JP3091620B2 - 誘導灯制御システム - Google Patents
誘導灯制御システムInfo
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、誘導灯制御システムに
関するものである。
関するものである。
【0002】
【従来の技術】誘導灯は、火災等の際に人々に避難経
路、方向等に関する情報を各種の簡単な文字、図画(例
えば人が走っている絵)等で表示して提供するための防
災照明器具であって、各種の公共的建物内の要所に、何
処からでも明瞭に見えるように設置することが法的に義
務付けられている消防用設備の中でも普遍的な設備であ
る。
路、方向等に関する情報を各種の簡単な文字、図画(例
えば人が走っている絵)等で表示して提供するための防
災照明器具であって、各種の公共的建物内の要所に、何
処からでも明瞭に見えるように設置することが法的に義
務付けられている消防用設備の中でも普遍的な設備であ
る。
【0003】通常、建物内には複数の誘導灯が設置され
ており、それらの点灯および消灯は常時点灯が原則とな
っている。
ており、それらの点灯および消灯は常時点灯が原則とな
っている。
【0004】従来、複数の誘導灯の動作を集中的に制御
するために構成される誘導灯制御システムにおいては、
誘導灯のランプにAC電源を供給するAC電源線と、ラ
ンプのオン/オフを制御するための制御信号を送信する
ための信号線とが別個に配線されている。
するために構成される誘導灯制御システムにおいては、
誘導灯のランプにAC電源を供給するAC電源線と、ラ
ンプのオン/オフを制御するための制御信号を送信する
ための信号線とが別個に配線されている。
【0005】すなわち、図3に示すように、誘導灯21
のランプ22は継電器23の接点23aを介してAC電
源線24に接続されている。すなわち、ランプ22は接
点23aのオン/オフによって点灯/消灯するようにな
っている。
のランプ22は継電器23の接点23aを介してAC電
源線24に接続されている。すなわち、ランプ22は接
点23aのオン/オフによって点灯/消灯するようにな
っている。
【0006】継電器23の電磁石23bの巻線の両端
は、信号線25と誘導灯信号装置26の継電器27の接
点27aとを直列に介してAC電源線24に接続されて
おり、これにより、誘導灯21のランプ22は、間接的
に誘導灯信号装置26の継電器27によって操作される
ようになっている。
は、信号線25と誘導灯信号装置26の継電器27の接
点27aとを直列に介してAC電源線24に接続されて
おり、これにより、誘導灯21のランプ22は、間接的
に誘導灯信号装置26の継電器27によって操作される
ようになっている。
【0007】つまり、継電器27の接点27aが閉じた
時、継電器23の接点23aは閉じ、その結果、ランプ
22は点灯し、接点27aが開いた時、ランプ22は消
灯するように制御されるようになっている。
時、継電器23の接点23aは閉じ、その結果、ランプ
22は点灯し、接点27aが開いた時、ランプ22は消
灯するように制御されるようになっている。
【0008】一方、誘導灯信号装置26の継電器27の
電磁石27bの巻線は、火報受信機28のスイッチ28
aと消灯操作器29のスイッチ29aとの直列回路を介
してAC電源線31に接続されている。この直列回路に
は、機械警備制御盤30のスイッチ30aが並列に接続
されている。
電磁石27bの巻線は、火報受信機28のスイッチ28
aと消灯操作器29のスイッチ29aとの直列回路を介
してAC電源線31に接続されている。この直列回路に
は、機械警備制御盤30のスイッチ30aが並列に接続
されている。
【0009】すなわち、スイッチ28aおよびスイッチ
29aが両方共オンになるか、あるいは、スイッチ30
aがオンになった時、継電器27の電磁石27bにAC
電圧が印加され、接点27aがオンになり、その結果、
誘導灯の継電器23がオンになり、ランプ22は点灯す
るようになっている。
29aが両方共オンになるか、あるいは、スイッチ30
aがオンになった時、継電器27の電磁石27bにAC
電圧が印加され、接点27aがオンになり、その結果、
誘導灯の継電器23がオンになり、ランプ22は点灯す
るようになっている。
【0010】また、誘導灯のランプの電源について言え
ば、一般に、誘導灯は通常のAC電源から供給される常
用電源と、内蔵のバッテリから供給される非常用電源と
を有し、停電のため常用電源の供給が停止した場合に
は、自動的に非常用電源に切り替わるようになってい
る。
ば、一般に、誘導灯は通常のAC電源から供給される常
用電源と、内蔵のバッテリから供給される非常用電源と
を有し、停電のため常用電源の供給が停止した場合に
は、自動的に非常用電源に切り替わるようになってい
る。
【0011】また、AC電源線に接続された複数の電気
機器を制御するための制御技術については、最近、ホー
ムオートメーション等の制御工学分野において、各部屋
に分散配置されている電気機器の動作を制御するための
制御信号をAC電源電流に重畳させて送信するようにし
た電源線搬送制御システムが開発されている。
機器を制御するための制御技術については、最近、ホー
ムオートメーション等の制御工学分野において、各部屋
に分散配置されている電気機器の動作を制御するための
制御信号をAC電源電流に重畳させて送信するようにし
た電源線搬送制御システムが開発されている。
【0012】図4は電源線搬送制御システムの概念を示
す。すなわち、建物内に配線されたAC電源線32の一
端には集中管理室等に設置された送信装置33が接続さ
れている。
す。すなわち、建物内に配線されたAC電源線32の一
端には集中管理室等に設置された送信装置33が接続さ
れている。
【0013】また、建物の各部屋にはAC電源線32の
コンセント34が設けられており、各コンセント34に
はプラグを取り付けた信号受信装置35を介して各種の
電気機器A、B・・を接続することができるようになっ
ている。
コンセント34が設けられており、各コンセント34に
はプラグを取り付けた信号受信装置35を介して各種の
電気機器A、B・・を接続することができるようになっ
ている。
【0014】送信装置33は、高周波発生部36と、高
周波発生部36からの高周波信号を制御信号で変調する
変調器37と、変調器37からの出力信号の高調波分を
取り出し電源線32の50/60Hz電流に重畳させる
フィルタ38とを有している。
周波発生部36からの高周波信号を制御信号で変調する
変調器37と、変調器37からの出力信号の高調波分を
取り出し電源線32の50/60Hz電流に重畳させる
フィルタ38とを有している。
【0015】信号受信装置35は、AC電源線32によ
って伝送されてきた高周波の制御信号と50/60Hz
電流とが重畳した電流から高周波分を抽出するフィルタ
39と、フィルタ39の出力から制御信号を復調する復
調器40と、復調された制御信号によってオン/オフ制
御されるスイッチ41とを有している。スイッチ41の
出力は対応する電気機器A、B・・へ出力され、それに
よって各電気機器A、B・・を動作させるようになって
いる。
って伝送されてきた高周波の制御信号と50/60Hz
電流とが重畳した電流から高周波分を抽出するフィルタ
39と、フィルタ39の出力から制御信号を復調する復
調器40と、復調された制御信号によってオン/オフ制
御されるスイッチ41とを有している。スイッチ41の
出力は対応する電気機器A、B・・へ出力され、それに
よって各電気機器A、B・・を動作させるようになって
いる。
【0016】いま、例えば、送信装置33において変調
器37に入力する制御信号をオンの状態にすると、この
制御信号で変調された高周波信号が50/60Hz電流
に重畳されてAC電源線32によって伝送されて各コン
セント34に到達する。
器37に入力する制御信号をオンの状態にすると、この
制御信号で変調された高周波信号が50/60Hz電流
に重畳されてAC電源線32によって伝送されて各コン
セント34に到達する。
【0017】コンセント34に接続されている信号受信
装置35は、オン状態の制御信号を解読し、これによっ
て対応する電気機器をオンにすることになる。
装置35は、オン状態の制御信号を解読し、これによっ
て対応する電気機器をオンにすることになる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の誘導灯制御
システムにおいては、誘導灯は火災などの際に人々に避
難経路、方向などの簡単な表示しかされておらず、表示
スペースは限られたスペースであるので平常時には防災
情報を、非常時には火災情報などを臨機応変にその場に
即した適切な表示することは考慮されていなかった。こ
のため、誰でも見える位置に案内灯が設置されているわ
りには、存在感が薄く、人々もマンネリになっているの
で、火災が発生したときに有効に機能していない面があ
った。
システムにおいては、誘導灯は火災などの際に人々に避
難経路、方向などの簡単な表示しかされておらず、表示
スペースは限られたスペースであるので平常時には防災
情報を、非常時には火災情報などを臨機応変にその場に
即した適切な表示することは考慮されていなかった。こ
のため、誰でも見える位置に案内灯が設置されているわ
りには、存在感が薄く、人々もマンネリになっているの
で、火災が発生したときに有効に機能していない面があ
った。
【0019】
【0020】
【0021】 本発明は、従来の誘導灯制御システムの
問題点を解決するために、平常時には避難に関する防災
意識を向上させるために各種の防災情報を視覚的にアッ
ピールできる防災情報を提供し、火災発生時にはこの防
災情報を切り替えて火災発生の混乱状態でも適切にその
場に対応した避難誘導ができるようにしたものである。
問題点を解決するために、平常時には避難に関する防災
意識を向上させるために各種の防災情報を視覚的にアッ
ピールできる防災情報を提供し、火災発生時にはこの防
災情報を切り替えて火災発生の混乱状態でも適切にその
場に対応した避難誘導ができるようにしたものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る誘導灯制御システムの主な構成は、複
数の誘導灯と誘導灯信号装置とが商用電源の電源線を介
して接続された誘導灯制御システムであって、前記誘導
灯信号装置は、火災信号を出力する火災受信機を含む機
能の異なる複数のセンサから受信した信号の内容に応じ
て内蔵する制御部により所定の誘導灯制御信号を作成し
送信部を介して前記電源線に高周波変調して送出し、前
記誘導灯は、少なくともCPUとビデオRAMと表示器
とメモリとを有し、平常時には前記CPUにより前記メ
モリに格納された平常時プログラムを実行してその内容
を前記ビデオRAM上に作成しこれを用いて前記表示器
に防災情報を表示し、火災発生時には前記CPUは前記
メモリに格納された火災時プログラムを実行して前記表
示器に表示する画像を判断して前記ビデオRAM上に作
成し火災情報を前記表示器に表示するようにしたもので
ある。
に、本発明に係る誘導灯制御システムの主な構成は、複
数の誘導灯と誘導灯信号装置とが商用電源の電源線を介
して接続された誘導灯制御システムであって、前記誘導
灯信号装置は、火災信号を出力する火災受信機を含む機
能の異なる複数のセンサから受信した信号の内容に応じ
て内蔵する制御部により所定の誘導灯制御信号を作成し
送信部を介して前記電源線に高周波変調して送出し、前
記誘導灯は、少なくともCPUとビデオRAMと表示器
とメモリとを有し、平常時には前記CPUにより前記メ
モリに格納された平常時プログラムを実行してその内容
を前記ビデオRAM上に作成しこれを用いて前記表示器
に防災情報を表示し、火災発生時には前記CPUは前記
メモリに格納された火災時プログラムを実行して前記表
示器に表示する画像を判断して前記ビデオRAM上に作
成し火災情報を前記表示器に表示するようにしたもので
ある。
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【作用】上記構成により、平常時の誘導灯は、CPUに
よりメモリに格納された平常時プログラムを実行してそ
の内容をビデオRAM上に作成し、これを用いて表示器
に防災情報を表示させるようにして、平常時も防災に関
する注意を喚起しあるいは防災意識を向上させることが
できる。火災発生時の表示灯は、CPUがメモリに格納
された火災時プログラムに変更してこれを実行して表示
器に表示する画像を判断してビデオRAM上に作成し火
災情報を表示器に表示して、火災の混乱状態でも適切に
その場に対応した避難誘導ができる。
よりメモリに格納された平常時プログラムを実行してそ
の内容をビデオRAM上に作成し、これを用いて表示器
に防災情報を表示させるようにして、平常時も防災に関
する注意を喚起しあるいは防災意識を向上させることが
できる。火災発生時の表示灯は、CPUがメモリに格納
された火災時プログラムに変更してこれを実行して表示
器に表示する画像を判断してビデオRAM上に作成し火
災情報を表示器に表示して、火災の混乱状態でも適切に
その場に対応した避難誘導ができる。
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【実施例】以下、本発明に係る誘導灯制御システムの実
施例について説明する。図1は本発明に係るAC電源線
搬送を利用した誘導灯制御システムの基本構成を示す。
施例について説明する。図1は本発明に係るAC電源線
搬送を利用した誘導灯制御システムの基本構成を示す。
【0031】建物内の各部屋にはAC電源線1が配線さ
れている。集中管理室には誘導灯信号装置2が設置され
ており、これはAC電源線1に接続されている。
れている。集中管理室には誘導灯信号装置2が設置され
ており、これはAC電源線1に接続されている。
【0032】誘導灯信号装置2には、火報受信機3と機
械警備制御盤4と外光センサASとが接続されており、
それぞれ、火災信号、機械警備制御信号、外光信号を誘
導灯信号装置2に供給する。
械警備制御盤4と外光センサASとが接続されており、
それぞれ、火災信号、機械警備制御信号、外光信号を誘
導灯信号装置2に供給する。
【0033】誘導灯信号装置2は、制御部6と送信部7
とを有している。制御部6はCPUを内蔵し、上記火災
信号、機械警備制御信号、外光信号を入力したら、それ
ぞれの信号の内容に応じて所定の誘導灯制御信号を作成
してこれを送信部7へ出力する機能を有する。
とを有している。制御部6はCPUを内蔵し、上記火災
信号、機械警備制御信号、外光信号を入力したら、それ
ぞれの信号の内容に応じて所定の誘導灯制御信号を作成
してこれを送信部7へ出力する機能を有する。
【0034】送信部7は高周波発生部と変調器とフィル
タとを内蔵しており、制御部6からの誘導灯制御信号に
よって高周波を変調し、その結果生成された変調信号を
フィルターにかけた後AC電源線1へ送出して50/6
0Hz電流と重畳させる機能を有する。
タとを内蔵しており、制御部6からの誘導灯制御信号に
よって高周波を変調し、その結果生成された変調信号を
フィルターにかけた後AC電源線1へ送出して50/6
0Hz電流と重畳させる機能を有する。
【0035】一方、建物の要所々々には誘導灯8が設置
されている。誘導灯8は信号受信装置9を介してAC電
源線1に接続されている。
されている。誘導灯8は信号受信装置9を介してAC電
源線1に接続されている。
【0036】誘導灯8は、CPUを主体とする制御部を
有しており、第1の機能は火災が発生した時の避難経路
を表示することであるが、その他、火災の発見、火災報
知、平常時の各種情報の伝達等の複数の機能を持ってい
る。
有しており、第1の機能は火災が発生した時の避難経路
を表示することであるが、その他、火災の発見、火災報
知、平常時の各種情報の伝達等の複数の機能を持ってい
る。
【0037】信号受信装置9は、フィルタと復調器を内
蔵しており、AC電源線1に重畳されている高周波信号
を抽出し、この高周波信号から誘導灯制御信号を復調
し、それを誘導灯8へ出力する機能を有する。
蔵しており、AC電源線1に重畳されている高周波信号
を抽出し、この高周波信号から誘導灯制御信号を復調
し、それを誘導灯8へ出力する機能を有する。
【0038】上記誘導灯制御システムは下記のように動
作する。誘導灯信号装置2において、火報受信機3と機
械警備制御盤4と外光センサASとからの出力信号は制
御部6に入力する。
作する。誘導灯信号装置2において、火報受信機3と機
械警備制御盤4と外光センサASとからの出力信号は制
御部6に入力する。
【0039】火報受信機3から火災発生を知らせる火災
信号が入力した時には、制御部6は誘導灯制御信号を自
動的にオンにする。火災信号がない時には制御部6は外
光センサASからの外光信号によって誘導灯制御信号を
自動的にオンまたはオフにする。
信号が入力した時には、制御部6は誘導灯制御信号を自
動的にオンにする。火災信号がない時には制御部6は外
光センサASからの外光信号によって誘導灯制御信号を
自動的にオンまたはオフにする。
【0040】制御部6は、CPUのプログラムによて、
全誘導灯を一律にオン/オフする単純な形式の誘導灯制
御信号から、各誘導灯のアドレスと指定動作とを含むコ
マンド形式のような複雑な誘導灯制御信号まで、自由に
作成することができるようになっている。
全誘導灯を一律にオン/オフする単純な形式の誘導灯制
御信号から、各誘導灯のアドレスと指定動作とを含むコ
マンド形式のような複雑な誘導灯制御信号まで、自由に
作成することができるようになっている。
【0041】制御部6で作成された上記誘導灯制御信号
は送信部7へ送られ、ここで高周波発生器で発生された
高周波信号を変調する。変調の結果得られた変調信号
は、AC電源線1へ送出され、50/60Hz電流と重
畳される。
は送信部7へ送られ、ここで高周波発生器で発生された
高周波信号を変調する。変調の結果得られた変調信号
は、AC電源線1へ送出され、50/60Hz電流と重
畳される。
【0042】50/60Hz電流と高周波信号との重畳
電流は、建物内のAC電源線1によって伝送されて各信
号受信装置9に到達する。各信号受信装置9は、重畳電
流から誘導灯制御信号を抽出、復調し、これを誘導灯8
へ供給する。
電流は、建物内のAC電源線1によって伝送されて各信
号受信装置9に到達する。各信号受信装置9は、重畳電
流から誘導灯制御信号を抽出、復調し、これを誘導灯8
へ供給する。
【0043】誘導灯8は入力した誘導灯制御信号の内容
に応じたプログラムを実行することによって、下記の各
種の情報伝達動作を行う。
に応じたプログラムを実行することによって、下記の各
種の情報伝達動作を行う。
【0044】以下誘導灯8について詳細に説明する。誘
導灯8は、従来の誘導灯と同様に薄い四角の箱状に作成
されており、1面は表示画面となっている。
導灯8は、従来の誘導灯と同様に薄い四角の箱状に作成
されており、1面は表示画面となっている。
【0045】誘導灯8は、図2に示すように、非常用電
源10と、スイッチ11と、表示器12と、制御データ
レジスタ13と、CPU14と、ビデオRAM15と、
火災センサ16と、ROM17と、RAM18と、警報
音発生器19と、火災臭発生器20とから構成されてい
る。
源10と、スイッチ11と、表示器12と、制御データ
レジスタ13と、CPU14と、ビデオRAM15と、
火災センサ16と、ROM17と、RAM18と、警報
音発生器19と、火災臭発生器20とから構成されてい
る。
【0046】非常用電源10は、バッテリと充電器とか
らなり信号受信装置9からのAC電源によって常に充電
されている。
らなり信号受信装置9からのAC電源によって常に充電
されている。
【0047】スイッチ11は、CPU14によって制御
され、停電時には信号受信装置9からのAC電源を、非
常用電源10からの電源に切り換える機能を有してい
る。スイッチ11からの出力は誘導灯8の全ての回路に
供給されている。
され、停電時には信号受信装置9からのAC電源を、非
常用電源10からの電源に切り換える機能を有してい
る。スイッチ11からの出力は誘導灯8の全ての回路に
供給されている。
【0048】表示器12は、液晶表示板からなり、ビデ
オRAM15内に準備されたビデオデータを通常のTV
技術によって表示するようになっている。
オRAM15内に準備されたビデオデータを通常のTV
技術によって表示するようになっている。
【0049】制御データレジスタ13は、信号受信装置
9からの誘導灯制御信号を一時格納し、CPU14へ出
力するバッファ機能を有する。
9からの誘導灯制御信号を一時格納し、CPU14へ出
力するバッファ機能を有する。
【0050】CPU14は、誘導灯8の殆ど全ての回路
ブロックと接続されており、ROM17に格納されてい
るプログラムを読み出して実行することにより、各回路
ブロックとのデータまたは信号の授受を行うことによ
り、誘導灯8全体の動作を制御する機能を有する。
ブロックと接続されており、ROM17に格納されてい
るプログラムを読み出して実行することにより、各回路
ブロックとのデータまたは信号の授受を行うことによ
り、誘導灯8全体の動作を制御する機能を有する。
【0051】ビデオRAM15は、CPU14に制御さ
れ表示器12に表示すべき画像データを準備し、表示器
12へ供給する。CPU14は、誘導灯制御信号の内容
によって、表示器12に表示すべき画像を判断し、必要
な画像データをビデオRAM15上に作成するようにな
っている。
れ表示器12に表示すべき画像データを準備し、表示器
12へ供給する。CPU14は、誘導灯制御信号の内容
によって、表示器12に表示すべき画像を判断し、必要
な画像データをビデオRAM15上に作成するようにな
っている。
【0052】火災センサ16は、火災の発生を検出し火
災発見信号をCPU14へ送る機能を有する。
災発見信号をCPU14へ送る機能を有する。
【0053】ROM17は、誘導灯8の動作を制御する
種々のプログラムや、固定表示データを格納している。
CPU14は、誘導灯制御信号の内容によってROM1
7から必要なプログラムおよび固定表示データを読出
し、実行するようになっている。
種々のプログラムや、固定表示データを格納している。
CPU14は、誘導灯制御信号の内容によってROM1
7から必要なプログラムおよび固定表示データを読出
し、実行するようになっている。
【0054】RAM18は、CPU14がプログラムを
実行する上での作業領域を提供する役目をする。
実行する上での作業領域を提供する役目をする。
【0055】警報音発生器19は、火災発生時にCPU
14に制御され、火災を知らせる警報音または誘導音声
を発生する機能を有する。
14に制御され、火災を知らせる警報音または誘導音声
を発生する機能を有する。
【0056】火災臭発生器20は、火災発生時にCPU
14に制御され、火災を知らせるキナ臭い火災臭を発生
する機能を有する。
14に制御され、火災を知らせるキナ臭い火災臭を発生
する機能を有する。
【0057】誘導灯8は下記のように動作する。 (1)平常時の動作 平常時においては、誘導灯制御信号は”平常”を示して
おり、この場合CPU14は平常時用プログラムを実行
する。これによって、ROM17に格納された固定表示
データ(文字、図形等)を用いてビデオRAM15上に
各種のグラフィックやメッセージが描かれ、これが表示
器12の画面上に文字や動画あるいは静止画による防災
情報として表示される。
おり、この場合CPU14は平常時用プログラムを実行
する。これによって、ROM17に格納された固定表示
データ(文字、図形等)を用いてビデオRAM15上に
各種のグラフィックやメッセージが描かれ、これが表示
器12の画面上に文字や動画あるいは静止画による防災
情報として表示される。
【0058】このように誘導灯を、避難経路の表示以外
の用途に普段に使用することによって、誘導灯の存在感
が増し、防災意識の高揚に役立つ。
の用途に普段に使用することによって、誘導灯の存在感
が増し、防災意識の高揚に役立つ。
【0059】(2)火災発生時の動作 火災発生時には、誘導灯制御信号は”非常事態”を示
し、これに応じて、誘導灯8のCPU14は非常時用プ
ログラムを実行する。
し、これに応じて、誘導灯8のCPU14は非常時用プ
ログラムを実行する。
【0060】すなわち、表示器12に表示される画像は
例えば人が駆け足している絵のような避難路を示す画像
に変り、避難方向を示す矢印が点滅し、警報音発生器1
9から警報音または誘導音声が発せられ、さらに火災臭
発生器20からキナ臭い火災臭が発せられる。
例えば人が駆け足している絵のような避難路を示す画像
に変り、避難方向を示す矢印が点滅し、警報音発生器1
9から警報音または誘導音声が発せられ、さらに火災臭
発生器20からキナ臭い火災臭が発せられる。
【0061】なお、CPU14は、火災センサ16から
の信号と誘導灯制御信号とを比較し、両者が一致した時
に火災時の制御を行い、これによって誤動作を防止する
ようになっている。
の信号と誘導灯制御信号とを比較し、両者が一致した時
に火災時の制御を行い、これによって誤動作を防止する
ようになっている。
【0062】また、CPU14は誘導灯制御信号によっ
てAC電源線の断線を認識した時は、自己の火災センサ
16の出力によって火災の状況を判断し、表示を制御す
るようになっている。
てAC電源線の断線を認識した時は、自己の火災センサ
16の出力によって火災の状況を判断し、表示を制御す
るようになっている。
【0063】上記説明においては、ある一つの誘導灯の
制御について述べたが、誘導灯の制御方式は、誘導灯制
御信号のフォーマットを選択することによって、全誘導
灯一括制御方式、個別誘導灯制御方式、あるいは、グル
ープ制御方式等が考えられる。
制御について述べたが、誘導灯の制御方式は、誘導灯制
御信号のフォーマットを選択することによって、全誘導
灯一括制御方式、個別誘導灯制御方式、あるいは、グル
ープ制御方式等が考えられる。
【0064】個別誘導灯制御方式やグループ制御方式に
おいては、各誘導灯またはある誘導灯グループにアドレ
スコードを与え、誘導灯制御信号にはアドレスコードを
入れる。そして、CPU14は自己誘導灯または自己グ
ループのアドレスコードと一致する誘導灯制御信号のみ
を受容するようにする。
おいては、各誘導灯またはある誘導灯グループにアドレ
スコードを与え、誘導灯制御信号にはアドレスコードを
入れる。そして、CPU14は自己誘導灯または自己グ
ループのアドレスコードと一致する誘導灯制御信号のみ
を受容するようにする。
【0065】このようにすることによって、大きい建物
に適用される誘導灯制御システムにおいては、各誘導灯
または各誘導灯グループに対して異なる誘導灯制御信号
を送ることができ、その結果、きめの細かい避難誘導が
可能となる。
に適用される誘導灯制御システムにおいては、各誘導灯
または各誘導灯グループに対して異なる誘導灯制御信号
を送ることができ、その結果、きめの細かい避難誘導が
可能となる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る誘導
灯制御システムの請求項1に記載された発明によれば、
平常時の誘導灯は、内蔵される平常時プログラムにより
表示器に防災情報を表示させるようにして、平常時も防
災に関する注意を喚起しあるいは防災意識を向上させる
ことができる。火災発生時の誘導灯は、平常時の防災情
報を切り替えて、その場に即した火災情報を適切に集中
して表示させ無用な混乱を避けることができ安全性を格
段に向上させることができるまた、請求項2に記載した
発明によれば、誘導灯は電源線に接続された信号受信装
置で復調された誘導灯制御信号の内容と火災センサから
の火災情報とを比較して火災の発生を確認する手段を具
備する構成としたので、誤動作により無用な混乱を防止
することができる。さらに、請求項3に記載された発明
によれば、防災情報を非常時の避難に関する情報を動き
のある動画として表示するようにしたので、平常時も防
災に関する注意を従来よりより強く喚起させることがで
きこれにより防災意識を向上させることができる。ま
た、請求項4に記載された発明によれば、火災情報とし
て避難誘導路を動きのある動画として表示する構成とし
たので、火災発生時の混乱の中でも、また視界が悪い状
況下でも遠方から避難誘導路を視認でき、さらに誘導灯
の存在感が格段に向上し、火災の情報提供及び避難誘導
を的確に行こなうことができ、安全性を格段に向上させ
ることができる。
灯制御システムの請求項1に記載された発明によれば、
平常時の誘導灯は、内蔵される平常時プログラムにより
表示器に防災情報を表示させるようにして、平常時も防
災に関する注意を喚起しあるいは防災意識を向上させる
ことができる。火災発生時の誘導灯は、平常時の防災情
報を切り替えて、その場に即した火災情報を適切に集中
して表示させ無用な混乱を避けることができ安全性を格
段に向上させることができるまた、請求項2に記載した
発明によれば、誘導灯は電源線に接続された信号受信装
置で復調された誘導灯制御信号の内容と火災センサから
の火災情報とを比較して火災の発生を確認する手段を具
備する構成としたので、誤動作により無用な混乱を防止
することができる。さらに、請求項3に記載された発明
によれば、防災情報を非常時の避難に関する情報を動き
のある動画として表示するようにしたので、平常時も防
災に関する注意を従来よりより強く喚起させることがで
きこれにより防災意識を向上させることができる。ま
た、請求項4に記載された発明によれば、火災情報とし
て避難誘導路を動きのある動画として表示する構成とし
たので、火災発生時の混乱の中でも、また視界が悪い状
況下でも遠方から避難誘導路を視認でき、さらに誘導灯
の存在感が格段に向上し、火災の情報提供及び避難誘導
を的確に行こなうことができ、安全性を格段に向上させ
ることができる。
【0067】また、誘導灯にグラフィックや文字により
各種情報を表示するようにしたので、誘導灯の存在感と
有用性が高まり、防災意識の向上に資する等の効果を奏
する。
各種情報を表示するようにしたので、誘導灯の存在感と
有用性が高まり、防災意識の向上に資する等の効果を奏
する。
【図1】本発明に係る誘導灯制御システムの基本構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】本発明に係る誘導灯の一実施例の構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図3】従来技術を説明するためのブロック図である。
【図4】電源線搬送制御システムを説明するためのブロ
ック図である。
ック図である。
1 AC電源線 2 誘導灯信号装置 3 火報受信機 4 機械警備制御盤 5 外光センサー 6 制御部 7 送信部 8 誘導灯 9 信号受信装置 10 非常用電源 11 スイッチ 12 表示器 13 制御データレジスタ 14 CPU 15 ビデオRAM 16 火災センサ 17 ROM 18 RAM 19 警報音発生器 20 火災臭発生器 21 誘導灯 22 ランプ 23 継電器 24 AC電源線 25 信号線 26 誘導灯信号装置 27 継電器 28 火報受信機 29 消灯(無人)操作器 30 機械警備制御盤 31、32 AC電源線 33 送信装置 34 コンセント 35 信号受信装置 36 高周波発生部 37 変調器 38、39 フィルタ 40 復調器 41 スイッチ A、B 電気機器
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/76 - 3/44 H04B 3/50 - 3/60 G08B 17/00
Claims (4)
- 【請求項1】 複数の誘導灯と誘導灯信号装置とが商用
電源の電源線を介して接続された誘導灯制御システムで
あって、 前記誘導灯信号装置は、 火災信号を出力する火災受信機を含む機能の異なる複数
のセンサから受信した信号の内容に応じて内蔵する制御
部により所定の誘導灯制御信号を作成し送信部を介して
前記電源線に高周波変調して送出し、 前記誘導灯は、 少なくともCPUとビデオRAMと表示器とメモリとを
有し、平常時には前記CPUにより前記メモリに格納さ
れた平常時プログラムを実行してその内容を前記ビデオ
RAM上に作成しこれを用いて前記表示器に防災情報を
表示し、 火災発生時には前記CPUは前記メモリに格納された火
災時プログラムを実行して前記表示器に表示する画像を
判断して前記ビデオRAM上に作成し火災情報を前記表
示器に表示するようにしたことを特徴とする誘導灯制御
システム。 - 【請求項2】 前記誘導灯は火災センサを有し前記電源
線に接続された信号受信装置で復調された前記誘導灯制
御信号の内容と前記火災センサからの火災情報とを比較
して火災の発生を確認する手段を具備する請求項1に記
載の誘導灯制御システム。 - 【請求項3】 前記防災情報は非常時の避難に関する情
報を動画として表示する請求項1に記載の誘導灯制御シ
ステム。 - 【請求項4】 前記火災情報は少なくとも避難誘導路を
動画として表示する請求項1に記載の誘導灯制御システ
ム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05331463A JP3091620B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 誘導灯制御システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05331463A JP3091620B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 誘導灯制御システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07193531A JPH07193531A (ja) | 1995-07-28 |
JP3091620B2 true JP3091620B2 (ja) | 2000-09-25 |
Family
ID=18243930
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05331463A Expired - Fee Related JP3091620B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 誘導灯制御システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3091620B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004095387A1 (ja) * | 2003-04-23 | 2004-11-04 | Pikusen Co., Ltd. | 火災報知装置及びその方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BRPI0901496A2 (pt) * | 2009-05-15 | 2011-01-18 | Whirlpool Sa | sistema e método de comunicação para equipamentos eletrÈnicos |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP05331463A patent/JP3091620B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004095387A1 (ja) * | 2003-04-23 | 2004-11-04 | Pikusen Co., Ltd. | 火災報知装置及びその方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07193531A (ja) | 1995-07-28 |
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Legal Events
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