JP2601822Y2 - 伸縮型持送り枠 - Google Patents

伸縮型持送り枠

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JP2601822Y2
JP2601822Y2 JP1993063176U JP6317693U JP2601822Y2 JP 2601822 Y2 JP2601822 Y2 JP 2601822Y2 JP 1993063176 U JP1993063176 U JP 1993063176U JP 6317693 U JP6317693 U JP 6317693U JP 2601822 Y2 JP2601822 Y2 JP 2601822Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建築現場等で使用され
ている伸縮型持送り枠に関する。
【0002】
【従来の技術】建築現場等では鋼管を使用して枠組を造
り、その枠組に持送り枠を取り付け、その持送り枠の上
部に板材を置いて足場として使用していた。持送り枠に
も幾つかの種類があるが、図5に示す伸縮型の持送り枠
70は、垂直材71、斜材72及び水平材73を三角状
に形成し、該水平材73には差込み材74が設けられて
おり、その持送り枠70の上部に載せる板材や取り付け
幅に応じて差込み材74をスライドさせていた。差込み
材74の固定は、水平材73の先部に孔75を形成し、
その孔75に軸心を同じにして水平材73の外側にナッ
ト76を取り付け、そのナット76にボルト77をねじ
込んで差込み材74を押圧することにより行っていた。
従って、差込み材74を伸縮する場合は、ボルト77を
緩めて、所望の長さに伸縮し、再びボルト77を締めて
差込み材74を押圧するようにしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、ボルト
77を締め付ける場合や緩める場合には工具が必要であ
り、また、一個毎に締め付けたり緩めたりしなければな
らないので手間がかかり、更に締め付けたボルト77が
振動等で緩みがちであるという問題があった。本考案は
このような事情に鑑みなされたもので、工具等を必要と
せず簡単に差込み材の伸縮及び固定ができる伸縮型持送
り枠を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の伸縮型持送り枠は、垂直材、斜材及びパイプから
なる水平材を三角状に形成し、該水平材にはスライド可
能に差込み材が設けられ、少なくとも前記垂直材にはク
ランプ金具を備えた伸縮型持送り枠において、前記水平
材の先部に、作用面に滑り止め部を有する偏心カムを回
動自在に取り付けると共に、該偏心カムの作用面側を、
前記差込み材に形成されて後部にストッパーを有する溝
内に嵌入し、更に弾性部材により前記作用面が前記溝の
底面を押圧するように構成されている。
【0005】
【作用】請求項1記載の伸縮型持送り枠においては、垂
直材、斜材及び差込み材を備えた水平材を三角状に形成
し、水平材の先部に、作用面に滑り止め部を有する偏心
カムを回動自在に取り付けると、弾性部材の弾性力によ
り偏心カムの作用面が差込み材に形成された溝の底面を
押圧するので、常に差込み材がロック状態となる。この
ロック状態を解除するには偏心カムを回転させて、前記
作用面を前記溝の底面から離反させる。そして、再びロ
ックする場合には、偏心カムから手を離すだけで、弾性
部材の弾性力により再びロック状態になる。ここで、差
込み材を押圧する場合には、作用面に滑り止め部を有し
ているので差込み材は滑り難くなり、更に差込み材の後
部にストッパーが設けられているので、差込み材を水平
材から引き抜くと、このストッパーに偏心カムが当接し
て差込み材が外れることはない。
【0006】
【実施例】続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案
を具体化した実施例につき説明し、本考案の理解に供す
る。ここに、図1は本考案の一実施例に係る伸縮型持送
り枠の側面図、図2は同平面図、図3は図1における矢
視A−A断面図、図4は伸縮型持送り枠の取り付け方法
を示す部分図である。図1〜3に示す伸縮型持送り枠1
0は、垂直材11、水平材12及び斜材13を有する枠
体13aと、前記水平材12に嵌入した差込み材14
と、前記差込み材14のロック機構14aとを備えてい
る。以下これらについて詳しく説明する。
【0007】前記枠体13aは、垂直材11と水平材1
2とを固着し、斜材13を垂直材11と、ロック機構1
4aを介して水平材12とに取り付けて三角形状にして
いる。前記垂直材11は等辺山形鋼からなり、上部には
枠組の鋼管11aに取り付けるクランプ金具19が、下
部には下受ブラケット20が設けられており、クランプ
金具19により枠組みされている鋼管11aに持送り枠
10を取り付けるようになっている。前記水平材12は
鋼管からなり、後端は垂直材11に固定され、先部下部
には長手方向に長孔21が設けられている。前記斜材1
3は鋼管からなり、その鋼管の両端が潰され、一端は垂
直材11の下受ブラケット20に固定され、他端はロッ
ク機構14aの支持部材22に固定されている。
【0008】前記差込み材14は鋼管及び鋼板からな
り、水平材12内に収納できる長さの調整部24と、調
整部24の先端に設けられているヘッド部25と、ヘッ
ド部25の先端に設けられているガイド部材26とを有
している。前記調整部24の下部に両端部を残して溝1
5が形成され、その残した両端部がストッパー23、2
3aとして作用する。そして、差込み材14はストッパ
ー23とストッパー23a間の長さ伸縮できるようにな
っている。
【0009】前記ロック機構14aは、偏心カム17及
び弾性部材の一例であるばね18を支持軸18aに設
け、該支持軸18aを支持部材22に取り付けて構成し
ており、そのロック機構14aは水平材12の長孔21
の直下に取り付けられている。前記偏心カム17は、前
記差込み材14の溝15の底面16を押圧する作用面1
7aを有し、該作用面17aに凹凸状の滑り止め部28
を設けており、更に偏心した位置に取り付け孔29を備
え、滑り止め部28の反対側には突出したレバー部30
を有している。前記ばね18は、両端に先端部が曲げら
れた棒ばね部31を有し、中央部はコの字状の押圧部3
2を備え、両側の棒ばね部31と押圧部32との間には
円筒コイルばね部33を設けている。そして、ロック機
構14aは、偏心カム17が支持部材22に固定してい
る支持軸18aの中央に、取り付け孔29により回動自
在に取り付けられており、更にばね18の棒ばね部31
の先部を支持部材22に当接させ、押圧部32を偏心カ
ム17の側面に当て、円筒コイルばね部33を支持軸1
8aに取り付けて構成しており、ばね18の弾性力によ
り偏心カム17の作用面17aが、水平材12の長孔2
1を貫通して差込み材14の溝15の底面16を押圧す
るようになっている。
【0010】そして、この伸縮型持送り枠10を使用す
る場合は、先ず鋼管11aにより作業対象物の周囲に枠
組し、図4に示すように鋼管11aに持送り枠10のク
ランプ金具19の腕部35を片側に開いて取り付け、ボ
ルト34とナット37により腕部35とクランプ金具本
体36とを締めて持送り枠10を固定する。次に持送り
枠10に載せる板材等の幅に合わせて差込み材14の長
さを調整する。差込み材14の調整は、ロック機構14
aの偏心カム17のレバー部30を左に回して偏心カム
13を回転させ、差込み材14の溝15の底面16から
偏心カム17の作用面17aを離反し、所望の長さに差
込み材14を伸縮させる。なお、差込み材14を延長で
きる最大の長さは、偏心カム17が差込み材14のスト
ッパー23に当接するまでの長さであり、またこのスト
ッパー23により差込み材14が水平材11から外れな
い。そして、再び差込み材14を固定する場合は、レバ
ー部30から手を離すことにより、ばね18の弾性力が
作用して偏心カム17が逆方向に回転し、作用面17a
が差込み材14の溝15の底面16に再び押圧されるこ
とにより固定される。このようにして多数の持送り枠1
0を鋼管11aに設け、差込み材14の上に板材を載せ
て足場として使用する。以上のように、差込み材の伸縮
及び固定を、工具等を使用せずに容易に行うことができ
る。なお、本実施例では、クランプ金具を垂直材だけに
設けたが、必要な場合には差込み材のガイド板に設けて
よい。
【0011】
【考案の効果】請求項1記載の伸縮型持送り枠は、垂直
材、斜材及び差込み材を有する水平材を備え、水平材の
先部に偏心カムを回動自在に取り付け、弾性部材の弾性
力により偏心カムの作用面により前記差込み材に形成さ
れた溝の底面を押圧するので、常に差込み材がロック状
態になる。従って、従来のようにボルトにより差込み材
を固定していた場合のように、振動等によりロック状態
が緩むことはない。また、ロック状態を解除する場合は
偏心カムを回転させて解除させ、再びロック状態にする
場合には弾性部材の弾性力により偏心カムから手を離す
だけでロック状態になるので、従来のように一個毎ボル
トを締めたり、緩めたりする手間が省けるし、工具等も
不要になる。そして、偏心カムの作用面には滑り止め部
を設けているので、押圧している差込み材は滑り難くな
り、更に差込み材の後部にストッパーを設けているの
で、差込み材が水平材から外れることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る伸縮型持送り枠の側面
図である。
【図2】同平面図である。
【図3】図1における矢視A−A断面図である。
【図4】伸縮型持送り枠の取り付け方法を示す部分図で
ある。
【図5】従来例に係る伸縮型持送り枠の側面図である。
【符号の説明】
10 持送り枠 11 垂直材 11a 鋼管 12 水平材 13 斜材 13a 枠体 14 差込み材 14a ロック機構 15 溝 16 底面 17 偏心カム 17a 作用面 18 ばね 18a 支持軸 19 クランプ金具 20 下受ブラケット 21 長孔 22 支持部材 23 ストッパー 23a ストッパー 24 調整部 25 ヘッド部 26 ガイド部材 28 滑り止め部 29 取り付け孔 30 レバー部 31 棒ばね部 32 押圧部 33 円筒コイルばね部 34 ボルト 35 腕部 36 クランプ金具本体 37 ナット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直材、斜材及びパイプからなる水平材
    を三角状に形成し、該水平材にはスライド可能に差込み
    材が設けられ、少なくとも前記垂直材にはクランプ金具
    を備えた伸縮型持送り枠において、 前記水平材の先部に、作用面に滑り止め部を有する偏心
    カムを回動自在に取り付けると共に、該偏心カムの作用
    面側を、前記差込み材に形成されて後部にストッパーを
    有する溝内に嵌入し、更に弾性部材により前記作用面が
    前記溝の底面を押圧していることを特徴とする伸縮型持
    送り枠。
JP1993063176U 1993-10-28 1993-10-28 伸縮型持送り枠 Expired - Fee Related JP2601822Y2 (ja)

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