JP3092673B2 - 希土類−Fe−B系異方性磁石 - Google Patents
希土類−Fe−B系異方性磁石Info
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- H01F1/0571—Alloys characterised by their composition containing rare earth metals and magnetic transition metals, e.g. SmCo5 and IIIa elements, e.g. Nd2Fe14B in the form of particles, e.g. rapid quenched powders or ribbon flakes
- H01F1/0573—Alloys characterised by their composition containing rare earth metals and magnetic transition metals, e.g. SmCo5 and IIIa elements, e.g. Nd2Fe14B in the form of particles, e.g. rapid quenched powders or ribbon flakes obtained by reduction or by hydrogen decrepitation or embrittlement
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、磁気特性に優れ、か
つ保磁力の温度係数が小さいR(但し、RはYを含む希
土類元素のうち少なくとも1種を示す)−Fe−B系異
方性磁石に関するものである。さらに詳細には、上記異
方性磁石はホットプレス成形体または熱間静水圧プレス
(以下、HIPで示す)成形体からなるR−Fe−B系
異方性磁石に関するものである。
つ保磁力の温度係数が小さいR(但し、RはYを含む希
土類元素のうち少なくとも1種を示す)−Fe−B系異
方性磁石に関するものである。さらに詳細には、上記異
方性磁石はホットプレス成形体または熱間静水圧プレス
(以下、HIPで示す)成形体からなるR−Fe−B系
異方性磁石に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平1−132106号公報には、R
−Fe−B系母合金を水素処理することによりR−Fe
−B系永久磁石粉末が記載されている。
−Fe−B系母合金を水素処理することによりR−Fe
−B系永久磁石粉末が記載されている。
【0003】このR−Fe−B系永久磁石粉末は、強磁
性相であるR2Fe14B型金属間化合物相(以下、R
2Fe14B型相という)を主相とするR−Fe−B系
母合金を原料とし、この母合金原料を所定の温度範囲の
H2雰囲気中で熱処理してRHxとFe2Bと残部Fe
の各相に相変態を促した後、脱H2工程でH2を原料か
ら取り去る処理(以下、この処理をHDDR処理とい
う)を施すことにより再び強磁性相であるR2Fe14
B型相を生成させたもので、その結果得られたR−Fe
−B系永久磁石粉末の組織は、平均粒径:0.05〜3
μmの極めて微細なR2Fe14B型相の再結晶組織を
主相とした再結晶集合組織となっている。
性相であるR2Fe14B型金属間化合物相(以下、R
2Fe14B型相という)を主相とするR−Fe−B系
母合金を原料とし、この母合金原料を所定の温度範囲の
H2雰囲気中で熱処理してRHxとFe2Bと残部Fe
の各相に相変態を促した後、脱H2工程でH2を原料か
ら取り去る処理(以下、この処理をHDDR処理とい
う)を施すことにより再び強磁性相であるR2Fe14
B型相を生成させたもので、その結果得られたR−Fe
−B系永久磁石粉末の組織は、平均粒径:0.05〜3
μmの極めて微細なR2Fe14B型相の再結晶組織を
主相とした再結晶集合組織となっている。
【0004】上記R−Fe−B系永久磁石粉末は、ホッ
トプレスしてホットプレス成形体としただけでは十分な
磁気的異方性が得られないために、特開平2−3950
3号公報に記載されているように、上記ホットプレス成
形体をさらに熱間圧延などの熱間圧延加工を施して、R
2 Fe14B相の結晶粒のC軸を配向せしめた圧延組織と
することにより磁気的異方性を向上させていた。
トプレスしてホットプレス成形体としただけでは十分な
磁気的異方性が得られないために、特開平2−3950
3号公報に記載されているように、上記ホットプレス成
形体をさらに熱間圧延などの熱間圧延加工を施して、R
2 Fe14B相の結晶粒のC軸を配向せしめた圧延組織と
することにより磁気的異方性を向上させていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ホ
ットプレス成形体をさらに熱間圧延して得られたR−F
e−B系圧延磁石は優れた磁気的異方性を有するもの
の、R−Fe−B系永久磁石粉末で作製した圧延しない
磁石に比べて保磁力の温度係数が増大し、このR−Fe
−B系圧延磁石をモータ等に組み込んだ場合に、温度の
変化によってモータ等の性能が変化し、安定性に欠ける
などの課題があった。
ットプレス成形体をさらに熱間圧延して得られたR−F
e−B系圧延磁石は優れた磁気的異方性を有するもの
の、R−Fe−B系永久磁石粉末で作製した圧延しない
磁石に比べて保磁力の温度係数が増大し、このR−Fe
−B系圧延磁石をモータ等に組み込んだ場合に、温度の
変化によってモータ等の性能が変化し、安定性に欠ける
などの課題があった。
【0006】また、R−Fe−B系圧延磁石は、場所に
よる加工率のばらつきが磁気異方性のばらつきをもたら
し、それを防止するために、熱間塑性加工の工程が複雑
にならざるを得なかった。
よる加工率のばらつきが磁気異方性のばらつきをもたら
し、それを防止するために、熱間塑性加工の工程が複雑
にならざるを得なかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者等は、
上記保磁力の温度係数の増大はホットプレス成形体を熱
間圧延することにより発生するものであるから、上記熱
間圧延することなく磁気的異方性の優れた磁石が得られ
るならば、上記保磁力の温度係数の増大は発生しないと
の認識のもとに研究を行った結果、 R:10〜20%、B:3〜20%、 を含有し、さらに、Ti,V,Taのうち1種または2
種以上の合計量:0.001〜5.0%を含有し、残り
がFeおよび不可避不純物からなる組成と、平均再結晶
粒径:0.05〜20μmの寸法および個々の再結晶粒
の最短粒径aと最長粒径bの比b/aの値が2より小さ
い形状を有する再結晶粒で構成され、HDDR処理して
得られた正方晶構造をとるR2Fe14B型金属間化合
物相を主相とする再結晶粒が相互に隣接して集合した再
結晶粒集合組織と、からなるホットプレス成形体または
HIP成形体で構成されたR−Fe−B系磁石は、優れ
た磁気的異方性を維持しつつ保磁力の温度係数を低下さ
せることができるという知見を得たのである。
上記保磁力の温度係数の増大はホットプレス成形体を熱
間圧延することにより発生するものであるから、上記熱
間圧延することなく磁気的異方性の優れた磁石が得られ
るならば、上記保磁力の温度係数の増大は発生しないと
の認識のもとに研究を行った結果、 R:10〜20%、B:3〜20%、 を含有し、さらに、Ti,V,Taのうち1種または2
種以上の合計量:0.001〜5.0%を含有し、残り
がFeおよび不可避不純物からなる組成と、平均再結晶
粒径:0.05〜20μmの寸法および個々の再結晶粒
の最短粒径aと最長粒径bの比b/aの値が2より小さ
い形状を有する再結晶粒で構成され、HDDR処理して
得られた正方晶構造をとるR2Fe14B型金属間化合
物相を主相とする再結晶粒が相互に隣接して集合した再
結晶粒集合組織と、からなるホットプレス成形体または
HIP成形体で構成されたR−Fe−B系磁石は、優れ
た磁気的異方性を維持しつつ保磁力の温度係数を低下さ
せることができるという知見を得たのである。
【0008】この発明はかかる知見にもとづいてなされ
たものであって、RとFeとBを主成分とするR−Fe
−B系異方性磁石であって、この異方性磁石は、原子百
分率で R:10〜20%、 B:3〜20%、 Ti,V,Taのうち1種または2種以上の合計:0.
001〜5.0%、を含有し、残りがFeおよび不可避
不純物からなる組成と、HDDR処理して得られた正方
晶構造をとるR2Fe14B型金属間化合物を主相とし
た再結晶粒が相互に隣接して集合した再結晶粒集合組織
とを有し、上記再結晶粒集合組織は、個々の再結晶粒の
最短粒径aと最長粒径bの比b/aの値が2未満である
形状の再結晶粒が全再結晶粒の50容量%以上存在し、
かつ上記再結晶粒集合組織を構成する再結晶粒の平均再
結晶粒径が0.05〜20μmの寸法を有するホットプ
レス成形体またはHIP成形体からなる保磁力の温度係
数が小さいR−Fe−B系異方性磁石に特徴を有するも
のである。
たものであって、RとFeとBを主成分とするR−Fe
−B系異方性磁石であって、この異方性磁石は、原子百
分率で R:10〜20%、 B:3〜20%、 Ti,V,Taのうち1種または2種以上の合計:0.
001〜5.0%、を含有し、残りがFeおよび不可避
不純物からなる組成と、HDDR処理して得られた正方
晶構造をとるR2Fe14B型金属間化合物を主相とし
た再結晶粒が相互に隣接して集合した再結晶粒集合組織
とを有し、上記再結晶粒集合組織は、個々の再結晶粒の
最短粒径aと最長粒径bの比b/aの値が2未満である
形状の再結晶粒が全再結晶粒の50容量%以上存在し、
かつ上記再結晶粒集合組織を構成する再結晶粒の平均再
結晶粒径が0.05〜20μmの寸法を有するホットプ
レス成形体またはHIP成形体からなる保磁力の温度係
数が小さいR−Fe−B系異方性磁石に特徴を有するも
のである。
【0009】この発明の保磁力の温度係数が小さいR−
Fe−B系異方性磁石は、従来の圧延磁石に比べて、場
所による磁気異方性のばらつきもほとんどなく耐食性も
優れている。
Fe−B系異方性磁石は、従来の圧延磁石に比べて、場
所による磁気異方性のばらつきもほとんどなく耐食性も
優れている。
【0010】また、この発明のR−Fe−B系異方性磁
石は、再結晶粒集合組織を有するために、R2 Fe14B
型化合物組成付近、すなわちR11.8Febal B5.9 組成
付近でもすぐれた磁気異方性と高保磁力を有する。
石は、再結晶粒集合組織を有するために、R2 Fe14B
型化合物組成付近、すなわちR11.8Febal B5.9 組成
付近でもすぐれた磁気異方性と高保磁力を有する。
【0011】つぎに、この発明のR−Fe−B系異方性
磁石の製造法を説明する。
磁石の製造法を説明する。
【0012】この発明のR−Fe−B系異方性磁石を製
造するためのR−Fe−B系永久磁石粉末は、溶解鋳造
してTi,V,Taのうち1種または2種以上を含有す
る所定の成分組成を有するR−Fe−B系母合金を製造
し、このR−Fe−B系母合金を水素ガス雰囲気中で昇
温し、温度:500〜1000℃、水素ガス雰囲気中ま
たは水素ガスと不活性ガスの混合雰囲気中で熱処理し、
ついで、温度:500〜1000℃、水素ガス圧力:1
Torr以下の真空雰囲気または水素ガス分圧:1To
rr以下の不活性ガス雰囲気になるまで脱水素処理した
のち、冷却することにより製造される。前記温度:50
0〜1000℃、水素ガス雰囲気中または水素ガスと不
活性ガスの混合雰囲気中で熱処理することによりRH x
とFe 2 Bと残部Feの各相に相変態を促し、その後、
温度:500〜1000℃、水素ガス圧力:1Torr
以下の真空雰囲気または水素ガス分圧:1Torr以下
の不活性ガス雰囲気になるまで脱水素処理することによ
り再び強磁性相であるR 2 Fe 14 B型相を生成させる
と、R 2 Fe 14 B型相を主相とし平均粒径:0.05
〜20μmの寸法を有する再結晶粒が相互に隣接して集
合した再結晶粒集合組織となるのである。
造するためのR−Fe−B系永久磁石粉末は、溶解鋳造
してTi,V,Taのうち1種または2種以上を含有す
る所定の成分組成を有するR−Fe−B系母合金を製造
し、このR−Fe−B系母合金を水素ガス雰囲気中で昇
温し、温度:500〜1000℃、水素ガス雰囲気中ま
たは水素ガスと不活性ガスの混合雰囲気中で熱処理し、
ついで、温度:500〜1000℃、水素ガス圧力:1
Torr以下の真空雰囲気または水素ガス分圧:1To
rr以下の不活性ガス雰囲気になるまで脱水素処理した
のち、冷却することにより製造される。前記温度:50
0〜1000℃、水素ガス雰囲気中または水素ガスと不
活性ガスの混合雰囲気中で熱処理することによりRH x
とFe 2 Bと残部Feの各相に相変態を促し、その後、
温度:500〜1000℃、水素ガス圧力:1Torr
以下の真空雰囲気または水素ガス分圧:1Torr以下
の不活性ガス雰囲気になるまで脱水素処理することによ
り再び強磁性相であるR 2 Fe 14 B型相を生成させる
と、R 2 Fe 14 B型相を主相とし平均粒径:0.05
〜20μmの寸法を有する再結晶粒が相互に隣接して集
合した再結晶粒集合組織となるのである。
【0013】上記R−Fe−B系母合金を温度:600
〜1200℃で均質化処理する工程および上記脱水素処
理したのち温度:300〜1000℃で熱処理する工程
を付加することにより一層優れた磁気的異方性および耐
食性を有するR−Fe−B系永久磁石粉末を製造するこ
とができる。
〜1200℃で均質化処理する工程および上記脱水素処
理したのち温度:300〜1000℃で熱処理する工程
を付加することにより一層優れた磁気的異方性および耐
食性を有するR−Fe−B系永久磁石粉末を製造するこ
とができる。
【0014】このようにして製造されたR−Fe−B系
永久磁石粉末の組織は、粒内および粒界部に不純物や歪
がないR2 Fe14B型金属間化合物相の再結晶粒が相互
に隣接して集合した再結晶集合組織から構成されてい
る。この再結晶集合組織を構成する再結晶粒の平均再結
晶粒径は0.05〜20μmの範囲内にあれば十分であ
るが、単磁区粒径の寸法(約0.3μm)に近い0.0
5〜3μmの範囲内にあることが一層好ましい。上記寸
法を有する個々の再結晶粒は、最短粒径aと最長粒径b
の比がb/a<2の形状を有することが好ましく、この
形状を有する再結晶粒は個々の粉末の組織の全再結晶粒
の50容量%以上存在することが必要である。上記最短
粒径aと最長粒径bの比b/aが2より小さい再結晶粒
の形状を有することによりR−Fe−B系永久磁石粉末
の保磁力が改善されるとともに25〜100℃における
保磁力の温度係数αiHcが−0.6%/℃より小さく
なる。
永久磁石粉末の組織は、粒内および粒界部に不純物や歪
がないR2 Fe14B型金属間化合物相の再結晶粒が相互
に隣接して集合した再結晶集合組織から構成されてい
る。この再結晶集合組織を構成する再結晶粒の平均再結
晶粒径は0.05〜20μmの範囲内にあれば十分であ
るが、単磁区粒径の寸法(約0.3μm)に近い0.0
5〜3μmの範囲内にあることが一層好ましい。上記寸
法を有する個々の再結晶粒は、最短粒径aと最長粒径b
の比がb/a<2の形状を有することが好ましく、この
形状を有する再結晶粒は個々の粉末の組織の全再結晶粒
の50容量%以上存在することが必要である。上記最短
粒径aと最長粒径bの比b/aが2より小さい再結晶粒
の形状を有することによりR−Fe−B系永久磁石粉末
の保磁力が改善されるとともに25〜100℃における
保磁力の温度係数αiHcが−0.6%/℃より小さく
なる。
【0015】さらに、このようにして製造されたR−F
e−B系永久磁石粉末の再結晶組織は、粒界相がほとん
ど存在しない実質的にR2 (Fe,Co)14B型金属間
化合物相だけから構成されたR2 Fe14B型金属間化合
物相の再結晶粒が相互に隣接して集合した再結晶集合組
織を有しているために、粒界相のない分だけ磁化の値を
高めることができるとともに、粒界相を介して進行する
腐食を抑止し、さらに熱間塑性加工による応力歪も存在
しないことから応力腐食の可能性も少なく、耐食性が向
上する。
e−B系永久磁石粉末の再結晶組織は、粒界相がほとん
ど存在しない実質的にR2 (Fe,Co)14B型金属間
化合物相だけから構成されたR2 Fe14B型金属間化合
物相の再結晶粒が相互に隣接して集合した再結晶集合組
織を有しているために、粒界相のない分だけ磁化の値を
高めることができるとともに、粒界相を介して進行する
腐食を抑止し、さらに熱間塑性加工による応力歪も存在
しないことから応力腐食の可能性も少なく、耐食性が向
上する。
【0016】このようにして製造されたR−Fe−B系
永久磁石粉末を磁場中成形して圧粉体としたのち、この
圧粉体を温度:600〜900℃でホットプレスまたは
HIPすることにより上記R−Fe−B系永久磁石粉末
の組織および特性を保持した優れたこの発明のR−Fe
−B系異方性磁石を製造することができる。また、必要
に応じて300〜1000℃で熱処理することにより保
磁力を向上させることができる。この場合、上記圧粉体
を通常の温度で焼結すると上記焼結温度は一般に高いた
めにR−Fe−B系永久磁石粉末の微細な再結晶粒が成
長し、大きな再結晶粒となって、磁気特性、特に保磁力
が低下するので好ましくない。
永久磁石粉末を磁場中成形して圧粉体としたのち、この
圧粉体を温度:600〜900℃でホットプレスまたは
HIPすることにより上記R−Fe−B系永久磁石粉末
の組織および特性を保持した優れたこの発明のR−Fe
−B系異方性磁石を製造することができる。また、必要
に応じて300〜1000℃で熱処理することにより保
磁力を向上させることができる。この場合、上記圧粉体
を通常の温度で焼結すると上記焼結温度は一般に高いた
めにR−Fe−B系永久磁石粉末の微細な再結晶粒が成
長し、大きな再結晶粒となって、磁気特性、特に保磁力
が低下するので好ましくない。
【0017】したがって、この発明のR−Fe−B系異
方性磁石を製造する方法として通常の焼結温度よりも低
い温度で焼結することのできるホットプレス法またはH
IP法を採用し、再結晶粒の成長を抑える必要がある。
また、磁気異方性の付与は磁場中成形で行うため、ホッ
トプレス、HIPの後に熱間塑性加工を行う必要はな
い。
方性磁石を製造する方法として通常の焼結温度よりも低
い温度で焼結することのできるホットプレス法またはH
IP法を採用し、再結晶粒の成長を抑える必要がある。
また、磁気異方性の付与は磁場中成形で行うため、ホッ
トプレス、HIPの後に熱間塑性加工を行う必要はな
い。
【0018】つぎに、この発明の保磁力の温度係数の小
さいR−Fe−B系異方性磁石の成分組成、平均再結晶
粒径および再結晶粒の形状を上記の如く限定した理由に
ついて説明する。
さいR−Fe−B系異方性磁石の成分組成、平均再結晶
粒径および再結晶粒の形状を上記の如く限定した理由に
ついて説明する。
【0019】(a)R Rは、Nd,Pr,Tb,Dy,La,Ce,Ho,E
r,Eu,Sm,Gd,Tm,Yb,LuおよびYのう
ち1種または2種以上の元素を示し、一般にNdを主体
とし、これにその他の希土類元素を添加して用いられる
が、特にTb,DyおよびPrは保磁力iHcを向上さ
せる効果があり、Rの含有量が10%より低くても、ま
た20%より高くても異方性磁石の保磁力が低下し、優
れた磁気特性が得られない。したがって、Rの含有量は
10〜20%に定めた。
r,Eu,Sm,Gd,Tm,Yb,LuおよびYのう
ち1種または2種以上の元素を示し、一般にNdを主体
とし、これにその他の希土類元素を添加して用いられる
が、特にTb,DyおよびPrは保磁力iHcを向上さ
せる効果があり、Rの含有量が10%より低くても、ま
た20%より高くても異方性磁石の保磁力が低下し、優
れた磁気特性が得られない。したがって、Rの含有量は
10〜20%に定めた。
【0020】(b)B Bの含有量が3%より低くても、また20%より高くて
も異方性磁石の保磁力が低下し、優れた磁気特性が得ら
れないので、B含有量は3〜20%と定めた。また、B
の一部をN,P,F,Cの1種または2種で置換しても
よい。
も異方性磁石の保磁力が低下し、優れた磁気特性が得ら
れないので、B含有量は3〜20%と定めた。また、B
の一部をN,P,F,Cの1種または2種で置換しても
よい。
【0021】(c)Ti,V,Ta Ti,V,Taは、R−Fe−B系異方性磁石の成分と
して含有し、保磁力を向上させるとともに優れた磁気的
異方性および耐食性を安定的に付与する作用を有する
が、Ti,V,Taのうち1種または2種以上の合計含
有量が0.001%未満では所望の効果が得られず、一
方、5.0%を越えて含有すると磁気特性が低下する。
したがって、Ti,V,Taのうち1種または2種以上
の合計含有量は0.001〜5.0%に定めた。
して含有し、保磁力を向上させるとともに優れた磁気的
異方性および耐食性を安定的に付与する作用を有する
が、Ti,V,Taのうち1種または2種以上の合計含
有量が0.001%未満では所望の効果が得られず、一
方、5.0%を越えて含有すると磁気特性が低下する。
したがって、Ti,V,Taのうち1種または2種以上
の合計含有量は0.001〜5.0%に定めた。
【0022】なお、さらにNi,Cu,Zn,Ga,G
e,Zr,Mo,Hf,Wの少なくとも1種を0.00
1〜5.0%含有しても、優れた磁気的異方性および耐
食性を有するR−Fe−B系異方性磁石が得られる。
e,Zr,Mo,Hf,Wの少なくとも1種を0.00
1〜5.0%含有しても、優れた磁気的異方性および耐
食性を有するR−Fe−B系異方性磁石が得られる。
【0023】(d)平均再結晶粒径および再結晶粒の形
状 R−Fe−B系異方性磁石の組織を構成する再結晶粒の
平均再結晶粒径が0.05μmより小さいと着磁が困難
になるので好ましくなく、一方20μmより大きいと保
磁力や角型性が低下し、高磁気特性が得られないので好
ましくない。
状 R−Fe−B系異方性磁石の組織を構成する再結晶粒の
平均再結晶粒径が0.05μmより小さいと着磁が困難
になるので好ましくなく、一方20μmより大きいと保
磁力や角型性が低下し、高磁気特性が得られないので好
ましくない。
【0024】したがって、平均再結晶粒径は0.05〜
20μmに定めた。この場合、平均再結晶粒径は単磁区
粒径に近い0.05〜3μmが一層好ましい。
20μmに定めた。この場合、平均再結晶粒径は単磁区
粒径に近い0.05〜3μmが一層好ましい。
【0025】上記寸法を有する個々の再結晶粒は、最短
粒径aと最長粒径bの比がb/a<2の形状を有するこ
とが好ましく、この形状を有する再結晶粒は全再結晶粒
の50容量%以上存在することが必要である。上記b/
aが2より小さい再結晶粒の形状を有することにより、
R−Fe−B系異方性磁石の耐食性も向上し、さらに保
磁力の温度係数も小さくなる。したがって上記個々の再
結晶粒のb/aの値は2未満に定めた。
粒径aと最長粒径bの比がb/a<2の形状を有するこ
とが好ましく、この形状を有する再結晶粒は全再結晶粒
の50容量%以上存在することが必要である。上記b/
aが2より小さい再結晶粒の形状を有することにより、
R−Fe−B系異方性磁石の耐食性も向上し、さらに保
磁力の温度係数も小さくなる。したがって上記個々の再
結晶粒のb/aの値は2未満に定めた。
【0026】
【実施例】この発明を実施例および比較例にもとづいて
具体的に説明する。
具体的に説明する。
【0027】プラズマ溶解し鋳造して得られたTi,
V,Taのうち1種または2種以上を含む各種合金イン
ゴットおよび上記Ti,V,Taのいずれをも含まない
合金インゴットをそれぞれアルゴンガス雰囲気中、温
度:1140℃、20時間保持の条件で均質化処理した
のち、この均質化処理インゴットを約20mm角まで砕い
て原料合金とした。この原料合金を1気圧の水素雰囲気
中で室温から840℃まで昇温し、840℃で1時間保
持の水素雰囲気中熱処理を施し、ついで、830℃で真
空度:1×10-1Torr以下になるまで脱水素を行った
後、直ちにアルゴンガスを流入して急冷した。かかる水
素処理を終えた後、620℃,2時間の真空中で熱処理
を行った。得られた原料合金を、乳鉢で軽く粉砕し、平
均粒度:40μmを有する磁石粉末を得た。
V,Taのうち1種または2種以上を含む各種合金イン
ゴットおよび上記Ti,V,Taのいずれをも含まない
合金インゴットをそれぞれアルゴンガス雰囲気中、温
度:1140℃、20時間保持の条件で均質化処理した
のち、この均質化処理インゴットを約20mm角まで砕い
て原料合金とした。この原料合金を1気圧の水素雰囲気
中で室温から840℃まで昇温し、840℃で1時間保
持の水素雰囲気中熱処理を施し、ついで、830℃で真
空度:1×10-1Torr以下になるまで脱水素を行った
後、直ちにアルゴンガスを流入して急冷した。かかる水
素処理を終えた後、620℃,2時間の真空中で熱処理
を行った。得られた原料合金を、乳鉢で軽く粉砕し、平
均粒度:40μmを有する磁石粉末を得た。
【0028】これら磁石粉末を、25KOeの磁場中プ
レス成形することにより圧粉体を作製し、これら圧粉体
に、温度:730℃、圧力:1.5 Ton/cm2 の条件の
ホットプレスまたは温度:700℃、圧力:1.6 Ton
/cm2 のHIPを施し、さらに各々630℃、2時間真
空中で熱処理した。なお磁場中成形した圧粉体は、配向
方向がホットプレスのときのプレス方向と一致するよう
に配置して上記条件のホットプレスを行って本発明異方
性磁石1〜12を製造し、さらに比較異方性磁石1〜3
を上記条件のホットプレスにより製造し、比較異方性磁
石4〜5を上記上記条件のHIPにより製造したもので
ある。なお、密度は全て7.5〜7.6g/cm3 と充分
緻密化していた。
レス成形することにより圧粉体を作製し、これら圧粉体
に、温度:730℃、圧力:1.5 Ton/cm2 の条件の
ホットプレスまたは温度:700℃、圧力:1.6 Ton
/cm2 のHIPを施し、さらに各々630℃、2時間真
空中で熱処理した。なお磁場中成形した圧粉体は、配向
方向がホットプレスのときのプレス方向と一致するよう
に配置して上記条件のホットプレスを行って本発明異方
性磁石1〜12を製造し、さらに比較異方性磁石1〜3
を上記条件のホットプレスにより製造し、比較異方性磁
石4〜5を上記上記条件のHIPにより製造したもので
ある。なお、密度は全て7.5〜7.6g/cm3 と充分
緻密化していた。
【0029】さらに比較のために、Ti,V,Taのい
ずれをも含まない合金インゴットから製造されたR−F
e−B系永久磁石粉末を銅製缶に真空中で充填封入を
し、700℃に加熱して圧延率80%になるまで数回圧
延を行い、熱延R−Fe−B系異方性磁石である従来異
方性磁石を作製した。
ずれをも含まない合金インゴットから製造されたR−F
e−B系永久磁石粉末を銅製缶に真空中で充填封入を
し、700℃に加熱して圧延率80%になるまで数回圧
延を行い、熱延R−Fe−B系異方性磁石である従来異
方性磁石を作製した。
【0030】このようにして製造された本発明異方性磁
石1〜12、比較異方性磁石1〜5および従来異方性磁
石の成分組成を表1〜2に示し、さらにこれら異方性磁
石の平均再結晶粒径、個々の再結晶粒の最長粒径/最短
粒径の値が2より小さい形状の再結晶粒の存在量(容量
%)、並びに磁場中プレス成形して得られた圧粉体にホ
ットプレスまたはHIPを施したR−Fe−B系異方性
磁石の磁気特性および保磁力の温度係数αiHcを測定
し、これらの測定値を表3〜4に示した。
石1〜12、比較異方性磁石1〜5および従来異方性磁
石の成分組成を表1〜2に示し、さらにこれら異方性磁
石の平均再結晶粒径、個々の再結晶粒の最長粒径/最短
粒径の値が2より小さい形状の再結晶粒の存在量(容量
%)、並びに磁場中プレス成形して得られた圧粉体にホ
ットプレスまたはHIPを施したR−Fe−B系異方性
磁石の磁気特性および保磁力の温度係数αiHcを測定
し、これらの測定値を表3〜4に示した。
【0031】なお、上記保磁力温度係数αiHcは、2
5℃における保磁力iHc25および100℃における保
磁力iHc100 を測定し、上記保磁力の差の割合(iH
c25−iHc100 )/iHc25を温度差75℃で割った
値である。
5℃における保磁力iHc25および100℃における保
磁力iHc100 を測定し、上記保磁力の差の割合(iH
c25−iHc100 )/iHc25を温度差75℃で割った
値である。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】
【表3】
【0035】
【表4】
【0036】表1〜4の結果から、Ti,V,Taのう
ち1種または2種以上を含む磁場中プレス成形した圧粉
体にホットプレスまたはHIPを施して得られた本発明
異方性磁石1〜12は、磁気特性、特に最大エネルギー
積(BH)max および残留磁束密度Brが優れており、
磁気的異方性については圧延によって得られた従来異方
性磁石と同等以上の特性を有し、さらに保磁力の温度係
数αiHcについては従来異方性磁石よりも格段に小さ
いことがわかる。しかし、比較異方性磁石1〜5にみら
れるように、Ti,V,Taのうち1種または2種以上
の含有量がこの発明の条件から外れたり、B含有量がこ
の発明の条件から外れると磁気的異方性が低下し、好ま
しくないこともわかる。
ち1種または2種以上を含む磁場中プレス成形した圧粉
体にホットプレスまたはHIPを施して得られた本発明
異方性磁石1〜12は、磁気特性、特に最大エネルギー
積(BH)max および残留磁束密度Brが優れており、
磁気的異方性については圧延によって得られた従来異方
性磁石と同等以上の特性を有し、さらに保磁力の温度係
数αiHcについては従来異方性磁石よりも格段に小さ
いことがわかる。しかし、比較異方性磁石1〜5にみら
れるように、Ti,V,Taのうち1種または2種以上
の含有量がこの発明の条件から外れたり、B含有量がこ
の発明の条件から外れると磁気的異方性が低下し、好ま
しくないこともわかる。
【0037】
【発明の効果】この発明は、Ti,V,Taのうち1種
または2種以上を含有せしめた水素処理粉末を用いるこ
とにより、顕著な磁気的異方性および小さな保磁力温度
係数を有するR−Fe−B系磁石を得ることができ、従
来のような熱間塑性加工等の磁気的異方化手段を施す必
要がなく、製造コストも大幅に削減することができると
ともに、モーター等の電動機器の性能および安定性の向
上に大いに貢献しうるものである。
または2種以上を含有せしめた水素処理粉末を用いるこ
とにより、顕著な磁気的異方性および小さな保磁力温度
係数を有するR−Fe−B系磁石を得ることができ、従
来のような熱間塑性加工等の磁気的異方化手段を施す必
要がなく、製造コストも大幅に削減することができると
ともに、モーター等の電動機器の性能および安定性の向
上に大いに貢献しうるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 義成 埼玉県大宮市北袋町1−297 三菱マテ リアル株式会社 中央研究所内 (72)発明者 小川 保 埼玉県大宮市北袋町1−297 三菱マテ リアル株式会社 中央研究所内 (56)参考文献 特開 昭63−282239(JP,A) 特開 平2−263404(JP,A) 特開 昭61−139638(JP,A)
Claims (3)
- 【請求項1】 Yを含む希土類元素のうち少なくとも1
種(以下、Rで示す)とFeとBを主成分とするR−F
e−B系異方性磁石であって、この異方性磁石は、原子
百分率で R:10〜20%、 B:3〜20%、 Ti,V,Taのうち1種または2種以上の合計:0.
001〜5.0%、を含有し、残りがFeおよび不可避
不純物からなる組成と、H 2 雰囲気中で熱処理してRH x とFe 2 Bと残部Fe
の各相に相変態を促した後、脱H 2 工程でH 2 を原料か
ら取り去る処理(以下、この処理をHDDR処理とい
う)して得られた 正方晶構造をとるR2Fe14B型金
属間化合物を主相とした再結晶粒が相互に隣接して集合
した再結晶粒集合組織とを有し、 上記再結晶粒集合組織は、個々の再結晶粒の最短粒径a
と最長粒径bの比b/aの値が2未満である形状の再結
晶粒が全再結晶粒の50容量%以上存在し、かつ上記再
結晶粒集合組織を構成する再結晶粒の平均再結晶粒径が
0.05〜20μmの寸法を有するホットプレス成形体
であることを特徴とする希土類−Fe−B系異方性磁
石。 - 【請求項2】 RとFeとBを主成分とするR−Fe−
B系異方性磁石であって、この異方性磁石は、原子百分
率で R:10〜20%、 B:3〜20%、 Ti,V,Taのうち1種または2種以上の合計:0.
001〜5.0%、を含有し、残りがFeおよび不可避
不純物からなる組成と、HDDR処理して得られた 正方晶構造をとるR2Fe
14B型金属間化合物を主相とした再結晶粒が相互に隣
接して集合した再結晶粒集合組織とを有し、 上記再結晶粒集合組織は、個々の再結晶粒の最短粒径a
と最長粒径bの比b/aの値が2未満である形状の再結
晶粒が全再結晶粒の50容量%以上存在し、かつ上記再
結晶粒集合組織を構成する再結晶粒の平均再結晶粒径が
0.05〜20μmの寸法を有する熱間静水圧プレス成
形体であることを特徴とする希土類−Fe−B系異方性
磁石。 - 【請求項3】 上記平均再結晶粒は、0.05〜3μm
の範囲内にあることを特徴とする請求項1または2記載
の希土類−Fe−B系異方性磁石。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03060837A JP3092673B2 (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | 希土類−Fe−B系異方性磁石 |
EP92903728A EP0522177B2 (en) | 1991-01-28 | 1992-01-28 | Anisotropic Rare Earth Magnet |
CA 2079223 CA2079223A1 (en) | 1991-01-28 | 1992-01-28 | Anisotropic rare earth-fe-b system and rare earth-fe-co-b system magnet |
DE69203405T DE69203405T3 (de) | 1991-01-28 | 1992-01-28 | Anisotroper Seltenerd-Magnet. |
PCT/JP1992/000073 WO1992013353A1 (fr) | 1991-01-28 | 1992-01-28 | Aimant a base de terres rares, de fer et de bore et a base de terres rares de fer, de cobalt et de bore ayant des proprietes anisotropes |
CN 92100958 CN1065151A (zh) | 1991-01-31 | 1992-01-31 | 稀土类-铁-硼系各向异性磁体 |
TW81100774A TW215131B (ja) | 1991-01-31 | 1992-01-31 | |
US08/021,187 US5395462A (en) | 1991-01-28 | 1993-02-23 | Anisotropic rare earth-Fe-B system and rare earth-Fe-Co-B system magnet |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03060837A JP3092673B2 (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | 希土類−Fe−B系異方性磁石 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04246803A JPH04246803A (ja) | 1992-09-02 |
JP3092673B2 true JP3092673B2 (ja) | 2000-09-25 |
Family
ID=13153873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03060837A Expired - Fee Related JP3092673B2 (ja) | 1991-01-28 | 1991-01-31 | 希土類−Fe−B系異方性磁石 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3092673B2 (ja) |
CN (1) | CN1065151A (ja) |
TW (1) | TW215131B (ja) |
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---|---|---|---|---|
EP2043114B1 (en) | 2006-11-30 | 2019-01-02 | Hitachi Metals, Ltd. | R-fe-b microcrystalline high-density magnet and process for production thereof |
CN105405565B (zh) * | 2015-12-18 | 2018-01-23 | 南京信息工程大学 | 一种磁性材料及制备方法 |
US10784028B2 (en) | 2016-02-26 | 2020-09-22 | Tdk Corporation | R-T-B based permanent magnet |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61139638A (ja) * | 1984-12-10 | 1986-06-26 | Sumitomo Special Metals Co Ltd | 高性能焼結永久磁石材料の製造方法 |
JPS63282239A (ja) * | 1987-05-13 | 1988-11-18 | Hitachi Metals Ltd | 永久磁石合金 |
JPH02263404A (ja) * | 1989-04-04 | 1990-10-26 | Hitachi Metals Ltd | 希土類鉄系永久磁石 |
-
1991
- 1991-01-31 JP JP03060837A patent/JP3092673B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1992
- 1992-01-31 CN CN 92100958 patent/CN1065151A/zh active Pending
- 1992-01-31 TW TW81100774A patent/TW215131B/zh active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04246803A (ja) | 1992-09-02 |
CN1065151A (zh) | 1992-10-07 |
TW215131B (ja) | 1993-10-21 |
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