JPH0645284Y2 - 穿孔機 - Google Patents

穿孔機

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JPH0645284Y2
JPH0645284Y2 JP11066990U JP11066990U JPH0645284Y2 JP H0645284 Y2 JPH0645284 Y2 JP H0645284Y2 JP 11066990 U JP11066990 U JP 11066990U JP 11066990 U JP11066990 U JP 11066990U JP H0645284 Y2 JPH0645284 Y2 JP H0645284Y2
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JP
Japan
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clutch
motor
shaft
pipe
case body
Prior art date
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Application number
JP11066990U
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English (en)
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JPH0467915U (ja
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保 小屋
卓 鈴木
隆次郎 岩橋
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Kyoto Tool Co Ltd
Original Assignee
Kyoto Tool Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、水道管、ガス管等の穿孔機に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来、水道管やガス管に対し、分岐配管を設ける際に
は、分水栓を備えたサドル本管に取り付け、その上方に
穿孔機の下端部を固定して穿孔を行なう方式が採られて
おり、その穿孔機としても種々のものがあり実用されて
いる。例えば実開昭63-60505号公報や実公昭63-20490号
公報に開示されている穿孔機は、モータと主軸(スピン
ドル)や送りネジ(送り用軸)等の部材を並列的に配置
することにより全体の高さを低く抑えて使いやすいよう
に工夫されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
穿孔加工に際し、穿孔機をサドルに固定する手段とし
て、前記実公昭63-20490号に開示されているように、穿
孔機下端のフランジをボルトにより固定する手段もある
が、このボルト締めは大変わずらわしい。そこで、前記
実開昭63-60505号に開示されているように、ねじを利用
して穿孔機をサドルに取り付ける形式が採用されてきて
いる。しかし、穿孔加工に際し、回転刃の送りを大きく
すると回転刃が本管にくい込みロックされて回転刃が止
まる。この回転刃のくい込みは、送りハンドルを逆転さ
せることにより解けるが、このハンドルの逆転が容易に
行なえない場合もあり、ロック状態が長く続くとモータ
が焼損する恐れがあり、またロックの際のショックによ
りサドルへの締め付けねじがゆるむ。このねじのゆるみ
には気付かない場合が多く、ゆるんだまま穿孔加工を続
けると正確な孔があけられなかったり、また、穿孔機を
損傷したりする恐れがある。
また、この種の穿孔機は約20kgもの重さがあり、これを
サドルの上面に当てがってねじ締め固定する場合、通常
はモータ側の上部には取手がついているが穿孔機本体側
には何もなく、上記取手を持って吊り上げた場合、穿孔
機は傾斜した状態となるので、他方の手で穿孔機の本体
側部を支えて垂直にする必要がある。しかし、この他方
の手による支えに際しても、本体側の上半部には支持突
起がないため垂直に支えることは困難であった。
さらに、穿孔機自体不使用時には床又はテーブルの上に
横倒しにして置くことになり、この場合にもモータと穿
孔機本体の両側部が下になり外表面に傷がつくため、置
く際にも種々注意を払わねばならないという煩らわしさ
があった。
本考案は、上記の諸欠点を解決することを技術的課題と
するものである。
〔課題を解決するための手段〕
前記課題は、次の通りの技術的手段によって解決でき
る。すなわち、モータ軸の回転を、歯車を介して、回転
刃を備えた主軸に伝えるに際し、モータ軸と、モータ軸
側のピニオンとの間にクラッチを設けることにより、回
転刃が本管にくい込んでロックされ止った際には、この
クラッチによってモータ軸とピニオン間の連結を切り離
して、停止時のショックを吸収すると共にモータの回転
を継続させることにより、モータの焼損を防止するとい
う技術的手段を要旨とするものである。
そして、さらに、穿孔機本体のモータ取付位置とは反対
側に門型の補助取手を設けることにより、両手による垂
直持ち上げを可能とすると共に、この補助取手に横倒し
の際のスタンドの役割をも果せるという技術的手段を要
旨とするものである。
さらに詳述すれば、本考案は、ケース本体の側部に配置
されたモータの回転を、ピニオンと平歯車を介して、ケ
ース本体内に装着された胴部に長孔を有するパイプ軸に
伝え、このパイプ軸の回転を、パイプ軸内に回転可能に
設けられ下端にホルソーを備えた主軸に、該主軸の上部
に軸線に対して直交的に圧入されその両端を前記長孔の
外方にまで延長して設けられたピンを介して伝えると共
に、パイプ軸に隣接して平行に設けられたハンドル付き
の送りボルトの回転により、前記パイプ軸に沿って上下
動する送りナットにて前記ピンを介して主軸を上下動さ
せるようにし穿孔機において、前記モータの回転軸にク
ラッチAを固定し、その下面にスチールボールを介して
クラッチBを軸方向に摺動可能に設けると共に、クラッ
チBの下面には圧縮コイルバネを圧力調整可能に設け、
該クラッチBの外周部に、前記ピニオンの中心孔を挿入
固定したことを特徴とする穿孔機であり、上記の穿孔機
において、ケース本体のモータ取付位置と反対側に、門
型の補助取手を、その中央直線部がモータ中心とケース
本体中心とを結ぶ線に対しほぼ直交する方向となるよう
にケース本体から外方に離して固定したことをも特徴と
する穿孔機である。
〔実施例〕
第1図並びに第2図おいて、は下端にホルソー(回転
刃)を備えた主軸で、中央部に軸線に沿う長孔を貫
通状に備えたパイプ軸内に、上下の軸受を介して
回転可能に内装されており、該パイプ軸も上下の軸受
によりケース本体に対して回転可能に支持されて
いる。ケース本体は、下部のギヤケースと中央の筒
状ケースおよび上端部のカバーとから成り、前記軸
受はギヤケースとカバーに設けられている。
はパイプ軸の下端部にキーにて固定された平歯車
で、この平歯車には、モータの回転がピニオンを介
して伝達されるようになっている。
は、上部に把手を備えたモータで、その下端が、前
記ギヤケースの側部上方に位置する筒状ケースの張出
側部に固定されている。
は、モータ軸に固定されたクラッチAで、その下面
にV型凹部が同心円上に複数設けられ、これと対応する
クラッチBの上面にはスチールボールの下半部が沈む
深さの凹部が同数設けられ、両凹部の間にスチールボー
ルが挟持されている。このクラッチBは、前記ピニオ
ンの中心孔にキーを介して挿入固定されており、こ
のクラッチBの下面には圧縮コイルバネが調整ネジ
により圧力調整可能に設けられている。
従って、通常は、モータの回転はクラッチA、スチー
ルボール、クラッチBを介してピニオンに伝わ
り、前記平歯車を回転させるが、平歯車に一定以上の
大きな負荷が加わるとピニオンは回転せず、モータ
の回転によるスチールボールの押し下げ力が圧縮コイ
ルバネの圧力に打ち勝ってクラッチBをピニオンと
共に下方に摺動させるため、クラッチAのV型凹部とス
チールボール間の挟圧力が弱まり、モータ軸の空転を許
すことになる。
第2図のは、筒状ケース内の前記パイプ軸の側部に
平行的に設けられた送りボルトで、その下端は筒状ケー
スの下端内方に形成した支持部に軸支され、上端
は、前記カバーの上方に突出させて、ハンドルによ
り回転可能になっている。
、上記の送りボルトの上端部にねじ込まれた送りナ
ットで、その側部には、前記パイプ軸に摺動可能に嵌
るリングが上下に一定間隔を存して設けられており、
このリングを前記パイプ軸に嵌めた状態にて、パイ
プ軸の両側の長孔を横切るようにピンが主軸を貫
通して圧入され、このピンの外端上部には前記送りナッ
トの上方のリングの下面との間にスラスト軸受が設
けられている。
従って通常は、モータを回転させるとクラッチおよび
ピニオンと平歯車を介してパイプ軸が回転する。
パイプ軸が回転すると長孔に嵌っているピンを介
して主軸が回転し、下端のホルソーが回転する。
主軸を回転させた状態でハンドルを回転させると送
りナットがパイプ軸の外周に沿って下降し、これと
同時にピンも長孔に沿って下降するので主軸が下降
しホルソーに切削のための送りを与える。
(32)はギヤケースの下端にて主軸に外周に、設けら
れたスクレパー、(33)はOリングで、これらにより本
管穿孔時に噴出する水やガスがギヤケース内に侵入する
のを防止している。(34)は、ギヤケースの下部に設け
られたジョイントスリーブで、その下端にジョイントナ
ット(35)を備えており、このジョイントナット(35)
がサドルに固定された分水栓上部の開口(36)にねじ込
まれ穿孔機が固定される。
なお、(37)は門型の補助取手で、ケース本体のモー
タとは反対側に、筒状ケースの下端フランジ部(3
8)とギヤケースを貫通させてその両下端部がネジ固
定(39)されている。そして、この補助取手は上端の中
央直線部(40)が、モータ中心とケース本体中心とを結
ぶ線に対しほぼ直交する方向となるように、ギヤケース
の外端部とほぼ同じ位置まで外方に曲げられており、筒
状ケースとの間に取手としての空間を確保すると共
に、この取手を下にして穿孔機を横倒しする際のスタン
ドの役割をも果すものである。
上記実施例は、モーターを主軸の側部に並置して、全高
を圧縮した形態の穿孔機について説明したが、モータを
主軸の上部に位置させることもできる。
〔考案の効果〕
本考案は上記の通りの構成であるため、穿孔に際しホル
ソーが本管に喰い込み主軸の回転が止まった場合で
も、モータ軸とピニオンの間に設けたクラッチが働き、
圧縮コイルバネの力に打ち勝ってスチールボールを
介してクラッチBを下方へ摺動させるので、スチールボ
ールによる回転力の伝達は行なわれず、クラッチAはス
チールボールの上面を滑ってピチピチと音を立てながら
空転する。
従って、穿孔機の内部機構へのショックを大巾に緩和で
き、上記の空転音の感知によりハンドルを逆転させてホ
ルソーを本管から離すことによりモータの焼損も防止で
きる。
また、門型の補助取手(37)は、穿孔機のサドルへの着
脱に際し、両手でモータ上部の把手と補助取手(37)
を持つことができるので垂直が容易に得られジョイント
ナットとサドル側の分水栓上部の開口との位置合せが容
易となる。
さらに、穿孔機を横倒しにする場合には、スタンドの役
目を果し、載置、持ち上げが容易になる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は縦断側
面図、第2図は第1図のA-A線における縦断面図。 1……主軸、2……ホルソー、3……パイプ軸、4……
長孔、7……ケース本体、8……ギヤケース、9……筒
状ケース、10……カバー、11……平歯車、13……ピニオ
ン、14……モータ、15……把手、17……クラッチA、18
……モータ軸、19……クラッチB、20……スチールボー
ル、22……圧縮コイルバネ、23……調整ネジ、25……送
りボルト、27……ハンドル、28……送りナット、30……
ピン、35……ジョイントナット、37……補助取手、
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−60505(JP,U) 実開 昭58−143173(JP,U) 実公 昭63−20490(JP,Y2)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケース本体の側部に配置されたモータの回
    転を、ピニオンと平歯車を介して、ケース本体内に装着
    された胴部に長孔を有するパイプ軸に伝え、このパイプ
    軸の回転を、パイプ軸内に回転可能に設けられ下端にホ
    ルソーを備えた主軸に、該主軸の上部に軸線に対して直
    交的に圧入されその両端を前記長孔の外方にまで延長し
    て設けられたピンを介して伝えると共に、パイプ軸に隣
    接して平行に設けられたハンドル付きの送りボルトの回
    転により、前記パイプ軸に沿って上下動する送りナット
    にて前記ピンを介して主軸を上下動させるようにした穿
    孔機において、前記モータの回転軸にクラッチAを固定
    し、その下面にスチールボールを介してクラッチBを軸
    方向に摺動可能に設けると共に、クラッチBの下面には
    圧縮コイルバネを圧力調整可能に設け、該クラッチBの
    外周部に前記ピニオンの中心孔を挿入固定したことを特
    徴とする穿孔機。
  2. 【請求項2】請求項1記載の穿孔機において、ケース本
    体のモータ取付位置と反対側に、門型の補助取手を、そ
    の中央直線部がモータ中心とケース本体中心とを結ぶ線
    に対しほぼ直交する方向となるようにケース本体から外
    方に離して固定したことを特徴とする穿孔機。
JP11066990U 1990-10-22 1990-10-22 穿孔機 Expired - Lifetime JPH0645284Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP11066990U JPH0645284Y2 (ja) 1990-10-22 1990-10-22 穿孔機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11066990U JPH0645284Y2 (ja) 1990-10-22 1990-10-22 穿孔機

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Publication Number Publication Date
JPH0467915U JPH0467915U (ja) 1992-06-16
JPH0645284Y2 true JPH0645284Y2 (ja) 1994-11-24

Family

ID=31858040

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JP11066990U Expired - Lifetime JPH0645284Y2 (ja) 1990-10-22 1990-10-22 穿孔機

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JP (1) JPH0645284Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SG89416A1 (en) * 2000-08-31 2002-06-18 Nitto Kohki Co Boring machine

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SG89416A1 (en) * 2000-08-31 2002-06-18 Nitto Kohki Co Boring machine

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Publication number Publication date
JPH0467915U (ja) 1992-06-16

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