JP3092170U - T字帯 - Google Patents
T字帯Info
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- JP3092170U JP3092170U JP2002005179U JP2002005179U JP3092170U JP 3092170 U JP3092170 U JP 3092170U JP 2002005179 U JP2002005179 U JP 2002005179U JP 2002005179 U JP2002005179 U JP 2002005179U JP 3092170 U JP3092170 U JP 3092170U
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- shaped
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- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 T字帯を装着時、横帯部をすべり
止め部を介して結び付けることにより、T字帯本来の簡
易な形態にして容易な使用方法を維持しつつ安定的な装
着を実現させ、よれ、たるみを回避すると共に、陰部の
露出を防止することが可能となるT字帯を提供すること
にある。 【解決手段】 横帯部と縦帯部をT字状に配設さ
せてなるT字帯において、縦帯部の一方面の下方部に、
例えば合成樹脂や麻からなるすべり止め部を設けると共
に、縦帯部の両側縁にゴム紐を縫着したギャザー部を設
けることを特徴とするものである。
止め部を介して結び付けることにより、T字帯本来の簡
易な形態にして容易な使用方法を維持しつつ安定的な装
着を実現させ、よれ、たるみを回避すると共に、陰部の
露出を防止することが可能となるT字帯を提供すること
にある。 【解決手段】 横帯部と縦帯部をT字状に配設さ
せてなるT字帯において、縦帯部の一方面の下方部に、
例えば合成樹脂や麻からなるすべり止め部を設けると共
に、縦帯部の両側縁にゴム紐を縫着したギャザー部を設
けることを特徴とするものである。
Description
【0001】
本考案は、手術後の患者などが使用するT字帯に関するものであり、より詳細
には、装着時におけるT字帯に、よれやたるみが生ずることを回避し、かつ装着
者の陰部が露出することを併せて防止することが可能なT字帯に関するものであ
る。
【0002】
従来、横帯部と縦帯部の両部材から簡易に構成されるT字帯が提供されており
、例えば手術後の患者などにとって、着脱容易にして創部等を保護する下着とし
て用いられていることは良く知られているところである。
【0003】
しかしながら、上記のような従来のT字帯は、極めて簡易な構成よりなり、使
用者は、腰部に位置づけられた横帯部を単に結ぶことにより装着するため、これ
を使用する者の身体の動きによって、極めて容易に、よれやたるみを生ずること
となった。
【0004】
また、ガーゼ交換時や創部の清拭時において、陰部にあてがわれる縦帯部の両
側方から使用者の陰部が露出しやすいものであった。
【0005】
さて、上記した従来のT字帯における問題点を解決するため、T字帯に係止部
を一体的に成形したT字帯(例えば、実開昭48−64297)や、係脱自在の
締結手段として複数の紐部を備えるT字帯(例えば、実開昭57−188813
)が公知である。
【0006】
確かにこれらの公知例は、T字帯の確実な固定を実現させるものであるが、関
連部材の増加などによる生産コストの増加を招くほか、係止部に雄雌係着布が用
いられた場合、装着時の不快感や通気の滞りによる褥瘡を誘発するおそれも生じ
かねない。
【0007】
また、T字帯各部に設けられた紐を縛る動作は、身体をよじることを余儀なく
され、術後の患者にとっては極めて困難なものとなる。
【0008】
したがって、T字帯を利用する患者は一般的に手術後であり運動量が少ないた
め確実な固定は必ずしも必要ではないことから、T字帯本来の簡易な形態かつ容
易な使用方法を維持しながら、前記した諸問題を解決しうるT字帯の開発が望ま
れていたところである。
【0009】
本考案は、かかる従来提供されるT字帯の問題点に鑑みなされたものであり、
その目的とするところは、T字帯を装着時、横帯部をすべり止め部を介して結び
付けることにより安定的な装着を実現させ、よれ、たるみを回避し、かつ陰部の
露出を防止することが併せて可能となるT字帯を提供することにある。
【0010】
本考案は上記の目的を達成するため、横帯部と縦帯部をT字状に配設させてな
るT字帯において、縦帯部の一方面の下方部にすべり止め部を設けることを特徴
とするものである(請求項1)。
【0011】
また、横帯部と縦帯部をT字状に配設させてなるT字帯において、縦帯部の一
方面の下方部にすべり止め部を設けると共に、縦帯部の両側縁にゴム紐を縫着し
たギャザー部を設けることを特徴とするものである(請求項2)。
【0012】
また、請求項1又は請求項2に記載されたT字帯において、すべり止め部が合
成樹脂からなることを特徴とするものである(請求項3)。
【0013】
また、請求項1又は請求項2に記載されたT字帯において、すべり止め部が麻
からなることを特徴とするものである(請求項4)。
【0014】
本考案の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0015】
図1は、請求項1等に記載される本考案に係るT字帯の一実施例を示す平面図
であり、図2は、請求項2等に記載されるギャザー部を設けた本考案に係るT字
帯の一実施例を示す平面図である。
【0016】
本考案の全体的な構成は、従来提供されているT字帯とほぼ同様な基本的形態
を有するものであり、図示のように、細帯状の横帯部(1)と、縦長矩形状の縦
帯部(2)とから構成され、横帯部(1)は、縦帯部(2)の上縁部付近に沿う
ように配設されることによりT字状の基本的形態が形成されることとなる。
【0017】
なお、横帯部(1)は、使用者が腰部においてT字帯を結び付けるものであり
、細帯状ないし紐状に形成されることが一般的であるが、その具体的形状は特定
されるものではなく任意の巾を有するものであり、縦帯部(2)も、概ね、所定
の巾を有する縦長矩形状に形成されるものであるが、使用目的に応じた範囲での
寸法変更は、本考案に係るT字帯における各帯部に属するものとする。
【0018】
また、各帯部(1,2)に使用される素材は、主として綿を用いるが、その他
の素材を排除するものではなく、T字帯の使用目的に合致した素材は適宜選択可
能である。
【0019】
本考案に係るT字帯においては、請求項1等に記載されたとおり、縦帯部(1
)の一方面の下方部に、すべり止め部(X)が設けられることを特徴とするもの
である。
【0020】
なお、すべり止め部(X)が設けられる面は、例えば横帯部(1)が縦帯部(
2)の上縁一方面に配設されているT字帯の場合、縦帯部(2)において、当該
横帯部(1)が設けられた面(2a)の他方の面(2b)とする。
【0021】
すべり止め部(X)に用いられる素材は特に限定されないが、横帯部(1)の
主たる素材である綿との接触を鑑み、請求項3に記載されるように、例えば、塩
化ビニールなどの合成樹脂素材を用いることが、すべり止めの効果上望ましい。
【0022】
また、請求項4に記載されるように、すべり止め部の素材として、黄麻テープ
などの麻を用いることも、すべり止めの効果上、好ましいものである。
【0023】
また、すべり止め部(X)の形態は、横帯(1)のすべりを止める効果を保持
できる限り如何なる形態であっても良く、例えば、図示される実施例のごとく網
目状に配列してなるものをはじめ、各種の形態が考え得る。
【0024】
かかる構成、すなわち縦帯部(2)にすべり止め部(X)を設ける構成を採用
することにより、本考案に係るT字帯の使用者は、横帯部(1)を腰で結び下か
ら縦帯部(2)を通す従来の装着方法において、当該すべり止め部(X)を横帯
部(1)の結ぶ位置に定置することにより、横帯部(1)と縦帯部(2)とのす
べりを防止することができ、装着したT字帯のよれやたるみを回避することが可
能となる。
【0025】
本考案に係るT字帯においては、請求項2等に記載されたとおり、縦帯部(2
)の両縁部にギャザー部(Y)が設けられることを特徴とするものである。
【0026】
かかる構成を採用することにより、縦帯部における当該両側縁部の身体とのフ
ィット性が高まり、使用者の陰部にあてがわれた縦帯部の両側方部が容易に開放
されることがなく、かつ使用者の陰部にあてがわれた縦帯部に膨らみを有するこ
とにより陰部を覆う許容範囲がひろがり、ガーゼの交換時や創部の清拭時におい
ても陰部の露出を防止することが可能となる。
【0027】
なお、当該ギャザー部(Y)は、洋裁において一般的になされる方法によりな
され、縦帯部の綿などの生地を縫い縮め、寄せたひだを意味するものである。
【0028】
本考案に係るT字帯は、前記したように、各構成要件の寸法を特定したもので
はないが、出願人において、縦帯部を巾34センチメートル・長さ100センチ
メートルとし、横帯部を巾1.5センチメートル・長さ130センチメートルと
し、縦7センチメール・長さ30センチメートルのすべり止め部を縦帯部の下縁
より22センチメートル上方の箇所に縫着し、巾6ミリメートル・長さ40セン
チメートルのゴム紐をすべり止め部の2センチメートル上方の箇所から縫着しギ
ャザー部を設けた実施例により、本考案の効果が奏することを確認するに至って
いる。
【0029】
本考案は上記に詳述した構成よりなるものであるため、以下に示す効果を奏す
るものである。
【0030】
T字帯の装着時において、横帯部をすべり止め部を定置するように結び付ける
ことにより、T字帯本来の簡易な形態かつ容易な使用方法を維持させつつ適度な
摩擦力と剛性により、安定的な装着を実現させ、もってT字帯のよれやたるみを
回避することが可能となる。
【0031】
縦帯部両側縁にギャザー部を設けることにより、当該縦帯部と身体とのフィッ
ト性が高まり、縦帯部の両側方部が容易に開放されることなく、かつ縦帯部の陰
部を覆う許容範囲をひろげさせ、もって陰部の露出を防止することが可能となる
。
【図1】本考案に係るT字帯の一実施例を示す平面図。
【図2】本考案に係るT字帯の一実施例を示す平面図。
1 横帯部
2 縦帯部
2b すべり止め部が設けられた面
X すべり止め部
Y ギャザー部
Claims (4)
- 【請求項1】横帯部(1)と縦帯部(2)をT字状に配
設させてなるT字帯において、縦帯部(2)の一方面の
下方部にすべり止め部(X)を設けることを特徴とする
T字帯。 - 【請求項2】横帯部(1)と縦帯部(2)をT字状に配
設させてなるT字帯において、縦帯部(2)の一方面の
下方部にすべり止め部(X)を設けると共に、縦帯部
(2)の両側縁にゴム紐が縫着されたギャザー部(Y)
を設けることを特徴とするT字帯。 - 【請求項3】すべり止め部(X)が、合成樹脂素材から
なることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載され
たT字帯。 - 【請求項4】すべり止め部(X)が、麻からなることを
特徴とする請求項1又は請求項2に記載されたT字帯。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002005179U JP3092170U (ja) | 2002-08-19 | 2002-08-19 | T字帯 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002005179U JP3092170U (ja) | 2002-08-19 | 2002-08-19 | T字帯 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3092170U true JP3092170U (ja) | 2003-02-28 |
Family
ID=43246249
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002005179U Expired - Lifetime JP3092170U (ja) | 2002-08-19 | 2002-08-19 | T字帯 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3092170U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011072657A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Daio Paper Corp | 使い捨ておむつ |
-
2002
- 2002-08-19 JP JP2002005179U patent/JP3092170U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011072657A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Daio Paper Corp | 使い捨ておむつ |
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