JPH0371875B2 - - Google Patents
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- JPH0371875B2 JPH0371875B2 JP60117462A JP11746285A JPH0371875B2 JP H0371875 B2 JPH0371875 B2 JP H0371875B2 JP 60117462 A JP60117462 A JP 60117462A JP 11746285 A JP11746285 A JP 11746285A JP H0371875 B2 JPH0371875 B2 JP H0371875B2
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Landscapes
- Formation And Processing Of Food Products (AREA)
- Confectionery (AREA)
- Seeds, Soups, And Other Foods (AREA)
- Jellies, Jams, And Syrups (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
<発明の目的>
産業上の利用分野
本発明は球状若しくはそれに近い形状の食品表
面に固形粒状物をまぶすまぶし装置に係り、詳し
くは、食品成形物の周囲にらん白等のバツターを
介してもち米等の可食性粒子を付着した蒸煮又は
油した所謂珍珠丸子(チエンツウワンズ)、麺
包丸子(メンパオワンズ)等の中華料理様食品等
の如く、表面に米等の固形粒状物がまぶされた食
品の製造装置に係る。
面に固形粒状物をまぶすまぶし装置に係り、詳し
くは、食品成形物の周囲にらん白等のバツターを
介してもち米等の可食性粒子を付着した蒸煮又は
油した所謂珍珠丸子(チエンツウワンズ)、麺
包丸子(メンパオワンズ)等の中華料理様食品等
の如く、表面に米等の固形粒状物がまぶされた食
品の製造装置に係る。
従来の技術
近年、調理の簡便迅速化の要請から和洋を問わ
ず種々の量産食品が開発され、この量産食品の中
で、とくに、家族で僅かの調理を加えて本来の風
味を発揮する食品、所謂、冷凍食品としても最も
普及している。また、冷凍食品も和洋食品以外に
中華料理風のものまでに及び、冷凍食品としては
シユーマイ、中華マンジユウ、肉団子が市場に供
せられている程度であつたが、本格的な中華料理
に属するもの、例えば、珍珠丸子、麺包丸子等の
冷凍食品も市場に供することが試みられている。
ず種々の量産食品が開発され、この量産食品の中
で、とくに、家族で僅かの調理を加えて本来の風
味を発揮する食品、所謂、冷凍食品としても最も
普及している。また、冷凍食品も和洋食品以外に
中華料理風のものまでに及び、冷凍食品としては
シユーマイ、中華マンジユウ、肉団子が市場に供
せられている程度であつたが、本格的な中華料理
に属するもの、例えば、珍珠丸子、麺包丸子等の
冷凍食品も市場に供することが試みられている。
例えば、食パン等を小さな角状に切つて、これ
を表面にまぶして油したものは、我が国では一
般に鹿の子揚げと呼ばれているが、中華料理で
は、えび、いか、とり、豚等の鳥獣類等の練肉を
澱粉を入れて丸く成形し、この食品成形物の周囲
に卵白等のバツターをからめ、その上に小さく角
状を切つた食パンを付着して油したものが麺包
丸子(メンパオワンズ)と呼ばれている。また、
食パン等の化食性粒子の代りにもち米を水漬けし
て吸湿性を持たせたものを付着して蒸したもは、
珍珠丸子(チエンツウワンズ)と呼ばれ、これは
本格的な中華料理の一つに数えられている。しか
し、これら中華料理は表面に米や食パンの切断片
をまぶすのが機械的手段によると、きわめてむづ
かしく、量産化、冷凍食品化をさまたげている。
を表面にまぶして油したものは、我が国では一
般に鹿の子揚げと呼ばれているが、中華料理で
は、えび、いか、とり、豚等の鳥獣類等の練肉を
澱粉を入れて丸く成形し、この食品成形物の周囲
に卵白等のバツターをからめ、その上に小さく角
状を切つた食パンを付着して油したものが麺包
丸子(メンパオワンズ)と呼ばれている。また、
食パン等の化食性粒子の代りにもち米を水漬けし
て吸湿性を持たせたものを付着して蒸したもは、
珍珠丸子(チエンツウワンズ)と呼ばれ、これは
本格的な中華料理の一つに数えられている。しか
し、これら中華料理は表面に米や食パンの切断片
をまぶすのが機械的手段によると、きわめてむづ
かしく、量産化、冷凍食品化をさまたげている。
すなわち、これら麺包丸子や珍珠丸子のような
球状食品の表面には、趣向に応じて、米、食パン
の他に、グリンピース、そら豆、とうもろこし等
がまぶされるが、これら食品を量産化するために
は、単にまぶすためだけでなく、中味の食品成形
物の組織や性状を損なわずに定常的にまぶされる
ことが必要となる。また、これら食品は表面に固
形粒状物をまぶしたのちに、その後、蒸煮、冷凍
等が行なわれるため、表面の固形粒状物がこのと
きに剥離することも多い。しかしながら、これら
の要請を充足してまぶすことは職人が手作業によ
つて行なうことができても、これを量産的に行な
うまぶし装置は未だ提案実施されておらず、本格
的中華料理風食品の市場供給の上からも、この種
の装置の再発が待たれている。
球状食品の表面には、趣向に応じて、米、食パン
の他に、グリンピース、そら豆、とうもろこし等
がまぶされるが、これら食品を量産化するために
は、単にまぶすためだけでなく、中味の食品成形
物の組織や性状を損なわずに定常的にまぶされる
ことが必要となる。また、これら食品は表面に固
形粒状物をまぶしたのちに、その後、蒸煮、冷凍
等が行なわれるため、表面の固形粒状物がこのと
きに剥離することも多い。しかしながら、これら
の要請を充足してまぶすことは職人が手作業によ
つて行なうことができても、これを量産的に行な
うまぶし装置は未だ提案実施されておらず、本格
的中華料理風食品の市場供給の上からも、この種
の装置の再発が待たれている。
発明が解決しようとする問題点
本発明は上記問題点を解決することを目的と
し、具体的には、料理人がまぶしたものと同等の
食感、風味および外観を有するよう、量産的に固
形粒状物を食品の表面にまぶすことができる球状
若しくはそれに近い形状の食品表面に固形粒状物
をまぶすまぶし装置を提供する。
し、具体的には、料理人がまぶしたものと同等の
食感、風味および外観を有するよう、量産的に固
形粒状物を食品の表面にまぶすことができる球状
若しくはそれに近い形状の食品表面に固形粒状物
をまぶすまぶし装置を提供する。
<発明の構成>
問題点を解決するための手段ならびにその作用
すなわち、本発明に係る装置は、一端が閉塞さ
れて他端が開放され、上流側から供給された固形
粒状物が他端開放部から排出される樋状振動トラ
フと、この樋状振動トラフ内に設けられて上流側
から下流側に流動する固形粒状物を一時的にせき
止めて局部的に滞留させる少なくとも一つのせき
とを具え、樋状振動トラフを固形粒状物流動方向
に往復するよう、構成する一方、各せきを振動ト
ラフの底板に対し10°〜60°前向きに傾斜させて成
ることを特徴とする。
れて他端が開放され、上流側から供給された固形
粒状物が他端開放部から排出される樋状振動トラ
フと、この樋状振動トラフ内に設けられて上流側
から下流側に流動する固形粒状物を一時的にせき
止めて局部的に滞留させる少なくとも一つのせき
とを具え、樋状振動トラフを固形粒状物流動方向
に往復するよう、構成する一方、各せきを振動ト
ラフの底板に対し10°〜60°前向きに傾斜させて成
ることを特徴とする。
そこで、この手段たる構成ならびにその作用に
ついて図面によつて具体的に説明すると、次の通
りである。
ついて図面によつて具体的に説明すると、次の通
りである。
なお、第1図ならびに第2図は本発明の一つの
実施例に係るまぶし装置の正面図と平面図であ
り、第3図はこのまぶし装置における食品まぶし
時の説明図であり、第4図は本発明の他の実施例
に係るまぶし装置を組込んで固形粒状物を回収か
つ再使用できる自動化ラインの斜視図である。
実施例に係るまぶし装置の正面図と平面図であ
り、第3図はこのまぶし装置における食品まぶし
時の説明図であり、第4図は本発明の他の実施例
に係るまぶし装置を組込んで固形粒状物を回収か
つ再使用できる自動化ラインの斜視図である。
まず、第1図ならびに第2図において符号1は
振動トラフを示し、この振動トラフ1は枠体1a
と例えば網状体等の底板1bとから成つて、所謂
樋状に構成し、一端は底板1bで閉塞されるのに
反し、他端は開放する。また、振動トラフ1の内
部は、仕切板1cで仕切つて、第2図に示す如
く、2つまたは2つ以上の通路を構成することも
できるが、第4図に示す如く、仕切板で仕切るこ
となく、振動トラフ1の内部で1つの通路を形成
することもできる。これら各通路を後記の如く球
状又はそれに近い形状の食品が回転しながら通過
して他端の開放口に指向し、この間に、食品の表
面に固形粒状物がまぶされる。なお、この固形粒
状物10は振動トラフ1の上流側から供給され、
他端の開放口から排出される。
振動トラフを示し、この振動トラフ1は枠体1a
と例えば網状体等の底板1bとから成つて、所謂
樋状に構成し、一端は底板1bで閉塞されるのに
反し、他端は開放する。また、振動トラフ1の内
部は、仕切板1cで仕切つて、第2図に示す如
く、2つまたは2つ以上の通路を構成することも
できるが、第4図に示す如く、仕切板で仕切るこ
となく、振動トラフ1の内部で1つの通路を形成
することもできる。これら各通路を後記の如く球
状又はそれに近い形状の食品が回転しながら通過
して他端の開放口に指向し、この間に、食品の表
面に固形粒状物がまぶされる。なお、この固形粒
状物10は振動トラフ1の上流側から供給され、
他端の開放口から排出される。
また、この振動トラフ1は固形粒状物流動方法
に往復振動するよう構成する一方、振動トラフ1
には固形粒状物10が第3図ならびに第4図に示
す如く一時的にせき止めて局部的に滞留できるよ
う、少なくとも1つのせきを設ける。このせき2
は、固形粒状物10を一時的にせき止めし、食品
9が転勤しつつのり越えるために、せき2は、傾
斜角θ10°〜60°、好ましくは30°〜45°程度前向きに
傾斜させる。この場合、固形粒状物10の一時的
せき止めや食品9ののり越えなどを一層良好に行
なうためには、振動トラフ1を第4図に示す如く
下流側に向けて傾斜させることもできる。すなわ
ち、振動トラフ1内の通路は、一端が枠体1aの
一部、途中がせき2でそれぞれせき止めされてい
る。
に往復振動するよう構成する一方、振動トラフ1
には固形粒状物10が第3図ならびに第4図に示
す如く一時的にせき止めて局部的に滞留できるよ
う、少なくとも1つのせきを設ける。このせき2
は、固形粒状物10を一時的にせき止めし、食品
9が転勤しつつのり越えるために、せき2は、傾
斜角θ10°〜60°、好ましくは30°〜45°程度前向きに
傾斜させる。この場合、固形粒状物10の一時的
せき止めや食品9ののり越えなどを一層良好に行
なうためには、振動トラフ1を第4図に示す如く
下流側に向けて傾斜させることもできる。すなわ
ち、振動トラフ1内の通路は、一端が枠体1aの
一部、途中がせき2でそれぞれせき止めされてい
る。
このため、上流側から供給される固形粒状物1
0は、せき2によつて一時的にせき止めされる。
また、振動トラフ1は固形粒状物流動方向に沿つ
て往復振動することから、はじめに、固形粒状物
10は一端の枠体1aの一部とせき2との間にお
いて往復動をくり返す。また、枠体1aの一部が
垂直を成しているのに対し、せき2が前向きに傾
斜している。このために、往復動する固形粒状物
10は枠体1aの一部では全てが反射又は反発さ
れるのに対し、せき2の傾斜表面ではその一部が
落下し、その落下量を補足するために、固形粒状
物10がせき2側、全体として下流側に流動し、
せき2のところに固形粒状物10が滞留すること
になる。なお、2つのせき2の間においては、上
流側のせき2の裏面によつて固形粒状物10が落
下することなく全てが補足さて反発し、上記のと
ころと同様に、下流側に指向する一方、下流側の
せき2のところに固形粒状物10が一時的に滞留
する。
0は、せき2によつて一時的にせき止めされる。
また、振動トラフ1は固形粒状物流動方向に沿つ
て往復振動することから、はじめに、固形粒状物
10は一端の枠体1aの一部とせき2との間にお
いて往復動をくり返す。また、枠体1aの一部が
垂直を成しているのに対し、せき2が前向きに傾
斜している。このために、往復動する固形粒状物
10は枠体1aの一部では全てが反射又は反発さ
れるのに対し、せき2の傾斜表面ではその一部が
落下し、その落下量を補足するために、固形粒状
物10がせき2側、全体として下流側に流動し、
せき2のところに固形粒状物10が滞留すること
になる。なお、2つのせき2の間においては、上
流側のせき2の裏面によつて固形粒状物10が落
下することなく全てが補足さて反発し、上記のと
ころと同様に、下流側に指向する一方、下流側の
せき2のところに固形粒状物10が一時的に滞留
する。
振動トラフ1の通路においては、以上の通り
に、各せき2ところに固形粒状物10が集積して
一時的に滞留しているため、一端から供給された
球状食品9は通路上を転勤しつつ各せき2のとこ
ろに達したときに、表面に固形粒状物10が付着
し、その付着によつて食品転勤時の粘着性、つま
り、通路との摩擦力(又は粘着力)が低下して、
転勤性が増加し、表面に良好にまぶされた食品ほ
ど速くせき2をのり越える。また、振動トラフ1
には振動装置3を取付け、この振動装置3によつ
て振動トラフ1はその長手方向に往復動自在に振
動させる。振動装置3はこのような往復−振動を
与えることができればどのようにも構成できる
が、通常は、第1図に示す通りに簡単に構成でき
る。すなわち、第1図においては、振動トラフ1
の裏面にベース台4を取付け、このベース台4に
は更に枠材5を取付け、この枠材5はバネ鋼その
他の弾性材料から構成する。また、枠材5には一
対の支持アーム6の上端を枢着する一方、各支持
アーム6の下端は土台7に枢着し、その上で、何
れか一方のアーム6に作動アーム8を取付け、作
動アーム8は駆動装置(図示せず)に連結する。
このように枠材5、一対のアーム6ならびに作動
アーム8から振動装置3を構成すると、なかで
も、枠材5がバネ鋼等の弾性材料であると、作動
アーム8を矢印方向に往復動自在に作動すること
によつて、振動トラフ1はその長手方向に往復動
自在に振動しかつこの振動は枠材5によつてバら
ツキが調和されるため、振動トラフ1上の食品が
送られる間には一定周期の振動が定常的に支えら
れて流動し、なかでも、せき2のところで一時的
に滞留して表面に固形粒状物が適正にまぶされ
る。
に、各せき2ところに固形粒状物10が集積して
一時的に滞留しているため、一端から供給された
球状食品9は通路上を転勤しつつ各せき2のとこ
ろに達したときに、表面に固形粒状物10が付着
し、その付着によつて食品転勤時の粘着性、つま
り、通路との摩擦力(又は粘着力)が低下して、
転勤性が増加し、表面に良好にまぶされた食品ほ
ど速くせき2をのり越える。また、振動トラフ1
には振動装置3を取付け、この振動装置3によつ
て振動トラフ1はその長手方向に往復動自在に振
動させる。振動装置3はこのような往復−振動を
与えることができればどのようにも構成できる
が、通常は、第1図に示す通りに簡単に構成でき
る。すなわち、第1図においては、振動トラフ1
の裏面にベース台4を取付け、このベース台4に
は更に枠材5を取付け、この枠材5はバネ鋼その
他の弾性材料から構成する。また、枠材5には一
対の支持アーム6の上端を枢着する一方、各支持
アーム6の下端は土台7に枢着し、その上で、何
れか一方のアーム6に作動アーム8を取付け、作
動アーム8は駆動装置(図示せず)に連結する。
このように枠材5、一対のアーム6ならびに作動
アーム8から振動装置3を構成すると、なかで
も、枠材5がバネ鋼等の弾性材料であると、作動
アーム8を矢印方向に往復動自在に作動すること
によつて、振動トラフ1はその長手方向に往復動
自在に振動しかつこの振動は枠材5によつてバら
ツキが調和されるため、振動トラフ1上の食品が
送られる間には一定周期の振動が定常的に支えら
れて流動し、なかでも、せき2のところで一時的
に滞留して表面に固形粒状物が適正にまぶされ
る。
更に詳しく説明すると、振動トラフ1は他端の
排出口に向つて上記の如く、振動が与えられてい
る。このために、食品9は第3図に示す如く、転
勤しながら他端側に向けて移動すると共に、固形
粒状物10も振動によつて振動トラフ1の表面に
沿つて他端の排出口に向けて移動する。しかし、
振動トラフ1の各通路の途中には少なくとも一つ
のせき2が設けられている。このため、このせき
2のところで食品9ならびに固形粒状物10は一
時的に止められ、そのところでは、食品9は回転
しながら一時滞留し、せき2のところには固形粒
状物10がたまる。要するに、この滞留の間に、
食品9はせき2のところでは固形粒状物10のお
われて回転し、その表面には固形粒状物10が良
好かつ均一にまぶされる。ある程度表面がまぶさ
れると、食品9の表面は抵抗や粘着性が小さくな
つて、転動が円滑になり、しかも、食品9は固形
粒状物10に比べると慣性力がきわめて大きいこ
ともあつて、後続の食品9に押されたりして食品
9のみが下流に向けて前向きに傾斜するせき2を
のりこえる。各せき2においてこのようにまぶさ
れつつ順次他端の排出口に移動し、食品は表面に
固形粒状物10がまぶされた状態で排出される。
なお、底板1bは網状体から構成し、食品9に適
正な摩擦により回転を与えるのが好ましいが、回
転が与えられれば、必ずしも網状体から構成しな
くとも良い。
排出口に向つて上記の如く、振動が与えられてい
る。このために、食品9は第3図に示す如く、転
勤しながら他端側に向けて移動すると共に、固形
粒状物10も振動によつて振動トラフ1の表面に
沿つて他端の排出口に向けて移動する。しかし、
振動トラフ1の各通路の途中には少なくとも一つ
のせき2が設けられている。このため、このせき
2のところで食品9ならびに固形粒状物10は一
時的に止められ、そのところでは、食品9は回転
しながら一時滞留し、せき2のところには固形粒
状物10がたまる。要するに、この滞留の間に、
食品9はせき2のところでは固形粒状物10のお
われて回転し、その表面には固形粒状物10が良
好かつ均一にまぶされる。ある程度表面がまぶさ
れると、食品9の表面は抵抗や粘着性が小さくな
つて、転動が円滑になり、しかも、食品9は固形
粒状物10に比べると慣性力がきわめて大きいこ
ともあつて、後続の食品9に押されたりして食品
9のみが下流に向けて前向きに傾斜するせき2を
のりこえる。各せき2においてこのようにまぶさ
れつつ順次他端の排出口に移動し、食品は表面に
固形粒状物10がまぶされた状態で排出される。
なお、底板1bは網状体から構成し、食品9に適
正な摩擦により回転を与えるのが好ましいが、回
転が与えられれば、必ずしも網状体から構成しな
くとも良い。
また、上記の如く構成されたまぶし装置は、第
4図に示す如く自動化ライン化として組込むと、
固形粒状物を回収再使用できる。
4図に示す如く自動化ライン化として組込むと、
固形粒状物を回収再使用できる。
すなわち、第4図において、説明は都合上から
まぶし装置のうちで振動トラフ1のみを示し、こ
の振動トラフ1を中心としてグレート11、回収
コンベア12、バスケツトコンベア13、シユー
トコンベア14が配備されている。更に詳しく説
明すると、振動トラフ1の他端の排出口にはグレ
ート11を設け、グレート11によつて表面がま
ぶされた食品9aと固形粒状物10とが分けられ
る。固形粒状物10はグレート11の下に集めら
れて回収される。この回収された固形粒状物10
は回収コンベア12によつて持ち上げられ、この
回収コンベア12の先端に取付けられたバケツト
コンベア13に投入される。バケツトコンベア1
3にはバケツト13aが設けられているため、固
形粒状物10は更に持上げられながら、振動トラ
フ1の一端の供給口よりやや高いレベルまで上昇
される。そこで、シユートコンベア14を経て固
形粒状物10は振動トラフ1の供給口に供給さ
れ、再び、振動トラフ1上において固形粒状物1
0は食品9のまぶしに供せられる。
まぶし装置のうちで振動トラフ1のみを示し、こ
の振動トラフ1を中心としてグレート11、回収
コンベア12、バスケツトコンベア13、シユー
トコンベア14が配備されている。更に詳しく説
明すると、振動トラフ1の他端の排出口にはグレ
ート11を設け、グレート11によつて表面がま
ぶされた食品9aと固形粒状物10とが分けられ
る。固形粒状物10はグレート11の下に集めら
れて回収される。この回収された固形粒状物10
は回収コンベア12によつて持ち上げられ、この
回収コンベア12の先端に取付けられたバケツト
コンベア13に投入される。バケツトコンベア1
3にはバケツト13aが設けられているため、固
形粒状物10は更に持上げられながら、振動トラ
フ1の一端の供給口よりやや高いレベルまで上昇
される。そこで、シユートコンベア14を経て固
形粒状物10は振動トラフ1の供給口に供給さ
れ、再び、振動トラフ1上において固形粒状物1
0は食品9のまぶしに供せられる。
<発明の効果>
以上詳しく説明した通り、本発明は、球状若し
くはそれに近い形状の食品表面に固形粒状物をま
ぶすまぶし装置であつて、しかも、一端から供給
された固形粒状物が他端から排出され、この固形
粒状物上に食品が置かれる振動トラフと、この振
動トラフ内に固形粒状物の流動方向と交差するよ
う、設けられた少なくとも一つのせきと、振動ト
ラフに固形粒状物の流動方向に指向して往復動す
る振動を与える振動装置とを具えて成ることを特
徴とする。
くはそれに近い形状の食品表面に固形粒状物をま
ぶすまぶし装置であつて、しかも、一端から供給
された固形粒状物が他端から排出され、この固形
粒状物上に食品が置かれる振動トラフと、この振
動トラフ内に固形粒状物の流動方向と交差するよ
う、設けられた少なくとも一つのせきと、振動ト
ラフに固形粒状物の流動方向に指向して往復動す
る振動を与える振動装置とを具えて成ることを特
徴とする。
従つて、振動トラフには振動が与えられてい
る。このため、食品は転動しながら他端の排出口
に向けて移動すると共に、固形粒状物も振動によ
つて振動トラフの表面に沿つて他端の排出口に向
けて移動する。更に、この振動トラフ内には少な
くとも一つのせき2が設けられているため、この
せきのところで食品ならびに固形粒状物は一時的
に止められ、そのところでは、食品は回転しなが
ら一時滞留し、せきのところには固形粒状物がた
まり、固形粒状物中に埋つた状態で食品は回転し
ながら表面には固形粒状物が付着し、このため、
固形粒状物は良好でかつ均一にまぶされる。
る。このため、食品は転動しながら他端の排出口
に向けて移動すると共に、固形粒状物も振動によ
つて振動トラフの表面に沿つて他端の排出口に向
けて移動する。更に、この振動トラフ内には少な
くとも一つのせき2が設けられているため、この
せきのところで食品ならびに固形粒状物は一時的
に止められ、そのところでは、食品は回転しなが
ら一時滞留し、せきのところには固形粒状物がた
まり、固形粒状物中に埋つた状態で食品は回転し
ながら表面には固形粒状物が付着し、このため、
固形粒状物は良好でかつ均一にまぶされる。
第1図ならびに第2図は本発明の一つの実施例
に係るまぶし装置の正面図と平面図、第3図はこ
のまぶし装置における食品まぶし時の説明図、第
4図は本発明の他の実施例に係るまぶし装置を組
込んだ自動化ラインの斜視図である。 符号1……振動トラフ、2……せき、3……振
動装置、9……食品、10……固形粒状物。
に係るまぶし装置の正面図と平面図、第3図はこ
のまぶし装置における食品まぶし時の説明図、第
4図は本発明の他の実施例に係るまぶし装置を組
込んだ自動化ラインの斜視図である。 符号1……振動トラフ、2……せき、3……振
動装置、9……食品、10……固形粒状物。
Claims (1)
- 1 一端が閉塞されて他端が開放され、上流側か
ら供給された固形粒状物が他端開放部から排出さ
れる樋状振動トラフと、この樋状振動トラフ内に
設けられて上流側から下流側に流動する固形粒状
物を一時的にせき止めて局部的に滞留させる少な
くとも一つのせきとを具え、前記樋状振動トラフ
を固形粒状物流動方向に往復するよう、構成する
一方、前記各せきを前記振動トラフの底板に対し
10°〜60°前向きに傾斜させて成ることを特徴とす
る球状若しくはそれに近い形状の食品表面に固形
粒状物をまぶすまぶし装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60117462A JPS61274654A (ja) | 1985-05-29 | 1985-05-29 | 球状若しくはそれに近い形状の食品表面に固形粒状物をまぶすまぶし装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60117462A JPS61274654A (ja) | 1985-05-29 | 1985-05-29 | 球状若しくはそれに近い形状の食品表面に固形粒状物をまぶすまぶし装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61274654A JPS61274654A (ja) | 1986-12-04 |
JPH0371875B2 true JPH0371875B2 (ja) | 1991-11-14 |
Family
ID=14712275
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60117462A Granted JPS61274654A (ja) | 1985-05-29 | 1985-05-29 | 球状若しくはそれに近い形状の食品表面に固形粒状物をまぶすまぶし装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61274654A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ITBG20000024A1 (it) * | 2000-06-26 | 2001-12-26 | Alberto Bettinelli | Procedimento di verniciatura a vibrazione,particolarmente per piccolioggetti in legno ed oggetti con esso verniciati. |
JP6423556B1 (ja) * | 2018-03-14 | 2018-11-14 | 株式会社マスダック | 平行リンク機構を備えた菓子製造システム |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5537018U (ja) * | 1978-08-31 | 1980-03-10 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54162804A (en) * | 1978-06-15 | 1979-12-24 | Minoru Kuroda | Auxiliary tool for fitting pile and its pile fitting auxiliary method |
-
1985
- 1985-05-29 JP JP60117462A patent/JPS61274654A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5537018U (ja) * | 1978-08-31 | 1980-03-10 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61274654A (ja) | 1986-12-04 |
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