JPH04251316A - マルチ入力ウエイクアップ技術を使用したデータ入力装置のイベント駆動型スキャニング - Google Patents

マルチ入力ウエイクアップ技術を使用したデータ入力装置のイベント駆動型スキャニング

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JPH04251316A
JPH04251316A JP3228115A JP22811591A JPH04251316A JP H04251316 A JPH04251316 A JP H04251316A JP 3228115 A JP3228115 A JP 3228115A JP 22811591 A JP22811591 A JP 22811591A JP H04251316 A JPH04251316 A JP H04251316A
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JP
Japan
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microcontroller
input device
current consumption
wake
data
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JP3228115A
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Inventor
Volker Soffel
フォルカー ゾーフェル
Thomas Rothhaupt
トーマス ロスハウプト
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National Semiconductor Corp
Original Assignee
National Semiconductor Corp
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Publication date
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/26Power supply means, e.g. regulation thereof
    • G06F1/32Means for saving power
    • G06F1/3203Power management, i.e. event-based initiation of a power-saving mode
    • G06F1/3206Monitoring of events, devices or parameters that trigger a change in power modality
    • G06F1/3215Monitoring of peripheral devices

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Microcomputers (AREA)
  • Input From Keyboards Or The Like (AREA)
  • Power Sources (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデータ処理システムへデ
ータをエンタするためのデータ入力装置に関するもので
あって、更に詳細には、データ入力装置を制御するマイ
クロコントローラによって電流消費を最小とするための
イベント駆動型ウエイクアップシステムに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】データ処理システム用の最も一般的なデ
ータ入力装置はキーボードである。その基本的な形態に
おいては、キーボードは、プッシュボタン式のキースイ
ッチからなるマトリクスで構成されている。キースイッ
チの閉成は、そのマトリクスを継続的にスキャニングす
ることによって検知される。スキャニング技術に基づい
て、各キーは、図1に示した如く、X−Y座標として識
別される。キーボードスキャニングを可能とするために
、キーボードのマトリクスは、一連のX出力ライン(図
1におけるX1,X2,X3)を供給し、且つ一組のY
入力ライン(図1におけるY1,Y2,・・・,Y10
)を有している。これらの出力及び入力ラインは、X出
力の各々へ逐次的に論理0を供給し且つ各Y入力上でそ
れを捜すことによってスキャニングが行なわれる。 Xカウンタは、論理0が供給されるXラインのアイデン
ティティ(即ち同一性)を維持する。Yカウンタは、モ
ニタ中のYラインのアイデンティティを維持する。特定
のY入力が論理0を有するものであると判別される場合
には、X及びYカウンタの状態が検査される。例えば、
出力X2が低であり入力Y4上に論理0がある場合には
、「F」キーが押し下げられていることを表わす。
【0003】キーボードをスキャニングするのに必要と
されるオーバーヘッドは、データ処理システムの中央処
理装置(CPU)に不必要な時間の負担を与え、且つそ
の時間はより複雑なタスクを実行するために使用するこ
とが可能なものであるから、キーボードをスキャニング
し、キーボードマトリクスから受取ったY入力を対応す
るキーコードデータ文字へマップし、且つキーボードか
らエンタされたデータ文字をCPUへ供給するために、
典型的に、マイクロコントローラ装置が使用される。
【0004】マイクロコントローラはクロックパルスを
キーボードマトリクスX出力へ送給し、且つ、各パルス
の後に、Y入力を読取って、キーボードマトリクスの現
在パルス動作されたX行内のキースイッチが押し下げら
れたか否かを決定する。論理0がY入力上で読取られる
場合に、X及びYカウンタ値に基づいて対応するキーコ
ードへマップするためにルックアップテーブルが使用さ
れる。
【0005】従来のコンピュータキーボードは、押し下
げられた又は解放されたキーを検知するために連続的な
スキャニング技術を使用している。キーボードが不活動
の場合でもスキャニングは継続して行なわれる。このこ
とは、マイクロコントローラによる非常に高い電力消費
を発生する。例えばラップトップコンピュータなどのよ
うなバッテリ電源に依存するあるデータ処理システムに
おいては、この電流消費はその様なシステムの使用を厳
しく制限する場合がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、データ処理シ
ステム乃至は装置へデータをエンタ、即ち入力するため
に使用されるデータ入力装置による電流消費を制御する
ためのイベント駆動型ウエイクアップシステム乃至は装
置を提供している。このイベント駆動型ウエイクアップ
システム乃至は装置は、例えばキーボード上のキーの押
し下げ又はデータ処理システムからのデータの受取りな
どのような外部イベント(事象)に応答して外部事象の
発生を表わす活性信号を供給する例えばキーボードなど
のようなデータ入力装置を有している。データ入力装置
を制御するために例えばキーボードスキャニング期間中
通常電流消費モードで動作するマイクロコントローラが
、入力装置における不活動を検知し且つ入力装置の不活
動が検知される場合にマイクロコントローラを減少電流
消費モードへエンタさせるホルト(停止)回路を有して
いる。マイクロコントローラウエイクアップ回路は、デ
ータ入力装置における再び開始された活動に応答してマ
イクロコントローラへウエイクアップ信号を供給し、該
信号は、マイクロコントローラを減少電流消費モードか
ら脱却させる。キーボードの場合には、再開された活動
は、キーボードにおけるキーの押し下げ、及び/又はデ
ータ処理システムからキーボードへのデータの送信を包
含している。
【0007】
【実施例】図2は、マイクロコントローラ14により電
流消費を制御するためのイベント駆動型ウエイクアップ
論理12を有するデータ処理システム(装置)10の簡
単なブロック図を示している。マイクロコントローラ1
4は、通常電流消費モードで動作して、システムの中央
処理装置18による処理のためにシステム10へデータ
をエンタするために使用されるデータ入力装置16の動
作を制御する。
【0008】本発明の図2の実施例においては、データ
入力装置16はキーボードとして示されている。当業者
にとって明らかな如く、データ入力装置16は、その他
に、例えば、マウス、デジタルタブレット、遠隔制御装
置、又はシステム10へデータをエンタするために外部
イベントに応答するその他の任意の装置とすることが可
能である。
【0009】通常電流消費モードにおける場合には、マ
イクロコントローラ14がキーボードマトリクス16を
スキャンし、マトリクス16内の押し下げられたキーを
識別するためにX及びYカウンタ値を維持し、押し下げ
られたキーのアイデンティティ(識別乃至は同一性)を
対応するキーボード文字へマップし、CPU18によっ
て参照されたデータ命令を処理する。マイクロコントロ
ーラ14によって発生されるキーコード文字は、マルチ
バイトキーコードFIFO(先入れ先出し)バッファ2
0内へエンタされる。次いで、これらのキーコード文字
は、それらがエンタされた順番で、CPU18によって
キーコードFIFOバッファ20から逐次的に検索され
る。
【0010】本発明の原理に基づいて、マイクロコント
ローラ14はキーボード16における不活動を表わすイ
ベントに応答してホルト(停止)信号を発生する。マイ
クロコントローラ14は、この停止信号に応答して、減
少電流消費HALT(停止)モードへエンタする。この
HALTモードにおいて、マイクロコントローラ14は
その動作の幾つか又は全てを中止させる。
【0011】本発明の図2の実施例において、キーボー
ド16における不活動を表わすイベントは、FIFOバ
ッファ20内の全てのキーコード文字がCPU18へ送
信されたことを表わすFIFOエンプティ(空)フラッ
グのキーコードFIFOバッファ20による活性化及び
それと同時的な、キーボード16における活動を表わす
キーボード16からの活性信号KEYの不存在である。 マイクロコントローラ14がHALTモードにある場合
には、ウエイクアップ論理12がキーボードマトリクス
16内のキーの押し下げ及び/又はCPU18から受取
った命令データに応答してマイクロコントローラ14を
再度活性化させるウエイクアップ信号を発生し、マイク
ロコントローラ14を通常電流消費モードへ復帰させる
【0012】図3は、キーボード16を更に詳細に示し
ている。キーボード16は、16出力×8入力のマトリ
クスに組織されている。キーボード16の8ビット(L
0−L7)Lポートは、マイクロコントローラ14に対
する入力ポートとして形態を構成することが可能である
。キーボード16上のキーの押し下げ又はCPU18か
らのデータの受取りによって、L本のライン(L0−L
7)のうちの一つの上に活性信号KEYが発生され、そ
の信号は、マイクロコントローラ14を減少電流消費H
ALTモードからウエイクアップ、即ち活性状態とさせ
る。ほとんどの時間において、マイクロコントローラ1
4は電流を節約するHALTモードにある(キーボード
のLEDがオフである場合には、Iddは10μA未満
である)。HALTモードから復帰した後に、マイクロ
コントローラ14は従来の態様でキーボードマトリクス
をスキャンして、どのキーが押し下げられたかを検知し
、且つキーボードFIFOバッファ20を介して適宜の
キーコードデータ文字をCPU18へ送給する。16バ
イト長さのFIFOバッファ20内の全てのキーコード
データ文字が送信され且つキーボードマトリクス16内
のキーが押し下げられていない場合には、マイクロコン
トローラ14はHALTモードへ復帰する。
【0013】図3に示した如く、ダイオード24はL1
ラインへ接続されており、CLOCK−LINE(クロ
ックライン)をL1ラインへ結合させている。CPU1
8がキーボード16へデータを送給することを所望する
場合には、それは、常に、最初に、CLOCK−LIN
Eを低へプルし、尚データが送信されない場合にはCL
OCK−LINEは高状態である。これにより、高から
低への遷移が発生し、その遷移はダイオード24によっ
てL1ラインへ供給される。この活性信号KEYは、C
PU18からデータが受取られた場合に、マイクロコン
トローラ14をHALTモードからウエイクアップ、即
ち起床させるために使用される。ダイオード24は、L
1ライン内のキーボードキーをCLOCK−LINEか
ら離脱させるために必要である。
【0014】キーボードマトリクスDライン内のダイオ
ードは、Dラインのうちの1本におけるキーが押し下げ
られた場合に高電流が引出されることを防止するために
必要である。同一の列における二つのキーが押し下げら
れた場合、二つの出力が一体的に接続される可能性があ
り、即ちDライン出力のうちの一つが高へプルされ、且
つポールされたラインの一つが低へプルされる場合があ
る。この場合、これらのダイオードの保護がない場合に
は、過剰な電流が引出されることとなる。該ダイオード
は、キーボードがそのマトリクスにおいてデカップリン
グダイオードを有する場合には省略することが可能であ
る(ハードウエアキーロールオーバ)。その他の全ての
キーボードマトリクスラインは、μA範囲内の電流を引
出すに過ぎず、従って電流制限用の抵抗又はダイオード
を必要とすることはない。
【0015】図4は、マイクロコントローラ14のアー
キテクチャのブロック図を示している。マルチ入力ウエ
イクアップ論理12及びそのインタラプトサポート(後
に詳述する)の部分を除いて、このマイクロコントロー
ラアーキテクチャは従来の構成と同一である。従って、
以下の説明は、キーボードマトリクス16のLポートと
マイクロコントローラ14の対応するI/OLポートと
の間のインターフェース、及びHALTモード及びイベ
ント駆動型ウエイクアップ論理12をサポートするマイ
クロコントローラ14の種々のコンフィギュレーション
(形態)及びインタラプト特徴に関して中心的に説明す
る。
【0016】図5に示した如く、マイクロコントローラ
14のGポートに関連して二つのレジスタ、即ちデータ
レジスタ及びコンフィギュレーションレジスタが設けら
れている。従って、Gポートの五つのI/Oビット(G
0,G2−G5)の各々は、表Iに示す如きソフトウェ
ア制御の下で個別的に所定の形態とさせることが可能で
ある。
【0017】
【表I】
Gポートに対して割当てられた三つのデータメモリアド
レス位置が存在しており、即ちデータレジスタ、コンフ
ィギュレーション(形態)レジスタ、及び入力ピンの各
々に対して一つずつである。GポートのピンG6は入力
のみのピンであり、ピンG7はクロック出力専用ピンで
あるか又は汎用入力ピンである。ピンG6及びG7用の
データレジスタ及びコンフィギュレーションレジスタ内
の関連するビットは、特別目的機能のために使用するこ
とが可能である。
【0018】以下に詳細に説明する如く、マイクロコン
トローラ14は、ポートGデータレジスタのビット7へ
「1」を書込むことにより、減少電流消費HALTモー
ドとされる。マイクロコントローラ14は、ポートGデ
ータレジスタのビット6へ「1」を書込むことによりI
DLE(アイドル)モード(後に説明する)とされる。 マイクロコントローラ14のポートLは8ビットのI/
Oポートであり、それは、更に、低パワーHALT又は
IDLEモードから抜出すためのマルチ入力ウエイクア
ップ/インタラプト供給源としても作用する。幾つかの
Lポートピンは、更に、タイマインターフェースコント
ロールの別の機能を行なう。全てのLピンは、入力に関
してシュミットトリガを有している。
【0019】図5に示した如く、Lポートに関連して二
つのレジスタが設けられており、即ちデータレジスタ及
びコンフィギュレーションレジスタである。従って、各
LI/Oビットは、以下の表IIに示した如きソフトウ
エア制御の下で個別的に所定の形態とさせることが可能
である。
【0020】
【表II】
Lポートに対して三つのデータメモリアドレス位置が割
当てられており、即ちデータレジスタと、コンフィギュ
レーションレジスタと、入力ピンの各々に対して割当て
られている。ポートLは、全ての8本のLポートライン
L0−L7上に本発明に基づきマルチ入力ウエイクアッ
プを供給する。
【0021】図6を参照すると、マルチ入力ウエイクア
ップ論理12に関連して三つのレジスタが設けられてい
る(WKEN,WKPND,WKEDG)。これらのレ
ジスタの各々における8ビットは、マルチ入力ウエイク
アップレジスタに対するソース(供給源)、即ち活性信
号KEYを供給する8本のLポートラインL0−L7の
各々に対応している。三つのマルチ入力ウエイクアップ
レジスタ(WKEDG,WKEN,WKDND)の全て
は、RESET(リセット)で低状態へ初期化され、且
つデータ格納メモリアドレス空間内にメモリマップされ
る。
【0022】ウエイクアップエッジレジスタ(WKED
G)は、Lポートピンの各々に対するエッジ選択制御を
与える。WKEN及びWKPNDレジスタは、Lポート
からのマルチ入力インタラプトと関連しており、Lポー
トピンの各々における選択されたエッジはインタラプト
ソース(供給源)として使用することが可能である。
【0023】上述した如く、マイクロコントローラ14
は、二つの電力節約動作モード、即ちHALT及びID
LEを与える。HALTモードにおいては、クロックを
包含して全てのマイクロコントローラ活動が停止され、
但しクロックモニタ回路のみは例外である。IDLEモ
ードにおいては、オンボードの関連するオシレータ回路
、IDLEタイマ及びクロックモニタ回路のみが活動状
態にあり、その他の全てのマイクロコントローラ活動は
停止される。HALTモード又はIDLEモードの何れ
の場合においても、オンボードの全てのRAM、レジス
タ、I/O状態、及びタイマ(IDLEタイマを除く)
は不変のままである。
【0024】マイクロコントローラ14は、マルチ入力
ウエイクアップ信号が活性状態(イネーブルされており
且つ未定中)である場合には、HALTモードにもID
LEモードにもエンタすることはない。マルチ入力ウエ
イクアップが活性状態である場合には、何れのセットH
ALT又はセットIDLE命令もNOP(動作なし)と
して作用する。従って、プログラムされているマルチ入
力ウエイクアップを活性化させて、ソフトウエアHAL
T及びIDLE禁止として動作させることが可能である
。このプログラムされているマルチ入力ウエイクアップ
は、関連する対のビット(WKEN及びWKPNDレジ
スタの各々において一つずつ)をセットすることによっ
て活性化される。マイクロコントローラ14は、HAL
Tモードを抜出す二つの異なった方法をサポートしてい
る。第一の方法は、Lポート上においてマルチ入力ウエ
イクアップ特徴を使用することによるものである。第二
の方法は、RESET(リセット)入力を低状態へプル
することによるものである。
【0025】2ピン(CK1,CK0)閉ループクリス
タルオシレータマスクオプションが選択されると、マル
チ入力ウエイクアップ信号は、HALTモードを抜出し
た直後に稼動するマイクロコントローラ14をスタート
させることは許容されない。なぜならば、クリスタルオ
シレータ及びレゾネータは、完全な振幅及び周波数安定
性に到達するために遅延されたスタートアップ時間を有
しているからである。IDLEタイマは、オシレータが
命令の実行を行なうことを可能とする前に十分に安定化
されていることを確保するために固定の遅延を発生する
ために使用される。この場合には、有効なウエイクアッ
プ信号を検知すると、オシレータ回路のみがイネーブル
される。IDLEタイマは256の値でイネーブルされ
、且つtc命令サイクルクロックでクロック動作される
。tcクロックは、オシレータクロックを係数10で割
ることによって派生される。CKIインバータに続くシ
ュミットトリガは、IDLEタイマが、該オシレータが
シュミットトリガ明細を充足するのに十分大きな振幅を
有する場合にのみクロック動作されることを確保する。 該シュミットトリガは、オシレータ閉ループの一部では
ない。IDLEタイマからの256カウントスタートア
ップタイムアウトの終了は、クロック信号が、マイクロ
コントローラ14の残部へ供給されることを可能とする
【0026】単一ピンR/Cオシレータマスクオプショ
ンが選択されると、256カウントIDLEカウンタス
タートアップ遅延は、CLKDLYフラッグのステータ
スに依存してオプションである。該クロック遅延は、C
LKDLYフラッグが単一ピンR/Cマスクオプション
でセットされていることが判別される場合にのみ、包含
される。CLKDLYフラッグは、Gポートコンフィギ
ュレーション(形態)レジスタのビット7としてプログ
ラムされる。この制御レジスタは、RESETで低状態
へ初期化され、その結果、CLKDLYフラッグは初期
的にリセットされる。注意すべきことであるが、CLK
DLYフラッグの状態に拘らず、2ピン閉ループクリス
タルオシレータマスクオプションが選択されている場合
に、このクロック遅延は常に包含されている。従って、
クリスタルマスクオプションが選択されている場合には
、CLKDLYフラッグは、独立的なソフトウエアフラ
ッグとして使用することが可能である。
【0027】上述した如く、マルチ入力ウエイクアップ
論理12は、マイクロコントローラ14を、HALTモ
ードか又はIDLEモードの何れかから復帰(ウエイク
アップ)させるために使用される。このマルチ入力ウエ
イクアップ/インタラプト特徴は、更に、最大で8個の
付加的なエッジ選択可能外部インタラプトを発生するた
めに使用することが可能である。
【0028】マイクロコントローラ14用のマルチ入力
ウエイクアップ論理12を図6に詳細に示してある。ウ
エイクアップイネーブルレジスタ(WKEN)は、HA
LTモード又はIDLEモードを抜出すためにどの特定
のLポート入力(又は、Lポート入力の組合わせ)が使
用されるかを選択するために使用される。当然に、WK
ENレジスタでウエイクアップピンとして選択されたL
ポートピンは、Lポート入力ピンとしてコンフィギャ、
即ち所定の形態とされねばならない。三つの制御レジス
タ、即ちWKEDG、WKEN及びWKPNDの各々は
、各Lポートピンに対して関連したビットを有している
。特定のWKENビットをセットすることにより、関連
するLポートピンからのウエイクアップをイネーブルさ
せることが可能である。
【0029】Lポートピンに関するトリガ条件が正エッ
ジ(低から高への遷移)又は負エッジ(高から低への遷
移)の何れかであるかを選択することが可能である。こ
の選択は、ウエイクアップエッジレジスタ(WKEDG
)を介して行なわれ、該レジスタは、各Lポートピンに
対して割当てられたビットを有する8ビット制御レジス
タである。WKEDG内の制御ビットをセットすると、
該トリガ条件が関連するLポートピンに関して負エッジ
であることを選択し、一方該制御ビットをリセットする
と、正エッジが選択される。エッジ変化の結果として擬
似的ウエイクアップ/インタラプト条件を回避するため
に、エッジ選択の変更は幾つかのステップを伴って行な
われる。第一に、関連するWKENビットがリセットさ
れ、次いでWKEDGにおけるエッジ選択変更が行なわ
れる。次いで、関連するWKPNDビットがクリアされ
、次いで関連するWKENビットが再度イネーブルされ
る。
【0030】例えば、ユーザがLポートビット5に対し
てエッジ選択を正(低から高)から負(高から低)へ変
更することを所望しており、ビット5が入力インタラプ
トに対して以前にイネーブルされているものと仮定する
。プログラムは以下の如くになる。
【0031】RBIT      5,WKENSBI
T      5,WKEDG RBIT      5,WKPND SBIT      5,WKEN Lポートビットが出力として使用されており且つマルチ
入力ウエイクアップで入力へ変化されると、継承された
擬似的ウエイクアップ条件を回避するために安全手順が
続いて行なわれる。選択したLポートビットが出力から
入力へ再構成された後であるが、関連するWKENビッ
トがイネーブルされる前に、WKEDGにおける関連し
たエッジ選択ビットが所望の選択に対してセット又はリ
セットされ、次いで関連するWKPNDビットがクリア
される。この同一の手順がRESETに続いて使用され
る。なぜならば、Lポート入力はRESET(リセット
)の結果としてフローティング、即ち浮動状態のままと
されるからである。
【0032】図6に示した如く、マルチ入力ウエイクア
ップに対しトリガ条件が発生すると、即ちキーの押し下
げ又はCPU18からの命令データの受取りがあると、
それは、ウエイクアップ未定レジスタ(WKPND)の
関連するビット内にラッチされる。WKPNDレジスタ
のそれぞれのビットは、対応するLポートピン上での選
択したトリガエッジの発生でセットされる。WKPND
は選択したウエイクアップ条件の発生に対する未定レジ
スタであるので、マイクロコントローラ14は、何れか
のウエイクアップビットがイネーブルされており且つ未
定状態の両方である場合には、HALTモード又はID
LEモードにエンタすることはない。
【0033】ポートLは八つの付加的な完全に選択可能
なエッジ感応性インタラプト(各々が独立的エッジ選択
を有している)を供給し、それらの全ては同一のインタ
ラプトサービスルーチン内にベクトル付けされる。ポー
トLからのインタラプトは、マルチ入力ウエイクアップ
回路と論理を共用する。WKENレジスタは、ポートL
からのインタラプトが個別的にイネーブルされるか又は
ディスエーブルされることを可能としている。WKED
Gレジスタは、インタラプト用の個々のトリガ条件が正
又は負へ特定させることを可能としている。最後に、W
KPNDレジスタは、トリガ条件が発生すると、インタ
ラプト用の個々の未定のトリガ条件をラッチ入力する。
【0034】ICNTRLインタラプト制御レジスタ内
に存在する制御フラッグLPENは、ポートLインタラ
プトに対する全体的なインタラプトイネーブルとして作
用する。LPENフラッグをセットすると、ポートLイ
ンタラプトがイネーブルされ、且つその逆もまた真であ
る。従って、関連するイネーブルビット及び未定ビット
がそれぞれのWKENレジスタ及びWKPNDレジスタ
においてセットされる場合にのみポートLインタラプト
が発生することが可能であり、且つLPEN及びGIE
グローバルイネーブルビットの両方がセットされる。
【0035】マイクロコントローラ14をHALTモー
ド又はIDLEモードからウエイクアップさせるために
ポートLも使用されるので、LPENフラッグは、イン
タラプトをイネーブルさせて又はさせることなしに、ユ
ーザがHALTモード又はIDLEモードから抜出すこ
とを可能とする。該インタラプトがディスエーブルされ
ると(LPENフラッグがリセット)、マイクロコント
ローラ14は、それをHALTモード又はIDLEモー
ドとさせた命令直後の命令においてプログラム実行を再
開する。一方、該インタラプトがイネーブルされると(
LPENフラッグ及びGIEフラッグの両方がセット)
、マイクロコントローラ14は、最初に、Lポートイン
タラプトサービスルーチンに対してベクトル化し、次い
で該マイクロコントローラをHALTモード又はIDL
Eモードとさせた命令(セットHALTフラッグ又はセ
ットIDLEフラッグの何れか)直後の命令へ復帰する
【0036】図6及び図7に示したAND論理によって
示される如く、与えられたLポートライン上の選択した
エッジからのインタラプトは、関連するWKENフラッ
グ及びWKPNDフラッグの両方をセットさせるのみな
らず、ICNTRLレジスタ26内のウエイクアップイ
ンタラプトイネーブルフラッグLPENとGIE(グロ
ーバルインタラプトイネーブル)ビット28の両方がセ
ットされることを要求する。図7に示した如く、マイク
ロコントローラ14の各インタラプトは、関連する未定
(ペンディング)フラッグを有しており、該フラッグは
、該インタラプトが発生する場合に自動的に高へセット
される。該未定フラッグは、同一の条件から2番目のイ
ンタラプトを防止するために、関連するインタラプトサ
ービスルーチンの終了前にリセットされねばならない。 全てのインタラプト未定フラッグはRESETでクリア
される。
【0037】マイクロコントローラインタラプト構成を
実現するために二つの命令(INTR,VIS)が使用
されている。第一の命令はINTR(opcode0)
であり、それは、インタラプトが発生すると、ハードウ
エアによってマイクロコントローラの命令レジスタ内へ
ジャムされる。この0opcode(命令コード)IN
TRが命令ストリームの一部として発生すると、マスク
不可能な高優先度のソフトウエアトラップインタラプト
が発生する。第二の命令はVIS(ベクトルインタラプ
トセレクト)である。この命令は、任意の文脈スイッチ
ングに続いてプログラムされ、且つ現在イネーブルされ
ており且つ未定の最も高いアービトレーションランクの
インタラプトのベクトルを選択するために使用される(
ROMベクトルテーブルから)。VIS命令は、二つ又
はそれ以上のインタラプトがイネーブルされており且つ
未定である場合に、どのインタラプトソース(供給源)
を最初にサービス(処理)するかを決定するためにアー
ビトレーション論理(仲裁論理)を使用する。
【0038】32バイトのインタラプトベクトルROM
テーブルは、アドレスxyE0乃至xyFF(16進数
)のプログラムメモリブロックの上部に位置されており
、尚xyはVIS命令が位置されているブロック番号(
通常0)である(プログラムメモリの各ブロックは25
6バイトを有している)。VIS命令がブロックの上部
位置においてプログラムされる場合(例えば、アドレス
00FF)、関連する32バイトのベクトルテーブルは
次のより高いブロックの上部に存在している(00FF
におけるVIS命令の場合、位置01E0乃至01FF
)。
【0039】全てのマイクロコントローラインタラプト
は、インタラプトがアクノレッジ(認知)されると、プ
ログラムメモリ位置00FF(16進数)へ分岐する。 従って、何らかの所望の文脈スイッチング(例えば、マ
イクロコントローラのアキュムレータ又はBポインタ又
はXポインタの内容をとっておくこと)は、通常、位置
00FFから開始してプログラムされ、その後にVIS
命令が続く。VIS命令は、文脈スイッチングが所望さ
れない場合には、メモリ位置00FFにおいてプログラ
ムさせることが可能である。
【0040】図7を参照すると、上述した如く、マイク
ロコントローラのマスク可能なインタラプトは、グロー
バル及び個別的の両方においてイネーブルされねばなら
ない。GIEはグローバルインタラプトイネーブルビッ
トであり、マイクロコントローラのPSW制御レジスタ
内に存在している。何れかのマスク可能なインタラプト
をサービス(処理)するためには、グローバル及びロー
カルの両方のインタラプトイネーブルビットがセットさ
れねばならない。
【0041】任意の未定及びイネーブル済みインタラプ
トは、処理中の現在の命令が実行を終了した後にサービ
ス(処理)される。唯一の例外は、失敗した条件付き/
テスト命令であり、その場合には、インタラプトサービ
スは、スキップした命令の終了まで発生することはない
【0042】上述した如く、インタラプト処理は、IN
TR命令の命令レジスタ内へのジャミングで開始し、そ
の後に、PSWレジスタ内のGIE(グローバルインタ
ラプトイネーブル)ビットが、その後の全てのマスク可
能なインタラプトが第二のインタラプトを発生すること
をディスエーブルさせるために、リセットされる。プロ
グラムカウンタ(PC)の現在の値がスタック内に押込
められ、スタックポインタ(SP)は2だけデクリメン
トされる。次いで、プログラムカウンタ(PC)は00
FF(16進数)の値でロードされる。従って、一つの
インタラプトがアクノレッジされると、全てのインタラ
プトはプログラムメモリ位置00FF(16進数)へ分
岐する。
【0043】この手順は、実行するのに7個の命令(t
c)クロックサイクルを必要とする。メモリ位置00F
F16進数において開始するプログラムは、例えばアキ
ュムレータ及びBポインタ及びXポインタから現在値を
保存するなどの任意の所望の文脈スイッチングと、それ
に続くVIS(ベクトルインタラプトセレクト)命令を
有している。
【0044】典型的なコンテックス(文脈)スイッチン
グプログラムは以下の如きものとすることが可能である
【0045】 当然に、この文脈スイッチングの逆を、該文脈を回復す
るために、インタラプトサービスルーチンの終了時に実
施せねばならない。図示した文脈スイッチングに対して
必要な回復を与える一般的なルーチン(RESTOR)
は以下の如きものとすることが可能である。 この一般的なルーチンは、RETI(インタラプトから
のリターン)命令で終了する。従って、図示した文脈ス
イッチングの場合、全てのマスク可能インタラプトサー
ビスルーチンは、RESTORルーチンへのジャンプで
終了する。このプログラムコードは以下の如くに示され
る。
【0046】・・・・・・・・・・ インタラプトサービスルーチンの終わりにRETI命令
を実行することにより、スタックの「トップ(上部)」
から二つのバイトがプログラムカウンタ(PC)内へポ
ップされ、スタックポインタ(SP)は2だけインクリ
メントされる。RETI命令は、更に、PSWレジスタ
内のGIE(グローバルインタラプトイネーブル)ビッ
トをセットすることによりさらなるマスク可能インタラ
プトを再イネーブルさせる。マスク可能インタラプトは
、所望により、インタラプトサービスルーチンの中間に
あるGIEビットを再イネーブル(セット)することに
より、ネスト型(入れ子型)とすることが可能である。
【0047】文脈スイッチングの終わりにプログラムさ
れるVIS(ベクトルインタラプトセレクト)命令は、
自動的に、サービスされるべき最高のアービトレーショ
ンランキングを有する未決の現在イネーブルされたイン
タラプトを選択する。VIS命令は、現在活性のインタ
ラプトソース(供給源)の間でアービトレーション、即
ち仲裁を行ない、次いで最高のランキングを有する現在
活性のインタラプトに対応するベクトル位置の内容で、
プログラムカウンタ(PC)をロードする。インタラプ
トベクトルの各々は2バイトから構成されているので、
インタラプトサービスルーチンは、プログラム格納メモ
リ内の任意の箇所に位置させることが可能である。VI
S命令に関連する16個のインタラプトベクトルは32
バイトテーブル内にパックされ、最高のランキングはテ
ーブルのトップ(上部)に位置している(即ち、位置x
yFE及びxyFF)。この32バイトベクトルテーブ
ルは、VIS命令がプログラムされているブロック(2
56バイト)のトップに位置されねばならない。唯一の
例外は、VIS命令自身がブロックのトップに存在して
いる場合である(例えば、文脈スイッチングが存在しな
い場合に00FFにおいて)。この場合においては、該
ベクトルテーブルは、次のより高いブロックのトップに
位置されねばならない(VISが00FFにおいて、位
置01E0乃至01FF)。2バイトインタラプトベク
トルの各々は、一対の逐次的なプログラムメモリ位置を
占有し、該ベクトルの高次バイトはより低いアドレス位
置であり且つその逆も又真である。
【0048】マスク可能インタラプトの各々は、関連す
るイネーブルビット及びペンディング(未決)ビットを
有している。これらのビットは全てメモリマップ型であ
り、且つ種々の制御レジスタPSW,ICNTRL,T
2CNTRLなどにおいて見出だされる。マスク可能イ
ンタラプトは、関連するイネーブルビットと未決ビット
の両方がセットされている場合に活性である。インタラ
プト条件が発生すると、関連する未決ビットは、関連す
るイネーブルビット即ちGIEビットの状態に拘らず、
自動的にセットされる。マスク可能インタラプトイネー
ブルビットをセットする場合、以前に未決であるインタ
ラプトの発生がアクノレッジされるべきであるか否かが
常に考慮される。以前の発生が無視されるべきであり且
つ新たな発生のみがアクノレッジされるべきである場合
には、関連する未決ビットは、イネーブルビットがセッ
トされる前に、リセットされる。
【0049】活性マスク可能インタラプト(関連するイ
ネーブルビット及び未決ビットの両方がセットされてい
る)及びグローバルインタラプトイネーブルGIEビッ
トがセットされていると、マイクロコントローラは、そ
のプログラムがマスク不可能なインタラプトサービスル
ーチン内に存在しない場合には、現在の命令の終了時に
おいてインタラプトされる。この場合にも、例外が注意
されるべきであり、現在の命令が失敗した条件付き/テ
スト命令である場合には、該インタラプトは、スキップ
した命令の終わりまで遅延される(この場合にも、その
プログラムがマスク不可能なインタラプトサービスルー
チン内に存在しないことを仮定している)。
【0050】上述した如く、該インタラプトプロセスは
、INTR命令(opcode  00)が命令レジス
タ内にジャムされ且つ実行されんとするopcode(
命令コード)を置換することにより達成される。通常の
命令ストリームの一部として命令レジスタ内に0のop
codeが発生すると、高優先度のマスク不可能なソフ
トウエアトラップインタラプトが発生する。
【0051】全てのマスク可能なインタラプトに対して
以下の逐次的なステップが実施される。 (1)GIE(グローバルインタラプトイネーブル)ビ
ットをリセットする。 (2)実行されんとする命令のアドレスがスタック上に
プッシュされる。 (3)プログラムカウンタ(PC)がアドレス00FF
へ分岐する。 この時に、GIEビットはリセットされるので、他のマ
スク可能なインタラプトは別のインタラプトを発生する
ことが禁止される。しかしながら、この期間中における
他のマスク可能なインタラプト条件の発生は、それらの
関連する未定フラッグをセットさせる。ユーザは、現在
のところ、マイクロコントローラの文脈(A,B,X,
PSWなど)をPUSH(プッシュ)命令と共にスタッ
ク内に格納することにより、任意の所望の文脈スイッチ
ングを実施することが可能である。次いで、ユーザは、
VISの時にイネーブルされており且つ未定の最高のア
ービトレーションランキングを有するインタラプトのイ
ンタラプトサービスルーチンへ分岐するために、ベクト
ルインタラプトセレクト(VIS)命令をプログラムす
る。注意すべきことであるが、これは、文脈スイッチン
グ前にアドレス位置00FF(16進数)へ分岐させた
インタラプトと必ずしも同じではない。なぜならば、よ
り高いアービトレーションランキングを有するインタラ
プトは、文脈スイッチング期間中に発生する場合がある
からである。
【0052】従って、インタラプトを発生したものより
もより高いランクのインタラプトが、どのインタラプト
をサービスすべきかの決定がVISによってなされる前
に、活性状態となると、より高いランクのインタラプト
がそれより低いランクのものをオーバーライドし、且つ
アクノレッジ(認知)がなされる。しかしながら、より
低い優先度のインタラプトはいまだにペンディング(未
定)状態であり、ちょうどサービスされたより高い優先
度のインタラプトと関連するインタラプトサービスルー
チンの完了直後に別のインタラプトを発生させる。この
より低い優先度のインタラプトは、ちょうど完了したイ
ンタラプトサービスルーチンの終わりにおけるRETI
(インタラプトからのリターン)命令直後に発生する。
【0053】インタラプトサービスルーチン内において
、関連する未定ビットはソフトウエアによってクリアさ
れねばならない。このことは、通常、同一のインタラプ
トの速い第二の発生をミスすることを回避するために、
インタラプトサービスルーチンの開始時に行なわれる。 インタラプトサービスルーチンの終わりにおけるRET
I(インタラプトからのリターン)命令は、GIE(グ
ローバルインタラプトイネーブル)ビットをセットし、
別のインタラプトが活性状態であり且つ未定である場合
に、該マイクロコントローラが再度インタラプトされる
ことを可能とする。
【0054】VIS(ベクトルインタラプトセレクト)
命令は、その実行期間中に全ての活性なインタラプトを
観察し、且つ最も高い優先度を有するインタラプトのイ
ンタラプトサービスルーチンの開始時へ間接的なジャン
プを行なう。ベクトルと呼ばれるインタラプトサービス
ルーチンのアドレスが、ユーザによって選択され、且つ
プログラムメモリアドレス01E0においてスタートす
るROMテーブル内に格納される(VIS命令がアドレ
ス00FFと01DFとの間に位置されていると仮定す
る)。該ベクトルは15ビット幅であり、従って二つの
ROM位置を占有する。
【0055】最も低いランクを有するマスク可能なイン
タラプトのベクトルはxyE0(高次バイト)及びxy
E1(低次バイト)などにおいて増加するランク番号の
順番に位置される。最も高いランクを有するマスク可能
インタラプトのベクトルはxyFA(高次バイト)及び
xyFB(低次バイト)に位置される。NMIマスク不
可能インタラプトのベクトルはxyFC(高次バイト)
及びxyFD(低次バイト)に位置される。ソフトウエ
アトラップは、最も高い優先度を有しており、そのベク
トルはxyFE(高次バイト)及びxyFF(低次バイ
ト)に位置されている。
【0056】偶然により、インタラプトが活性状態にな
いのにVIS命令が実行されると、プログラムカウンタ
(PC)はxyE0−xyE1に位置されている最も低
い優先度のベクトル(デフォルトVISベクトル)へ分
岐する。このデフォルトVISベクトルは、ソフトウエ
アトラップ(ST)インタラプトサービスルーチンへポ
イントするか、又は所望により別のサービスルーチンへ
ポイントすることが可能である。RETI命令は、既存
の何れかのデフォルトVISサービスルーチンにおいて
使用すべきではない。なぜならば、関連するリターンア
ドレスがスタック上へプッシュされていないからである
【0057】VIS命令及び32バイトベクトルテーブ
ルは、プログラムメモリの同一の256バイトブロック
(xy00乃至xyFF)内に位置されねばならず、該
ベクトルテーブルは該ブロックのトップに位置される。 唯一の例外は、VIS命令が該ブロックのトップのアド
レスに位置される場合であり(xyFF)、その場合に
は、ベクトルテーブルは次のより高いブロックのトップ
に位置されねばならない。
【0058】マイクロコントローラ14は二つのマスク
不可能インタラプト、即ちNMI(マスク不可能インタ
ラプト)及びST(ソフトウエアトラップ)を供給する
。STは、これら二つのマスク不可能インタラプトのう
ちの高い優先度を有している。これら二つのマスク不可
能インタラプト、即ちST及びNMIは、イネーブルビ
ットを有していないが(それらはGIEグローバルイン
タラプトイネーブルビットへ露呈されることもない)、
各々は、関連する未定ビット(それぞれ、STPND及
びNMIPND)を有している。これら二つの未定ビッ
トはメモリマップ型ではなく、従って、プログラムでテ
ストすることは不可能である。STPND及びNMIP
NDは両方ともRESETでクリアされ且つRPND(
リセットマスク不可能インタラプト未定)命令で条件付
きにクリアされる。RPND命令は、常に、STPND
フラッグをリセットするが、NMIインタラプトがアク
ノレッジされており且つSTPNDフラッグが既にリセ
ットされている場合にのみ、NMIPNDフラッグをリ
セットする。このNMIPNDフラッグの条件付きリセ
ットは必要なものである。なぜならば、より高い優先度
のSTインタラプトが、NMIインタラプトサービスル
ーチン内において発生する場合があるからである。この
場合には、マイクロコントローラは、STインタラプト
サービスルーチンを完了した後に、NMIインタラプト
サービスルーチンへ復帰することが可能である。
【0059】STは、該インタラプトの中で最も高い優
先度を有している。従って、何者も(別のSTを除く)
STがサービス、即ち処理されることをインタラプトす
ることはできない。NMIは、全てのインタラプトの中
で2番目に最も高い優先度を有している。従って、ST
を除いて何者もNMIがサービスされることをインタラ
プトすることはできない。第一のNMIがサービス中に
第二のNMIが発生すると、第一のNMIをインタラプ
トすることはない。更に、この第二のNMIはラッチさ
れない。従って、第一のNMIがサービス中に発生する
第二のNMIは喪失される。NMIインタラプトはエッ
ジトリガ型である。
【0060】マスク不可能インタラプト及びマスク可能
インタラプトのアクノレッジ(認知)は、マスク不可能
インタラプトアクノレッジの場合にはGIEフラッグが
リセットされないという点を除いて、両者は同様である
。更に、マスク不可能インタラプトサービスルーチンは
、マスク可能インタラプトの場合における如く、RET
I(インタラプトからのリターン)命令で終了すること
はない。従って、GIEグローバルインタラプトイネー
ブルフラッグは、マスク不可能インタラプトサービスル
ーチンで不変のままとされる。マスク不可能インタラプ
トは、常に、進行中のマスク可能インタラプトサービス
ルーチンをインタラプトし、従って、マスク不可能イン
タラプト期間中のこのGIEフラッグステータスの保存
は、マスク不可能インタラプトサービスが完了した場合
にインタラプトされたマスク可能インタラプトサービス
を再開する場合に必要なことである。
【0061】STPNDフラッグ又はNMIPNDフラ
ッグの何れかがセットされることによって表わされるマ
スク不可能インタラプトが発生すると、その後のマスク
可能インタラプトアクノレッジが禁止される。しかしな
がら、このことは、将来使用するために何れかのその他
のマスク可能なインタラプトがそれらの関連する未定フ
ラッグ内にラッチされることを阻止するものではない。
【0062】以上、本発明の具体的実施の態様について
詳細に説明したが、本発明は、これら具体例にのみ限定
されるべきものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱す
ることなしに種々の変形が可能であることは勿論である
【図面の簡単な説明】
【図1】  従来のキーボードマトリクスを示した概略
図。
【図2】  本発明に基づくイベント駆動型ウエイクア
ップシステムを示したブロック図。
【図3】  本発明に基づくイベント駆動型ウエイクア
ップシステムにおいて使用可能なキーボードマトリクス
を示した概略図。
【図4】  本発明に基づくイベント駆動型ウエイクア
ップシステムにおいて使用可能なマイクロコントローラ
アーキテクチャを示したブロック図。
【図5】  図4に示したマイクロコントローラアーキ
テクチャのI/Oポートコンフィギュレーション(形態
)を示した概略図。
【図6】  図4に示したマイクロコントローラアーキ
テクチャにおいて使用可能なマルチ入力ウエイクアップ
論理を示した論理図。
【図7】  図4に示したマイクロコントローラアーキ
テクチャにおいて使用可能なインタラプト論理を示した
論理図。
【符号の説明】
10  データ処理システム 12  イベント駆動型ウエイクアップ論理14  マ
イクロコントローラ 16  データ入力装置 18  中央処理装置(CPU)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  データ処理システム内へデータをエン
    タさせるために使用されるデータ入力装置を制御するた
    めに通常電流消費モードで動作するマイクロコントロー
    ラにおいて、前記データ入力装置は外部イベントに応答
    して前記外部イベントの発生を表わす活性信号を発生し
    、(a)前記データ入力装置における不活動を表わすイ
    ベントに応答し停止信号を発生する停止手段が設けられ
    ており、前記マイクロコントローラは前記停止信号に応
    答して減少電流消費モードに入り、(b)前記マイクロ
    コントローラがウエイクアップ信号を発生することによ
    り前記減少電流消費モードに入った場合に前記データ入
    力装置によって発生される活性信号に応答するウエイク
    アップ手段が設けられており、前記マイクロコントロー
    ラはウエイクアップ信号に応答して前記減少電流消費モ
    ードから前記通常電流消費モードへ復帰する、ことを特
    徴とするマイクロコントローラ。
  2. 【請求項2】  請求項1において、前記データ入力装
    置がキーボードであり、且つ前記外部イベントが前記キ
    ーボード上のキーの押し下げであることを特徴とするマ
    イクロコントローラ。
  3. 【請求項3】  請求項1において、前記データ入力装
    置がキーボードであり、且つ前記外部イベントが前記デ
    ータ処理システムからのデータの受取りであることを特
    徴とするマイクロコントローラ。
  4. 【請求項4】  請求項1において、前記ウエイクアッ
    プ信号に応答し前記マイクロコントローラが所定の時間
    期間だけ前記通常電流消費モードへ復帰することを遅延
    させるアイドル手段が設けられていることを特徴とする
    マイクロコントローラ。
  5. 【請求項5】  データ処理システムによる電流消費を
    制御するためのイベント駆動型ウエイクアップ装置にお
    いて、(a)外部イベントの発生を表わす活性信号を発
    生することにより外部イベントに応答するデータ入力装
    置が設けられており、(b)前記データ入力装置を通常
    電流消費モードで制御するマイクロコントローラが設け
    られており、(c)前記データ入力装置における不活動
    を表わすイベントに応答して停止信号を発生する停止手
    段が設けられており、前記マイクロコントローラは前記
    停止信号に応答して減少電流消費モードへエンタし、(
    d)前記マイクロコントローラが前記減少電流消費モー
    ドへエンタした場合に、前記データ入力装置によって供
    給される活性信号に応答して前記マイクロコントローラ
    を前記減少電流消費モードから前記通常電流消費モード
    へ復帰させるウエイクアップ信号を供給するウエイクア
    ップ手段が設けられている、ことを特徴とするイベント
    駆動型ウエイクアップ装置。
  6. 【請求項6】  請求項5において、前記データ入力装
    置がキーボードであり、且つ前記外部イベントが前記キ
    ーボード上のキーの押し下げであることを特徴とするイ
    ベント駆動型ウエイクアップ装置。
  7. 【請求項7】  請求項5において、前記データ入力装
    置がキーボードであり、且つ前記外部イベントが前記デ
    ータ処理システムからのデータの受取りであることを特
    徴とするイベント駆動型ウエイクアップ装置。
  8. 【請求項8】  請求項5において、前記ウエイクアッ
    プ信号に応答して前記マイクロコントローラが前記通常
    電流消費モードへ復帰することを所定の時間期間だけ遅
    延させるアイドル手段が設けられていることを特徴とす
    るイベント駆動型ウエイクアップ装置。
  9. 【請求項9】  データ処理装置において、(a)本デ
    ータ処理装置へエンタされたデータを処理するための中
    央処理装置が設けられており、(b)前記データ処理装
    置へデータをエンタするためのデータ入力装置が設けら
    れており、前記データ入力装置は外部イベントに応答し
    て前記外部イベントの発生を表わす活性信号を発生し、
    (c)前記データ入力装置の動作を通常電流消費モード
    に制御するマイクロコントローラが設けられており、(
    d)前記データ入力装置における不活動を表わすイベン
    トに応答して停止信号を発生する停止手段が設けられて
    おり、前記マイクロコントローラは前記停止信号に応答
    して減少電流消費モードへエンタし、(e)前記マイク
    ロコントローラが前記減少電流消費モードにある場合に
    前記データ入力装置によって発生される活性信号に応答
    してウエイクアップ信号を発生するウエイクアップ手段
    が設けられており、前記マイクロコントローラは前記ウ
    エイクアップ信号に応答して前記減少電流消費モードか
    ら前記通常電流消費モードへ復帰させる、ことを特徴と
    するデータ処理装置。
  10. 【請求項10】  請求項9において、前記データ入力
    装置がキーボードであり、且つ前記外部イベントが前記
    キーボード上のキーの押し下げであることを特徴とする
    データ処理装置。
  11. 【請求項11】  請求項9において、前記データ入力
    装置がキーボードであり、且つ前記外部イベントが前記
    中央処理装置からのデータの受取りであることを特徴と
    するデータ処理装置。
  12. 【請求項12】  請求項9において、前記ウェイクア
    ップ信号に応答して前記マイクロコントローラが前記通
    常電流消費モードへ復帰することを所定の時間期間だけ
    遅延させるアイドル手段が設けられていることを特徴と
    するデータ処理装置。
JP3228115A 1990-05-31 1991-05-31 マルチ入力ウエイクアップ技術を使用したデータ入力装置のイベント駆動型スキャニング Pending JPH04251316A (ja)

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