもって当該円筒状側壁の内周に添って配管さ
れ、左上方横パイプ41Aの途中には第1バルブ41A
1が、右上方横パイプ41Bの途中には第2バルブ41
B1が配設され、左上方横パイプ41Aの先端には左上
方水噴射ノズル41A2が、右上方横パイプ41Bの先
端には右上方水噴射ノズル41B2が取付けられてい
る。左上方水噴射ノズル41A2は、円筒状側壁2Aに
当該円筒状側壁を平面から見て逆時計回り方向に向け斜
めに切除開口され、右上方水噴射ノズル41B2は、円
筒状側壁2Aに当該円筒状側壁を平面から見て時計回り
方向に向け斜めに切除開口されている。
【0019】下方水噴射ノズル部5は、排水パイプ3B
から左右に分岐された左下方横パイプ5Aと右下方横パ
イプ5Bからなり、これら左下方横パイプ5Aと右下方
横パイプ5Bは、融雪槽2の円筒状側壁2Aにおいて上
方水噴射口部41より下方位置をもって当該円筒状側壁
の内周に添って配管され、左下方横パイプ5Aの途中に
は第3バルブ5A1が、右下方横パイプ5Bの途中には
第4バルブ5B1が配設され、左下方横パイプ5Aの先
端には左下方水噴射ノズル5A2が、右下方横パイプ5
Bの先端には右下方水噴射ノズル5B2が取付けられて
いる。左下方水噴射ノズル5A2は、円筒状側壁2Aに
当該円筒状側壁を平面から見て逆時計回り方向に向け斜
めに切除開口され、右下方水噴射ノズル5B2は、円筒
状側壁2Aに当該円筒状側壁を平面から見て時計回り方
向に向け斜めに切除開口されている。発熱体6は、ボイ
ラー(図示略)などからの配管6Aが融雪槽における円
筒状側壁の下方内周面にスパイラル状に配設され、かつ
配管6Aのうち融雪槽外に位置する部分は断熱材6A1
で処理されている。
【0020】11は第3発明の融雪処理装置である。
(図7,8,9参照) 融雪槽2と水中ポンプ部3と上方に位置する水噴射口部
42と発熱体6から構成されている。融雪槽2は、円筒
状側壁2Aとこの円筒状側壁の下端に連設された底部2
Bから構成され、底部2Bには水抜き栓を有する水抜き
2B1が形成され、円筒状側壁2Aの外周面の上方部分
には断熱材2Cが添着され、融雪槽2の上面開口部に
は、雪投入口支持金物2Dを介して蓋2Eが取付けら
れ、この蓋の下面には断熱材2E1が添着され、この蓋
2Eは平面左半分2E2を開閉自在に構成することで雪
投入口2Fが形成され、雪投入口2Fには落下防止用グ
レーチング2F1が設けられている。さらに、円筒状側
壁2Aにおける下から1/2の高さより少しく低い高さ
の位置をもって水位保持用オーバーフローの排水口2G
が設けられている。
【0021】水中ポンプ部3は、融雪槽2の底部2Bに
配設された水中ポンプ3Aとこの水中ポンプから融雪槽
外に引出された排水パイプ3Bから構成されている。排
水パイプ3Bの先端には主バルブ3Cが取付けられてい
る。
【0022】水噴射口部42は、排水パイプ3Bから左
方に分岐された逆時計回り方向用横パイプ42Aを、融
雪槽2の円筒状側壁2Aにおける水位保持用オーバーフ
ローの排水口2Gの高さより高い位置をもって当該円筒
状側壁の外周に添って配管して構成され、逆時計回り方
向用横パイプ42Aの途中には第1バルブ42A1が配
設され、逆時計回り方向用横パイプ42Aには、当該逆
時計回り方向用横パイプ42Aの先端に設けた水噴射ノ
ズル42A2のほか、内方側壁にも所定間隔をもって水
噴射ノズル42A2が取付けられている。水噴射ノズル
42A2は、円筒状側壁2Aに当該円筒状側壁を平面か
ら見て逆時計回り方向に向け斜めに貫入開口して構成さ
れている。発熱体6は、ボイラー(図示略)などからの
配管6Aが融雪槽における円筒状側壁の下方内周面にス
パイラル状に配設され、かつ配管6Aのうち融雪槽外に
位置する部分は断熱材6A1で処理されている。なお、
図9のように、排水パイプ3Bから分岐された逆時計回
り方向用横パイプ42Aに代えて、時計回り方向用横パ
イプ42APを配管することができる。
【0023】11Aは第4発明の融雪処理装置である。
(図10,11,12参照) 融雪槽2と水中ポンプ部3と上方水噴射口部43と下方
水噴射ノズル部51と発熱体6から構成されている。融
雪槽2は、円筒状側壁2Aとこの円筒状側壁の下端に連
設された底部2Bから構成され、底部2Bには水抜き栓
を有する水抜き2B1が形成され、円筒状側壁2Aの外
周面の上方部分には断熱材2Cが添着され、融雪槽2の
上面開口部には、雪投入口支持金物2Dを介して蓋2E
が取付けられ、この蓋の下面には断熱材2E1が添着さ
れ、この蓋2Eは平面左半分2E2を開閉自在に構成す
ることで、雪投入口2Fが形成され、雪投入口2Fには
落下防止用グレーチング2F1が設けられている。さら
に、円筒状側壁2Aにおける下から1/2の高さより少
しく低い高さの位置をもって水位保持用オーバーフロー
の排水口2Gが設けられている。
【0024】水中ポンプ部3は、融雪槽2の底部2Bに
配設された水中ポンプ3Aとこの水中ポンプから融雪槽
外に引出された排水パイプ3Bから構成されている。排
水パイプ3Bの先端には主バルブ3Cが取付けられてい
る。
【0025】上方水噴射口部43は、排水パイプ3Bか
ら左右に分岐された左上方横パイプ43Aと右上方横パ
イプ43Bからなり、これら左上方横パイプ43Aと右
上方横パイプ43Bは、融雪槽2の円筒状側壁2Aにお
ける水位保持用オーバーフローの排水口2Gの高さより
高い位置をもって当該円筒状側壁の外周に添って配管さ
れ、左上方横パイプ43Aの途中には第1バルブ43A
1が、右上方横パイプ43Bの途中には第2バルブ43
B1が配設され、左上方横パイプ43Aの先端には左上
方水噴射ノズル43A2が、右上方横パイプ43Bの先
端には右上方水噴射ノズル43B2が取付けられてい
る。左上方水噴射ノズル43A2は、円筒状側壁2Aに
当該円筒状側壁を平面から見て逆時計回り方向に向け斜
めに貫入開口され、右上方水噴射ノズル43B2は、円
筒状側壁2Aに当該円筒状側壁を平面から見て時計回り
方向に向け斜めに貫入開口されている。
【0026】下方水噴射ノズル部51は、排水パイプ3
Bから左右に分岐された左下方横パイプ51Aと右下方
横パイプ51Bからなり、これら左方横パイプ51A
と右方横パイプ51Bは、融雪槽2の円筒状側壁2A
において上方水噴射口部43より下方位置をもって当該
円筒状側壁の外周に添って配管され、左下方横パイプ5
1Aの途中には第3バルブ51A1が、右下方横パイプ
51Bの途中には第4バルブ51B1が配設され、左下
方横パイプ51Aの先端には左下方水噴射ノズル51A
2が、右下方横パイプ51Bの先端には右下方水噴射ノ
ズル51B2が取付けられている。左下方水噴射ノズル
51A2は、円筒状側壁2Aに当該円筒状側壁を平面か
ら見て逆時計回り方向に向け斜めに貫入開口され、右下
方水噴射ノズル51B2は、円筒状側壁2Aに当該円筒
状側壁を平面から見て時計回り方向に向け斜めに貫入開
口されている。発熱体6は、ボイラー(図示略)などか
らの配管6Aが融雪槽における円筒状側壁の下方内周面
にスパイラル状に配設され、かつ配管6Aのうち融雪槽
外に位置する部分は断熱材6A1で処理されている。
【0027】発熱体6は、上述のもののほか下記のよう
に多種多様のものから利用できる。 1.図13に示すようなヒートパイプ6Bを使用したも
の。 2.図14に示すようなボイラー等6Cで直接融雪槽内
の水を温めるもの。 3.図15に示すような電気シート状発熱体6Dを使用
したもの。 4.図16に示すような一般の電気発熱体6Eを使用し
たもの。
【0028】
【発明の効果】本発明は、上述の通り構成されているの
で次に記載する効果を奏する。 1.埋設型なので置場所、移動の手間が省ける。 2.事前に融雪槽内に水を入れて融雪する構造上、水中
に雪を投入すると、雪の90%前後が水中に沈むという
特性上、この水中に沈んだ雪に注目し、熱エネルギーと
噴射ノズルから出る水によって、効率よく多量の雪を処
理することができる。 3.雪の組織を分解し、雪中に含まれる空気を除去する
ために発熱体の熱エネルギーを融雪槽内に伝え、これを
媒体として雪を溶かす。 4.水流円運動による撹拌作用により強制的に対流を起
こし、熱エネルギーの融雪槽内均一化と融雪能率の効率
化を図っているため省エネルギーにつながり、短時間で
多量の雪を処理することができる。 5.融雪槽を埋設する関係で冬期間地表地中は凍結し、
この冷たい熱が融雪槽内に伝わり融雪槽内の熱エネルギ
ーのロスとなることから、融雪槽の地表部分外気等に接
する蓋全面裏側及び凍結深度(地表より60〜1000
cm)に達する地中と接する融雪槽の外側面に、凍結を
防止するために必要な発泡ウレタン及び成型スタイロフ
ォーム等の断熱材を添着することにより更に省エネルギ
ーが図れ、融雪槽内は断熱材で破覆された以外の地中に
接する部分より地熱(冬期間でも5〜10℃程度ある)
を受け、融雪槽内は魔法瓶のような構造になるため凍結
しづらい。 6.水中ポンプを融雪槽の底部のポンプ台上に設置して
融雪槽の底部より多少上げることにより、雪中に含まれ
るゴミや砂利等を水中ポンプが殆どすくい上げることが
ないため、ポンプの故障及び配管、水噴射ノズル等の目
詰まり問題が解決される。 7.融雪槽自体の構造が単純であるから、製作費も安
く、メンテナンスも楽で故障が少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明の縦断面図である。
【図2】A−A線端面図である。
【図3】同上の他の実施例の端面図である。
【図4】第2発明の縦断面図である。
【図5】B−B線端面図である。
【図6】C−C線端面図である。
【図7】第3発明の縦断面図である。
【図8】D−D線端面図である。
【図9】同上の他の実施例の端面図である。
【図10】第4発明の縦断面図である。
【図11】E−E線端面図である。
【図12】F−F線端面図である。
【図13】発熱体にヒートパイプを使用した場合の要部
の縦断面図である。
【図14】発熱体にボイラー等で直接融雪槽内の水を温
めるものの場合の要部の縦断面図である。
【図15】発熱体に電気シート状発熱体を使用した場合
の要部の縦断面図である。
【図16】発熱体に一般の電気発熱体を使用した場合の
要部の縦断面図である。
【符号の説明】
1 第1発明の融雪処理装置 2 融雪槽 3 水中ポンプ部 4 水噴射口部 6 発熱体 1A 第2発明の融雪処理装置 41 上方水噴射
口部 5 下方水噴射ノズル部 11 第3発明の
融雪処理装置 42 水噴射口部 11A 第4発明
の融雪処理装置 43 上方水噴射口部 51 下方水噴射
ノズル部

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の条件を有する融雪槽(2)と水中
    ポンプ部(3)と上方に位置する水噴射口部(4)と発
    熱体(6)から構成されていることを特徴とする融雪処
    理装置。 A.融雪槽(2)は、円筒状側壁(2A)とこの円筒状
    側壁の下端に連設された底部(2B)から構成され、底
    部(2B)には水抜き栓を有する水抜き(2B1)が形
    成され、円筒状側壁(2A)の外周面の上方部分には断
    熱材(2C)が添着され、融雪槽(2)の上面開口部に
    は、雪投入口支持金物(2D)を介して蓋(2E)が取
    付けられ、この蓋の下面には断熱材(2E1)が添着さ
    れ、この蓋(2E)は平面左半分(2E2)を開閉自在
    に構成することで雪投入口(2F)が形成され、雪投入
    口(2F)には落下防止用グレーチング(2F1)が設
    けられ、さらに、円筒状側壁(2A)における下から1
    /2の高さより少しく低い高さの位置をもって水位保持
    用オーバーフローの排水口(2G)が設けられているこ
    と。 B.水中ポンプ部(3)は、融雪槽(2)の底部(2
    B)に配設された水中ポンプ(3A)とこの水中ポンプ
    から融雪槽外に引出された排水パイプ(3B)から構成
    され、排水パイプ(3B)の先端には主バルブ(3C)
    が取付けられていること。 C.上方に位置する水噴射口部(4)は、排水パイプ
    (3B)から左方に分岐された逆時計回り方向用横パイ
    プ(4A)を、融雪槽(2)の円筒状側壁(2A)にお
    ける水位保持用オーバーフローの排水口(2G)の高さ
    より高い位置をもって当該円筒状側壁の内周に添って配
    管して構成され、逆時計回り方向用横パイプ(4A)の
    途中には第1バルブ(4A1)が配設され、逆時計回り
    方向用横パイプ(4A)には当該逆時計回り方向用横パ
    イプ(4A)の先端に設けた水噴射ノズル(4A2)の
    ほか、内方側壁にも所定間隔をもって水噴射ノズル(4
    A2)が取付けられ、水噴射ノズル(4A2)は、円筒
    状側壁(2A)に当該円筒状側壁を平面から見て逆時計
    回り方向に向け斜めに切除開口して構成されているこ
    と。 D.発熱体(6)は、ボイラーなどからの配管(6A)
    が融雪槽における円筒状側壁の下方内周面にスパイラル
    状に配設され、かつ配管(6A)のうち融雪槽外に位置
    する部分は断熱材(6A1)で処理されていること。
  2. 【請求項2】 上方に位置する水噴射口部(4)におけ
    る排水パイプ(3B)から分岐された逆時計回り方向用
    横パイプ(4A)に代えて、時計回り方向用横パイプ
    (4AP)を配管した請求項1記載の融雪処理装置。
  3. 【請求項3】 下記の条件を有する融雪槽(2)と水中
    ポンプ部(3)と上方水噴射口部(41)と下方水噴射
    ノズル部(5)と発熱体(6)から構成されていること
    を特徴とする融雪処理装置。 A.融雪槽(2)は、円筒状側壁(2A)とこの円筒状
    側壁の下端に連設された底部(2B)から構成され、底
    部(2B)には水抜き栓を有する水抜き(2B1)が形
    成され、円筒状側壁(2A)の外周面の上方部分には断
    熱材(2C)が添着され、融雪槽(2)の上面開口部に
    は、雪投入口支持金物(2D)を介して蓋(2E)が取
    付けられ、この蓋の下面には断熱材(2E1)が添着さ
    れ、この蓋(2E)は平面左半分(2E2)を開閉自在
    に構成することで雪投入口(2F)が形成され、雪投入
    口(2F)には落下防止用グレーチング(2F1)が設
    けられ、さらに、円筒状側壁(2A)における下から1
    /2の高さより少しく低い高さの位置をもって水位保持
    用オーバーフローの排水口(2G)が設けられているこ
    と。 B.水中ポンプ部(3)は、融雪槽(2)の底部(2
    B)に配設された水中ポンプ(3A)とこの水中ポンプ
    から融雪槽外に引出された排水パイプ(3B)から構成
    され、排水パイプ(3B)の先端には主バルブ(3C)
    が取付けられていること。 C.上方水噴射口部(41)は、排水パイプ(3B)か
    ら左右に分岐された左上方横パイプ(41A)と右上方
    横パイプ(41B)からなり、これら左上方横パイプ
    (41A)と右上方横パイプ(41B)は、融雪槽
    (2)の円筒状側壁(2A)における水位保持用オーバ
    ーフローの排水口(2G)の高さより高い位置をもって
    当該円筒状側壁の内周に添って配管され、左上方横パイ
    プ(41A)の途中には第1バルブ(41A1)が、右
    上方横パイプ(41B)の途中には第2バルブ(41B
    1)が配設され、左上方横パイプ(41A)の先端には
    左上方水噴射ノズル(41A2)が、右上方横パイプ
    (41B)の先端には右上方水噴射ノズル(41B2)
    が取付けられ、左上方水噴射ノズル(41A2)は、円
    筒状側壁(2A)に当該円筒状側壁を平面から見て逆時
    計回り方向に向け斜めに切除開口され、右上方水噴射ノ
    ズル(41B2)は、円筒状側壁(2A)に当該円筒状
    側壁を平面から見て時計回り方向に向け斜めに切除開口
    されていること。 D.下方水噴射ノズル部(5)は、排水パイプ(3B)
    から左右に分岐された左下方横パイプ(5A)と右下方
    横パイプ(5B)からなり、これら左下方横パイプ(5
    A)と右下方横パイプ(5B)は、融雪槽(2)の円筒
    状側壁(2A)において上方水噴射口部(41)より下
    方位置をもって当該円筒状側壁の内周に添って配管さ
    れ、左下方横パイプ(5A)の途中には第3バルブ(5
    A1)が、右下方横パイプ(5B)の途中には第4バル
    ブ(5B1)が配設され、左下方横パイプ(5A)の先
    端には左下方水噴射ノズル(5A2)が、右下方横パイ
    プ(5B)の先端には右下方水噴射ノズル(5B2)が
    取付けられ、左下方水噴射ノズル(5A2)は円筒状側
    壁(2A)に当該円筒状側壁を平面から見て逆時計回り
    方向に向け斜めに切除開口され、右下方水噴射ノズル
    (5B2)は、円筒状側壁(2A)に当該円筒状側壁を
    平面から見て時計回り方向に向け斜めに切除開口されて
    いること。 E.発熱体(6)は、ボイラーなどからの配管(6A)
    が融雪槽における円筒状側壁の下方内周面にスパイラル
    状に配設され、かつ配管(6A)のうち融雪槽外に位置
    する部分は断熱材(6A1)で処理されていること。
  4. 【請求項4】 下記の条件を有する融雪槽(2)と水中
    ポンプ部(3)と上方に位置する水噴射口部(42)と
    発熱体(6)から構成されていることを特徴とする融雪
    処理装置。 A.融雪槽(2)は、円筒状側壁(2A)とこの円筒状
    側壁の下端に連設された底部(2B)から構成され、底
    部(2B)には水抜き栓を有する水抜き(2B1)が形
    成され、円筒状側壁(2A)の外周面の上方部分には断
    熱材(2C)が添着され、融雪槽(2)の上面開口部に
    は、雪投入口支持金物(2D)を介して蓋(2E)が取
    付けられ、この蓋の下面には断熱材(2E1)が添着さ
    れ、この蓋(2E)は平面左半分(2E2)を開閉自在
    に構成することで雪投入口(2F)が形成され、雪投入
    口(2F)には落下防止用グレーチング(2F1)が設
    けられ、さらに、円筒状側壁(2A)における下から1
    /2の高さより少しく低い高さの位置をもって水位保持
    用オーバーフローの排水口(2G)が設けられているこ
    と。 B.水中ポンプ部(3)は、融雪槽(2)の底部(2
    B)に配設された水中ポンプ(3A)とこの水中ポンプ
    から融雪槽外に引出された排水パイプ(3B)から構成
    され、排水パイプ(3B)の先端には主バルブ(3C)
    が取付けられていること。 C.水噴射口部(42)は、排水パイプ(3B)から左
    方に分岐された逆時計回り方向用横パイプ(42A)
    を、融雪槽(2)の円筒状側壁(2A)における水位保
    持用オーバーフローの排水口(2G)の高さより高い位
    置をもって当該円筒状側壁の外周に添って配管して構成
    され、逆時計回り方向用横パイプ(42A)の途中には
    第1バルブ(42A1)が配設され、逆時計回り方向用
    横パイプ(42A)には、当該逆時計回り方向用横パイ
    プ(42A)の先端に設けた水噴射ノズル(42A2)
    のほか、内方側壁にも所定間隔をもって水噴射ノズル
    (42A2)が取付けられ、水噴射ノズル(42A2)
    は、円筒状側壁(2A)に当該円筒状側壁を平面から見
    て逆時計回り方向に向け斜めに貫入開口して構成されて
    いること。 D.発熱体(6)は、ボイラーなどからの配管(6A)
    が融雪槽における円筒状側壁の下方内周面にスパイラル
    状に配設され、かつ配管(6A)のうち融雪槽外に位置
    する部分は断熱材(6A1)で処理されていること。
  5. 【請求項5】 水噴射口部(42)における排水パイプ
    (3B)から分岐された逆時計回り方向用横パイプ(4
    2A)に代えて、時計回り方向用横パイプ(42AP)
    を配管した請求項4記載の融雪処理装置。
  6. 【請求項6】 下記の条件を有する融雪槽(2)と水中
    ポンプ部(3)と上方水噴射口部(43)と下方水噴射
    ノズル部(51)と発熱体(6)から構成されているこ
    とを特徴とする融雪処理装置。 A.融雪槽(2)は、円筒状側壁(2A)とこの円筒状
    側壁の下端に連設された底部(2B)から構成され、底
    部(2B)には水抜き栓を有する水抜き(2B1)が形
    成され、円筒状側壁(2A)の外周面の上方部分には断
    熱材(2C)が添着され、融雪槽(2)の上面開口部に
    は、雪投入口支持金物(2D)を介して蓋(2E)が取
    付けられ、この蓋の下面には断熱材(2E1)が添着さ
    れ、この蓋(2E)は平面左半分(2E2)を開閉自在
    に構成することで雪投入口(2F)が形成され、雪投入
    口(2F)には落下防止用グレーチング(2F1)が設
    けられ、さらに、円筒状側壁(2A)における下から1
    /2の高さより少しく低い高さの位置をもって水位保持
    用オーバーフローの排水口(2G)が設けられているこ
    と。 B.水中ポンプ部(3)は、融雪槽(2)の底部(2
    B)に配設された水中ポンプ(3A)とこの水中ポンプ
    から融雪槽外に引出された排水パイプ(3B)から構成
    され、排水パイプ(3B)の先端には主バルブ(3C)
    が取付けられていること。 C.上方水噴射口部(43)は、排水パイプ(3B)か
    ら左右に分岐された左上方横パイプ(43A)と右上方
    横パイプ(43B)からなり、これら左上方横パイプ
    (43A)と右上方横パイプ(43B)は、融雪槽
    (2)の円筒状側壁(2A)における水位保持用オーバ
    ーフローの排水口(2G)の高さより高い位置をもって
    当該円筒状側壁の外周に添って配管され、左上方横パイ
    プ(43A)の途中には第1バルブ(43A1)が、右
    上方横パイプ(43B)の途中には第2バルブ(43B
    1)が配設され、左上方横パイプ(43A)の先端には
    左上方水噴射ノズル(43A2)が、右上方横パイプ
    (43B)の先端には右上方水噴射ノズル(43B2)
    が取付けられ、左上方水噴射ノズル(43A2)は、円
    筒状側壁(2A)に当該円筒状側壁を平面から見て逆時
    計回り方向に向け斜めに貫入開口され、右上方水噴射ノ
    ズル(43B2)は、円筒状側壁(2A)に当該円筒状
    側壁を平面から見て時計回り方向に向け斜めに貫入開口
    されていること。 D.下方水噴射ノズル部(51)は、排水パイプ(3
    B)から左右に分岐された左下方横パイプ(51A)と
    右下方横パイプ(51B)からなり、これら左方横パ
    イプ(51A)と右方横パイプ(51B)は、融雪槽
    (2)の円筒状側壁(2A)において上方水噴射口部
    (43)より下方位置をもって当該円筒状側壁の外周に
    添って配管され、左下方横パイプ(51A)の途中には
    第3バルブ(51A1)が、右下方横パイプ(51B)
    の途中には第4バルブ(51B1)が配設され、左下方
    横パイプ(51A)の先端には左下方水噴射ノズル(5
    1A2)が、右下方横パイプ(51B)の先端には右下
    方水噴射ノズル(51B2)が取付けられ、左下方水噴
    射ノズル(51A2)は、円筒状側壁(2A)に当該円
    筒状側壁を平面から見て逆時計回り方向に向け斜めに貫
    入開口され、右下方水噴射ノズル(51B2)は、円筒
    状側壁(2A)に当該円筒状側壁を平面から見て時計回
    り方向に向け斜めに貫入開口されていること。 E.発熱体(6)は、ボイラーなどからの配管(6A)
    が融雪槽における円筒状側壁の下方内周面にスパイラル
    状に配設され、かつ配管(6A)のうち融雪槽外に位置
    する部分は断熱材(6A1)で処理されていること。
  7. 【請求項7】 発熱体(6)を下記のいずれかのものに
    代えた請求項1,請求項3,請求項4,請求項6のうち
    のいずれかに記載の融雪処理装置。 A.ヒートパイプ(6B)を使用したもの。 B.ボイラー等(6C)で直接融雪槽内の水を温めるも
    の。 C.電気シート状発熱体(6D)を使用したもの。 D.電気発熱体(6E)を使用したもの。
JP09239035A 1997-08-19 1997-08-19 融雪処理装置 Expired - Fee Related JP3094212B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09239035A JP3094212B2 (ja) 1997-08-19 1997-08-19 融雪処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09239035A JP3094212B2 (ja) 1997-08-19 1997-08-19 融雪処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1161766A JPH1161766A (ja) 1999-03-05
JP3094212B2 true JP3094212B2 (ja) 2000-10-03

Family

ID=17038917

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09239035A Expired - Fee Related JP3094212B2 (ja) 1997-08-19 1997-08-19 融雪処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3094212B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4528690B2 (ja) * 2005-08-04 2010-08-18 株式会社竹内建築研究所 融雪装置
AU2011245147B2 (en) * 2010-04-30 2016-04-14 Site Drainer, Llc Site drainer

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1161766A (ja) 1999-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3094212B2 (ja) 融雪処理装置
JP3928085B2 (ja) 無散水融雪システム及びそのシステムの運転方法
JPS58207409A (ja) 融雪装置
JP6560706B2 (ja) 消雪設備及び消雪方法
JP4070710B2 (ja) 地下水熱利用型融雪システム、およびそれを利用した融雪方法
JP2008127769A (ja) コンクリート融雪槽
JPH08284342A (ja) 無落雪屋根の横樋融雪構造
JP2002363941A (ja) 蓄熱式電気融雪槽
JP3111422U (ja) 無落雪屋根の排水構造
JP3917093B2 (ja) 防火兼融雪槽と雨水や融雪水などの循環装置
JPH0960983A (ja) 地中熱交換器
JPS62258009A (ja) 融雪処理装置
JPS63293201A (ja) 生活排水を利用したヒ−トパネル式融雪処理装置
JP3142301U (ja) 融雪水加温循環式融雪槽
JPH1018260A (ja) 融雪槽一体型路面融雪装置
JPH0535166Y2 (ja)
JPH069041Y2 (ja) 温水熱利用路面融雪装置
JP2001303528A (ja) 雨水や融雪水などの循環システム
JP2005036622A (ja) 温風融雪装置
JP2020084544A (ja) 貯水利用設備
JPH086089Y2 (ja) 融雪装置
JP2564258B2 (ja) 氷雪製造システム
JP3155641U (ja) 無落雪屋根の排水構造
JP2011026935A (ja) 蓄熱式電気融雪槽
JPH02277961A (ja) エンジンの排熱利用の溶雪装置と水位二重調節タンクと発電・排熱溶雪装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees