JPH11221572A - 磁石とセラミックを併用した液体の改質処理方法及びその装置 - Google Patents
磁石とセラミックを併用した液体の改質処理方法及びその装置Info
- Publication number
- JPH11221572A JPH11221572A JP10037980A JP3798098A JPH11221572A JP H11221572 A JPH11221572 A JP H11221572A JP 10037980 A JP10037980 A JP 10037980A JP 3798098 A JP3798098 A JP 3798098A JP H11221572 A JPH11221572 A JP H11221572A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- liquid
- antioxidant
- ceramic
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Feeding And Controlling Fuel (AREA)
- Physical Water Treatments (AREA)
- Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 一般家庭における給水、燃料油、更には水耕
栽培用の水等を効率よく改質する。 【解決手段】 筒状のハウジング内に、筒状のケーシン
グ4を収容する。該ケーシング4内に永久磁石5を2個
一組として所定の組数を所要の間隔で固定する。一組の
永久磁石は夫々の間隙を狭くし且つ対向する磁極面の磁
極は同極とする。隣の組同士の間隔は、この間に積層す
る抗酸化物質を含有するセラミックに必要な磁界の強さ
が及ぶ間隔とする。隣接する組の対向する面の磁極は異
極となるようにする。永久磁石5の隣接する組の間に抗
酸化物質を含有するセラミックを積層する。そしてハウ
ジングの給水口から液体を入れてケーシング4内を通
す。
栽培用の水等を効率よく改質する。 【解決手段】 筒状のハウジング内に、筒状のケーシン
グ4を収容する。該ケーシング4内に永久磁石5を2個
一組として所定の組数を所要の間隔で固定する。一組の
永久磁石は夫々の間隙を狭くし且つ対向する磁極面の磁
極は同極とする。隣の組同士の間隔は、この間に積層す
る抗酸化物質を含有するセラミックに必要な磁界の強さ
が及ぶ間隔とする。隣接する組の対向する面の磁極は異
極となるようにする。永久磁石5の隣接する組の間に抗
酸化物質を含有するセラミックを積層する。そしてハウ
ジングの給水口から液体を入れてケーシング4内を通
す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁石とセラミックを
併用した液体の改質処理方法及びその装置に関するもの
である。
併用した液体の改質処理方法及びその装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、ビル、工場、マンション等の集合
住宅及び一般家庭における給水配管、空調設備の冷水、
温水及び冷却水、ボイラーその他の温水配管等に接続
し、配管内に発生するスライム、スケール、錆こぶの減
少及び成長防止を図ると共に安定な酸化皮膜を形成する
ことにより配管の劣化防止と抑制を図るための水の改質
処理装置がある。
住宅及び一般家庭における給水配管、空調設備の冷水、
温水及び冷却水、ボイラーその他の温水配管等に接続
し、配管内に発生するスライム、スケール、錆こぶの減
少及び成長防止を図ると共に安定な酸化皮膜を形成する
ことにより配管の劣化防止と抑制を図るための水の改質
処理装置がある。
【0003】また、重油、灯油、ガソリン等の燃料油の
改質を図り、燃焼効率の向上、スラッジの減少、窒素酸
化物(NOX )の減少等の効果を図るための改質処理装
置もある。
改質を図り、燃焼効率の向上、スラッジの減少、窒素酸
化物(NOX )の減少等の効果を図るための改質処理装
置もある。
【0004】更にまた、農業分野における水耕栽培等の
ように多量の水を必要とする分野においては、植物の成
長促進に有効な水を作るための改質処理装置もある。
ように多量の水を必要とする分野においては、植物の成
長促進に有効な水を作るための改質処理装置もある。
【0005】そして、前記防錆等のための水の改質処理
装置としては、大別すると磁気による処理装置とセラミ
ックによる処理装置がある。
装置としては、大別すると磁気による処理装置とセラミ
ックによる処理装置がある。
【0006】磁気による処理装置としては、例えば図9
乃至図12に示した装置がある。
乃至図12に示した装置がある。
【0007】図9において101は一端側に給水口10
2と他端側に排水口103を設けた筒状のハウジング、
104は前記ハウジング101内に収納するケーシン
グ、105、105は前記ケーシング104の両端開口
部に取り付けた、通水口106、106を有する板、1
07はケーシング104の中心部に設け、両端部を前記
板105、105に固定した軸である。また、110は
軸と板105、軸と永久磁石108を固定するためのナ
ットである。
2と他端側に排水口103を設けた筒状のハウジング、
104は前記ハウジング101内に収納するケーシン
グ、105、105は前記ケーシング104の両端開口
部に取り付けた、通水口106、106を有する板、1
07はケーシング104の中心部に設け、両端部を前記
板105、105に固定した軸である。また、110は
軸と板105、軸と永久磁石108を固定するためのナ
ットである。
【0008】108、108・・・は永久磁石である。
また該永久磁石108、108は間に継鉄109を挟ん
だ状態に取り付けた2個を一組とし、且つこれら2個の
永久磁石は継鉄109に接する側の磁極を同極としてい
る。そして隣の永久磁石の組とは対向する磁極を異極と
している。
また該永久磁石108、108は間に継鉄109を挟ん
だ状態に取り付けた2個を一組とし、且つこれら2個の
永久磁石は継鉄109に接する側の磁極を同極としてい
る。そして隣の永久磁石の組とは対向する磁極を異極と
している。
【0009】而して、図9に示した装置においては、給
水口102から水を入れると、該水はケーシング104
内を通過の際に永久磁石108間に設けられ、間隙及び
永久磁石108、108間に挟まれた継鉄109より発
生している磁界中を通過することになり、磁気処理され
るものである。
水口102から水を入れると、該水はケーシング104
内を通過の際に永久磁石108間に設けられ、間隙及び
永久磁石108、108間に挟まれた継鉄109より発
生している磁界中を通過することになり、磁気処理され
るものである。
【0010】次に、図10に示した装置について説明す
る。図10において110は給水口111と排水口11
2を設けたハウジングである。またハウジング110内
の給水口111と排水口112に近い部分には、通水口
113′、114′を有する仕切板113、114が設
けられている。115、115・・・はハウジング11
0内の中心部に連結して固定された永久磁石である。そ
して、ハウジング110、仕切板113及び114は材
質的に継鉄の役割を果たしており、磁石よりの磁束はハ
ウジング110及び仕切板113、114を介して仕切
板113及び114に設けられた通水口113′及び1
14′に磁界が集中することになる。
る。図10において110は給水口111と排水口11
2を設けたハウジングである。またハウジング110内
の給水口111と排水口112に近い部分には、通水口
113′、114′を有する仕切板113、114が設
けられている。115、115・・・はハウジング11
0内の中心部に連結して固定された永久磁石である。そ
して、ハウジング110、仕切板113及び114は材
質的に継鉄の役割を果たしており、磁石よりの磁束はハ
ウジング110及び仕切板113、114を介して仕切
板113及び114に設けられた通水口113′及び1
14′に磁界が集中することになる。
【0011】而して、図10に示した装置の場合には、
給水口111から入った水は両仕切板113、114の
夫々に設けられた通水口113′、114′を通過中に
磁気処理されることになる。
給水口111から入った水は両仕切板113、114の
夫々に設けられた通水口113′、114′を通過中に
磁気処理されることになる。
【0012】次に、図11及び図12に示した装置につ
いて説明する。図11において116は給水管である。
117、117・・・は前記給水管116の外周に等間
隔に固定した永久磁石である。而して、本装置は給水管
116を通る水を給水管116を介してその外側から永
久磁石117、117・・・により磁気処理するもので
ある。
いて説明する。図11において116は給水管である。
117、117・・・は前記給水管116の外周に等間
隔に固定した永久磁石である。而して、本装置は給水管
116を通る水を給水管116を介してその外側から永
久磁石117、117・・・により磁気処理するもので
ある。
【0013】これら図9乃至図12に示した装置は、構
造的に若干相違はあるものの基本的には次式に示される
原理に基づくものである。
造的に若干相違はあるものの基本的には次式に示される
原理に基づくものである。
【0014】
【数1】
【0015】上式中、Eは誘導起電力、Bは磁束密度、
Vは磁界中を導体が横切る速度、lは導体の長さ、si
nθは導体が磁界中を横切る角度であり、効果を高める
には磁気回路内の磁束密度の高さ、水の流速、水質中の
イオン又は電子の量等が影響する。
Vは磁界中を導体が横切る速度、lは導体の長さ、si
nθは導体が磁界中を横切る角度であり、効果を高める
には磁気回路内の磁束密度の高さ、水の流速、水質中の
イオン又は電子の量等が影響する。
【0016】上記の基本原理により水の水質に変化を与
え、pHがよりアルカリ側に移行し、酸化還元電位の低
下をもたらし、このことにより錆の発生、成長などを抑
制するものである。
え、pHがよりアルカリ側に移行し、酸化還元電位の低
下をもたらし、このことにより錆の発生、成長などを抑
制するものである。
【0017】次に、セラミックによる処理装置について
説明すると、斯かる装置はセラミックの内容により原理
的な説明内容は異なるが、多くのものは光半導体又は遠
赤外線放射による効果として説明されている。
説明すると、斯かる装置はセラミックの内容により原理
的な説明内容は異なるが、多くのものは光半導体又は遠
赤外線放射による効果として説明されている。
【0018】これらの装置の概要は図13及び図14に
示す通りである。尚、セラミックの使用材としては麦飯
石などの天然石又はアルミナの表面にチタン酸化物を塗
布し、焼き付けたものが挙げられる。
示す通りである。尚、セラミックの使用材としては麦飯
石などの天然石又はアルミナの表面にチタン酸化物を塗
布し、焼き付けたものが挙げられる。
【0019】図13及び図14中、118は給水口11
9と排水口120を設けたハウジング、121、121
・・・は前記ハウジング118内に充填したセラミック
である。
9と排水口120を設けたハウジング、121、121
・・・は前記ハウジング118内に充填したセラミック
である。
【0020】而して、該装置は、給水口119から給水
してセラミック121中に水を通し、該セラミック12
1の作用によって処理するものである。
してセラミック121中に水を通し、該セラミック12
1の作用によって処理するものである。
【0021】また、上記の装置の他に、これらを併用し
た処理装置もある。該装置は磁石とセラミックを別の容
器に入れて水を順次通水するもの(図15、図16)
と、給水管の外周に同一の容器に入れてセッティングし
たもの(図17、図18)がある。
た処理装置もある。該装置は磁石とセラミックを別の容
器に入れて水を順次通水するもの(図15、図16)
と、給水管の外周に同一の容器に入れてセッティングし
たもの(図17、図18)がある。
【0022】図15、図16中において、122はセラ
ミック(図示せず。)を収容したハウジング、123は
磁石を収容したハウジングである。
ミック(図示せず。)を収容したハウジング、123は
磁石を収容したハウジングである。
【0023】図17、図18中において、124は給水
管である。125は給水管124の外周を覆う容器であ
る。126は容器125内に収容したセラミック、12
7、127はセラミック126を挟んだ状態に収容した
磁石である。
管である。125は給水管124の外周を覆う容器であ
る。126は容器125内に収容したセラミック、12
7、127はセラミック126を挟んだ状態に収容した
磁石である。
【0024】以上は一般家庭における給水等の処理装置
であるが、燃料の改質用処理装置としては、例えば特公
昭59−1760号公報に示される如き磁気による処理
装置があり、また水耕栽培用の水の処理装置としては、
上記の磁気による処理装置と同様のものが用いられてい
る。
であるが、燃料の改質用処理装置としては、例えば特公
昭59−1760号公報に示される如き磁気による処理
装置があり、また水耕栽培用の水の処理装置としては、
上記の磁気による処理装置と同様のものが用いられてい
る。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の処理装
置では次の如き問題点がある。先ず、一般家庭における
給水等の処理装置のうちで、磁気による処理装置の場合
について説明する。効果を増すためには流速を大きくし
なければならないが、流速を増すためには循環装置が必
要である。しかし、循環処理をすると水温が高まり、こ
れによって水中の溶存酸素の拡散速度が大幅に増し、効
果が相殺される。
置では次の如き問題点がある。先ず、一般家庭における
給水等の処理装置のうちで、磁気による処理装置の場合
について説明する。効果を増すためには流速を大きくし
なければならないが、流速を増すためには循環装置が必
要である。しかし、循環処理をすると水温が高まり、こ
れによって水中の溶存酸素の拡散速度が大幅に増し、効
果が相殺される。
【0026】また、磁束密度を高めるには希土類系磁石
の使用又は通水部分の磁界の空隙を狭くする必要がある
が、希土類系磁石は高価であり、また金属系のため腐食
し易く、表面を保護するための処理が必要である。更に
磁界の空隙を狭くした場合は所定の水量を流すための不
具合が生じる。
の使用又は通水部分の磁界の空隙を狭くする必要がある
が、希土類系磁石は高価であり、また金属系のため腐食
し易く、表面を保護するための処理が必要である。更に
磁界の空隙を狭くした場合は所定の水量を流すための不
具合が生じる。
【0027】また、磁気処理による場合は経時変化があ
り、時間の経過につれて効果が減少する。通常4〜20
時間経過以降は効果が期待できない。
り、時間の経過につれて効果が減少する。通常4〜20
時間経過以降は効果が期待できない。
【0028】次に、セラミックによる処理装置の場合で
あるが、この場合は構造的にみても特定の波長の光又は
電磁波、或いは加熱などの条件を加える要素がなく、効
果があるとしても水の磁気処理と類似の現象である。し
たがって、磁気による処理装置と同様の問題点がある。
あるが、この場合は構造的にみても特定の波長の光又は
電磁波、或いは加熱などの条件を加える要素がなく、効
果があるとしても水の磁気処理と類似の現象である。し
たがって、磁気による処理装置と同様の問題点がある。
【0029】最後に、磁気とセラミックを併用した処理
装置の場合であるが、そのうち磁気とセラミックを夫々
別個の容器に収容した場合は、本質的には上記磁気によ
るものとセラミックによるものと大差なく、同様の問題
点がある。
装置の場合であるが、そのうち磁気とセラミックを夫々
別個の容器に収容した場合は、本質的には上記磁気によ
るものとセラミックによるものと大差なく、同様の問題
点がある。
【0030】また、給水管の外周にこれを覆うように容
器を設け、該容器内にセラミックを磁石で挟んだ状態で
一緒に収容した場合には、セラミックに磁界が加えられ
る要素があり、この点前記の処理装置と違いがある。
器を設け、該容器内にセラミックを磁石で挟んだ状態で
一緒に収容した場合には、セラミックに磁界が加えられ
る要素があり、この点前記の処理装置と違いがある。
【0031】しかし、この場合も給水管の外周に設置す
る構造のため、給水管の口径が大きくなると次の問題点
が生じる。例えば、磁気回路では磁極より特定の距離に
ある磁界の強さは、次の式で示される。
る構造のため、給水管の口径が大きくなると次の問題点
が生じる。例えば、磁気回路では磁極より特定の距離に
ある磁界の強さは、次の式で示される。
【0032】
【数2】
【0033】上記数式においてHは磁界の強さ、mは磁
極の強さ、μ0 は透磁率、rは磁極よりの距離を示す。
極の強さ、μ0 は透磁率、rは磁極よりの距離を示す。
【0034】以上のように、給水管の口径が大になる程
口径の大きさの2乗に反比例し、通水内部の磁界の強さ
は弱まる。このことは遠赤外線放射効果に関しても同様
である。
口径の大きさの2乗に反比例し、通水内部の磁界の強さ
は弱まる。このことは遠赤外線放射効果に関しても同様
である。
【0035】次に、燃料油の改質のための処理装置であ
るが、本質的な効果を生み出すためには次の点を改善す
る必要がある。スラッジの減少又は細分化、燃料油
改質に伴いCn H2n+2の構成の中でより低分子のCn H
2n+2への比率の向上。
るが、本質的な効果を生み出すためには次の点を改善す
る必要がある。スラッジの減少又は細分化、燃料油
改質に伴いCn H2n+2の構成の中でより低分子のCn H
2n+2への比率の向上。
【0036】最後に、水耕栽培用の改質処理装置では、
供給水の水質改善だけでなく、植物の生長促進の阻害要
因を防ぐ手段が必要である。
供給水の水質改善だけでなく、植物の生長促進の阻害要
因を防ぐ手段が必要である。
【0037】本発明は上記の点に鑑みなされたものであ
って、磁石と、抗酸化物質を含有するセラミックとを併
用し、磁気処理による効果と、磁界中に抗酸化物質を含
有するセラミックを積層したことによる効果とにより、
上記の問題点を悉く解消することができるようになした
液体の改質処理方法及びその装置を提供せんとするもの
である。
って、磁石と、抗酸化物質を含有するセラミックとを併
用し、磁気処理による効果と、磁界中に抗酸化物質を含
有するセラミックを積層したことによる効果とにより、
上記の問題点を悉く解消することができるようになした
液体の改質処理方法及びその装置を提供せんとするもの
である。
【0038】
【課題を解決するための手段】而して、本発明の要旨と
するところは、液体を、永久磁石による磁界と積層され
た抗酸化物質を含有するセラミック中を通過させること
を特徴とする磁石とセラミックを併用した液体の改質処
理方法にある。
するところは、液体を、永久磁石による磁界と積層され
た抗酸化物質を含有するセラミック中を通過させること
を特徴とする磁石とセラミックを併用した液体の改質処
理方法にある。
【0039】また、上記方法を実施する装置としては以
下のものを用いる。 (1)ハウジング内に収容する筒状のケーシング内に、
永久磁石を複数一組として所要の間隔で所要の組数配置
し、各一組は対向する磁極面の磁極を同極となすと共に
相互の間隔を僅かな間隔となし、また隣同士の組の相互
間隔はこの間に積層する抗酸化物質を含有するセラミッ
クに必要な磁界の強さが及ぶ適宜の間隔となすと共に隣
同士の組の対向する磁極面の磁極を異極となし、更に各
組間の間隙内に抗酸化物質を含有するセラミックを積層
し、ケーシング内に液体を通すようになした液体の改質
処理装置。
下のものを用いる。 (1)ハウジング内に収容する筒状のケーシング内に、
永久磁石を複数一組として所要の間隔で所要の組数配置
し、各一組は対向する磁極面の磁極を同極となすと共に
相互の間隔を僅かな間隔となし、また隣同士の組の相互
間隔はこの間に積層する抗酸化物質を含有するセラミッ
クに必要な磁界の強さが及ぶ適宜の間隔となすと共に隣
同士の組の対向する磁極面の磁極を異極となし、更に各
組間の間隙内に抗酸化物質を含有するセラミックを積層
し、ケーシング内に液体を通すようになした液体の改質
処理装置。
【0040】また、該処理装置は、ケーシング内に通す
液体を循環させるようにしてもよい。
液体を循環させるようにしてもよい。
【0041】(2)ハウジング内に収容する筒状のケー
シング内に、永久磁石を磁極面が平行になるようにして
所要の間隔で所要数配置すると共に、対向する磁極面の
磁極が異極となるようになし、更に永久磁石間の間隙に
抗酸化物質を含有するセラミックを積層し、ケーシング
内に液体を通すようになした液体の改質処理装置。
シング内に、永久磁石を磁極面が平行になるようにして
所要の間隔で所要数配置すると共に、対向する磁極面の
磁極が異極となるようになし、更に永久磁石間の間隙に
抗酸化物質を含有するセラミックを積層し、ケーシング
内に液体を通すようになした液体の改質処理装置。
【0042】また、該処理装置は、ケーシング内を通す
液体を循環させるようにしてもよい。
液体を循環させるようにしてもよい。
【0043】(3)ハウジング内に収容するケーシング
内に永久磁石を内蔵した処理装置と、ハウジング内に収
容するケーシング内に抗酸化物質を含有するセラミック
を積層した処理装置とを設け、これらを接続して液体が
順次永久磁石による磁界と抗酸化物質を含有するセラミ
ック中を通過するようになした液体の改質処理装置。
内に永久磁石を内蔵した処理装置と、ハウジング内に収
容するケーシング内に抗酸化物質を含有するセラミック
を積層した処理装置とを設け、これらを接続して液体が
順次永久磁石による磁界と抗酸化物質を含有するセラミ
ック中を通過するようになした液体の改質処理装置。
【0044】また、上記処理装置においては液体を循環
させるようにしてもよい。
させるようにしてもよい。
【0045】また、以上の処理方法及び装置で用いる抗
酸化物質を含有するセラミックについて説明すると、該
セラミックは光合成細菌群、乳酸菌群、酵母菌、醗酵糸
状菌群及びグラム陽性放射線菌群の有用微生物群を組み
合わせ、これらの微生物群が産生した抗酸化タンパク質
及び低分子の抗酸化物質を粘土と混合し、所定の形状に
成形し、焼成されたセラミックである。
酸化物質を含有するセラミックについて説明すると、該
セラミックは光合成細菌群、乳酸菌群、酵母菌、醗酵糸
状菌群及びグラム陽性放射線菌群の有用微生物群を組み
合わせ、これらの微生物群が産生した抗酸化タンパク質
及び低分子の抗酸化物質を粘土と混合し、所定の形状に
成形し、焼成されたセラミックである。
【0046】尚、上記の抗酸化タンパク質及び低分子の
抗酸化物質を含有する液体又はセラミックは、既に医療
分野、農業分野、汚水処理分野及び燃費改善、排ガス対
策などの多分野にわたり、その抗酸化作用に伴う改善事
項が実証されている。
抗酸化物質を含有する液体又はセラミックは、既に医療
分野、農業分野、汚水処理分野及び燃費改善、排ガス対
策などの多分野にわたり、その抗酸化作用に伴う改善事
項が実証されている。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しつつ説明する。図1乃至図3は本発明の実
施に用いる処理方法の第1実施形態を示すものである。
図面を参照しつつ説明する。図1乃至図3は本発明の実
施に用いる処理方法の第1実施形態を示すものである。
【0048】図中、1は両端にフランジ1a、1a、1
b、1bで接続した給水口2と排水口3を有する筒状の
ハウジングである。4は前記ハウジング1中に収容する
筒状ののケーシングである。また該ケーシング4は前記
ハウジング1より若干小径として、相互の空隙に水が流
れるようにしている。そしてまた、該ケーシング4は多
孔質の部材を用いている。
b、1bで接続した給水口2と排水口3を有する筒状の
ハウジングである。4は前記ハウジング1中に収容する
筒状ののケーシングである。また該ケーシング4は前記
ハウジング1より若干小径として、相互の空隙に水が流
れるようにしている。そしてまた、該ケーシング4は多
孔質の部材を用いている。
【0049】5、5・・・は前記ケーシング4より若干
小径の環状の永久磁石である。尚、本実施形態ではフェ
ライト磁石を用いている。該永久磁石5、5・・・は1
本の軸6に2個一組として所定の間隔で固定されてい
る。また、各一組の永久磁石は、相互の間隔を小さくし
ており、且つ対向する磁極面の磁極は同極としている。
小径の環状の永久磁石である。尚、本実施形態ではフェ
ライト磁石を用いている。該永久磁石5、5・・・は1
本の軸6に2個一組として所定の間隔で固定されてい
る。また、各一組の永久磁石は、相互の間隔を小さくし
ており、且つ対向する磁極面の磁極は同極としている。
【0050】また、隣同士の組の相互の間隔は、この間
に積層する抗酸化物質を含有するセラミックに必要な磁
界が及ぶ適宜な間隔としている。そしてまた、隣同士の
組の対向する磁極面の磁極は異極としている。
に積層する抗酸化物質を含有するセラミックに必要な磁
界が及ぶ適宜な間隔としている。そしてまた、隣同士の
組の対向する磁極面の磁極は異極としている。
【0051】7、7・・・は前記永久磁石5、5・・・
の各組の間に積層した抗酸化物質を含有するセラミック
である。尚、該セラミック7、7・・・の形状は環状、
柱状、球状等のいずれでもよい。
の各組の間に積層した抗酸化物質を含有するセラミック
である。尚、該セラミック7、7・・・の形状は環状、
柱状、球状等のいずれでもよい。
【0052】8、9は前記ケーシング4の両端開口部に
内嵌した、夫々通水口8a、9aを有する通水板であ
る。また、該通水板8、9の中心部に前記軸6の両端を
挿通し、ナット10、10で固定している。
内嵌した、夫々通水口8a、9aを有する通水板であ
る。また、該通水板8、9の中心部に前記軸6の両端を
挿通し、ナット10、10で固定している。
【0053】而して、本実施形態の場合には、ハウジン
グ1の給水口2から流入した水は、ハウジング1とケー
シング4間の空隙、ケーシング4と永久磁石5、5・・
・間の空隙、各組の永久磁石の狭い対向間隙、積層され
た抗酸化物質を含有するセラミック中を流れる。
グ1の給水口2から流入した水は、ハウジング1とケー
シング4間の空隙、ケーシング4と永久磁石5、5・・
・間の空隙、各組の永久磁石の狭い対向間隙、積層され
た抗酸化物質を含有するセラミック中を流れる。
【0054】水は上記の如く、永久磁石5、5・・・の
各組の同極同士の対向面により生ずる磁束をほぼ直角に
近い状態で横切るように流れ、そしてまた永久磁石の対
向する磁極面を異極とした隣同士の組の間に積層され、
必要な磁界を加えられた抗酸化物質を含有するセラミッ
ク中をも通過し、これに接触することになる。
各組の同極同士の対向面により生ずる磁束をほぼ直角に
近い状態で横切るように流れ、そしてまた永久磁石の対
向する磁極面を異極とした隣同士の組の間に積層され、
必要な磁界を加えられた抗酸化物質を含有するセラミッ
ク中をも通過し、これに接触することになる。
【0055】また、上記の如く、水は各組の永久磁石の
磁束をほぼ直角に近い状態で横切るように流れ、そして
これを何回も繰り返すことになり、前記従来技術に関し
て述べたように、E=B・V・l・sinθの基本原理
により水質改善が図られ、pHが上昇し、酸化還元電位
が低下し、防錆効果が高まる。また、燃料油の場合は改
質効果がある。
磁束をほぼ直角に近い状態で横切るように流れ、そして
これを何回も繰り返すことになり、前記従来技術に関し
て述べたように、E=B・V・l・sinθの基本原理
により水質改善が図られ、pHが上昇し、酸化還元電位
が低下し、防錆効果が高まる。また、燃料油の場合は改
質効果がある。
【0056】また、永久磁石の各組の間に積層された抗
酸化物質を含有するセラミック中を通過すると、水の場
合は給水管等の防錆処理効果、燃料油の場合は燃焼効率
の向上及びNOX の減少効果、また水耕栽培の場合は植
物の生長促進効果がある。
酸化物質を含有するセラミック中を通過すると、水の場
合は給水管等の防錆処理効果、燃料油の場合は燃焼効率
の向上及びNOX の減少効果、また水耕栽培の場合は植
物の生長促進効果がある。
【0057】そして更に、抗酸化物質を含有するセラミ
ックを磁界中に積層することにより、磁界の影響によっ
てこのセラミックの効率向上が図られ、より少量のセラ
ミックの使用でも効果を大きくすることができる。
ックを磁界中に積層することにより、磁界の影響によっ
てこのセラミックの効率向上が図られ、より少量のセラ
ミックの使用でも効果を大きくすることができる。
【0058】このように、本発明によれば、磁気作用に
よる処理効果、抗酸化物質を含有するセラミックによる
処理効果、更に抗酸化物質を含有するセラミックに磁界
を加えることによる該抗酸化物質の効率向上による効果
拡大効果とにより、効率よく液体の改質を図ることがで
きるものである。
よる処理効果、抗酸化物質を含有するセラミックによる
処理効果、更に抗酸化物質を含有するセラミックに磁界
を加えることによる該抗酸化物質の効率向上による効果
拡大効果とにより、効率よく液体の改質を図ることがで
きるものである。
【0059】また、上記の作用効果は次の基本原理によ
ると考えられる。即ち、一般に酵素(酵素の本質はタン
パク質である。)は生体の触媒と言われるように触媒作
用があり、またその反応速度は無機物の触媒とは比較に
ならない程早い。したがって、抗酸化物質を含有するセ
ラミックもこれら抗酸化タンパク質の種類が多種含ま
れ、これらの触媒作用により活性酸素(フリーラジカ
ル)が生体の場合は消却される。無機物の場合でも抗酸
化タンパク質などの種類毎に夫々の触媒作用の役割があ
り、金属イオンの捕獲やラジカルの電子捕獲などが触媒
作用として認められている。
ると考えられる。即ち、一般に酵素(酵素の本質はタン
パク質である。)は生体の触媒と言われるように触媒作
用があり、またその反応速度は無機物の触媒とは比較に
ならない程早い。したがって、抗酸化物質を含有するセ
ラミックもこれら抗酸化タンパク質の種類が多種含ま
れ、これらの触媒作用により活性酸素(フリーラジカ
ル)が生体の場合は消却される。無機物の場合でも抗酸
化タンパク質などの種類毎に夫々の触媒作用の役割があ
り、金属イオンの捕獲やラジカルの電子捕獲などが触媒
作用として認められている。
【0060】したがって、これらの触媒作用が本発明の
液体の磁気処理方法に加え、液体の抗酸化作用としての
効果が発揮される。更に立体構造の有機物で抗酸化タン
パク質や他の抗酸化物質は熱反応、光反応などにより反
応が生ずると同様に磁界中でも抗酸化物質の触媒作用が
促進されると思われ、この作用が更に本発明の液体の磁
気処理方法の特徴でもある。また、前記の如く磁界中で
も抗酸化物質の触媒作用が促進されることが水の防錆処
理効果や水耕栽培の植物生長のための水質変化や、燃料
油の改質の反応促進のための必要エネルギーの低下をも
たらすと考えられる。
液体の磁気処理方法に加え、液体の抗酸化作用としての
効果が発揮される。更に立体構造の有機物で抗酸化タン
パク質や他の抗酸化物質は熱反応、光反応などにより反
応が生ずると同様に磁界中でも抗酸化物質の触媒作用が
促進されると思われ、この作用が更に本発明の液体の磁
気処理方法の特徴でもある。また、前記の如く磁界中で
も抗酸化物質の触媒作用が促進されることが水の防錆処
理効果や水耕栽培の植物生長のための水質変化や、燃料
油の改質の反応促進のための必要エネルギーの低下をも
たらすと考えられる。
【0061】また、本実施形態では、永久磁石としてフ
ェライト磁石を使用しているが、他の永久磁石を用いて
もよい。
ェライト磁石を使用しているが、他の永久磁石を用いて
もよい。
【0062】また、処理する液体が多量の場合は、ハウ
ジング1を大きくし、内部に複数のケーシング4を収容
するようにしてもよい。また、後述する如く循環装置に
よって流速を増し、流量を増すようにしてもよい。
ジング1を大きくし、内部に複数のケーシング4を収容
するようにしてもよい。また、後述する如く循環装置に
よって流速を増し、流量を増すようにしてもよい。
【0063】次に、図4及び図5に示す本発明の実施に
用いる処理装置の第2実施形態について説明する。
用いる処理装置の第2実施形態について説明する。
【0064】本実施形態と前記第1実施形態とは、永久
磁石の配置の点において相違するものである。即ち、前
記第1実施形態では永久磁石を2個一組として、これを
所定の間隔で固定しているが、本実施形態では永久磁石
を一個宛所定の間隔で固定している点である。そしてま
た、夫々の永久磁石は対向する磁極面の磁極が異極とな
るようにしている。
磁石の配置の点において相違するものである。即ち、前
記第1実施形態では永久磁石を2個一組として、これを
所定の間隔で固定しているが、本実施形態では永久磁石
を一個宛所定の間隔で固定している点である。そしてま
た、夫々の永久磁石は対向する磁極面の磁極が異極とな
るようにしている。
【0065】また、それ以外の構成並びに作用は前記第
1実施形態と同様であるので、同一の部材には同一の符
号を付して詳細な説明は省略する。
1実施形態と同様であるので、同一の部材には同一の符
号を付して詳細な説明は省略する。
【0066】また、図6には上記第1実施形態又は第2
実施形態の処理装置に循環装置を組み合わせ、水を循環
させて処理する装置の一例を示している。
実施形態の処理装置に循環装置を組み合わせ、水を循環
させて処理する装置の一例を示している。
【0067】図6において11は前記第1実施形態と同
様の磁気処理装置、12は循環ポンプ、13は量水器、
14は水槽、15は水槽14に接続した給排水用のパイ
プ、16は磁気処理装置11と循環ポンプ12とを結ぶ
パイプ、17は循環ポンプ12と量水器13とを結ぶパ
イプ、18、19は量水器13と水槽14とを結ぶパイ
プ、20、21、22は水槽14と磁気処理装置11と
を結ぶパイプである。
様の磁気処理装置、12は循環ポンプ、13は量水器、
14は水槽、15は水槽14に接続した給排水用のパイ
プ、16は磁気処理装置11と循環ポンプ12とを結ぶ
パイプ、17は循環ポンプ12と量水器13とを結ぶパ
イプ、18、19は量水器13と水槽14とを結ぶパイ
プ、20、21、22は水槽14と磁気処理装置11と
を結ぶパイプである。
【0068】而して、この場合には循環ポンプ12によ
って水槽14内の水を循環させ、繰り返して磁気処理装
置11内を通過させて処理するものである。
って水槽14内の水を循環させ、繰り返して磁気処理装
置11内を通過させて処理するものである。
【0069】次に、図7に示した本発明の実施に用いる
処理装置の第3実施形態について説明する。
処理装置の第3実施形態について説明する。
【0070】本実施形態はハウジング内に収容するケー
シング内に永久磁石を内蔵した処理装置と、ハウジング
内に収容するケーシング内に抗酸化物質を含有するセラ
ミックを積層した処理装置とを別に設け、これらをパイ
プで接続して液体が順次永久磁石による磁界と積層され
た抗酸化物質を含有するセラミック中を通過するように
なしたものである。
シング内に永久磁石を内蔵した処理装置と、ハウジング
内に収容するケーシング内に抗酸化物質を含有するセラ
ミックを積層した処理装置とを別に設け、これらをパイ
プで接続して液体が順次永久磁石による磁界と積層され
た抗酸化物質を含有するセラミック中を通過するように
なしたものである。
【0071】図7中、23はハウジングであり、一端側
に給水口24を、また他端側に排水口25を設けてい
る。尚、該ハウジング23の構成は前記第1実施形態と
同様でよい。26はケーシングであり、これも前記第1
実施形態と同様でよい。また、27、27・・・はケー
シング26内に固定する永久磁石であり、対向する磁極
面が同極となるようにして比較的狭い間隔で所定数固定
している。
に給水口24を、また他端側に排水口25を設けてい
る。尚、該ハウジング23の構成は前記第1実施形態と
同様でよい。26はケーシングであり、これも前記第1
実施形態と同様でよい。また、27、27・・・はケー
シング26内に固定する永久磁石であり、対向する磁極
面が同極となるようにして比較的狭い間隔で所定数固定
している。
【0072】28は軸、29、30は夫々通水口29
a、30aを有する通水板、31、32は軸28を通水
板29、30に固定するナットである。
a、30aを有する通水板、31、32は軸28を通水
板29、30に固定するナットである。
【0073】33はハウジングであり、一端側に給水口
34を、また他端側に排水口35を設けている。36は
ケーシングである。37は該ケーシング36内に積層し
た抗酸化物質を含有するセラミックである。38、39
は前記磁気処理装置のハウジング23とハウジング33
とを結ぶパイプである。また、本実施形態ではケーシン
グ内に抗酸化物質を含有するセラミックを積層した処理
装置を2台用いたものを示しているが、どちらか1台の
みとしてもよい。
34を、また他端側に排水口35を設けている。36は
ケーシングである。37は該ケーシング36内に積層し
た抗酸化物質を含有するセラミックである。38、39
は前記磁気処理装置のハウジング23とハウジング33
とを結ぶパイプである。また、本実施形態ではケーシン
グ内に抗酸化物質を含有するセラミックを積層した処理
装置を2台用いたものを示しているが、どちらか1台の
みとしてもよい。
【0074】而して、本実施形態の場合には、液体は、
先ず抗酸化物質を含有するセラミックによる処理の後に
磁気によって処理され、最後に再び抗酸化物質を含有す
るセラミックによって処理されるものである。
先ず抗酸化物質を含有するセラミックによる処理の後に
磁気によって処理され、最後に再び抗酸化物質を含有す
るセラミックによって処理されるものである。
【0075】また、本実施形態において効果を効率よく
高めるためには、磁気による処理装置を流れるときの液
体の流速は可能な限り高い方がよく、またセラミックに
よる処理装置を流れるときは流速は可能な限り低い方が
よい。また、したがって、所望の流速になるように抗酸
化物質を含有するセラミック用ハウジングの口径とセラ
ミックの量及び磁気処理装置の口径と磁石の径等を加減
する必要がある。
高めるためには、磁気による処理装置を流れるときの液
体の流速は可能な限り高い方がよく、またセラミックに
よる処理装置を流れるときは流速は可能な限り低い方が
よい。また、したがって、所望の流速になるように抗酸
化物質を含有するセラミック用ハウジングの口径とセラ
ミックの量及び磁気処理装置の口径と磁石の径等を加減
する必要がある。
【0076】また、本実施形態の場合にも、図8に示す
如く循環装置によって時には流速を高めて循環し、時に
は循環を停止し、所定時間内に所定の流量が流れるよう
にすれば磁気による処理と抗酸化物質を含有するセラミ
ックによる処理の両者の特徴を一層活かすことができ
る。
如く循環装置によって時には流速を高めて循環し、時に
は循環を停止し、所定時間内に所定の流量が流れるよう
にすれば磁気による処理と抗酸化物質を含有するセラミ
ックによる処理の両者の特徴を一層活かすことができ
る。
【0077】尚、図8中、40は磁気処理装置、、4
1、41はセラミックによる処理装置、42は循環ポン
プ、43は量水器、44は水槽、45、46、47、4
8、49、50、51は各装置を接続するパイプであ
る。52は水槽44に接続した給排水用パイプである。
1、41はセラミックによる処理装置、42は循環ポン
プ、43は量水器、44は水槽、45、46、47、4
8、49、50、51は各装置を接続するパイプであ
る。52は水槽44に接続した給排水用パイプである。
【0078】次に、本発明の実験例を示す。表1は夫々
の項目の処理水毎に原水との比較で腐食電流を測定した
ものである。
の項目の処理水毎に原水との比較で腐食電流を測定した
ものである。
【0079】
【表1】
【0080】測定方法は、例えば磁気処理のみの処理水
の場合は、供給の原水と磁気処理のみの処理水を夫々1
リットル容量のビーカーに受け、長さの異なる2本の鉄
線を電極とし、ビーカー内に吊り下げて鉄線間に生ずる
腐食電流を測定した。この場合、原水に5分間、処理水
に5分間毎に交互に同一電極を夫々ビーカー内に吊り下
げ、各々20回測定し、その平均値を求め、下記の式に
より効果の程度を判定した。
の場合は、供給の原水と磁気処理のみの処理水を夫々1
リットル容量のビーカーに受け、長さの異なる2本の鉄
線を電極とし、ビーカー内に吊り下げて鉄線間に生ずる
腐食電流を測定した。この場合、原水に5分間、処理水
に5分間毎に交互に同一電極を夫々ビーカー内に吊り下
げ、各々20回測定し、その平均値を求め、下記の式に
より効果の程度を判定した。
【0081】
【数3】
【0082】各項目毎の処理水も同様な方法で且つ同一
電極を使用し、各項目毎の効果の比較を行なった。表1
はその結果の一部である。尚、セラミックの投入量はい
ずれの項目も等量である。
電極を使用し、各項目毎の効果の比較を行なった。表1
はその結果の一部である。尚、セラミックの投入量はい
ずれの項目も等量である。
【0083】また、表1におけるNo.1は、流速を更
に増せば更に効果が増し、またNo.2はケーシング内
の流速を落とすか、セラミックの量を増せば更に効果が
増す。また、No.3は上記No.1、No.2と同じ
条件とすれば更に効果が増す。また、No.4及びN
o.5はケーシング内の全長を増し、更に磁石及びセラ
ミックの数を増せば更に良い結果になる。また、No.
1〜No.5は循環装置により液体を循環させれば更に
良い結果になる。
に増せば更に効果が増し、またNo.2はケーシング内
の流速を落とすか、セラミックの量を増せば更に効果が
増す。また、No.3は上記No.1、No.2と同じ
条件とすれば更に効果が増す。また、No.4及びN
o.5はケーシング内の全長を増し、更に磁石及びセラ
ミックの数を増せば更に良い結果になる。また、No.
1〜No.5は循環装置により液体を循環させれば更に
良い結果になる。
【0084】また、下記の表2は、静水状態での抗酸化
物質を含有するセラミックのみと、同量の抗酸化物質を
含有するセラミックを、2個の環状の永久磁石を使用
し、異極同士を平行に対面せしめ、この間に上記セラミ
ックを挟んだ状態で夫々水1リットルを収容するビーカ
ーに投入し、夫々のビーカー内の酸化還元電位を測定
し、抗酸化物質を含有するセラミックのみの効果と、こ
れに磁界を加えた場合の効果を確認したものの一部であ
る。尚、夫々のビーカー内のセラミックは等量である。
物質を含有するセラミックのみと、同量の抗酸化物質を
含有するセラミックを、2個の環状の永久磁石を使用
し、異極同士を平行に対面せしめ、この間に上記セラミ
ックを挟んだ状態で夫々水1リットルを収容するビーカ
ーに投入し、夫々のビーカー内の酸化還元電位を測定
し、抗酸化物質を含有するセラミックのみの効果と、こ
れに磁界を加えた場合の効果を確認したものの一部であ
る。尚、夫々のビーカー内のセラミックは等量である。
【0085】
【表2】
【0086】
【発明の効果】本発明方法及び装置によれば、磁気作用
による処理効果と、抗酸化物質を含有するセラミックに
よる処理効果と、更に抗酸化物質を含有するセラミック
に磁界を加えることによる該抗酸化物質の効率向上によ
る効果拡大効果により、効率よく液体の改質を図ること
ができるものである。
による処理効果と、抗酸化物質を含有するセラミックに
よる処理効果と、更に抗酸化物質を含有するセラミック
に磁界を加えることによる該抗酸化物質の効率向上によ
る効果拡大効果により、効率よく液体の改質を図ること
ができるものである。
【0087】そして、本発明は一般家庭における給水
等、燃料油、水耕栽培用の水といった広範囲の分野にわ
たって実施することができるものである。
等、燃料油、水耕栽培用の水といった広範囲の分野にわ
たって実施することができるものである。
【図1】本発明方法に用いる装置の第1実施形態におけ
るハウジングの一部切欠して示した正面図である。
るハウジングの一部切欠して示した正面図である。
【図2】図1に示した第1実施形態におけるケーシング
の中央縦断正面図である。
の中央縦断正面図である。
【図3】図1に示した第1実施形態の側面図である。
【図4】本発明方法に用いる装置の第2実施形態におけ
るケーシングの中央縦断正面図である。
るケーシングの中央縦断正面図である。
【図5】図4に示した実施形態の側面図である。
【図6】第1、第2実施形態に循環装置を組み合わせた
場合の説明図である。
場合の説明図である。
【図7】本発明方法に用いる装置の第3実施形態の説明
図である。
図である。
【図8】図7に示した実施形態に循環装置を組み合わせ
た場合の説明図である。
た場合の説明図である。
【図9】従来の磁気処理装置の第1例を示す説明図であ
る。
る。
【図10】従来の磁気処理装置の第2例を示す説明図で
ある。
ある。
【図11】従来の磁気処理装置の第3例を示す説明図で
ある。
ある。
【図12】図11に示した例の側面側から見た断面図で
ある。
ある。
【図13】従来のセラミックによる処理装置の説明図で
ある。
ある。
【図14】図13に示した装置の側面図である。
【図15】従来の磁気処理とセラミックによる処理を併
用した装置の正面図である。
用した装置の正面図である。
【図16】図15に示した装置の平面図である。
【図17】従来の磁気処理とセラミックによる処理を併
用した装置の他の例の一部切欠正面図である。
用した装置の他の例の一部切欠正面図である。
【図18】図17に示した装置の中央縦断側面図であ
る。
る。
1 ハウジング 2 給水口 3 排水口 4 ケーシング 5 永久磁石 6 軸 7 抗酸化物質を含有するセラミック 8、9 通水板 10、10 ナット 11 磁気処理装置 12 循環ポンプ 23 ハウジング 24 給水口 25 排水口 26 ケーシング 27 永久磁石 28 軸 29、30 通水板 31、32 ナット 33 ハウジング 34 給水口 35 排水口 36 ケーシング 37 抗酸化物質を含有するセラミック 38、39 パイプ
Claims (7)
- 【請求項1】 液体を、永久磁石による磁界と積層され
た抗酸化物質を含有するセラミックを内蔵する容器内に
通過させることを特徴とする磁石とセラミックを併用し
た液体の改質処理方法。 - 【請求項2】 ハウジング内に収容するケーシング内
に、永久磁石を複数一組として所要の間隔で所要の組数
配置し、各一組は対向する磁極面の磁極を同極となすと
共に相互の間隔を僅かな間隔となし、また隣同士の組の
相互間隔はこの間に積層する抗酸化物質を含有するセラ
ミックに必要な磁界の強さが及ぶ適宜の間隔となすと共
に隣同士の組の対向する磁極面の磁極を異極となし、更
に異極が対面する各組間の間隙内に抗酸化物質を含有す
るセラミックを積層し、ケーシング内に液体を通すよう
になした液体の改質処理装置。 - 【請求項3】 ケーシング内に通す液体を循環させるよ
うになした請求項2記載の液体の改質処理装置。 - 【請求項4】 ハウジング内に収容するケーシング内
に、永久磁石を磁極面が平行になるようにして所要の間
隔で所要数配置すると共に、対向する磁極面の磁極が異
極となるようになし、更に永久磁石間の間隙に抗酸化物
質を含有するセラミックを積層し、ケーシング内に液体
を通すようになした液体の改質処理装置。 - 【請求項5】 ケーシング内に通す液体を循環させるよ
うになした請求項4記載の液体の改質処理装置。 - 【請求項6】 ハウジング内に収容するケーシング内に
永久磁石を内蔵した処理装置と、ハウジング内に収容す
るケーシング内に抗酸化物質を含有するセラミックを積
層した処理装置とを設け、これらを接続して液体が順次
永久磁石による磁界と抗酸化物質を含有するセラミック
中を通過するようになした液体の改質処理装置。 - 【請求項7】 液体を循環させるようになした請求項6
記載の液体の改質処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10037980A JPH11221572A (ja) | 1998-02-05 | 1998-02-05 | 磁石とセラミックを併用した液体の改質処理方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10037980A JPH11221572A (ja) | 1998-02-05 | 1998-02-05 | 磁石とセラミックを併用した液体の改質処理方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11221572A true JPH11221572A (ja) | 1999-08-17 |
Family
ID=12512727
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10037980A Pending JPH11221572A (ja) | 1998-02-05 | 1998-02-05 | 磁石とセラミックを併用した液体の改質処理方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11221572A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003074424A (ja) * | 2001-09-04 | 2003-03-12 | Plan Tec Co Ltd | 熱機関用燃料活性化装置 |
WO2006004329A1 (en) * | 2004-07-06 | 2006-01-12 | Byung Kul Lee | Water purifier |
KR100790340B1 (ko) | 2007-03-13 | 2008-01-03 | 주식회사 파이랜드 | 자화수기. |
JP2008202832A (ja) * | 2007-02-19 | 2008-09-04 | Takaaki Takebayashi | 粘性降下装置、粘性降下システム、及び流動体供給システム |
JP2009220037A (ja) * | 2008-03-17 | 2009-10-01 | Soiru Ecology:Kk | 還元装置及び同装置を用いた磁気水製造方法 |
-
1998
- 1998-02-05 JP JP10037980A patent/JPH11221572A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003074424A (ja) * | 2001-09-04 | 2003-03-12 | Plan Tec Co Ltd | 熱機関用燃料活性化装置 |
WO2006004329A1 (en) * | 2004-07-06 | 2006-01-12 | Byung Kul Lee | Water purifier |
EP1768932A1 (en) * | 2004-07-06 | 2007-04-04 | Byung Kul Lee | Water purifier |
EP1768932A4 (en) * | 2004-07-06 | 2009-09-02 | Byung Kul Lee | WATER PURIFIER |
US7658845B2 (en) | 2004-07-06 | 2010-02-09 | Byung Kul Lee | Functional water purifier |
JP2008202832A (ja) * | 2007-02-19 | 2008-09-04 | Takaaki Takebayashi | 粘性降下装置、粘性降下システム、及び流動体供給システム |
KR100790340B1 (ko) | 2007-03-13 | 2008-01-03 | 주식회사 파이랜드 | 자화수기. |
JP2009220037A (ja) * | 2008-03-17 | 2009-10-01 | Soiru Ecology:Kk | 還元装置及び同装置を用いた磁気水製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Zieliński et al. | Influence of static magnetic field on sludge properties | |
KR101268031B1 (ko) | 유체 처리 방법 및 장치 | |
US5356534A (en) | Magnetic-field amplifier | |
US4157963A (en) | Magnetic device for treatment of calcareous liquids | |
EP0448640A4 (en) | Device for magnetically treating a fluid | |
US6652733B2 (en) | Method of operating a reactor for removing impurities by electrochemical means | |
TW476735B (en) | Device for treating a fluid with ultra-high magnetic force | |
JPH11221572A (ja) | 磁石とセラミックを併用した液体の改質処理方法及びその装置 | |
US20140263015A1 (en) | Apparatus and method for magnetically treating fluids | |
JP2007069192A (ja) | 水の磁気処理装置 | |
CN112742320B (zh) | 改变极性液体的性质的方法和系统 | |
KR910011283A (ko) | 원생생물의 성장 억제 방법 및 장치 | |
WO1997005065A1 (fr) | Dispositif de traitement a huile et eau | |
JP3193903B2 (ja) | 流体の磁気処理装置 | |
Rotariu et al. | An immunomagnetic separator for concentration of pathogenic micro-organisms from large volume samples | |
Kabir et al. | Excess activated sludge reduction by using electromagnets and ferrite particles | |
CN113636629B (zh) | 一种水处理装置及方法 | |
SU597645A1 (ru) | Аппарат дл магнитной обработки жидкостей | |
CA2030242A1 (en) | Apparatus and method for applying information energy to a substrate | |
TWM572368U (zh) | 流體磁化器 | |
RU3602U1 (ru) | Аппарат для магнитной обработки жидкостей | |
RU2002705C1 (ru) | Магнитный активатор дл обработки жидкостей | |
Chen et al. | Behavior of electro-osmotic dewatering of biological sludge with salinity | |
TWI666171B (zh) | 流體磁化器 | |
ATE203927T1 (de) | Vorrichtung zur magnetischen behandlung von fluiden |