JP6560706B2 - 消雪設備及び消雪方法 - Google Patents
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Description
加温用の水を加熱するボイラと、熱交換槽内に収容した温泉水或いは産業排水と熱交換槽内に配置した螺旋状の管路を循環する加温用の水との間で熱交換を行う熱交換器との2種類の加熱系を用いるシステムも提案されている(例えば特許文献3)。
無散水消雪を行う場合、除雪したい道路面の全領域に放熱管を埋め込む必要があろう。さらに、重量のあるトラック等が走行しても、放熱管構造が破損しない強度にすることも望まれる。
25℃以上の地熱の高い土地を掘削して埋め込んだ、無孔管の外側管部と、
前記外側管部の周囲に設けられ、地熱を伝達できる、フィン状の吸熱機構と、
前記外側管部内に収容され、底部が開放され、前記外側管部との間に所定の厚さを有する環状加熱流路を形成する流路画定用の中間管部と、
前記中間管部内に配置され、前記環状加熱流路の加熱された水を揚水する揚水管部と前記揚水管部と消雪地とを接続する送水管部とを含む送水部と、
前記送水部に接続され、消雪地において前記加熱された水を散水する散水部と、
前記送水部に結合された送水ポンプと、
前記消雪地の道路の側溝に接続され、側溝を流れた水を回収する流路と、
地表より下方に形成され、前記流路に接続され、水を溜めることのできる地中タンクと、
前記地中タンクと前記外側管部側面とを接続する給水路と、
を含み、
前記外側管部の上端に接続された第1フランジと、
前記第1フランジと結合可能であり、前記流路画定用の中間管部の上端に接続され、開口を有する第2フランジと、
をさらに含み、
前記給水路は前記第1フランジ近傍で前記外側管部を貫通し、前記揚水管部は前記流路画定用の中間管部内で軸に沿って延在し、
前記第2フランジの開口を閉じる蓋部材をさらに有し、
前記送水部は前記蓋部材を貫通する、
地下水を浪費することなく、熱のみを受けて散水消雪に利用できる消雪設備
が提供される。
6 揚水管、 7,7a ポンプ、 8 送水管、 10 井戸、
11 第1フランジ、 12 環状溝、 13 第2フランジ、
14 エア抜き弁、 15 加温機構、
16 貯水槽(地中タンク)、 17,18 ストレーナ、
19 蓋部材、 20 砂利等、 24 給水管、 25 側溝、 26 道路、 27 散水栓、 28 メーンパイプ、
温泉地等の地熱が高い地域においては、ある程度深い孔を掘れば、25℃程度以上の地熱を有する地層を露出することができる。このような地層を露出させて熱を吸収すれば、消雪に使用して温度が低下した水を消雪に適した約12℃〜15℃に再加熱することが可能であろう。本発明は、地熱を利用した消雪技術を対象とする。
加温された水を消雪地まで送水する揚水管、送水管として、直径(φ)200mmの管は太すぎる。例えば直径(φ)40mm〜100mmの管で十分であり、送水ポンプの点からもこの程度の径が好ましい。
Claims (8)
- 25℃以上の地熱の高い土地を掘削して埋め込んだ、無孔管の外側管部と、
前記外側管部の周囲に設けられ、地熱を伝達できる、フィン状の吸熱機構と、
前記外側管部内に収容され、底部が開放され、前記外側管部との間に所定の厚さを有する環状加熱流路を形成する流路画定用の中間管部と、
前記中間管部内に配置され、前記環状加熱流路の加熱された水を揚水する揚水管部と前記揚水管部と消雪地とを接続する送水管部とを含む送水部と、
前記送水部に接続され、消雪地において前記加熱された水を散水する散水部と、
前記送水部に結合された送水ポンプと、
前記消雪地の道路の側溝に接続され、側溝を流れた水を回収する流路と、
地表より下方に形成され、前記流路に接続され、水を溜めることのできる地中タンクと、
前記地中タンクと前記外側管部側面とを接続する給水路と、
を含み、
前記外側管部の上端に接続された第1フランジと、
前記第1フランジと結合可能であり、前記流路画定用の中間管部の上端に接続され、開口を有する第2フランジと、
をさらに含み、
前記給水路は前記第1フランジ近傍で前記外側管部を貫通し、前記揚水管部は前記流路画定用の中間管部内で軸に沿って延在し、
前記第2フランジの開口を閉じる蓋部材をさらに有し、
前記送水部は前記蓋部材を貫通する、
地下水を浪費することなく、熱のみを受けて散水消雪に利用できる消雪設備。 - 前記送水部に接続され、道路のセンターラインに沿って配置され、多数の散水栓を有するメーンパイプをさらに有する請求項1に記載の消雪設備。
- 前記外側管部、前記中間管部、前記揚水管部は直線状の同一軸に沿った円筒形状を有する、請求項1または2に記載の消雪設備。
- 前記環状加熱流路の所定の厚さは10mm〜160mmの範囲内である請求項1〜3のいずれか1項に記載の消雪設備。
- 25℃以上の地熱の高い土地を掘削して埋め込んだ、無孔管の外側管部と、前記外側管部の周囲に設けられ、地熱を伝達できる、フィン状の吸熱機構と、 前記外側管部内に収容され、底部が開放され、前記外側管部との間に所定の厚さを有する環状加熱流路を形成する流路画定用の中間管部と、前記中間管部内に配置され、前記環状加熱流路の加熱された水を揚水する揚水管部と前記揚水管部と消雪地とを接続する送水管部とを含む送水部と、前記送水部に接続され、消雪地において前記加熱された水を散水する散水部と、前記送水部に結合された送水ポンプと、前記消雪地の道路の側溝に接続され、側溝を流れた水を回収する流路と、地表より下方に形成され、前記流路に接続され、水を溜めることのできる地中タンクと、前記地中タンクと前記外側管部側面とを接続する給水路と、
を含み、
前記外側管部の上端に接続された第1フランジと、前記第1フランジと結合可能であり、前記流路画定用の中間管部の上端に接続され、開口を有する第2フランジと、
をさらに含み、
前記給水路は前記第1フランジ近傍で前記外側管部を貫通し、前記揚水管部は前記流路画定用の中間管部内で軸に沿って延在し、
前記第2フランジの開口を閉じる蓋部材をさらに有し、
前記送水部は前記蓋部材を貫通する、
消雪設備を用い、
前記環状加熱流路を上方から下方に向って水を流すことにより地熱により水を所定の温度まで加温し、
前記流路画定用の中間管部内に配置された揚水管部を介して、加温された水を消雪地まで送水し、
消雪地の道路上に配置された散水栓から散水することにより積雪を溶融し、
溶融した水を道路の側溝に流し、側溝を流れた水を貯水槽に回収し、
貯水槽に回収した水を前記外側管部側面から前記環状加熱流路の上方に流し、
前記環状加熱流路内の上方から下方への水の流れによる加温に連続させ、地下水を浪費することなく、熱のみを受けて散水消雪に利用できる消雪方法。 - 前記所定の温度が、12℃〜15℃である請求項5に記載の消雪方法。
- 前記貯水槽において、不要物を除去した水を前記環状加熱流路に流す、請求項5又は6に記載の消雪方法。
- 前記環状加熱流路の所定の厚さは10mm〜160mmの範囲内である請求項5〜7のいずれか1項に記載の消雪方法。
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JP2017074741A JP6560706B2 (ja) | 2017-04-04 | 2017-04-04 | 消雪設備及び消雪方法 |
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2017
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