JP3420980B2 - 床 束 - Google Patents

床 束

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JP3420980B2
JP3420980B2 JP31377499A JP31377499A JP3420980B2 JP 3420980 B2 JP3420980 B2 JP 3420980B2 JP 31377499 A JP31377499 A JP 31377499A JP 31377499 A JP31377499 A JP 31377499A JP 3420980 B2 JP3420980 B2 JP 3420980B2
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耕一 中田
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城東テクノ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、住宅などの建築
物に於いて、大引や根太などの床下地材を支える為の床
束の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】住宅などでは、床下を支える為に、大引
などの下に床束を立てる必要がある。従来、この床束
を、高さ調節自在に構成したものは既に提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の高さ
調節自在な床束は、ターンバックル機構を用いているの
で、調節時にはその全高をネジの回転だけで行わなけれ
ばならない。この為、調節寸法が長いと、その作業に時
間がかかることになり、例えば、一般住宅では1棟当り
20〜30本の床束を用いるので、その作業ロスは大き
なものとなる。
【0004】本発明は、このような点に鑑み、迅速に高
さ調節できて、作業性の良い床束を提供するにある。ま
た、本発明は、高さ調節後の位置保持力が高く、長期に
互って安定よく床下支持ができる床束を提供するにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の床束の技術的手
段は、抜き差し自在に嵌結合したネジ棒及び外筒と、外
筒の端部に設けられた高さ調節機構とからなり、高さ調
節機構は、少なくとも1箇所に切り割りを有する割ナッ
トと、割ナットの外に軸方向移動自在に嵌合した割ナッ
ト押えとで構成され、割ナットは一方端の外面に止リン
グを嵌め付けて外筒に支持され、また、他方端の内面に
はネジ棒と螺合する雌ネジ部が形成されて、この雌ネジ
形成端部は拡径自在であり、更に、割ナットの雌ネジ形
成端部の外面は、キー部を有するテーパ面で、また、割
ナット押えの内面はキー溝を有するテーパ面になってい
て、割ナット押えを、割ナットの雌ネジ形成端部の外側
に移動させると、テーパ面同士が接触すると共に、キー
結合して、雌ネジ部とネジ棒とのネジ結合が保持される
ようになることにある。
【0006】また割ナットの下端の外鍔には切欠を設
け、かつ、割ナット押えの下端には突子を設け、更にそ
れらの相対位置を少しずらせておき、割ナット押えを、
割ナットの雌ネジ形成位置の外に移動させて、強く押し
た時にのみ、切欠と突子とが嵌入結合するようにしても
よい。更に、外筒の壁面に、ネジ棒との回転止め用のボ
ルトを螺着させておいてもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の床束の実施の形態を、図
面の実施例に基づいて説明する。1は床束で、その下端
には台板2が取付けられていて、地面3上に載置され、
また、上端には受板4が取付けられていて、ここに大引
5などの床下地材が載る。床束1は、ネジ棒6と、外筒
7と、高さ調節機構8とからなり、ネジ棒6は外筒7に
抜き差し自在に嵌入していて、希望の位置で高さ調節機
構8で固定できるようになっている。
【0008】高さ調節機構8の詳細は図2、図3に示さ
れている。10は割ナットで、外筒7の下端に回転自在
に取付けられる。図示の実施例の割ナット10は、2つ
割りされた2分体構成である。この割ナット10の上端
部内面には、小さな内鍔11が形成されていて、この内
鍔11は外筒7の外面に形成された環状溝12に嵌入結
合する。従って、割ナット10は外筒7に対して、軸方
向への移動はできないが、回転は自由である。13はバ
ネ材製の止リングで、リングの1箇所に切り割りが設け
られている。止リング13は割ナット10の上端部外面
に形成された環状溝14に嵌め付けられる。この止リン
グ13を嵌めることによって、割ナット10は合体状態
を保持するようになる。
【0009】割ナット10の下端部内面には雌ネジ部1
5が形成されていて、ネジ棒6と螺合する。また、割ナ
ット10の下方部外面は、下に向って太くなるテーパ面
16になっており、かつ、このテーパ面16には、各分
体に1個づつキー部17が突出形成されている。更に割
ナット10の下端外面には外鍔18が形成されていて、
ここに各分体に1個づつの切欠19が設けられている。
【0010】20は割ナット押えで、割りの無い完全な
リング状で、外面はナット状の6角に成形されている。
この割ナット押え20の内面はテーパ面21になってい
て、割ナットのテーパ面16と対応している。また、こ
のテーパ面21にはキー溝22が形成されていて、この
キー溝22は割ナットのキー部17に対応している。更
に、割ナット押え20の下端面には突子23が形成され
ている。この突子23は切欠19と一応対応している
が、位置的に僅ずかなずれがあって、少し強く押し込ま
ないと嵌結合しない。
【0011】次に、前記床束の使用法について説明す
る。先ず、割ナット10を外筒7の下端に、内鍔11を
環状溝12に嵌結合させて取付け、更に溝14に止リン
グ13を嵌め付ける。この状態で割ナット10は、上端
では係止されているが、下端では自由である。従って、
雌ネジ部15とネジ棒6との螺合関係は係脱自在で、自
由に縦方向に滑ることができ、これにより急速な高さ調
節が可能である。なお、割ナット押え20は割ナット1
0の外側に嵌まっているが、上方に移動させておけば、
割ナット押え20の内面がテーパ面21になっていて、
下方が拡がっているので、割ナット10の下端部の拡径
作動の邪魔にはならない。
【0012】床束の高さ調節時には、このネジ部での滑
りを利用して、最終調節位置の近くまで一気に高さ調節
を進める。次にその位置で、割ナット押え20を下方移
動させると、テーパ面16、21同士が接触し、割ナッ
ト10は割ナット押え20によって外面を押えられて、
縮径すると共にネジが結合し、更にこの状態で固定保持
される。これにより、雌ネジ部15とネジ棒6との間に
滑りは生じなくなる。また、キー部17とキー溝22と
が嵌結合するので、割ナット10と割ナット押え20と
の間は回転止めされる。更に、割ナット押え20を最下
端まで下げると、突子23が切欠19に嵌入することに
なるが、両者の位置には円周方向に僅かなずれがある
為、少し強く割ナット押え20を押し下げなければ、両
者は嵌入結合しない。しかし、一旦、嵌入させると、こ
れが位置保持機能を果し、割ナット押え20が不用意に
上昇移動するのを防止できる。
【0013】この後、割ナット押え20の外に、スパナ
などの工具を結合させて、回転を加える。割ナット押え
20と割ナット10とはキー結合しているので一体に回
転し、雌ネジ部15とネジ棒6とのネジの噛合関係によ
って、割ナット10は上下方向に移動し、床束の高さ調
節ができる。なお、割ナット10と外筒7とは内鍔11
と環状溝12とで結合しているだけなので、外筒7は、
割ナット10の上下移動には連動するが、従動回転はし
ない。このネジ回転によって、床束の高さを微調節し、
床下を適正に支持できるようにする。このようにして高
さ調節が完了すると、外筒7の壁面に螺着された蝶ボル
ト24を締めて。外筒7とネジ棒6との回転止めを図
り、更に、割ナット10の下方に座金26を介して固定
用ナット25を締め込んで、ロックナット方式で、割ナ
ット10の弛み止めを図る。
【0014】一旦設置した床束を取り外す場合には、前
記の取付けと逆の手順を行えばよい。即ち、蝶ボルト2
4及びナット25を緩め、割ナット押え20を上方に移
動させれば、ネジ関係が外れるので、外筒7の上下は自
由となる。
【0015】前記の実施例では、床束の各部材は全て金
属製としたが、合成樹脂で作ることも可能であり、本発
明では材質の選択は自由である。また、合成樹脂製とす
る場合には、割ナットに弾性を有する材料を使用すれ
ば、2分体構成とする必要はなく、1箇所に切り割りを
有する一体物とすることも可能で、また、この時には止
リングも不要となる。
【0016】本発明は、前記の実施例に限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲の記載の範囲内で自由に変形
実施可能である。特に、各部材の材質、割ナットの割り
数や形状、割ナット押えの形状などは自由である。
【0017】
【発明の効果】本発明の床束は、ネジ棒と割ナットとの
ネジ関係の結合・離脱を簡単に行えるので、調節寸法が
長い場合には、ネジ関係を離脱させて、一気に最終位置
の近くまで高さ調節し、その後、ネジ関係を結合させて
微調節すればよい。この為、床の高さ調節を迅速に行
うことができ、施工時の作業性の向上を図ることができ
る。更にネジ関係の結合・離脱の切替は、割ナット押え
を上下に移動させるだけであるから、切替作業は簡単で
ある。更に、割ナットと割ナット押えとの嵌結合をテー
パ面で行うので、割ナット押えを上方移動させた時に
は、割ナットの下端部は拡径自在となり、割ナット押え
を下方移動させた時には、割ナットをネジ結合状態でし
っかりと固定保持できる。また、本発明の床束は、全体
として構造が簡単であるから、製造コストが低く、廉価
に提供可能である。
【0018】
【0019】
【0020】請求項のものは、割ナットを押え付けた
状態で、割ナット押えを固定保持できるので、回転作業
時に割ナット押えが不用意に移動するようなことがな
く、作業性の向上が図れる。
【0021】請求項のものは、外筒とネジ棒との回転
止めを簡単に行えるので、高さ調節後の弛み防止を充分
に図ることができ、長期に互って、安定よく床下を支持
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の床束の使用状態の正面図。
【図2】高さ調節機構の組立状態の断面図。
【図3】高さ調節機構の分解状態の半断面図。
【符号の説明】
1 床束 2 台板 4 受板 6 ネジ棒 7 外筒 8 高さ調節機構 10 割ナット 11 内鍔 12、14 環状溝 13 止リング 15 雌ネジ部 16、21 テーパ面 17 キー部 18 外鍔 19 切欠 20 割ナット押え 22 キー溝 23 突子 24 蝶ボルト 25 固定用ナット

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抜き差し自在に嵌結合したネジ棒及び外
    筒と、外筒の端部に設けられた高さ調節機構とからな
    り、高さ調節機構は、少なくとも1箇所に切り割りを有
    する割ナットと、割ナットの外に軸方向移動自在に嵌合
    した割ナット押えとで構成され、割ナットは一方端の外
    面に止リングを嵌め付けて外筒に支持され、また、他方
    端の内面にはネジ棒と螺合する雌ネジ部が形成されて、
    この雌ネジ形成端部は拡径自在であり、更に、割ナット
    の雌ネジ形成端部の外面は、キー部を有するテーパ面
    で、また、割ナット押えの内面はキー溝を有するテーパ
    面になっていて、割ナット押えを、割ナットの雌ネジ形
    成端部の外側に移動させると、テーパ面同士が接触する
    と共に、キー結合して、雌ネジ部とネジ棒とのネジ結合
    が保持されるようになる床束。
  2. 【請求項2】 割ナットの下端の外鍔には切欠が、割ナ
    ット押えの下端には突子が設けられ、かつ、その相対位
    置は少しずれていて、割ナット押えを、割ナットの雌ネ
    ジ形成端部の外に移動させて、強く押した時にのみ、切
    欠と突子とが嵌入結合するようになる請求項1記載の床
    束。
  3. 【請求項3】 外筒の壁面に、ネジ棒との回転止め用の
    ボルトが螺着されている請求項1記載の床束。
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