JPS6216410Y2 - - Google Patents

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JPS6216410Y2
JPS6216410Y2 JP1983079704U JP7970483U JPS6216410Y2 JP S6216410 Y2 JPS6216410 Y2 JP S6216410Y2 JP 1983079704 U JP1983079704 U JP 1983079704U JP 7970483 U JP7970483 U JP 7970483U JP S6216410 Y2 JPS6216410 Y2 JP S6216410Y2
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JP
Japan
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belt
spiral
frame
bead
outer edge
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JP1983079704U
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JPS59183406U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野: 本考案はスパイラル状のベルトコンベア、特に
被搬送物の高所へのもしくは高所からの上げ下ろ
しに著しく有用な、コンパクトでかつ省スペース
のスパイラル・ベルトコンベアに関する。
従来技術: 従来のベルトコンベアの一つとして、同一水平
面内を15〜180゜の角度をもつて被搬送物を搬送
するものが例えば実公昭54−33264号公報に示さ
れている。このベルトコンベアは構造特にベルト
をその求心力に抗して円滑に走行させるという点
で優れてはいるが、同一平面内を走行するため
に、その有用性という点では従来から汎用されて
いる直線式ベルトコンベア以上のものではありえ
ない。搬送方向にある障害物を避けるために迂回
する必要が生じたときなどにわずかにその機能が
発揮されるにすぎない。
また、実開昭56−17209号公報には、横断面が
ゆるやかなシグモイド曲線を描くベルトコンベア
が開示されている。このベルトコンベアにおいて
はベルトが単に直線方向を下方から上方もしくは
上方から下方に走行するにすぎないため、被搬送
物がその重力でずり下がるのを防ぐためにもベル
トの傾斜を可能なかぎり少なくしなければならな
い。その結果、高所へのもしくは高所からの被搬
送物の搬送には、ベルトを長くせざるを得ず、結
局、ベルトコンベアは全体として大型になつてし
まう。それの占めるスペースも大きくなる。消費
動力も過大となる。被搬送物のずり下がりを最小
限にするためには、さらに、ベルトの走行速度を
遅くしなければならず、そのため作業能率も著し
く悪い。
考案の目的: 本考案の目的は、コンパクトでかつ省スペース
で被搬送物の上げ下ろしが可能なスパイラル・ベ
ルトコンベアを提供することにある。本考案の他
の目的は、迅速かつ円滑に被搬送物の上げ下ろし
をなしうるスパイラル・ベルトコンベアを提供す
ることにある。本考案のさらに他の目的は、動力
消費の少ないスパイラル・ベルトコンベアを提供
することにある。本考案のさらに他の目的は、ス
パイラル状という力学的に著しく複雑な行路をベ
ルトが走行するにもかかわらず保守管理に手間の
かからないベルトコンベアを提供することにあ
る。
考案の要旨: 本考案のスパイラル・ベルトコンベアは、 (1) スパイラルフレームと、 (2) 該フレームの両端に軸受を介して回転可能に
設けられ、かつ該フレームのカーブ中心から半
径方向に伸びしかも外方に向かつて直径が大き
くなつている円錐形プーリと、 (3) 該プーリに巻きかけられ該スパイラルフレー
ムに沿つて移動しうる無端ベルトと、 (4) 該ベルトの外側端縁をその表裏から挟持し、
ベルト芯体に係合してベルト長手方向に縫い込
んだミシン縫い糸により取付けられた横断面U
字形の弾性ビードと、 (5) 該ベルトに関して対称的に配置されかつ該ベ
ルトの外側端縁へ向かう半径方向で回転軸が拡
がるように傾斜ししかも該ビードの内側肩をベ
ルト走行可能に支持する複数対の案内ローラー
と、 を有し、そのことにより上記目的が達成される。
上記ミシン縫い糸は好ましくは、その上下糸が
独立してベルト芯体に係合する。
実施例 以下に本考案を実施例にもとづいて説明する。
第1図に示すように、本考案のベルトコンベア
1は、連続したスパイラルフレーム2とこのフレ
ーム2の両端21および22に取りつけた円錐形
プーリ23および24とを有する。スパイラルフ
レーム2は水平面において通常90〜360゜そして
水平面に対し10〜20゜の範囲で任意の角度をと
る。円錐形プーリ23および24はフレーム2の
カーブ中心200から半径方向に伸びしかも外方
に向かつて直径が大きくなつている。このプーリ
23および24はそれぞれ軸受230および24
0を介してフレーム2に回転可能に取りつけられ
ている。プーリ23,24の少なくとも一方が駆
動用モータ25により駆動される。これらプーリ
23,24には無端ベルト3が巻きかけられ、ス
パイラルフレーム2に沿つて移動しうる。ベルト
3としては何ら格別である必要はなく、ベルトに
かかる張力を支えるための芳香族ポリアミド繊維
などでなる芯体とこれを保護するゴム材とこのゴ
ム材をさらに保護するカバークロスで構成され
る。
第2図に示すように、ベルト3の外側端縁31
には弾性ビード4がベルト3をその表裏から挟持
するような形で取りつけられている。このビード
4はベルト長手方向に延在しその横断面はU字形
状をなす。ビードには、耐摩耗性、耐老化性、耐
油性でかつ弾性に富む合成樹脂材、例えばポリウ
レタンが用いられる。ビード4の内側に形成され
る傾斜肩41,41にはベルト3に関して対称的
に配置された案内ローラー42,42が当接して
いる。この案内ローラー42,42はその回転軸
420,420が、ベルト外側端縁31へ向う半
径方向で拡がるように傾斜している。案内ローラ
ー42,42は、そのため、ベルト3の求心力に
抗してビード肩41を押さえこむことにより、ビ
ード4がベルト端縁31を締めつける方向に押圧
支持している。これら一対の案内ローラー42,
42は、フレーム2に沿つてその全長にわたつて
一定間隔で配置されている。案内ローラー回転軸
420はフレーム2に沿つて取りつけたローラ支
持部材43に取りつけられる。
ビード4は、第3図aおよびbに示すように、
ベルト3の長手方向に縫い込んだミシン縫い糸5
によりベルト3に取りつけられている。このミシ
ン縫い糸5は、しかも、ベルト芯体32に係合し
ている。ミシン縫い糸5の上糸51および下糸5
2がそれぞれ無関係に独立してベルト芯体32に
係合することは、強度の点で好ましい。本考案の
コンベアベルトはスパイラル状をなすため、走行
時にベルトおよびその付属部品に対して極めて複
雑なかたちで負荷がかかる。特にベルトの円滑な
走行を支えるビード4およびこれとベルト3との
結合部にかかる負荷は複雑かつ過大である。しか
し、本考案のビード4はベルトの中心層をなすベ
ルト芯体32を介してミシン縫い糸5によりベル
ト3に固定されているため、従来のリベツト固定
とは異なり、ベルト走行時の複雑な動きに対しミ
シン糸5の上糸51および下糸52がそれぞれ独
自にしかもベルトと一体になつて柔軟に対応しう
る。それゆえ、ビード4およびベルト3の結合部
における破損・破壊は極少となる。
ビード4には、ベルト半径方向に複数本の細長
いスロツト40が設けられうる。こうすることに
より、ビード4が円錐形プーリ23,24上を通
過するときもこのプーリの形状に沿つて円滑に曲
がり、そのことによりベルトの走行が円滑かつ迅
速になされうる。しかもビード4の耐久性が向上
する。
考案の効果: 本考案のベルトコンベアは従来のベルトコンベ
アにはみられないスパイラル型であるため、コン
パクトかつ省スペースで被搬送物を高所からもし
くは高所へ上げ下ろしすることができる。スパイ
ラル型であるため、ベルト上の被搬送物に遠心力
が働きそれがために被搬送物のずり下がりを防止
しつつベルトの傾斜を大きくすることが可能であ
る。しかも、搬送は円滑かつスピーデイーになさ
れうる。ベルトを支持案内するビードのベルトへ
の取りつけにリベツトなどの剛直な部材を避け、
ミシン縫い糸を採用しているためビードおよびベ
ルトの双方の破損が著しく軽減される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のベルトコンベアの一実施例の
斜視図、第2図はその部分正面断面図、第3図a
はビード4のベルト端縁31への結合を示す部分
斜視図そして第3図bはその部分側面断面図であ
る。 1……スパイラル・ベルトコンベア、2……ス
パイラルフレーム、3……無端ベルト、4……ビ
ード、5……ミシン縫い糸、21,22……フレ
ーム端、23,24……円錐形プーリ、25……
駆動モータ、31……ベルトの外側端縁、41…
…ビード肩、42……案内ローラー、43……ロ
ーラ支持部材、51……上糸、52……下糸、4
20……案内ローラー回転軸。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) スパイラルフレームと、 (2) 該フレームの両端に軸受を介して回転可能に
    設けられ、かつ該フレームのカーブ中心から半
    径方向に伸びしかも外方に向かつて直径が大き
    くなつている円錐形プーリと、 (3) 該プーリに巻きかけられ該スパイラルフレー
    ムに沿つて移動しうる無端ベルトと、 (4) 該ベルトの外側端縁をその表裏から挟持し、
    ベルト芯体に係合してベルト長手方向に縫い込
    んだミシン縫い糸により取付けられた横断面U
    字形の弾性ビードと、 (5) 該ベルトに関して対称的に配置されかつ該ベ
    ルトの外側端縁へ向かう半径方向で回転軸が拡
    がるように傾斜ししかも該ビードの内側肩をベ
    ルト走行可能に支持する複数対の案内ローラー
    と、 を有するスパイラル・ベルトコンベア。
JP7970483U 1983-05-25 1983-05-25 スパイラル・ベルトコンベア Granted JPS59183406U (ja)

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JP7970483U JPS59183406U (ja) 1983-05-25 1983-05-25 スパイラル・ベルトコンベア

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JP7970483U JPS59183406U (ja) 1983-05-25 1983-05-25 スパイラル・ベルトコンベア

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Publication Number Publication Date
JPS59183406U JPS59183406U (ja) 1984-12-06
JPS6216410Y2 true JPS6216410Y2 (ja) 1987-04-25

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ID=30209700

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JP7970483U Granted JPS59183406U (ja) 1983-05-25 1983-05-25 スパイラル・ベルトコンベア

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105800254A (zh) * 2016-05-07 2016-07-27 安徽盛运重工机械有限责任公司 一种防毛边输送机

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DE3822824A1 (de) * 1988-07-06 1990-02-01 Transnorm System Gmbh Gurtkurve fuer foerderbandanlagen
JP6986938B2 (ja) * 2017-11-22 2021-12-22 株式会社Tanax 梱包装置

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JPS59183406U (ja) 1984-12-06

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