JP3088811B2 - 雪上性能を向上した空気入タイヤ - Google Patents

雪上性能を向上した空気入タイヤ

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JP3088811B2 JP03338830A JP33883091A JP3088811B2 JP 3088811 B2 JP3088811 B2 JP 3088811B2 JP 03338830 A JP03338830 A JP 03338830A JP 33883091 A JP33883091 A JP 33883091A JP 3088811 B2 JP3088811 B2 JP 3088811B2
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禎一 小山
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/13Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping
    • B60C11/1307Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping with special features of the groove walls
    • B60C2011/1338Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping with special features of the groove walls comprising protrusions

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  • Tires In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、雪上性能を向上した空
気入タイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】タイヤ踏面のパターンとして、リブパタ
ーン、リブラグパターン、ブロックパターン等があり、
いずれのパターンにおいても、タイヤの周方向に連続す
る縦溝は、所謂ジグザグ溝、直線溝であって溝幅は全長
に亘って変化しない一定幅であった(グランプリ出版
タイヤ工学28ページ〜29ページ参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のタイヤ踏面にお
ける縦溝の溝巾はその全長に亘って一定幅であり、この
ため雪路を踏み固めて走行するとき、溝内を雪が通り抜
けて雪上トラクション、ブレーキングが余り期待できな
かった。本発明は、雪路を踏み固めて走行するとき、雪
を縦溝の溝巾方向に圧縮することで、雪の剪断力を上
げ、もって雪上トラクション、ブレーキング性能を向上
したことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、雪路を踏み固
めるタイヤ踏面に、タイヤ周方向に延伸した縦溝を有す
る空気入タイヤにおいて、前述の目的を達成するため
に、次の技術的手段を講じている。すなわち、本発明
は、前記タイヤ踏面が左右一対のブロックからなるセ
ンターブロックとこのセンターブロックの左右において
それぞれが左右一対のブロックからなる両サイドブロ
ックとを有するブロックパターンであり、前記センター
ブロックにおける左右一対のブロック間にジグザグ形
状とされた第1縦溝がタイヤセンターで周方向に延伸さ
れており、前記両サイドブロックにおけるそれぞれの
一対のブロック間にそれぞれ第2縦溝を備え、この
第2縦溝のそれぞれは、雪を溝内に導入する広巾の導入
部と周方向で雪を溝巾方向に漸次圧縮する狭窄部とを周
方向で交互に備えていることを特徴とするものである
(請求項1)。
【0005】また、前記第2縦溝のそれぞれは導入部と
狭窄部との方向が左右で逆方向とされていることを特徴
とするものである(請求項2)。更に、雪路を踏み固め
るタイヤ踏面に、タイヤ周方向に延伸した縦溝を有する
空気入りタイヤにおいて、前記タイヤ踏面がセンターリ
ブと左右のサイドリブとを有するリブパターンであり、
センターリブと左右のサイドリブとで形成されている前
記縦溝は雪を溝内に導入する広巾の導入部と周方向で雪
を溝巾方向に漸次圧縮する狭窄部とを周方向で交互に備
えていることを特徴とするものである(請求項3)。
【0006】また、請求項3において、前記縦溝はタイ
ヤ踏面の左右に形成されており、導入部と狭窄部との方
向が左右で逆方向とされていることを特徴とするもので
ある(請求項4)。更に、請求項3において前記センタ
ーリブの左右立面およびサイドリブの内方立面をイナズ
マ形状とし、導入部と狭窄部を交互に有する縦溝とされ
ていることを特徴とするものである(請求項5)。
【0007】
【作用】本発明に係る空気入タイヤを自動車に装着して
雪路を走行するとき、タイヤ踏面2 が雪路を踏み固め
る。この場合、雪はタイヤ路面2 において縦溝7 の溝長
手方向に矢示Aの如く流れるが、該縦溝7 は雪を溝内に
導入する広巾の導入部と雪を溝巾方向に漸次圧縮する狭
窄部7Aとを周方向で交互に備えているので当該狭窄部7A
にて雪を押固め雪の剪断力を高くし、ここに、雪路にお
けるトラクション、ブレーキ性能を向上する。
【0008】一方、狭窄部7Aで圧縮された雪は該狭窄部
7Aに詰っても、路面より離れたときのタイヤ踏面2 の弾
性復元と遠心力で剥離される。更に、センターブロック
においてタイヤセンターにジグザグ形状の第1縦溝を形
成したものにあっては、氷雪路での横すべりを防ぐとと
もにトラクション、ブレーキ性能を向上できる。
【0009】
【実施例】以下、図を参照して本発明の実施例を説明す
る。なお、図では空気入タイヤ1 の踏面2 を一部展開し
て示しているが、該タイヤ1 は、左右一対のビード部を
サイドウォール部、ショルダ部等を介して断面トロイダ
ルに連設したラジアルカーカス又はバイヤスカーカスを
有するものである。図1は第1実施例を示し、このタイ
ヤ踏面2 は、ブロックパターンであり、左右一対のセン
ターブロック3L,3R からなるセンターブロックとこの
センターブロックの左右においてそれぞれが左右一対の
サイドブロック4L,4R からなる両サイドブロックおよ
び左右のショルダーブロック5L,5R 列からなるショルダ
ーブロックを備え、前記各ブロックを周方向の間隔を有
して列設している。
【0010】なお、センターブロックには、タイヤ軸方
向に延伸する軸方向サイプ、サイドブロックおよびショ
ルダーブロックには周方向サイプを設けることができ
る。タイヤセンターには、左右一対のセンターブロック
列3L,3R 間に溝巾一定の所謂ジグザグ形状とされた第1
縦溝6 が周方向に連続(延伸)して形成してあり、タイ
ヤサイド(両サイドブロック)のそれぞれには、左右一
対のサイドブロック列4L,4R 間のそれぞれに溝巾が溝長
手方向で直線状に変化しかつ周方向で矢示Aの如く流れ
る雪を溝内に導入する広巾の導入部と導入された雪を溝
巾方向に漸次圧縮する狭窄部7Aを周方向で交互に備えて
いる第2縦溝7 がそれぞれ周方向に連続(延伸)して形
成してある。
【0011】なお、センターブロックとサイドブロック
との境界は、細巾とされた直線状の第3縦溝8 が、又、
サイドブロックとショルダブロックとの境界は、極細巾
とされた直線状の第4縦溝9 が形成されており、前記各
縦溝6 〜9 はタイヤ軸方向に延びる横溝10によって連絡
され、かつ、横溝10の溝長手両端はその全体又は一部が
ブロックの立面と相対されている。図2のタイヤ路面2
はリブ・ブロックパターンで示す第1比較例であり、左
右のセンターリブ11L,11R と左右のサイドリブ12L,12R
と、左右のサイドブロック13L,13R と左右のショルダー
ブロック14L,14R よりなり、センターリブとサイドブロ
ックとの境界に、狭窄部7Aを有する縦溝7 を備えてい
る。
【0012】図3は第2実施例を示し、図1で説明した
ブロックパターンのタイヤ踏面2 において、導入部と狭
窄部7Aの方向を左右で逆方向にしたもので、その他は、
第1実施例と共通するので共通部分は、共通符号で示し
ている。この第2実施例では、自動車にタイヤを装着す
るとき、左右反転して装着するのに有利となる。図4お
よび図6はいずれも本発明実施例の基本型式を示してお
り、図4は第3実施例をリブパターンのタイヤ踏面2 を
有し、センターリブ15とサイドリブ16間に、導入部と狭
窄部7Aを周方向で交互に有する縦溝7 を形成したもので
ある。
【0013】図5はリブ・ブロックパターンのタイヤ踏
面2 を有する第2比較例であり、センターリブ15とサイ
ドブロック17間に、導入部と狭窄部7Aを周方向で交互に
有する縦溝7 を形成したものである。図6は第4実施例
を示し、リブパターンのタイヤ踏面2 を有し、センター
リブ15とサイドリブ16間に、センターリブ15の立面を所
謂イナズマ形状に形成し、サイドリブ16の立面を直線状
に形成することで導入部と狭窄部7Aを周方向で交互に有
する縦溝7 を形成したものである。
【0014】以上の各実施例において、自動車に本発明
に係るタイヤ1 を装着して雪路を走行するとき、矢示A
方向に相対的に流れる雪は、導入部に導入されると狭窄
部7Aによって徐々に溝巾方向に圧縮され、雪の剪断力を
高くし、これによってトラクション、ブレーキ性能を向
上する。また、狭窄部7Aで圧縮された雪は、タイヤ踏面
2 が路面より離れるとき、弾性復元しかつ遠心力を受け
ること等から狭窄部7Aに雪詰りすることはない。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上の通りであり、雪路走行中
において雪を狭窄部で圧縮し、雪の剪断力を高くするこ
とにより、トラクション性能、ブレーキ性能を大幅に向
上できるし、第1縦溝をジグザグ形状としたことによ
り、タイヤセンターでの雪路走行中の横すべりを防止で
きるとともにトラクション・ブレーキ性能を向上でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施例の要部展開平面図である。
【図2】本発明との第1比較例の要部展開平面図であ
る。
【図3】本発明第2実施例の要部展開平面図である。
【図4】本発明第3実施例の要部展開平面図である。
【図5】本発明との第2比較例の要部展開平面図であ
る。
【図6】本発明第4実施例の要部展開平面図である。
【符号の説明】
1 空気入タイヤ 2 タイヤ踏面 7A 狭窄部 7 縦溝

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雪路を踏み固めるタイヤ踏面に、タイヤ
    周方向に延伸した縦溝を有する空気入タイヤにおいて、 前記タイヤ踏面が左右一対のブロックからなるセンタ
    ーブロックとこのセンターブロックの左右においてそれ
    ぞれが左右の一対のブロックからなる両サイドブロッ
    クとを有するブロックパターンであり、前記センターブ
    ロックにおける左右一対のブロック間にジグザグ形状
    とされた第1縦溝がタイヤセンターで周方向に延伸され
    ており、前記両サイドブロックにおけるそれぞれの左右
    一対のブロック間にそれぞれ第2縦溝を備え、この第
    2縦溝のそれぞれは、雪を溝内に導入する広巾の導入部
    と周方向で雪を溝巾方向に漸次圧縮する狭窄部とを周方
    向で交互に備えていることを特徴とする雪上性能を向上
    した空気入タイヤ。
  2. 【請求項2】 前記第2縦溝のそれぞれは導入部と狭窄
    部との方向が左右で逆方向とされていることを特徴とす
    る請求項1記載の雪上性能を向上した空気入タイヤ。
  3. 【請求項3】 雪路を踏み固めるタイヤ踏面に、タイヤ
    周方向に延伸した縦溝を有する空気入りタイヤにおい
    て、 前記タイヤ踏面がセンターリブと左右のサイドリブとを
    有するリブパターンであり、センターリブと左右のサイ
    ドリブとで形成されている前記縦溝は雪を溝内に導入す
    る広巾の導入部と周方向で雪を溝巾方向に漸次圧縮する
    狭窄部とを周方向で交互に備えていることを特徴とする
    雪上性能を向上した空気入りタイヤ。
  4. 【請求項4】 縦溝はタイヤ踏面の左右に形成されてお
    り、導入部と狭窄部との方向が左右で逆方向とされてい
    ることを特徴とする請求項3に記載の雪上性能を向上し
    た空気入りタイヤ。
  5. 【請求項5】 センターリブの左右立面およびサイドリ
    ブの内方立面をイナズマ形状とし、導入部と狭窄部を交
    互に有する縦溝とされていることを特徴とする請求項3
    に記載の雪上性能を向上した空気入りタイヤ。
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