JP3345041B2 - セキュリティシステム - Google Patents
セキュリティシステムInfo
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- JP3345041B2 JP3345041B2 JP09867692A JP9867692A JP3345041B2 JP 3345041 B2 JP3345041 B2 JP 3345041B2 JP 09867692 A JP09867692 A JP 09867692A JP 9867692 A JP9867692 A JP 9867692A JP 3345041 B2 JP3345041 B2 JP 3345041B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、火災やガス漏れ、盗難
等の異常事態発生時に居住者に対して警報を発するセキ
ュリティシステムに関し、特に各住戸毎に戸内のセキュ
リティ情報を確実に伝達することのできるＣＡＴＶシス
テムを利用したセキュリティシステムに関する。
等の異常事態発生時に居住者に対して警報を発するセキ
ュリティシステムに関し、特に各住戸毎に戸内のセキュ
リティ情報を確実に伝達することのできるＣＡＴＶシス
テムを利用したセキュリティシステムに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、各住戸内の火災やガス漏れ、盗難
等のセキュリティ情報の伝達手段としては、いわゆる住
宅情報盤を用いたシステムが広く行われている。ここで
は各種センサを住宅情報盤と直接に接続したり、住宅情
報盤等を介して警備会社と接続して異常があったときは
住宅情報盤により各種警報が発せられていた。
等のセキュリティ情報の伝達手段としては、いわゆる住
宅情報盤を用いたシステムが広く行われている。ここで
は各種センサを住宅情報盤と直接に接続したり、住宅情
報盤等を介して警備会社と接続して異常があったときは
住宅情報盤により各種警報が発せられていた。
【０００３】また、ＣＡＴＶシステムを用いたセキュリ
ティシステムとしては各種センサを各戸毎に設けたいわ
ゆるセキュリティインターフェイスに接続し、ＣＡＴＶ
ラインを通じてセキュリティ情報を収集し、異常があっ
たときはＣＡＴＶシステムのセンター側から指令により
ＣＡＴＶコンバータを制御してテレビを強制的にＯＮと
したり、チャンネルを強制的に切換えるなどを行うもの
があった。
ティシステムとしては各種センサを各戸毎に設けたいわ
ゆるセキュリティインターフェイスに接続し、ＣＡＴＶ
ラインを通じてセキュリティ情報を収集し、異常があっ
たときはＣＡＴＶシステムのセンター側から指令により
ＣＡＴＶコンバータを制御してテレビを強制的にＯＮと
したり、チャンネルを強制的に切換えるなどを行うもの
があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような住宅情報盤によるセキュリティシステムにおいて
は、住宅情報盤に表示できる情報量は一般に少なく、そ
の情報表示も警報音と所定メッセージ程度に限られてい
た。また、住宅情報盤は玄関等、通常、人の余りいない
ところに設置される場合も多く、かかる場合警報それ自
体を聞きのがしたり、見のがしたりすることもあった。
ような住宅情報盤によるセキュリティシステムにおいて
は、住宅情報盤に表示できる情報量は一般に少なく、そ
の情報表示も警報音と所定メッセージ程度に限られてい
た。また、住宅情報盤は玄関等、通常、人の余りいない
ところに設置される場合も多く、かかる場合警報それ自
体を聞きのがしたり、見のがしたりすることもあった。
【０００５】さらに、ＣＡＴＶシステムを用いたセキュ
リティシステムにおいては、戸別警報は行われておら
ず、たとえ小さな火の不始末で火災センサが発報した場
合であっても地域全体に警報が発せられてしまい、警報
の信頼性に問題を生じる原因のひとつとなっていた。加
えて、ＣＡＴＶ利用のシステムではコンバータの設置さ
れていない部屋に対しては全く警報を行うことができな
いという問題もあった。
リティシステムにおいては、戸別警報は行われておら
ず、たとえ小さな火の不始末で火災センサが発報した場
合であっても地域全体に警報が発せられてしまい、警報
の信頼性に問題を生じる原因のひとつとなっていた。加
えて、ＣＡＴＶ利用のシステムではコンバータの設置さ
れていない部屋に対しては全く警報を行うことができな
いという問題もあった。
【０００６】本発明は上述の課題を解決し、各住戸毎に
戸内のセキュリティ情報を確実に伝達することができる
ＣＡＴＶシステムを利用したセキュリティシステムを提
供することを目的とする。また、当該セキュリティシス
テムにおいて使用され、センサ等を直接接続可能なＣＡ
ＴＶコンバータを提供することをも目的とする。
戸内のセキュリティ情報を確実に伝達することができる
ＣＡＴＶシステムを利用したセキュリティシステムを提
供することを目的とする。また、当該セキュリティシス
テムにおいて使用され、センサ等を直接接続可能なＣＡ
ＴＶコンバータを提供することをも目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成し、従来
の課題を解決するため本発明は、テレビ信号をセンター
装置側からＣＡＴＶラインを介して伝送し、各端末に分
配供給するＣＡＴＶシステムにおいて、火災やガス漏れ
等の異常事態を検知し検知信号を出力する異常検出手段
と、ＣＡＴＶシステムの端末側の上記ＣＡＴＶラインに
接続され、上記検知信号を入力する異常信号入力部と、
直流電源に基づいた直流信号を上記ＣＡＴＶラインに対
して出力する移報出力部と、上記ＣＡＴＶラインに接続
されてテレビ信号を映すテレビ受像機に対し電源供給を
行う第１電源出力部と、上記異常信号入力部と接続され
上記検知信号を受けたときに上記移報出力部から直流信
号を前記ＣＡＴＶラインに対して出力して異常検知を移
報すると共に上記第１電源出力部からＴＶ受像機に電源
供給を行い映像を映出させる中央処理装置とを備えるＣ
ＡＴＶコンバータと、ＣＡＴＶシステムの端末側の上記
ＣＡＴＶラインに上記ＣＡＴＶコンバータと並列に接続
され、上記ＣＡＴＶラインを介して上記ＣＡＴＶコンバ
ータの移報出力部から出力された異常検知を示す直流信
号を受けて作動する継電手段と、該継電手段の作動によ
り上記テレビ受像機とは別のテレビ受像機に対して電源
供給を行い該テレビ受像機に映像を映出させる第２電源
出力部とを有するテレビ制御装置と、を備えてなる構成
としている。
の課題を解決するため本発明は、テレビ信号をセンター
装置側からＣＡＴＶラインを介して伝送し、各端末に分
配供給するＣＡＴＶシステムにおいて、火災やガス漏れ
等の異常事態を検知し検知信号を出力する異常検出手段
と、ＣＡＴＶシステムの端末側の上記ＣＡＴＶラインに
接続され、上記検知信号を入力する異常信号入力部と、
直流電源に基づいた直流信号を上記ＣＡＴＶラインに対
して出力する移報出力部と、上記ＣＡＴＶラインに接続
されてテレビ信号を映すテレビ受像機に対し電源供給を
行う第１電源出力部と、上記異常信号入力部と接続され
上記検知信号を受けたときに上記移報出力部から直流信
号を前記ＣＡＴＶラインに対して出力して異常検知を移
報すると共に上記第１電源出力部からＴＶ受像機に電源
供給を行い映像を映出させる中央処理装置とを備えるＣ
ＡＴＶコンバータと、ＣＡＴＶシステムの端末側の上記
ＣＡＴＶラインに上記ＣＡＴＶコンバータと並列に接続
され、上記ＣＡＴＶラインを介して上記ＣＡＴＶコンバ
ータの移報出力部から出力された異常検知を示す直流信
号を受けて作動する継電手段と、該継電手段の作動によ
り上記テレビ受像機とは別のテレビ受像機に対して電源
供給を行い該テレビ受像機に映像を映出させる第２電源
出力部とを有するテレビ制御装置と、を備えてなる構成
としている。
【０００８】
【０００９】
【００１０】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図１は、本発明の一実施例によるセキュリ
ティシステムの構成を示すブロック図である。本発明に
係るセキュリティシステムは、各住戸内で生じた火災、
ガス漏れ等の異常事態を、ＣＡＴＶシステムを利用して
テレビに警報画面等を表示することなどにより住戸内の
人間に伝達するものである。
て説明する。図１は、本発明の一実施例によるセキュリ
ティシステムの構成を示すブロック図である。本発明に
係るセキュリティシステムは、各住戸内で生じた火災、
ガス漏れ等の異常事態を、ＣＡＴＶシステムを利用して
テレビに警報画面等を表示することなどにより住戸内の
人間に伝達するものである。
【００１１】本発明はＣＡＴＶシステムを利用したもの
であり、その構成はセンター装置側１と端末側２とに大
別され、ＣＡＴＶライン３を介してテレビ信号等が伝送
される。また、端末側２は各住戸４に分岐され、さらに
その住戸内も分配器５により各部屋毎にＣＡＴＶライン
３が分岐されている。
であり、その構成はセンター装置側１と端末側２とに大
別され、ＣＡＴＶライン３を介してテレビ信号等が伝送
される。また、端末側２は各住戸４に分岐され、さらに
その住戸内も分配器５により各部屋毎にＣＡＴＶライン
３が分岐されている。
【００１２】センター装置側１には、テレビ放送やＦＭ
放送等の受信等を行うヘッドエンド１１、警報表示画面
を出力する警報表示画面出力部１２、変調器１３、混合
器１４を備えた構成となっている。ここで警報表示画面
は予め定められた特定のチャンネルで送出され、通常時
には視聴者はこれを選択することはできない。一方、住
戸４内においては、分配器５から分岐した各部屋の端末
４１にＣＡＴＶコンバータ６、コントロールボックス
（テレビ制御装置）７が接続されている。ＣＡＴＶコン
バータ６には、火災感知器、ガス漏れ検知器等の各種セ
ンサ（異常検出手段）８と、テレビ受像機（以下テレビ
と略す）９が接続されている。また、コントロールボッ
クス７は、ＣＡＴＶコンバータ６とは異なる部屋の端末
４１に接続され、これにもテレビ９が接続されている。
放送等の受信等を行うヘッドエンド１１、警報表示画面
を出力する警報表示画面出力部１２、変調器１３、混合
器１４を備えた構成となっている。ここで警報表示画面
は予め定められた特定のチャンネルで送出され、通常時
には視聴者はこれを選択することはできない。一方、住
戸４内においては、分配器５から分岐した各部屋の端末
４１にＣＡＴＶコンバータ６、コントロールボックス
（テレビ制御装置）７が接続されている。ＣＡＴＶコン
バータ６には、火災感知器、ガス漏れ検知器等の各種セ
ンサ（異常検出手段）８と、テレビ受像機（以下テレビ
と略す）９が接続されている。また、コントロールボッ
クス７は、ＣＡＴＶコンバータ６とは異なる部屋の端末
４１に接続され、これにもテレビ９が接続されている。
【００１３】図２は当該セキュリティシステムに使用さ
れるＣＡＴＶコンバータ６の構成を示すブロック図であ
る。当該ＣＡＴＶコンバータ６は、図３に示すように、
通常のＣＡＴＶコンバータと同様ＣＡＴＶライン３から
のテレビ信号をテレビ９に変調等して伝送する役割に加
えて、各種センサ８からの警報入力を得てセンター装置
側１に警報出力を行うと同時にコントロールボックス７
に対し移報出力を行うものである。
れるＣＡＴＶコンバータ６の構成を示すブロック図であ
る。当該ＣＡＴＶコンバータ６は、図３に示すように、
通常のＣＡＴＶコンバータと同様ＣＡＴＶライン３から
のテレビ信号をテレビ９に変調等して伝送する役割に加
えて、各種センサ８からの警報入力を得てセンター装置
側１に警報出力を行うと同時にコントロールボックス７
に対し移報出力を行うものである。
【００１４】このＣＡＴＶコンバータ６は、図２に示す
ように、ＣＡＴＶライン３の端末４１に接続される入力
端子（入力部）６１と、テレビ等を接続する出力端子
（出力部）６２と、センター装置側１から送られるテレ
ビ信号を所定チャンネルに選局するチューナ６３と、被
変調波から映像及び音声信号成分を取出す復調回路６４
を備える点は従来のＣＡＴＶコンバ−タと同様である。
本発明においてはさらに各種センサ８からの検知信号を
入力する異常信号入力部６５と、直流信号をＣＡＴＶラ
イン３に対して出力する移報出力部６６と、テレビ受像
機に対し電源供給を行う電源出力部６７と、上記異常信
号入力部６５と接続され上記検知信号入力時に上記移報
出力部６６の直流信号出力及び上記電源出力部６７の電
源出力の制御を行う中央処理装置６８（以下ＣＰＵと略
す）とを備える構成となっている。なお、ＣＰＵ６８は
モデム８１を介して、また、移報出力部６６はフィルタ
８２を介して入力端子６１そしてＣＡＴＶライン３と接
続されている。
ように、ＣＡＴＶライン３の端末４１に接続される入力
端子（入力部）６１と、テレビ等を接続する出力端子
（出力部）６２と、センター装置側１から送られるテレ
ビ信号を所定チャンネルに選局するチューナ６３と、被
変調波から映像及び音声信号成分を取出す復調回路６４
を備える点は従来のＣＡＴＶコンバ−タと同様である。
本発明においてはさらに各種センサ８からの検知信号を
入力する異常信号入力部６５と、直流信号をＣＡＴＶラ
イン３に対して出力する移報出力部６６と、テレビ受像
機に対し電源供給を行う電源出力部６７と、上記異常信
号入力部６５と接続され上記検知信号入力時に上記移報
出力部６６の直流信号出力及び上記電源出力部６７の電
源出力の制御を行う中央処理装置６８（以下ＣＰＵと略
す）とを備える構成となっている。なお、ＣＰＵ６８は
モデム８１を介して、また、移報出力部６６はフィルタ
８２を介して入力端子６１そしてＣＡＴＶライン３と接
続されている。
【００１５】ここで、異常信号入力部６５は、センサ８
を取付けるための端子６５ａを備え、ＣＰＵ６８に接続
されセンサ８からの検知信号をＣＰＵ６８に伝送する。
また、移報出力部６６は、リレー６６ａにより構成さ
れ、ＣＰＵ６８からの信号により接点を閉じて直流信号
を送出する。この直流信号はフィルタ８２を介してＣＡ
ＴＶライン３に送られ、分配器５を通して各端末４１に
送出される。なお、ここでフィルタ８２が用いられてい
るのはテレビ信号がリレー６６ａに流入し、インピータ
ンスのミスマッチを防ぐためである。さらに電源出力部
６７はＣＰＵと接続された電源制御部６７ａとコンセン
ト６７ｂから構成され、コンセント６７ｂにテレビ９の
電源コンセントを接続する。
を取付けるための端子６５ａを備え、ＣＰＵ６８に接続
されセンサ８からの検知信号をＣＰＵ６８に伝送する。
また、移報出力部６６は、リレー６６ａにより構成さ
れ、ＣＰＵ６８からの信号により接点を閉じて直流信号
を送出する。この直流信号はフィルタ８２を介してＣＡ
ＴＶライン３に送られ、分配器５を通して各端末４１に
送出される。なお、ここでフィルタ８２が用いられてい
るのはテレビ信号がリレー６６ａに流入し、インピータ
ンスのミスマッチを防ぐためである。さらに電源出力部
６７はＣＰＵと接続された電源制御部６７ａとコンセン
ト６７ｂから構成され、コンセント６７ｂにテレビ９の
電源コンセントを接続する。
【００１６】一方、コントロールボックス７はＣＡＴＶ
コンバータ６の移報出力部６６から発せられる直流信号
を受けてテレビ９を強制的にＯＮさせるものである。図
４にその回路構成を示す。このコントロールボックス７
は、端末４１に接続される入力端子７１と、テレビ９を
接続する出力端子７２と、ＣＡＴＶコンバータ６の移報
出力部６６から発せられる直流信号により作動するリレ
ー（継電手段）７３、リレー７３により制御されるブザ
ー７９及び交流１００Ｖの電源をテレビ９に供給する電
源出力部７４から構成されている。また、リレー７３
は、ブザー７９制御用の接点７５とテレビ９への供給電
源を制御する接点７６を有している。この場合、これら
の接点は通常時は開いており、ＣＡＴＶコンバータ６の
移報出力部６６から発せられる直流信号を受けた場合に
のみ閉じられる。なお、テレビ９を移報出力に関係なく
ＯＮ／ＯＦＦさせるために用いるスイッチ７７が電源出
力部７４には別途設けられている。通常はこのスイッチ
７７によりテレビ９をＯＮ／ＯＦＦさせる。また、テレ
ビ信号はコンデンサ７８により直流成分がカットされて
出力端子７２に出力される。
コンバータ６の移報出力部６６から発せられる直流信号
を受けてテレビ９を強制的にＯＮさせるものである。図
４にその回路構成を示す。このコントロールボックス７
は、端末４１に接続される入力端子７１と、テレビ９を
接続する出力端子７２と、ＣＡＴＶコンバータ６の移報
出力部６６から発せられる直流信号により作動するリレ
ー（継電手段）７３、リレー７３により制御されるブザ
ー７９及び交流１００Ｖの電源をテレビ９に供給する電
源出力部７４から構成されている。また、リレー７３
は、ブザー７９制御用の接点７５とテレビ９への供給電
源を制御する接点７６を有している。この場合、これら
の接点は通常時は開いており、ＣＡＴＶコンバータ６の
移報出力部６６から発せられる直流信号を受けた場合に
のみ閉じられる。なお、テレビ９を移報出力に関係なく
ＯＮ／ＯＦＦさせるために用いるスイッチ７７が電源出
力部７４には別途設けられている。通常はこのスイッチ
７７によりテレビ９をＯＮ／ＯＦＦさせる。また、テレ
ビ信号はコンデンサ７８により直流成分がカットされて
出力端子７２に出力される。
【００１７】これらにより、コントロールボックス７
は、ＣＡＴＶコンバータ６の移報出力部６６からの直流
信号によりリレー７３が作動し、スイッチ７７がＯＦＦ
の場合であっても強制的にテレビ９のスイッチがＯＮと
なることになる。
は、ＣＡＴＶコンバータ６の移報出力部６６からの直流
信号によりリレー７３が作動し、スイッチ７７がＯＦＦ
の場合であっても強制的にテレビ９のスイッチがＯＮと
なることになる。
【００１８】次に、本実施例の動作について説明する。
通常、視聴者はＣＡＴＶコンバータ６のある部屋ではそ
れ介して、また、ＣＡＴＶコンバータ６のない部屋にお
いてはコントロールボックス７を介して各種テレビ番組
を楽しんでいる。ここで、テレビ９の電源はＣＡＴＶコ
ンバータ６及びコントロールボックス７の電源出力部６
７、７４に接続し、ＣＡＴＶコンバータ６やコントロー
ルボックス７を操作することによってそのＯＮ／ＯＦＦ
を行う。
通常、視聴者はＣＡＴＶコンバータ６のある部屋ではそ
れ介して、また、ＣＡＴＶコンバータ６のない部屋にお
いてはコントロールボックス７を介して各種テレビ番組
を楽しんでいる。ここで、テレビ９の電源はＣＡＴＶコ
ンバータ６及びコントロールボックス７の電源出力部６
７、７４に接続し、ＣＡＴＶコンバータ６やコントロー
ルボックス７を操作することによってそのＯＮ／ＯＦＦ
を行う。
【００１９】いま、住戸４内のいずこかにおいて火災が
発生した場合を想定する。このとき火災センサ８はそれ
を検知し検知信号を出力する。この火災センサ８はＣＡ
ＴＶコンバータ６の異常信号入力部６５に接続されてい
ることから当該検知信号はＣＡＴＶコンバータ６の異常
信号入力部６５を介してＣＰＵ６８に入力される。ここ
でＣＰＵ６８は異常信号の入力に伴って次のような動作
を行う。
発生した場合を想定する。このとき火災センサ８はそれ
を検知し検知信号を出力する。この火災センサ８はＣＡ
ＴＶコンバータ６の異常信号入力部６５に接続されてい
ることから当該検知信号はＣＡＴＶコンバータ６の異常
信号入力部６５を介してＣＰＵ６８に入力される。ここ
でＣＰＵ６８は異常信号の入力に伴って次のような動作
を行う。
【００２０】まず、テレビ９の電源出力部６７に働きか
けテレビ９の電源が入っていない場合にはＯＮにする。
そして、チューナ６３を制御し警報表示画面が送出され
ているチャンネルに切換える。これにより、画面上に
「火災発生、火元を確認して下さい」等の表示がなされ
ると共にその旨の音声や警報音が流れ火災発生を知らせ
る。なお、このチャンネルは前述のように視聴者が通常
ＣＡＴＶコンバータを操作しても選択することは出来
ず、異常信号入力があった場合のみ選択可能となってお
り、むやみに警報表示画面が映ることのないようになっ
ている。また、ＣＰＵ６８は同時に移報出力部６６に働
きかけてリレー６６ａを閉じて直流信号を出力せしめ
る。これにより、住戸４内の各部屋に端末４１を介して
異常発生が移報されることになる。さらに、ＣＰＵ６８
は同時にモデム８１を介してセンター装置側１に異常信
号を入力した旨を通知する。これにより、センター装置
側１では係員の派遣を行うなど適宜処理を行う。
けテレビ９の電源が入っていない場合にはＯＮにする。
そして、チューナ６３を制御し警報表示画面が送出され
ているチャンネルに切換える。これにより、画面上に
「火災発生、火元を確認して下さい」等の表示がなされ
ると共にその旨の音声や警報音が流れ火災発生を知らせ
る。なお、このチャンネルは前述のように視聴者が通常
ＣＡＴＶコンバータを操作しても選択することは出来
ず、異常信号入力があった場合のみ選択可能となってお
り、むやみに警報表示画面が映ることのないようになっ
ている。また、ＣＰＵ６８は同時に移報出力部６６に働
きかけてリレー６６ａを閉じて直流信号を出力せしめ
る。これにより、住戸４内の各部屋に端末４１を介して
異常発生が移報されることになる。さらに、ＣＰＵ６８
は同時にモデム８１を介してセンター装置側１に異常信
号を入力した旨を通知する。これにより、センター装置
側１では係員の派遣を行うなど適宜処理を行う。
【００２１】次に、ＣＡＴＶコンバータ６より直流信号
が出力された場合のコントロールボックス７の働きにつ
いて説明する。直流信号は、ＣＡＴＶライン３の端末４
１を介して入力端子７１に入力される。そして、この信
号によりリレー７３が作動して接点７５、７６が閉じら
れる。これにより、ブザー７９が鳴動すると共にテレビ
９のスイッチがＯＮとなる。従って、この部屋にいる者
も異常発生を知ることができる。
が出力された場合のコントロールボックス７の働きにつ
いて説明する。直流信号は、ＣＡＴＶライン３の端末４
１を介して入力端子７１に入力される。そして、この信
号によりリレー７３が作動して接点７５、７６が閉じら
れる。これにより、ブザー７９が鳴動すると共にテレビ
９のスイッチがＯＮとなる。従って、この部屋にいる者
も異常発生を知ることができる。
【００２２】この場合、コントロールボックス７の置か
れた部屋ではテレビ９には警報表示画面は映し出されな
いが、その部屋の者にとっては何ら操作をしないにもか
かわらず突然テレビ９が点くことにより警報効果は十分
に達成される。
れた部屋ではテレビ９には警報表示画面は映し出されな
いが、その部屋の者にとっては何ら操作をしないにもか
かわらず突然テレビ９が点くことにより警報効果は十分
に達成される。
【００２３】次に本発明に係るセキュリティシステムに
用いるＣＡＴＶコンバータ６０の他の実施例について説
明する。図５は当該ＣＡＴＶコンバータ６０の構成を示
すブロック図である。このＣＡＴＶコンバータ６０は、
先述のＣＡＴＶコンバータ６に加えて、文字・音声メモ
リ９１と切換スイッチ（切換手段）９２を備えた構成と
なっている。その他の構成は先述のものと同様である。
用いるＣＡＴＶコンバータ６０の他の実施例について説
明する。図５は当該ＣＡＴＶコンバータ６０の構成を示
すブロック図である。このＣＡＴＶコンバータ６０は、
先述のＣＡＴＶコンバータ６に加えて、文字・音声メモ
リ９１と切換スイッチ（切換手段）９２を備えた構成と
なっている。その他の構成は先述のものと同様である。
【００２４】ここで、文字・音声メモリ９１は、予め所
定のメッセージを格納しておくメモリであり、ＣＰＵ６
８に指令により適宜を選択して出力する。即ち、例えば
火災センサが発報した場合には「火災発生、火元を確認
して下さい」等のメッセージが、またガス漏れを検知し
た場合には「ガス漏れ発生、ガス栓を確認して下さい」
等のメッセージが出力される。
定のメッセージを格納しておくメモリであり、ＣＰＵ６
８に指令により適宜を選択して出力する。即ち、例えば
火災センサが発報した場合には「火災発生、火元を確認
して下さい」等のメッセージが、またガス漏れを検知し
た場合には「ガス漏れ発生、ガス栓を確認して下さい」
等のメッセージが出力される。
【００２５】また、切換スイッチ９２は、復調回路６４
と出力端子６２の間に設けられ、出力端子６２と復調回
路６４または文字・音声メモリ９１との接続をＣＰＵ６
８の指令に基づいて切換える。この切換スイッチ９２は
通常は復調回路６４側に接続されており、視聴者がこれ
を外部から切換えることはできない。従って、ＣＰＵ６
８が指令を行うことにより、即ち、異常信号入力時のみ
文字・音声メモリからメッセージが出力端子６２に送出
される。
と出力端子６２の間に設けられ、出力端子６２と復調回
路６４または文字・音声メモリ９１との接続をＣＰＵ６
８の指令に基づいて切換える。この切換スイッチ９２は
通常は復調回路６４側に接続されており、視聴者がこれ
を外部から切換えることはできない。従って、ＣＰＵ６
８が指令を行うことにより、即ち、異常信号入力時のみ
文字・音声メモリからメッセージが出力端子６２に送出
される。
【００２６】本ＣＡＴＶコンバータ６０の動作を説明す
る。ＣＰＵ６８に異常信号が入力され、電源出力部６７
や移報出力部６６が制御され、その旨がセンター装置側
１に通知されるのは先述のＣＡＴＶコンバータ６と同様
である。本ＣＡＴＶコンバータ６０では次の点が先述の
ＣＡＴＶコンバータ６と異なる。即ち、ＣＰＵ６８は、
文字・音声メモリ９１に指令を行い検知した異常事態に
応じたメッセージを出力させる。また、同時に切換スイ
ッチ９２を文字・音声メモリ９１側に切換える。なお、
この場合には特にセンター装置側１から警報表示画面を
送る必要はなく、従ってその場合にはチューナ６３への
指令は行われない。これにより、所定メッセージがテレ
ビ９に送出されることになる。一方、コントロールボッ
クス７への移報が行われ、他の部屋でも警報作動が行わ
れることは先述と同様である。
る。ＣＰＵ６８に異常信号が入力され、電源出力部６７
や移報出力部６６が制御され、その旨がセンター装置側
１に通知されるのは先述のＣＡＴＶコンバータ６と同様
である。本ＣＡＴＶコンバータ６０では次の点が先述の
ＣＡＴＶコンバータ６と異なる。即ち、ＣＰＵ６８は、
文字・音声メモリ９１に指令を行い検知した異常事態に
応じたメッセージを出力させる。また、同時に切換スイ
ッチ９２を文字・音声メモリ９１側に切換える。なお、
この場合には特にセンター装置側１から警報表示画面を
送る必要はなく、従ってその場合にはチューナ６３への
指令は行われない。これにより、所定メッセージがテレ
ビ９に送出されることになる。一方、コントロールボッ
クス７への移報が行われ、他の部屋でも警報作動が行わ
れることは先述と同様である。
【００２７】なお、実施例においては住戸内の警報のみ
を行うこととしているが、ＣＰＵ６８からの通知を受け
たセンター装置側１より全住戸あるいは近隣の住戸に対
し警報を行うことも可能である。また、移報に際しては
直流出力を用いているが、これを他の公知の信号伝送手
段を用いても良いことは勿論である。
を行うこととしているが、ＣＰＵ６８からの通知を受け
たセンター装置側１より全住戸あるいは近隣の住戸に対
し警報を行うことも可能である。また、移報に際しては
直流出力を用いているが、これを他の公知の信号伝送手
段を用いても良いことは勿論である。
【００２８】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されるので、
ＣＡＴＶコンバータに直接火災センサ等を接続し、他の
部屋にコントロールボックスを設けると共に、異常発生
時にＣＡＴＶコンバータより直流信号を送出してコント
ロールボックスを制御するようにしたことにより、住宅
情報盤から遠い部屋やＣＡＴＶコンバータのない部屋に
も確実に異常事態を伝達することができる。また、移報
信号をＣＡＴＶコンバータから直流電源に基づいた直流
信号を使用したことで、ＣＡＴＶラインの特性を十分に
利用して、簡単な構成で移報出力及び移報先での警報を
行うことができる。
ＣＡＴＶコンバータに直接火災センサ等を接続し、他の
部屋にコントロールボックスを設けると共に、異常発生
時にＣＡＴＶコンバータより直流信号を送出してコント
ロールボックスを制御するようにしたことにより、住宅
情報盤から遠い部屋やＣＡＴＶコンバータのない部屋に
も確実に異常事態を伝達することができる。また、移報
信号をＣＡＴＶコンバータから直流電源に基づいた直流
信号を使用したことで、ＣＡＴＶラインの特性を十分に
利用して、簡単な構成で移報出力及び移報先での警報を
行うことができる。
【００２９】また、住宅情報盤の代わりの本システムを
用いることも出来るという効果もある。従って、その取
付けスペースや工事費用等を節約できる。さらに、戸別
の警報を行うことができるという効果もあり、これによ
り警報信頼性の向上を図ることもできる。
用いることも出来るという効果もある。従って、その取
付けスペースや工事費用等を節約できる。さらに、戸別
の警報を行うことができるという効果もあり、これによ
り警報信頼性の向上を図ることもできる。
【００３０】
【００３１】
【図１】本発明の一実施例によるセキュリティシステム
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図２】本発明のセキュリティシステムに用いられるＣ
ＡＴＶコンバータの構成を示すブロック図である。
ＡＴＶコンバータの構成を示すブロック図である。
【図３】本発明におけるＣＡＴＶコンバータの働きを示
す説明図である。
す説明図である。
【図４】本発明のセキュリティシステムに用いられるコ
ントロールボックスの回路構成を示すブロック図であ
る。
ントロールボックスの回路構成を示すブロック図であ
る。
【図５】本発明のセキュリティシステムに用いられる他
のＣＡＴＶコンバータの構成を示すブロック図である。
のＣＡＴＶコンバータの構成を示すブロック図である。
１ センター装置側 ２ 端末側 ３ ＣＡＴＶライン ６、６０ ＣＡＴＶコンバータ ７ コントロールボックス（テレビ制御装置） ８ センサ（異常検出手段） ９ テレビ受像機 ６１ 入力端子 ６２ 出力端子 ６３ チューナ ６４ 復調回路 ６５ 異常信号入力部 ６６ 移報出力部 ６７ 電源出力部 ６８ 中央処理装置（ＣＰＵ） ７３ リレー（継電手段） ７４ 電源出力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H04N 7/10 H04N 7/16 - 7/173
Claims (1)
- 【請求項１】 テレビ信号をセンター装置側からＣＡＴ
Ｖラインを介して伝送し、各端末に分配供給するＣＡＴ
Ｖシステムにおいて、 火災やガス漏れ等の異常事態を検知し検知信号を出力す
る異常検出手段と、 ＣＡＴＶシステムの端末側の上記ＣＡＴＶラインに接続
され、上記検知信号を入力する異常信号入力部と、直流
電源に基づいた直流信号を上記ＣＡＴＶラインに対して
出力する移報出力部と、上記ＣＡＴＶラインに接続され
てテレビ信号を映すテレビ受像機に対し電源供給を行う
第１電源出力部と、上記異常信号入力部と接続され上記
検知信号を受けたときに上記移報出力部から直流信号を
前記ＣＡＴＶラインに対して出力して異常検知を移報す
ると共に上記第１電源出力部からＴＶ受像機に電源供給
を行い映像を映出させる中央処理装置とを備えるＣＡＴ
Ｖコンバータと、 ＣＡＴＶシステムの端末側の上記ＣＡＴＶラインに上記
ＣＡＴＶコンバータと並列に接続され、上記ＣＡＴＶラ
インを介して上記ＣＡＴＶコンバータの移報出力部から
出力された異常検知を示す直流信号を受けて作動する継
電手段と、該継電手段の作動により上記テレビ受像機と
は別のテレビ受像機に対して電源供給を行い該テレビ受
像機に映像を映出させる第２電源出力部とを有するテレ
ビ制御装置と、を備えてなることを特徴とするセキュリ
ティシステム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09867692A JP3345041B2 (ja) | 1992-03-25 | 1992-03-25 | セキュリティシステム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09867692A JP3345041B2 (ja) | 1992-03-25 | 1992-03-25 | セキュリティシステム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05276513A JPH05276513A (ja) | 1993-10-22 |
| JP3345041B2 true JP3345041B2 (ja) | 2002-11-18 |
Family
ID=14226121
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09867692A Expired - Lifetime JP3345041B2 (ja) | 1992-03-25 | 1992-03-25 | セキュリティシステム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3345041B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007128221A (ja) * | 2005-11-02 | 2007-05-24 | Hochiki Corp | 警報器の接続システム |
-
1992
- 1992-03-25 JP JP09867692A patent/JP3345041B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05276513A (ja) | 1993-10-22 |
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