JP3091685B2 - 遮光性シート - Google Patents

遮光性シート

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JP3091685B2 JP08078319A JP7831996A JP3091685B2 JP 3091685 B2 JP3091685 B2 JP 3091685B2 JP 08078319 A JP08078319 A JP 08078319A JP 7831996 A JP7831996 A JP 7831996A JP 3091685 B2 JP3091685 B2 JP 3091685B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にテントの天幕
などの素材として好適な、軽量で、優れた遮光性を有す
るとともに任意の色に着色可能な遮光性シートに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来よりテント天幕等に使用されている
ゴム引布や塩ビターポリンなどのシートは、一般的に遮
光性に劣るものであり、特に夜間にはテント内の光が外
部にもれる。このような天幕を有するテントは、例え
ば、偽装用のテントなど、夜間にテント内の光が外部に
もれることを著しく嫌うような用途での使用には不適当
であった。
【0003】夜間テント内の光が外部にもれないように
するための手段としては、特開平5−34093号公報
に提案されている手段が知られている。この提案は、黒
色顔料および撥水剤を付着した特定の布帛からなる基布
の両面に、塩化ビニル樹脂被膜を設けたことを特徴とす
るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した特開平5−3
4093号公報提案は、基布を黒色とするために、当然
に、その両面に形成される塩化ビニル樹脂被膜は、濃色
であることが要求されるものであった。すなわち、塩化
ビニル樹脂被膜を淡色とすると、基布の色が透けてみえ
てしまい、その色合いを損なうためである。勿論、塩化
ビニル樹脂被膜を厚くすることによって、基布の色が透
けてみえることを防止することができるが、この場合天
幕が重くなり、特にテント設営などの作業性に劣るばか
りでなく、遮光性も充分であるとはいえなかった。一
方、塩化ビニル樹脂被膜を濃色とした場合では、塩化ビ
ニル樹脂被膜をある程度薄くしても基布の色が透けてみ
えるといった問題は起こらないものの、充分な遮光性を
得るためには、ある程度の厚さが要求されるものであっ
た。
【0005】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたものであって、軽量で、かつ任意の色に着色可能
でありながら、きわめて優れた遮光性を有するシートを
提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の遮光性シートは、少なくとも、基
布、遮光層および表面層を有する遮光性シートであっ
て、遮光層は、基布上に積層され、アルミ粉をペースト
状にしたものおよび黒色系着色剤を含む高分子を主体と
する組成物により形成され、表面層は、遮光層上に積層
され、高分子を主体とする組成物により形成されてなる
ことを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明を説
明する。図1は、本発明の遮光性シートの一実施例を示
す部分拡大断面図である。図中の符号1は、本発明の遮
光性シート、符号11は基布、符号12は遮光層、符号
13は表面層、符号14は裏面層、符号15は接着剤で
ある。
【0008】本発明の遮光性シート1の基布11として
は、ポリエステル、ポリアミド、ポリアクリロニトリ
ル、ポリオレフィン、ポリビニルアルコールなどの合成
繊維;綿、麻、絹、羊毛などの天然繊維;レーヨン、ス
フ、アセテートなどの再生繊維からなる織布、不織布、
編布などが使用できるが、特にテント天幕用としては、
ポリアミドやポリエステルなどからなる単糸繊度が70
〜250デニールの繊維を、30本×30本/(inc
h)2 よりも密となるように平織あるいは綾織した織布
が好適である。
【0009】遮光層12は、高分子組成物により形成さ
れたものである。この高分子として具体的には、天然ゴ
ム(NR)、イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム
(BR)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、ブチ
ルゴム(IIR)、エチレン−プロピレンゴム(EP
M,EPDM)、エチレン・酢酸ビニル共重合体(EV
A)、クロロプレンゴム(CR)、クロロスルホン化ポ
リエチレン(CSM)、塩素化ポリエチレン(CP
E)、エピクロルヒドリンゴム(CHR,CHC)、ニ
トリルゴム(NBR)、ニトリルイソプレンゴム(NI
R)、アクリルゴム(ACM)、ウレタンゴム(U)、
多硫化ゴム(T)、シリコーンゴム(Si)、フッ素ゴ
ム(FPM)などから選ばれるゴム、塩化ビニル系樹脂
(PVC)、ポリウレタン樹脂(PU)、ポリオレフィ
ン系樹脂(PO)、熱可塑性エラストマー(TPE)な
どが挙げられる。勿論、これらの高分子には、必要に応
じて、加硫助剤、加硫促進剤、老化防止剤、充填剤、加
工助剤、軟化剤、帯電防止剤、可塑剤、安定剤、酸化防
止剤、着色剤などの各種添加剤を添加することもでき
る。
【0010】遮光層12を基布上に積層する方法として
は、従来よりゴム引布などの製造方法として一般的に用
いられているカレンダートッピング法、予め作製したシ
ートを接着剤等を用いてラミネートする方法、コーティ
ング法などいずれの方法であってもよいが、コーティン
グ法では、一回のコーティング作業で充分な遮光性を有
する層を得るのが困難で、一般的には数回重ね塗りをす
る必要がある分、シートの製造コストが高くなる。
【0011】本発明の遮光性シートの最大の特徴は、こ
の遮光層12を形成する高分子組成物に、アルミ粉をペ
ースト状にしたものおよび黒色系着色剤を含有させたこ
とにある。すなわち本発明の遮光性シートは、上記した
特開平5−34093号公報提案のように、単に黒色と
するのみではなく、アルミ粉をペースト状にしたもの
黒色系着色剤との相互作用によって、遮光性を付与した
ものである。このようにすることで、遮光層を単に黒色
とした場合に比して薄い層としても、充分な遮光性を有
するシートが得られるのである。
【0012】遮光層12を形成する高分子組成物中に添
加するアルミ粉としては、高分子組成物中にアルミ粉を
短時間で均一に分散させるために、アルミ粉をペースト
状にしたものを使用する。
【0013】遮光層12中に添加するアルミ粉をペース
ト状にしたものの量は、後述する表面層13の色、厚さ
等によっても変わってくるが、一般的には、遮光層12
を形成する高分子100重量部に対し、5〜15重量部
程度である。
【0014】黒色系着色剤としては、いわゆるカーボン
ブラックなど、従来より使用されているものであればい
ずれであっても使用することができる。また、この黒色
系着色剤の添加量は、アルミ粉をペースト状にしたもの
の添加量と同様に、表面層13の色、厚さ等によっても
変わってくるが、一般的には、遮光層を形成する高分子
100重量部に対して3〜50重量部程度である。
【0015】遮光層21の厚さについても、表面層13
の色、厚さ等によっても変わってくるが、一般的には、
15〜200μm、好ましくは50〜150μm程度で
ある。遮光層12が厚すぎると、製造コストが高くなる
のみならず、シート全体の重量も重くなるという問題点
が生じ、遮光層12が薄すぎると、シート全体としての
遮光性が劣るものとなる。
【0016】表面層13は、遮光層12と同様の高分子
により形成されるものであり、任意に着色可能である。
この表面層13を淡色にする場合には、表面層13を形
成する高分子100重量部に対し、5〜80重量部のル
チル型の酸化チタン(TiO2 )を添加するのが望まし
い。表面層13にルチル型の酸化チタンを添加すること
により、遮光層12の色が透けて見えにくく、従って、
表面層13を比較的薄い層とすることができる。なお、
同じ酸化チタンであっても、アナターゼ型の酸化チタン
では、隠蔽性に劣るため、より多量の酸化チタンを添加
する必要がある。
【0017】上記の遮光層12に添加するアルミ粉およ
び黒色系着色剤の添加量、遮光層12および表面層13
の厚さなどは、表面層13の色などの条件も含めて選定
されるべきである。本発明者の知見によると、表面層1
3を白色とし、遮光層12に含まれるアルミ粉および黒
色系着色剤の添加量を、高分子100重量部に対してア
ルミ粉10重量部、黒色系顔料15重量部とした場合、
遮光層12の厚さを100μm以上としなければ充分な
遮光性を有するシートが得られないが、同じ組成からな
る遮光層12を用い、表面層13を濃緑色とした場合に
は、遮光層12を50μm程度としても、充分な遮光性
を有するシートが得られる。すなわち、白色に比してよ
り高い遮光性を有する濃緑色の表面層を形成すれば、遮
光層12と表面層13とで遮光性を発揮し、遮光層12
を薄くすることができるのであり、一方、白色の表面層
は遮光性に劣り、実質的に遮光層12によってのみ遮光
性を発揮するため、遮光層12単独であっても充分な遮
光性を付与し得るだけの厚さが要求されるのである。ま
た、遮光層12に添加するアルミ粉および黒色系着色剤
の添加量、表面層13の厚さなどについても上記と同様
である。
【0018】また、本発明の遮光性シート1において
は、遮光層12に添加するアルミ粉をペースト状にした
ものおよび黒色系着色剤の添加量、遮光層12および表
面層13の厚さなどは、必要最低限に抑えられるべきで
ある。アルミ粉をペースト状にしたものや黒色系着色剤
の添加量が多すぎると、コスト高となるのみならず、遮
光層12が硬くなるなど遮光性シート1の諸物性、加工
性にも悪影響を及ぼし、また、遮光層12および表面層
13の厚さが厚すぎると、遮光性シート1の重量が重く
なるからである。
【0019】図1に示す例では、基布11の遮光層12
を形成しない側の面に、裏面層1を形成している。この
裏面層14は、遮光層12などと同様の高分子から形成
される層であり、本例では、コーティング法にて形成さ
れている。勿論、この裏面層14をカレンダートッピン
グ法などによって形成することもできるが、遮光性シー
ト1全体の重量を抑えるためには、コーティング法によ
って形成するのが望ましい。
【0020】裏面層14をコーティング法によって形成
する場合、従来と同様高分子と各種添加剤を有機溶剤に
溶解したものをドクターナイフコーター、ロールコータ
ー、フローコーターなどの手段にて基布11にコーティ
ングする。このとき、1〜2重量%程度のイソシアネー
ト系化合物を添加することにより、基布11との密着性
が向上する。また、このときの目付量は、固形分で30
〜50g/m2 程度とするのが好ましい。
【0021】この裏面層14を形成する高分子組成物に
は、酸化チタンを添加するのが望ましい。この酸化チタ
ンは、表面層13に添加したものと同様、ルチル型であ
るのが望ましく、その添加量は高分子100重量部に対
し10〜100重量部、更に好ましくは10〜30重量
部である。
【0022】本例では、裏面層14を単層としている
が、複層とすることもできる。また、裏面層14を設け
なくてもよい。但し、裏面層14を形成しないと、遮光
性シート1の裏面に基布が露出することになり、防水性
や後述する防炎性という観点からみると好ましくはな
い。
【0023】本発明の遮光性シート1をテントの天幕と
して使用する場合、防炎性が付与されているのが望まし
い。この防炎性の付与は、遮光層12、表面層13およ
び裏面層14から選ばれる一層以上を形成する高分子組
成物中に適当量の難燃剤を添加することによってなされ
る。勿論、接着剤15に難燃剤を添加することもでき
る。この難燃剤としては、従来より使用されているもの
であればいずれのものであってもよいが、三酸化アンチ
モン(Sb2 3 )などのアンチモン系難燃剤とトリク
レジルホスフェートなどの難燃性可塑剤とを併用するの
が特に好ましい。
【0024】本発明の遮光性シート1は、各種表面処理
剤によって表面処理することもできるし、また、プリン
ト模様を形成することもできる。また、本発明の遮光性
シート1を製造するにあたっては、従来のゴム引布の製
造の際に散布される打粉を散布することもできる。
【0025】
【実施例】以下に具体的な実施例を挙げ、本発明を更に
詳細に説明するが、本発明は以下に示す実施例に限定さ
れるものではない。
【0026】〔実施例1〕予めゴム系接着剤を塗布して
おいた、210デニールのポリアミド繊維を平織してな
る基布〔45本×45本/(inch)2 〕上に、表1
に示す配合からなるゴム組成物をカレンダーにて圧延分
出して得た厚さ120μmの遮光層を積層した。
【0027】
【表1】 CSM(ハイパロン;商品名) 100重量部 MgO(加硫助剤) 4重量部 TRA(加硫促進剤) 2重量部 Sb2 3 (難燃剤) 10重量部 TCP(難燃性可塑剤) 10重量部 炭酸カルシウム 50重量部 加工助剤 3重量部 アルミ粉(ペースト)*1 10重量部 黒色系着色剤(カーボンブラック) 15重量部 *1 アルミペースト2300H(商品名;東洋アルミニウム社製)
【0028】次いで、遮光層上に表2に示す配合からな
るゴム組成物をカレンダーにて圧延分出して得た厚さ1
20μmの表面層を積層した。次いで、表面に打粉を
し、熱風加硫法にて加硫して遮光性シートを得た。
【0029】
【表2】 CSM(ハイパロン;商品名) 100重量部 MgO(加硫助剤) 4重量部 TRA(加硫促進剤) 2重量部 Sb2 3 (難燃剤) 10重量部 TCP(難燃性可塑剤) 10重量部 炭酸カルシウム 50重量部 加工助剤 3重量部 ルチル型酸化チタン 30重量部
【0030】得られた遮光性シートを、表面層側から目
視にて観察したところ、遮光層の色が透けて見えること
はなかった。また、得られた遮光性シートについて、
「JIS L 1055 A法」に準拠して測定した1
0万ルクス照射時の遮光率は、100%であった。
【0031】〔実施例2〕遮光層を形成しない側の面
に、CSM系の糊をコーティングして(目付量=固形分
40g/m2 )裏面層を形成する以外は、実施例1と同
様にして遮光性シートを得た。得られた遮光性シート
を、表面層側から目視にて観察したところ、遮光層の色
が透けて見えることはなかった。また、得られた遮光性
シートについて、実施例1と同様にして測定した遮光率
は、100%であった。
【0032】〔実施例3〕予めゴム系接着剤を塗布して
おいた、210デニールのポリアミド繊維を平織してな
る基布〔45本×45本/(inch)2 〕上に、表1
に示す配合からなるゴム組成物をカレンダーにて圧延分
出して得た厚さ80μmの遮光層を積層した。
【0033】次いで、遮光層上に表3に示す配合からな
るゴム組成物をカレンダーにて圧延分出して得た厚さ8
0μmの表面層を積層した。次いで、表面に打粉をし、
熱風加硫法にて加硫して遮光性シートを得た。得られた
遮光性シートを、表面層側から目視にて観察したとこ
ろ、遮光層の色が透けて見えることはなかった。また、
得られた遮光性シートについて、実施例1と同様にして
測定した遮光率は、100%であった。
【0034】
【表3】 CSM(ハイパロン;商品名) 100重量部 MgO(加硫助剤) 4重量部 TRA(加硫促進剤) 2重量部 Sb2 3 (難燃剤) 10重量部 TCP(難燃性可塑剤) 10重量部 炭酸カルシウム 50重量部 加工助剤 3重量部 ルチル型酸化チタン 5重量部 カーボンブラック 2重量部 フタロ緑 2重量部 Fe2 3 3重量部
【0035】〔比較例1〕遮光層を表4に示す配合に代
える以外は、実施例2と同様にして遮光性シートを得
た。得られた遮光性シートを、表面層側から目視にて観
察したところ、遮光層の色が透けて見えることはなかっ
たが、実施例1と同様にして測定した遮光率は90%で
あった。
【0036】
【表4】 CSM(ハイパロン;商品名) 100重量部 MgO(加硫助剤) 4重量部 TRA(加硫促進剤) 2重量部 Sb2 3 (難燃剤) 10重量部 TCP(難燃性可塑剤) 10重量部 炭酸カルシウム 50重量部 加工助剤 3重量部 黒色系着色剤(カーボンブラック) 15重量部
【0037】〔比較例2〕遮光層を表4に示す配合に代
える以外は、実施例3と同様にして遮光性シートを得
た。得られた遮光性シートを、表面層側から目視にて観
察したところ、遮光層の色が透けて見えることはなかっ
たが、実施例1と同様にして測定した遮光率は90%で
あった。
【0038】
【発明の効果】以上、詳述した通り、本発明の遮光性シ
ートは、遮光層がアルミ粉をペースト状にしたものと黒
色系着色剤とを併用することによって、従来の単に黒色
とした遮光層よりも薄くしたとしても、それ以上の遮光
性を発揮し、また、黒色系着色剤の添加量も抑えること
ができるため、遮光層が必要以上に黒くならず、表面層
の色への影響も少なくなる。従って、本発明の遮光性シ
ートは、従来よりも優れた遮光性を発揮するのは勿論の
こと、遮光層および表面層を薄くすることができ、しか
も表面層を任意の色に着色することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遮光性シートの一実施例を示す部分拡
大断面図である。
【符号の説明】
1・・・遮光性シート 11・・・基布 12・・・遮光層 13・・・表面層 14・・・裏面層 15・・・接着剤

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、基布、遮光層および表面層
    を有する遮光性シートであって、遮光層は、基布上に積
    層され、アルミ粉をペースト状にしたものおよび黒色系
    着色剤を含む高分子組成物により形成され、表面層は、
    遮光層上に積層され、高分子組成物により形成されてな
    る遮光性シート。
  2. 【請求項2】 遮光層に含まれるアルミ粉の量が、遮光
    層を形成する高分子100重量部に対して5〜30重量
    部であり、遮光層に含まれる黒色系着色剤の量が、遮光
    層を形成する高分子100重量部に対して3〜50重量
    部である請求項1記載の遮光性シート。
  3. 【請求項3】 遮光層の厚さが15〜200μmである
    請求項1または2記載の遮光性シート。
  4. 【請求項4】 表面層が、厚さ50〜200μmであ
    り、表面層を形成する高分子100重量部に対して5〜
    80重量部のルチル型酸化チタンを含む層である請求項
    1〜3いずれか1項記載の遮光シート。
  5. 【請求項5】 基布の遮光層を形成しない側の面に、一
    層以上の裏面層を形成した請求項1〜4いずれか1項記
    載の遮光性シート。
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