JP3090548U - 粉粒体付着装置 - Google Patents

粉粒体付着装置

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JP3090548U JP2002003429U JP2002003429U JP3090548U JP 3090548 U JP3090548 U JP 3090548U JP 2002003429 U JP2002003429 U JP 2002003429U JP 2002003429 U JP2002003429 U JP 2002003429U JP 3090548 U JP3090548 U JP 3090548U
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仁一 竹内
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有限会社竹内食品機械
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉粒体の重力ではなく、部材の重力を利用す
ることによって、小型かつ簡単な構造により、食材に粉
粒体を付着させるとともに、余分な粉粒体を除去するこ
とを可能にする。 【解決手段】 粉粒体付着装置は、ネットコンベア10
上に堆積させた微粉パン粉の上に食材を載置して、微粉
パン粉とともに食材を搬送させながら食材の表面に微粉
パン粉を付着させる。ネットコンベア10の搬送方向前
方に微粉パン粉を幅寄せする幅寄せ部材20を設ける。
幅寄せ部材20の搬送方向端部に微粉パン粉又は食材を
くぐらすように、垂下させた複数の揺動部材30を一列
に設けて、幅寄せされた微粉パン粉の一部を自重により
せき止めて滞積させる。滞積された微粉パン粉に進入し
て微粉パン粉に包まれた食材の上面を、揺動部材30で
なぞって食材上面に所定の粉粒体を付着させるととも
に、食材上面から余分な粉粒体を除去する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、食材の表面に微粉パン粉等の粉粒体を付着させる粉粒体付着装置に 係り、特に粉粒体の付着機構を改善したものに関する。
【0002】
【従来の技術】
コロッケやトンカツ等の食材の表面に粉粒体、例えば微粉パン粉を自動的に付 着させるには、食材の下面については、搬送されてくる微粉パン粉堆積層に食材 を順次載置していくだけでよいので容易である。しかし、食材の上面に微粉パン 粉を自動的に付着させることは、微粉パン粉を重力に逆らって持ち上げ、上面側 に供給して押圧してやる必要があるため、その自動化は容易でない。
【0003】 従来は、バケットコンベアを用いて微粉パン粉を間欠的に食材の上方に持ち上 げて食材上に落下させたり、あるいは、水車方式といって、水車の中心部に搬送 路を通し、水車で微粉パン粉を連続的に食材の上方に持ち上げて、搬送路上を搬 送されてくる食材上に落下させたりすることにより、食材上面に微粉パン粉を付 着させている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来技術では、微粉パン粉等の粉粒体の重力を利用し て付着させるものであるため、粉粒体を落下させても、食材上面への付着力が弱 いため、後で付着力を補なうために押圧等する必要があった。また、バケットコ ンベア方式も水車方式も構造が複雑で、粉粒体の落下距離をある程度大きく取ら なければならないために、装置が大掛かりになっていた。さらに、食材に付いた 余分な粉粒体を除去する場合、やむを得ずエアを使うことがあるが、エアを使う と粉粒体が舞上がるために環境が悪化し、甚だしい場合には集塵装置を必要とし ていた。
【0005】 本考案の課題は、粉粒体の重力ではなく、粉粒体よりも大きな重量をもつ部材 の重力を利用することによって、上述した従来技術の問題点を解消して、小型か つ簡単な構造により、食材表面に粉粒体を容易に付着させるとともに、余分な粉 粒体を除去することが可能な粉粒体付着装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、搬送路上に堆積させた粉粒体の上に食材を載置して、前記粉粒体と ともに前記食材を搬送させながら前記食材の表面に前記粉粒体を付着させる粉粒 体付着装置において、前記搬送路上に設けられ、搬送路上を搬送されてくる前記 粉粒体を幅寄せする幅寄せ部材と、前記幅寄せ部材の部材終端部に搬送路を塞ぐ ように独立して揺動自在に垂設され、前記幅寄せ部材で幅寄せされた粉粒体の一 部を自重によりせき止めて滞積させるとともに、滞積された粉粒体に進入して粉 粒体に包まれた食材の上面をなぞって食材上面に所定の粉粒体を付着させる複数 の揺動部材とを備えたことを特徴とする。
【0007】 幅寄せ部材により幅を寄せられた粉粒体が揺動部材をくぐる際、搬送路の搬送 力及び粉粒体との摩擦力に応じて決まる粉粒体搬送力により、揺動部材がその自 重に抗して搬送方向に揺動する。傾斜した揺動部材と搬送路との間に形成される 隙間から粉粒体の一部は通過するが、隙間から通過できない残部の粉粒体は揺動 部材によってせき止められて滞積する。
【0008】 このような状態のもとで、粉粒体とともに搬送されてくる食材が、揺動部材で せき止められて滞積した粉粒体中に進入する。粉粒体に包まれた状態で食材が揺 動部材をくぐる際、食材を搬送する搬送力及び食材との摩擦力に応じて決まる食 材搬送力により、揺動部材がその自重に抗して搬送方向にさらに揺動する。これ により傾斜した揺動部材と搬送路との間に形成される隙間がさらに拡開する。こ の拡開した隙間から食材が通過する際に、揺動部材が食材上面をなぞって食材上 面に所定の粉粒体を付着させる。隙間から通過できない粉粒体は、エアの助けな しに、余分な粉粒体として揺動部材で削ぎ落とされるように食材の表面から除去 される。
【0009】 このように本考案によれば、幅寄せ部材の前方に揺動部材を設けるという簡単 な構成で、食材を粉粒体とともに搬送させながら食材の上面に所望量の粉粒体を 容易に付着させることができ、また食材の上面に付いた余分な粉粒体を容易に除 去できる。
【0010】
【実施の形態】
以下に本考案の粉粒体付着装置を、微粉パン粉まぶし機に適用した実施の形態 について説明する。ここでの微粉パン粉はいわゆる打粉と称される粉粒体であり 、微粉パン粉が付けられる食材はコロッケやトンカツ等である。
【0011】 図6、図7は、微粉パン粉まぶし機の構成図であり、図6は平面図、図7は正 面図である。微粉パン粉まぶし機は、上からコンベア部100、コンベア部を駆 動する駆動部200、そして駆動部100及びコンベア部200を支持する支持 脚300から構成される。
【0012】 上記コンベア部100は、搬送路を構成する無端回動式のネットコンベア10 を有し、無端回動式のネットコンベア10の搬送方向前方に、ネットコンベア1 0の幅方向中央に微粉パン粉を幅寄せする幅寄せ部材20を設ける。幅寄せ部材 20の部材終端部には、粉粒体又は食材Fをくぐらすように、垂下させた複数の 揺動部材30を幅方向に一列に設ける。また、ネットコンベア10の終端の延長 線上には、食材Fをネットコンベア10から取り上げる取上げコンベア40が設 けられる。
【0013】 また、ネットコンベア10の進行方向始端には、コンベア下方に位置する粉受 けプレート(図示せず)の上面に落下堆積した微粉パン粉をコンベア上面に反転 供給させるように構成されている。また、揺動部材30のネットコンベア搬送方 向前方に、エアを食材Fに吹き付けて余分な微粉パン粉を払い落とすエア供給手 段50を必要に応じて設ける。
【0014】 そして、本装置では、微粉パン粉が堆積したネットコンベア10の始端上面に 食材Fを載置して、食材Fをコンベア10の移送に伴って移動させ、幅寄せ部材 20で微粉パン粉をネットコンベア中央に幅寄せし、揺動部材30の下方を通過 させて食材Fの上面及び側面にパン粉をまぶすと共に、その揺動部材30の自重 で食材Fの上面及び側面を押圧して、下面を含む食材表面全体に微粉パン粉を付 着させる。特に、食材上面にあっては、付着に加え、余分な微粉パン粉を除去さ せる。微粉パン粉の付着した食材は、必要に応じて余分な微粉パン粉をエア供給 手段で除かれた後、取上げコンベア10に取り上げられる。
【0015】 ここで、上述した幅寄せ部材20は、図1に示すように、2枚の幅寄せ板21 とこれらの幅寄せ板21を所定間隔を保持して連結する連結棒22、23とから 構成される。2枚の幅寄せ板21は互いに板面を対向させて、搬送方向に向かっ て漸次対向距離が接近するようなテーパ面となるように略八の字形に配置する。 口の広い方の基端部が微粉パン粉の入る入口で、口の狭い終端部24が微粉パン 粉が出る出口となる。終端部24は、食材の長さ程度の一定距離を有する平行部 25を持つ。上記連結棒22、23は、この平行部25の前後を連結している。
【0016】 幅寄せ部材20は、その基端にコンベア部100の枠体60に取り付けた取付 け棒26を挿通して、ネットコンベア10上の所定位置に載置される。この幅寄 せ部材20は、ネットコンベア10上に単に載置するだけでよいので、既存のネ ットコンベアを改造しないでそのまま使用できる。ネットコンベア10の始端か ら微粉パン粉が搬送されてくると、微粉パン粉はテーパ状に配置した2枚の幅寄 せ板21板により進路を狭められて徐々に搬送方向中央に幅寄せられ、終端部2 4では揺動部材30によりせき止められて食材Fの幅よりもやや広い幅を有する 微粉パン粉滞積部を形成する。
【0017】 また、図1に示すように、揺動部材30は複数本の円柱状の揺動棒31を有す る。揺動棒31は、例えば本数15本、直径10mm、長さ55mmである。揺 動棒31は、幅寄せ部材20の幅寄せ終端部24で、上端が連結軸22に枢着さ れ下端が垂下される。揺動棒31は連結軸22を中心に搬送方向に揺動自在で、 下死点が搬送されてくる食材Fの上面近傍位置に来るように設けられる。下死点 とネットコンベア10との距離は、例えば25mm位である。この揺動棒31は 連結軸22に沿って直線一列に垂下され、搬送路の進路を塞ぐようになっている 。各揺動棒31は揺動棒の下端を通過する材料の重量に比例した搬送力に応じた 揺動角度で揺動する。また、各揺動棒31は独立して垂下しているので、食材F とぶつかる部分の揺動棒31は大きく揺動するが、食材Fとぶつからない残りの 部分の揺動棒31は殆ど揺動しないようになっている。例えばコロッケは50g 、トンカツは150〜200g程度であり、食材厚は共に10mm程度であるが 、揺動棒31の重さは、これらに合わせて設定される。
【0018】 揺動棒31は断面円形の丸棒が良い。一列に垂下した揺動棒31が断面円形を していると、各揺動棒31が揺動するとき互いの干渉が少ないからである。下端 は食材Fを保護するために球面状に加工してある。また、棒材は食品衛生上ステ ンレスが好ましく、さらに粉粒体が付着しないように表面にテフロン(登録商標 )加工を施すことが好ましい。
【0019】 次に上述したような微粉パン粉まぶし機の作用について説明する。
【0020】 図2に示すように、ネットコンベア上を堆積された微粉パン粉Pが、コンベア の移送に伴って移動して来る。揺動棒31はその進路を塞いでいるので、微粉パ ン粉Pは揺動棒31にぶつかり、揺動棒31の自重に抗して揺動棒31を搬送方 向にわずかに揺動させる。
【0021】 図3に示すように、このとき揺動棒31は、微粉パン粉Pにより加えられる水 平方向の搬送力H1と、重力方向の揺動棒自重Gとで合成された引張力C1を受け 、その引張力に応じた揺動角度θ1でバランスする。その結果、微粉パン粉Pの 大半は揺動棒31によってせき止められて滞積部P1を形成する。
【0022】 図2に示すように、微粉パン粉の滞積部P1は、幅寄せ板21との摩擦で、搬 送路幅の両側は滞積度が大きく、中央に向かうにしたがって低くなる。滞積部P 1のすそと、移動して来る微粉パン粉Pの堆積層とがぶつかる箇所で、微粉パン 粉Pが滞積部P1及び移動層P0の両方から矢印で示すように沈み込み、揺動棒3 1の下端を潜り抜けて搬送方向前方へ抜けていく。なお、微粉パン粉Pの滞積量 が前述したように中央が低く両側にむかって高くなっているので、各揺動棒31 の揺動角度θは中央でもっとも小さく、両側に向かうにしたがって大きくなって いる。
【0023】 微粉パン粉の滞積部P1に向けて、ネットコンベア上の微粉パン粉堆積層上に 載置された食材Fが搬送されてきて、微粉パン粉滞積部P1に突っ込む。食材F は微粉パン粉Pよりも重量が大きいので、食材Fにぶつかる揺動棒31はさらに 搬送方向に傾く。
【0024】 図3に示すように、このとき揺動棒31は、食材Fにより加えられる水平方向 の搬送力H2と、重力方向の揺動棒自重Gとで合成された引張力C2を受け、その 引張力に応じた揺動角度θ2でバランスする。このとき食材Fの上面に所望量の 微粉パン粉層P2が付着するように、微粉パン粉P及び食材Fの自重に対する揺 動棒の自重、及びネットコンベア10の搬送力が決定される。
【0025】 この揺動棒の作用を図4及び図5を用いて模式的に説明する。
【0026】 図4に示すように揺動棒31はその自重により食材Fの上面に微粉パン粉を付 着させる。図4(a)に示すように、微粉パン粉のみが搬送されて来る場合、微 粉パン粉の自重が小さいため、揺動棒31の揺動角度は小さい。したがって、微 粉パン粉が揺動棒31下端をくぐりぬける量が少なく、揺動棒31の手前で多く の量の微粉パン粉がせき止められて滞積部P1が形成される。これに対して図4 (b)に示すように、食材Fの場合は、微粉パン粉よりも自重がはるかに大きく 、揺動棒31の自重に抗する力が大きいので、微粉パン粉のみの場合よりも揺動 棒31の揺動角度が大きくなる。したがって、食材Fが揺動棒31下端をくぐり ぬけることができ、このとき食材上面に余分に付着した微粉パン粉がこそぎ落と される。しかも、揺動棒31の球面状の下端が食材上面をなぞるので、微粉パン 粉は食材上面に押し付けられ、しっかりと付着する。同時に、揺動棒31はその 自重で食材Fを重力方向に押し付けるため、食材下面に付着している微粉パン粉 もしっかりと付着することになる。食材Fが揺動棒31下端をくぐりぬけた後、 幅寄せ部材20の狭まった平行部25内を食材Fを一定距離通過させることで、 微粉パン粉の付着の安定化を図っている。
【0027】 図5に示すように、揺動棒31は、食材Fの両側面、あるいは前面、後面にも 微粉パン粉を付着させることができる。複数本の揺動棒31は、互いに独立に揺 動して干渉しないように一列に垂下されている。したがって、食材Fの両側面に あっては、揺動角は微粉パン粉だけのときと、食材のときとの中間位置に来ると 共に、揺動棒31間の間隔がやや開く。そのときの揺動棒31の自重による戻り 力で、揺動棒31は適度な力で食材の両側面をなぞる。このとき、適度な厚さの 微粉パン粉が両側面に付着する。また、同様にして、食材の前面に揺動棒31が 当接するとき適度な微粉パン粉を付着させる。食材後面にも揺動した揺動棒31 が食材通過後に垂下位置に戻るとき、後面を押し付けるので、適度な微粉パン粉 が付着することになる。したがって、食材Fの全表面に微粉パン粉を付着させる ことができる。
【0028】 また、食材Fが揺動棒31の下端を通過するとき、食材Fと接触しない両側寄 りの揺動棒31は、微粉パン粉通過時の揺動角度θ1を確保するから、搬送路両 側の微粉パン粉は食材通過中にも滞積部P1が確保される。したがって、つぎに 搬送されくる食材への微粉パン粉量を十分に確保でき、粉粒体付着の連続自動化 処理を可能としている。
【0029】 以上述べたように、本考案によれば、幅寄せ部材に揺動部材を取り付けるとい う簡単な構造により、幅寄せ部材により食材上にまぶせられた余分な粉粒体を、 揺動部材の重力を利用して除去でき、食材の上面に適切な量の粉粒体を付着させ ることができる。したがって、エアを使うことも集塵装置を必要とすることもな くなる。
【0030】 また、バケットコンベア方式や水車方式のものと比べて、構造が極めてシンプ ルで使いやすく、廉価で、分解や清掃も格段に容易となり、また小型で場所を取 らず、能率的な微粉パン粉まぶしができる。また、メンテナンス時の揺動部材の 交換や、食材に応じて揺動部材を容易に交換可能である。また構造がシンプルで あるため装置の移動も容易である。更に、粉粒体の付着には、揺動棒の重力を有 効利用しているので、付着のための省エネルギー効果が大きい。
【0031】 また、本装置を、パン粉着機、整型機などと接続して、製造工程を自動化でき る。また、既存の設備に、幅寄せ部材と揺動棒とを取り付けるだけで本装置を実 現できるので、装置の製作費が低減する。
【0032】 また、揺動棒が、食材の上面では大きく傾斜して食材上面をなぞり、また、食 材の側面では小さく傾き食材側面をなぞるので、上面のみならず、側面にも所望 の打粉をまぶすことができる。また、本実施の形態では揺動部材通過後の食材に は、余分な微粉パン粉が付着していなかったので、エア供給手段で余分な微粉パ ン粉を除く必要が生じなかった。
【0033】 本考案は、食材としてコロッケやとんかつに限らず、他の食材にも適用できる 。例えば、魚貝類、野菜類、鳥肉などの粉まぶし(テンプラ、唐揚げ用)に有効 である。また、打粉である微粉パン粉について述べたが、粉粒体であればいずれ でもよく、例えばパン粉、砂糖、顆粒等、さらに調味粉、ココア粉、チョコ粒な どの各種粉粒、顆粒のまぶし作業などにも適用可能である。特に、砂糖を表面に まぶす菓子に適用可能である。また、チョコレートにココアをまぶしたショコラ と呼ばれる菓子にも適用可能である。
【0034】 また、複数の揺動棒は独立して揺動するので、食材の幅や高さ、形状が異なっ ても、食材をなぞった動きをするため、食材に応じて種類の異なる揺動棒を用意 する必要がなく、食材に対する自由度がきわめて高い。また、揺動棒の重さや長 さは、食材に応じて厳格に決める必要もない。また、食材の高さは一律である必 要はなく、食材上面が凹凸になっていても適用可能である。
【0035】 また、実施の形態では複数の揺動棒を一列配置したが、食材の種類に応じて二 列配置またはそれ以上配列してもよい。更には、揺動棒の一列配置はかならずし も直線配列にする必要はなく、必要に応じて曲線配列にしてもよい。
【0036】 また、従来の装置では、大掛かりにな機構になるため、コロッケ等の食材の並 列処理は困難であったが、本考案では、スペースを取らない揺動棒を用いるので 、並列処理も可能である。これにより粉粒体付着処理の処理スピードを倍々で向 上できる。例えば、ネットコンベア幅が300mmの場合、幅寄せ部材終端部は 200mmで済むので、50mmの食材を2列通過させることが可能である。こ のような並列処理は、揺動棒が独立して揺動するので初めて可能になる。
【0037】 なお、独立配列した複数の揺動棒を1枚の板状体で構成した場合には、食材の 通過時、板状体が全幅にわたって完全に開いてしまうので、揺動部材の手前で粉 粒体の滞積部を維持できず、本考案の効果は得られない。
【0038】
【考案の効果】
本考案によれば、粉粒体の重力ではなく、揺動部材の重力を利用することによ って、小型かつ簡単な構造により食材の表面に容易に粉粒体を付着させるともに 、余分な粉粒体を食材表面から容易に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態による微粉パン粉まぶし機の要部斜
視図である。
【図2】実施の形態による微粉パン粉滞積層の搬送時の
様子を示す説明図である。
【図3】実施の形態による揺動棒の機能を示す説明図で
ある。
【図4】実施の形態による揺動棒の機能説明図であっ
て、(a)は微粉パン粉に対する機能、(b)は食材に
対する機能を示す図である。
【図5】実施の形態による揺動棒の機能説明図であっ
て、(a)は側面に対する機能、(b)は表面全周に対
する機能を示す説明図である。
【図6】実施の形態による微粉パン粉まぶし機の平面図
である。
【図7】実施の形態による微粉パン粉まぶし機の正面図
である。
【符号の説明】
10 ネットコンベア(搬送路) 20 幅寄せ部材 30 揺動部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送路上に堆積させた粉粒体の上に食材を
    載置して、前記粉粒体とともに前記食材を搬送させなが
    ら前記食材の表面に前記粉粒体を付着させる粉粒体付着
    装置において、 前記搬送路上に設けられ、搬送路上を搬送されてくる前
    記粉粒体を幅寄せする幅寄せ部材と、 前記幅寄せ部材の部材終端部に搬送路を塞ぐように独立
    して揺動自在に垂設され、前記幅寄せ部材で幅寄せされ
    た粉粒体の一部を自重によりせき止めて滞積させるとと
    もに、滞積された粉粒体に進入して粉粒体に包まれた食
    材の上面をなぞって食材上面に所定の粉粒体を付着させ
    る複数の揺動部材とを備えたことを特徴とする粉粒体付
    着装置。
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