JP3090767B2 - コンピュータシステムの節電制御装置 - Google Patents
コンピュータシステムの節電制御装置Info
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- power saving
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- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
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- G06F1/26—Power supply means, e.g. regulation thereof
- G06F1/32—Means for saving power
- G06F1/3203—Power management, i.e. event-based initiation of a power-saving mode
- G06F1/3206—Monitoring of events, devices or parameters that trigger a change in power modality
- G06F1/3215—Monitoring of peripheral devices
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- G06F1/3234—Power saving characterised by the action undertaken
- G06F1/324—Power saving characterised by the action undertaken by lowering clock frequency
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02D—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、バッテリで動作する
携帯型のパーソナルコンピュータなどに好適なコンピュ
ータシステムの節電制御装置に関する。
携帯型のパーソナルコンピュータなどに好適なコンピュ
ータシステムの節電制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば特開平2−178818号公報に
見られるように、コンピュータシステムの各部の動作状
態に応じて、実質的な仕事を行っていない休止状態にな
っている部分への給電を停止することで、システム全体
の消費電力を減らすという技術があり、様々な形態で具
体的に実施されている。特にバッテリー駆動の可搬型パ
ーソナルコンピュータについては、小型・軽量のバッテ
リーでできるだけ長時間動作できるようにするために、
この種の節電技術が盛んに研究されている。
見られるように、コンピュータシステムの各部の動作状
態に応じて、実質的な仕事を行っていない休止状態にな
っている部分への給電を停止することで、システム全体
の消費電力を減らすという技術があり、様々な形態で具
体的に実施されている。特にバッテリー駆動の可搬型パ
ーソナルコンピュータについては、小型・軽量のバッテ
リーでできるだけ長時間動作できるようにするために、
この種の節電技術が盛んに研究されている。
【0003】従来のある種のパーソナルコンピュータで
はレスト・モードとスリープ・モードと呼ぶ2種類のス
タンバイ機能を備えている。レスト・モードは、一定時
間CPUが動作しないと、自動的に動作周波数を16M
Hzから1MHzに下げる機能である。さらに一定時間
が経過すると自動的にスリープ・モードに入る。スリー
プ・モードでは電源供給が停止する。どちらのモードで
動作していても、任意のキーを押すことで通常のモード
に復帰する。スタンバイ・モードに入る時間はユーザが
任意に設定することができる。
はレスト・モードとスリープ・モードと呼ぶ2種類のス
タンバイ機能を備えている。レスト・モードは、一定時
間CPUが動作しないと、自動的に動作周波数を16M
Hzから1MHzに下げる機能である。さらに一定時間
が経過すると自動的にスリープ・モードに入る。スリー
プ・モードでは電源供給が停止する。どちらのモードで
動作していても、任意のキーを押すことで通常のモード
に復帰する。スタンバイ・モードに入る時間はユーザが
任意に設定することができる。
【0004】ここで「一定時間CPUが動作しない」こ
とが節電状態(前記のスタンバイ・モード)に移行する
条件となっている。具体的には、キーボードからの入力
や通信コントローラからの入力など、CPUの仕事を起
動する外部要因が一定時間以上発生しなかった時に、節
電状態に移行するようになっている。
とが節電状態(前記のスタンバイ・モード)に移行する
条件となっている。具体的には、キーボードからの入力
や通信コントローラからの入力など、CPUの仕事を起
動する外部要因が一定時間以上発生しなかった時に、節
電状態に移行するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】「CPUの仕事を起動
する要因が一定時間以上発生しない」ことをもってCP
Uが実質休止状態にあると判定して節電モードに移行す
る従来の技術では、一般的なパーソナルコンピュータに
ついては、前記の「一定時間」を数10秒以上に設定す
る必要があり、充分な節電効果が得られないという問題
がある。
する要因が一定時間以上発生しない」ことをもってCP
Uが実質休止状態にあると判定して節電モードに移行す
る従来の技術では、一般的なパーソナルコンピュータに
ついては、前記の「一定時間」を数10秒以上に設定す
る必要があり、充分な節電効果が得られないという問題
がある。
【0006】例えばワードプロセッサのソフトウェアを
使用している状態を想定する。この場合、キーボードか
らの入力のひとつひとつがCPUの仕事の起動要因とな
り、CPUが入力信号に応じて、1文字をディスプレイ
に表示する非常に簡単な仕事や、かな漢字変換や文書の
移動といった少し時間のかかる処理や、ファイルの整理
のようにさらに時間のかかる仕事などを実行することに
なる。オペレーターが文書を考えながらキー入力する場
合、キー入力速度よりもCPUの処理速度の方が圧倒的
に速い場合が多く、あるキー入力から次のキー入力まで
の間で数十ミリ秒から数秒程度の実質休止時間を生じる
機会が非常に多い。
使用している状態を想定する。この場合、キーボードか
らの入力のひとつひとつがCPUの仕事の起動要因とな
り、CPUが入力信号に応じて、1文字をディスプレイ
に表示する非常に簡単な仕事や、かな漢字変換や文書の
移動といった少し時間のかかる処理や、ファイルの整理
のようにさらに時間のかかる仕事などを実行することに
なる。オペレーターが文書を考えながらキー入力する場
合、キー入力速度よりもCPUの処理速度の方が圧倒的
に速い場合が多く、あるキー入力から次のキー入力まで
の間で数十ミリ秒から数秒程度の実質休止時間を生じる
機会が非常に多い。
【0007】だからといって前述の従来の節電方法にお
ける「一定時間」を例えば1秒〜数秒程度に設定したの
では、少し時間のかかる文書の移動やファイルの整理な
どの仕事を行っている最中に節電状態に移行してしま
う。そこで充分な安全度を見込んで「一定時間」を充分
に長くして数10秒〜数分間に設定する必要がある。そ
うすると頻繁に発生している短時間の実質休止状態に対
しては節電機能が働かず、充分な節電効果は得られな
い。
ける「一定時間」を例えば1秒〜数秒程度に設定したの
では、少し時間のかかる文書の移動やファイルの整理な
どの仕事を行っている最中に節電状態に移行してしま
う。そこで充分な安全度を見込んで「一定時間」を充分
に長くして数10秒〜数分間に設定する必要がある。そ
うすると頻繁に発生している短時間の実質休止状態に対
しては節電機能が働かず、充分な節電効果は得られな
い。
【0008】この問題の解決手段として、CPUが実質
休止状態になったとき、CPU自身がその都度外部回路
(節電制御回路)に節電可能であることを宣言するよう
に構成することが考えられる。こうするにはCPUが実
行するソフトウェアにその機能を盛り込まなければなら
ない。既存のソフトウェアにこのような機能を付け加え
ることは甚しく面倒なことである。この発明は既存のソ
フトウェアに手を加えないということを一つの条件にし
ており、前記の対策はこの条件に当てはまらない。
休止状態になったとき、CPU自身がその都度外部回路
(節電制御回路)に節電可能であることを宣言するよう
に構成することが考えられる。こうするにはCPUが実
行するソフトウェアにその機能を盛り込まなければなら
ない。既存のソフトウェアにこのような機能を付け加え
ることは甚しく面倒なことである。この発明は既存のソ
フトウェアに手を加えないということを一つの条件にし
ており、前記の対策はこの条件に当てはまらない。
【0009】また、コンピュータシステムがある一つの
ソフトウェアしか実行しないのであれば、そのソフトウ
ェアの内容を予め解析し、CPUがある特定のアドレス
群しかアクセスしない小ループを繰返している状態を検
知し、CPUの実質休止状態を適確につかむことができ
る。しかし様々なソフトウェアを対象とした場合、この
手法ですべてのソフトウェアに対応するというのは現実
的に困難である。
ソフトウェアしか実行しないのであれば、そのソフトウ
ェアの内容を予め解析し、CPUがある特定のアドレス
群しかアクセスしない小ループを繰返している状態を検
知し、CPUの実質休止状態を適確につかむことができ
る。しかし様々なソフトウェアを対象とした場合、この
手法ですべてのソフトウェアに対応するというのは現実
的に困難である。
【0010】以上のような技術的背景のもとに本発明者
は、対象とするソフトウェアに手を加えず、また対象ソ
フトウェアを固定せずに、コンピュータシステムにシス
テムバスの信号を外部から監視することで、CPUが実
質休止状態になったことを高確率で検出することができ
るようにした状態監視方法を先に開発した。また、その
方法に従ってCPUの節電制御を効果的に行うことがで
きるようにした節電制御装置を先に開発した。
は、対象とするソフトウェアに手を加えず、また対象ソ
フトウェアを固定せずに、コンピュータシステムにシス
テムバスの信号を外部から監視することで、CPUが実
質休止状態になったことを高確率で検出することができ
るようにした状態監視方法を先に開発した。また、その
方法に従ってCPUの節電制御を効果的に行うことがで
きるようにした節電制御装置を先に開発した。
【0011】先に開発したCPUの状態監視方法の要点
は、CPUがアクセスするアドレスの遷移状況を時間分
解能を適宜に変化させながら適当なアドレス分解能で監
視し、CPUがあるアドレス群のみを反復してアクセス
している状態を検出するという点にある。この方法によ
り、適宜に設定された時間範囲内で反復する前記反復ア
クセス状態が検出されたとき、CPUが実質休止状態に
なっている可能性が高いといえる。
は、CPUがアクセスするアドレスの遷移状況を時間分
解能を適宜に変化させながら適当なアドレス分解能で監
視し、CPUがあるアドレス群のみを反復してアクセス
している状態を検出するという点にある。この方法によ
り、適宜に設定された時間範囲内で反復する前記反復ア
クセス状態が検出されたとき、CPUが実質休止状態に
なっている可能性が高いといえる。
【0012】本発明者は、前記の方法を採用した節電制
御装置を一般的な携帯型パーソナルコンピュータに組み
込み、様々な実験を繰り返し、次のようなことがわかっ
た。
御装置を一般的な携帯型パーソナルコンピュータに組み
込み、様々な実験を繰り返し、次のようなことがわかっ
た。
【0013】多くのソフトウェアには一般にソフトウェ
アタイマと呼ばれている処理が随所に組み込まれてい
る。通常のソフトウェアタイマは、同じ処理を何回か繰
り返すループプログラムを含んでいる。ソフトウェアタ
イマによるループプログラムを実行している場合、前記
の節電制御装置において反復アクセス状態として検出さ
れる。この時CPUを節電モードに切換えて、CPUの
動作速度を低下させたりすると、ソフトウェアタイマの
本来の計時機能が損なわれてしまう。従って、このよう
な場合にはCPUを節電モードに切換えてはならないこ
とになる。
アタイマと呼ばれている処理が随所に組み込まれてい
る。通常のソフトウェアタイマは、同じ処理を何回か繰
り返すループプログラムを含んでいる。ソフトウェアタ
イマによるループプログラムを実行している場合、前記
の節電制御装置において反復アクセス状態として検出さ
れる。この時CPUを節電モードに切換えて、CPUの
動作速度を低下させたりすると、ソフトウェアタイマの
本来の計時機能が損なわれてしまう。従って、このよう
な場合にはCPUを節電モードに切換えてはならないこ
とになる。
【0014】また、一般のソフトウェアの中にはダイナ
ミックストップと称する処理を含んだものがある。ダイ
ナミックストップとは、ごく小規模なループプログラム
を微小な周期で反復し、割り込みを待つ処理である。C
PUがダイナミックストップによるループプログラムを
実行している状態は実質休止状態と言え、このときはC
PUを節電モードに切換えて、その処理速度を遅らせて
も支障はない。
ミックストップと称する処理を含んだものがある。ダイ
ナミックストップとは、ごく小規模なループプログラム
を微小な周期で反復し、割り込みを待つ処理である。C
PUがダイナミックストップによるループプログラムを
実行している状態は実質休止状態と言え、このときはC
PUを節電モードに切換えて、その処理速度を遅らせて
も支障はない。
【0015】この発明は以上のような研究成果に基づい
てなされたもので、その目的は、CPUがあるアドレス
群のみを反復してアクセスしている状態(ループプログ
ラムの実行状態)を検出するとともに、その反復周期に
応じて節電モードへの切換えが妥当か否かを判断し、よ
り適切かつ効果的に節電制御を行うことができるように
したコンピュータシステムの制御装置を提供することに
ある。
てなされたもので、その目的は、CPUがあるアドレス
群のみを反復してアクセスしている状態(ループプログ
ラムの実行状態)を検出するとともに、その反復周期に
応じて節電モードへの切換えが妥当か否かを判断し、よ
り適切かつ効果的に節電制御を行うことができるように
したコンピュータシステムの制御装置を提供することに
ある。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明によるコンピュ
ータシステムの節電制御装置は、CPUを消費電力の大
きな通常モードで動作させるか消費電力の小さな節電モ
ードで動作させるかを切換える動作モード切換手段と、
前記CPUがアクセスするアドレスの遷移状況を時間分
解能を適宜に変化させながら適当なアドレス分解能で監
視し、前記CPUがあるアドレス群のみを反復してアク
セスしている状態を検出する反復アクセス検出手段と、
前記CPUが前記通常モードで動作している状態におい
て、微小な時間領域に設定された第1の時間範囲内で反
復する前記反復アクセス状態が検出された場合に、前記
CPUの動作モードを前記節電モードに切換える制御手
段と、前記CPUが前記通常モードで動作している状態
において、前記第1の時間範囲内で反復する前記反復ア
クセス状態は検出されず、かつ、第1の時間範囲を含ま
ずにそれより大きい時間領域に設定された第2の時間範
囲内で反復する前記反復アクセス状態が検出された場合
に、前記CPUの動作モードを前記節電モードに切換え
る制御手段と、前記CPUが前記節電モードで動作して
いる状態において、前記CPUが前記第1の時間範囲内
または前記第2の時間範囲内での前記反復アクセス状態
から脱出した場合に、前記CPUの動作モードを前記通
常モードに切換える制御手段とを備えたものである。
ータシステムの節電制御装置は、CPUを消費電力の大
きな通常モードで動作させるか消費電力の小さな節電モ
ードで動作させるかを切換える動作モード切換手段と、
前記CPUがアクセスするアドレスの遷移状況を時間分
解能を適宜に変化させながら適当なアドレス分解能で監
視し、前記CPUがあるアドレス群のみを反復してアク
セスしている状態を検出する反復アクセス検出手段と、
前記CPUが前記通常モードで動作している状態におい
て、微小な時間領域に設定された第1の時間範囲内で反
復する前記反復アクセス状態が検出された場合に、前記
CPUの動作モードを前記節電モードに切換える制御手
段と、前記CPUが前記通常モードで動作している状態
において、前記第1の時間範囲内で反復する前記反復ア
クセス状態は検出されず、かつ、第1の時間範囲を含ま
ずにそれより大きい時間領域に設定された第2の時間範
囲内で反復する前記反復アクセス状態が検出された場合
に、前記CPUの動作モードを前記節電モードに切換え
る制御手段と、前記CPUが前記節電モードで動作して
いる状態において、前記CPUが前記第1の時間範囲内
または前記第2の時間範囲内での前記反復アクセス状態
から脱出した場合に、前記CPUの動作モードを前記通
常モードに切換える制御手段とを備えたものである。
【0017】
【作用】コンピュータシステムがループ性のプログラム
を反復して実行している場合、そのループを構成する命
令群の格納されているメモリアドレスは、ほとんどの命
令において固有のものである。従ってループ性プログラ
ムを実行している状態では、CPUはある限られたアド
レス群のみを反復してアクセスすることになる。その反
復周期をTとすると、前記反復アクセス検出手段におい
て少なくとも(2×T+α)時間だけCPUのアクセス
アドレスの遷移状況を監視することで、前記の反復アク
セス状態を検出することができる。
を反復して実行している場合、そのループを構成する命
令群の格納されているメモリアドレスは、ほとんどの命
令において固有のものである。従ってループ性プログラ
ムを実行している状態では、CPUはある限られたアド
レス群のみを反復してアクセスすることになる。その反
復周期をTとすると、前記反復アクセス検出手段におい
て少なくとも(2×T+α)時間だけCPUのアクセス
アドレスの遷移状況を監視することで、前記の反復アク
セス状態を検出することができる。
【0018】前記第1の時間範囲の下限値をTa、上限
値をTbとし、前記第2の時間範囲の下限値をTc、上
限値をTdとする。CPUがごく小規模なループプログ
ラムをTa/2以上でTb/2以下の周期で繰り返して
いる場合、第1の時間範囲(Ta〜Tb)内で反復する
反復アクセス状態が検出され、CPUの動作モードが通
常モードから節電モードに切換わる。同様に、CPUが
5〜6命令程度以上のループプログラムをTc/2以上
でTd/2以下の周期で繰り返している場合、第2の時
間範囲(Tc〜Td)内で反復する反復アクセス状態が
検出され、CPUの動作モードが通常モードから節電モ
ードに切換わる。
値をTbとし、前記第2の時間範囲の下限値をTc、上
限値をTdとする。CPUがごく小規模なループプログ
ラムをTa/2以上でTb/2以下の周期で繰り返して
いる場合、第1の時間範囲(Ta〜Tb)内で反復する
反復アクセス状態が検出され、CPUの動作モードが通
常モードから節電モードに切換わる。同様に、CPUが
5〜6命令程度以上のループプログラムをTc/2以上
でTd/2以下の周期で繰り返している場合、第2の時
間範囲(Tc〜Td)内で反復する反復アクセス状態が
検出され、CPUの動作モードが通常モードから節電モ
ードに切換わる。
【0019】ただし、第1の時間範囲の上限値Tbから
第2の時間範囲の下限値Tcまでの時間範囲内で反復す
る反復アクセス状態が生じても、つまりCPUが数命令
程度のソフトウェアタイマなどのループプログラムをT
b/2以上でTc/2以下の周期で繰り返している場合
は、CPUは通常モードのままで動作する。
第2の時間範囲の下限値Tcまでの時間範囲内で反復す
る反復アクセス状態が生じても、つまりCPUが数命令
程度のソフトウェアタイマなどのループプログラムをT
b/2以上でTc/2以下の周期で繰り返している場合
は、CPUは通常モードのままで動作する。
【0020】
【実施例】図1はこの発明の一実施例によるコンピュー
タシステムの節電制御装置の概略構成を示している。こ
の実施例では、コンピュータシステム1はCPUとして
インテル社製の80386SXを用いた一般的なパーソ
ナルコンピュータを想定している。コンピュータシステ
ム1のCPUに与えるCPUクロック信号の周波数変え
ることで、CPUを消費電力の大きな通常モード(高速
モード)で動作させるか、消費電力の小さな節電モード
(低速モード)で動作させるかを切換えることができ
る。図1において、高速クロック発生回路7は例えば5
0MHzのクロック信号を出力し、低速クロック発生回
路8は例えば4MHzのクロック信号を出力する。両ク
ロック信号の一方が切換回路6で選択されてCPUに供
給される。切換回路6は、状態判定・節電コントローラ
3からの制御信号によって以下のように切換えられる。
タシステムの節電制御装置の概略構成を示している。こ
の実施例では、コンピュータシステム1はCPUとして
インテル社製の80386SXを用いた一般的なパーソ
ナルコンピュータを想定している。コンピュータシステ
ム1のCPUに与えるCPUクロック信号の周波数変え
ることで、CPUを消費電力の大きな通常モード(高速
モード)で動作させるか、消費電力の小さな節電モード
(低速モード)で動作させるかを切換えることができ
る。図1において、高速クロック発生回路7は例えば5
0MHzのクロック信号を出力し、低速クロック発生回
路8は例えば4MHzのクロック信号を出力する。両ク
ロック信号の一方が切換回路6で選択されてCPUに供
給される。切換回路6は、状態判定・節電コントローラ
3からの制御信号によって以下のように切換えられる。
【0021】コンピュータシステム1のシステムバス2
には状態判定・節電コントローラ3とアドレス記憶・比
較回路4とアドレス検出回路5が接続され、これらによ
ってコンピュータシステムの動作状態が監視され、節電
制御が行われる。アドレス記憶・比較回路4は状態判定
・節電コントローラ3からの制御信号によってアドレス
記憶モードとアドレス比較モードのいずれかで動作す
る。アドレス記憶モードでは、最初に記憶内容をクリア
し、その後コンピュータシステム1のCPUがアクセス
したアドレスが適宜なアドレス分解能で記憶される(C
PUがあるアドレスをアクセスすると、回路4における
該当の記憶セルに“1”がセットされる)。このアドレ
ス記憶モードで記憶したアドレス群のことを以下では学
習アドレスと称する。回路4がアドレス比較モードで動
作すると、CPUがアクセスするアドレスと前述の学習
アドレスとが順次比較され、学習アドレス以外のアクセ
スが新たにアクセスされたとき、不一致信号がコントロ
ーラ3に向けて出力される。
には状態判定・節電コントローラ3とアドレス記憶・比
較回路4とアドレス検出回路5が接続され、これらによ
ってコンピュータシステムの動作状態が監視され、節電
制御が行われる。アドレス記憶・比較回路4は状態判定
・節電コントローラ3からの制御信号によってアドレス
記憶モードとアドレス比較モードのいずれかで動作す
る。アドレス記憶モードでは、最初に記憶内容をクリア
し、その後コンピュータシステム1のCPUがアクセス
したアドレスが適宜なアドレス分解能で記憶される(C
PUがあるアドレスをアクセスすると、回路4における
該当の記憶セルに“1”がセットされる)。このアドレ
ス記憶モードで記憶したアドレス群のことを以下では学
習アドレスと称する。回路4がアドレス比較モードで動
作すると、CPUがアクセスするアドレスと前述の学習
アドレスとが順次比較され、学習アドレス以外のアクセ
スが新たにアクセスされたとき、不一致信号がコントロ
ーラ3に向けて出力される。
【0022】また、この実施例のコンピュータシステム
1はオペレーティングシステムとしてMS−DOSを備
えたものとする。80386SXのリアルモードで動作
するどの様なMS−DOSアプリケーションプログラム
でも、割り込みベクターテーブルは特定のアドレスに割
り当てられている。この割り込みベクターテーブル中に
は、キーボード入力に応答して入力データを取り込むた
めのソフトウェア割り込み機能や、キーボード入力の有
無をチェックするためのソフトウェア割り込み機能など
が設定されている。図1のアドレス検出回路5は、前記
割り込みベクターテーブル中の前記の2つのソフトウェ
ア割り込みベクターがアクセスされたことを個別に検出
する回路であり、そのアドレス検出信号は以下のように
コントローラ3よって制御に利用される。
1はオペレーティングシステムとしてMS−DOSを備
えたものとする。80386SXのリアルモードで動作
するどの様なMS−DOSアプリケーションプログラム
でも、割り込みベクターテーブルは特定のアドレスに割
り当てられている。この割り込みベクターテーブル中に
は、キーボード入力に応答して入力データを取り込むた
めのソフトウェア割り込み機能や、キーボード入力の有
無をチェックするためのソフトウェア割り込み機能など
が設定されている。図1のアドレス検出回路5は、前記
割り込みベクターテーブル中の前記の2つのソフトウェ
ア割り込みベクターがアクセスされたことを個別に検出
する回路であり、そのアドレス検出信号は以下のように
コントローラ3よって制御に利用される。
【0023】状態判定・節電コントローラ3によるコン
ピュータシステム1の状態監視と節電制御の概略動作を
図2に示し、その詳細を図3および図4に示している。
図2のフローチャートにおいて、最初のステップ100
では高速クロック発生回路7からの50MHzのクロッ
ク信号をコンピュータシステム1のCPUに供給し、C
PUを通常モードで動作させる。そして通常モードでの
動作状態において、ステップ202で第1の時間範囲
(約0.2μsec〜10μsec)内で反復する前述
の反復アクセス状態が生じているか否かを監視する。第
1の時間範囲内で反復する反復アクセス状態が検出され
ない場合にステップ300に進み、第2の時間範囲(約
200μsec〜20msec)内で反復する反復アク
セス状態が生じているか否かを監視する。第2の時間範
囲内での反復アクセス状態も検出されなければ、再びス
テップ200を実行する。
ピュータシステム1の状態監視と節電制御の概略動作を
図2に示し、その詳細を図3および図4に示している。
図2のフローチャートにおいて、最初のステップ100
では高速クロック発生回路7からの50MHzのクロッ
ク信号をコンピュータシステム1のCPUに供給し、C
PUを通常モードで動作させる。そして通常モードでの
動作状態において、ステップ202で第1の時間範囲
(約0.2μsec〜10μsec)内で反復する前述
の反復アクセス状態が生じているか否かを監視する。第
1の時間範囲内で反復する反復アクセス状態が検出され
ない場合にステップ300に進み、第2の時間範囲(約
200μsec〜20msec)内で反復する反復アク
セス状態が生じているか否かを監視する。第2の時間範
囲内での反復アクセス状態も検出されなければ、再びス
テップ200を実行する。
【0024】ステップ200の監視処理は、前述のダイ
ナミックストップのための1命令から2命令で構成され
る微小なループプログラムの実行状態を検出しようとす
るものである。またステップ300の監視処理は、6命
令から10数命令で構成されるループ性のプログラムの
実行状態を検出しようとするものである。ここで注目す
べきことは、第1の時間範囲と第2の時間範囲は重複し
ておらず、前述したソフトウェアタイマを実現するため
の3命令から6命令程度で構成されるループプログラム
の実行状態を検出対象から除いている点である。
ナミックストップのための1命令から2命令で構成され
る微小なループプログラムの実行状態を検出しようとす
るものである。またステップ300の監視処理は、6命
令から10数命令で構成されるループ性のプログラムの
実行状態を検出しようとするものである。ここで注目す
べきことは、第1の時間範囲と第2の時間範囲は重複し
ておらず、前述したソフトウェアタイマを実現するため
の3命令から6命令程度で構成されるループプログラム
の実行状態を検出対象から除いている点である。
【0025】図2におけるステップ200の処理の詳細
を図3に示している。
を図3に示している。
【0026】図3のフローチャートにおいて、最初のス
テップ201では学習時間Txを下限値0.1μsec
に設定する。次のステップ202ではアドレス記憶・比
較回路4をクリアした後、学習時間Txだけアドレス記
憶モードで動作させる。これにより時間Tx内にCPU
がアクセスしたアドレスブロックがアドレス記憶・比較
回路4に記憶される(これが学習アドレスである)。
テップ201では学習時間Txを下限値0.1μsec
に設定する。次のステップ202ではアドレス記憶・比
較回路4をクリアした後、学習時間Txだけアドレス記
憶モードで動作させる。これにより時間Tx内にCPU
がアクセスしたアドレスブロックがアドレス記憶・比較
回路4に記憶される(これが学習アドレスである)。
【0027】次のステップ203では、学習時間Txに
応じて設定される監視時間Ty=Tx+αのタイマをス
タートし、アドレス記憶・比較回路4をアドレス比較モ
ードで動作させる。そして前記Tyタイマにより、時間
Ty内にCPUが前記学習アドレス以外をアクセスする
か否かを監視する(ステップ204、207)。時間T
y内に学習アドレス以外がアクセスされると、その時点
でステップ204→205と進み、学習時間Txに0.
5μsecを加えた値を新たな学習時間Txとし、ステ
ップ206で学習時間Txが上限値5μsecを超えて
いるか否かをチェックする。Txが5μsec以内であ
ればステップ202に戻って学習処理を実行し、Txが
5μsecを超えていれば第1の時間範囲内で反復する
反復アクセス状態が検出されなかったと判定する。一
方、204と207を繰り返し、「時間Ty内に学習ア
ドレス以外がアクセスされない」という状態を生じる
と、ステップ207でYESと判定される。この場合、
時間範囲(Tx+Ty)内で反復する反復アクセス状態
を検出したことになる。
応じて設定される監視時間Ty=Tx+αのタイマをス
タートし、アドレス記憶・比較回路4をアドレス比較モ
ードで動作させる。そして前記Tyタイマにより、時間
Ty内にCPUが前記学習アドレス以外をアクセスする
か否かを監視する(ステップ204、207)。時間T
y内に学習アドレス以外がアクセスされると、その時点
でステップ204→205と進み、学習時間Txに0.
5μsecを加えた値を新たな学習時間Txとし、ステ
ップ206で学習時間Txが上限値5μsecを超えて
いるか否かをチェックする。Txが5μsec以内であ
ればステップ202に戻って学習処理を実行し、Txが
5μsecを超えていれば第1の時間範囲内で反復する
反復アクセス状態が検出されなかったと判定する。一
方、204と207を繰り返し、「時間Ty内に学習ア
ドレス以外がアクセスされない」という状態を生じる
と、ステップ207でYESと判定される。この場合、
時間範囲(Tx+Ty)内で反復する反復アクセス状態
を検出したことになる。
【0028】図2におけるステップ300の詳細を図4
に示している。図4の処理と図3の処理は時間パラメー
タが異なるだけでその処理アルゴリズムはまったく同じ
である。つまり図4の処理においては、ステップ301
で設定する学習時間Txの初期値(下限値)を100μ
secとし、ステップ305で学習時間Txに加える値
も100μsecとし、ステップ306で判定する学習
時間Txの上限値を10msecとしている。これによ
り約100μsecから10msecの周期でループ性
プログラムを実行している状態を検出するものである。
に示している。図4の処理と図3の処理は時間パラメー
タが異なるだけでその処理アルゴリズムはまったく同じ
である。つまり図4の処理においては、ステップ301
で設定する学習時間Txの初期値(下限値)を100μ
secとし、ステップ305で学習時間Txに加える値
も100μsecとし、ステップ306で判定する学習
時間Txの上限値を10msecとしている。これによ
り約100μsecから10msecの周期でループ性
プログラムを実行している状態を検出するものである。
【0029】図2のフローチャートにおいて、ステップ
200で反復アクセス状態ありと判定されるか、ステッ
プ300で反復アクセス状態ありと判定された場合、ス
テップ400に進み、コンピュータシステム1の状態が
以下の除外条件に当てはまるかどうかを判定し、当ては
まらなければステップ500に進む。ステップ500で
は、切換回路6を切換えて低速クロック発生回路8から
の4MHzのクロック信号によりCPUを節電モードで
動作させる。その後ステップ600で、CPUが前記の
反復アクセス状態から脱出したか否かを監視し続け、反
復アクセス状態から脱出した場合に最初のステップ10
0に戻り、高速クロック発生回路7からの50MHzの
クロック信号でCPUを動作させる通常モードに戻り、
以上述べた処理を再び行う。
200で反復アクセス状態ありと判定されるか、ステッ
プ300で反復アクセス状態ありと判定された場合、ス
テップ400に進み、コンピュータシステム1の状態が
以下の除外条件に当てはまるかどうかを判定し、当ては
まらなければステップ500に進む。ステップ500で
は、切換回路6を切換えて低速クロック発生回路8から
の4MHzのクロック信号によりCPUを節電モードで
動作させる。その後ステップ600で、CPUが前記の
反復アクセス状態から脱出したか否かを監視し続け、反
復アクセス状態から脱出した場合に最初のステップ10
0に戻り、高速クロック発生回路7からの50MHzの
クロック信号でCPUを動作させる通常モードに戻り、
以上述べた処理を再び行う。
【0030】なおステップ400での除外条件とは、
キーボード入力取り込みのためのソフトウェア割り込み
ベクタのアドレスが直前の一定時間内にアクセスされた
場合、キーボード入力をチェックするためのソフトウ
ェア割り込みベクタのアドレスが過去一定時間以上アク
セスされていない場合、ビデオメモリ空間として割り
当てられているアドレスがアクセスされている場合であ
る。
キーボード入力取り込みのためのソフトウェア割り込み
ベクタのアドレスが直前の一定時間内にアクセスされた
場合、キーボード入力をチェックするためのソフトウ
ェア割り込みベクタのアドレスが過去一定時間以上アク
セスされていない場合、ビデオメモリ空間として割り
当てられているアドレスがアクセスされている場合であ
る。
【0031】またステップ600では、具体的に次のよ
うにして反復アクセス状態の脱出を検出する。アドレス
記憶・比較回路4を比較モードで動作させ、ステップ2
00あるいはステップ300の実行によって記憶された
学習アドレス以外がアクセスされるか否か監視する。学
習アドレス以外がアクセスされれば反復アクセス状態か
ら脱出したと判定する。また学習アドレス以外がアクセ
スされなくても、キーボード入力の読み込みのためのソ
フトウェア割り込みベクタのアドレスがアクセスされた
場合も、ただちに反復アクセス状態から脱出したと判定
する。
うにして反復アクセス状態の脱出を検出する。アドレス
記憶・比較回路4を比較モードで動作させ、ステップ2
00あるいはステップ300の実行によって記憶された
学習アドレス以外がアクセスされるか否か監視する。学
習アドレス以外がアクセスされれば反復アクセス状態か
ら脱出したと判定する。また学習アドレス以外がアクセ
スされなくても、キーボード入力の読み込みのためのソ
フトウェア割り込みベクタのアドレスがアクセスされた
場合も、ただちに反復アクセス状態から脱出したと判定
する。
【0032】また以上では、CPUを低消費電力で動作
させるモードとして、CPUクロックを低速に切換える
制御方式を説明したが、この他にも電源電圧を低くする
とか、適切な間隔でCPUを間欠的に動作させる制御方
式とか、CPUのアクセスレートを低下させるなどの制
御方式が考えられる。
させるモードとして、CPUクロックを低速に切換える
制御方式を説明したが、この他にも電源電圧を低くする
とか、適切な間隔でCPUを間欠的に動作させる制御方
式とか、CPUのアクセスレートを低下させるなどの制
御方式が考えられる。
【0033】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明よ
れば、コンピュータシステムが実行するソフトウェアに
特別な手を加えるのではなく、またコンピュータシステ
ムが実行するソフトウェアを予め解析しておくのではな
く、コンピュータシステムが何らかの不特定のソフトウ
ェアを実行している実動作中に、CPUが小ループのプ
ログラム処理を繰返していて実質的な仕事の起動を待っ
ている状態、すなわち実質休止状態になっていることを
検出し、CPUの動作モードを適切に節電モードに切換
えることができる。
れば、コンピュータシステムが実行するソフトウェアに
特別な手を加えるのではなく、またコンピュータシステ
ムが実行するソフトウェアを予め解析しておくのではな
く、コンピュータシステムが何らかの不特定のソフトウ
ェアを実行している実動作中に、CPUが小ループのプ
ログラム処理を繰返していて実質的な仕事の起動を待っ
ている状態、すなわち実質休止状態になっていることを
検出し、CPUの動作モードを適切に節電モードに切換
えることができる。
【0034】特にこの発明では、1〜2命令で構成され
るダイナミックストップのための微小なループプログラ
ムの実行時には節電モードに移行し、3〜6命令程度で
構成されるソフトウェアタイマのためのループプログラ
ムの実行に対しては節電モードには移行せず、さらに6
〜10数命令で構成される一般の小ループプログラムの
実行に対しては節電モードに移行する。従って節電モー
ドへ移行することによって誤動作を招くことがなく、し
かも節電可能な状態に対しては最大限節電モードを実行
することができ、従来の節電制御方式に比べてはるかに
大きな節電効果を得ることができる。
るダイナミックストップのための微小なループプログラ
ムの実行時には節電モードに移行し、3〜6命令程度で
構成されるソフトウェアタイマのためのループプログラ
ムの実行に対しては節電モードには移行せず、さらに6
〜10数命令で構成される一般の小ループプログラムの
実行に対しては節電モードに移行する。従って節電モー
ドへ移行することによって誤動作を招くことがなく、し
かも節電可能な状態に対しては最大限節電モードを実行
することができ、従来の節電制御方式に比べてはるかに
大きな節電効果を得ることができる。
【図1】この発明の一実施例によるコンピュータシステ
ムの節電制御装置の概略構成図である。
ムの節電制御装置の概略構成図である。
【図2】図1における状態判定・節電コントローラ3の
動作を示す概略フローチャートである。
動作を示す概略フローチャートである。
【図3】図2のフローチャートにおけるステップ200
の詳細な動作を示すフローチャートである。
の詳細な動作を示すフローチャートである。
【図4】図2のフローチャートにおけるステップ300
の詳細な動作を示すフローチャートである。
の詳細な動作を示すフローチャートである。
1 コンピュータシステム 2 システムバス 3 状態判定節電コントローラ 4 アドレス記憶比較回路 5 アドレス検出回路 6 切換回路 7 高速クロック発生回路 8 低速クロック発生回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 1/32 G06F 15/02 305
Claims (1)
- 【請求項1】 CPUを消費電力の大きな通常モードで
動作させるか消費電力の小さな節電モードで動作させる
かを切換える動作モード切換手段と、 前記CPUがアクセスするアドレスの遷移状況を時間分
解能を適宜に変化させながら適当なアドレス分解能で監
視し、前記CPUがあるアドレス群のみを反復してアク
セスしている状態を検出する反復アクセス検出手段と、 前記CPUが前記通常モードで動作している状態におい
て、微小な時間領域に設定された第1の時間範囲内で反
復する前記反復アクセス状態が検出された場合に、前記
CPUの動作モードを前記節電モードに切換える制御手
段と、 前記CPUが前記通常モードで動作している状態におい
て、前記第1の時間範囲内で反復する前記反復アクセス
状態は検出されず、かつ、第1の時間範囲を含まずにそ
れより大きな時間領域に設定された第2の時間範囲内で
反復する前記反復アクセス状態が検出された場合に、前
記CPUの動作モードを前記節電モードに切換える制御
手段と、 前記CPUが前記節電モードで動作している状態におい
て、前記CPUが前記第1の時間範囲内または前記第2
の時間範囲内での前記反復アクセス状態から脱出した場
合に、前記CPUの動作モードを前記通常モードに切換
える制御手段と、 を備えたことを特徴とするコンピュータシステムの節電
制御装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04080806A JP3090767B2 (ja) | 1992-04-02 | 1992-04-02 | コンピュータシステムの節電制御装置 |
TW082102320A TW211606B (en) | 1992-04-02 | 1993-03-27 | Power saving control system for computer system with feature of selective initiation of power saving control |
US08/039,848 US5475847A (en) | 1992-04-02 | 1993-03-30 | Power saving control system for computer system with feature of selective initiation of power saving control |
EP93302622A EP0565319A1 (en) | 1992-04-02 | 1993-04-02 | Power saving control system for computer system with feature of selective initiation of power saving control |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04080806A JP3090767B2 (ja) | 1992-04-02 | 1992-04-02 | コンピュータシステムの節電制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05282081A JPH05282081A (ja) | 1993-10-29 |
JP3090767B2 true JP3090767B2 (ja) | 2000-09-25 |
Family
ID=13728714
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04080806A Expired - Fee Related JP3090767B2 (ja) | 1992-04-02 | 1992-04-02 | コンピュータシステムの節電制御装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5475847A (ja) |
EP (1) | EP0565319A1 (ja) |
JP (1) | JP3090767B2 (ja) |
TW (1) | TW211606B (ja) |
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US7167993B1 (en) | 1994-06-20 | 2007-01-23 | Thomas C Douglass | Thermal and power management for computer systems |
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1992
- 1992-04-02 JP JP04080806A patent/JP3090767B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-03-27 TW TW082102320A patent/TW211606B/zh active
- 1993-03-30 US US08/039,848 patent/US5475847A/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-04-02 EP EP93302622A patent/EP0565319A1/en not_active Withdrawn
Also Published As
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---|---|
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TW211606B (en) | 1993-08-21 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |