JP3091579B2 - 適応定着方法 - Google Patents
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- B41J11/00222—Controlling the convection means
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、決定したページ上のイ
ンクの質量および被覆面積に基づいて、プリンタで印刷
するページの乾燥を制御する適応定着方法に関するもの
である。詳しく述べると、本発明は、決定したページ上
のインクの質量−被覆面積に基づいて、乾燥機を通過す
るページの搬送速度と乾燥機の定着温度の一方または両
方を変える適応定着方法に関するものである。
ンクの質量および被覆面積に基づいて、プリンタで印刷
するページの乾燥を制御する適応定着方法に関するもの
である。詳しく述べると、本発明は、決定したページ上
のインクの質量−被覆面積に基づいて、乾燥機を通過す
るページの搬送速度と乾燥機の定着温度の一方または両
方を変える適応定着方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ほとんどのプリンタは、２つの画像定着
方法、すなわち現像した画像を自然に空気乾燥させる方
法または画像を加熱装置へ送って加熱乾燥させる標準的
な方法のどちらかを使用している。空気乾燥に共通する
問題は、十分に乾燥させるのにページ当たり３０秒以上
の長い時間がかかることである。画像の定着を促進する
ため加熱装置で乾燥させるには、送られてくる全部もし
くは大部分の画像を定着させる加熱能力を与える電力に
見合った大きさの加熱装置が必要がある。加熱装置は大
量の電力を使用するうえ、維持費が高いという問題があ
る。インクの質量またはインクの被覆面積が比較的小さ
いページに関する加熱要求はごく小さいにもかかわら
ず、過大なエネルギーが加えられたり、事前に設定され
た加熱を必要としない画像を長時間かけて乾燥させるこ
とがある。さらに、ページを必要以上に加熱すると、過
剰乾燥して、ページが曲がったり、そったり、あるいは
外観が損なわれることがある。たとえば、乾燥パラメー
タ（定着温度または搬送速度またはその両方）は質量−
被覆面積５０％の画像に対する最悪のケースについて設
定されるので、もしほとんどの用紙が質量−被覆面積６
％の画像を有していれば、用紙は過剰乾燥される。さら
に、一部の印刷装置においては、事前に設定された乾燥
設定は、画像定着の最悪のケースのシナリオに対して決
められた極めて遅いページ搬送速度を使用しているの
で、処理量が必要以上に減ることがある。
方法、すなわち現像した画像を自然に空気乾燥させる方
法または画像を加熱装置へ送って加熱乾燥させる標準的
な方法のどちらかを使用している。空気乾燥に共通する
問題は、十分に乾燥させるのにページ当たり３０秒以上
の長い時間がかかることである。画像の定着を促進する
ため加熱装置で乾燥させるには、送られてくる全部もし
くは大部分の画像を定着させる加熱能力を与える電力に
見合った大きさの加熱装置が必要がある。加熱装置は大
量の電力を使用するうえ、維持費が高いという問題があ
る。インクの質量またはインクの被覆面積が比較的小さ
いページに関する加熱要求はごく小さいにもかかわら
ず、過大なエネルギーが加えられたり、事前に設定され
た加熱を必要としない画像を長時間かけて乾燥させるこ
とがある。さらに、ページを必要以上に加熱すると、過
剰乾燥して、ページが曲がったり、そったり、あるいは
外観が損なわれることがある。たとえば、乾燥パラメー
タ（定着温度または搬送速度またはその両方）は質量−
被覆面積５０％の画像に対する最悪のケースについて設
定されるので、もしほとんどの用紙が質量−被覆面積６
％の画像を有していれば、用紙は過剰乾燥される。さら
に、一部の印刷装置においては、事前に設定された乾燥
設定は、画像定着の最悪のケースのシナリオに対して決
められた極めて遅いページ搬送速度を使用しているの
で、処理量が必要以上に減ることがある。
【０００３】これまで、どの技術文献も、ページ上のイ
ンクの被覆面積または質量に基づいて乾燥機の動作パラ
メータを個々のページの乾燥要求にぴったり適合させる
適応乾燥機を提案していない。
ンクの被覆面積または質量に基づいて乾燥機の動作パラ
メータを個々のページの乾燥要求にぴったり適合させる
適応乾燥機を提案していない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第１の目的
は、乾燥させる前にページ上のインクの質量−被覆面積
を決定することによって、プリンタの加熱電力要求を最
小にする適応乾燥機を提供することである。インクの質
量−被覆面積は、乾燥機の定着温度および（または）乾
燥機を通過するページの送り速度を設定するのに使用さ
れる。
は、乾燥させる前にページ上のインクの質量−被覆面積
を決定することによって、プリンタの加熱電力要求を最
小にする適応乾燥機を提供することである。インクの質
量−被覆面積は、乾燥機の定着温度および（または）乾
燥機を通過するページの送り速度を設定するのに使用さ
れる。
【０００５】本発明の第２の目的は、ページ上のインク
の質量−被覆面積を決定し、この情報を使用して、ペー
ジの上のインクを適切に定着させるのに必要な熱量を制
御すること、または乾燥機を通過するページの搬送速度
を制御すること、またはその両方を行うことによって乾
燥パラメータを制御し、乾燥機の不必要な電力消費を減
らす方法を提供することである。
の質量−被覆面積を決定し、この情報を使用して、ペー
ジの上のインクを適切に定着させるのに必要な熱量を制
御すること、または乾燥機を通過するページの搬送速度
を制御すること、またはその両方を行うことによって乾
燥パラメータを制御し、乾燥機の不必要な電力消費を減
らす方法を提供することである。
【０００６】本発明の第３の目的は、ページ記述言語か
ら分解したビットストリームを１ページづつ調べて、イ
ンクの質量−被覆面積を推定することによりページ上の
インクの質量−被覆面積を決定し、この質量−被覆面積
に基づいて乾燥パラメータを制御することができるイン
クジェットプリンタを提供することである。
ら分解したビットストリームを１ページづつ調べて、イ
ンクの質量−被覆面積を推定することによりページ上の
インクの質量−被覆面積を決定し、この質量−被覆面積
に基づいて乾燥パラメータを制御することができるイン
クジェットプリンタを提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、イメージまた
はテキストをディジタル表現へ変換するパーソナルコン
ピュータシステムを使用して、文書を走査し、記憶さ
せ、あるいは生成するワークステーション環境において
使用することができる。ディジタル表現は、デコンポー
ザへ転送することができるページ記述言語形式であって
もよい。ディジタル表現を受け取ったデコンポーザは、
データのビットストリームを生成して出力部へ送る。出
力部は、ハードウェアまたはソフトウェア内に設けられ
た制御装置を備えることができる。制御装置は、各ペー
ジに割り当てられたビットストリームの情報のビットを
分析し、各ページの複雑性、そして最終的に各ページ上
のインクの予測質量−被覆面積について決定することが
できる。これにより、ページの乾燥に関する制御パラメ
ータを決定するのに有用な情報が得られる。
はテキストをディジタル表現へ変換するパーソナルコン
ピュータシステムを使用して、文書を走査し、記憶さ
せ、あるいは生成するワークステーション環境において
使用することができる。ディジタル表現は、デコンポー
ザへ転送することができるページ記述言語形式であって
もよい。ディジタル表現を受け取ったデコンポーザは、
データのビットストリームを生成して出力部へ送る。出
力部は、ハードウェアまたはソフトウェア内に設けられ
た制御装置を備えることができる。制御装置は、各ペー
ジに割り当てられたビットストリームの情報のビットを
分析し、各ページの複雑性、そして最終的に各ページ上
のインクの予測質量−被覆面積について決定することが
できる。これにより、ページの乾燥に関する制御パラメ
ータを決定するのに有用な情報が得られる。
【０００８】この質量−被覆面積の情報を使用して、出
力部の乾燥機を通過する未定着画像を有する用紙の搬送
速度と定着温度の一方または両方を制御することができ
る。定着温度と搬送速度は、乾燥機を通過する各ページ
の乾燥量を制御する変数である。本発明は、乾燥させる
前にページ上のインクの質量とインクの被覆面積を決定
することによって、従来の装置の加熱電力要求（インク
を乾燥させる最悪のケースのシナリオに対して立案され
る）を低減することが可能であり、もし質量−被覆面積
のあるしきい値を決定すれば、処理量を一定に維持しな
がら、乾燥機のパワー出力を増すこともできるし、ある
いは電力要求を事前設定値に維持しながら、乾燥機を通
過するページの搬送速度を下げることもできる（これに
より、ページは乾燥機内により長時間留まるので、さら
に乾燥される）。後者は、処理量が減るが、乾燥機の電
力要求を増さないので、運転コストを低く保つことがで
き、処理量を最大にする要求を除き、すべてにおいて容
認できる。
力部の乾燥機を通過する未定着画像を有する用紙の搬送
速度と定着温度の一方または両方を制御することができ
る。定着温度と搬送速度は、乾燥機を通過する各ページ
の乾燥量を制御する変数である。本発明は、乾燥させる
前にページ上のインクの質量とインクの被覆面積を決定
することによって、従来の装置の加熱電力要求（インク
を乾燥させる最悪のケースのシナリオに対して立案され
る）を低減することが可能であり、もし質量−被覆面積
のあるしきい値を決定すれば、処理量を一定に維持しな
がら、乾燥機のパワー出力を増すこともできるし、ある
いは電力要求を事前設定値に維持しながら、乾燥機を通
過するページの搬送速度を下げることもできる（これに
より、ページは乾燥機内により長時間留まるので、さら
に乾燥される）。後者は、処理量が減るが、乾燥機の電
力要求を増さないので、運転コストを低く保つことがで
き、処理量を最大にする要求を除き、すべてにおいて容
認できる。
【０００９】決定した質量−被覆面積に基づいて適切な
乾燥パラメータを選択するため、制御装置にいろいろな
しきい値を内蔵させるか、または参照用テーブルが使用
可能であることが好ましい。しきい値の数が多ければば
多いほど、装置の乾燥パラメータは各ページの実際の乾
燥要求によく適合する。このような乾燥制御の例は、従
来の装置よりも、各ページの実際の乾燥要求と密接に結
びついている。インクの被覆面積、塗布されたインクの
質量、紙の厚さ、紙の組成、インクの組成、および温度
や湿度のような環境条件など、非常に多い変数がページ
の乾燥要求を最終的に達成する。上記のうちもっとも支
配的な変数は、塗布されたインクの被覆面積とインクの
質量である。インクの質量または被覆面積は、最大値ま
で変わることができる変数である。その他の多くの変数
は、加熱要求を立案するとき、ほぼ定数として無視でき
る。
乾燥パラメータを選択するため、制御装置にいろいろな
しきい値を内蔵させるか、または参照用テーブルが使用
可能であることが好ましい。しきい値の数が多ければば
多いほど、装置の乾燥パラメータは各ページの実際の乾
燥要求によく適合する。このような乾燥制御の例は、従
来の装置よりも、各ページの実際の乾燥要求と密接に結
びついている。インクの被覆面積、塗布されたインクの
質量、紙の厚さ、紙の組成、インクの組成、および温度
や湿度のような環境条件など、非常に多い変数がページ
の乾燥要求を最終的に達成する。上記のうちもっとも支
配的な変数は、塗布されたインクの被覆面積とインクの
質量である。インクの質量または被覆面積は、最大値ま
で変わることができる変数である。その他の多くの変数
は、加熱要求を立案するとき、ほぼ定数として無視でき
る。
【００１０】本発明は、プリンタに普通に見られるあら
ゆる形式の乾燥機に利用することができる。最も普通の
形式は、対流乾燥機、輻射乾燥機またはマイクロ波乾燥
機である。対流乾燥機は、空気流量、空気温度、または
乾燥機を通過する用紙の速度を制御パラメータとして使
用できる。輻射乾燥機およびマイクロ波乾燥機は、同様
に、電力、温度または乾燥機を通過する用紙の速度を制
御パラメータとして使用できる。それぞれの特定乾燥機
の設計には、使用する特定乾燥機の個々の特性に基づく
独自のフィードバック制御が必要であろう。
ゆる形式の乾燥機に利用することができる。最も普通の
形式は、対流乾燥機、輻射乾燥機またはマイクロ波乾燥
機である。対流乾燥機は、空気流量、空気温度、または
乾燥機を通過する用紙の速度を制御パラメータとして使
用できる。輻射乾燥機およびマイクロ波乾燥機は、同様
に、電力、温度または乾燥機を通過する用紙の速度を制
御パラメータとして使用できる。それぞれの特定乾燥機
の設計には、使用する特定乾燥機の個々の特性に基づく
独自のフィードバック制御が必要であろう。
【００１１】
【実施例】最初に、用語「質量−被覆面積」について説
明する。用語「質量−被覆面積」は、用紙に塗布された
インクの質量と、用紙に塗布されたインクの被覆面積を
定義する。たとえば、単色プリンタの場合、互いに隣接
して置かれた２個のインク滴は、互いに重ねて置かれた
２個のインク滴の２倍の被覆面積を有するが、質量は同
じである。また、多くのプリンタは、ある原色の上に別
の原色を重ねることにより色域内でさまざまな色を作り
出す。シアン色、マゼンタ色、および黄色を使用して黒
色を作り出す場合には、プリンタは（単純に）シアン
色、マゼンタ色、および黄色の各インク滴を互いの上に
重ねる。この場合、被覆面積は一定の値であるが、被覆
されたインクの質量は単色の場合の３倍になる。乾燥
は、インクの質量とインクの被覆面積の両方に関係して
いるので、用語「質量−被覆面積」はインクの質量とイ
ンクの被覆面積を示す。
明する。用語「質量−被覆面積」は、用紙に塗布された
インクの質量と、用紙に塗布されたインクの被覆面積を
定義する。たとえば、単色プリンタの場合、互いに隣接
して置かれた２個のインク滴は、互いに重ねて置かれた
２個のインク滴の２倍の被覆面積を有するが、質量は同
じである。また、多くのプリンタは、ある原色の上に別
の原色を重ねることにより色域内でさまざまな色を作り
出す。シアン色、マゼンタ色、および黄色を使用して黒
色を作り出す場合には、プリンタは（単純に）シアン
色、マゼンタ色、および黄色の各インク滴を互いの上に
重ねる。この場合、被覆面積は一定の値であるが、被覆
されたインクの質量は単色の場合の３倍になる。乾燥
は、インクの質量とインクの被覆面積の両方に関係して
いるので、用語「質量−被覆面積」はインクの質量とイ
ンクの被覆面積を示す。
【００１２】次に、用語「定着温度」について説明す
る。用語「定着温度」は、乾燥機が現像された画像を定
着するため使用する温度を定義する。本発明はいろいろ
な形式の乾燥機に利用できるので、定着温度は、たとえ
ば、輻射乾燥機で加熱する場合は空気温度、対流乾燥機
で画像に空気を吹きつける場合は空気流量、マイクロ波
乾燥機の場合はパワーレベルを表すことができる。
る。用語「定着温度」は、乾燥機が現像された画像を定
着するため使用する温度を定義する。本発明はいろいろ
な形式の乾燥機に利用できるので、定着温度は、たとえ
ば、輻射乾燥機で加熱する場合は空気温度、対流乾燥機
で画像に空気を吹きつける場合は空気流量、マイクロ波
乾燥機の場合はパワーレベルを表すことができる。
【００１３】図１に示すように、本発明は、像形成部１
２、内部または外部乾燥部１４、入力トレー１６、出力
トレー１８、および像形成部１２と乾燥部１４を介して
入力トレー１６と最後の出力トレー１８とを結ぶ用紙搬
送通路２０で構成することができる。
２、内部または外部乾燥部１４、入力トレー１６、出力
トレー１８、および像形成部１２と乾燥部１４を介して
入力トレー１６と最後の出力トレー１８とを結ぶ用紙搬
送通路２０で構成することができる。
【００１４】各ページの画像を表す情報はディジタル的
に表現され、乾燥させる前に分析され、各ページ上の画
像の「質量−被覆面積」が決定される。ページが像形成
部で処理された後、制御装置２２は、像形成部１２が提
供した情報から画像の「質量−被覆面積」を決定し、決
定した被覆面積に基づいて乾燥部１４の制御パラメータ
を設定する。乾燥温度、乾燥の持続期間、あるいは乾燥
部を通過するページの搬送速度（ローラー２１の制御に
よる）を制御パラメータにすることができる。乾燥機の
形式に応じて、その他のパラメータも可能である。たと
えば、マイクロ波乾燥機の場合は、パワーレベルを制御
パラメータにすることができるし、対流乾燥機の場合
は、送風機の空気流量を制御パラメータにすることがで
きる。制御装置は、被覆面積の割合が小さい印刷ジョブ
についても適切な像形成を行うと同時に、加熱電力要求
を最小にし、処理量を最大にするように設定された省略
時値を有していることが好ましい。
に表現され、乾燥させる前に分析され、各ページ上の画
像の「質量−被覆面積」が決定される。ページが像形成
部で処理された後、制御装置２２は、像形成部１２が提
供した情報から画像の「質量−被覆面積」を決定し、決
定した被覆面積に基づいて乾燥部１４の制御パラメータ
を設定する。乾燥温度、乾燥の持続期間、あるいは乾燥
部を通過するページの搬送速度（ローラー２１の制御に
よる）を制御パラメータにすることができる。乾燥機の
形式に応じて、その他のパラメータも可能である。たと
えば、マイクロ波乾燥機の場合は、パワーレベルを制御
パラメータにすることができるし、対流乾燥機の場合
は、送風機の空気流量を制御パラメータにすることがで
きる。制御装置は、被覆面積の割合が小さい印刷ジョブ
についても適切な像形成を行うと同時に、加熱電力要求
を最小にし、処理量を最大にするように設定された省略
時値を有していることが好ましい。
【００１５】図２は、本発明の実施例を利用したワーク
ステーションである。図２に示したパーソナルコンピュ
ータ３０は、ＣＰＵ、メモリ、および入力／出力ポート
を備えており、電子走査サブシステム３２および画像出
力端末装置３４に電気的に接続されている。パーソナル
コンピュータ３０は、図１の像形成部１２に相当し、電
子走査サブシステム３２と画像出力端末装置３４は、内
部に乾燥部１４をもつプリンタの一部である。出力する
所望のページを表現している情報は、ページ記述言語で
メモリ３６にディジタル的に記憶される。特定のページ
すなわち文書の情報は、以下の手続きによってメモリ３
６から画像出力端末装置３４へ出力できる。ページ記述
言語として符号化された情報は、通信ラインを通して電
子走査サブシステム３２へ送られ、中間ハードウェア内
に設置されたデコンポーザ３８によって分解され、ビッ
トストリーム４０にされる。この特定の実施例は、中間
ハードウェア内のデコンポーザ３８を使用しているが、
パーソナルコンピュータ３０、電子走査サブシステム３
２、または画像出力端末装置３４内にデコンポーザ３８
を設置することもできるであろう。ビットストリーム４
０は、通信ラインを通して電子走査サブシステム３２へ
送られる。ビットストリーム４０は、電子走査サブシス
テム３２からプリンタ（画像出力端末装置）３４まはた
電子走査サブシステム３２内に設けられた適応乾燥制御
装置２２へ送られる。適応乾燥制御装置２２は、ビット
ストリーム４０を分析し、ビットストリーム４０が割り
当てたビット数／ページを決定することにより、ページ
の複雑性すなわちページ上のインクの被覆面積と塗布さ
れたインクの質量について決定を下すことができる。ビ
ット数／ページの比較によって決定されたページ上のイ
ンクの推定「質量−被覆面積」は、その特定ページの乾
燥要求を計算するとき決定要素として使用される。この
値は多くの項目に使用することができる。
ステーションである。図２に示したパーソナルコンピュ
ータ３０は、ＣＰＵ、メモリ、および入力／出力ポート
を備えており、電子走査サブシステム３２および画像出
力端末装置３４に電気的に接続されている。パーソナル
コンピュータ３０は、図１の像形成部１２に相当し、電
子走査サブシステム３２と画像出力端末装置３４は、内
部に乾燥部１４をもつプリンタの一部である。出力する
所望のページを表現している情報は、ページ記述言語で
メモリ３６にディジタル的に記憶される。特定のページ
すなわち文書の情報は、以下の手続きによってメモリ３
６から画像出力端末装置３４へ出力できる。ページ記述
言語として符号化された情報は、通信ラインを通して電
子走査サブシステム３２へ送られ、中間ハードウェア内
に設置されたデコンポーザ３８によって分解され、ビッ
トストリーム４０にされる。この特定の実施例は、中間
ハードウェア内のデコンポーザ３８を使用しているが、
パーソナルコンピュータ３０、電子走査サブシステム３
２、または画像出力端末装置３４内にデコンポーザ３８
を設置することもできるであろう。ビットストリーム４
０は、通信ラインを通して電子走査サブシステム３２へ
送られる。ビットストリーム４０は、電子走査サブシス
テム３２からプリンタ（画像出力端末装置）３４まはた
電子走査サブシステム３２内に設けられた適応乾燥制御
装置２２へ送られる。適応乾燥制御装置２２は、ビット
ストリーム４０を分析し、ビットストリーム４０が割り
当てたビット数／ページを決定することにより、ページ
の複雑性すなわちページ上のインクの被覆面積と塗布さ
れたインクの質量について決定を下すことができる。ビ
ット数／ページの比較によって決定されたページ上のイ
ンクの推定「質量−被覆面積」は、その特定ページの乾
燥要求を計算するとき決定要素として使用される。この
値は多くの項目に使用することができる。
【００１６】本発明の第１の実施例に従って、画像出力
端末装置３４を所定の乾燥動作パラメータのもとで動作
させることができる。これらのパラメータの一部に、乾
燥部１４を通過する用紙の搬送速度および（または）乾
燥部１４のパワー出力が含まれる。これらのパラメータ
は、高いパーセンテージのルーチン印刷ジョブについて
画像を用紙に十分に定着させるように決定することがで
きる。しかし、もし事前に設定された動作パラメータを
依然として使用したならば、ルーチン印刷ジョブよりも
相当に高いビット数／ページ値を表現させて、画像を用
紙に十分に定着させるため、メモリにビット数／ページ
値のあるしきい値を記憶させておくことができる。もし
ビット数／ぺージの決定値が前記しきい値より高けれ
ば、制御装置２２は画像出力端末装置３４へ信号を送っ
て、画像を用紙に十分に定着させるであろう第２組の値
へ動作パラメータを変更させることができる。この第２
組の値は、１以上のパラメータたとえば乾燥部のパワー
出力または乾燥部を通過する用紙の搬送速度の変更を表
すことができる（どちらも、より大きな乾燥能力が得ら
れる）。このように、各ページの質量−被覆面積の値に
基づいて乾燥部１４の動作パラメータを変更することに
より、電力要求を低くすることができるので、運転コス
トを低減することができる。
端末装置３４を所定の乾燥動作パラメータのもとで動作
させることができる。これらのパラメータの一部に、乾
燥部１４を通過する用紙の搬送速度および（または）乾
燥部１４のパワー出力が含まれる。これらのパラメータ
は、高いパーセンテージのルーチン印刷ジョブについて
画像を用紙に十分に定着させるように決定することがで
きる。しかし、もし事前に設定された動作パラメータを
依然として使用したならば、ルーチン印刷ジョブよりも
相当に高いビット数／ページ値を表現させて、画像を用
紙に十分に定着させるため、メモリにビット数／ページ
値のあるしきい値を記憶させておくことができる。もし
ビット数／ぺージの決定値が前記しきい値より高けれ
ば、制御装置２２は画像出力端末装置３４へ信号を送っ
て、画像を用紙に十分に定着させるであろう第２組の値
へ動作パラメータを変更させることができる。この第２
組の値は、１以上のパラメータたとえば乾燥部のパワー
出力または乾燥部を通過する用紙の搬送速度の変更を表
すことができる（どちらも、より大きな乾燥能力が得ら
れる）。このように、各ページの質量−被覆面積の値に
基づいて乾燥部１４の動作パラメータを変更することに
より、電力要求を低くすることができるので、運転コス
トを低減することができる。
【００１７】本発明の第２の実施例に従って、複数のし
きい値をメモリに記憶させることができる。各しきい値
は異なる質量−被覆面積レベルに対応している。各しき
い値は、参照用テーブルを使用して、乾燥部のある一組
の動作パラメータに対応付けられている。参照用テーブ
ルには、制御装置２２によって使用され、乾燥部の動作
パラメータを調整し、いろいろな設定を行うことができ
る値が入っている。複数の設定を使用することにより、
用紙の乾燥不足または用紙の不必要な過剰乾燥を生じさ
せずに、各ページの独自の乾燥要求にぴったり合ったパ
ラメータで動作するように乾燥部を調整することができ
る。
きい値をメモリに記憶させることができる。各しきい値
は異なる質量−被覆面積レベルに対応している。各しき
い値は、参照用テーブルを使用して、乾燥部のある一組
の動作パラメータに対応付けられている。参照用テーブ
ルには、制御装置２２によって使用され、乾燥部の動作
パラメータを調整し、いろいろな設定を行うことができ
る値が入っている。複数の設定を使用することにより、
用紙の乾燥不足または用紙の不必要な過剰乾燥を生じさ
せずに、各ページの独自の乾燥要求にぴったり合ったパ
ラメータで動作するように乾燥部を調整することができ
る。
【００１８】次に、動作について説明する。プリンタ
は、図３に示したフローチャートによって制御される。
プログラムは、ステップ１００で始まり、次のステップ
１１０で、プリンタの標準動作パラメータを初期化す
る。これらのパラメータは、あらかじめ決められてお
り、乾燥機の電力要求を最小にし、用紙処理量を最大に
するように設定することが好ましい。プログラムは、ス
テップ１２０で、ディジタル記憶装置からビットストリ
ーム情報を得る。次に、ステップ１３０で、ビットスト
リーム情報からビット数／ページ値を決定する。データ
はディジタルであるから、この値は容易に得られる。ま
た、このビット数／ページ値の情報を容易に変換して、
インクのパーセント被覆面積と質量を得ることができ
る。次に、ステップ１４０において、ステップ１３０で
得た値と、メモリ内に記憶されている所定しきい値とを
比較する。もし値＜しきい値ならば、プログラムはステ
ップ１５０へ進む。もし値＞しきい値ならば、プログラ
ムはステップ１８０へ進み、用紙乾燥動作を制御する動
作パラメータを再初期化して、乾燥部のパワー出力を増
大させたり、あるいは乾燥部を通過するページの搬送速
度を下げたり、あるいはその両方を行うことができる
（どちらもインクが受ける乾燥強度を高める）第２組の
パラメータへ変更する。この後者の変更により、ページ
は乾燥部内により長時間留まるので、乾燥部のパワー出
力を増さずに、ページをさらに乾燥させることができ
る。プログラムは、これらのパラメータの一方または両
方を変更した後、ステップ１５０で、入力トレーから用
紙を受け取り、用紙を搬送し、用紙に未定着情報（画
像）のページを印刷する。次に、ステップ１６０で、未
定着画像を含む用紙を適切に調整された乾燥部へ搬送
し、画像を用紙に定着し、ステップ１７０で、定着した
ページを出力トレーへ排出する。次に、ステップ１９０
で、他のビットストリームデータが存在するかどうかを
検査する。もし他のデータが存在すれば、プログラムは
ステップ１１０へ戻り、さもなければ、印刷動作は終了
する。
は、図３に示したフローチャートによって制御される。
プログラムは、ステップ１００で始まり、次のステップ
１１０で、プリンタの標準動作パラメータを初期化す
る。これらのパラメータは、あらかじめ決められてお
り、乾燥機の電力要求を最小にし、用紙処理量を最大に
するように設定することが好ましい。プログラムは、ス
テップ１２０で、ディジタル記憶装置からビットストリ
ーム情報を得る。次に、ステップ１３０で、ビットスト
リーム情報からビット数／ページ値を決定する。データ
はディジタルであるから、この値は容易に得られる。ま
た、このビット数／ページ値の情報を容易に変換して、
インクのパーセント被覆面積と質量を得ることができ
る。次に、ステップ１４０において、ステップ１３０で
得た値と、メモリ内に記憶されている所定しきい値とを
比較する。もし値＜しきい値ならば、プログラムはステ
ップ１５０へ進む。もし値＞しきい値ならば、プログラ
ムはステップ１８０へ進み、用紙乾燥動作を制御する動
作パラメータを再初期化して、乾燥部のパワー出力を増
大させたり、あるいは乾燥部を通過するページの搬送速
度を下げたり、あるいはその両方を行うことができる
（どちらもインクが受ける乾燥強度を高める）第２組の
パラメータへ変更する。この後者の変更により、ページ
は乾燥部内により長時間留まるので、乾燥部のパワー出
力を増さずに、ページをさらに乾燥させることができ
る。プログラムは、これらのパラメータの一方または両
方を変更した後、ステップ１５０で、入力トレーから用
紙を受け取り、用紙を搬送し、用紙に未定着情報（画
像）のページを印刷する。次に、ステップ１６０で、未
定着画像を含む用紙を適切に調整された乾燥部へ搬送
し、画像を用紙に定着し、ステップ１７０で、定着した
ページを出力トレーへ排出する。次に、ステップ１９０
で、他のビットストリームデータが存在するかどうかを
検査する。もし他のデータが存在すれば、プログラムは
ステップ１１０へ戻り、さもなければ、印刷動作は終了
する。
【００１９】図４に、第２の実施例のフローチャートを
示す。この場合、プログラムは、ステップ３００で始ま
り、次のステップ３１０で、プリンタの標準動作パラメ
ータを初期化する。プログラムは、ステップ３２０で、
ビットストリーム情報を得る。次のステップ３３０で、
ビットストリーム情報からビット数／ページ値を決定す
る。次に、ステップ３４０において、ステップ３３０で
決定したビットストリーム値と最小しきい値とを比較す
る。もし値＜しきい値ならば、プログラムはステップ３
５０へ進む。もし値＞しきい値ならば、ステップ３８０
で、ビットストリーム値から決定された参照用テーブル
値に基づいて、新しい動作パラメータを決定する。次
に、プログラムは、ステップ３９０で、参照用テーブル
値に基づいて乾燥部の動作パラメータを調整したあと、
ステップ３５０へ進む。プログラムは、ステップ３５０
で、入力トレーから用紙を受け取り、用紙を搬送し、用
紙に未定着情報（画像）のページを印刷する。次に、ス
テップ３６０で、未定着画像を含む用紙を適切に調整さ
れた乾燥部へ搬送し、画像を用紙に定着し、ステップ３
７０で、定着したページを出力トレーへ排出する。次
に、ステップ４００で、他のビットストリームデータが
存在するかどうかを検査する。もし他のデータが存在す
れば、プログラムはステップ３１０へ戻り、さもなけれ
ば、印刷動作は終了する。
示す。この場合、プログラムは、ステップ３００で始ま
り、次のステップ３１０で、プリンタの標準動作パラメ
ータを初期化する。プログラムは、ステップ３２０で、
ビットストリーム情報を得る。次のステップ３３０で、
ビットストリーム情報からビット数／ページ値を決定す
る。次に、ステップ３４０において、ステップ３３０で
決定したビットストリーム値と最小しきい値とを比較す
る。もし値＜しきい値ならば、プログラムはステップ３
５０へ進む。もし値＞しきい値ならば、ステップ３８０
で、ビットストリーム値から決定された参照用テーブル
値に基づいて、新しい動作パラメータを決定する。次
に、プログラムは、ステップ３９０で、参照用テーブル
値に基づいて乾燥部の動作パラメータを調整したあと、
ステップ３５０へ進む。プログラムは、ステップ３５０
で、入力トレーから用紙を受け取り、用紙を搬送し、用
紙に未定着情報（画像）のページを印刷する。次に、ス
テップ３６０で、未定着画像を含む用紙を適切に調整さ
れた乾燥部へ搬送し、画像を用紙に定着し、ステップ３
７０で、定着したページを出力トレーへ排出する。次
に、ステップ４００で、他のビットストリームデータが
存在するかどうかを検査する。もし他のデータが存在す
れば、プログラムはステップ３１０へ戻り、さもなけれ
ば、印刷動作は終了する。
【００２０】図５に、図４の実施例の変更態様を示す。
この実施例の場合、プリンタは高処理量モードまたは標
準モードを選択することができる選択手段を備えてい
る。修正されたプログラムは、どのモードが選択された
かを検査するステップ３７５を含んでいる。もし高処理
量モードが選択されれば、プログラムはビットストリー
ム値に基づいて高処理量モード参照用テーブルから動作
パラメータを計算する。もし標準モードが選択されれ
ば、プログラムはビットストリーム値に基づいて標準モ
ード参照用テーブルから動作パラメータを計算する。高
処理量モード参照用テーブルは、搬送速度を実質上あら
かじめ選定した高い速度のままにする一方、乾燥部の温
度の動作パラメータを修正する変数を含んでいる。標準
モード参照用テーブルは、乾燥部の温度を実質上あらか
じめ選定した最小値のままにする一方、搬送速度を下げ
るように動作パラメータを修正する変数を含んでいる。
この実施例の場合、プリンタは高処理量モードまたは標
準モードを選択することができる選択手段を備えてい
る。修正されたプログラムは、どのモードが選択された
かを検査するステップ３７５を含んでいる。もし高処理
量モードが選択されれば、プログラムはビットストリー
ム値に基づいて高処理量モード参照用テーブルから動作
パラメータを計算する。もし標準モードが選択されれ
ば、プログラムはビットストリーム値に基づいて標準モ
ード参照用テーブルから動作パラメータを計算する。高
処理量モード参照用テーブルは、搬送速度を実質上あら
かじめ選定した高い速度のままにする一方、乾燥部の温
度の動作パラメータを修正する変数を含んでいる。標準
モード参照用テーブルは、乾燥部の温度を実質上あらか
じめ選定した最小値のままにする一方、搬送速度を下げ
るように動作パラメータを修正する変数を含んでいる。
【００２１】用紙に印刷する画像は、典型的なテキスト
イメージ（通常は、約６％の質量−被覆面積を有する）
であってもよいし、あるいは高濃度のべた黒イメージた
とえば絵画イメージ（通常は、５０％の質量−被覆面積
を有する）であってもよい。乾燥パラメータは、典型的
なテキストイメージまたは絵画イメージに対応するレベ
ルに設定することができる。絵画イメージに対応するレ
ベルの場合、より大きな乾燥強度が必要である。
イメージ（通常は、約６％の質量−被覆面積を有する）
であってもよいし、あるいは高濃度のべた黒イメージた
とえば絵画イメージ（通常は、５０％の質量−被覆面積
を有する）であってもよい。乾燥パラメータは、典型的
なテキストイメージまたは絵画イメージに対応するレベ
ルに設定することができる。絵画イメージに対応するレ
ベルの場合、より大きな乾燥強度が必要である。
【００２２】以上発明の好ましい実施例について説明し
たが、記載した実施例は例示のためのもので、発明を限
定するものではない。そのほか、特許請求の範囲に記載
した発明の精神および発明の範囲の中で、いろいろな変
更をなすことができる。
たが、記載した実施例は例示のためのもので、発明を限
定するものではない。そのほか、特許請求の範囲に記載
した発明の精神および発明の範囲の中で、いろいろな変
更をなすことができる。
【図１】本発明の方法を実施するための乾燥部、イメー
ジ出力端末装置、搬送通路および制御装置を示す略図で
ある。
ジ出力端末装置、搬送通路および制御装置を示す略図で
ある。
【図２】端末装置、電子走査サブシステム、およびイメ
ージ出力端末装置を含むワークステーションのデータフ
ロー処理と、制御アルゴリズムで調べたデータを使用し
てどのように乾燥時間パラメータを決定するかを示すフ
ローチャートである。
ージ出力端末装置を含むワークステーションのデータフ
ロー処理と、制御アルゴリズムで調べたデータを使用し
てどのように乾燥時間パラメータを決定するかを示すフ
ローチャートである。
【図３】本発明に従って、動作パラメータを得て、プリ
ンタの乾燥動作を制御する方法の第１の実施例のフロー
チャートである。
ンタの乾燥動作を制御する方法の第１の実施例のフロー
チャートである。
【図４】本発明に従って、動作パラメータを得て、プリ
ンタの乾燥動作を制御する方法の第２の実施例のフロー
チャートである。
ンタの乾燥動作を制御する方法の第２の実施例のフロー
チャートである。
【図５】本発明に従って、動作パラメータを得て、プリ
ンタの乾燥動作を制御する方法の第３の実施例のフロー
チャートである。
ンタの乾燥動作を制御する方法の第３の実施例のフロー
チャートである。
１２ 像形成部 １４ 乾燥部 １６ 入力トレー １８ 出力トレー ２０ 用紙搬送通路 ２１ ローラー ２２ 制御装置 ３０ パーソナルコンピュータ ３２ 電子走査サブシステム ３４ 画像出力端末装置 ３６ メモリ ３８ デコンポーザ ４０ ビットストリーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平３−173647（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−21457（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−133646（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−219653（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B41J 29/00 B41J 2/01 G03G 15/20
Claims (2)
- 【請求項１】 記録媒体に像を形成するプリンタにおい
て、 記録媒体に形成すべき像に関する情報に従って該記録媒
体に印刷剤を配置する手段を備え、 前記印刷剤の配置手段は多色インクジェット印刷ヘッド
であり、該ヘッドは、第１の色のインク滴を第２の色の
インク滴の上に配置して第３の色を形成し、前記記録媒
体に与える印刷剤の質量を、被覆面積の比率を増大する
ことなく、増大しており、 更に、前記プリンタは、 記録媒体に印刷剤を定着する乾燥ユニットを備え、該乾
燥ユニットは、或る定着温度で前記印刷剤を記録媒体に
定着する定着手段と、記録媒体を或る給送速度で前記定
着手段を通して給送する給送手段とを包含しており、 更に、記録媒体に付与される、印刷剤の質量と被覆面積
の比率とを決定する手段と、 前記決定した印刷剤質量及び被覆面積比率に基づいて、
前記給送手段及び前記定着手段の少なくとも１つを、定
着温度及び給送速度の少なくとも一方が印刷剤の質量及
び被覆面積比率の変化に応答して変えられるように、可
変に制御する制御手段とを備えていることを特徴とする
プリンタ。 - 【請求項２】 前もって用紙上に置かれた印刷剤を該用
紙へ定着させるための乾燥装置において、 用紙に付与される印刷剤の被覆領域の質量と比率を、印
刷剤と該印刷剤の質量を含む用紙の記録媒体面積の比率
の関数として、決定する手段と、或る 定着温度で前記用紙上に前記印刷剤を定着させる乾
燥手段と、 前記用紙を或る給送速度で前記乾燥手段を通して移動さ
せる給送手段と、高処理量モードか又は通常処理量モードかを予め選択す
る選択手段と、 印刷剤の定着のための 前記定着温度及び給送速度の少な
くとも１つを、前記決定した印刷剤の被覆領域の質量及
び比率に基づき且つ前記高処理量モード及び通常処理量
モードのいずれが予め選択されていたかに基づいて、可
変に制御する制御手段とを備えていることを特徴とする
乾燥装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US07/766,243 US5214442A (en) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | Adaptive dryer control for ink jet processors |
| US07/766243 | 1991-09-27 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05270100A JPH05270100A (ja) | 1993-10-19 |
| JP3091579B2 true JP3091579B2 (ja) | 2000-09-25 |
Family
ID=25075843
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04250078A Expired - Fee Related JP3091579B2 (ja) | 1991-09-27 | 1992-09-18 | 適応定着方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5214442A (ja) |
| JP (1) | JP3091579B2 (ja) |
Families Citing this family (77)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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