JP3513128B2 - コアドリルの水処理パットの固定構造 - Google Patents

コアドリルの水処理パットの固定構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばコンクリー
ト構造物、石材、岩盤、鉄鋼構造物等の被削物に穿孔す
る際に用いられるコアドリルであって、穿孔位置に供給
された水の貯留や飛散防止等のために、水処理パッドが
用いられるコアドリルに関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリート構造物、石材、岩盤、鉄鋼
構造物等の被削物に穿孔する装置として、図4に示され
るようなコアドリルDがある。このコアドリルDは、穿
孔に用いられるコアビット11を備えたドリルユニット
10を有しており、該ドリルユニット10は支持ユニッ
ト20の台座21に立てられた支柱22にラックアンド
ピニオン機構23,24により昇降可能に取り付けられ
ている。そして、モータ12などの駆動手段でコアビッ
ト11を回転させた状態でドリルユニット10を下降さ
せてコアビット11をコンクリート構造物Wなどの被削
物に押しつけることにより穿孔することができる。
【0003】また、穿孔の際は、通常、粉塵の発生を防
止や装置および被削物の冷却等の目的で穿孔位置に給水
がなされる。そして、供給した水が被削物であるコンク
リート構造物Wなどの表面に溢れ出したり、コアビット
11の回転に伴って飛散したりすること等を防止するた
めに、穿孔位置およびコアビット11を取り囲む水処理
パット(以下、単にパットとも称する)30を設置し固
定している。
【0004】また、コアドリル10の台座11の四隅に
は台座21の高さ調節用のボルト25a,25bが螺着
されており、これらのうち水処理パット30寄りのボル
ト25aを利用してパット30が固定されている。図示
されるように、この高さ調節ボルト25aには、パット
30の固定に用いられる押さえ金具26が取り付けられ
ている。押さえ金具26は、短冊形状の板材(素材)を
折り曲げたようなものであり、途中に形成された穴をボ
ルト25aに通した状態で取り付けられている。また、
ボルト25aには、押さえ金具26の上に位置するコイ
ルばね27が挿通されており、さらにコイルばね27の
上には蝶ねじ28が螺着されている。
【0005】水処理パット30を設置し固定する場合
は、まずパット30を所定位置に置き、次いで押さえ金
具26の先端部をパット30の上面にあてがい、この状
態で蝶ねじ28を締め込む。すると、締め込み力がコイ
ルバネ27を介して押さえ金具26に伝わり、押さえ金
具26の先端部によってパット30がコンクリート構造
物Wに押しつけられ固定される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の固定構造には次のような不具合がある。まず、水
処理パット30にあてがった押さえ金具26の先端部の
位置ずれが生じやすいという点がある。従来は、蝶ねじ
28を徐々に締め込みながらパット30を固定すること
で位置ずれを防止しているが、これでは迅速にパット3
0を固定できない。
【0007】また、従来のパット30の固定構造は、台
座21の高さ調節ボルト25aを利用して押さえ金具2
6を取り付けるものであるが、この構造では高さ調節用
のボルト25aの緩みを防止することが難しい。したが
って、コアドリルDを設置する際にボルト25a,25
bの捩じ込み位置を調節して台座21の高さを適切に設
定したとしても、その後にボルト緩みが生じて、台座2
1の高さにずれが生じたり、台座21が傾いたりするお
それがある。したがって、頻繁に調整をやり直したり、
設定をチェックしたりする必要が生ずる。
【0008】さらに、穿孔時には、穿孔により生ずるコ
ンクリート粉と水との混合物である、いわゆるノロがボ
ルト25aに付着することがあるが、このパット30の
固定手段では、ボルト25aに付着して乾燥したノロが
台座21のねじ穴の中(ボルトと台座との螺合面)に入
り込みやすい。したがって、従来のコアドリルDでは入
り込みを防止するためには、例えばこまめに清掃する必
要があるなど面倒である。ねじ穴内にノロが入り込む
と、ねじ山が傷つけられて所望の位置にボルトを位置さ
せることが難しくなったり、ボルトが回し難くなるなど
の不具合が生ずる。
【0009】本発明は、以上のような背景の下になされ
たものであり、水処理パットを迅速または確実に固定で
き、高さ調節ボルトの緩みが防止されており、または台
座のねじ穴の中へのノロの入り込みが防止されている、
コアドリルの水処理パットの固定構造を提供することを
課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明者らは、水処理パットの固定構造について鋭
意検討した結果、次のような発明に想到するに至った。
【0011】本発明は、コアドリルによって被削物に穿
孔する際に穿孔位置に設置される水処理パットを、コア
ドリルの台座に取り付けられた押さえ金具を用いて固定
する水処理パットの固定構造において、押さえ金具は、
台座に固定される基端部と、該基端部から延びるアーム
部とを有し、該アーム部で水処理パットを押さえて固定
するものであり、かつ弾性を有する素材からなるもので
あることを特徴とするものである。
【0012】先に説明したように、従来の固定構造で水
処理パットを固定する場合は、固定時に、ボルトに螺着
された蝶ねじを徐々に締め込みながらパットを固定する
必要がある。これに対し、本発明で用いられる押さえ金
具が弾性を有する素材からなるので、押さえ金具の基端
部を予め台座に固定した状態でパットを固定できる。例
えば蝶ねじで押さえ金具を固定する場合であれば、蝶ね
じで固定された押さえ金具のアーム部を弾力に抗して持
ち上げて水処理パットにあてがうことにより、迅速にパ
ットを固定できる。アーム部の向きを変える必要がある
場合は、完全に固定せず、アーム部を回転できる程度に
緩めた状態が好ましいが、この場合であっても極めて短
時間で押さえ金具を固定することができるため、迅速に
水処理パットを固定できる。なお、弾性を有する素材と
しては、例えばバネ鋼や弾性を有する工具鋼からなる板
材などを挙げることができる。
【0013】また、押さえ金具としては、そのアーム部
の水処理パットに接する位置に、パットに引っ掛けるこ
とができる係合手段を備えるものがより好ましい。従
来、押さえ金具のパットに接する部分は平面であるた
め、この部分をパットの上面の最適な位置に接触させる
と、穿孔時の振動で押さえ金具が外れることがある。こ
の点、本発明のように、アーム部の水処理パットに接す
る位置に、例えば爪など、パットに引っ掛けるための係
合手段を備えれば、アーム部をパットの上面などに迅速
にあてがうことができ、しかも穿孔時に振動を受けても
押さえ金具が外れることがない。つまり、パットを固定
する作業を迅速かつ確実に行うことができる。
【0014】なお、押さえ金具のアーム部の係合手段
は、水処理パットに引っ掛けることができる形状であれ
ば、特に形状は限られない。例えば、パットが突起やレ
ール状部などの凸状部を有する場合、押さえ金具の係合
手段は、穴形状部や下開きのコ字形状部などの凹状部が
好ましい。パットが穴や溝などの凹部を有する場合、押
さえ金具の係合手段は、爪などの凸状部が好ましい。
【0015】また、上記課題を解決する別の発明は、コ
アドリルによって被削物に穿孔する際に穿孔位置に設置
される水処理パットをコアドリルの台座に取り付けられ
た押さえ金具を用いて固定する構造であり、台座高さ調
節用のボルトが複数設置された台座に設けられる水処理
パットの固定構造において、複数の高さ調節用ボルトの
うち水処理パット寄りのボルトが取り付けられる位置
、当該ボルトが通される貫通穴を形成し、当該ボルト
が螺着されるねじ穴を有する筒状のねじ穴部を備えたホ
ルダを、ねじ穴の上端が少なくとも貫通穴の上端より上
方に位置するように台座に固定し、ホルダのねじ穴にボ
ルトを螺着すると共に、当該ボルトに、ホルダのねじ穴
の上方に位置するようにボルトの緩み止め手段を螺着
し、押さえ金具の基端部に挿通穴を形成して、当該挿通
穴をホルダの筒状のねじ穴部に外挿し、押さえ金具を
ルダに固定する締め付け手段を、ホルダの筒状のねじ穴
部の外周に螺着することを特徴とするものである。
【0016】本発明に係る水処理パットの固定構造で
は、高さ調節用ボルトのうち、押さえ金具の固定に用い
られる水処理パット寄りのボルトは、台座に固定された
ホルダを介して台座に螺着される。ホルダの台座への固
定手段は特に限定されるものではないが、例えば台座の
貫通穴内に雌ねじを形成し、ホルダに設けた雄ねじを貫
通穴に螺着させることで固定することができる。このホ
ルダに水処理パット寄りのボルトを螺着させると、この
ボルトは台座の貫通穴に挿通された状態になる。したが
って、この水処理パット寄りのボルトを捩じ込み位置を
調節することで、台座の下面からのボルト先端の突出長
さを調節でき、台座の高さ調節が可能である。
【0017】水処理パット寄りのボルトには緩み止め手
段が螺着されている。例えばナットなどである緩み止め
手段はホルダの上方に位置しており、これを下方のホル
ダに締め付けることにより、ボルトをホルダに対して締
め上げることができる。したがって、水処理パット寄り
のボルトの緩み止めとして機能する。従来の固定構造
(図4参照)では、ボルトに螺着された蝶ねじを締め込
んでも、押さえ金具が締め付けられるだけで、ボルトを
台座に対して締め上げることができず、ボルトの緩みを
防止できなかったが、本発明によれば、確実に水処理パ
ット寄りのボルトの緩み止めが可能である。緩み止めで
きれば、調節した台座高さがずれることが防止され、再
調節やずれていないか確認する作業が不要であり、穿孔
作業の作業性が向上する。
【0018】また、押さえ金具は、その基端部に形成さ
れた挿通穴をホルダの筒状のねじ穴部に外挿させた状態
で台座に取り付けられており、押さえ金具の挿通穴が外
挿される筒状のねじ穴部の外周には、押さえ金具を台座
に固定する締め付け手段が螺着されている。したがっ
て、締め付け手段を締め付けることによって押さえ金具
を台座に固定できる。ホルダのねじ穴部としては、例え
ば、ボルトを螺着させるねじ穴を備えた筒状の部材であ
って、その外周に雄ねじを有しているようなものを挙げ
ることができる。
【0019】このように、本発明によれば、水処理パッ
トの固定構造として高さ調節ボルトを利用し、しかもボ
ルトと押さえ金具をそれぞれ独立して固定することがで
きる。従来であれば、押さえ金具を締め付ける蝶ねじは
高さ調節ボルトに螺着されているため、押さえ金具を締
め付ける際、ボルトが回転するおそれがある。この場
合、ボルトが回転すると台座の高さが変化してしまう。
また、押さえ金具を締め付けてもボルトを締め上げるこ
とはできないため、ボルトの緩みを防止できなかった。
この点、本発明では、押さえ金具を固定するための締め
付け手段は、水処理パット寄りのボルトではなく、台座
に固定されたホルダに螺着されている。したがって、押
さえ金具を固定する際、ボルトを回転させるおそれがな
く、独立して迅速に押さえ金具を固定できる。また、ボ
ルトに螺着された緩み止め手段により、迅速かつ確実に
ボルトを緩み止めされた状態に固定できる。なお、押さ
え金具を弾性を有する素材からなるものにしたり、アー
ム部の先端に爪を設ければ、先に説明したような効果が
併せて得られるためより好ましい。
【0020】また、本発明では、台座にホルダが固定さ
れており、ホルダによって貫通穴の上側の開口が覆われ
ている。したがって、穿孔により生ずるノロが直接貫通
穴内に入ることが防止されている。また、一般的には、
穿孔位置に近い下側ほどノロがつきやすいが、本発明で
は、台座にホルダを固定したため、水処理パット寄りの
ボルトが螺着されるねじ穴の上端開口は、実質的にホル
ダのねじ穴の上端であり、従来(つまり貫通穴の上端開
口)より高い位置になっている。しかもホルダのねじ穴
の上端開口は緩み止め手段で覆われる。したがって、本
発明によれば、ボルトが螺着されるねじ穴へのノロの入
り込みを確実に防止できる。
【0021】そして、ホルダのねじ穴の内面には凹部が
備えられている。この凹部を設けておくと、高さ調節ボ
ルトを緩める(上方にねじ上げる)際に、例えばボルト
の下端(先端)部に付着したノロが削り取られ、ねじ穴
内へのノロの入り込みを最小限に抑えることができる。
下側からのノロの入り込みを防止する観点では、この凹
部はホルダのねじ穴内面のより下側に設けられるのがよ
り好ましい。また、凹部を外側に貫通した形状、例えば
スリット形状にすると、ホルダの外側から凹部に付着し
たノロを除去できるなど、凹部の掃除が容易であるため
より好ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面と共に説明する。
【0023】図1を参照して、1はコンクリート構造物
Wに穿孔する際、穿孔位置Hに水処理パット2を設置し
て用いられるコアドリルの台座である。なお、コアドリ
ルの台座1以外の支持ユニットや、支持ユニットに昇降
可能に支持されるドリルユニットは、従来の技術で説明
したものと同様であり、その説明は省略する。
【0024】図1に示されるように、台座1の四隅には
それぞれ台座1の高さ調節ボルト3,4が螺着されてお
り、これらのボルト3,4の捩じ込み位置を調節して台
座1の下面から突出するボルト先端部の長さを調節する
と、台座1の安定度を調節できる。そして、これらのボ
ルト3,4のうち、穿孔位置H寄りの2つのボルト(
処理パット寄りのボルト)3は、ホルダ5を介して台座
1に固定されている。
【0025】図2および図3に示されるように、台座1
の、ボルト3が取り付けられる位置には貫通穴1aが形
成されており、該貫通穴1aにはその上側からホルダ5
が取り付けられている。ホルダ5は略筒形状の部材であ
り、その外周の中間部につば部5aを備える。つば部5
a以外の外周には雄ねじが形成されており、また貫通穴
1aの内周にも雌ねじが形成されている。したがって、
ホルダ5は、つば部5aを台座1に締め付けることによ
り、しっかりと台座1に螺着される。なお、符号「5
b」は、ホルダ5の下端に形成されたスリットである。
【0026】また、ホルダ5の内側はねじ穴5cになっ
ており、ボルト3が螺着されている。つまりボルト3
は、ホルダ5を介して台座1に固定されている。ボルト
3には、ホルダ5の上方に位置する蝶ねじ(緩み止め手
段)6が螺着されている。この蝶ねじ6をホルダ5の雄
ねじ部(ねじ穴部)5dの上端に締め付けると、ボルト
3がホルダ5に対して締め上げられ、緩み止めされた状
態になる。なお、別のボルト4の場合も同様に固定でき
る。
【0027】そして、ホルダ5には、水処理パット2の
固定に用いられる押さえ金具7が取り付けられている。
押さえ金具7は鋼材(JIS:SK5(焼入焼戻し))
からなる部材であり、ホルダ5のねじ穴部5cに外挿さ
れる挿通穴7aと、該挿通穴7aが形成された基端部7
bから延びるアーム部7cとを有する。アーム部7cの
先端には、水処理パット2に形成された後述の溝2aに
係合する爪(係合部)7dが形成されている。また、ホ
ルダ5のねじ穴部5cであってつば部5aの上方には押
さえ金具7を固定するためのナット(締め付け手段)8
が螺着されている。このナット8を締め付けることで、
ボルト3の緩み止め作業とは独立して、押さえ金具7を
ホルダ5すなわち台座1に固定できる。
【0028】この押さえ金具7によって固定される水処
理パット2は、図1に示されるように、穿孔位置Hを取
り囲む略環状であって高さを有する部材であり、水を溜
めできると共に水の飛散を防止できるようになってい
る。そして、水処理パット2の上端部には環状の溝2a
が形成されている。なお、符号「2b」は水処理パット
2の内側に溜まった水を排出させるためのドレンであり
ホース(図示せず)を接続できるようになっている。
【0029】このような水処理パット2の固定構造で水
処理パット2を設置し固定する場合は、まず台座1およ
び水処理パット2を所定位置に設置する。次に、高さ調
節ボルト3,4の捩じ込み量を調節して台座1の安定度
を設定し、ボルト3,4に螺着された蝶ねじ6を締め込
んで緩み止めされた状態にする。また、押さえ金具7を
回転させることができる程度に、ナット8を締め込んだ
状態で、押さえ金具7のアーム部7cを押さえ金具7自
体に備わる弾力に抗して持ち上げ、その先端の爪7dを
水処理パットの溝2aに引っ掛ける。溝2aは、水処理
パット2aの上面の全周にわたって形成されているの
で、爪7dを簡単に引っ掛けることができる。そして,
引っ掛けた後、両ナット8を締め付けて押さえ金具7を
完全に固定すると、水処理パット2の固定が完了する。
【0030】このように、本実施形態は、高さ調節ボル
ト3,4の緩み止め作業と、押さえ金具7の固定作業と
を別個独立にできる構造になっており、ボルトの緩み止
めおよび押さえ金具の固定をそれぞれ確実におこなうこ
とができるようなっている。また、各作業を独立して行
うことができるため、作業の順番や他方の設定状態など
を考慮する必要がなく、各作業を迅速に行うことができ
る。
【0031】また、本実施形態では、図1および図2に
示されるように、ボルトが螺着されるねじ穴5cの開口
位置が台座1の上面に比べて高い位置になっている。し
たがって、コアドリルで穿孔する際に発生する、いわゆ
るノロがねじ穴5cの中に入り難く、またボルト3にも
付き難い。したがって、ねじ穴5c内へのノロの入り込
みをより確実に防止できる。さらに、ホルダ5の下端に
スリット5bが設けられているので、ボルト3を上方に
ねじ上げて取り外す場合などに、スリット5bでノロが
削り取られ、ねじ穴5c内へのノロの入り込みを最小限
に抑えることができる。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、水処理パ
ットを迅速または確実に固定でき、高さ調節ボルトの緩
みを防止でき、または台座のねじ穴中へのノロの入り込
みをより確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の水処理パットの固定構造を示す斜視
図。
【図2】 図1のA−A面を示す断面図
【図3】 ボルトの取り付け構造を示す分解斜視図。
【図4】 従来のコアドリルを示す側面図。
【符号の説明】
1 台座 1a 貫通穴 2 水処理パット 2a 溝 3 ボルト(水処理パット寄りのボルト) 5 ホルダ 5b スリット(凹部) 5c ねじ穴 5d 雄ねじ部(ねじ穴部) 6 蝶ねじ(緩み止め手段) 7 押さえ金具 7a 挿通穴 7b 基端部 7c アーム部 7d 爪(係合手段) 8 ナット(締め付け手段) W コンクリート構造物(被削物) H 穿孔位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−329135(JP,A) 特開2002−275822(JP,A) 特開 平8−66919(JP,A) 特開 平7−214542(JP,A) 実開 昭62−103893(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B28D 7/02 B28D 1/14

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアドリルによって被削物に穿孔する際
    に穿孔位置に設置される水処理パットをコアドリルの台
    座に取り付けられた押さえ金具を用いて固定する構造で
    あり、台座高さ調節用のボルトが複数設置された台座に
    設けられる水処理パットの固定構造において、 複数の高さ調節用ボルトのうち水処理パット寄りのボル
    トが取り付けられる位置に、当該ボルトが通される貫通
    穴を形成し、当該 ボルトが螺着されるねじ穴を有する筒状のねじ穴部
    を備えたホルダを、ねじ穴の上端が少なくとも貫通穴の
    上端より上方に位置するように台座に固定し、 ホルダのねじ穴にボルトを螺着すると共に、当該ボルト
    に、ホルダのねじ穴の上方に位置するようにボルトの
    み止め手段を螺着し、 押さえ金具の基端部に挿通穴を形成して、当該挿通穴を
    ホルダの筒状のねじ穴部に外挿し、 押さえ金具をホルダに固定する締め付け手段を、ホルダ
    筒状のねじ穴部の外周に螺着することを特徴とするコ
    アドリルの水処理パットの固定構造。
  2. 【請求項2】 ホルダは、ねじ穴の内面に凹部を備えて
    いる請求項1に記載のコアドリルの水処理パットの固定
    構造。
  3. 【請求項3】 押さえ金具は、台座に固定される基端部
    と、該基端部から延びるアーム部とを有し、該アーム部
    で水処理パットを押さえて固定するものであり、かつ弾
    性を有する素材からなるものである請求項1または請求
    項2に記載のコアドリルの水処理パットの固定構造
  4. 【請求項4】 押さえ金具は、そのアーム部の水処理パ
    ットに接する位置に、水処理パットに引っ掛けることが
    可能な係合手段を備えるものである請求項1から請求項
    3のいずれか一項に記載のコアドリルの水処理パットの
    固定構造
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれか一項に
    記載されたコアドリルの水処理パットの固定構造を備え
    ているコアドリル。
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