JPH076282B2 - 傾斜スラブ用金物 - Google Patents
傾斜スラブ用金物Info
- Publication number
- JPH076282B2 JPH076282B2 JP19780092A JP19780092A JPH076282B2 JP H076282 B2 JPH076282 B2 JP H076282B2 JP 19780092 A JP19780092 A JP 19780092A JP 19780092 A JP19780092 A JP 19780092A JP H076282 B2 JPH076282 B2 JP H076282B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- support
- pipe
- hardware
- inclined slab
- slab
- Prior art date
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、傾斜或いは湾曲した鉄
筋コンクリート造の床や天井等を建造する際に、コンク
リート型枠の底面を保持する為の傾斜スラブ用金物に関
する。
筋コンクリート造の床や天井等を建造する際に、コンク
リート型枠の底面を保持する為の傾斜スラブ用金物に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、傾斜スラブ用コンクリート型枠の
底面は、図6に示すように先端に支持用金物19を取り
付けた伸縮可能なパイプサポート14'を、該型枠底面
15の支持枠16と直角な方向に、該支持枠16と基台
となる床面との間に圧接させて設けることにより、保持
されていた。
底面は、図6に示すように先端に支持用金物19を取り
付けた伸縮可能なパイプサポート14'を、該型枠底面
15の支持枠16と直角な方向に、該支持枠16と基台
となる床面との間に圧接させて設けることにより、保持
されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のパイプ
サポートによるコンクリート型枠底面の保持では、パイ
プサポートが斜めに配置される為、上方からの荷重に対
して弱く、又、荷重がかかった際の該パイプサポートの
倒れ込みを防止する為に、各パイプサポートをチェーン
等を用いて保持しなくてはならず、作業に非常に多くの
人手を要すると共に、作業能率も悪いという問題点を有
していた。本発明は、これら従来の問題点の解決を課題
とする。
サポートによるコンクリート型枠底面の保持では、パイ
プサポートが斜めに配置される為、上方からの荷重に対
して弱く、又、荷重がかかった際の該パイプサポートの
倒れ込みを防止する為に、各パイプサポートをチェーン
等を用いて保持しなくてはならず、作業に非常に多くの
人手を要すると共に、作業能率も悪いという問題点を有
していた。本発明は、これら従来の問題点の解決を課題
とする。
【0004】
【課題を解決する為の手段】本発明では、パイプ上に略
コ字状の支持金具を固定した支持具と、該支持具上に回
動自在に連結され、下端を支持板で連結し、先端寄り側
面に楔挿入用の縦孔を形成した略コ字状の受部を有する
受具とから成る傾斜スラブ用金物をパイプサポートの上
端に取り付け、該傾斜スラブ用金物を介して型枠底面の
支持枠を保持することにより上記従来の問題点を解決し
た。
コ字状の支持金具を固定した支持具と、該支持具上に回
動自在に連結され、下端を支持板で連結し、先端寄り側
面に楔挿入用の縦孔を形成した略コ字状の受部を有する
受具とから成る傾斜スラブ用金物をパイプサポートの上
端に取り付け、該傾斜スラブ用金物を介して型枠底面の
支持枠を保持することにより上記従来の問題点を解決し
た。
【0005】
【作用】傾斜スラブ用金物の下側の受具は、該金物をパ
イプサポート上に嵌合固定すると共に、上側の受具をコ
ンクリート型枠底面の支持枠の傾きに応じて傾斜可能に
保持し、このことで支持枠の傾きに拘わらず、常にパイ
プサポートを直立状態で設置し得るように作用する。
又、受具の略コ字状の受部は、該受部の縦孔に挿入され
た楔との間でコンクリート型枠底面の支持枠を滑り止め
の板材を介して挟み込み、金物を該支持枠の所定位置に
不動に固定するように作用する。
イプサポート上に嵌合固定すると共に、上側の受具をコ
ンクリート型枠底面の支持枠の傾きに応じて傾斜可能に
保持し、このことで支持枠の傾きに拘わらず、常にパイ
プサポートを直立状態で設置し得るように作用する。
又、受具の略コ字状の受部は、該受部の縦孔に挿入され
た楔との間でコンクリート型枠底面の支持枠を滑り止め
の板材を介して挟み込み、金物を該支持枠の所定位置に
不動に固定するように作用する。
【0006】
【実施例】図1は実施例の正面図である。図示したよう
に本発明の傾斜スラブ用金物は、下方の受具1と、該受
具1上に軸で首振り自在に連結された上方の支持具2と
から成る。
に本発明の傾斜スラブ用金物は、下方の受具1と、該受
具1上に軸で首振り自在に連結された上方の支持具2と
から成る。
【0007】上記支持具2は、図2に示すようにパイプ
4上に略コ字状の支持金具3を固定したもので、該支持
金具3の側面には、軸となるボルト10の挿入用の孔
6,6が穿設されている。又、該パイプ4は、下方の小
径部4"と上方の大径部4'との間に係止段部5を形成し
たもので、該小径部4"は、後述するパイプサポートの
内部に嵌入する径に形成されている。
4上に略コ字状の支持金具3を固定したもので、該支持
金具3の側面には、軸となるボルト10の挿入用の孔
6,6が穿設されている。又、該パイプ4は、下方の小
径部4"と上方の大径部4'との間に係止段部5を形成し
たもので、該小径部4"は、後述するパイプサポートの
内部に嵌入する径に形成されている。
【0008】又、上記受具1は、図3及び図4に示すよ
うに略コ字状に屈曲した金属板の所定位置を支持板7で
連結し、上方に略コ字状の受部1'を形成したもので、
該受部1'の先端寄り側面には、楔挿入用の縦孔9,9が
形成されている。又、該支持板7の下方には、上記ボル
ト10挿通用の孔8,8が穿設されている。尚、該受具
1は、上記支持具2の支持金具3内に挿入できるように
該支持金具3の幅よりやや小さく形成されている。
うに略コ字状に屈曲した金属板の所定位置を支持板7で
連結し、上方に略コ字状の受部1'を形成したもので、
該受部1'の先端寄り側面には、楔挿入用の縦孔9,9が
形成されている。又、該支持板7の下方には、上記ボル
ト10挿通用の孔8,8が穿設されている。尚、該受具
1は、上記支持具2の支持金具3内に挿入できるように
該支持金具3の幅よりやや小さく形成されている。
【0009】上記構成を有する本発明の傾斜スラブ用金
物は、図5に示すように基台となる床面上に立設された
パイプサポート14上に取り付けられ、鉄筋コンクリー
トによる傾斜した床や湾曲した天井等の傾斜スラブを形
成するコンクリート型枠の底面15下部に設けられた金
属製の支持枠16に固定されることにより、該支持枠1
6を下方湾曲不可に保持するものである。この支持枠1
6への上記金物の固定は、支持枠16の上下に滑り止め
用の板材17,18を介在させて、下方から前述した受
具1の略コ字状の受部1'を差し込み、該受部1'の先端
寄りに設けた縦孔9から上側の板材17上に楔12を打
ち込むことにより為され、このことで該支持枠16は板
材17,18を介して楔12と支持板7との間で挟圧さ
れ、上記受具1は、支持枠16の所定位置に不動に固定
される。よって、金物を保持した伸縮可能なパイプサポ
ート14を伸ばし、該金物を押し上げても位置ずれを生
ぜず、金物を確実に支持枠16の下端に圧接させて型枠
の底面15を保持できるものである。尚、この時、上記
受具1は上述したように下方の支持具2上に首振り自在
に取り付けられているので、傾斜あるいは湾曲した支持
枠16の傾きに応じて回動し、傾斜スラブ用金物を保持
した各パイプサポート14は、それぞれの位置で常に床
面に対して垂直に設置されるものである。
物は、図5に示すように基台となる床面上に立設された
パイプサポート14上に取り付けられ、鉄筋コンクリー
トによる傾斜した床や湾曲した天井等の傾斜スラブを形
成するコンクリート型枠の底面15下部に設けられた金
属製の支持枠16に固定されることにより、該支持枠1
6を下方湾曲不可に保持するものである。この支持枠1
6への上記金物の固定は、支持枠16の上下に滑り止め
用の板材17,18を介在させて、下方から前述した受
具1の略コ字状の受部1'を差し込み、該受部1'の先端
寄りに設けた縦孔9から上側の板材17上に楔12を打
ち込むことにより為され、このことで該支持枠16は板
材17,18を介して楔12と支持板7との間で挟圧さ
れ、上記受具1は、支持枠16の所定位置に不動に固定
される。よって、金物を保持した伸縮可能なパイプサポ
ート14を伸ばし、該金物を押し上げても位置ずれを生
ぜず、金物を確実に支持枠16の下端に圧接させて型枠
の底面15を保持できるものである。尚、この時、上記
受具1は上述したように下方の支持具2上に首振り自在
に取り付けられているので、傾斜あるいは湾曲した支持
枠16の傾きに応じて回動し、傾斜スラブ用金物を保持
した各パイプサポート14は、それぞれの位置で常に床
面に対して垂直に設置されるものである。
【0010】このようにして傾斜スラブ用コンクリート
型枠の下面を保持した後、鉄筋を配した上側の型枠内に
コンクリートを流し込み、所望の傾斜スラブが形成され
るものである。
型枠の下面を保持した後、鉄筋を配した上側の型枠内に
コンクリートを流し込み、所望の傾斜スラブが形成され
るものである。
【0011】尚、上述した傾斜スラブ用金物のパイプサ
ポート14への取り付けは、下端のパイプ小径部4"を
パイプサポート14の上側からその内部に差し込むこと
により為され、このことで該傾斜スラブ用金物は、係止
段部5がパイプサポート14の上部周縁に当接して該パ
イプサポート14上に保持されるものである。
ポート14への取り付けは、下端のパイプ小径部4"を
パイプサポート14の上側からその内部に差し込むこと
により為され、このことで該傾斜スラブ用金物は、係止
段部5がパイプサポート14の上部周縁に当接して該パ
イプサポート14上に保持されるものである。
【0012】尚、図1において符号13は縦孔9に挿入
される楔12を本体から逸脱しないように金物と連結す
る為の鎖、11は軸となるボルト10に螺合したナット
を示す。
される楔12を本体から逸脱しないように金物と連結す
る為の鎖、11は軸となるボルト10に螺合したナット
を示す。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明の傾斜スラブ用金物
は、コンクリート型枠底面の支持枠に該支持枠の傾斜角
度に応じて受具を回動させ、取り付けられるので、パイ
プサポートは形成されるスラブの傾きに拘わらず常に床
面に対して垂直に設置され、コンクリートの流し込みに
よる垂直荷重を効果的に受け、型枠底面の保持がより確
実になる。又、従来のようにパイプサポートが傾いて設
置されないので、その倒れ込みを防止するチェーン等は
不要であり、設置作業が簡素化され、人手の削減並びに
作業能率の向上に優れた効果を奏する。
は、コンクリート型枠底面の支持枠に該支持枠の傾斜角
度に応じて受具を回動させ、取り付けられるので、パイ
プサポートは形成されるスラブの傾きに拘わらず常に床
面に対して垂直に設置され、コンクリートの流し込みに
よる垂直荷重を効果的に受け、型枠底面の保持がより確
実になる。又、従来のようにパイプサポートが傾いて設
置されないので、その倒れ込みを防止するチェーン等は
不要であり、設置作業が簡素化され、人手の削減並びに
作業能率の向上に優れた効果を奏する。
【図1】実施例の正面図である。
【図2】支持具の正面図である。
【図3】受具の正面図である。
【図4】図3の左側面図である。
【図5】使用状態の側面図である。
【図6】従来例による傾斜スラブ保持状態側面図であ
る。
る。
1 受具 1' 受部 2 支持具 3 支持金具 4 パイプ 5 係止段部 6,8 軸孔 7 支持板 9 縦孔 10 ボルト 12 楔 14 パイプサポート 15 型枠底面 16 支持枠 17,18 板材
Claims (1)
- 【請求項1】 パイプ上に略コ字状の支持金具を固定し
た支持具と、該支持具上に回動自在に連結され、先端寄
り側面に楔挿入用の縦孔を形成し、下端を支持板で連結
した略コ字状の受部を有する受具とから成り、基台とな
る床面上に立設したパイプサポートの上部に嵌合し、傾
斜スラブ用コンクリート型枠底面の支持枠を保持する傾
斜スラブ用金物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19780092A JPH076282B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 傾斜スラブ用金物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19780092A JPH076282B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 傾斜スラブ用金物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06158855A JPH06158855A (ja) | 1994-06-07 |
JPH076282B2 true JPH076282B2 (ja) | 1995-01-30 |
Family
ID=16380563
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19780092A Expired - Lifetime JPH076282B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 傾斜スラブ用金物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH076282B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6912919B2 (en) | 2002-08-01 | 2005-07-05 | Wetmaster Co., Ltd. | Restriction flowmeter |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100773774B1 (ko) * | 2006-09-15 | 2007-11-12 | 박영식 | 각도조절이 가능한 동바리장치 |
KR101255047B1 (ko) * | 2011-05-09 | 2013-04-16 | 주식회사 한빛구조엔지니어링 | 토압전달용 조립식 거푸집 유니트 및 이를 이용한 암반구간에서 지하역타시 토압지지방법 |
-
1992
- 1992-06-30 JP JP19780092A patent/JPH076282B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6912919B2 (en) | 2002-08-01 | 2005-07-05 | Wetmaster Co., Ltd. | Restriction flowmeter |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06158855A (ja) | 1994-06-07 |
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