JP4416793B2 - ショーツ、水着等の衣料 - Google Patents

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Description

本発明はショーツ、水着、レオタード、ブリーフ等の衣料に係り、より詳しくは特に歩行時や屈み姿勢時等においてヒップ裾ラインがずり上がることなく快適な履き心地のショーツ、水着等の衣料に関する。
ヒップ裾ラインのずり上がり防止対策を講じたショーツ、水着等の衣料として、本出願人により図5〜図7に示すようなものを提案した(特許文献1参照。)。このショーツは、図5、図6のように伸縮性を有する前身頃31の左右端縁32,32の各下端部を外方へ凸形の曲縁32aに形成するとともに、後身頃33の左右端縁34,34の各上下方向中間部から下端部までの間の下方部分34aを下方拡がりの形に裁断して両者32a,34aを縫合する。これにより、未着用状態でヒップ部裾まわりの体形に近い立体的な適度の膨らみを得ることができ、このため着用時には図7のようにヒップ裾ライン35が臀溝部に深くフィットしてヒップ下部を深く包み込むことができることになり、足口36まわりに縫い付けてあるゴムテープ37の働きと相俟って、人が直立姿勢から椅子に座る姿勢や腰を曲げたり、屈む姿勢等に変えたりしたときに生じるヒップ裾ライン35の図8におけるC位置からD位置へのずり上がりを防止するようにしている。
また、図7に示すように、後身頃33の左右端縁34,34と前身頃31の左右端縁32,32との縫合線Lが、着用時にヒップの頂部Tより外側に迂回してヒップ裾ライン35に至るように形成する。これにより、直立姿勢時にショーツ等のヒップ下部、臀溝部に相当する個所に弛み皺やだぶつきが発生することが殆ど無くなり、美しいヒップ裾ラインが出るようにしている。
特許第3389573号公報
しかしながら、上記ショーツ、水着等の衣料では、ヒップ裾ラインの一定のずり上がり防止効果があるものの、ずり上がり防止状態の持続性、安定性に欠けることを知見した。その原因は二つあると考えられる。その一つは、ずり上がり防止のために足口36まわりに縫い付けてあるポリウレタン弾性糸入りのゴムテープ37の力が経時的に徐々に弱まることである。もう一つの原因は、前身頃31の左右端縁32,32の各下端部を外方へ凸形の曲縁32aに形成するとともに、後身頃33の左右端縁34,34の各上下方向中間部から下端部までの間の下方部分34aを下方拡がり形状に裁断して両者32a,34aを縫合することにより得られる立体効果の及ぶ範囲(図5中、A1)だけでは、身体の動きに伴うヒップの激しい形状変化に対応するヒップ下部まわりのパターン上でのクッション効果が弱いことである。
すなわち、足口36まわりに縫い付けてあるポリウレタン弾性糸入りのゴムテープ37は時間経過とともに身体の屈伸後のヒップ裾ライン35のずり上がり防止効果が弱まる。上記ショーツ等のヒップまわりパターンの立体化するダーツ効果でその部分の生地が引っ張られるとともにゴムテープ37も引っ張られることで、ゴムテープ37の引き戻す力(テンション)が働く。しかし、このゴムテープ37の引き戻す力は、身体が屈伸される場合のようにヒップの形状変化が激しいと生地がヒップの頂部Tで強く引っ張られる力が働くに伴い伸びるゴムテープ37はそれ自体が伸びた状態が長く続くことにより徐々に弱まって行く。また、着用後のゴムテープ37は体温による温度上昇によっても引き戻す力が弱くなる。こうしたことがずり上がり防止状態の持続性を低下させる原因となっている。
また、上記ショーツ等の衣類では、ヒップ下部のA1部分の生地が延びるとともにゴムテープ37が伸びてテンションをかけるようになっているが、図6のようにマチ部38の凸円弧状に形成した後端部38bの曲率と後身頃33の下端の凹円弧状に形成した内股後部39の曲率とは同一もしくは略同一にしたうえでこれら後端部38bと内股後部39とを縫合しているため、ヒップ裾ライン35,35の、前記後端部38bと内股後部39との縫合線と交差する交差部周辺での立体感、ヒップ下部への密着性に欠けており、このためゴムテープ37のテンションが緩みやすい傾向にあり、ヒップ裾ライン35のずり上がり防止状態の持続性、安定性を低下させている。
上記ショーツ等の衣類では、身体が屈んだときにヒップの形状変化を吸収するには、ストレッチ生地の使用が欠かせないが、ストレッチ生地を用いてもヒップ下部には生地をヒップ中央部に寄せる力、即ちヒップ下部の生地が伸びきって突っ張るようにずれ上がる力が働くが、その突っ張る力を緩和するクッション効果が弱いため、ずり上がり防止状態の持続性、安定性に欠ける。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、上記のようなショーツ、水着等の衣料においてマチ部の後端部と後身頃の内股後部との縫合部にダーツを設けることによりずりヒップ裾ラインの上がり防止状態の持続性、安定性の向上を図ることのできるショーツ、水着等の衣料を提供することにある。
本発明は、発明の内容の理解を助けるために図1〜4に付した符号を参照して説明すると、下方開放状の足口(15)を左右対称に形成した伸縮性を有する前身頃(11)と、伸縮性を有する後身頃(12)と、前身頃(11)の下端の内股前部(22)と後身頃(12)の下端の内股後部(23)との間に配設されて股間部を覆うマチ部(13)とを備えており、前身頃(11)の左右端縁(16),(16)と後身頃(12)の左右端縁(19),(19)とは縫合され、マチ部(13)の前端部(13a)は前身頃(11)の下端の内股前部(22)に縫合され、マチ部(13)の凸円弧状に形成した後端部(13b)は後身頃(12)の下端の凹円弧状に形成した内股後部(23)に縫合され、足口(15)まわりには伸縮性を有する帯状材料または紐状材料(28)が設けられているショーツ、水着等の衣料において、前記マチ部(13)の凸円弧状に形成した前記後端部(13b)の曲率は前記後身頃(12)の下端の凹円弧状に形成した前記内股後部(23)の曲率よりも大きくし、これら後端部(13b)と内股後部(23)とを縫合してヒップ下部の膨らみ体形に合うよう立体化するダーツ(26)を設けていることに特徴を有するものである。
この場合において、前記前身頃(11)の左右端縁(16),(16)の各下端部は足口(15)内周のヒップ裾ライン(15a)の下端部と交差させ、かつ、前記左右端縁(16),(16)の各上下方向中間部から下端部までの間の部分を外方へ凸形の曲縁(16a)でつなぐ形に裁断し、該曲縁(16a)の上下方向中間部より下方部(16b)は直線または曲線状に形成し、前記後身頃(12)はこれの左右端縁(19),(19)の各上下方向中間部から下端部までの間の下方部分(19a)を下方拡がりの形に裁断し、前記後身頃(12)の左右端縁(19),(19)と前記前身頃(11)の左右端縁(16),(16)との縫合線(L)は後部ウエスト部(20),(21)からヒップの頂部(T)より外側に迂回してヒップ裾ライン(15a)に至るように形成することができる。
上記構成のショーツ、水着等の衣料によれば、マチ部の凸円弧状に形成した後端部の曲率は後身頃の下端の凹円弧状に形成した内股後部の曲率よりも大きくし、これら後端部と内股後部とを縫合してヒップ下部の膨らみ体形に合うよう立体化するダーツを設けている。したがって、前述した図5〜図7に示す従来のショーツで得られる立体効果の及ぶ範囲A1に、更にヒップ裾ラインの、マチ部後端部と後身頃の内股後部との縫合線と交差する交差部周辺C1(図1参照)までを加えたB1(図1参照)の広範囲(B1=A1+C1)、すなわちヒップ下部の膨らみ体形に十分に近づける広範囲に立体化でき、しかもそのB1部分だけを足口まわりの伸縮性を有する帯状材料または紐状材料のテンションが効果的に働くように小さめに設計することが可能になった。これにより伸縮性を有する帯状材料または紐状材料の緩みを考慮しても十分効果的なテンションを確保することができ、ヒップ裾ラインのずれ上がり防止状態を保ち続けることができるに至った。
また、身体が屈んだときにヒップ下部では生地がヒップ中央部に寄せよう伸びきって突っ張るように生地のずれ上がり力が働くが、この突っ張る力をマチ部の後端部と後身頃の内股後部との縫合部に膨らむような形で設けたダーツにより吸収緩和することができ、クッション効果がより高くなり、ヒップ裾ラインのずり上がり防止状態の持続性、安定性を向上できる。
本発明の一実施例を示すショーツの正面図である。 同ショーツの前身頃、後身頃、及びマチ部の展開平面図である。 ショーツを着用状態で示す背面図である。 本発明の他の実施例を示すショーツの前身頃、後身頃、及びマチ部の展開平面図である。 従来例のショーツの正面図である。 図5のショーツの前身頃、後身頃、及びマチ部の展開平面図である。 図5のショーツの背面図である。 ショーツを着用して椅子に座った姿勢時の状態を示す側面図である。
符号の説明
11 前身頃
12 後身頃
13 マチ部
13a マチ部の前端部
13b マチ部の後端部
15 足口
15a,15a ヒップ裾ライン
16,16 前身頃の左右端縁
16a 曲縁
16b 下方部
19,19 後身頃の左右端縁
19a 下方部分
20,21 後部ウエスト部
22 内股前部
23 内股後部
26 ダーツ
28 テープやレース等の帯状材料または紐状材料
T ヒップの頂部
L 前身頃と後身頃と縫合線
図1は本発明の一実施例を示すショーツの正面図、図2は同ショーツの前身頃、後身頃、及びマチ部の展開平面図、図3はショーツを着用状態で示す背面図、図4は本発明の他の実施例を示すショーツの前身頃、後身頃、及びマチ部の展開平面図である。
図1〜3において、本発明の一実施例を示すショーツ10は、下腹部を覆う前身頃11と、臀部を覆う後身頃12と、前身頃11の下端の内股前部と後身頃12の下端の内股後部との間に配設されて股間部を覆うマチ部13とを主要構成部材としてなる。前後身頃11,12、及びマチ部14はストレッチ生地からなる。
図5に示すように、前身頃11は脇線14,14間の幅Wよりも広い幅寸法に裁断してあり、その下端に下方開放状の足口15,15を左右対称に切り込み形成する。図示例ではその切り込みを深く入れてハイレグ用の足口15を下方開放状に形成している。足口15の内周上のほぼ後ろ半分のヒップ裾ライン15aは前中心線Sとほぼ平行に形成している。前身頃11の左右端縁16,16の各下端部は左右の足口15,15の各ヒップ裾ライン15a,15aの下端部と交差する形に形成している。
前身頃11の左右端縁16,16の各上下方向中間部から各下端部までの間を外方凸形の円弧状の曲縁16aに形成する。曲縁16aの曲線は、図8のように椅子に座った時などに描くヒップ下部の曲線Rに可及的に近づける形状にするためである。ただし、その曲縁16a全体のアールがきついと、直立姿勢時に当該箇所に弛みじわが発生しやすい。これを解消するため、その曲縁16aの上下方向中間部より下方部(臀溝部の直上部を覆う部分)16bは直線または緩やかな曲線状に形成することが望ましい。
一方、後身頃12はこれの左右端縁19,19がそれぞれ下方に至るに従い漸次拡がる斜線状になる形に裁断している。その際、左右端縁19,19は、必ずしも、そのウエスト部20から下端部までの上下方向全長にわたって真っ直ぐな斜線状に形成する必要はなく、少なくともその上下方向中間部から下端部までの間の下方部分19aを、下方拡がりの形に裁断しておけばよい。例えば、図2の一点鎖線で示すEとE'のような曲線にしたり、同図の二点鎖線で示すFとF'のような曲線にしたりすることは任意である。
左右端縁19,19のウエスト部25から上下方向中間部までの間は斜線、曲線など任意に描くことができ、例えば、図2に二点鎖線Q1に示すごとき円弧縁に形成してもよく、この場合はそれに対応して前身頃11の左右端縁16,16のウエスト部21から上下方向中間部までの間は二点鎖線Q2のように裁断する。
このように裁断された前身頃11と後身頃12とは左右端縁16,16、19,19どうしを縫い合わせて筒状に形成し、前身頃11の下端中央に凹円弧状に形成した内股前部22と、後身頃12の下端中央に同じく凹円弧状に形成した内股後部23とはマチ部13でつなぐ。その際、マチ部13の凸円弧状に形成した前端部13aは前身頃11の内股前部22に縫合される。マチ部13の凸円弧状に形成した後端部13bは後身頃12の内股後部23に縫合される。前身頃11の足口15の下方開放部分は、後身頃12の下方部分19aの下端と内股後部23とをつなぐ傾斜下端縁24と、マチ部13の左右の端縁25とでエンドレス状につながれる。
ここで注目すべきは、上記マチ部13の凸円弧状に形成した後端部13bの曲率は後身頃12の下端の凹円弧状に形成した内股後部23の曲率よりも大きく裁断し、これら後端部13bと内股後部23とを縫合してヒップ下部の膨らみ体形に合うよう立体化するダーツ26を設ける点である。ダーツ26を設けることにより後端部13bと内股後部23との縫合線Mの左右方向中央付近が最も高く外方へやや盛り上がるような形の膨らみが縫合線Mに沿ってできる。
このようにダーツ26を設けると、図5〜図7に示す従来のショーツ(前身頃31の左右端縁32,32の各下端部の曲縁32aと、後身頃33の左右端縁34,34の各下方拡がり形状の下方部分34aとを縫合するとともに、同一曲率のマチ部38の後端部38bと後身頃33の内股後部39とを縫合しているもの)により得られる立体効果の及ぶ範囲A1に、更に図1に示すごとくヒップ裾ライン15aの縫合線Mと交差する交差部周辺C1までを加えたB1の広範囲に立体化でき、ヒップ下部の膨らみ体形に十分に近づける広範囲に立体化できる。
前身頃11の左右端縁16,16と後身頃12の左右端縁19,19との各縫合線Lは、図3に示すように、着用時に後部ウエスト部21,20の外側寄り箇所からヒップの頂部Tの外側に迂回させてヒップ裾ライン15aに至るように形成する。そのためには、図2のように、後身頃12における左右端縁19,19の下端部間の幅Pを前身頃11における左右端縁16,16の下端部間の幅Hに対して0.6倍以上で4倍以下に設定する。図2では、PとHの幅をほぼ同じ程度に設定している。
前身頃11及び後身頃12のウエスト部21,20にはストレッチレース27を縫い付ける。
足口15まわりには伸縮性を有するテープやレース等の帯状材料または紐状材料28を縫い付けて設けている。その帯状材料または紐状材料28としては、緊迫力が弱いとヒップ裾ラインの臀溝部へのフィット力が弱く、ヒップ裾ライン15aのずり上がり防止の効果が得にくくなり、緊迫力が強過ぎるとヒップ裾ライン15aのずり上がり防止効果は高まっても着用感が悪くなるため、適度の緊迫力を必要とする。ここに、緊迫力とは、試験方法JIS−L−1018を準用し、定速伸長形引張試験機を使用して、たとえば、測定間隔10cmの試験片を18cmまで伸ばして15cmまで縮めたときの力をいう。
上記帯状材料または紐状材料28の、設定伸度80%時の緊迫力試験で50%時の緊迫力の好ましい範囲は、0.3〜7N(ニュートン)である。より好ましくは1.5Nである。緊迫力1.5Nの帯状材料または紐状材料28としては、例えば、ポリウレタン弾性糸140デニール以上の太さの糸を8本以上もしくはポリウレタン弾性糸280デニール以上の太さの糸を5本以上使用して形成されたものである。
上記のように縫製されたショーツ10は、前身頃11の左右端縁16,16の各下端部を外方へ凸形の曲縁16aに形成するとともに、後身頃12の左右端縁19,19の各上下方向中間部から下端部までの間の下方部分19aを下方拡がりの形に裁断して両者16a,19aを縫合しているので、ヒップ部裾まわりにヒップ下部及び臀溝部の体形に近い立体的な適度の膨らみができる。したがって、ヒップ裾ライン15aが図3に示すごとくヒップの臀溝部29に深くフィットしてヒップの下部を深く十分に包み込むことができることになり、椅子に座ったり、激しく腰を曲げるなどして動いたりしてもヒップ裾ライン15aがずり上がるのをよく防止できる。
とくに、マチ部13の凸円弧状に形成した後端部13bの曲率は後身頃12の下端の凹円弧状に形成した内股後部23の曲率よりも大きくし、これら後端部13bと内股後部23とを縫合してヒップ下部の膨らみ体形に合うよう立体化するダーツ26を設けているので、前述した通り、図5〜図6に示す従来のショーツで得られる立体効果の及ぶ範囲A1に、更に図1に示すごとくヒップ裾ライン15aの縫合線Mと交差する交差部周辺C1までを加えたB1の広範囲、即ちヒップ下部の膨らみ体形に十分に近づける広範囲に立体化でき、しかもそのB1部分だけを帯状材料または紐状材料28のテンションが効果的に働くように小さめに設計することが可能になった。これにより帯状材料または紐状材料28の緩みを考慮しても十分効果的なテンションを確保することができ、ヒップ裾ライン15aのずれ上がり防止状態の持続性、安定性を向上できる。
また、身体が屈んだときにヒップ下部には生地をヒップ中央部に寄せる(生地が伸びきり、突っ張るように生地がずれ上がる)力が働くが、この突っ張る力をマチ部13の後端部13bと後身頃12の内股後部23との縫合部に膨らむような形で設けたダーツ26により吸収緩和することができ、クッション効果が高くなり、ずり上がり防止状態の持続性、安定性に優れる。
前身頃11と後身頃12との縫合線Lはヒップの頂部Tを避けてその外側に迂回させてある。したがって、ヒップ下部を深く包み込むことができるようにヒップ裾線を下方に延出させるパターンを採用しても、前身頃11と後身頃12の縫合線Lがヒップ頂部Tを通るようにしたものの場合のように直立姿勢時にヒップ下部、臀溝部に弛み皺やだぶつきが生じることが殆ど無くて、ヒップを広く深く包み込むことができるものとなる。
また、前身頃11と後身頃12との縫合線Lはヒップの頂部Tを避けて外側に迂回させることにより、後身頃12のヒップ頂部Tの生地自体がもつ伸縮性を確保することができ、この伸縮性によりヒップ頂部Tの激しい動きにもよく対応できるため、ずり上がり防止のためのダーツの長さや大きさは、後身頃30の縫合線Lをヒップ頂部Tに通過させる場合に必要なダーツのそれよりも少なくて足り、その結果、直立姿勢時にヒップ下部、臀溝部に弛み皺やだぶつきが発生することが殆ど無くなり、美しいヒップ裾ライン15aを出すことができる。また座り姿勢でも縫合線Lによる違和感がほとんど無くなり、またタイトな薄い外衣を着用したときにもその縫合線Lに沿ったラインがヒップの最も高い頂部Tを通過する場合よりも外衣に目立ちにくくなる。
図4は本発明の他の実施例のショーツの前身頃、後身頃、及びマチ部の展開平面図である。この実施例では、前身頃11の曲縁16a全体が上記実施例の曲縁16a全体の曲線よりも比較的緩やかな曲線で形成されている点、上記実施例の足口15のヒップ裾ライン15aが前中心線Sとほぼ平行に形成されているのに対し、この実施例の前身頃11の足口15のヒップ裾ライン15aは曲縁16aとほぼ対称に形成され、前中心線Sとヒップ裾ライン15aの延長線とが成す角度βは40゜以下、好ましくは35゜に設定してある。また、後身頃12の左右端縁19,19の下端部間の幅Pを前身頃11の左右端縁16,16の下端部間の幅Hに対して約0.65倍程度に設定してある。そのほか後身頃12の形態や、マチ部13の後端部13bと後身頃12の内股後部23との縫合部にダーツ26を設けること、前後身頃11,12の縫合線Lを着用時に後部ウエストの外側寄り箇所からヒップの頂部Tを避けてその外側に迂回させることなどについては上記実施例の場合と全く同様である。
この実施例のショーツにおいても、ヒップ裾ライン15aのずり上がりをよく防止できるとともに、ずり上がり防止状態の持続性、安定性の向上を図り得るという効果は上記実施例の場合と同様に得ることができる。
本発明の対象とする衣料は、ショーツに限られず、水着やレオタードなどにも同様に適用でき、また男性用のブリーフにも同様に適用できる。

Claims (2)

  1. 下方開放状の足口(15)を左右対称に形成した伸縮性を有する前身頃(11)と、伸縮性を有する後身頃(12)と、前身頃(11)の下端の内股前部(22)と後身頃(12)の下端の内股後部(23)との間に配設されて股間部を覆うマチ部(13)とを備えており、前身頃(11)の左右端縁(16),(16)と後身頃(12)の左右端縁(19),(19)とは縫合され、マチ部(13)の前端部(13a)は前身頃(11)の下端の内股前部(22)に縫合され、マチ部(13)の凸円弧状に形成した後端部(13b)は後身頃(12)の下端の凹円弧状に形成した内股後部(23)に縫合され、足口(15)まわりには伸縮性を有する帯状材料または紐状材料(28)が設けられているショーツ、水着等の衣料において、
    前記マチ部(13)の凸円弧状に形成した前記後端部(13b)の曲率は前記後身頃(12)の下端の凹円弧状に形成した前記内股後部(23)の曲率よりも大きくし、これら後端部(13b)と内股後部(23)とを縫合してヒップ下部の膨らみ体形に合うよう立体化するダーツ(26)を設けていることを特徴とする、ショーツ、水着等の衣料。
  2. 前記前身頃(11)の左右端縁(16),(16)の各下端部は足口(15)内周のヒップ裾ライン(15a)の下端部と交差させ、かつ、前記左右端縁(16),(16)の各上下方向中間部から下端部までの間の部分を外方へ凸形の曲縁(16a)でつなぐ形に裁断し、該曲縁(16a)の上下方向中間部より下方部(16b)は直線または曲線状に形成し、前記後身頃(12)はこれの左右端縁(19),(19)の各上下方向中間部から下端部までの間の下方部分(19a)を下方拡がりの形に裁断し、前記後身頃(12)の左右端縁(19),(19)と前記前身頃(11)の左右端縁(16),(16)との縫合線(L)は後部ウエスト部(20),(21)からヒップの頂部(T)より外側に迂回してヒップ裾ライン(15a)に至るように形成している、請求項1記載のショーツ、水着等の衣料。
JP2006519666A 2006-01-25 2006-01-25 ショーツ、水着等の衣料 Active JP4416793B2 (ja)

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