JP3088505U - 液体改質装置 - Google Patents

液体改質装置

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JP3088505U
JP3088505U JP2002001246U JP2002001246U JP3088505U JP 3088505 U JP3088505 U JP 3088505U JP 2002001246 U JP2002001246 U JP 2002001246U JP 2002001246 U JP2002001246 U JP 2002001246U JP 3088505 U JP3088505 U JP 3088505U
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昭雄 井澤
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有限会社フェリス
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁石から発生する磁力線を、水、湖水、池の
水、汚水、ガソリン、軽油などの液体に均一に作用させ
ることができ、しかも液もれが生じない液体改質装置を
提供する。 【解決手段】 導管2と、導管2内部を流れる液体に磁
力線を照射するための磁石3とからなり、導管2の外周
面の少なくとも一部において、互いに対向する、ほぼ平
坦な一対の磁石設置面6が導管2表面に形成され、少な
くとも1対の磁石3が、磁石設置面6にそれぞれ面接触
した状態で配設されてなる液体改質装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は液体改質装置に関する。さらに詳しくは、磁石から発生する磁力線を 液体に均一に作用させることができ、しかも液もれが生じない液体改質装置に関 する。本考案において「液体」とは、たとえば水、湖水、池の水、汚水、ガソリ ン、軽油などを含む広い概念であるが、以下、「水」を例にとって説明する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、水の改質または改善を行なうために、電気的または化学的処理など の水処理方法が一般に行なわれているが、これらの方法は要求した改質効果が得 られなかったり、ランニングコストが高かったり、さらに健康や環境に対する安 全性が充分確保できないなどの問題がある。
【0003】 そこで、最近では、これらの問題を解消する水処理方法として、磁気処理によ る方法が研究されてきている。この磁気処理方法は、一対の磁石の間隙に水を流 すことにより、磁石から出た磁力線の作用により水の分子集団が小さくなり、そ の結果、種々の改質効果を奏することができる。たとえば、水道水を磁気処理し た場合の効果として、 ・カルキ臭がなくなる、 ・さらっとした舌触りで甘味のある水になる、 ・ご飯の炊き上がりがおいしくなる、 ・食器などの洗浄効果が向上する、 ・風呂の湯冷めがしにくくなる、 ・台所や風呂のぬめりがなくなる、 ・切花が長持ちする、 ・少ない洗剤で洗濯物がきれいになる、 ・排水口が臭わなくなる、 ・ボイラーや配水管の水あかがきれいに落ち、しかも再付着しにくくなるので、 詰まりにくくなる、 ・コンクリートの強度が増す、 ・殺菌、防藻や防さび効果を有する などの種々の効果を奏することが知られている。また、磁気処理された水は、水 の分子集団が小さくなり、飲み水にした場合には生体に吸収されやすくなり、細 胞を活性化させると考えられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、磁気処理される水を流すための導管は、通常、円形断面を呈している ため、導管を両側から挟むようにして一対の磁石を配設したり、または導管周囲 に4個の磁石を十字形に配設する場合、磁石と導管の外表面との距離が不均一に なる。したがって、磁石から発せられる磁力線が均一に水に作用しないので、前 述の水の改質効果が充分得られないという問題がある。
【0005】 一方、磁石と導管の外表面との距離を均一にするために、一般に用いられる円 形断面の導管に、矩形断面形状を呈する角管を溶接または接着などにより接合す ることが考えられる。しかし、この場合、導管を長期間使用したときに導管と角 管の接合箇所から液もれが生じるおそれがある。
【0006】 本考案はかかる問題を解消するためになされたものであり、磁石から発生する 磁力線を水などの液体に均一に作用させることができ、しかも液もれが生じない 液体改質装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の液体改質装置は、導管と、該導管内部を流れる液体に磁力線を照射す るための磁石とからなり、 前記導管の外周面の少なくとも一部において、互いに対向する、ほぼ平坦な一対 の磁石設置面が前記導管表面に形成され、 少なくとも1対の前記磁石が、前記磁石設置面にそれぞれ面接触した状態で配設 されてなることを特徴としている。
【0008】 前記磁石設置面が、前記導管をプレス加工することで形成されてなるのが好ま しい。
【0009】 前記磁石が、前記磁石設置面に対してそれぞれ垂直方向に沿って複数個積層さ れてなるのが好ましい。
【0010】 前記磁石設置面が、前記導管の長手方向に沿って延びるように形成され、前記 磁石が、前記導管の長手方向に沿って前記磁石設置面にそれぞれ面接触した状態 で複数個配設されてなるのが好ましい。
【0011】 前記導管がU字管からなるのが好ましい。
【0012】
【考案の実施の形態】
つぎに図面を参照しながら本考案の液体改質装置をさらに詳細に説明する。図 1は本考案の液体改質装置の一実施の形態を示す斜視説明図、図2は図1の液体 改質装置内部の主要部の水平断面説明図、図3は図1の液体改質装置内部の主要 部の正面図、図4は図1の液体改質装置内部の主要部の斜視説明図、および図5 は図1の導管内部の水に作用する磁力線の流れを示す説明図である。
【0013】 本実施の形態の液体改質装置1は、図1〜4に示されるように、水道水などの 水(W)を通水させる防錆性を有する金属などからなる導管2と、導管2内部を 流れる水(W)に磁力線を照射するための永久磁石からなる磁石3と、磁石3を 導管2の側面に固定するためのフレーム4(図2参照)と、導管2、磁石3およ びフレーム4を収容するケーシング5とから構成されている。
【0014】 導管2の少なくとも一部は、両側から扁平になるようにプレス加工が施され、 それにより、互いに対向する、ほぼ平坦な一対の磁石設置面6が導管2表面に形 成されている。さらに、磁石3は、磁石設置面6に面接触した状態で配設されて いる。
【0015】 したがって、図5に示されるように、磁石3の表面と導管の外表面との距離が 非常に小さくかつ均一になるので、磁石3から発せられる磁力線(M)を均一に 水(W)に作用させることができるので、水の改質効果を向上させることができ る。たとえば、磁石3の大きさや材質を適宜変更することにより、200mT程 度の磁束密度に調整することができる。しかも、磁石設置面6は導管2に一体形 成されているので、溶接や接着が不要であり、溶接などの接合箇所からの液もれ などの事故を防止することができる。
【0016】 しかも、本実施の形態では、図2および図4に示されるように、磁石3が、導 管2の磁石設置面6に対してそれぞれ垂直方向に沿って複数個積層されているた め、小さいスペースで磁力を高めることができ、水の改質効果をより向上させる ことができる。また、図2に示されるように、磁石設置面6に対して垂直方向に 積層された複数の磁石3は、フレーム4によって両側面を拘束されているので、 位置がずれたり、脱落する心配がない。また、フレーム4は、磁石3を嵌めこみ やすくするために、若干の寸法的な余裕をもたせてもよい。
【0017】 なお、磁石設置面6に設ける磁石3の数は、本考案においてとくに限定される ものではないが、1〜2個が好ましい。磁石密度を大きくするためには、複数個 設置するのが好ましいが、3個以上設置しても2個の場合と効果は同じである。 垂直に積層された複数の磁石3の磁極の向きは、隣接する他の磁石の磁極と吸着 するように方向付られているのが好ましい。
【0018】 さらに、本実施の形態では、図3および図4に示されるように、磁石設置面6 は、導管2の長手方向に沿って延びるように形成され、磁石3が、導管2の長手 方向に沿って磁石設置面6にそれぞれ面接触した状態で複数個配設されているた め、多量の磁力線を水(W)に照射することができるので、水の改質効果をより 一層向上させることができる。
【0019】 磁石設置面6の長手方向の距離(いわゆる配管照射距離)は、長いほど、より 多くの磁石を配置することが可能になり、水の改質効果を向上させることができ る。たとえば、磁石設置面6の長手方向の距離の合計(たとえば図3において磁 石3の左右2本の列の合計)を900mm以上に設定すれば、従来の磁気処理装 置と比較して5〜10倍程度の水の改質効果が得られる。
【0020】 なお、長手方向に配設された磁石3の数は、本考案ではとくに限定されるもの ではないが、図3のように1列につき8個程度配列し、隣接する磁石3同士のあ いだは2mm程度離間してもよい。また、長手方向に配設された複数の磁石3の 磁極の向きは、隣接する他の磁石の磁極と吸着するように方向付けられるのが好 ましい。
【0021】 また、本実施の形態では、導管2は、図3に示されるように、900mm以上 の磁石設置面6を確保することができる長さの水道管をU字状に曲げたものであ るため、省スペース化を達成することができる。しかも、溶接箇所の数を低減さ せることができるため、液もれなどの事故を防止することができる。
【0022】 なお、本考案の液体改質装置は、前述したように、水以外にも汚水、ガソリン などの液体に広く適用することができ、汚水の場合には、固形物と液体の分離効 率を高めることができ、またガソリンの場合には、磁力線を照射しないものに比 べて燃費を改善することができるなど、適用する液体を改質する効果を奏する。
【0023】
【考案の効果】
本考案の液体改質装置は、導管の外周面の少なくとも一部において、互いに対 向する、ほぼ平坦な一対の磁石設置面が導管表面に形成され、少なくとも1対の 磁石が、磁石設置面にそれぞれ面接触した状態で配設されているため、磁石から 発生する磁力線を液体に均一に作用させることができ、液体の改質効果を大幅に 向上させることができる。
【0024】 しかも、磁石設置面は導管をプレス加工することで形成されているので、溶接 や接着が不要であり、溶接部などから液もれが生じることがなく、製品寿命が大 幅に向上する。そして、結果的にコストパフォーマンスの非常に高い製品を提供 することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の液体改質装置の一実施の形態を示す斜
視説明図である。
【図2】図1の液体改質装置内部の主要部の水平断面説
明図である。
【図3】図1の液体改質装置内部の主要部の正面図であ
る。
【図4】図1の液体改質装置内部の主要部の斜視説明図
である。
【図5】図1の導管内部の水に作用する磁力線の流れを
示す説明図である。
【符号の説明】
2 導管 3 磁石 6 磁石設置面

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導管と、該導管内部を流れる液体に磁力
    線を照射するための磁石とからなり、前記導管の外周面
    の少なくとも一部において、互いに対向する、ほぼ平坦
    な一対の磁石設置面が前記導管表面に形成され、少なく
    とも1対の前記磁石が、前記磁石設置面にそれぞれ面接
    触した状態で配設されてなる液体改質装置。
  2. 【請求項2】 前記磁石設置面が、前記導管をプレス加
    工することで形成されてなる請求項1記載の液体改質装
    置。
  3. 【請求項3】 前記磁石が、前記磁石設置面に対してそ
    れぞれ垂直方向に沿って複数個積層されてなる請求項1
    または2記載の液体改質装置。
  4. 【請求項4】 前記磁石設置面が、前記導管の長手方向
    に沿って延びるように形成され、前記磁石が、前記導管
    の長手方向に沿って前記磁石設置面にそれぞれ面接触し
    た状態で複数個配設されてなる請求項1、2または3記
    載の液体改質装置。
  5. 【請求項5】 前記導管がU字管からなる請求項1、
    2、3または4記載の液体改質装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005102940A1 (ja) * 2004-04-27 2005-11-03 Isao Furusawa 流体の活性化装置
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JP7022466B1 (ja) 2021-02-01 2022-02-18 テンソー電磁技術工業株式会社 微小気泡増幅装置

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