JP3093169U - 鋼製束 - Google Patents

鋼製束

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JP3093169U JP2002006217U JP2002006217U JP3093169U JP 3093169 U JP3093169 U JP 3093169U JP 2002006217 U JP2002006217 U JP 2002006217U JP 2002006217 U JP2002006217 U JP 2002006217U JP 3093169 U JP3093169 U JP 3093169U
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政衛 栗山
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株式会社栗山百造
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボルト軸のがたつきを防止できる鋼製束を提
供する。 【解決手段】 横架材受体1と、横架材受体1に上部を
接続したボルト軸2と、ボルト軸2の下部が螺合して挿
入するとともに、下部に支持体6を設けた固定パイプ3
とを備える。ボルト軸2の下部には固定パイプ3の内周
面3Aに軸方向に摺動自在な摺動部材7を設ける。中空
なパイプ本体4の上部端にボルト軸2の下部が螺合する
雌螺子5を形成し、ボルト軸2の下部端2Bに摺動部材
7を設ける。ボルト軸2にハンドル8を設ける。ボルト
軸2を固定パイプ3に螺合して鋼製束の全長を調節する
ときや、横架材Aを支持するとき、ボルト軸2の上部、
ボルト軸2における雌螺子5との螺合箇所及び摺動部材
7がそれぞれ固定されるようになるので、ボルト軸2の
下部のがたつきをなくすことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、大引等の横架材を支持する鋼製束に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のものとして例えば特開平10−196086号公報の鋼製束が 公知である。この鋼製束は、横架材受体と、該横架材受体に上側を接続したボル ト軸と、該ボルト軸の下側を螺合して挿入した固定パイプと、前記ボルト軸の中 間に設けたハンドルを備えたものであり、固定パイプの下部端は束石等の設置面 に固定し、ボルト軸を固定パイプに対して回動することにより、鋼製束の全長を 調節するというものである(段落0006,0007)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術においては鋼製束の全長を調節するとき、ボルト軸の 上側は大引等の横架材を支持するとともに、ボルト軸の中間部は固定パイプに螺 合するものの、ボルト軸の下部は自由端となっている。このために、横架材を支 持するとき、ボルト軸の下部がややがたつくなどの弊害があった。
【0004】 そこで、本考案は、横架材受体と、該横架材受体に上側を接続したボルト軸と 、該ボルト軸の下部を螺合して挿入した固定パイプとを備えた鋼製束において、 ボルト軸のがたつきを防止できるなどの鋼製束を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、横架材受体と、該横架材受体に上部を接続したボルト軸と 、該ボルト軸の下部が螺合して挿入するとともに、下部に支持体を設けた固定パ イプとを備えた鋼製束において、前記ボルト軸の下部には前記固定パイプの内周 面に、軸方向に摺動自在な摺動部材を設けたことを特徴とする鋼製束である。
【0006】 この請求項1の構成によれば、ボルト軸を固定パイプに螺合して鋼製束の全長 を調節するとき、ボルト軸の上部は架材受体を介して大引等の横架材を支持する とともに、ボルト軸の下部は固定パイプに螺合し、さらにボルト軸の下部は摺動 部材を介して固定パイプに係止するようになる。
【0007】 請求項2の考案においては、前記固定パイプは円筒形状であり、前記摺動部材 は前記ボルト軸に外嵌する円形リングであることを特徴とする請求項1記載の鋼 製束である。
【0008】 この請求項2の構成によれば、円形リングからなる摺動部材が固定パイプの内 周面に全周にわたり摺動できるので、ボルト軸の軸芯を固定パイプの軸芯にほぼ 一致させてボルト軸を昇降することができる。
【0009】 請求項3の考案においては、前記固定パイプは、中空なパイプ本体の上部端に 前記ボルト軸の下部が螺合する雌螺子を形成し、前記ボルト軸の下部端に前記摺 動部材を設けたことを特徴とする請求項2記載の鋼製束である。
【0010】 この請求項3の構成によれば、前記ボルト軸が螺合する雌螺子と前記ボルト軸 に設けられる摺動部材との間隔を可及的に長くできる。
【0011】 請求項4の考案においては、前記摺動部材は前記雌螺子の下部端に係止可能に 設けられることを特徴とする請求項3記載の鋼製束である。
【0012】 この請求項4の構成によれば、ボルト軸を最も上昇させたときに摺動部材は前 記雌螺子の下部端に係止する。
【0013】 請求項5の考案は、前記横架材受体と前記雌螺子との間の前記ボルト軸にハン ドルを設けたことを特徴とする請求項3又は4に記載の鋼製束である。
【0014】 この請求項5の構成によれば、ハンドルを回動することによりボルト軸を回動 することができる。
【0015】
【考案の実施形態】
以下、本考案の一実施形態を図を参照して説明する。図中1は、平板状の横架 材受体であって、上面に大引等の横架材Aを載置、固定する。横架材受体1の中 央に、下向きに設けられたボルト軸2の上部端2Aが回動自在に連結している。 また、ボルト軸2の下部は、縦向きの円筒形状の固定パイプ3に昇降自在となっ て軸方向に挿入している。そして、固定パイプ3は、円筒形状のパイプ本体4の 上端に丸ナット状の雌螺子5が同軸芯状に設けられており、この雌螺子5にボル ト軸2が螺合してボルト軸2は昇降できるようになっている。またパイプ本体4 の下部端には円板状の支持体6が水平に設けられており、該支持体6はコンクリ ート床や束石等の設置面Bに固定されている。さらに、ボルト軸2の下部端2B には、固定パイプ3の内周面3Aに摺動自在な摺動部材7が固定して設けられて いる。この摺動部材7は円形リング状に形成されており、中心部にボルト軸2が 貫通して固定されて、ボルト軸2の軸芯Xと同一軸芯状に配置されて、固定パイ プ3の軸方向に摺動できるようになっている。また、摺動部材7の外周面7Aは 短円筒形状に形成されている。さらに、摺動部材7の上面7Bは、ボルト軸2を 上方へ突出したときに、雌螺子5の下部端5Aに係止可能になっている。
【0016】 前記ボルト軸2の中間部、すなわち横架材受体1のやや下方に左右方向に突設 してハンドル8を固定する。また、このハンドル8と雌螺子5との間のボルト軸 2の箇所には、下部ナット9及び下部スプリング座金10が設けられ、一方ハンド ル8と横架材受体1との間のボルト軸2の箇所には、上部ナット11及び上部スプ リング座金(図示せず)が設けられている。尚、図中12,13は横架材受体1、支 持体6にそれぞれ形成したビス、アンカーボルト等の固定具(図示せず)が貫通 する孔である。
【0017】 次に前記構成についてその作用を説明する。まず大引等の横架材Aを上下逆に した状態で、横架材受体1を下向きにして横架材Aに固定する。このとき、孔12 にビス等の固定具を挿入して固定する。次に鋼製束とともに横架材Aを反転し、 そして、ハンドル8を一方へ回動することにより、ボルト軸2が一方へ回動し、 雌螺子5に螺合して該ボルト軸2は固定パイプ3より突出する。これにより支持 体6がコンクリート床や束石等の設置面Bに当接する。さらにハンドル8を一方 へ回動することにより支持体6がコンクリート床や束石等の設置面Bに圧接し、 この結果横架材受体1は横架材Aを押し上げるように支持する。この後、支持体 6を設置面Bにアンカーボルト等固定具を孔13に挿入したり接着剤を固定する。 また、下部ナット9を締めてボルト軸2と固定パイプ3を固定し、さらに上部ナ ット11を締めて横架材受体1とボルト軸2を固定する。
【0018】 そして、前記ハンドル8を一方へ回動して、ボルト軸2が固定パイプ3より突 出するときや或いは鋼製束が横架材Aを支持しているときには、摺動部材7の外 周面7Aが固定パイプ3の内周面3Aに摺動し、また、摺動部材7の外周面7A が固定パイプ3の内周面3Aに係止することにより、横架材受体1による横架材 Aの支持、ボルト軸2における雌螺子5との螺合とともに支持が可能となり、こ の結果、ボルト軸2の軸芯Xが固定パイプ3の軸芯と常時一致することができ、 ボルト軸2のがたつきを防止することができる。
【0019】 以上のように、前記実施形態では請求項1に対応して、横架材受体1と、該横 架材受体1に上部を接続したボルト軸2と、該ボルト軸2の下部が螺合して挿入 するとともに、下部に支持体6を設けた固定パイプ3とを備えた鋼製束において 、前記ボルト軸2の下部には前記固定パイプ3の内周面3Aに軸方向に摺動自在 な摺動部材7を設け、ボルト軸2を固定パイプ3に螺合して鋼製束の全長を調節 するときや、横架材Aを支持するとき、ボルト軸2の上部、ボルト軸2における 雌螺子5との螺合箇所及び摺動部材7がそれぞれ固定されるようになるので、ボ ルト軸2の下部のがたつきをなくすことができる。
【0020】 また、請求項2に対応して、前記固定パイプ3は円筒形状であり、前記摺動部 材7は前記ボルト軸2に外嵌する円形リングであり、摺動部材7の外周面7Aが 固定パイプ3の内周面3Aに全周にわたり摺動できるので、ボルト軸2と固定パ イプ3とを同一軸芯状として、偏荷重などの発生を防止することができる。
【0021】 さらに請求項3に対応して、前記固定パイプ3は、中空なパイプ本体4の上部 端に前記ボルト軸2の下部が螺合する雌螺子5を形成し、前記ボルト軸2の下部 端2Bに前記摺動部材7を設けたことにより、雌螺子5と摺動部材7との間隔を 可及的に長くでき、ボルト軸2の軸芯Xのずれを可及的になくすことができる。
【0022】 また、請求項4に対応して、前記摺動部材7は前記雌螺子5の下部端5Aに係 止可能に設けられているので、ボルト軸2を最も上昇させ突出させたときに摺動 部材7の上面7Bは前記雌螺子5の下部端5Aに係止して、ボルト軸2は抜け止 めされる。
【0023】 しかも、請求項5に対応して、前記横架材受体1と前記雌螺子5との間の前記 ボルト軸2にハンドル8を設けたことにより、ハンドル8を回動することにより 、強力なトルクを発揮することができる。
【0024】 尚、本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、本考案の要旨の範囲内 において、種々の変形実施が可能である。
【0025】
【考案の効果】
請求項1の考案は、横架材受体と、該横架材受体に上部を接続したボルト軸と 、該ボルト軸の下部が螺合して挿入するとともに、下部に支持体を設けた固定パ イプとを備えた鋼製束において、前記ボルト軸の下部には前記固定パイプの内周 面に、軸方向に摺動自在な摺動部材を設けたことを特徴とする鋼製束であり、横 架材を支持するとき、ボルト軸の上部、ボルト軸における雌螺合箇所及び摺動部 材がそれぞれ固定されるようになるので、ボルト軸の下部のがたつきをなくすこ とができる。
【0026】 請求項2の考案においては、前記固定パイプは円筒形状であり、前記摺動部材 は前記ボルト軸に外嵌する円形リングであることを特徴とする請求項1記載の鋼 製束であり、ボルト軸と固定パイプとを同一軸芯状として、偏荷重などの発生を 防止することができる。
【0027】 請求項3の考案においては、前記固定パイプは、中空なパイプ本体の上部端に 前記ボルト軸の下部が螺合する雌螺子を形成し、前記ボルト軸の下部端に前記摺 動部材を設けたことを特徴とする請求項2記載の鋼製束であり、固定パイプに挿 入したボルト軸の軸芯のずれを可及的になくすことができる。
【0028】 請求項4の考案においては、前記摺動部材は前記雌螺子の下部端に係止可能に 設けられることを特徴とする請求項3記載の鋼製束であり、ボルト軸を最も上昇 させても、ボルト軸は抜け止めされて、抜け出ることはない。
【0029】 請求項5の考案は、前記横架材受体と前記雌螺子との間の前記ボルト軸にハン ドルを設けたことを特徴とする請求項3又は4に記載の鋼製束であり、ハンドル を回動して強力なトルクを発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態を示す一部切り欠き斜視図
である。
【図2】本考案の一実施形態を示す全体斜視図である。
【符号の説明】
1 横架材受体 2 ボルト軸 2B 下部端 3 固定パイプ 5 雌螺子 5A 下部端 6 支持体 7 摺動部材 8 ハンドル

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横架材受体と、該横架材受体に上部を接
    続したボルト軸と、該ボルト軸の下部が螺合して挿入す
    るとともに、下部に支持体を設けた固定パイプとを備え
    た鋼製束において、前記ボルト軸の下部には前記固定パ
    イプの内周面に、軸方向に摺動自在な摺動部材を設けた
    ことを特徴とする鋼製束。
  2. 【請求項2】 前記固定パイプは円筒形状であり、前記
    摺動部材は前記ボルト軸に外嵌する円形リングであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の鋼製束。
  3. 【請求項3】 前記固定パイプは、中空なパイプ本体の
    上部端に前記ボルト軸の下部が螺合する雌螺子を形成
    し、前記ボルト軸の下部端に前記摺動部材を設けたこと
    を特徴とする請求項2記載の鋼製束。
  4. 【請求項4】 前記摺動部材は前記雌螺子の下部端に係
    止可能に設けられることを特徴とする請求項3記載の鋼
    製束。
  5. 【請求項5】 前記横架材受体と前記雌螺子との間の前
    記ボルト軸にハンドルを設けたことを特徴とする請求項
    3又は4に記載の鋼製束。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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