JP3093966B2 - カーブドコンベヤ - Google Patents

カーブドコンベヤ

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JP3093966B2
JP3093966B2 JP08022614A JP2261496A JP3093966B2 JP 3093966 B2 JP3093966 B2 JP 3093966B2 JP 08022614 A JP08022614 A JP 08022614A JP 2261496 A JP2261496 A JP 2261496A JP 3093966 B2 JP3093966 B2 JP 3093966B2
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仁士 山崎
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株式会社ヤマ菱
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小型かつ軽量に形
成しうるとともに、騒音の発生を抑制でき、しかも入口
端、出口端に接続される接続コンベヤとの間でワークの
乗り移りを円滑化しうるカーブドコンベヤに関する。
【0002】
【従来の技術】水平面内で被搬送物の搬送する向きを変
えるため、搬送面が平面扇状となるベルトを用いたカー
ブドコンベヤが知られている。
【0003】このようなカーブドコンベヤPは、図1
2、13、14に示す如く両端にコーン状の2つのプー
リa1、a2を配しかつプーリa1、a2間に平面扇状
のベルトbを巻装するとともに、このベルトbの外側縁
部eにエンドレスの紐状体cを重畳させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この紐状体cは、ベル
トbを駆動するための駆動輪gに巻掛けられるととも
に、そのベルトbを精度よく曲線状に周回させるため案
内ローラd…を受ける案内部としての機能をも分担して
いる。従って紐状体cは前記ベルトbに固着される結
果、紐状体cの可撓性(許容最小曲げ半径)の制約によ
りベルトbを巻回する前記プーリa1、a2のプーリ径
も自ずと大となり、しかもプーリa1、a2がコーン状
をなすことによって、それらを支持する軸f1、f2を
傾斜させる必要が生じるなどコンベヤ装置全体が複雑大
型化しかつ重量が増大する。
【0005】加うるに、前記プーリa1、a2の径が大
きくなることにより、カーブドコンベヤpに隣接して配
される接続コンベヤqとの間で両コンベヤp、qの搬送
面間に生じる間隙lが大きくなる結果、搬送されたワー
クwの移載に円滑を欠くという問題がある。このため前
記乗移り円滑にするため前記間隙lが小となり、かつ確
実な搬送がなしうるような、しかもワークの安定性がロ
ーラコンベヤに比して良好であるベルトを用いたカーブ
ドコンベヤの出現が要望されていた。
【0006】発明者は前記要請を充足すべく研究を重ね
た結果、搬送用ベルトとこの搬送用ベルトを駆動する駆
動用の連紐体とを個別に形成しかつ両者の間を接続金具
を用いて接続することによってプーリを小径化しうるな
ど搬送用ベルトの設計自由度が増すことによって、前記
要請を充足でき、しかもコンベヤ全体が軽量かつ小型化
しうることを見出し本発明を完成させたのである。
【0007】本発明は、軽量かつ小型に形成でき、コス
トダウンを図りうるともに、搬送時の騒音発生を抑制で
きかつ入口端、出口端における接続コンベヤの乗り移り
を円滑になしうるカーブドコンベヤの提供を目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、一端に設けた
第1の直軸状プーリと、他端に設けられ前記第1の直軸
状プーリとは中心線の延長が交差することにより、この
第1の直軸状プーリとは開き角度αで傾く第2の直軸状
プーリと、円錘面状をなしかつ第1、第2の直軸状プー
リに巻装されることにより平面扇形状となる平ベルト状
の搬送用ベルトとを有するカーブドコンベヤであって、
各第1、第2の直軸状プーリの半径方向外側に第1、第
2の巻掛け回転体を夫々設け、かつ第1、第2の巻掛け
回転体に案内ローラにより案内されることにより、搬送
用ベルトの外周縁とは半径方向外方に離れた位置で前記
外周縁に沿って湾曲する無節エンドレス紐体を掛け渡す
とともに、無節エンドレス紐体と搬送用ベルトの外周縁
との間に多数個の弾性体を架け渡し、しかも前記第1,
第2の直軸状プーリは、上、下に位置しかつ独立して回
転可能な複数個のプーリ片を軸方向に並べた上、下のプ
ーリ群をからなり、しかもその径を前記巻掛け回転体の
径に比して小とするとともに、前記弾性体は、弾性部
と、無節エンドレス紐体に取付けられた取付部とを有
し、かつ該取付部が配される無節エンドレス紐体の面
に、前記取付部による凹凸を平坦化するシート体を重置
したことを特徴とするカーブドコンベヤである。なお前
記無節エンドレス紐体は、Vベルトによって形成するこ
とが出来る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態の一例を
図面に基づき説明する。図1〜9においてカーブドコン
ベヤ1は、一端E1に設けた第1の直軸状プーリ2と、
他端E2に設けられかつこの第1の直軸状プーリ2と交
わる方向に配される第2の直軸状プーリ3とに円錘面状
をなす搬送用ベルト4がともに巻装されている。これら
の第1、第2の直軸状プーリ2、3及び搬送用ベルト4
は、床上に設置される基台20の上に設けられる。
【0010】前記第2の直軸状プーリ3は、図1、2に
示す如くその中心線の延長が前記第1の直軸状プーリ2
の中心線の延長と交差することにより、第1の直軸状プ
ーリ2とは開き角度αで傾いている。この開き角度αは
0度をこえかつ360度以下の範囲で適宜選定しうる
が、通常15度〜270度の範囲としている。本例にお
いては開き角度αが90°の場合を例示し、従って搬送
用ベルト4は、第1、第2の直軸状プーリ3に巻装され
ることによって、搬送面Fの形状が開き角度αが90°
の扇状をなす。
【0011】カーブドコンベヤ1は、図2に示す如く前
記一端E1及び他端E2のそれぞれにおいて、このカー
ブドコンベヤ1の搬送面Fと略同一高さに搬送面を有す
る第1の接続コンベヤC1及び第2の接続コンベヤC2
が接続され、かつ搬送面Fが他端E2から一端E1に向
かって移動する場合において、第2の接続コンベヤC2
によって搬送されたワークW、即ち被搬送物を、カーブ
ドコンベヤ1によって90度向きを変え第1の接続コン
ベヤC1に送り出すことが出来る。
【0012】前記基台20は、図3に示す如く、内、
外、対設して配される内の枠材21、外の枠材22の各
端部を側桁材23で結んだ扇状の枠体24を具え、この
枠体24には基台20を支える複数本の脚片25…を下
設する。なお枠体24には前記側桁材23、23の間で
内、外の枠材21、22を継ぐ複数本の中間の桁材26
…が配設される。これらの側桁材23、23及び中間の
桁材26…の上面には、搬送用ベルト4の搬送側下面を
支持する複数本の桟材27…が架設される。
【0013】搬送用ベルト4は、均等厚さを有するゴム
シートを円錘面状に巻き上げることにより形成される。
なお、この搬送用ベルト4は必要に応じて、繊維又は金
属のネット体を芯材として介在させ補強することも出来
る。
【0014】カーブドコンベヤ1の一端E1において
は、側桁材23の搬送方向前方に、第1の直軸状プーリ
2を保持するための軸受部材30が配される。軸受部材
30は、側桁材23と略平行にのびる基片31から支軸
保持用の軸孔32aを上下2段に配した複数の本例では
3つの軸受片32…を前方に向けて突出しており、この
軸受部材30は図4に示す如く前記側桁材23との間隔
を調節可能にボルト33を用いて取付けられている。従
って軸受部材30は、ボルト33のナット締付け位置を
調整することにより側桁材23に向かって近離しうる。
又軸受片32は、側桁材23の長手方向の向きに並べて
配され、かつ孔32aを同芯として櫛状に配列される。
これら軸受片32…には、各孔32aをともに挿通する
プーリ軸34A、34Bが上、下2段にかつその軸端部
を軸受片32からはみ出して架け渡される。
【0015】上のプーリ軸34Aには、図5に示すよう
に軸受片32、32の間で中間のプーリ片36が、又軸
受片32から突出する部分に端のプーリ片37がそれぞ
れ遊嵌され、これら同芯に配された2つの中間のプーリ
片36、36と2つの端のプーリ片37,37とによっ
て上のプーリ片群39を形成している。前記中間プーリ
片36は直筒状に、側のプーリ片37はプーリ軸34A
に対して抜け止めが施されかつ先端に向かって小径とな
るコーン状に形成され、又、それぞれのプーリ片36、
37は前記上のプーリ軸34Aに対して独立して回転す
ることが出来る。
【0016】下のプーリ軸34Bにおいても上のプーリ
軸34Aに配された上のプーリ片群39と同様に形成さ
れた中間プーリ片36、36と側のプーリ片37、37
とからなる下のプーリ片群40が形成される。なお本例
では、下のプーリ軸34Bは上のプーリ軸34Aに比し
て約5mm程度内方に寄せて配されている。又、本例では
これらの上、下のプーリ群39、40によって前記第1
の直軸状プーリ2を形成している。
【0017】他端E2においても、前記一端E1と同様
に形成され、上下に配される上のプーリ群39、下のプ
ーリ群40によって前記第2の直軸状プーリ3を形成し
ている。
【0018】このような第1、第2の直軸状プーリ2、
3に前記搬送用ベルト4を巻装することによって、この
搬送用ベルト4は、上面を搬送面Fとする平面扇形状と
なり、第1、第2の直軸状プーリ2、3の間を周回する
ことができる。しかも第1、第2の直軸状プーリ2、3
はプーリ軸34A、34Bの軸方向に複数片に分割さ
れ、それぞれ独立して回転しうる複数のプーリ片36、
36、37、37によって形成されているため、プーリ
軸方向内側に位置するプーリ片と外側に位置するプーリ
片とは異なる速度で回転することが可能となる。従って
平面扇状をなすことによって、内周縁4bと外周縁4a
とがその半径比に応じて異なる速度で走行する前記構成
の搬送用ベルト4を等径に形成されたプーリ片36、3
7からなる第1、第2の直軸状プーリ2、3に巻装した
場合であっても、実質的な滑りが生じることがなく、第
1、第2の直軸状プーリ2、3の間を周回させることが
出来る。
【0019】加うるに、上、下の各プーリ群39、40
が等径の直筒状に形成されることによってこれらのプー
リ群39、40を枢支する前記プーリ軸34A、34B
は搬送面Fと平行に設置することができ、これらのプー
リ軸34A、34Bを支承する軸受部材30は、図12
に示すようなコーン形のプーリa1、a2を支持する場
合と異なり、プーリ軸34A、34Bを傾斜させて支持
する必要がないためプーリ支持のための構成を簡易に形
成しうる。
【0020】さらに、搬送用ベルト4は、前記内周縁4
(図1に示す)側の周長さに比べて外周縁4a(図
5,6に示す)側の周長さが長いため、該搬送用ベルト
4を周回させた場合には、該ベルト4に周長さの長い方
向、即ち搬送用ベルト4を外の枠材22側に引寄せる作
用力が生じるため、周回中に搬送用ベルト4が第1、第
2の直軸状プーリ2、3から外れる危険がない。
【0021】第1、第2の直軸状プーリ2、3の半径方
向外側にそれぞれ第1、第2の巻掛け回転体6、7が配
される。第1の巻掛け回転体6は、図7に示す如く、外
の枠材22の上下に向く立片の外側面に固定された軸受
体41によって支持されかつ第1の直軸状プーリ2のプ
ーリ軸34A、34Bと同じ向きに向く軸8Aに外嵌さ
れる。この軸8Aはモーター等の回転駆動機Mの出力軸
との間に例えばVベルト伝導機構などの伝動具42が設
けられ、回転駆動機Mを駆動することによって、第1の
巻掛け回転体6を回転させることが出来る。
【0022】第2の巻掛け回転体7も前記第1の巻掛け
回転体6と同様に、第2の直軸状プーリ3のプーリ軸3
4A、34Bと同じ向きに向く軸8Bに外嵌される。こ
の軸8Bは伝動具とは係合せずフリー回転する。又これ
らの第1、第2の巻掛け回転体6、7は、搬送用ベルト
4の前記外周縁4aとは距離を隔てて配される。
【0023】前記第1、第2の巻掛け回転体6、7に無
節エンドレス紐体9が巻装される。無節エンドレス紐体
9は、本例ではVベルト9Aであって、例えばJIS
K6323に規定する一般用VベルトのA型又はB型な
ど小サイズのものが好適に用いられる。従ってこの無節
エンドレス紐体9を巻掛ける前記第1、第2の巻掛け回
転体6、7のそれぞれの外周面には、このVベルトが嵌
り合うV字溝が周設されている。
【0024】無節エンドレス紐体9は、外の枠材22か
らのびる取付片43、44に植設されたピン45を中心
としてフリー回転しうる案内ローラによってガイドされ
る。即ち、案内ローラは、本例では、図6に示す如くV
ベルト9Aの内向き側面9sをガイドする内の案内ロー
ラ10と該Vベルト9Aの背面9uをガイドする外の案
内ローラ11との、2つの面、即ち側面9s、背面9u
を案内する案内ローラ10、11を含んでいる。これら
の内、外の各案内ローラ10、11は搬送用ベルト4が
前記外周縁4aと距離を隔て周回できるよう位置決めさ
れ、かつ搬送方向にピッチP1を隔てて並置される。
【0025】従って、無節エンドレス紐体9は、前記案
内ローラ10…、11…の案内によって、搬送用ベルト
4の外周縁とは半径方向外方に離れた位置でかつ外周縁
4aに沿って湾曲しつつ周回する。
【0026】無節エンドレス紐体9と搬送用ベルト4の
外周縁4aとの間に多数個の弾性体12…が間隔を隔て
て架け渡される。弾性体12は、図6に示す如く、搬送
用ベルト4側に位置する弾性部14と、この弾性部14
に一端が係合し他端が無節エンドレス紐体9に固定され
た取付部15とからなる。
【0027】取付部15は、図8に示す如く板状体であ
り、本例では前記他端が無節エンドレス紐体9の背面9
uにリベット止めされるとともに、前記一端には透孔5
0が穿設される。なお、取付部15の取付けピッチP2
は、前記案内ローラのピッチP1とは異なる寸法に形成
される(図3)
【0028】弾性部14は、本例では、両端に鉤片14
a、14aを設けた金属製の引張ばねであって、この一
方の鉤片14aを搬送用ベルト4の前記外周縁4a近傍
に透設される係止孔51、他方の鉤片14aを取付部1
5の前記透孔50にそれぞれ係止することにより、弾性
体12は、搬送用ベルト4の外周縁4aと無節エンドレ
ス紐体9との間に架け渡される。なお本例では前記鉤片
14aの周面をゴム等の弾性材からなるカバー体52で
覆うことにより前記透孔50、係止孔51の破損を防止
している。
【0029】さらに、前記Vベルト9Aとして形成され
た無節エンドレス紐体9の背面9uに取付部15が取付
けられることにより生じた凹凸を平坦化するため、背面
9uの全周に亘ってゴムなど弾性材からなるシート体1
6を重置しかつ固着している。
【0030】なお、取付部15Aは、図11(A)に示
す如く、鋼線を折曲げて形成するとともに、その無節エ
ンドレス紐体9側に向く端部を該無節エンドレス紐体9
の背面9u側から挿入固定するとともに、その背面を前
記構成に係るシート体16によって覆うよう形成しても
よい。
【0031】なお、図11(B)は、無端エンドレス紐
体9を前記一般用VベルトのA型又はB型のそのもので
形成するとともに、このVベルトの搬送用ベルト4に向
く側において、前記取付部15Aを背面9u側から挿入
固定するとともに、反対側の背面9uを利用してガイド
する案内ローラ11を例示している。
【0032】無節エンドレス紐体9及び弾性体12の上
方には、外の枠材22から搬送用ベルト4の前記外周縁
4aに向かってのびるカバー53が設けられる。
【0033】然して、駆動機Mを駆動することにより、
第1の巻掛け回転体6が回転し、この第1の巻掛け回転
体6に巻掛けられた無節エンドレス紐体6が上、下に配
される2つの案内ローラ10…、11…の案内によっ
て、湾曲しつつ周回する。無節エンドレス紐体6はVベ
ルトのような無節のエンドレス体であるため、例えばチ
ェーンのような有節の紐体に比べて、噛合時及び屈曲時
に必然的に生じる騒音の発生が無く、静粛な運転をなし
うる。
【0034】又、案内ローラ10、11の配設ピッチP
1と取付部15の取付けピッチP2を異なる寸法として
それぞれ配置しているため、多数の取付部15が同時に
案内ローラ10、11を通過する際に生じる無節エンド
レス紐体の脈動を排除でき、搬送用ベルト4への振動の
伝播を排除しうるため、搬送用ベルト4を静かに周回さ
せうる。
【0035】さらに、搬送用ベルト4は、弾性体12を
介して接続しているため、運転中この弾性体12が伸縮
することによって、搬送用ベルト4の外周縁4aと、無
節エンドレス紐体9との相対位置合わせに対する自由度
が高まり、コンベヤの組付けが容易となる。
【0036】これによって、一端E1、及び他端E2に
おける第1、第2の直軸状プーリ2、3の径と、第1、
第2の巻掛け回転体6、7の径とを違えて形成すること
が出来る。
【0037】なお、第1、第2の直軸状プーリ3、4が
前述の如く上、下に配される2つのプーリ具39、40
によって形成されることによって、搬送用ベルト4の外
周縁の周長さと、無節エンドレス紐体9の周長さとの長
さの調節がより容易となり、しかも第1、第2の巻掛け
回転体6、7をコンベヤの各端部から著しくはみ出すこ
となく形成でき、カーブドコンベヤに接続される接続コ
ンベヤC1、C2を、より近接して配置することが可能
となる。
【0038】図10は他の無節エンドレス紐体と弾性体
を単に例示している。無節エンドレス紐体9Aは2条の
Vベルト17A、17Bをその背面を向き合わせて重ね
合わせることにより、断面六角形状の紐体とするととも
に、その合わせ面において細巾板状体をなす取付部15
Bを挟着している。なお取付部15Bの弾性部14との
接続端側は交互に上、下に折曲げている。又案内ローラ
10A、11Aは、前記各Vベルト17A、17Bの内
向き側面を受け無節エンドレス紐体9Aの湾曲しつつ周
回するのをガイドしている。
【0039】なお、前記弾性体は、引張ばねの他、伸縮
可能な細長ゴム状体によって形成してもよく、又搬送用
ベルトを金属薄板を用いて形成することも出来る。さら
に案内ローラのピッチP1又は取付部の取付ピッチP2
の何れか一方、又は双方において、イレギュラピッチと
して周方向に配列することにより、各取付部が案内ロー
ラを同時通過するのを回避することが出来る。このよう
に本発明の実施の形態は種々な態様のものに変形でき
る。
【0040】
【発明の効果】叙上の如く、本発明のカーブドコンベヤ
は、平面扇形状の搬送ベルトと、無節エンドレス紐体と
の間に弾性体を架け渡すことを要旨とするため、コンベ
ヤの構成及び組付けが簡易となりコストダウンを図りう
るとともに、一端、他端においてプーリ径の小径化が可
能となることにより、搬送面における接続コンベヤとの
間の間隙を小さくすることが出来るため、ワークの乗移
り精度が高まり、かつより小型のワークの輸送が可能と
なる。加うるに、エンドレス紐体はVベルトのような無
節の紐体によって形成されているため、チェーンのよう
な有節の紐体に比べて騒音の発生が少なく環境の向上を
図りうるとともにコンベヤ装置の軽量化をも促進しう
る。
【0041】又無節エンドレス紐体にVベルトを用いる
ことによって強力、かつ小型の紐体が低価格で形成で
き、かつコンベヤ装置の小型化をも図りうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す斜視図であ
る。
【図2】その接続コンベヤとともに例示する平面図であ
る。
【図3】その要部を示す一部断面斜視図である。
【図4】そのX−X線断面図である。
【図5】そのY−Y線部分断面図である。
【図6】無端エンドレス紐体と弾性体とを案内ローラと
ともに例示する断面図である。
【図7】巻掛け回転体を例示する断面図である。
【図8】巻掛け回転体を例示する斜視図である。
【図9】接続コンベヤとの接続作用を示す線図である。
【図10】無節エンドレス紐体の他の例を示す断面図で
ある。
【図11】(A)、(B)は何れも無端エンドレス紐体
及び取付部の他の例を示す断面図である。
【図12】従来技術を示す平面図である。
【図13】そのベルトの駆動とその案内とを例示する断
面図である。
【図14】そのベルトの駆動とその案内との他の例を示
す断面図である。
【図15】従来の接続コンベヤとの接続を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
2 第1の直軸状プーリ 3 第2の直軸状プーリ 4 搬送用ベルト 4a 外周面 6 第1の巻掛け回転体 7 第2の巻掛け回転体 8A、8B 軸 9 無節エンドレス紐体 10、10A、11、11A 案内ローラ 12 弾性体 14 弾性部 15、15A、15B 取付部 16 シート体 E1 一端 E2 他端 α 開き角度

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端に設けた第1の直軸状プーリと、他端
    に設けられ前記第1の直軸状プーリとは中心線の延長が
    交差することにより、この第1の直軸状プーリとは開き
    角度αで傾く第2の直軸状プーリと、円錘面状をなしか
    つ第1、第2の直軸状プーリに巻装されることにより平
    面扇形状となる平ベルト状の搬送用ベルトとを有するカ
    ーブドコンベヤであって、 各第1、第2の直軸状プーリの半径方向外側に第1、第
    2の巻掛け回転体を夫々設け、 かつ第1、第2の巻掛け回転体に案内ローラにより案内
    されることにより、搬送用ベルトの外周縁とは半径方向
    外方に離れた位置で前記外周縁に沿って湾曲する無節エ
    ンドレス紐体を掛け渡すとともに、 無節エンドレス紐体と搬送用ベルトの外周縁との間に多
    数個の弾性体を架け渡し、 しかも前記第1,第2の直軸状プーリは、上、下に位置
    しかつ独立して回転可能な複数個のプーリ片を軸方向に
    並べた上、下のプーリ群をからなり、しかもその径を前
    記巻掛け回転体の径に比して小とするとともに、前記弾性体は、弾性部と、無節エンドレス紐体に取付け
    られた取付部とを有し、かつ該取付部が配される無節エ
    ンドレス紐体の面に、前記取付部による凹凸を平坦化す
    るシート体を重置した ことを特徴とするカーブドコンベ
    ヤ。
  2. 【請求項2】前記無節エンドレス紐体はVベルトである
    ことを特徴とする請求項1記載のカーブドコンベヤ。
JP08022614A 1996-02-08 1996-02-08 カーブドコンベヤ Expired - Lifetime JP3093966B2 (ja)

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