JP3090630B2 - Bga、csp等におけるicチップ実装基板の導通検査システム - Google Patents

Bga、csp等におけるicチップ実装基板の導通検査システム

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JP3090630B2 JP09142035A JP14203597A JP3090630B2 JP 3090630 B2 JP3090630 B2 JP 3090630B2 JP 09142035 A JP09142035 A JP 09142035A JP 14203597 A JP14203597 A JP 14203597A JP 3090630 B2 JP3090630 B2 JP 3090630B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はBGA(ボール・グ
リッド・アレイ)、CSP(チップ・サイズ・パッケー
ジ)等の導通検査システムに関するものであり、さらに
詳しくはICチップを搭載する基板の導通検査システム
に関する。
【0002】
【技術的背景】表裏に電極パターンを有する基板の表面
に回路形成されたICチップを電気的に接続し搭載した
後に樹脂モールド又は樹脂コートして形成されたBGA
やCSP等のICパッケージは、電子機器の小形化に付
与すべく更なる小型化される傾向にある。特に後者のC
SPは、ICチップとほぼ同サイズに形成された基板に
搭載され、前者のBGAよりも更に小型化させたもので
ある。この小形化は、ICチップの回路形成技術の飛躍
的な向上によるものであることは言うまでもないが、し
かしながらその一方で、このICチップを受ける基板の
小形化があってこそなし得るものである。
【0003】
【従来の技術】ところで、ICチップを基板へ搭載させ
る前工程として基板の導通検査を従来から行っている
が、この導通検査を行う装置Bとしては例えば図7に示
すようなものが挙げられる。このものは、基板Wを検査
部へ搬入・搬出する移送手段31と、基板Wの表裏の電極
に接触させる接触子本体と該接触子本体を付勢させる圧
縮バネが内装され該接触子の基部を案内する筒部とから
構成されたプローブ32と、基板Wの電極パターンに合わ
せて複数本の該プローブ32が配設された上下のプローブ
治具33、33'と、該プローブ治具33,33'を支持し基板W
の上方及び下方に各々配置されたX軸・Y軸・Z軸方向
及びθ方向制御動可能な上下のプローブユニット34,34'
と、移送手段31を挟んでその上下のプローブ治具33,33'
間に出入り可能に設けられ所定角度回動可能なミラー3
5,35'が内装された2つの撮像部36,36'とを具備して構
成されている。
【0004】このように構成された従来の装置Bは、ま
ず、装置Bに基板Wをセットする際に生じる位置ずれや
基板の外形精度による位置ずれ(高精度で形成された電
極パターンに比べ基板外形の精度が劣るために生じる)
を補正動させるために、上下プローブ治具33、33' 間に
2つの撮像部36,36'を進入させて、上方の撮像部36で上
プローブ治具33表面と基板Wの表面を、及び、下方の撮
像部 36'で下プローブ治具33' 表面と基板Wの裏面を、
それぞれのミラー35,35'を回動させて撮像すると同時に
上下それぞれのプローブ治具33、33' 表面内に設けられ
た基準点と基板W表裏面内に設けられた基準点の夫々の
座標位置を画像解析(2値化画像の解析)によって検出
し、それに基づいてX・Y・θ方向の位置ずれデータを
算出する。そして算出された該位置ずれデータに基づい
て上下プローブユニット34,34'をX軸・Y軸・θ方向に
制御動させて芯出しをする。そして、上下プローブ治具
33、33' 間に進入させた2つの撮像部36,36'を後退させ
てもとの位置に待機させる。つぎに、上下プローブユニ
ット34,34'を基板Wに向かってZ軸方向に制御動させて
上下のプローブ32(接触子本体)を基板Wの表裏の電極
に一括に接触させて導通検査をしている。なお、上下そ
れぞれのプローブ治具33、33' 表面内に設けられた基準
点と基板W表裏面内に設けられた基準点は、夫々が一致
する位置関係でもって設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、BGA、C
SP等のICパッケージは、前記したように小形化を達
成するために基板自体も小形化されてきているわけであ
るが、換言すれば、電極のピッチ距離の短縮化や電極径
の小径化によってなし得ているわけであり、このような
小径化された基板をも品質管理上、上記したような導通
検査に付されることになる。しかしながら、電極に接触
させるプローブは機械的強度及び加工性を確保しなけれ
ばならないため、電極に接触させる接触子本体の軸径
は、現在においても電極径よりも大きくかつ限界に近
い。そうなると、図8に示したように電極W1間のピッチ
距離L1に合わせてプローブ32を配設しようとすると、隣
接するプローブ32同士で干渉する虞が生じ、BGA、C
SP等のICパッケージのさらなる小形化に貢献するこ
とは困難となる。しかも前記した従来の装置では、位置
ずれデータを算出するために、ミラーを機械的に反転さ
せて基板に設けられた基準点とプローブ治具に設けられ
た基準点とを撮像・画像解析しているため、撮像画像が
機械的精度の影響によって歪む虞があり、正確な位置ず
れデータの算出が得ずらいといった問題点を有する。
【0006】そこで、本発明は、さらに高密度化するB
GA、CSP等におけるICチップ実装基板の導通検査
を可能とし、ICパッケージのさらなる小形化に貢献す
る導通検査システムを提供することである。さらに、他
に課題とするところは、請求項1記載の本発明の課題に
加え、導通検査を正確に行える導通検査システムを提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた技術的手段は、基板の表裏に所定のパターンで
配設された電極に、上下のプローブを接触させて電極間
の導通を検査するようにしたBGA、CSP等における
ICチップ実装基板の導通検査システムにおいて、複数
のプローブが配設されたプローブ治具を制御動させる上
下一対のプローブ手段と、基板を移送する制御動可能な
移送手段とを具備し、前記上下一対のプローブ手段を前
記移送手段に沿って、かつ、その移送手段を挟んで対向
させた複数のステーションを構成するとともに、各ステ
ーションにおける前記プローブ手段は、前記基板の電極
パターンを複数に割付けした電極部分に対応するプロー
ブの配置パターンとし、前記移送手段により各ステーシ
ョンへ基板を間欠的に移送させ、それら各ステーション
で基板表裏の電極パターンを割付け電極毎に分担して漸
次導通検査することを特徴とする。
【0008】この技術的手段によれば、基板表裏の電極
パターンを複数に割付け分担して導通検査するように、
それに対応する配置パターンをもってプローブが植設状
に設けられたプローブ治具を具備した上下一対のプロー
ブ手段を移送手段に沿って、かつ、移送手段を挟んで複
数対向配設して複数のステーションを構成する。そして
移送手段を制御動させて各ステーションに基板が位置す
るように間欠送りさせ、停止する度に各ステーション夫
々に割付けられたパターンのプローブを配設した上下の
プローブ治具を基板の表裏の電極にプローブが接触する
まで接近させて、基板表裏の電極を導通検査する。例え
ば、1番目のステーションの一対のプローブ治具で電極
パターン各列の1番、3番、5番の奇数番を導通検査
し、2番目のステーションの一対のプローブ治具で電極
パターン各列の2番・4番、6番の偶数番を導通検査す
る等、各対のプローブ治具で分担して電極を導通検査を
していく。このようにしてすべてのステーションを通過
した基板は、結果的にすべての電極が導通検査されて搬
出される(請求項1)。
【0009】そして、前記したプローブ手段が、前記プ
ローブ治具を支持し該プローブ治具をZ軸方向及びθ方
向へ制御動可能な昇降回動機構と該昇降回動機構をX軸
方向及びY軸方向へ制御動可能な水平移動機構とを具備
したプローブユニットと、該水平移動機構によって水平
移動可能にかつプローブ治具から所定間隔をおいてプロ
ーブユニットに設けられ対向するプローブ治具表面内に
設けられた第一基準点と、対面する基板面内に設けられ
た第二基準点とを撮像する撮像部と、撮像された画像を
解析しステーション内の一方の撮像部で撮像された第一
基準点の座標データと対向する他方の撮像部で撮像され
た第二基準点の座標データを記憶する記憶部と、第一基
準点の座標データと第二基準点の座標データとを比較演
算して位置ずれデータを算出する演算部とを具備した画
像処理部と、算出された位置ずれデータに基づいて対向
するプローブユニットへ指令しプローブ治具を各々制御
動させる制御部とを具備したことを特徴とする。
【0010】この技術的手段によれば、プローブ治具か
ら所定間隔をおいてプローブユニットに設けられた撮像
部を対向する他方の(上方の撮像部の場合は下方の、下
方の撮像部の場合は上方の)プローブ治具中心線上へ水
平移動させて、対向する他方のプローブ治具表面内に設
けられた第一基準点を撮像し、画像処理部で撮像された
アナログ画像を二値化画像に変換して画像処理部内の記
憶部に座標データとして予め取り込んでおく。そして、
同様に撮像部を対向する他方の(上方の撮像部の場合は
下方の、下方の撮像部の場合は上方の)プローブ治具中
心線上へ水平移動させて、撮像部と対面する間欠送りさ
れた基板面(上方の撮像部の場合は表面、下方の撮像部
の場合は裏面)内に設けられた第二基準点(基板の両面
に設けられている)を撮像し、画像処理部で撮像された
アナログ画像を二値化画像に変換して画像処理部内の記
憶部に座標データとして取り込む。下方の撮像部の撮像
によって得られた上方のプローブ治具の座標データと上
方の撮像部の撮像によって得られた基板表面の座標デー
タとを比較演算して位置ずれデータを算出し、この位置
ずれデータに基づいて制御部が上方のプローブユニット
へ指令し上方のプローブ治具をX・Y軸方向及びθ方向
へ補正動させると共に、同様の手法にて上方の撮像部の
撮像によって得られた下方のプローブ治具の座標データ
と下方の撮像部の撮像によって得られた基板裏面の座標
データとを比較演算して位置ずれデータを算出し、この
位置ずれデータに基づいて制御部が下方のプローブユニ
ットへ指令し下方のプローブ治具をX・Y軸方向及びθ
方向へ補正動させる。このようにして、間欠送りされた
基板に対して上下のプローブ治具の微調整を行い、しか
る後、プローブ治具同士をZ軸動させて基板表裏の電極
パターンの導通検査を実行する(請求項2)。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図1
乃至図6を用いて説明をする。図中、符号AはBGA、
CSP等におけるICチップ実装基板の導通検査システ
ム(以下、この項において単に「導通検査システム」と
いう。)、符号1はプローブ手段、符号2は移送手段、
符号Wは検査対象である基板を示す。
【0012】まず、図1を用いて本実施形態の概要を説
明すると、導通検査システムAは上下一対のプローブ手
段1と移送手段2とを備え、その上下一対のプローブ手
段1を移送手段2に沿って、かつ、移送手段2を挟んで
複数対向配設して4つのステーションSを構成してお
り、この移送手段2で検査対象である基板Wをステーシ
ョンS毎に間欠送りをさせて対向配設された各ステーシ
ョンSのプローブ手段1で基板W表裏の電極パターンの
導通検査を実行するようになっている。プローブ手段1
は、プローブユニット100 と撮像部101 と画像処理部10
2 と制御部103 とを備えてなる。
【0013】プローブユニット100 は、図2及び図3に
示すように昇降回動機構104 と水平移動機構105 とプロ
ーブ治具106 とからなり、所定長さ昇降回動機構104 を
突出させた状態で移送手段2の幅方向の中心線上に上下
プローブ治具106 中心が位置するような位置関係でも
って対向配設されている。昇降回動機構104 は、上部に
ナット107 が内嵌されたラム108 の一側面にガイド109
を設け、側面視略コ型状を呈した箱状の枠体110 内に敷
設されたガイドレール111 に該ガイド109 を摺動可能に
嵌合するとともに、枠体110 上面に設けられたサーボモ
ータ112 に連結されたネジ棒113 と該ナット107 が螺合
して、サーボモータ112 の駆動によるネジ棒113 の回転
でラム108 がZ軸方向に移動するようになっている。こ
のZ軸方向に移動可能なラム108 の下部には後述するプ
ローブ治具106 を支持しサーボモータ(図示せず)を駆
動源に任意の回転角度(θ方向)割出し可能なインデッ
クス部114 が設けられている。
【0014】水平移動機構105 は、図2及び図3に示す
ようにY軸移動部115 とX軸移動部116 とからなる。Y
軸移動部115 は、その機構を支持するフレーム117 上部
に固定支持されたスライドガイド118 を介して平行する
2本のスライドシャフト119 をスライド可能に設け、そ
のスライドシャフト119 の先端に昇降回動機構104 の枠
体110 の側面を固定支持し、両端部をスライドシャフト
119 に固定支持し中央にナット120 を嵌合したスライド
バー121 をフレーム117 内に設けると共にサーボモータ
122 の駆動によって回動可能に支持されたネジ棒123 に
該ナット120 が螺合してサーボモータ122 の駆動による
ネジ棒123 の回転で昇降回動機構104 がY軸方向に移動
するようになっている。
【0015】X軸移動部は、フレーム117 下部内に無端
ベルト124 を介してサーボモータ125 の駆動によって回
動可能に支持されたナット126 が、機枠A1に架設された
捩子棒127 に螺合すると共に、フレーム117 下部内に該
ナット126 を挟んで固定支持されたスライドガイド128
が、捩子棒127 を挟んで機枠A1に架設された平行する2
本のガイドシャフト129 にスライド可能に支持されて、
サーボモータ125 の駆動によるナット126 の回転でプロ
ーブユニット100 全体がX軸方向に移動するようになっ
ている。プローブ治具106 は、図4に示したように基板
Wの表裏の電極W1に接触させる接触子本体と該接触子本
体を付勢させる圧縮バネが内装され該接触子の基部を案
内する筒部とから構成されたプローブ130 を基板の電極
パターンを4つに割付け分担して導通検査するに必要な
プローブの配置パターンをもって植設状に設けられる共
に植設された近傍に円形状の2つの黒マークからなる第
一基準点131 が設けられた治具本体132 と、治具本体13
2 を支持するブロック部133 とからなっており、上記し
たインデックス部114 のテーブル面に支持されている。
なお、この4つに割付け分担されたプローブの配置パタ
ーンは後述する。
【0016】撮像部101 は、プローブ治具106 中心を通
るY軸方向の枠体110 外側面に設けられたCCD カメラ
で、前記した水平移動機構105 によって水平移動可能に
設けられており、後述する画像処理部102 へ電気的に連
絡されている。画像処理部102 は、撮像部101 で撮像さ
れたアナログ画像を所定のしきい値でもって2値化を行
い、白と黒のみの2値化画像を取り込んで記憶する記憶
部(図示せず)と、この記憶部を構成する各メモリ番地
とその各メモリ番地に格納された2値化信号とをパラメ
ータにし、所定のプログラムに基づいて撮像された白又
は黒の連結成分の中心座標の算出を行うと共に、予め算
出された白又は黒の連結成分の中心座標との比較を行い
位置ずれ量(位置ずれデータ)の算出を行う演算部(図
示せず)とを具備してなる。この画像処理部は、各ステ
ーションS毎に設けられた上下の撮像部101 で撮像され
た夫々の画像信号のデータを交錯させて比較演算を行う
ように設定されており、その詳細は後述する。
【0017】制御部103 は、算出された位置ずれデータ
に基づいて対向するプローブユニット100 のY軸移動部
用のサーボモータ122 とX軸移動部用のサーボモータ12
5 とインデックス部114 用のサーボモータ(図示せず)
とを駆動させて、基板W面内に設けられた円形状の2つ
の黒マークからなる第二基準点W2を基準にしてプローブ
治具106 を補正し、しかる後,昇降回動機構104 のサー
ボモータ112 を制御動させて導通検査を実行すると共
に、この導通検査と同期させてステーションSのピッチ
間距離でもって後述する移送手段2の間欠送り制御を行
うもので、この一連の制御をおこなうプログラムが格納
されたROM とこの制御プログラムを実行する中央処理装
置と、画像処理上の座標系と機構上の座標系との変換デ
ータ等が格納されたRAM と、制御部と画像処理部との交
信を行うためのINF と、中央処理装置からの制御データ
を各サーボモータの駆動レベルに変換するINF と、夫々
のプローブに印加・増幅させ導通の有無の交信を行うた
めのINF と、アナログ画像及び2値化画像と導通検査内
容等が表示されるモニタ134 と、各種情報をマニュアル
入力するためのコンソール部135 とを具備してなる。
【0018】移送手段2は、サーボモータ(図示せず)
を駆動源に機枠A1間に掛渡されたコンベアで、接着テー
プや押さえ金具などの所望の手段で基板Wを固定し載置
する載置面は、ステーションSのピッチ間距離をもって
図2に示すように基板裏面が露出するように開口部21が
開設されており、上記した制御部103 の指令により導通
検査と同期して間欠送りされるようになっている。な
お、図示しないが、バキュームチャックを具備したロボ
ットで基板Wを移送手段2上へ搬入・搬出させている。
【0019】以上のように構成された本実施の形態の導
通検査システムの一連の動作を図5を用いて説明をす
る。 予め記憶された撮像部101 中心からプローブ治
具106 中心までの距離データに基づいて上方のプローブ
ユニット100 のY軸移動部115 を駆動させて上方の撮像
部101 を後退させ、移送手段2の開口部21を介して下方
のプローブ治具106 表面を撮像し、撮像されたアナログ
画像を画像処理部102 でノイズを排除すると共に2値化
させて下方のプローブ治具106 表面内に設けられた円形
状の2つの黒マークからなる第一基準点131 の中心座標
を算出し記憶部に座標データ(D1とする)として取り
込む(図5(1))。 そして、上方のプローブユニ
ット100 のY軸移動部115 を駆動させて撮像部101 を初
期位置まで前進させると共に、下方のプローブユニット
100 のY軸移動部115 を上記と同様に予め記憶された撮
像部101 中心からプローブ治具106 中心までの距離デー
タに基づいて駆動させて下方の撮像部101 を後退させ
る。そして、移送手段2の開口部21を介して上方のプロ
ーブ治具106 表面を撮像し、撮像されたアナログ画像を
画像処理部102 でノイズを排除すると共に2値化させて
上方のプローブ治具106 表面内に設けられた円形状の2
つの黒マークからなる第一基準点131 の中心座標を算出
し記憶部に座標データ(D2とする)として取り込む
(図5(2))。 この基準となる座標データの計測
が4つの各ステーションSで行われる。
【0020】 次に、基板Wを移送手段2の載置面へ
固定載置し、1番目のステーションSまで移送手段2を
間欠動させて基板Wを移動させる。そして、上方のプロ
ーブユニット100 のY軸移動部115 を駆動させて上方の
撮像部101 を後退させ、対面する基板W表面を撮像し、
撮像されたアナログ画像を画像処理部102 でノイズを排
除すると共に2値化させて基板W表面内に設けられた円
形状の2つの黒マークからなる第二基準点W2の中心座標
を算出し記憶部に座標データ(D3とする)として取り
込む(図5(3))。 次に、下方のプローブユニッ
ト100 のY軸移動部115 を駆動させて下方の撮像部101
を後退させ、移送手段2の開口部21を介して対面する基
板W裏面を撮像し、撮像されたアナログ画像を画像処理
部102 でノイズを排除すると共に2値化させて基板W裏
面内に設けられた円形状の2つの黒マークからなる第二
基準点W2の中心座標を算出し記憶部に座標データ(D4
とする)として取り込む(図5(4))。 D1の座
標データとD4の座標データとを、及び、D2の座標デ
ータとD3の座標データとを画像処理部102 で比較演算
し、夫々の位置ずれデータ(D5,D6とする)を算出
する。
【0021】 このD5及びD6データに基づいて上
方及び下方のプローブユニット100 のY軸移動部用のサ
ーボモータ122 とX軸移動部用のサーボモータ125 とイ
ンデックス部114 用のサーボモータ(図示せず)とを駆
動させて、上下のプローブ治具106 の位置補正をし、し
かる後,昇降回動機構104 のサーボモータ112 を制御動
させて、1番目のステーションSに割り付け分担された
プローブの配置パターンの上下のプローブ治具106 を基
板W表裏の電極W1に接近・接触させて導通検査を行う。
なお、この導通検査内容はモニタ134 に表示される。
そして1番目のステーションSで検査された基板Wを
2番目のステーションSまで間欠動させると同時に移送
手段2の載置面へ固定載置された新たな基板Wを1番目
のステーションに移動させる。 このような工程を漸
次連続して行い、4番目のステーションSの導通検査を
終了した時点で、基板W内に設けられたすべての電極W1
は導通検査されて搬出される。なお、上下それぞれのプ
ローブ治具106 表面内に設けられた第一基準点131 と基
板W表裏面内に設けられた第二基準点W2は、夫々が一致
する位置関係でもって設けられている(基板Wの種類毎
に基準点の位置は相違)と共に、上下のプローブ治具10
6 は初期状態において同一線上に夫々の中心が位置する
ように設定されている。
【0022】この各ステーションSの導通検査の状態を
図6の工程図を用いて説明をする。まず、例示した基板
Wの表裏の電極パターンは、8次正方行列状を呈してな
り、各ステーションSに割付け分担されたプローブの配
パターンは、平行斜線で図示された複数のプローブ13
0 からなる円形部で示す。1番目のステーションSに割
付け分担されたプローブの配置パターンは、図6(1)
に示すように、1及び5行の1,3,5,7 列と3及び7行の
2,4,6,8 列の電極W1を分担するパターンに、2番目のス
テーションSに割付け分担されたプローブの配置パター
ンは、図6(2)に示すように、1及び5行の2,4,6,8
列と3及び7行の1,3,5,7 列の電極W1を分担するパター
ンに割付けられており、2番目のステーションSの導通
検査が終了した時点で1,3,5,7 行の電極W1の導通検査が
終了するようになっている。そして、3番目のステーシ
ョンSに割付け分担されたプローブの配置パターンは、
図6(3)に示すように、2及び6行の1,3,5,7 列と4
及び8行の2,4,6,8 列の電極W1を分担するパターンに、
4番目のステーションSに割付け分担されたプローブ
配置パターンは、2及び6行の2,4,6,8 列と4及び8行
の1,3,5,7 列の電極W1を分担するパターンに割付けられ
ており、4番目のステーションSの導通検査が終了した
時点で8次正方行列すべての電極W1の導通検査が終了す
るようになっている。なお、本実施の形態の基板表裏の
電極パターンは表裏同一のパターンを例示しているが、
ICチップを搭載させる表面側とプリント配線板に表面
実装される裏面側とは、一般的に電極パターンの形状は
異なっており、それぞれの電極パターンの形状に基づい
てプローブの配置パターンは決定されるものである。
【0023】なお、本実施の形態では、撮像部101 をプ
ローブ治具106 中心を通るY軸方向の枠体110 外側面に
設けているが、プローブ治具106 中心を通るX軸方向の
枠体110 側面に設けてもよいもので、この場合は撮像部
直下(真上)に移送手段が位置していることになるため
撮像部101 をX軸動させて第一基準点131 及び第二基準
点W2を撮像することになる。
【0024】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したから、下
記の有利な効果を奏する。請求項1によれば、プローブ
手段を移送手段に沿って、かつ、移送手段を挟んで複数
対向配設して構成された複数のステーションに、検査対
象である基板が位置するように移送手段を間欠送りさ
せ、停止する度に各ステーション夫々に割付け分担され
たプローブの配置パターンの上下のプローブ治具でもっ
て基板の導通検査をするから、電極間のピッチ距離に合
わせてプローブを配設することが困難な基板に対して
も、現在において使用されているプローブを使用しつつ
導通検査を行うことができる。また従来は、ミラーを機
械的に反転させて基板に設けられた基準点とプローブ治
具に設けられた基準点とを撮像・画像解析して、算出さ
れた位置ずれデータに基づいて上下プローブユニットを
制御動させていたが、請求項2によれば、この機械的に
反転させていたミラーを、画像処理内で電気的に処理す
ることによって機械的な誤差を一掃して高精度の位置ず
れデータを得ることができる。したがって、上下プロー
ブユニットを高精度の制御動できるため、検査ミスを発
生させること無く常に安定した性能が確保されたBG
A、CSP等におけるICチップ実装基板の導通検査シ
ステムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 BGA、CSP等におけるICチップ実装基
板の導通検査システムの概要を示した斜視図
【図2】 図1における一部切欠した(A)−(A)矢
視図
【図3】 一部切欠した部分平面図
【図4】 プローブ治具の部分斜視図
【図5】 位置ずれデータを得るまでの動作の概要を示
す説明図
【図6】 導通検査の状態を示す工程図
【図7】 従来の導通検査装置の概要を示す正面図
【図8】 短縮化されたピッチ距離の電極と従来の導通
検査装置を使用した場合のプローブとの位置関係を示す
説明図
【符号の説明】
A…BGA、CSP等におけるICチップ実装基板の導
通検査システム W…基板 W1…電極 130…プローブ 1
06…プローブ治具 1…プローブ手段 2…移送手段 104…昇降
回動機構 105…水平移動機構 100…プローブユニット
131…第一基準点 W2…第二基準点 101…撮像部 102…画像処
理部 103…制御部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の表裏に所定のパターンで配設され
    た電極に、上下のプローブを接触させて電極間の導通を
    検査するようにしたBGA、CSP等におけるICチッ
    プ実装基板の導通検査システムにおいて、 複数のプローブが配設されたプローブ治具を制御動させ
    る上下一対のプローブ手段と、基板を移送する制御動可
    能な移送手段とを具備し、 前記上下一対のプローブ手段を前記移送手段に沿って、
    かつ、その移送手段を挟んで対向させた複数のステーシ
    ョンを構成するとともに、各ステーションにおける前記
    プローブ手段は、前記基板の電極パターンを複数に割付
    けした電極部分に対応するプローブの配置パターンと
    し、 前記移送手段により各ステーションへ基板を間欠的に移
    送させ、それら各ステーションで基板表裏の電極パター
    ンを割付け電極毎に分担して漸次導通検査することを特
    徴とするBGA、CSP等におけるICチップ実装基板
    の導通検査システム。
  2. 【請求項2】 前記プローブ手段が、 前記プローブ治具を支持し該プローブ治具をZ軸方向及
    びθ方向へ制御動可能な昇降回動機構と該昇降回動機構
    をX軸方向及びY軸方向へ制御動可能な水平移動機構と
    を具備したプローブユニットと、 該水平移動機構によって水平移動可能にかつプローブ治
    具から所定間隔をおいてプローブユニットに設けられ対
    向するプローブ治具表面内に設けられた第一基準点と、
    対面する基板面内に設けられた第二基準点とを撮像する
    撮像部と、 撮像された画像を解析しステーション内の一方の撮像部
    で撮像された第一基準点の座標データと対向する他方の
    撮像部で撮像された第二基準点の座標データを記憶する
    記憶部と、第一基準点の座標データと第二基準点の座標
    データとを比較演算して位置ずれデータを算出する演算
    部とを具備した画像処理部と、 算出された位置ずれデータに基づいて対向するプローブ
    ユニットへ指令しプローブ治具を各々制御動させる制御
    部と、 を具備したことを特徴とする請求項1記載のBGA、C
    SP等におけるICチップ実装基板の導通検査システ
    ム。
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