JP3170409B2 - コンクリート基礎の支持金具 - Google Patents

コンクリート基礎の支持金具

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JP3170409B2
JP3170409B2 JP04402194A JP4402194A JP3170409B2 JP 3170409 B2 JP3170409 B2 JP 3170409B2 JP 04402194 A JP04402194 A JP 04402194A JP 4402194 A JP4402194 A JP 4402194A JP 3170409 B2 JP3170409 B2 JP 3170409B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物のコンクリート
基礎を施工する際に用いられる支持金具に関する。
【0002】
【従来の技術】建築物のコンクリート基礎は、格子状に
組み立てられた鉄筋をコンクリートで覆い断面逆T字形
に形成されるものであるが、この時、従来は図6及び図
7に示すように格子状に組まれた鉄筋18とメタルフォ
ームと称される型枠19をコンクリート打設が行える状
態に支持金具11を用いて保持していた。
【0003】この支持金具11は、図4や図5に示すよ
うに砂利などを締め固めて形成された基盤A上に配置さ
れる敷板12上に、所定間隔を有して一対の支持ボルト
13,13を立設すると共に、この支持ボルト13でか
ぶり板と称される鉄筋の支持部材15を固定し、更に上
記支持ボルト13の先端寄りに上下のナット17,17
で位置調節可能に型枠の受け金具16を固定するもので
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の支持金
具では、支持ボルトを敷板に取り付ける際、同時に鉄筋
の支持部材も固定しなくてはならず、作業性が悪いとい
う問題点を有していた。
【0005】またこの鉄筋の支持部材は、所定高さを有
する板状のもので、敷板上から上方に突出して取り付け
られることからコンクリート打設の際、コンクリートの
まわりを妨げ、注意して作業を行わないと、基礎下端の
コンクリートベース内に空所を生じる虞れがあった。更
にこの支持部材は、形成されるコンクリート基礎のベー
ス厚に応じて高さの異なるものを複数用意しなくてはな
らず、部品点数が増えることから部品管理が煩わしくな
ると共に、コストアップの要因にもなるという問題点を
有していた。
【0006】更にまた上述した従来の支持金具では、支
持ボルトはその下端で敷板に固定されているだけなの
で、ぐらつきやすく、外力が加わると傾いてその上端寄
りに取り付けられた受け金具が位置ずれを起こし、型枠
が正規の位置にセットできないという問題点も有してい
た。
【0007】本発明は、これら従来の支持金具が有して
いた問題点の解決を課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記の課題
を解決するために鉄筋の支持部材を所定位置にボルトの
挿通孔が穿設された幅方向に長い形状に形成すると共
に、この支持部材を支持ボルトに挿入された円筒形のホ
ルダーで保持することとした。
【0009】
【作用】支持ボルトに挿着される円筒形のホルダーは、
鉄筋の支持部材を保持し、その取り付け作業を簡素化す
ると共に、積み重ねることにより上記支持部材の取り付
け高さを変更するように作用する。
【0010】また上記ホルダーで保持され、支持ボルト
の中程に挿着された支持部材は、その上面でコンクリー
ト基礎の構造材となる鉄筋を支持すると共に、敷板上に
立設された左右の支持ボルトを連結し、そのがたつきを
防止するように作用する。
【0011】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づき本発明を詳
細に説明する。
【0012】まず図1は、実施例の分解斜視図である。
図示したように本発明のコンクリート基礎の支持金具1
は、基台となる敷板2と、この敷板2に直立するように
ナット7で固定される一対の支持ボルト3,3と、この
支持ボルト3に挿着される筒状のホルダー4と支持部材
5及び形枠の受け金具6とから成る。
【0013】上記敷板2は、従来と同様に鋼板を屈曲し
て形成されたものであり、所定位置には支持ボルト3の
挿入孔2aが穿設されている。
【0014】また型枠の受け金具6も従来と同様に支持
ボルト3が挿通する一対の長孔6a,6aが形成される
と共に、その外側にそれぞれ一対の係止片6b,6bが
上方に屈曲して形成されたものである。
【0015】支持ボルト3は、周囲に螺条を設けた杆体
状のものである。
【0016】ホルダー4は、内径が支持ボルト3の外径
よりやや大きい中空円筒形の金属パイプ状のものであ
る。
【0017】支持部材5は、所定位置にボルト3の挿通
孔5aが穿設されたL形アングル状のものである。
【0018】これらで構成される本発明の支持金具1
は、敷板2に穿設された二個の挿入孔2a,2aにそれ
ぞれ支持ボルト3,3を挿入し、このボルト3に螺合し
た上下のナット7,7で敷板2を挟み込めば、一対の支
持ボルト3,3は所定間隔を有して敷板2上に立設され
るので、この支持ボルト3に先ずホルダー4を差し込
み、次いで支持部材5を差し込むと、支持部材5は前記
ホルダー4で図2に示すように支持ボルト3の中程に保
持されることとなる。この時、両支持ボルト3,3は、
支持部材5で連結され、そのぐらつきが抑えられる。よ
って、このようにして支持部材5を取り付けた支持金具
1を砂利などを締め固めて形成された基礎施工現場の基
盤A上に所定間隔毎に配置し、その上にコンクリート基
礎の構造材となる鉄筋8を格子状に組み立てると、この
格子状の鉄筋8は、基盤A上の所定高さに上記支持部材
5で保持されるものである。(図3参照)なおこの鉄筋
8の支持高さは、施工されるコンクリート基礎のベース
(図示せず)厚によって異なるが、この高さの調節は支
持ボルト3に挿入するホルダー4の数を変えることによ
り行うこととする。
【0019】次に、このようにして配置された各支持金
具1の支持ボルト3先端に、受け金具6を上下のナット
7,7で挟み込み取り付ける。なおこの時、受け金具6
は支持ボルト3が挿通した長孔6aに沿って左右にある
程度動き得ると共に、ナット7でその高さが調節できる
ので、所定の位置でナット7を締め込み、固定すること
とする。そして、このようにして固定された受け金具6
の支持片6b,6b間に型枠9の下端を嵌め込めば、型
枠9は図3に示すように鉄筋8の外側にコンクリート打
設が行える状態に保持されるものである。
【0020】このようにして鉄筋8と型枠9を所定位置
に保持した後、向かい合った型枠9間にコンクリートを
流し込むことにより、所望のコンクリート基礎が形成さ
れるものであるが、この時、本発明の支持金具1では、
鉄筋8を保持している支持部材5は、支持ボルト3に挿
着されたホルダー4で保持され、支持部材5と敷板2と
の間には隙間を有するので、打設されたコンクリートの
まわりが妨げられる虞れは無い。
【0021】なお上記実施例では、鉄筋の支持部材はそ
の強度上からL形アングルを用いた例を示したが、この
支持部材は所定位置に支持ボルトの挿入孔が穿設され、
ホルダーで保持されるものであれば、その形状は断面コ
字形あるいは平板状など他の形状であっても良い。
【0022】また実施例では、支持ボルトを上下のナッ
トで挟み込み、敷板に取り付けるようにした例を示した
が、この支持ボルトは敷板上に直立するように取り付け
られれれば良く、例えば下側のナットを敷板に溶接など
の手段で取り付けたり、あるいは敷板の挿入孔に直接、
ボルトが螺合する螺子条を設けることとしても良い。
【0023】
【発明の効果】以上の通り、本発明のコンクリート基礎
の支持金具では、鉄筋を支持する支持部材を左右の支持
ボルトに挿着して取り付けるようにしたので、組み立て
が容易になると共に、支持ボルトのぐらつきも抑えら
れ、現場での作業性が著しく向上する。
【0024】また支持部材を保持するホルダーは、積み
重ねることにより、その高さを変えることができるの
で、容易にベース厚の異なるコンクリート基礎の施工に
対応できると共に、従来のようにサイズの異なる複数の
支持部材を必要とせず、部品の在庫管理が容易になり、
製作コストの低減もはかられる。
【0025】更に支持部材と敷板との間には、隙間が形
成されるので、コンクリートのまわりが良くなり、従来
のように形成されたコンクリート基礎の内部に空所が形
成される虞れが無く、コンクリート打設作業に熟練を要
さずとも均質な強度を有する品質の高いコンクリート基
礎の施工が可能になるという多くの優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の分解斜視図である。
【図2】同上、組立状態の側面図である。
【図3】同上、使用状態の斜視図である。
【図4】従来例の分解斜視図である。
【図5】同上、組立状態の側面図である。
【図6】同上、鉄筋を保持した状態の斜視図である。
【図7】同上、鉄筋と型枠を保持した状態の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 敷板 2 支持ボルト 3 ホルダー 4 支持部材 5 受け金具 6 ナット 7 鉄筋 8 型枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 彰 大阪市浪速区桜川2丁目2番29号 湖南 工業株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04G 17/14 E02D 27/01 E02D 27/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 敷板と、この敷板上に立設される一対の
    支持ボルトと、この支持ボルトに挿着される筒形のホル
    ダーと、このホルダーで支持され上記支持ボルトの中程
    に保持される鉄筋の支持部材と、上記支持ボルトの先端
    寄りに上下のナットで位置調節可能に取り付けられる型
    枠の受け金具とから成るコンクリート基礎の支持金具。
JP04402194A 1994-03-15 1994-03-15 コンクリート基礎の支持金具 Expired - Fee Related JP3170409B2 (ja)

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