JP3088950B2 - ヒップアップ機能を有する衣類 - Google Patents

ヒップアップ機能を有する衣類

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JP3088950B2
JP3088950B2 JP08045953A JP4595396A JP3088950B2 JP 3088950 B2 JP3088950 B2 JP 3088950B2 JP 08045953 A JP08045953 A JP 08045953A JP 4595396 A JP4595396 A JP 4595396A JP 3088950 B2 JP3088950 B2 JP 3088950B2
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  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、股部を有する衣類
で、ヒップアップ機能を付与した衣類に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来よりショーツ、ガードル、ボディス
ーツ、水着、レオタード、スパッツなど股部を有する衣
類において、その主として後身の少なくとも臀部近傍を
カバーする本体布はポリウレタン繊維などの弾性繊維を
含有した伸縮性を有する布で構成されており、ヒップア
ップ機能を強化するために、更にポリウレタン繊維など
の弾性繊維を含有した伸縮性の略帯状の当て布を臀部下
部の後中心部近傍から脇方向に向かって略斜め上方むき
に裏打ちして設けることによりその復元収縮力によりヒ
ップを下方ならびに脇側から押上げてヒップアップ機能
を持たせた衣類は、ヒップの形を美しく整える機能を有
するので、特に女性用の衣類としては広く普及してい
る。
【0003】図13、図14にかかるヒップアップ機能
を付与した従来のガードルの代表的な例を示す。図13
が従来のガードルの背面図、図14が正面図である。
【0004】図13、図14に示したガードルは、腹部
布131、前脇布132、臀部をカバーしている後部布
133、クロッチ布134、前部裾布135からなり、
136は脚部を出すための裾口、137は後中心の接ぎ
ラインを示している。そして、通常腹部の贅肉の膨出を
押さえるため、腹部布131は少なくともガードル横方
向には伸びがないか又は伸びの少ない布が用いられる
か、あるいはその裏側または表側に少なくともガードル
横方向には伸びがないか又は伸びの少ない布が当布とし
て用いられていることが多い。その他の主たる部分の
布、例えば前脇布132や後部布133はポリウレタン
繊維などの弾性繊維を含有した少なくともガードルの横
方向、場合により縦横両方向に伸縮性の生地が用いられ
ているのが一般的である。また、この様なタイプのガー
ドルでは、前脇布132と後部布133は別々の生地を
用いてその両者が接ぎ合わされていてもよいが、通常、
前脇布132と後部布133は一体の連続した生地で構
成されているのが一般的である。
【0005】かかるガードルにおいてヒップアップ機能
を強化するためにヒップの外側の縁に当接される様にポ
リウレタン繊維などの弾性繊維を含有した少なくともそ
のほぼ長手方向に伸縮性のほぼ帯状の当て布138を臀
部下部の後中心部近傍から脇方向に向かって略斜め上方
むきに後部布133に裏打ちして設けることによりその
本体生地と当て布の弾性繊維を利用した復元収縮力によ
りヒップを下方ならびに脇側から押上げてヒップアップ
機能を強化している。尚、通常、弾性繊維を含有した少
なくともそのほぼ長手方向に伸縮性のほぼ帯状の当て布
138はその全周囲が縫製ライン139で示される様に
最外層に位置する本体布である後部布133に縫製され
て取り付けられている。中には前記略帯状の当て布の上
側の縁や下側の縁を後部布133に縫製せずに両端部の
み縫製して取り付けるものも提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
例のヒップアップ機能を強化した股部を有する衣類はヒ
ップ部分をカバーする本体布も略帯状の当て布も、ポリ
ウレタン繊維などの弾性繊維を含有した伸縮性の布を用
いているので、当て布があてがわれている部分は、2重
の弾性繊維の伸縮力により、常に比較的強力なパワーが
かかった状態になっているため、動いたり運動したりす
るとかなりの抵抗感があり、しかも、当て布があてがわ
れている部分は伸縮押圧パワーが比較的強いので、人体
の動きが大きい場合や運動時には、皮膚の動きの方が大
きくなり、着用している衣類と皮膚とのずれなどが生じ
やすく、型崩れが生じやすいなどの問題があると共に、
締め付けによる窮屈な感じがあることが指摘されてい
る。
【0007】また、前記略帯状の当て布の上側の縁や下
側の縁を後部布133に縫製せずに両端部のみ縫製して
取り付けたタイプは上記の問題のほかに着用する時に当
て布が捩れたり、所定の位置からずれたりする問題があ
る。
【0008】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたものであり、ヒップアップ機能を有し、抵抗感
や窮屈感が小さく従って着用感が良好で、人体の動きに
も容易に追従しやすく、従って型崩れを生じにくく、ま
た着用も容易で当て布が捩れたり、所定の位置からずれ
たりする恐れのないヒップアップ機能を有する衣類を提
供することを目的とする。
【0009】また、後述する本発明の更に好ましい態様
の一つに於いては、着用時に当て布と本体生地との伸度
差などにより歪みが大きくならず、本体生地に皺などが
より生じにくい着用時の外観も良好に保持できるヒップ
アップ機能を有する衣類を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、下記のヒップアップ機能を有する衣類
を提供するものである。
【0011】(1)股部を有する衣類本体の少なくとも
臀部をカバーしている本体生地に、臀部下部の後中心部
近傍から脇方向に向かって略斜め上方向きに、略帯状で
その少なくとも略長手方向に伸縮性の当て布が設けられ
ているヒップアップ機能を有する衣類において、前記衣
類本体生地の少なくとも臀部をカバーしている部分は弾
性繊維を含有し、少なくとも衣類略横方向に伸縮性の
からなり、また、前記伸縮性の当て布が、限界伸度を
有し、弾性繊維を実質上含有していない伸縮性の布から
なることを特徴とするヒップアップ機能を有する衣類。
【0012】上記本発明においては、衣類本体生地の少
なくとも臀部をカバーしている部分は弾性繊維を含有し
た伸縮性の布からなり、また、前記伸縮性の当て布は弾
性繊維を実質上含有していない限界伸度を有する伸縮性
の布からなっているので、当て布は衣類本体生地の弾性
繊維を含有している布によるヒップアップ機能を補助し
サポートするが、弾性繊維を実質上含有していないので
緊締力が強すぎることがなく、従って人体の動きにも容
易に追従しやすく、適度の伸縮パワーを有するので型崩
れを生じにくく、抵抗感や窮屈感が小さく着用感が良好
で、しかも容易に伸ばす事が出来るので着用時は容易に
着用することができる。
【0013】また、本発明に於いては、少なくとも略長
手方向に伸縮性の当て布の幅が、2〜13cmであるの
で、幅が大きすぎることなどにより生ずる違和感に基づ
く着用感の低下がなく、且つ、必要なヒップアップ機能
を発揮できる。
【0014】また、少なくとも臀部をカバーしている本
体生地が、弾性繊維を含有し、少なくとも衣類略横方向
に伸縮性を有する生地からなる事により、衣類の着脱時
に衣類を容易に横方向に広げて着脱できるので着脱が容
易であり、また、着用時は身体によくフィットするヒッ
プアップ機能を有する衣類が提供できる。 (2)本発明のヒップアップ機能を有する衣類に於いて
は、前記当て布が、その両端と上側の縁は衣類本体生地
に縫製されているが、その下側の縁が衣類本体生地に縫
製されていないかまたは衣類本体生地の裾端を折り返し
た折り返し部のみに縫製されている構造を有することが
好ましく、かかる態様とすることにより、当て布の下側
の縁がかなりの自由度を持つことになるので、当て布の
全周囲が本体生地にしっかりと縫製により固定されてい
る場合に比べて、着用時に本体生地との伸度差などによ
り歪みが生じやすい点を緩和でき、本体生地に皺などが
生じる恐れがなく着用時の外観もより良好に保持できる
ヒップアップ機能を有する衣類を提供できる。更に、こ
の態様の場合においても前記当て布は少なくともその両
端と上側の縁は本体生地に縫製されているので、前述し
た当て布の上側の縁と下側の縁を本体生地に縫製せずに
両端部のみ縫製して取り付けたタイプに比べて着用時に
当て布が捩れたり、所定の位置からずれたりする恐れが
なく着用が容易なヒップアップ機能を有する衣類を提供
し得るので好ましい。
【0015】(3)また、本発明のヒップアップ機能を
有する衣類に於いては、少なくとも略長手方向に伸縮性
の当て布が、その略長手方向の限界伸度が120%〜2
50%の布であることが好ましく、かかる態様とするこ
とにより、衣類の脱着時に無理なく伸ばして脱着できる
ので衣類の脱着が容易で、しかも着用状態に於いてほど
良い伸縮パワーが発現されるので、抵抗感や窮屈感が小
さく従って着用感が良好で、人体の動きにも容易に追従
しやすく、型崩れを生じにくいヒップアップ機能を有す
る衣類を提供し得るので好ましい。
【0016】(4)また、本発明のヒップアップ機能を
有する衣類に於いては、少なくとも略長手方向に伸縮性
の当て布が、その略長手方向の限界伸度が150%〜2
20%の布であることが好ましく、かかる態様とするこ
とにより、衣類の着脱がより容易で、着用状態に於いて
より適度な伸縮パワーが発現されるので、抵抗感や窮屈
感が小さく従って着用感が極めて良好で、人体の動きに
もより容易に追従しやすく、型崩れを生じにくいヒップ
アップ機能を有する衣類を提供し得るのでより好まし
い。
【0017】(5)また、本発明のヒップアップ機能を
有する衣類に於いては、少なくとも略長手方向に伸縮性
の当て布が、弾性繊維を実質上含有していない、トリコ
ット、チュールネット、ダブルトリコット、スムースか
ら選ばれた編物であることが好ましく、これらの布は肌
ざわりもよく身体になじみがよいので、衣類内側に取り
付けた場合でも着用感の低下がなく、しかも容易に入手
でき、耐久性も良好であるのでるので、コストアップの
問題が少なく容易に耐久性の優れたヒップアップ機能を
有する衣類が提供でき好ましい。
【0018】(6)また、本発明のヒップアップ機能を
有する衣類に於いては、弾性繊維を含有し、少なくとも
衣類略横方向に伸縮性を有する生地が、弾性繊維含有ラ
ッセル編物、弾性繊維含有トリコット編物、弾性繊維含
有ストレッチレースからなる群から選ばれた生地である
ことが好ましく、かかる態様とする事により、これらの
布は適宜の伸縮性の生地を容易に得ることができ、肌ざ
わりもよく、したがって着用感の低下がなく、しかも容
易に入手でき、耐久性も良好であるので、容易に耐久性
の優れたヒップアップ機能を有する衣類が提供でき好ま
しい。
【0019】(7)また、本発明のヒップアップ機能を
有する衣類に於いては、股部を有する衣類が、ショー
ツ、ガードル、ボディスーツ、水着、レオタード、スパ
ッツから選ばれた衣類であることが好ましく、これらの
衣類は身体にフィットさせて着用する衣類であり、ある
いは、肌に直接触れるか肌側に近い位置に着用される衣
類であるので、前記ヒップアップ機能が効率よく発揮で
き、また、肌に直接触れるか肌側に近い位置に着用さ
れ、従って肌に伸縮パワーがかかりやすい位置に着用さ
れることになるので、抵抗感や窮屈感が小さく着用感が
良好である事がより好ましいが、これらの衣類は本発明
の上記機能が適材適所的に活用出来る衣類であり好まし
い。
【0020】(8)また、本発明のヒップアップ機能を
有する衣類に於いては、股部を有する衣類が、ロングタ
イプのガードルであって、伸縮性で略帯状の当て布が2
つ折りにされて2重にされた当て布であり、その折り目
が下側になるようにされ、その両端と上側の縁は本体生
地に縫製されているがその下側の縁は本体生地に縫製さ
れていない構造とすることが好ましく、ロングタイプの
ガードルは、当て布がガードルの裾近傍に位置する事に
はならないので、着用時にガードル本体生地と当て布と
の伸度差などにより歪みが生じやすいが、当て布の下側
の縁に、より自由度を持たせる事により、当て布の全周
囲が本体生地にしっかりと縫製により固定されている場
合に比べて、着用時に本体生地との伸度差などにより歪
みが大きくなって本体生地に皺などが生じる恐れがなく
着用時の外観も良好に保持できるヒップアップ機能を有
するロングタイプのガードルを提供でき好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明は、股部を有する衣類でヒ
ップアップ機能を付与したい衣類に適用でき、具体的に
はショーツ、ガードル、ボディスーツ、水着、レオター
ド、スパッツなどが挙げられる。本発明の衣類はこれら
の具体例に限定されるものではないが、特に上記に具体
的に例示した衣類は肌に直接触れるか、肌に近い部分に
着用され、あるいは比較的タイトに設計されている衣類
であり、したがって当て布による圧力が効率良く人体に
作用し、本発明のヒップアップ機能を十分に発揮でき、
ヒップの形を美しく補整できる機能が効率よく発揮され
る衣類であり好ましい。また、これらの衣類は肌に直接
触れるか肌側に近い位置に着用され、従って肌に伸縮パ
ワーがかかりやすい位置に着用されることになるので、
抵抗感や窮屈感が小さく着用感が良好である事がより好
ましいが、これらの衣類は前述したような緊締力が強す
ぎることがなく、人体の動きにも容易に追従しやすく、
適度の伸縮パワーを有するので型崩れを生じにくく、抵
抗感や窮屈感が小さく着用感が良好にする本発明の上記
機能を活用するのに極めて好適な衣類であり好ましい。
【0022】本発明の衣類を構成する各部分の構成材料
であるそれぞれの生地は、本発明で用いる当て布の部分
を除いては、従来より各衣類の種類に応じてその衣類に
適用されている生地を同様に用いる事ができる。
【0023】通常、これらの生地としては、お腹おさえ
機能が必要な場合の腹部布は通常少なくとも衣類横方向
には伸びないか又は伸びの少ない生地が用いられるか、
腹部布として少なくとも衣類横方向に伸縮する生地を用
いた場合には、その裏打ち布として少なくとも衣類横方
向には伸びないか又は伸びの少ない生地が用いられる。
お腹おさえ機能を必要としない場合には少なくとも衣類
横方向に伸縮性を有する生地を用いることが好ましい。
そのほか、乳房カップの部分や、クロッチ部分について
はそれにふさわしい各種の生地が用いられているが、そ
の他の主要部分の身頃を構成する生地は、ポリウレタン
などの弾性繊維を含有した少なくとも衣類横方向に伸縮
性を有する生地が好ましく用いられる。こうすることに
より、衣類の着脱時に衣類を容易に横方向に広げて着脱
できるので着脱が容易であり、また、着用時は身体によ
くフィットし好ましい。
【0024】上述した様な少なくとも衣類横方向に伸縮
性を有する生地は、衣類の種類や用いる部位によっても
異なり、特に限定するものではないが、例えばポリウレ
タン繊維などの弾性繊維含有ラッセル編物であるポリウ
レタン繊維含有パワーネットや、ポリウレタン繊維など
の弾性繊維含有トリコット編物であるポリウレタン繊維
含有ツーウェイトリコット編物、あるいはポリウレタン
繊維などの弾性繊維含有ベアー天竺、ポリウレタン繊維
などの弾性繊維含有ストレッチレースなどが好ましく用
いられる。パワーネットの種類としては例えばプレーン
パワーネット、サテンパワーネット、ツーウェイラッセ
ル、トリコネット、“トリスキン”(ト部株式会社の商
標)などが挙げられる。
【0025】尚、本発明に於いては少なくとも臀部をカ
バーしている部分の本体生地には、この様なポリウレタ
ン繊維などの弾性繊維含有した伸縮性の生地を用いる事
がヒップアップ機能を発現させるのに必要であり、その
場合少なくとも衣類横方向に伸縮性を有する生地を用い
る事が必要であり、特に好ましくは縦横両方向に伸縮性
のツーウェイストレッチ性の生地を用いることが、ヒッ
プの膨らみをより美しく表現でき好ましい。
【0026】次に本発明で用いる前述の略帯状で限界伸
度を有し、弾性繊維を実質上含有しておらず、その少な
くとも略長手方向に伸縮性を有する当て布は、弾性繊維
を実質上含有していないので、編組織または織組織によ
って生地の伸縮性を付与している編物あるいは織物が用
いられる。弾性繊維を含有している伸縮性の編物または
織物は、少なくとも弾性繊維の素材自体の伸縮性をかな
り利用しているので、本体生地と当て布の両方に用いる
と伸縮パワーはかなり強くなるが、本発明で用いる略長
手方向に伸縮性を有する当て布は、弾性繊維を実質上含
有しておらず、編組織または織組織によって生地の伸縮
性を付与しているので、その組織が伸びきるまでは比較
的抵抗感が少なく容易に伸びる。かかる編物や織物の特
色として編組織または織組織によって伸縮性を付与して
いるので、編組織または織組織が伸びきると、突然それ
以上は伸びなくなる性質を有している。このように伸び
なくなるまでの限度一杯の伸度を限界伸度と称してい
る。したがって本発明で用いる当て布は、限界伸度に達
するまでは抵抗感が少なく容易に伸びるが限界伸度に達
した時点でそれ以上伸びなくなる性質を有している。し
たがって本発明の当て布では、その限界伸度に達する前
の状態の伸縮性を活用していることになる。ここで少な
くとも略長手方向に伸縮性とは、少なくとも略長手方向
に伸縮性を有していれば他の方向にも伸縮性を有してい
てもいなくてもよいと言う意味であり、また、弾性繊維
を実質上含有していないとは、弾性繊維の本来有する素
材の伸縮性を利用出来る程度には弾性繊維が含有されて
いないという事であり、通常は弾性繊維が全く含まれて
いない伸縮性の布を用いるが、弾性繊維の本来有する素
材の伸縮性が発揮されるほどでなく、弾性繊維を含有し
ていない布とほぼ同等程度の挙動を示す範囲までは弾性
繊維が少量含まれていても実質上弾性繊維を含んでいな
い布と同等程度に扱えるので差支えないという意味であ
る。
【0027】この様な本発明で当て布として用いる限界
伸度を有する生地の素材としては特に限定するものでは
ないが、例えばポリエステル繊維、ポリアミド繊維、ポ
リプロピレン繊維、アクリル繊維、ポリ塩化ビニリデン
繊維、ビニロン繊維、木綿その他の各種天然繊維など、
その他繊維自体に大きな弾性を持たない各種の繊維から
製造される少なくとも一方向に伸縮性の編物または織物
が挙げられ、具体的には弾性繊維を実質上含有していな
いトリコット、チュールネット、ダブルトリコット、ス
ムース(丸編の一種)などの編物が好ましい当て布であ
る。
【0028】これらの伸縮性の布を細長い略帯状にして
当て布として用いる場合には、少なくともその略長手方
向に伸縮性が発揮されるようにして用いられる。略帯状
とか略長手方向と表現したのは、後述する衣類の具体例
からも明らかな如く、衣類に取り付けられる当て布が必
ずしも直線状に真っ直ぐではなくヒップの外側の縁に沿
ってカーブしているものが大部分であり、したがって当
て布の或る特定部分では少なくともその長手方向に伸縮
性を有する様な向きになっていても、形が変わってカー
ブしている部分は必ずしもそのようにならず、伸縮方向
が多少ずれるからである。特にヒップのほぼ下側の部分
に位置している当て布の部分がその長さ方向に伸縮性を
有するように取り付けることが好ましいが、衣類の形や
種類によって変るので、必ずしもこの態様に限定される
ものではない。
【0029】かかる本発明で用いる当て布は、衣類本体
の少なくとも臀部をカバーしている本体生地に、臀部下
部の後中心部近傍から脇方向に向かって略斜め上方向き
に設けられる。また、この当て布は、通常、衣類本体の
裏側に設けられることが多いが、表側に設けてもよい。
【0030】本発明で用いる当て布の長手方向の限界伸
度は好ましくは120%〜250%、より好ましくは1
50%〜220%であることが好ましい。
【0031】余りに限界伸度が小さいと、衣類の着脱が
しにくくなったり、着用感が低下したりするし、また、
余りに限界伸度が大きすぎると、衣類本体生地によるヒ
ップアップ機能を補助しサポートする機能が低下した
り、型崩れ防止機能が次第に低下する傾向にある。
【0032】限界伸度が120%〜250%とは、当該
当て布に応力をかけていない状態での当該当て布の長さ
(原長A)に対し、当該当て布に応力をかけて伸ばし、
当該当て布が限界伸度に達した時の長さ(伸長時長さ
B)が、原長Aの120%〜250%になることを意味
している。数式で示すと、限界伸度%=(B/A)×1
00で示される。
【0033】限界伸度を有する生地かどうかは、伸ばす
目的方向にその生地を引張り、ある長さまでは容易に伸
ばすことができるが、ある長さに達すると突然伸ばすこ
とができなくなるので、容易に調べることができる。
【0034】限界伸度の測定方法としては、試験片を幅
5cm、周の長さ20cmの輪状に縫製(2本針オーバ
ーの縫製法、縫製幅:5mm幅、縫製した運針数:20
針)し、輪状試験片の周囲のある1点(X)とそれと直
径方向反対側の点(Y)の両端で折り畳んで半分の長さ
10cmの2重の試験片にする。インストロン型定速伸
長型引張試験機(島津製作所製“オートグラフ”AG−
500D)を用い、その試験片装着のための試験片引っ
張り用の治具棒に取り付け(試験片の輪の中に2本の引
っ張り用の治具棒を差し込んでX点とY点で輪を引っ掛
けて治具棒をそれぞれ反対向きに引っ張る)、引張り速
度30±2cm/minにて引張試験機を操作し、伸び
が限界に達するまで荷重をかけて、限界伸度を測定す
る。
【0035】本発明で用いる当て布の幅としては、適用
する衣類の種類や、サイズ、当て布の長手方向に形状が
変化する場合もあるので、一概に規定しにくいが、お
そ2〜13cmであることが必要であり、好ましくは2
〜7cm程度の幅にすることが着用感の低下がなく、且
つ、必要なヒップアップ補助機能、型崩れ防止機能を発
揮でき好ましい。尚、当て布がカーブしている場合の幅
とは当該当て布の下側の縁の接線に対する垂直方向の幅
を言う。もちろん当て布の幅はその長さ方向で変化する
ことは何等差し支えないが、上記の幅の範囲内におさま
っていることが好ましい。特に後中心近傍あるいは脇側
近傍は幅を大きくしてもよい。
【0036】以下、本発明の衣類の具体例を図面を挙げ
て説明するが本発明は何等この具体例のみに限定される
ものではない。
【0037】図1は、本発明の衣類であるガードルの背
面図、図2はその前側である正面図である。
【0038】図1、図2に示したガードルは、腹部布
1、前脇布2、臀部をカバーしている後部布3、クロッ
チ布4、前部裾布5からなり、6は脚部を出すための裾
口、7は後中心の接ぎラインを示している。そして、通
常腹部の贅肉の膨出を押さえるため、腹部布1は少なく
ともガードル横方向には伸びないか又は伸びの少ない布
が用いられるか、あるいはその裏側または表側にガード
ル横方向には伸びないか又は伸びの少ない布が当て布と
して用いられていることが多い。その他の主たる部分の
布、例えば前脇布2や後部布3はポリウレタン繊維など
の弾性繊維を含有する少なくともガードルの横方向、も
しくは縦横両方向に伸縮性の生地を用いている。尚、か
かるタイプのガードルは前脇布2と後部布3は一体の連
続した生地からなっているのが一般的であるが、別々の
生地で構成して接ぎ合わせてもよい。
【0039】そして本発明のガードルにおいて、限界伸
度を有し、ポリウレタン繊維などの弾性繊維は含有して
いない少なくともその略長手方向に伸縮性を有する略帯
状の当て布8が、本体生地である後部布3の内面側に、
臀部下部の後中心部近傍から脇方向に向かって略斜め上
方向きに取り付けられている。
【0040】この図からも明らかな様に当て布は必ずし
も直線状に真っ直ぐ伸びる帯状ではなく、臀部の膨らみ
の外側の縁をほぼ囲む様な形にカーブしている。当て布
の幅もこの例では後中心近傍よりも脇側の方が幅が広く
なっている。この様な態様とすることにより、当て布は
限界伸度を有し、弾性繊維を実質上含有していない伸縮
性の布からなっているので、着用状態で容易に伸びて着
用が容易になり、ガードル本体生地のポリウレタン弾性
繊維を含有している後部布3のヒップアップ機能を補
助、サポートし、また、当て布は適度の伸縮パワーを有
しているので人体の動きにも容易に追従しやすく、型崩
れを生じにくく、抵抗感や窮屈感が小さく着用感が良好
でしかもヒップアップ機能を有するガードルが提供でき
る。(尚、図2の様な正面図の場合、裾口6の部分に当
て布8の一部が見えているはずであるが、図示するとか
えって複雑になって分かりずらくなるので図示を省略し
ている。以下の例においても同様である。)。当て布8
は本体生地である後部布3へその周囲全部を縫製して完
全固定的に取り付けてもよいが、以下に説明する様な取
り付け構造を採用するとより好ましい。
【0041】図3に当て布8の本体生地である後部布3
への取り付け構造の一例を説明するための図1のA−A
´ラインの断面模式図を示した。図3において矢印X側
が衣類の外側方向、矢印Y側が衣類の内側(肌側)方向
を示している。この態様の場合、当て布8は2枚重ねに
なっており(もちろん必要に応じて一枚物でもよ
い。)、その上側の縁は本体生地である後部布3に縫製
ライン11で縫製されている。その下側の縁は本体生地
である後部布3を内側に折り返した折り返し部3bのみ
に縫製ライン12で示される様に縫製されており、矢印
X側の衣類の外側方向に存在する後部布3の下側部分3
aには縫製されていない。尚、図示していないが、図1
において当て布8の長手方向の両端部はそれぞれ後中心
の接ぎライン7と脇側3cの部分でガードル本体生地に
縫製されている。この態様を採用することにより、当て
布の下側の縁がかなりの自由度を持つことになるので当
て布の全周囲が3aの部分も含めて本体生地にしっかり
と縫製により固定されている場合に比べて、着用時に本
体生地との伸度差などにより歪みが大きくなってしまい
本体生地に皺などが生じる恐れがなく着用時の外観も良
好に保持でき、しかも着用も容易で当て布が捩れたり、
所定の位置からずれたりする恐れがなく、人体の運動や
動きにも容易に追従しやすく、従って型崩れを生じにく
く、抵抗感や窮屈感が小さく着用感が良好なヒップアッ
プ機能を有する衣類を提供でき好ましい。
【0042】次に図4に当て布の本体生地への別の態様
の取り付け構造を説明するための前記と同様な断面模式
図を示した。図4に示した断面構造が図3と異なる点
は、図4のものは本発明で用いる略帯状の当て布8が一
重である点と(もちろん必要に応じて二重以上になって
もよい。)、本体生地である後部布3の矢印X側の衣類
本体の外側に当て布8とほぼ同一の形状のポリウレタン
繊維などの弾性繊維を含んだストレッチレース20など
が取り付けられている点である。この態様においても当
て布8はその上側の縁は本体生地である後部布3に縫製
ライン11で縫製されている。その下側の縁は本体生地
である後部布3を内側に折り返した折り返し部3bのみ
に縫製ライン12で示される様に縫製されており、矢印
X側の衣類の外側方向に存在する後部布3の下側部分3
aには縫製されていない。尚、図示していないが当て布
8の長手方向の両端部はそれぞれ前述の例と同様ガード
ル本体生地に縫製されている。この態様を採用しても前
記の態様と同様に、当て布の下側の縁がかなりの自由度
を持つことになるので当て布の全周囲が3aの部分も含
めて本体生地にしっかりと縫製により固定されている場
合に比べて、着用時に本体生地との伸度差などにより歪
みが大きくなって本体生地に皺などが生じる恐れがなく
着用時の外観も良好に保持でき、しかも着用も容易で当
て布が捩れたり、所定の位置からずれたりする恐れがな
く、人体の運動や動きにも容易に追従しやすく、従って
型崩れを生じにくく、抵抗感や窮屈感が小さく着用感が
良好なヒップアップ機能を有する衣類を提供でき好まし
い。
【0043】次に図5に当て布の本体生地への別の態様
の取り付け構造を説明するための前記と同様な断面模式
図を示した。図5に示した態様の断面構造が図3の態様
と異なる点は、図5の態様は本発明で用いる略帯状の当
て布8がその下部8aで折り返されて2重構造になって
いる点と、その下側の縁(下部8a)が本体生地に縫製
されていない点である。このタイプは特に限定するもの
ではないが、本体生地である後部布3が図3のものより
やや長めに記載されている様に、例えば後述する図9、
図10で示す様なロングタイプのガードルやスパッツな
どの裾の長めのものに適用することが特に好ましく、ロ
ングタイプのガードルなどの場合は、当て布8の取り付
け位置が前述の図1、図2に示したガードルと異なりガ
ードルの裾近傍に位置する事にはならないので、着用時
にガードル本体生地と当て布との伸度差などにより歪み
が生じやすいが、当て布の下側の縁(下部8a)を本体
生地である後部布3に縫製しないことにより、より自由
度を持たせる事ができ、当て布の全周囲が本体生地にし
っかりと縫製により固定されている場合に比べて、着用
時に本体生地との伸度差などにより歪みが大きくなって
本体生地に皺などが生じる恐れがなく着用時の外観も良
好に保持でき、しかも着用も容易で当て布が捩れたり、
所定の位置からずれたりする恐れがなく、人体の運動や
動きにも容易に追従しやすく、従って型崩れを生じにく
く、抵抗感や窮屈感が小さく着用感が良好なヒップアッ
プ機能を有する衣類を提供できるので好ましい。尚、こ
の態様は必ずしもロングタイプのガードルのみに適用が
限定されるものではなく、そのほか前述した図3〜図5
に示した様な当て布の取り付け構造は本発明が適用でき
るいずれの衣類にも採用できることは言うまでもない。
【0044】次に図6に本発明の衣類である別の態様の
ガードルの背面図を示した。前側の正面図は図2と同様
であるので図示を省略した。図6に示したガードルの図
1〜2に示したガードルと主として異なる点は限界伸度
を有し、弾性繊維を含有していない少なくともその略長
手方向に伸縮性を有する略帯状の当て布8の形状のみで
ある。図2に示したガードルの当て布8の形状は全体と
して略U字状であるのに対し、図6に示したガードルの
当て布8の形状は全体として略W字状である。この態様
においても、図1〜2のガードルと同様に、当て布は着
用状態で容易に伸びて着用が容易になり、ガードル本体
生地のポリウレタン弾性繊維を含有している少なくとも
ガードル横方向に伸縮性の後部布3のヒップアップ機能
を補助、サポートし、また、当て布は適度の伸縮パワー
を有しているので人体の動きにも容易に追従しやすく、
型崩れを生じにくく、抵抗感や窮屈感が小さく着用感が
良好でしかもヒップアップ機能を有するガードルを提供
できる。しかも着用時に当て布が捩れたり、所定の位置
からずれたりする恐れがなく、また図3〜図5に示され
た様ないずれかの当て布の縫製構造を採用することによ
り、着用時に本体生地との歪みが大きくなって本体生地
に皺などが生じにくい着用時の外観も良好に保持できる
ヒップアップ機能を有するガードルを提供し得る。
【0045】次に図7に本発明の衣類である別の態様の
ガードルの背面図を示した。前側の正面図は図2と多少
異なるが本質的な部分は同様であるので図示を省略し
た。図7に示したガードルの図1〜2に示したガードル
と主として異なる点は限界伸度を有し、略帯状の当て布
8の形状とウエストラインにポリウレタン繊維含有のス
トレッチレース70が取り付けられている点のみであ
る。図1に示したガードルの当て布8の形状は全体とし
て略U字状であるのに対し、図7に示したガードルの当
て布8の形状は全体として略W字状で、その上側の縁が
飾り模様状になっていることである。この態様において
も、図1〜2のガードルと同様に、限界伸度を有する
て布は着用状態で容易に伸びて着用が容易になり、ガー
ドル本体生地のポリウレタン弾性繊維を含有している
なくともガードル横方向に伸縮性の後部布3のヒップア
ップ機能を補助、サポートし、また、当て布は適度の伸
縮パワーを有しているので人体の動きにも容易に追従し
やすく、型崩れを生じにくく、抵抗感や窮屈感が小さく
着用感が良好でしかもヒップアップ機能を有するガード
ルを提供できる。しかも着用時に当て布が捩れたり、所
定の位置からずれたりする恐れがなく、また図3〜図5
に示された様ないずれかの当て布の縫製構造を採用する
ことにより、着用時に本体生地との歪みが大きくなって
本体生地に皺などが生じにくい着用時の外観も良好に保
持できるヒップアップ機能を有するガードルを提供し得
る。
【0046】次に図8に本発明の衣類である別の態様の
ガードルの背面図を示した。前側の正面図は図2と同様
であるので図示を省略した。図8に示したガードルの図
1〜2に示したガードルと主として異なる点は限界伸度
を有する略帯状の当て布8の形状のみである。図1に示
したガードルの当て布8の形状は全体として略U字状で
あるのに対し、図8に示したガードルの当て布8の形状
は更にそれより上方向に延在された部分をもち、全体と
して略O字状である。この態様においても、図1〜2の
ガードルと同様に、当て布は着用状態で容易に伸びて着
用が容易になり、ガードル本体生地のポリウレタン弾性
繊維を含有している少なくともガードル横方向に伸縮性
後部布3のヒップアップ機能を補助、サポートし、ま
た、当て布は適度の伸縮パワーを有しているので人体の
動きにも容易に追従しやすく、型崩れを生じにくく、抵
抗感や窮屈感が小さく着用感が良好でしかもヒップアッ
プ機能を有するガードルを提供できる。また当て布8の
後部布3への縫製箇所を縫製ライン81、83、84、
82の部分にするなどの縫製構造を採用することによ
り、着用時に本体生地との歪みが大きくなって本体生地
に皺などが生じにくい着用時の外観も良好に保持でき、
しかも着用も容易で当て布が捩れたり、所定の位置から
ずれたりする恐れがないヒップアップ機能を有するガー
ドルを提供し得る。
【0047】次に図9に本発明の衣類である別の態様の
ガードルの背面図を、また図10にその正面図を示し
た。このガードルは脚部の一部までカバーしているロン
グタイプのガードルであり、腹部布1、前脇布2、臀部
をカバーしている後部布3からなり、前脇布2と後部布
3とは別々の生地で構成してもよいが、通常かかるタイ
プのロングガードルは前脇布2と後部布3とは一体の連
続した生地で構成されており、太腿の内側部分で縫製さ
れて(縫製ラインは図9、図10では見えないので図示
されていない。)脚部3dを構成している。7は後中心
の接ぎラインを示している。3dは前脇布2と後部布3
の脚部をカバーしている部分を示している。腹部布1は
通常腹部の贅肉の膨出を押さえるため、少なくともガー
ドル横方向には伸びないか又は伸びの少ない布が用いら
れるか、あるいはその裏側または表側にガードル横方向
には伸びないか又は伸びの少ない布が当て布として用い
られている。
【0048】図9〜図10に示したガードルに於いて
は、限界伸度を有し、ポリウレタン繊維などの弾性繊維
を含有していない少なくともその略長手方向に伸縮性の
略帯状の当て布8が、本体生地である後部布3の内面側
に、臀部下部の後中心部近傍から脇方向に向かって略斜
め上方向きに取り付けられており、この態様の場合には
図10からも明らかな様に当て布8は前脇布2の方にも
延在しておりガードル前部に延びて腹部布1の縁まで到
達している。
【0049】この態様においても、図1〜2のガードル
と同様に、当て布は着用状態で容易に伸びて着用が容易
になり、ガードル本体生地のポリウレタン弾性繊維を含
有している少なくともガードル横方向に伸縮性の後部布
3のヒップアップ機能を補助、サポートし、また、当て
布は適度の伸縮パワーを有しているので人体の動きにも
容易に追従しやすく、型崩れを生じにくく、抵抗感や窮
屈感が小さく着用感が良好でしかもヒップアップ機能を
有するロングタイプのガードルを提供できる。しかも着
用時に当て布が捩れたり、所定の位置からずれたりする
恐れがなく、また図3〜図5に示された様ないずれかの
当て布の縫製構造を採用することにより、着用時に本体
生地との歪みが大きくなって本体生地に皺などが生じに
くい着用時の外観も良好に保持できるヒップアップ機能
を有するガードルを提供し得る。
【0050】特にかかるロングタイプのガードルの場合
には前述した様に図5に示した様な当て布の本体生地へ
の取り付け構造を採用することが、当て布8の下側の縁
(下部8a)を本体生地である後部布3に縫製しないこ
とにより、より自由度を持たせる事ができ、当て布の全
周囲が本体生地にしっかりと縫製により固定されている
場合に比べて、着用時に本体生地との伸度差などにより
歪みが大きくなることが緩和でき、本体生地に皺などが
生じる恐れがなく着用時の外観も良好に保持できるヒッ
プアップ機能を有する衣類を提供できるので好ましい。
【0051】次に図11に本発明の衣類の一態様のボデ
ィスーツの背面図を、また図12にその正面図を示し
た。このボディスーツにおいては、腹部布1は前中心で
接ぎライン93で接ぎ合わされている。2は前脇布、3
は少なくとも臀部をカバーしている後部布91は乳房カ
ップ部、92はストラップ(肩紐)、7は後中心の接ぎ
ラインを示している。そして、通常腹部の贅肉の膨出を
押さえるため、腹部布1は少なくともボディスーツ横方
向には伸びないか又は伸びの少ない布が用いられるか、
あるいはその裏側または表側にボディスーツ横方向には
伸びないか又は伸びの少ない布が当て布として用いられ
ていることが多い。その他の主たる部分の布、例えば前
脇布2や後部布3はポリウレタン繊維などの弾性繊維を
含有する少なくともボディスーツの横方向、場合により
縦横両方向に伸縮性の生地を用いている。
【0052】図11〜図12に示したボディスーツにお
いては、限界伸度を有し、ポリウレタン繊維などの弾性
繊維を含有していない少なくともその略長手方向に伸縮
性の略帯状の当て布8が、本体生地である後部布3の内
面側に、臀部下部の後中心部近傍から脇方向に向かって
略斜め上方向きに取り付けられている。
【0053】この態様においても、図7に示したガード
ルと同様に、当て布は着用状態で容易に伸びて着用が容
易になり、ボディスーツ本体生地のポリウレタン弾性繊
維を含有している後部布3のヒップアップ機能を補助、
サポートし、また、当て布は適度の伸縮パワーを有して
いるので人体の動きにも容易に追従しやすく、型崩れを
生じにくく、抵抗感や窮屈感が小さく着用感が良好でし
かもヒップアップ機能を有するボディスーツを提供でき
る。しかも着用時に当て布が捩れたり、所定の位置から
ずれたりする恐れがなく、また図3〜図5に示された様
ないずれかの当て布の縫製構造を採用することにより、
着用時に本体生地との歪みが大きくなって本体生地に皺
などが生じにくい着用時の外観も良好に保持できるヒッ
プアップ機能を有するボディスーツを提供し得る。
【0054】尚、以上の図示して説明した具体的実施の
態様例では、当て布が衣類本体の裏側に設けられている
態様について示したが、必要に応じて表側に設ける様に
適宜設計変更することは任意である。また、各具体的実
施の態様例においても、当て布の幅は2〜13cmの範
囲としている。
【0055】
【発明の効果】(1)以上、衣類本体生地の少なくとも
臀部をカバーしている部分は弾性繊維を含有した伸縮性
の布からなり、また、前記伸縮性の当て布は弾性繊維を
実質上含有していない伸縮性の布からなっているので、
当て布は衣類本体生地の弾性繊維を含有している布によ
るヒップアップ機能を補助しサポートするが、弾性繊維
を実質上含有していないので緊締力が強すぎることがな
く、従って人体の動きにも容易に追従しやすく、適度の
伸縮パワーを有するので型崩れを生じにくく、抵抗感や
窮屈感が小さく着用感が良好で、しかも容易に伸ばす事
が出来るので着用時は容易に着用することができるヒッ
プアップ機能を有する衣類を提供できる。
【0056】また、限界伸度を有し、少なくとも略長手
方向に伸縮性の当て布の幅を、2〜13cmとする事に
より、幅が大きすぎることなどにより生ずる違和感に基
づく着用感の低下がなく、且つ、必要なヒップアップ機
能を発揮できる衣類を提供し得る。
【0057】また、少なくとも臀部をカバーしている本
体生地が、弾性繊維を含有し、少なくとも衣類略横方向
に伸縮性を有する生地とする事により、衣類の着脱時に
衣類 を容易に横方向に広げて着脱できるので着脱が容易
であり、また、着用時は身体によくフィットするヒップ
アップ機能を有する衣類が提供できる。 (2)本発明のヒップアップ機能を有する衣類に於い
て、前記当て布が、その両端と上側の縁は衣類本体生地
に縫製されているが、その下側の縁が衣類本体生地に縫
製されていないかまたは衣類本体生地の裾端を折り返し
た折り返し部のみに縫製されている構造を有する本発明
の好ましい態様とすることにより、当て布の下側の縁が
かなりの自由度を持つことになるので、当て布の全周囲
が本体生地にしっかりと縫製により固定されている場合
に比べて、着用時に本体生地との伸度差などにより歪み
が生じやすい点を緩和でき、本体生地に皺などが生じる
恐れがなく着用時の外観もより良好に保持できるヒップ
アップ機能を有する衣類を提供できる。更に、この態様
の場合においても前記当て布は少なくともその両端と上
側の縁は本体生地に縫製されているので、前述した当て
布の上側の縁と下側の縁を本体生地に縫製せずに両端部
のみ縫製して取り付けたタイプに比べて着用時に当て布
が捩れたり、所定の位置からずれたりする恐れがなく着
用が容易なヒップアップ機能を有する衣類を提供し得
る。
【0058】(3)また、本発明のヒップアップ機能を
有する衣類に於いて、少なくとも略長手方向に伸縮性の
当て布が、その略長手方向の限界伸度が120%〜25
0%の布である本発明の好ましい態様とすることによ
り、衣類の脱着時に無理なく伸ばして脱着できるので衣
類の脱着が容易で、しかも着用状態に於いてほど良い伸
縮パワーが発現されるので、抵抗感や窮屈感が小さく従
って着用感が良好で、人体の動きにも容易に追従しやす
く、型崩れを生じにくいヒップアップ機能を有する衣類
を提供し得る。
【0059】(4)また、本発明のヒップアップ機能を
有する衣類に於いて、少なくとも略長手方向に伸縮性の
当て布が、その略長手方向の限界伸度が150%〜22
0%の布である本発明の好ましい態様とすることによ
り、衣類の着脱がより容易で、着用状態に於いてより適
度な伸縮パワーが発現されるので、抵抗感や窮屈感が小
さく従って着用感が極めて良好で、人体の動きにもより
容易に追従しやすく、型崩れを生じにくいヒップアップ
機能を有する衣類を提供し得る。
【0060】(5)また、本発明のヒップアップ機能を
有する衣類に於いて、少なくとも略長手方向に伸縮性の
当て布が、弾性繊維を実質上含有していない、トリコッ
ト、チュールネット、ダブルトリコット、スムースから
選ばれた編物である本発明の好ましい態様とすることに
より、これらの布は肌ざわりもよく身体になじみがよい
ので、衣類内側に取り付けた場合でも着用感の低下がな
く、しかも容易に入手でき、耐久性も良好であるのでる
ので、コストアップの問題が少なく容易に耐久性の優れ
たヒップアップ機能を有する衣類が提供できる。
【0061】(6)また、本発明のヒップアップ機能を
有する衣類に於いて、弾性繊維を含有し、少なくとも衣
類略横方向に伸縮性を有する生地が、弾性繊維含有ラッ
セル編物、弾性繊維含有トリコット編物、弾性繊維含有
ストレッチレースからなる群から選ばれた生地である本
発明の好ましい態様とする事により、これらの布は適宜
の伸縮性の生地を容易に得ることができ、肌ざわりもよ
く、したがって着用感の低下がなく、しかも容易に入手
でき、耐久性も良好であるので、容易に耐久性の優れた
ヒップアップ機能を有する衣類が提供できる。
【0062】(7)また、本発明のヒップアップ機能を
有する衣類に於いて、股部を有する衣類が、ショーツ、
ガードル、ボディスーツ、水着、レオタード、スパッツ
から選ばれた衣類である本発明の好ましい態様とするこ
とにより、これらの衣類は身体にフィットさせて着用す
る衣類であり、あるいは、肌に直接触れるか肌側に近い
位置に着用される衣類であるので、前記ヒップアップ機
能が効率よく発揮でき、また、肌に直接触れるか肌側に
近い位置に着用され、従って肌に伸縮パワーがかかりや
すい位置に着用されることになるので、抵抗感や窮屈感
が小さく着用感が良好である事がより好ましいが、これ
らの衣類は本発明の上記機能が適材適所的に活用出来る
衣類であり好ましい。
【0063】(8)また、本発明のヒップアップ機能を
有する衣類に於いて、股部を有する衣類が、ロングタイ
プのガードルであって、伸縮性で略帯状の当て布が2つ
折りにされて2重にされた当て布であり、その折り目が
下側になるようにされ、その両端と上側の縁は本体生地
に縫製されているがその下側の縁は本体生地に縫製され
ていない構造である本発明の好ましい態様とすることに
より、ロングタイプのガードルに於いて、当て布の下側
の縁に、より自由度を持たせる事により、当て布の全周
囲が本体生地にしっかりと縫製により固定されている場
合に比べて、着用時に本体生地との伸度差などにより歪
みが大きくなって本体生地に皺などが生じる恐れがなく
着用時の外観も良好に保持できるヒップアップ機能を有
するロングタイプのガードルを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の衣類の実施の一形態であるガードルの
背面図。
【図2】図1のガードルの正面図。
【図3】本発明に於ける当て布の衣類本体生地への取り
付け構造の実施の一形態を説明するための断面模式図。
【図4】本発明に於ける当て布の衣類本体生地への取り
付け構造の別の実施の一形態を説明するための断面模式
図。
【図5】本発明に於ける当て布の衣類本体生地への取り
付け構造の更に別の実施の一形態を説明するための断面
模式図。
【図6】本発明の衣類の別の実施の一形態であるガード
ルの背面図。
【図7】本発明の衣類の更に別の実施の一形態であるガ
ードルの背面図。
【図8】本発明の衣類の更に別の実施の一形態であるガ
ードルの背面図。
【図9】本発明の衣類の実施の一形態のロングタイプで
あるガードルの背面図。
【図10】図9のロングタイプのガードルの正面図。
【図11】本発明の衣類の実施の一形態であるボディス
ーツの背面図。
【図12】図11のボディスーツの正面図。
【図13】従来のガードルの背面図。
【図14】図13のガードルの正面図。
【符号の説明】
1 腹部布 1a お腹押さえ 2 前脇布 3 後部布 3a 矢印X側の衣類の外側方向に存在する後部布3
の下側部分 3b 後部布3を内側に折り返した折り返し部 3c 脇側 3d 前脇布2と後部布3の脚部をカバーしている部
分 4 クロッチ布 5 前部裾布 6 裾口 7 接ぎライン 8 当て布 8a 当て布8の下部 11 縫製ライン 12 縫製ライン 20 ストレッチレース 70 ストレッチレース 81 縫製ライン 82 縫製ライン 83 縫製ライン 84 縫製ライン 91 乳房カップ部 92 ストラップ(肩紐) 93 接ぎライン 131 腹部布 132 前脇布 133 後部布 134 クロッチ布 135 前部裾布 136 裾口 137 接ぎライン 138 当て布 139 縫製ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A41D 13/00 A41D 13/00 G (56)参考文献 実開 昭64−37407(JP,U) 実開 昭59−100807(JP,U) 登録実用新案3003961(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A41C 1/00 - 1/06 A41B 9/04

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 股部を有する衣類本体の少なくとも臀部
    をカバーしている本体生地に、臀部下部の後中心部近傍
    から脇方向に向かって略斜め上方向きに、略帯状でその
    少なくとも略長手方向に伸縮性の当て布が設けられてい
    るヒップアップ機能を有する衣類において、前記衣類本
    体生地の少なくとも臀部をカバーしている部分は弾性繊
    維を含有し、少なくとも衣類略横方向に伸縮性の生地
    らなり、また、前記伸縮性の当て布が、限界伸度を有
    し、弾性繊維を実質上含有していない、幅が2〜13c
    mの伸縮性の布からなることを特徴とするヒップアップ
    機能を有する衣類。
  2. 【請求項2】 前記当て布が、その両端と上側の縁は衣
    類本体生地に縫製されているが、その下側の縁が衣類本
    体生地に縫製されていないかまたは衣類本体生地の裾端
    を折り返した折り返し部のみに縫製されている構造を有
    する請求項1に記載のヒップアップ機能を有する衣類。
  3. 【請求項3】 少なくとも略長手方向に伸縮性の当て布
    が、その略長手方向の限界伸度が120%〜250%の
    布である請求項1または2のいずれかに記載のヒップア
    ップ機能を有する衣類。
  4. 【請求項4】 少なくとも略長手方向に伸縮性の当て布
    が、その略長手方向の限界伸度が150%〜220%の
    布である請求項1または2のいずれかに記載のヒップア
    ップ機能を有する衣類。
  5. 【請求項5】 少なくとも略長手方向に伸縮性の当て布
    が、弾性繊維を実質上含有していない、トリコット、チ
    ュールネット、ダブルトリコット、スムースから選ばれ
    た編物である請求項1〜4のいずれかに記載のヒップア
    ップ機能を有する衣類。
  6. 【請求項6】 弾性繊維を含有し、少なくとも衣類略横
    方向に伸縮性を有する生地が、弾性繊維含有ラッセル編
    物、弾性繊維含有トリコット編物、弾性繊維含有ストレ
    ッチレースからなる群から選ばれた生地である請求項1
    に記載のヒップアップ機能を有する衣類。
  7. 【請求項7】 股部を有する衣類が、ショーツ、ガード
    ル、ボディスーツ、水着、レオタード、スパッツから選
    ばれた衣類である請求項1〜6のいずれかに記載の衣
    類。
  8. 【請求項8】 股部を有する衣類が、ロングタイプのガ
    ードルであって、伸縮性で略帯状の当て布が2つ折りに
    されて2重にされた当て布であり、その折り目が下側に
    なるようにされ、その両端と上側の縁は本体生地に縫製
    されているがその下側の縁は本体生地に縫製されていな
    請求項1〜6のいずれかに記載のヒップアップ機能を
    有する衣類。
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